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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
お嬢様がいい感じにポンコツ可愛くなってきたぞ、第4話。高橋李依ボイスの時点で絶対にどこかヌケてるだろとは思っていたが、こんなに思い切ったポンコツをやらかしてくれる子だとは。いいぞ、もっとやれ。ただ、シリアスが極まったらアホな行動でユーリィに迷惑かけないようにはしてほしいけど。 V海運とアルマ商会。2つの企業が狩人とヴァンパイアを代表するタームなのかと思っていたが、割とあっさりその辺は覆った。あくまで商会はヴァンパイアが人間社会を程よく利用するための隠れ蓑であり、雇っているのは普通の人間ばかり。悪いことはしてるんだろうけど、そこにガサ入れが入ろうが、意趣返しがこようが、崇高なるヴァンパイア様たちにとってはかゆい程度のダメージである。これまで結託していた(と思われていた)白虎党の連中も、実際は日本での活動の足がかりにちょうどいいから利用されていただけで、気づけばそこはあっさりと決裂。白虎党自体は素直な(?)憂国騎士団であるから、それはそれでまた別の問題を起こしながらの独立を果たした。三すくみとまではいかないが、狩人側、そして警察側からしたら頭の痛い問題である。まぁ、勝手に仲間割れしてくれただけだと思えば別に実害はなさそうなのだが、やはりヴァンパイアの核心に迫れずに使役していた人間ばかりが殺されているのはどうにも気分が悪い。 そんなヴァンパイアさんたちも、実際は一枚岩の勢力ではない。実質的なトップはツダケンボイスのエフグラフさんであり、子安ボイスのカーシュナーさんはその配下。エフグラフさんは天井からぶら下がる古式ゆかしい吸血鬼の爺様たちの言う「滅びるときは滅びるんちゃう?」という末法観に嫌気がさしており、新しい時代の吸血鬼を目指すために人狼族のお宝、「シリウスの箱」を追い求めている。しかし、そんなあるかどうかもわからないような希望を追い求めるエフグラフさんの姿勢についてはカーシュナーさんはいくらか懐疑的であり、こちらも思想的には拠り所が異なっている。「ロイヤルズ」と呼称されるお偉方はそれぞれにいろんな考えがあるので人間同様に組織を運営する上でも悩みが多いようである。 興味深いのは、そんなロイヤルズこそ最強設定だが、使役されている下っ端吸血鬼「スレイブズ」については、割とよく知られている吸血鬼の弱点、つまりは日光が効くということ。しかも、何故か皮膚に浴びるとダメージではなく、「目に入るとダメージ」なので目の部分だけは覆い隠す必要があるという。どういうことなんだろう。視神経からの日光だけダメって、よく分からん性質だよな。まぁ、表に出てくるような連中は全員ロイヤルズなのであんまり関係ない気もするけど。そういえば、ユーリィ君のお兄さん、ミハイルは吸血鬼になったらしいが、お外を歩くときにサングラスなんかしていない。つまり彼もロイヤルズだ。最近吸血鬼になったばかりの奴でもスレイブではなくロイヤル扱いってのは、生まれ持った性能によるものなのか、吸血鬼にする側の裁量なのか、はたまた人狼だったから特殊処理になったのか。とりあえず、「強そう」っていうことだけはわかるので弟さんも大変である。その辺歩いててあっさりあっちゃうし。おとなしく挨拶だけしてお別れってわけにはいかんよなぁ。 PR Tomatsuful Power、第3話。弟が戸松、兄は櫻井。世界を救うことも壊すことも簡単にできそうなパワフルすぎる兄弟である。ちなみに、Cパートで登場した博士も加えると、ヴァンパイア陣営はツダケン、子安、飛田さん。こちらも世界の1つや2つや3つや4つは簡単にぶっ壊せそうな陣容。ゴリゴリに濃すぎて気持ち悪いくらい。