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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 合宿編つづくんかいワレ! 第18話。もー、普段と違う舞台でますます歯止めが効かなくなるというのに……いや、でもさ、テニス部&チア部しかこないから結局まいら&ことこ先輩が不在なわけじゃん。贔屓目に見積もってもカオス度合いは削がれて、

 

だと思ったのに、全くそんなことはなくてな……。新キャラ追加でシンドイーネさんが出張してきてるのがびっくりだよ。モフルンもいたけど。

 もう、ツッコミ入れるのも限界なのでほとんど全ての要素が右から左に流れ去ってしまうのだが、つくづく思うのは、演出って呼吸なんだな、ということ。今作の場合、とにかく不条理を積み重ねて独特の異次元を生み出していくわけなんだけど、そんな不条理のラッシュに拍車をかけているのは、ネタ回しの中身そのものよりもリズム感というか、「呼吸」なのだと思う。

 桜井ワールド的早回しで我々の脳がぐちゃぐちゃになるのはもちろんなんだけど、緩急のつけ方までもが本当に不条理で、急ブレーキをかけられると慣性でそのまま吹っ飛んでしまうのだ。以前も「絶対にこのカット入れる必要ないやろ!」みたいな無駄カットを贅沢に挟むことの不条理を訴えたが、今回そうした緩急が痛感できたのは、ババアがそこらじゅうに出没して「岬に行ってはいけないよ」を連呼するホラーシーン。ここで初めてババアが登場するのが男子テニス部なのだが、朝陽が渾身の力を込めてショットを叩きつけるカットが、それまでのマシンガンと打って変わってスローモーションで描かれるのである。普通のテニスアニメ(スポ根アニメ)ならこれは試合を決定づけるシーンで使われるべき演出であろうが、今回の場合、単に先輩と練習してる一打なので別に意味はない。そんな無意味なショットに思い切り含みを持たせて引っ張り、さらに、先輩の驚愕の視線があさっての方向に向かっていることがわかるカットに切り替わる。そしてその視線の先にズームアウトすると、審判台の上のババアに行き着くのである。この一連のカット割り、本当に意味がねぇんだ。しかし、ここまでぽんぽんと刻んできたギャグに突然ブレーキをかけて、そこにホラーテイストを混ぜ込んだババアの存在感を植え付けるためには(無駄と言えるくらいに)効果的。さらにここから女子テニス部でもババアは同じように現れて同じセリフを繰り返し、ただでさえ冒頭で「今回のサブタイトル、おかしくない?」という違和感が頭に残っていたところを刺激する(ほんで、ババアが返したボールは当然キャッチしない)。そうして、問答無用でホラーっぽさを引き上げていくのである。不協和音というのはわかりやすい「不安」の現れだが、こうしてリズムを強引に揺さぶり、呼吸を合わせてこないことによる「不安」の演出ってのは、ただ漠然とやろうと思ってできるものではないだろう。

 まぁ、ここまで必死に演出論みたいなことを言っておきながら、結局やることはいつも通りの夢シンクロなわけだが……。ときわちゃんがどんどん余計な要素を開花させて「こいつも結局やばいやつやんけ……」という蓄積を確実にこなしている。これ、真っ向からことこ先輩にぶつけたら先輩の純粋理論が勝つのか、ときわちゃんの野生&フィジカルが勝つのかが気になるところだ。まぁ、少なくともゆめちゃんが太刀打ちできないのは間違いないだろう。プチトマトの相手させられた翌週にお化けとの対面……つくづく充実した夏休みである。

 今回のお化け騒動は、本当に単なる「そういう事態」が岬に根付いていただけなのだろうか。それとも、こうした不思議のタネはブラックスキーマありきで発生しているのだろうか。ゆに様が完全に被害者側だったので今回の一件に悪意の入る余地はなさそうだが、前回のプチトマトマン具現化がなんらかの「異界との接続」であるなら、こうして「実態化した幽霊」とのコミュニケーションが発生したことだって、何か関係がある可能性は残る。夢シンクロのたびにきちんと個々の事象の経験値をストックしといた方がいい気がするのだが……みゅーもゆめちゃんもそういう予防策を張るタイプの主人公じゃないからなぁ……。

 

