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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「覆面系ノイズ」 6 

 TARI TARI」! 「TARI TARI」じゃないか! もう、それだけで充分!

 やぁ、何故か「花とゆめ」原作アニメとは相性が良いおじさんだよ。なんでなんだろね、作品によってデザインも製作陣も全然違うのに、何故か「花とゆめ」誌上に連載している作品がアニメ化すると大体面白いっていう。雑誌のコンセプトが肌に合うんでしょうかね。まぁ、読んだことないから知りませんけどね。

 今作は、ストーリーがどうとかそういう以前に、とにかく中の人フィーバーを起こしてしまっているので1話目から割と冷静な判断力を持っていかれてしまった。何しろメインヒロインに早見沙織を起用し、これが圧倒的歌キャスである。つい最近までも「風夏」でアイドル歌唱していたわけだが、今回は軽音楽部のボーカルとして、割とロックな歌を聞かせてくれる。みさおのこういう曲調はあまり聴く機会がないだけに、それだけでちょっとテンションが上がる。そして、そんな主人公が奪い取る形になった軽音楽部のメインボーカルは高垣彩陽である。彩陽&みさおの歌キャス作品。それつまり「TARI TARI」なのである。いっそここから来夏さんも連れてきて!

 2人の歌が聴けるというだけでも充分満足で、今後もこの「歌」を中心に物語が回っていきそうなので、ひょっとしたら「風夏」以上に歌唱部分で楽しめる作品になるかもしれない。そして幸いなことに、それ以外の部分でも特に不満は無い作品なのだ。少女漫画なので恋愛中心なのは当然だが、野郎が2人、それにヒロインも2人。ここからどういう風に話がこじれていくのかは分からないが、少なくとも1話目の時点でメインヒロインは面白そうな印象である。マスクを常備しているあたりが「覆面系」なのか、もうちょっと深い意味があるのかはもう少し見てみないと分からないが、鋭角的なキャラクターデザインも嫌味にならない程度に個性が出ており、あんまり可愛くない気がするけどどこか愛嬌もある。少女漫画的なお約束デザインいから一歩ずれてるような、そんな感覚である。強いて難をあげるなら、歌っているときの口元の描き方がなんだかただ叫んでるだけに見えるのが不満ではあるのだが、1話目はマジで叫んでる状態になっていたようだし、ひょっとしたら明確な演出意図があってのことなのかもしれない。今後は心を込めて優しく歌うヒロインの顔を見ることが出来るんでしょうか。

 みさおが歌い、彩陽が歌うアニメ。改めてその尊さを確認する良い機会になると思いますよ。待ちきれない人は「TARI TARI」を観ればいいじゃない。

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○「冴えない彼女の育て方♭」 6

 登場すらしてないヒロインがいるんですがそれは……。やっぱヒロイン4人を同じ熱量で扱うのって難しいよな。

 2年ぶりの帰還だが、特にブランクも感じさせることなく。導入も何も無しでいきなりスタートしているのは、ノイタミナの自信の表れなのだろうか。まぁ、別に小難しい話が必要な作品ではないから、いきなり本編に入っても困ることは無いのだけど。そして、そんな大切な1話目がこっちの切り込み方で来るというのが実にあざとくて良い。そう、ヒロイン2人によるキャットファイトである。

 改めて2年前の感想を振り返ってみたら、「阿漕なヒロインどもは最高だな!」くらいのことしか書いてないんだけど、お約束の不満点として「なんでこんなスーパーヒロイン勢がみんなして倫也にホレてるかさっぱり分からん」ということを漏らしている。もちろんストーリーの中軸、ネタ回しとして男の存在は不可欠なのだが、あくまでも倫也は触媒であり、ヒロイン勢を輝かせるための道具、通過点に過ぎない。我々は、いや、私はとにかくヒロイン勢があけすけに本音をぶちまけまくって盛りのついた様子が見たいのである。そういう意味で、この1話目は実に理想的な内容だ。何しろ、男を挟まずにヒロインがぶつかってくれるのだから。英梨々と詩羽先輩。もっともカロリーの高い2人の女性が、互いの武器を振りかざし殴り合う様は実に痛快。詩羽先輩はさりげなく年上の余裕を見せつけ、英梨々も幼馴染みとして身につけた健気さを垣間見せる。その上で発する言葉は実に口汚く、仁義なき恋愛闘争の中で高みを目指し続けるのである。