これを相手取るのは若手を率いる賢雄さんだが……もう、なんだこれ。 前回アガサさんがあっさり退場してしまったので心の傷が大きかったんですが、キャストの密度はそれでもブレない作品。別にそこだけを楽しむというわけではないが、これだけ濃いとキャスティングしてる側がどんな物語を作りたいかが分かりやすいのでとても助かります。これ、人類サイドは苦戦必至やぞ。いや、ユーリィは厳密には「人類」サイドではないが。「人類の味方サイド」でいいのかな。でも、ヴァンパイアは1000年以上も社会を牛耳っているらしいので、案外放っておいても共存共栄は可能なのかもしれない。単に前回の親父さんみたいな犠牲者が年に何人か出るくらいで(大問題だ)。 前回が親父さん、そして今回はお袋さん。子を持つ親に容赦ない作品だし、親を持つ子にも容赦ない作品。綺麗に構図が重なったおかげでユーリィの生い立ちが明らかになり、やはりセオリー通り、3話目にして一気に見通しが良くなった。単にヴァンパイアVS狼という構図ではなく、敵サイドに吸血鬼化された肉親までいますよ、っていうのがなかなかエグい設定である。ちなみに今回のコンテは岡村天斎である。P.A.作品ではちょいちょい名前を見るので自然なことではあるが、このまま進むとこの作品のタイトルこそ「DARKER THAN BLACK」っていうのがぴったりくる展開になるのかもしれない。 「母親」が絡む話に弱いのは相変わらずなんだけど、今回はお袋さんが編んでくれたマフラーの使われ方が容赦なくて辛いところ。普通なら今際の際に託された形見なんだから大切に握りしめながら現在も生きてます、みたいな展開になりそうなものだが、ユーリィさんの過酷な幼少期ではそれすら許されず、逃げ出した直後にあっさり四散。そしてそのことが彼の「狼」に火をつけることになったというのだから皮肉なものだ。今作ではヴァンパイアの方が血を想起させる真紅をイメージカラーにしているのに対し、「天狼」はまさに天に輝くシリウスをイメージさせる青白い光を放つ。現在のユーリィも髪の毛の一部に「白」のイメージを残している。また、現在のミハイルの全体的なイメージはやはり「白」なのだが、今後それがどのように変化していくのかは気になるところだ。 それにしても、チーム・イェーガーの微妙にズレてる仲の良さは一体なんなんだろうな。見ててやきもきするわ。 この世界で一番怖いのは絶園の樹とかじゃなくて、街のいたるところに諏訪部ボイスの一般人がいることだと思う、第19話。ニュースキャスターはまだしも、今川焼き屋の親父まで諏訪部ボイスだぞ。おっかねぇ。 相変わらず下世話なお話が世界を左右し続ける恐ろしい状況。ついに吉野と真広が直接のご対面を果たすことになった。1期目の樹海での丁々発止のやりとりを考えれば、確実にこの2人が再会したら血みどろの拷問劇が待っていると思っていたのだが、流石にどこか螺子のハズレた2人のこと。誰一人予想していなかった穏やかな和解へと到った。いやぁ、真広さん男前ね。……まぁ、ここでトチ狂ってフルボッコとかだとめちゃくちゃ格好悪いけどさ。最終的に「俺の愛花に何してやがんだ!」って言っちゃったから台無しな気もする。 しかし、言うこと言っちゃって凄く楽になった吉野さんがマジで鬼畜である。実兄の前で「おっぱいちっちゃかった」だの「骨っぽくて腕がゴボウみたいだった」だの、妹さんの身体についてのアナウンスが克明に。それなんてプレイだ。はたして2人は最終的にどこまで行ったのか。その辺のディティールが分かるエピソード希望。場合によってはR18も可。実況に左門さんを配備すれば完璧である。今回は出番が少なかった左門さんだが、ワンシーンできっちり求められた仕事をこなしたのは流石。安定のテンパリ芸は狙ってやってるとしか思えないレベル。 ちなみに、放送時間的にコレのあとに「はがない」なおかげで、1時間続けて花澤ボイスの中二病妹を楽しむことが出来る。