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 オンラインイベントって何するんやろ……第17話。めっちゃ気になるけど、おっさん一人で登録していいものなのかさっぱり分からないので当然スルーしました。「みゅーちゃんと遊ぼう」とか書かれてるんだけど、もしかしてzoomを通じてみゅーちゃん(の中の人)とコミュニケーションが取れたりする企画だったんだろうか。だとしたらヤベェ(ヤベェ)。

 さておき、普段から頭がおかしいアニメなので、ストレートに頭のおかしいネタを正面からやればかえって普通に見える……わけがない。やっぱり単なる頭のおかしい話であった。今回のコンテは大地丙太郎だよ。ほんと、この人らは……。しかし、こうして幼児向け(?)アニメで食べ物の好き嫌いを扱う場合ってどういう対応が正解なのだろう。今回やたら思い出されたのは「鳥人戦隊ジェットマン」の「トマト畑の大魔王」なんだが、こうしてストレートに「嫌いなんだ!」っていうのを訴えた上で、その嫌いな部分をクローズアップしてしまうと、アニメを見ているお子さんたちに悪影響が出るとかでクレームが来ないもんだろうか。いや、そんなんで目くじら立てる保護者もどうかと思うが、今の時代だったらあってもおかしくない気がする……。そしてまぁ、ゆめちゃんはトマトが嫌いな理由を懇切丁寧に説明してくれるし、クリーチャーのごときデロデロ具合とか、それこそ「トマトが好きな人でも嫌いになっちゃう!」みたいなトラウマ描写が混じってたのが怖いよ。良い子のみんな、好き嫌いしちゃダメだぞ。

 今回もとにかくなんでもありのツッコミ不在。個人的には「ゆめちゃんはなんで部屋のカーテン全開で寝てんだろ」っていうのが一番不思議ではあるのだが、まぁ、きっといっぺんお母さんが起こしに来てカーテン開けてったんだろうね(ベッド脇の小窓のカーテンまで開いてるのは無理がないか?)。他にも「両親が出かけたあとの朝食のテーブルに大量のプチトマト」はちょっとしたホラーの領域だし、たまたまことこ先輩が運用しているメカがプチトマト栽培ロボだった意味も分からない。栽培ロボって聞いて「畑仕事をオートメーション化してるロボットか?」と思ったら、ロボの中で栽培してんのかよ……ことこ先輩、天才なのかバカなのかわからねぇ。パクチー栽培ロボにも応用できるらしいが、腹のなかでパクチーが群生してるロボットも軽めのホラーだろうよ。さっさとマグロの養殖に移行してください。

 そして、そんな好き勝手なカオスの中でも、今後に関わってきそうな「曲げ」がいくつも見られるのが今回のシナリオの不穏さを助長している。具体的には「ゆめちゃんが夢シンクロで自分の夢に入ったらみゅーのドッペルンゲンガーがいる」っていう構造自体が色々謎だし、そこから夢の中の存在が具現化してしまうという(ゆに様もよくわかってない)事態が発生したことが、今後の世界に大きな影響を及ぼす可能性がある。どうも悪い方の女王はそうして夢世界が現実を侵食することを狙っているみたいだし、ゆに様はそのあたりをよく分からないままに加担しちゃってるのが……。ツギハギは好き嫌いなくいろんなものを食べられて偉いなぁ。

 そしてベタベタすぎる、関西人まいらの納豆嫌い。ちなみに確認したら、中の人(京都人)は納豆平気な様子。なんで関西の人間は納豆食わんのやろね。「富豪刑事」に続いての納豆ネタ、今期はまとめると納豆アニメシーズンということになるな(ならない)。

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 「セミーンミン」が一切ツッコミなしで逃げられた! 第16話! まぁ今回そんなんばっかだけど!!! 当然のごとく、久しぶりの監督コンテ回。やはり、練度が1段も2段も違う……。

 総ボケかつ総ツッコミ不在。このテンションだからこそのミュークルドリーミーである。「ゆめちゃんがブラックスキーマを患うかもしれない」という、いわば主人公が闇落ちする危険のあるドキドキストーリーにも関わらず、終わってみればゆに様の宿願は一切果たされず、戦隊モノではタブーとされている「変身無し」の回になった。夢に入らずに何のドリーミーか! と思うわけだが、それすなわち、バンクがねぇのでハイパー密度になってるってことで、視聴者には一切の思考停止を許さない。いや、思考を許さない。特にねこ4匹(+ゆに様隊)がメインになるところは一切のツッコミを許さずにただひたすらセリフのみが淡々と狂気を積み重ねていくので破壊力が高く、一番安心して聞いてられるのが一番ベタなぺこのパートになってしまうという皮肉。みゅーはナチュラルにサイコだし、すうはことこ成分が混ざってマッドだ。ねねは実害こそ少ないものの、いまだにさとわちゃんのポテンシャルをはかりかねている部分があり、我々としては、この作品が終わるまでにさとわスリーの謎が解明されることを祈るしかない。