 こうして描かれた女の友情(!?)は、結局のところスポ根的なアレだ。河原で殴り合って友情を深め合うパターンだ。それだけならベタの誹りを受けてもしょうがないような筋立てだが、本作の場合、フェティシズムに溢れる贅沢な映像面でそんな分かりやすい友情物語をもう一段上のエロ、否、萌えへと引き上げる。詩羽先輩の黒ストVS英梨々のニーソ。いちいち舐めるような構図で太ももを引っ張り上げないでください。細かく詩羽先輩のお胸を揺らすのも勘弁してください。今期は英梨々の八重歯がやたら強調されているようにも見えるし、お互いが自分にしかないセックスアピールをやれるだけやってくれるので常に発情期みたいなもんである。まぁ、実際そうなんだろう。こんだけ「やる気」に満ち満ちてると、逆に英梨々の自宅でのジャージにメガネが際だって見えたりするのもまたずるい。

 そして、詩羽先輩と英梨々がこれだけ頑張って耕して耕して、美味しく実ったところをいとも容易くもぎ取っていく「ヒロイン」加藤恵。やっぱり加藤の存在が今作の最大の焦点なのは間違いないんだよなぁ。彼女だけは、どこかテンプレから外れたこの作品の核みたいなものだからな。さて、今後の展開でこの3人(+1)はどんな絡みを見せてくれるのか……。正直、ずっと男は画面端においといて女同士の壁ドンとかで盛り上がってくれた方が嬉しいんですが。どうせゴールは加藤なんだから、余った2人は2人だけでいちゃいちゃするのはどうだろう。2人でショッピングとか行けばいいのに。

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○「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」 4

 なげぇよ!!! これ、流石にサブタイトルを含めないアニメタイトルとしては最長記録か、と思って一応調べたら「もしドラ」というもっと長いヤツがいた。次なる挑戦者求ム(求めてない)。

 こんだけ長いし、「週末」と「終末」をかけたちょっとお馬鹿なタイトルだし、なんか「勇しぶ」みたいなお気楽ファンタジーでも始まるのかと思ったら……重いな。まぁ、終末だからね。なんでこんなタイトルにしちゃったんだろう? まだ設定の全貌は明かされていないけど、多分もっとシリアスなタイトルの方がしっくりきたと思うんだ。タイトルで損してる部分はあるんじゃないのかねぇ。それとも、今後はこのタイトルに見合った変な内容になっていくんですかね。

 そんな謎めいた本作だが、アニメの導入としては、ぶっちゃけあまりピンと来ないものだった。一言で言うと「捉えどころがない」のだ。何が起こっているのか、結局分からないまま1話が終わってしまったので、面白いとかつまらない以前に「分からない」である。「分からない」にも「良い分からない」と「悪い分からない」がある。たとえば「正解するカド」も分からないといえば分からない作品だが、とにかく立方体がヤバいことは分かるし、今後人類がどうなってしまうんだろう? という興味を引くには充分な材料が揃っていた。それに比して今作は、世界がどうなっているのか分からないし、主人公とヒロインの関係も分からない。そして何より、この2人の人となりが分からない。主人公はラノベのテンプレ的にはおそらく何かしらの強い人なんだと思われるが、それが見えそうな部分が冒頭の加速装置みたいなところだけで、その後も思わせぶりに過去のことをウジウジ言っているだけで今のところ魅力は無い。魅力が無い場合「ロクでなし魔術講師」みたいに逆方向に振り切っておけば「これ、絶対あとから強いやつだ」ってことが分かりやすくなるし「ギャップを見せたいんだな」っていうことも伝わってくるので良いのだが、今作の場合「なんとなくすごそうに見せようとしてる気がするけど、別に凄くない」という半端な落としどころ。どうにもキャラとして追いかけるモチベーションが上がらない。ヒロインの女の子もそうで、1度目の別れの時に意味深なことを言っただけで、結局1話目では彼女がどのような存在なのかは明かされずじまいだった。もちろん2話目以降で「兵器」という部分の説明は入るのだろうが、出来ることなら1話目で話の目鼻をつけてほしかったところ。もちろんそれは彼女の設定だけでなく、世界がどんな状況にあり、主人公の生き様とどのように関わってくるのか、という部分も含めての話ね。単に「彼女は○○なんですよ」っていう説明がほしいというわけではないんだ。まー、時系列も入り乱れてたし、1話で説明しきれる設定じゃないのかもしれんが。

