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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「便利屋斎藤さん、異世界に行く」 6→6

 また最終回感想で満足して総評残し忘れるところだった。まぁ、履歴は残ってるんだから別に構わないんですけどね。

 というわけで、毎週楽しかったので当然こういう評価になります。きちんと1話目で持った期待に応えてくれるだけの放送を続けてくれていたし、いい意味で予想を裏切られる部分もしっかりあって、1話たりとも油断することなく観ることを強いられるというのは幸せな体験でした。こうも本数が増えると本当に義務的にアニメを見るようになってしまい、世に溢れる「倍速で視聴する勢」なんて連中の気持ちもどこかわかってしまう気もするが(やったことはないよ)、こういう作品ばかりなら、そうしてなおざりな視聴ではダメだからね、という戒めを肌に伝えてくれるので本当に助かりますね。

 よかった点はもう毎回書いているので別にいいと思うのだが、常にどこかで予想を裏切ってやろうとするヒネたシナリオラインがまず良いですよね。改めて全体像を思い出してみればその筋立ての多くはやっぱりなろう的な「ファンタジー世界のお約束」からはみ出さないものが多かったはずなのに、要所でちょっとした「ズラし」みたいなものを混ぜ込んで「あれ? そっち行くの!?」と驚かせてくれる。もちろん、その前提としてファンタジー世界の基盤の確かさみたいなものも保証されているのが重要で、最終話で初めて気づいたんだけど、どうやらこの世界って斎藤と言語が通じている代わりに、斎藤が「英語」と認識してる言葉は通じてないみたいなのよね。斎藤はカタカナ語を口にした時「あ、違う」って別な言葉を選んでたのはそういう意味だよね。もしかしたら1話目からずっと、こっちの世界の人間はいわゆる英語由来の言葉を使ってない、なんて制限があったりする? だとしたら面白いなぁ(確かめてないので見当違いかもしれんが)。

 最初から続く「ショートストーリー仕立て」の切れ目の細かさも、目先をサクサク変えて常に新鮮な感覚を提供するのに一役買ってくれている。後半になってから気づいたのだが、後の方の話はサブタイが出てくる回数も減ってるし、サブタイであんまりお話が区切られてない場合も多いのよ。それでも、あのゆるいフォントのサブタイがひょこっと出てくるだけで「ここまでやってた重たいお話は一旦リセットね」みたいな不思議な「暗黙の了解」が得られてる気になるのよ。あとはテンポを調整して「あくまでギャグでやってますからね〜」っていうユルい雰囲気を維持する意味もあったかな。ちゃんと細部まで考えて12話の構成ができているのだ。

 制作のC2Cはそこまで強力なイメージがあったスタジオではないのだが、「魔女の旅々」でも突如覚醒したような謎の神作画を繰り出したりしてたし、視聴者の度肝を抜いて見せつけるのが好きなのかもしれません。毎回神作品なんてのは土台無理な話なのだから、こうしてピンポイントで面白い仕事を見せてくれるスタジオってのはそれはそれで良いんじゃないかしら。

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