 さらに杉山先輩ファンクラブの全貌が明らかになり、なかなか危険そうな会長が正式参戦。フルバにおけるプリユキみたいな存在だとは思うのだが、凶暴性が低い代わりに何をするにも制限がなく、野放図な狂気がほとばしる集団である。新入生の勧誘に盗撮写真を送ってくる集団ってナチュラルにやばいよな。そんな組織との橋渡しを自然にできちゃうことこ先輩もやばいけども。

 それにしても、今週もことこ先輩のナチュラルな超次元性が実によく出ていた。あなたに解けない謎は、多分無いですよ。今までラーニングしていなかった「恋愛感情」というものについても完璧に(座学として)理解しており、今のゆめちゃんがどんな状況なのか、完全に上から目線でコントロールできている。こいつ、杉山先輩が塾に行ってるという事実だけは把握してるんだけど、自分が塾に行くっていう話題は一切出さないんだよね。多分、塾とかに行かずに杉山先輩よりもずっと良い進学校に行っちゃうのがことこ先輩だから……いや、下手したら海外留学とか、高校に行かないっていう選択肢もありそうだけども……。こんなことこ先輩なのに、自宅コーデがなかなか可愛らしいのが腹立たしい。女子中学生で白衣をナチュラルにコーデに組み込める人間なんて、雪城ほのかくらいしか知らんわ。

 そして次回予告もまた頭がおかしいし……いいぞ、完全にエンジンがかかってきたぞ(一度でもブレーキ踏んだことあるか?)。

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 昼ドラか、第15話。いや、昼ドラでいいんだけど……昼ドラに……してくれよ……。

 ほんと、世の中の中学生ってのはどいつもこいつもこんなに色気づいているものなのだろうか。まー、女の子がちっちゃい頃から恋愛がらみでわーきゃー言ってる図は確かに私も中学時分から見ていた気もするが、はてさて野郎の方はどうだったかなぁ……確かに中学校でもそこそこカップルの噂はあったんだよなぁ……もう、おっちゃんには何もわからん。ただ、この世界の住人たちはそうした一般的な尺度では絶対測れないだろうことはわかっている。

 かなり思い切って朝陽とゆめの関係性に切り込んできた。当て馬としての杉山先輩がおり、朝陽の方の気持ちはいやでも表面化していたわけだが、今回はさらに、朝陽の方にも新たな駒をぶつけることによって、双方向での引力を発生させようという試みである。なかなかえげつない図で、板挟みにあった朝陽くんはこの歳にして色々と気苦労が多い。それにしても、この学校って杉山先輩の彼女(仮)が市ノ瀬加那で、朝陽にモーションかけてきた子が石見舞菜香なんですよ。なんだろ、丁寧な破壊力が高い学校ですね。

 我らが主人公チームはそんな攻勢にどう太刀打ちするかというと、それぞれにイメージカラーを設定してプリキュアっぽいポジショニングを確立しつつある。主人公が赤(ピンク)で鉄板、ことこ先輩がブルーなのは疑いようがなく、髪色的に赤かな、と思っていたときわちゃんが緑を選択。そして意外なことにまいらは白である。ちなみに至極どうでもよい話だが、まいらちゃんの中の人はミルキィホームズの白いのでデビューしている。うん、本当にどうでもいい話だ。まいらちゃんは単なるネタキャラに落ち着いたかと思ったが、何やらお母さんがらみでもうひとネタ用意しているようだね。