 他にも、こんなふわふわした状態で冒頭いきなり無声のシーンが入り、2人が楽しげに町を散策している様子が映像だけで紡がれていくのだが、これって、せめてもう少し2人の人となりが分かってからやるべき演出だよね。今出会ったばかりのキャラから台詞を奪ってしまうと、視聴者サイドは本当に2人して何をやってるのか分からなくなってしまう。まだ画だけで語れるような段階ではないのだ。雰囲気重視で、音楽を聞いて欲しいからこその演出なのだろうが、掴みとなる1話目はもう少し現実的なところを見てほしい。全体的に説明が不親切な方向に偏っているのは、演出上の狙いなのか、単に心配りが足りないだけなのか……まぁ、そのあたりもおいおい見ていくことになるんでしょう。あくまで「つまらない」じゃなくて「分からない」だからね。冒頭部分は劇場クオリティみたいなアニメーションも見られたし、本気で見せに来たら案外良いものもあるかもしれないんだ。まだ慌てる時間じゃない。

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○「正解するカド」 6

 何で今期はオリジナルアニメがこんなに元気なんだ。アニメが斜陽だと言われ続けた去年の停滞した空気を吹き飛ばさんとするかのように、今期は各社が並々ならぬ決意でもって作品を送り出しているように見えるぞ。

 何もかもが謎に包まれた作品。調べても作品概要が出てくる程度で、本当に1話で提供された情報が全て、というかなり骨太な「オリジナル」。そして、その「謎」の質が実にシンプル。「この立方体は何だ」。1話目だけを見ると「シン・ゴジラ」が思い出される。なんだかよく分からないものに、日本政府が一丸となって立ち向かう(当然会議はする)。もちろん、よく分からないものが突如やってきたのだから学者先生の出番で、とりあえず色んなことをやって反応を調べる。1つ1つ丁寧に実地検証していく科学的な進捗と、少しずつ明らかになっていく「確実にこの世のものではない」という絶望感。単に立方体の外壁をひたすら叩いているだけなのに、何故だろう、わくわくしてしまう。「シンゴジ」と違って今作は会議をやって政府要人たちが織り成すドラマが中心には据えられていないが、少なくとも1話目の作りは、同じような楽しさがあった。

 正直言うと、番組が始まった直後はキャラクターの造形を見て「うわ、固い方のCGアニメやんけ」と思ってちょっと抵抗があったのだが、圧倒的な「立方体」の登場により細かいことはどうでも良くなった。あの立方体の壁面のデザイン、訳の分からない異物感、そして圧倒的なサイズ感。もう、「これは何だ」というシンプルな謎の極致である。この「立方体が降りてくる」シーンを作っただけでも、今作は勝ったと言ってしまってもいいかもしれない。もちろん、これは深夜アニメなので、ちょっとネジの外れた釘宮ボイスの物理学者なんかでテコ入れはするんですが、やってることはまっとうですからね。「人類には早過ぎる」相手だということを30分たっぷりと肌に染みこませ、ラストにはどんでん返しの階段オープン。出てきた宇宙人(?)。スーツ姿のエリート官僚がいれば、どんな問題だって先へ進めるのです。これもシンゴジで学んだことですね。

