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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  豚はおだてれば木に登るが、銀河美少年は調子に乗ると空を飛べる第19話。「やれそうなこの感じは、やれるってことだよな!」っていうのは、この作品のアホ理念を全て表している名台詞だと思います。大切なのはノリだよ。

 前回まででケイトさん株がストップ高だったので、メインヒロインの矜持を胸に、今回はワコメインのデート回。とはいえ、この作品の焦点は三角関係なので、もう20話を回ろうっていうタイミングなのに相変わらず男2・女1のドリカム体勢です。この3人でつるむことに一切の疑問を感じない野郎2人にも問題がある気がするけど、常に二股状態で連れ回して悪びれないワコのメンタリティも問題があるかもしれません。これでギリギリ嫌らしさが出てないあたりは、これまで丁寧にスガタとの関係性、タクトとの関係性を積み重ねてきた蓄積があるとは思うんだけどね。

 ただ、二等辺な三角関係に見えてはいるものの、今回のエピソードではそのスタンスにやや偏りがあったように見える。例えばワコの誕生日と言いながらもプレゼントを用意したのはタクト1人で、提供された「スガタの」プレゼントもタクトの気遣いによるもの。アホコンビに身体を乗っ取られた後にも、偶然とはいえ、スガタはケイトににじり寄り、ワコに絡んだのはタクトの方。

 スガタは「これまで」を象徴する、ワコの過去、タクトは「これから」を象徴する、ワコの未来の暗示という風にも見えるシーンがいくつかある。例えば、送られたプレゼントを見ると、スガタ名義の贈り物は「これまで」ワコをずっと守ってきたナイフであり、王の柱を巡る一騒動でタクトが現れ、スガタには不必要になった過去の遺物。それに対し、タクトの提供した懐中時計も過去の想い出でこそあるが、未だ時を刻み続け、未来を指向する意図が感じられる。「守られてきたこれまでの時代に決別し、すすみゆく未来を共に行くパートナーを選択する」となれば、タクトの方を本命と見るのが妥当な気がする。夕暮れの海辺を歩くシーンでも、最初はワコ→スガタ→タクトの順番で歩いていたが、タクトが駆けだしてワコを抜き去り、前から手を引いて彼女の行く道(ケーキを食べる)を提供するという場面がある。どれもこれも、それとなく「タクトと共に進む新しい未来」を暗示させるようではないか。現時点での配置からすると、ゴールはタクト×ワコ、スガタ×ケイトで鉄板な気がするね。ん? スガタ×ヘッド? ……いや、うちはそういうのやってないんで。

 まだまだ色々と夢想出来て飽きさせない今作だが、今回のエピソードの目的の1つ(であろう)「ワコのイメージアップ」はつつがなく進行中。四方の巫女はどれもこれも魅力的なキャラが多くて、彼女達が活躍する間はワコが完全にギャグ要員、驚き要員、解説要員になってしまうという苦しい展開が続いていたが、ようやく残りの巫女が2人になり、ワコにもターンが回ってきた。普段通りのギャグメインのふざけたテンションを維持しつつも、綺羅星に攻められた時には他の巫女には無かった芯の強さでしっかりと悪をくじく強さを見せる。躊躇無くタクトの首筋にナイフを突き立てるシーンは引き込まれるものがあった(あのシーンを「タクトが迫ってきたところをスガタの化身であるところのナイフが守った」という風に解釈すると、スガタエンドも無視できないんだけどね)。今回彼女のテーマソングの音楽有りバージョンが披露されたわけだが、ロックテイストの派手目のメロディに乗せられても、思いの外、曲が映える。やっぱり早見沙織は歌が上手いし、一連の巫女ソングは作り手側も上手い。

 そうそう、今回はちゃんとバトルもメリハリが効いてて面白かったですね。アホコンビの片割れ、ニードルスターは第1フェーズもサイバディも「針」になぞらえた攻撃を仕掛けてきたわけだが、冷静に考えるとあんまり繋がってなくて単なる節操なしに見えるな。そもそも第1フェーズの時点で透視能力とコントロール奪取の全然違う2つの能力を持っているのがずるい。一応個人で持てる第1フェーズの能力は数に制限が無いらしいけどね(ミズノも、動物と話す能力に加えてマリノの生成を行っていた)。

 そしてサイバディ戦闘では、今回変形ギミックに重きを置いた空中戦へ。もう多少の変形くらいは驚きゃしませんよ。「なんか変形後はハンブラビみてぇだな」とは思ったけど。そして、モビルアーマー形態に変形できるマシンの利点は、普通に考えたら人型オンリーのマシンよりも機動性に優れることだと思うのだが、そんな常識はタウバーンには通用しない。気合いで飛行ブースターを起動させてしまったタウバーンは、信じられない効率の空中制動を実現し、なおかつトップスピードでもモビルアーマー形態に勝ってしまうというチートっぷり。もう、ほんとひどい。最終的に「タウ・ミサイル」でとどめだからタクト自身はそれ以上の速度で飛んでるわけだしな。ニードルスターさん、いいとこ無しですわ。あ、違う、登場シーンは相変わらず爆笑もんだった。寮長さんの突っ込みが的確すぎて言葉も無い。

 今回も馬鹿馬鹿しくて良い内容でした……と締めようと思ったのだが、そういや前回のケイトとスガタの夜伽の続報が来てないじゃないか! なんで何事も無かったかのようにスルーだよ?! ちゃんと何をどうしたのか報告してくれないと困るなぁ。今回肉体乗っ取りなんて分かりやすいスキルも登場したし、ますます薄い本が熱くなるな。

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