 そうなんだよなぁ、今回はやたらと3年生チームが「引退」を匂わせており、いやでもこの世界で時間が流れていることを感じさせてくる。今作が全何話になるのかは定かじゃないが、女児向けアニメの定番である「2年目」「3年目」に持ち越しにくい設定なのは考えものである。ことこ先輩が卒業しちゃうと、どうしたってメンバーに影響でるしなぁ……ことこ先輩が留年する可能性が……ないなぁ。中学生はなぁ。いっそサザエさん時空で開き直ってくれてもよかったのだが、それだとゆめと朝陽みたいな関係性も成長せずにストップしちゃうのが悩ましい。まー、1年作品と見るべきなのかなぁ。いや、まだ15話なのに引退の話が出てるってことは半年で終わる可能性もあるのかなぁ。うーむ。

 ただ、まだまだネタを残しているぞ、と思わせてくれるゆに様という素敵存在も忘れちゃいけない。今回もすげぇ適当な活躍っぷりだったが、少しずつ「企業はブラックだが働き方改革をやっている」という謎設定が浸透しつつあり、彼らの生活環境も少しずつヴェールが剥がされている……気がする。今回ゆに様の家が映る前のシーンに出てたのが百合先輩だったんだけど、やっぱりブラック連中と副会長に繋がりがある説を強く推していきたいですね。百合先輩のイメージカラーがなんとなく黒いし(単に黒髪ってだけだが)。あと、今回のゆに様のツギハギへの対応がとても好き。花火大会というだけで「リア充のイベントだろぉ」と乗り気じゃないゆに様はどうかと思うが、ツギハギが無邪気に「見たい」というと「じゃぁ行こうか」と言ってくれる、とても良い上司である。毎回書いてるけど、本当にこの3人には幸せになってほしいのである。

 

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 だんだん僕らのアイドルまいらちゃんが花柳香子さんと区別がつかなくなってきたな、第14話。いや、まいらちゃんはちゃんと自分から動ける子だと思いますよ。今回たまたまサボり気味だっただけで。そう信じたい。

 久しぶりにマシンガンなテンポが戻ってきた感がある。この人を人とも思わないペース配分ってかなり意図的に展開しないと実現しない無茶な芸風なんだけど、毎回コンテ切ってる人が同じってわけでもないし、詰め込み方の無茶は脚本の時点で出ているだろうし、やっぱり監督の強大な呪いがスタッフ全体にまで及んでいるということなのだろうか。いや、こんなもんをスタッフ全員で共有できる時点ですげぇんだけど。目安としては、「バンクシーンに入ったときに突然テンポが落ちたことが分かるのですげぇほっとして気が休まる」というのが地獄テンポ回の特徴ですね。まぁ、今回はそんなん見なくても、どのシーン取ってもトチ狂ってましたけど。合唱部の長谷川先輩のトークパートが特に無理やりで、ピアノの前でときわちゃんに事情を説明してるシーンと、ラストシーンでネタバラシするところがどっちもキャストのこと考えてない尺で、心底役者泣かせな作品である。まぁ、この現場さえ乗り越えられたら、他のどんな現場でも尺に悩むことはなくなるだろうから……。

 何がすげぇって、こんだけ早回しで展開してるのに、世界観としては早回しは一切認識されてないってところ。この世界では、このテンポの会話劇がごく普通の光景として常に展開されているのである。まぁ、毎日こんな壮絶な処理を迫られたら、そりゃゆめちゃんじゃなくても慣れるわな。マイペースなゆめ、さらにマイペースなまいら、さらにさらにマイペースなことこ先輩はこの流れでも問題ないとは思うが、現時点で「とにかく才媛で真面目」というキャラ設定のときわちゃんは、この狂った世界でどんな爪痕を残すことになるのだろうか。世界が狂ってるせいで、頭いいキャラ設定なのにおかしい人にしか見えないのは問題があるよな……。

 今週は一応「歌バトル」という新ギミック(?)が導入されていたが、これって別に毎回ゆめちゃんが歌うよ、っていうマクロス世界線になったわけじゃなくて、単に合唱部の話だから歌っただけよね。ゆに様の歌はもっと聞いてたかったツギ。おもむろに主人公チームがオープニングテーマを歌い出して相手をなぎ倒していくという理不尽、どこか「ファンタジスタドール」に通じるものがあるな。なんだろ、狂気を孕んだアニメと歌は相性が良いのか……。

 今週のツボ:こんだけハイテンポで進んでいくギチギチアニメなのに、突如スクリーンセーバーみたいなのが登場してやたらのんびりと4拍子のリズムを刻むシーン。無駄に長い。よく分からん尺の取り方。ほんと、そういうとこだぞ。

 