 監督は「彗星のガルガンティア」の村田和也、そしてCG作劇を担当しているスタジオはなんと東映。ちょうど番組中のCMで「楽園追放」の宣伝をしていたし、ひょっとしたら同じ製作チームなのかもしれませんな。映像面ではキャラ造形さえ馴染んでしまえばむしろ突飛なCGデザインが際だって面白い。シナリオの方向性については、アニメの企画が始まった時期を考えれば別にシンゴジをパクッたわけではなくてたまたま狙ったポイントだ被っただけだろうし、「中の人」が出てきたおかげで来週以降はシンゴジではなくなるでしょうね。一応テーマは「交渉」なのかな? そうなるとタイトルが意味深で気になりますよね。主人公らしき男性が「交渉ごとはお互いに利益を得るのが正解」みたいなことを言っていたし、今後の展開は別に戦車でドンパチとか、実は魔法の力が目覚めてドンチキなんてことにはならないはず。「正解するカド」ってどういう意味なんだろう? と思って考えてみても、現時点では答えは見あたらない。英語タイトルにヒントがないかと思ったんだけど、残念ながら「KADO: the right answer」では何も分からぬ。「かど」が「廉」なら何らかの罪とか、問題ごとの意味になるし、「門」だったら家々の話になってくるかもしれない。もっと単純に、最後のシーンで階段が出たのは「角」でしたけども……そんなタイトルつけるかな? でも、わざわざここまで「立方体」を印象づけたんだから、やっぱり「角」と関係あるのかなぁ。色々と妄想も膨らんで、今後の展開が本当に読めない。もう、来週が楽しみで仕方ありません。

 キャスト関係に触れておくと、メインキャラになりそうな総務省のエリートさんは、なんと三浦祥朗。ひょっとして、シリーズアニメでメインを務めるのってこれが初めてなのでは? 長い長いキャリアの果て、ようやく辿り付いたかと思えば感慨無量。単なる野球芸人で終わらなくて本当に良かった……。その他のキャストも官僚や公務員が並んでるのでムンムンと加齢臭がしそうな濃い面子が素敵ですね。んでそこにくぎゅう。あと、甲斐田裕子がニュースを読んでくれる世界線に生まれたかったな、ってホントに思います。

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○「夏目友人帳 陸」 5

 圧巻の第6期。深夜アニメのシリーズでここまでの長期作品になったタイトルって、他にあったっけ?(てーきゅう除く)

 もう、説明不要でのんびり見ていけばいい作品なので、ぶっちゃけシリーズごとの良し悪しとかあんまり関係無いな。今回は「伍」との分割2クールみたいなもので、スタッフは大体同じだ。「伍」の時は万事窮して過去分の再放送が挟まったりしてしまったが、今期はそうならないようにお祈りしておこう。まぁ、別に入ってもいいんだけどさ。半端に人手が足りずグダグダになるよりは、本数削ってもメリハリつけてちゃんとした一本を放送してほしいね。

 そして、今回は1話目からなかなか破壊力の高いエピソードが繰り出されてきたのでちょっとテンションも上がる。ショタ夏目と、まるで実子のように面倒を見てくれる田沼・多軌の2人。もうね、多軌がいちいち可愛くてしょうがないね。こんな女子高生の友人がいる時点で夏目は恵まれているよな。そして、記憶を失ったせいでやりたい放題の状態になったはずなんだけどやっぱり夏目のために行動してくれるニャンコ先生。やっぱりこの関係性あってこそだな。夏目が幼少期にどれだけ苦労して生きてきたのかも久しぶりに掘り下げられており、図らずも1話目に相応しいエピソードになっていたのではなかろうか(いや、図ってるかもしれないけど)。またしばらくお世話になります。

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○「ゼロから始める魔法の書」 4

 もう異世界生活だろうがなんだろうがゼロから始めればいいじゃない。なんなの? こうして他と区別がつけにくいタイトルをつけるのはわざとなの? 特徴を出さないで埋もれることが美徳なの? こんだけアニメを見てるのに、ラノベ文化は分からないコトばっかりだわ(ラノベを読めばいいのでは)。