そういえば、回想での愛花ちゃんは中学生。そして小鳩ちゃんも中学生。とてもじゃないけど同じ年に見えないのが恐ろしい。 今更だけど、すげぇ面白いよね、このアニメ、第17話。序盤が本当にしんどかったおかげで感想書くタイミングが無くなってたんだけど、ミラクル左門劇場あたりからあまりに独創的な楽しさが加速しており、今回はその真骨頂とも言えるエピソードになっている。まぁ、完全にギャグアニメとしての楽しさなわけだけれども。 序盤戦の萌えキャラ代表といえば当然左門さんだったわけだが、ここのところの葉風の加速っぷりが恐ろしい。ツンデレでもないので中の人が同じ稲葉姫子さんとかとは違った持ち味なのだが、どこか冷静に分析して自分の恋愛感情を推し量ろうとしているのに、どうしようもなくテンパって訳の分からないことをしてしまう葉風ちゃんが本当に愛らしい。離島で1人(2年前に)泰然自若としていたはじまりの魔法使いの勇姿は一体どこへ行ってしまったのだろうか。既に元カノがいるおかげで萌えアニメにありがちな朴念仁主人公とは一線を画す吉野との関係性は、端で見ていてもなかなかのニヤニヤ具合である。 そして、そんな葉風に萌えキャラトップの座を譲るわけにいかない左門さんも、負けじと持ちネタを突っ込んでのアピールに余念がない。どう考えてもコントにしか見えない「吉野の彼女会議」をアホどもと開催し、どんどんかけ離れていく彼らの真面目な議論が下手なギャグアニメよりもよっぽど笑えるのである。なんかもう、左門さんが「なるほど、小学生などの……」とか言い始めちゃうと「ほんとおっさん大丈夫か?」と心配せずにはいられない。そして、まさかの羽村からのマジレスで全員が凍り付くという事態に。事ここに及んで、「あぁ、こいつら全員マジだったのか……」と慄然とする次第である。ここまで「あいつの彼女って誰?」「あの子の彼氏って誰?」という中学生レベルの野次馬根性が壮大な物語になったことがかつてあっただろうか。あまりにもオリジナル過ぎて他との比較が出来ない、そんな恐ろしいアニメである。 今回は久しぶりに愛花ちゃんの出番も多く、色々と眼福な回でした。愛花ちゃんも言ってしまえば中二病なので、これと「はがない」を立て続けに視聴すると花澤成分がエラい事になります。更に「新世界より」も続けると何がなにやら。大ネタが暴露されてしまったせいで次回からひょっとしたらシリアス展開になるのかもしれないが、この作品の場合シリアスになろうとすればするほど笑えるという謎の効能があるので、クライマックスへ向けての展開にも期待したいところである。
立つ鷺、跡を濁さない最終話。これまで半年の間に本当に色々あった湯乃鷺温泉に、ついに別れの日が来てしまいました。
ここまで綺麗に幕を閉じ、その上で後口すっきりでくどくないという最終回は久し振りに見た気がします。この期に及んで初めて気がつくが、「花咲くいろは」というタイトルは、「花咲いた物語」を示唆するのではないのだね。「いろは」っていうのは物事の初心、はじめの段階のこと。「花咲くための、初期段階」というタイトルだったのだから、緒花たち女子高生の日常は、まだまだこれからということは最初から分かっていたこと。そんな「未来への余韻」を残すエンディングは、また格別のものでありました。 今回は大きく分けて2つのパート。まず、前半はP.A.Worksの真骨頂ともいえる、盛大なぼんぼり祭りの情景。そういえば、P.A.が最初に頭角を現したのはあの「true tears」だった。そして、あの作品も鍵を握るのは、片田舎で開催される祭りの情景だった。夜の闇にぼんやりと浮かぶ多数の明かりや、暗がりの中でうきうきと心躍らせる人いきれ。そんな雰囲気が画面の隅から隅まで充ち満ちているのは、流石のお仕事である。