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 ことこ先輩の学内での強権が怖い、第13話。この人、別に学園の役員でもなんでも無いのに、授業中に勝手に巡視ロボット走らせてるの問題やろ。せっかく順調に物語が進んでるのに、いきなり「新キャラかしら?」ってメタ視点ぶっこんで世界を壊してくるのも怖い。この女の底が見えない。

 さておき今回はさとわちゃんと「新キャラ」ねねの導入回ということになる。まぁ、普通にぬいぐるみを持っているわけで、何もせんでも放っておいたら友達になって接続できていただろうが、そこは親切なゆに様が積極的に結びつけてやるにゅい。なんかさー、話数を重ねるごとにどんどんゆに様の方に感情移入しちゃって、「もう、ほんと頑張れ」って思っちゃうの辛いよね……。今回は「永遠に悪夢のゲームを続けるにゅい」っていう割と悪役っぽい言動も頑張っていたので一応「悪い奴だな?」というイメージもあるにはあるのだけど、それ以前に中間管理職の哀愁が感じられるし、上からの業務命令で即座に実績が出せる(あの早さでビラが作れるのは有能だろうよ)あたりにまぶしさも感じるし、どうせならつぎはぎと一緒にずっと幸せな時間を過ごしてほしいとも思う。そういや新居の所在がまだ明かされてないのは、何か伏線になってるのだろうか。多分ゆににも人間のメイトが追加される展開だと思うのだが、現時点で手が空いてて怪しいのって、生徒会の副会長なんだよね。まぁ、中の人的にメインで食い込んできてほしいっていう願望ありきなんだけども。そうそう、ゆに・つぎ・はぎの合体フォーメーション、完全に桜井弘明的サムシングだったのが最高に懐かしくて楽しかったです。

 結局、ねねが学校に持参された時点で問題はほぼクリアしていた。声が届く範囲に到達できればみゅーたちが自然にキャッチできるし、猫どうしで意思疎通できれば、人間サイドも自然につながっていく。4人のキャラの分配がどうなるかとドキドキしていたが、ときわちゃんは割と常識人寄りの美少女であるようだ(ラストカットの笑顔はたいそう美少女であった)。いや、他の3人も美少女なんでしょうけどね。まいらがあんなんだからこの世界の美少女基準がガタガタなのよね。まいらちゃん、いよいよモデル業にもお笑い要素をぶっこんでいってるようだが、路線変更して仕事が減らないことを祈るばかりだよ……。

 ねねちゃん争奪戦ということで今回は夢世界で激しいバトルが繰り広げられることになったが、基本的にミュークルステッキがある時点でゆに様に勝ちの目が無いのはあまりに理不尽。そして今回「ぺこの笑い」に加えて「すうの物理」という新しい武器も加わった。……物理? え? 物理って何よ……。テコの原理使ってれば物理って、認識ガバガバやんけ……。これに新たにねねの武器も加わることになるわけだが、彼女の得意技は「占い」らしく、おまけの占いコーナーでさっそくみゅーの仕事を奪っていきやがった。メイトどうしでの関係性って一切ギスギス要素がないのだが、どうせだったらみゅーVSねねの仁義なき利権争いとかもみてみたい。多分、ガチでぶつかった時に眉ひとつ動かさずに仲間を虐殺できるのは多分みゅーだ(解釈違い)。

 

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 敵対勢力のプリキュア比率が上がった、第11話。ゆにがプリキュアだし、ゆにが敬愛する女王様もプリキュアだ。一方主人公チームでプリキュアなのは今のところすうちゃんだけである。他にいねーかな、と思ってキャストロールを見てたら、新ヒロインときわちゃんのお母さんがプリキュアだった。だからなんやねん。

 さておき、サブタイトルからわかる通りのゆに様メイン回……と言っていいんだろうか。ゆに様、その素性が明かされていくにつれ、どんどん可哀想な人生が詳らかにされていく。どう考えても応援してあげたくなるのはゆに様の方である。今回のお話にしたって、(悪意がないとはいえ)きゅうちゃんの所業はあまりにも残酷であり、何も悪いことをしていないゆに様がなんでこんな苦労をしなければいけないのかと涙を禁じ得ない。辛い出生、そしてつぎはぎ誕生秘話。彼らの将来を考えるなら、早く女王様は労働環境の改善を進めてほしい……っていうか、もう働かせないでほしい。どうなんだろ、結局ゆに様とドリーミーメイトは同質の存在と考えていいのだろうか。メイトのみんなはおそらくお空の上の女王様によって命を吹き込まれた純正お空産だと思うが、ゆにの場合、素体を作ったのが「黒い妖精」で、その後だいぶ間が空いてから女王様に命を込められている。最終的にゆにもみゅーたちの仲間になれるのかどうかは五分五分といったところか。まずは2人の女王の関係が分からないことにはどうしようもないけどさ。