 しかし、これってビジュアルだけみるととってもグインサーガ。いや、単に虎顔デミっていうだけなんだが、屈強な虎オトコが幼女(っぽいの)を連れて旅してるっていうだけで、どうしても被ってしまうな。そして、残念ながら「グインサーガ」のグインは格好良いキャラになっていたが、こちらはまだその片鱗は見えてこない。せっかく虎の設定したんだからさ、1話目くらいは虎っぽいままで崩さなくてもよかったんじゃないかな? いきなりママに泣きつく可愛い回想シーンを見せられたら、単に「無茶苦茶面相の悪いただのおっさん」になってしまうわけで、設定があまり意味を成さないような気が。いや、本人がそういう身の上だって言ってるんだからしょうがないんだけどさ。じゃぁどの部分で視聴者の目を引くつもりだったのか、っていう。製作はWHITE FOXなので応援はしたいのだが、如何せん、1話目段階では映像に惹かれる部分はなくてなぁ。虎顔って、もっと怖いか、思い切ってアニメ的にモフ要素増しで可愛くするかのどっちかだと思うんだけど、なんかすごく中途半端なんだよな。あの世界におけるリアル虎になってるのか、それとも着ぐるみみたいな状態なのか。それが画から伝わって来ないので、主人公の抱える生い立ちの悩みもあんまり真に迫らないのである。うーむ、そういうもんだと思って諦めるしかないのだが……。そしてポッと湧いて出た人生の目標。随分行き当たりばったりの物語だったが、「世界を滅ぼす」とかいうのは簡単。問題はそれが出来るような人間があっさりと書を盗まれてるのもどないやねん、という部分で。まぁ、おいおいそのあたりも明かされていくのだろうけど、あんまり2人の道中が気にならないのよねぇ。こういうラノベでテンションが下がる現象、実は久しぶりかもしれません。

 中の人は汚い方の小山(本人談)。実は単独で主役ってテレビアニメだとこれが初めてだったりする? 意外といえば意外。そしてメインヒロインは飛ぶ鳥を落とす勢いの花守ゆみり。音域を下げても大丈夫ってことは「ゆゆゆ」を観ていたので知ってたけど、こういうロリババア系でも安定ね。まぁ、最近のロリキャストはみんな器用だからなぁ。年の差30歳のキャスト陣の交流も今後の注目ポイントですね。まぁ、ヒゲ所帯持ちがパートナーって危ない匂いしかしませんが。

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○「ID-0」 6

 読み方は「あいでぃーぜろ」ですが、掘削業者のお話だから「いど」って読んでしまってもいいような気がします。制作側がそれを意図してるのかどうかは知りません。

 サンジゲンによる、あまりに潔いフルCGアニメーション。サンジゲン作品は「アルペジオ」「ブブキブランキ」としっかり個性がでながらもいわゆるジャパニメーションとの融和を目指したデザイン性が秀逸で、個人的には割とお気に入りなのだが、なんと今回はそこに監督・谷口悟朗が起用され、「スクライド」以来となる黒田洋介とのタッグを構築したという。アニメオリジナルで何が出てくるか分からないことも含めて、期待度の高い要注目作品だ。

 CGの質感だけで見ると、「ブブキ」ほどキャラ造形がコミカル寄りではなく、「アルペジオ」時代の「メカがメインだけどそこに違和感のない程度のキャラ」レベルになっている。いや、1話目ではあんまり人間キャラが出てこなかったので比較しにくいんだけども。宇宙空間でパワードスーツみたいなメカがバタバタ暴れるのがメインなので、むしろ近いイメージはポリゴンピクチュアズの「シドニア」ですかね。ただ、やはりキャラ絵になったときの落とし込み方は独自の路線であり、いかにしてこの絵で「アニメ」にしてやるか、ってんで変な方向に手招きされているような感覚である。こうしてバリバリCGで作られた作品を眺めていると、我々視聴者も随分こういう作画に慣れたものだなぁ、と改めて感じる。多分数年前だったら「CG作画はキモチワルイ!」ってんで無条件に受け付けなかった可能性もあると思う。

 そんなCG宇宙物語だが、やってることはなんと岩盤掘削である。宇宙のロマンも、血潮滾る戦闘もあるような、無いような。メインヒロインは奨学金の受領条件に必死になっている貧乏学生だし、指導教官は平気で学生を見殺しにするクソみたいなおっさんだし、生命の危機を助けてくれたのは宇宙の鼻つまみみたいなお調子者のならず者集団だし。ガチガチの絵で描いている割に随分卑近で、飄々としたお話。このギャップ、肩の力を抜いていいんやで、という1話目の示唆はいかにも黒田脚本らしい。ここからおそらく今後ヒロインが加わってメインキャラになるであろう掘削会社の連中、平気で人を騙すような悪い奴らなのは間違いないのだが、どこか憎めないキャラになっており、常識人の女の子がここから散々振り回されるお話になるんだろうなぁ、と思うだけでもなんだか楽しくなってくる。お堅い女の子を少しずつ崩していってアウトローにする物語ってワクワクするよね。同じ谷口監督がやってた「アクティヴレイド」もそういうところがあったな(まぁ、あっちはヒロインが壊れ過ぎてしまったけども……)。

 画も割と面白そうだし、ともすると動きが分かりにくくなってインパクトが弱まってしまう宇宙空間での作劇も決して悪くないレベル。そこに先が気になるドラマがパッケージされたということで、スタッフへの期待感も込めて上めの評価で。いえ、決して好きなキャストが久しぶりにメインで登場したから喜んでるとかではありませんよ。えぇ。「ギアスからこっち、谷口作品では重宝されててとても嬉しい」とか思ってませんよ。いや、思ってますけど。

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○「有頂天家族2」 6

 やぁみんな! 今期2度目の登場、P.A.WORKS大好きおじさんだよ! P.A.作品が一週間に2回放送される幸せを噛みしめるがいい!

 説明不要の傑作、「有頂天家族」が4年の時を経て帰還。いやぁ長かったね。面白いアニメがでてくると何でもかんでも「2期! 2期!」と叫んでしまうのは欲しがりアニメオタクの悪いところで、伸ばすことがよろしくない作品だってたくさんあるのだし、制作側にも事情はある。1クールで終わったものは終わったものとして、大人しく受け入れるしかないのだ。……でも、今作はやっぱり続きが観たくなる。あの物語の空気感は、ずっと浸っていたくなる。毛玉の転がる京の都は、いつでも帰ってきて欲しい、そんな素敵な思い出なのである。

 そして、この4年の間に制作側にどんな動きがあったのかは定かでないが、ようやく矢三郎たちが帰ってきた。嬉しいことに、あの時とは何も変わらず、4年の時など無かったかのような何食わぬ顔で。P.A.WORKSによる、漫画的景観を完全に再現した見事な映像、どこか芝居がかった大仰で小憎らしい語り口、そして何とも言えぬ間の抜けた空気。どの枠にも収まらぬ不可思議な「違和感」は、1期の頃から変わらぬ魅力である。そりゃそうだよな。千年の時を生きる京都の町並みが、たかだか4年で変わってたまるものか。まぁ、実際の京都は色々と変わるんだけどさ。

 完全に内輪ネタになってしまうが、今作は面白いことに、KBS京都ではなんと夜の8時から放送なんですよ。普段アニメなんてやってるはずがないゴールデンタイムに有頂天家族。それだけ京都に密着したご当地アニメってことなんでしょうね。放送を記念して地元ではスタンプラリーなんかも開催されており、僕も余裕があったらちょっと足を伸ばしてグッズを探しに行きたいところです。京都に住む人間にとって、この作品は色々と特別なんですよ。1話では大文字の山の中なんかに潜っていたので街中の景観はそこまで出てきていないが、弁天が高笑いしながら飛んで行ってしまった桜咲き乱れる鴨川べりなんて、明日にでも行って見上げてみたくなりますね。今作の背景映像はアニメ的なデザインになっているはずなのに、不思議と実際の景色にリンクするんですよね。この「近さ」が楽しめるのは、地元住民の特権ですわ(ドヤァ)。