 さらに驚きなのは、そうして「作られた」ゆにが、独力でつぎはぎを生み出してしまったという部分である。まぁ、最後に命を吹き込んだのはやっぱり女王様なのだろうが、素体だけでも自前で調達できたというのは驚くべきこと(?)。ぬいぐるみがぬいぐるみを生み出す無限ループの形成も不可能ではないのだ。これを繁殖と呼んでいいのかどうかは議論の待たれるところ。つぎはぎの無償の忠誠はゆにが創造主であることに起因しているわけで、この方法で再生産を繰り返せば、無敵の軍隊も夢じゃないぞ。まぁ、ゆに様はつぎはぎが生まれた時点で満足しちゃったので再生産は行わないだろうが……。

 そうそう、今回は作中でユメシンクロが行われない初のエピソードになっている。ゆにの方にスポットが当たったおかげでゆめちゃんたちの出番が減ったというのもあるだろうが、今回は余計な茶々入れを減らすために(?)まいらが途中退場するという構成になっており、語るべき内容は多かったのだということが伝わってくる。いや、でもことこ先輩とすうが新たな能力まで駆使して引越し屋のトラック調べあげて電話したくだり、実際はなんの役にも立ってないからな。完全に尺食いつぶしただけだからな。まさか、あれだけことこ先輩の活躍を描いておきながら、最終的には個人情報保護という至極真っ当な理由で挫かれるとは。この世界に個人情報とかいう概念あったんだ……。

 とりあえず、そうまでしていろんな内容を盛り込んだ結果、ようやく4人目が登場することになった。以前山で出会っていたあの子であるが、転校することでダイレクトに距離を詰めてくるのである。現時点で一番の感心は、すでに現時点でメインの3人のバランスが訳のわからんことになっているのに、さらに4人目が加わった時にどういう人間関係が構成されるのか、という部分。改めて見てごらんよ、ゆめ・まいら・ことこの3人組って、実はほとんどシナジーがねぇんだよ。単に個体の性能が高すぎるせいで、各個撃破の形で無双トリオになってるだけでさぁ……。ここからさらに「ことこ×ときわ」とか「まいら×ときわ」の組み合わせが増えることになると……どういうことだってばよ。

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ミュークルドリーミー 第10話 「雨ふりねぶそくゆめちゃん」

 顔芸アニメを突き抜けたメタモルフォーゼ芸アニメ、第10話。何がすごいって、この世界の人間はアニメ的演出であるはずのメタモルフォーゼ状態を認識できるという部分である。ってことは、あのモブが全部秋葉原(デジキャラット)仕様になっているのも、ゆめちゃんたちはちゃんと認識しているのだろうか……。謎が謎を呼ぶ世界であるが、一番簡単な説明は「考えたら負け」である。ちなみに今回も総作監は藤井昌宏氏。やっぱこの人の絵は好きなんだよなぁ。

 梅雨真っ盛りのお話だが、休止期間のことを考えると本来なら六月頭くらいに放送するためのお話だったのだろうか。その割にがっつり大雨のタイミングに被っているあたり、このアニメの罪作りな奇跡である。そして、そんな雨をテーマにしたお話のはずが、あさっての方向に突き抜けてしまうのは毎度のこと。「女子中学生とおまじない」なんて、こんなファンシーな話もなかなか無いだろう題材なのに、全編にわたってメインヒロインがひたすらNTRれ続け、顔をメタモルフォーゼさせるだけの展開とか、いったい誰が考えるというのだろう。ゆめちゃん、メインヒロインとしての貫禄を見せつけてギャグメイカーのまいらよりも顔パターンが多いのはさすがである。いや、まいらさんも引き続き絶好調ではあったけど。舞妓さんコスの時に「ようやく中の人の出身地に寄せてきたな」とか思ったけど、多分今作においては大して考えねぇで描いてるだけだろうな。