 あとはまぁ、矢三郎はいつも通りにのらりくらりと生きながらも面倒ごとに巻き込まれていくみたいなので、迷惑天狗が巻き起こす騒動を楽しませてもらうとしましょうか。ちらっと出てきた日笠声のナースとか、夷川家の長男らしい中村ボイスの狸とか、色々と気になるキャラが出てきている中、やはり注目すべきは赤玉先生の息子さん。天狗って色々いるもんやなぁ。100年前の親子喧嘩で絶縁して以来久しぶりの再会とのことだが、果たして今おいくつなんでしょうかね。別に天狗は不老不死ではないよな。先生はあんだけ歳取ってガタ来てるんだし。人間とは違う間尺で生きてるという意味では狸も天狗も大して違わないかもな。色んな生き物が蠢き、迷惑かけまくる京都の町。ひょっとして人間の住むところではないのでは?

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○「エロマンガ先生」 5

 「おあがりよッ!」じゃねぇよ。提供が同じだからやれる的なコラボレーションか。

 それにしてもひでぇタイトル。うちのレコーダーだと番組表の表記をそのまま拾って「Eマンガ先生」って表記で録画されてるんだけど、何のコンプライアンスなんですかね。こんなタイトルで出しても売れるっていう、強気の姿勢が無いと展開出来ない商品なのは間違いない。「おれいも」で成功した作者ならではの攻めのネーミングということなのだろうか。

 しかし……また妹なのか……。これ、別に「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」っていうタイトルでも何の問題もないよね。ひょっとしたら地続きの世界観とかなのかな。主人公の父親(故人)のCVが京介と同じって確実に狙ってやってるだろうし、妹の部屋にあるクッションが桐乃の部屋のヤツと同じだったりするし。製作体制が一緒だから出来るネタ……と思ったら、別にスタッフは共通してなかった。「おれいも」はAIC製作、こっちはA-1なので、別におふざけでコラボネタをやってるってわけでもないんだな。単に原作イラストが同じだからそう見えるだけなのかも。

 非常に分かりやすい設定のラノベ作品だし、「おれいも」作者が書いています、と言われれば至極納得出来る作品。兄妹揃って「どんな確率だよ……」って言ってるが、それを言いたいのは視聴者(読者)の方だろ、っていう。まぁ、潔く分かりやすさを優先させた設定だし、今更そこに文句を差し挟むようなもんでもないですよね。しいて苦言を呈するなら、本当に日本のラノベ・アニメ文化は両親を大切にしねぇよな、っていうことくらいですかね。すーぐ両親殺すんだから。まぁ、そうしないと始まらない設定だからどうしようもないんだけど。ラノベ作家の兄とイラストレーターの妹。そして可愛い妹はかなり高レベルの引きこもり。うーん、まさにラノベ好きが考えたラノベ設定って感じなんだけど、意外と無かったパターンなんですかね。ひでぇ話だとは思うが、見ていて退屈するものでもないし、ラノベ作家がラノベ作家の生態を描くんだから、それなりに真に迫ったものが書けたり書けなかったりするだろう。どのあたりまでがフィクションで、どこからが実際のラノベ業界をいじったネタなのかを考えながら見てみるのも面白いかも。

 アニメとしては可もなく不可もなく。画は見やすいので特に問題無く見られるが、だからといって面白いかはまだ分からない、というレベル。一応妹ちゃんをはじめとする女の子はそれなりに可愛く見えるし、関係性が固まってくるまではしばらく様子を見ても問題無かろう。まぁ、原作がどうなってるかは知らないけど、大半の読者は「どうせまた妹大勝利に決まってる……」って思いながら見てるんじゃないでしょうかね。あの救世の女神である麻奈実さんを邪険にした恨みはまだ忘れてねぇからな。

 中の人は、「おあがりよ!」の禎丞はまぁ、ここしかないだろ、っていうキャスティング。そして肝心に妹役には「ロクでなし魔術講師」でも登場した藤田茜が起用されている。なるほど、可愛い。「声が小さい」という個性のキャラクターなので今のところあまり押し出しは強くないが、上手くハマればここからグッと駆け上がれるかもしれません。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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