 正直、このアニメはこうしてまとめて感想を書くよりも、リアルタイムでひたすらツッコミを連打していく実況型のスタイルの方が理にかなっていると思うのでまとめにくいのが最大の難点である。あらゆるネタが差別なく、同じようなウェイトで襲いかかってくるために、視聴後に頭の中には「あぽーん」しか残っていないのである。今回も性癖に引っかかったネタをなんとか思い出そうとすると……、序盤の教室のシーン、「青春の1ページや」に対して「青春の何ページ」はツッコミとして明らかにおかしい。このクラス、全般的に学生のデザインがおかしい(この世界全部がおかしいだけだわ)。ことこ先輩、ノータイムでさっさと求められる仕事をこなしてしまう無敵っぷりがすごいのに、相変わらず「思春期の乙女のアレ」は華麗にスルーする。この子の将来が心配だ。ちなみに、ドローンを操作しおわった後に、さりげなく耳からイヤホン外してることこ先輩のモーションがツボ。なんでこんなアニメなのに、そういう細かい動きはもれなく描いてくれるんだろう。

 そして何と言っても、ゆめと朝陽の甘酸っぱい恋愛未満関係がちょっとずつ進展していく様子がニクらしくて良い。まぁ、ゆめちゃんの方からはさっぱりベクトルが伸びてないので、朝陽はまだまだ苦労しそうだが……。流石に、いくら幼馴染と一緒とはいえ、下校途中にいきなり寝こけておんぶされる女子中学生ってどうなの。ちなみにどうでもいい妄想ですが、この2人にはこのまま中学校を卒業してもらい、高校生になったところでようやくゆめちゃんが朝陽を異性として意識し始めた結果「荒ぶる季節の乙女どもよ。」みたいな展開になることを希望します。まぁ、その際に朝陽は部屋でシコってるところを目撃される必要がありますが、ゆめちゃんが気づかないまま思春期の少年の淫夢に入っちゃうよりはマシだ。ゆめちゃんの方は、「別に毎日杉山先輩の夢に忍び込んでればいいのでは?」という悪い考えにたどり着かないくらいの素直な子なので、まだしばらくは大丈夫。多分。

 今日の最後の疑問:ぬいぐるみと犬で繰り広げるあっちむいてほいとは。

 

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 「ツッコミとは何か」という深遠な悩みに両足でダイブする作品、第9話。冒頭、ゆめちゃんのお父さんが「スルーするんだ……」と言っていたことで初めて、「あ、この世界にもスルーっていう概念が存在してたんだ」ってホッとするという。

 その後も、基本的にネタを意図的に振りまくのはまいら&ぺこの役割。まいらはお笑いアイドルのくせに狙ってネタを当てに行くことができないという欠陥娘だが、問題はそのターゲットになっているのが主としてことこ先輩であるという部分である。ことこ先輩、絶対にお笑いとかいう概念が通用しない人だろ。ただでさえ理解不能なものに対しては真剣にぶつかることこ先輩だが、彼女の学習能力の高さは尋常ではない。おそらく2度目のマジ顔のあたりで「もう、これはいいや」と判断したのだろう。あっという間にスルースキルを身につけてる。つまり、この世界は「意図的にネタをスルーしよう」という意識活動が存在するのだ。……なら、なんでこんな世界になってるんだって話だけども……。今回の最大の謎ポイントは、やっぱり夢の中のゆめちゃんの雄大な山脈でしょうね……なにあのシーン。

 そして、まだまだアニメとしては序盤戦だろうというのに、いきなりケモ要素に食い込んでいくという攻めの構成。いや、そもそもみゅーたちだって一応ネコなんだからケモはケモだろ、とは思うが……なんでだろ、このアニメだと若干病的な匂いがするというかなんというか……。単なる女子中学生とペットの愛情なんですけどね。それ以上でも以下でもないんですけどね。

 あ、あと「あぽーん」がまいら特有の持ちネタ的擬音であるという定義が(少なくとも私の中では)処理されたので、1つすっきりしました。どういう用途で使うのかは……まだ、観察を要する。そして、なんでツギとハギがナチュラルにゆめの部屋に侵入できていたのかも解明の必要がある気がする。そんだけガバガバのセキュリティだと、今後苦労するんじゃなかろうか。

 そしてもこもこのまんじゅうの謎とは……謎しかない世界やんけ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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