そして、そんな祭りの情景の中で、たくさんの人たちの「願い札」の内容が明らかになり、そこから「未来への情景」が確認出来る。「続く未来」を最も端的なツールで表したのが、この祭りの夜だったというわけだ。 そして、そんな中での2つの出会い。1つ目は当然、緒花と孝一だ。よくよく橋の上で会うのが好きなカップルだが、前回湯乃鷺を訪れた孝一は結局緒花とすれ違いばかりだったので、今回は念願叶っての対面ということになる。あのときとは全く違う緒花の気持ちは真っ直ぐに孝一にも伝わり、そのおかげで無駄に紅ショウガの多い焼きそばを食べる羽目になった。屋台のおっちゃん、気がききすぎるな。 そして、この夜を舞台にしたもう1つの出会いは、裸の気持ちをようやく通わせることが出来たスイと皐月である。面白かったのは2人が祭りの会場を歩くシーンのカット割りで、どこか妙なアングルからの切り取りなので、決して「2人が同じ画面に入る」ことがなかったのである。結局、皐月はスイの生み出した文化に迎合することはなく、あくまで「松前」皐月としての生き様を見せ付けている。しかし、そんな頑なな「隔離」は、その夜の寝室で解消される。互いに譲り合い、わかり合う母子。スイの中には、もう皐月への複雑な感情はなくなっているのだろう。これが、「四十万」と「松前」の融和の起点である。 後半パートは、結局一時閉じることになってしまった喜翠荘を舞台にした撤収劇。従業員は予定通りの未来へとそれぞれに歩を進めたが、数話前のようなバラバラの「離散」ではない。縁が宣言した「新たな喜翠荘」を目指すための一時解散だ。豆じいが去り、喜翠荘は「元の」喜翠荘としての姿を取り戻すことは出来なくなった。女将が歩きながら巡る誰もいない館内の数々の想い出は、この建物に残された最後の遺産となる。しかし、それが終わりではない。「四十万スイを喜ばせる旅館」が喜翠荘の存在意義であるとするなら、今の喜翠荘が失われたとしても、第2の「喜翠荘」を生み出せばいいだけの話。スイに満足してもらう。そんな次世代の旅館の夢は、既にいくらか現実になっているのかもしれない。 そして、この建物を最後に離れるのは、やはりスイと、緒花であった。第1話、1番最初に緒花が命じられた廊下の水拭き。彼女が喜翠荘とのお別れに選んだのは、その記念すべき初労働だった。スイでなくとも、わずか半年の滞在でも、すぐに生まれ、大切に育てられる新たな想い出の数々。新しい世界はそこにいくらでも拓けているのだと、スイは痛感させられる。天真爛漫、何も考えていないような緒花の行動に、思わず彼女も寂寥の涙をこぼした。 最後に残されたのは、「四十万」から「松前」への、正式な融和、橋渡し。未来の四十万スイを目指すことを神に誓った松前緒花に対し、スイは自分の想い出の全てとも言える業務日誌を託した。祖母から孫へ、世代を超えた新たな喜翠荘の夢は、ここに託されたのである。「待ってるよ」と呟いたスイの表情は、全てをやりきったものの達成感に満ち、孫の行く末を見守る暖かな祖母のものになっていた。 みんな、まだ何が出来るわけじゃない。何が出来るかも分からない。しかし、それは、花咲くいつか。花咲くためのいろはが得られた人々は、そのいつかを目指して次なる扉を開けていくのだ。本当に綺麗だ、未来って奴は。
まるで最終回、第25話。あらゆるものが煮詰まって、それが物語を完成へと導いていく。ドラマすなぁ。
「今までの喜翠荘」と「これからの喜翠荘」の戦いは、ぼんぼり祭り本番を前にして既に臨界状態。あまりの忙しさに次第に当初の目的を忘れてしまう従業員一同は、精神的に追い詰められ、普段の自分たちを見失ってしまう。喜翠荘が好きで、喜翠荘を失いたくない一心で身を削っているというのに、そのために戦わねばならない相手は、四十万スイではなく「喜翠荘」そのものであると錯覚してしまう。変革をもたらして旧体制を打開することが、そのまま新体勢の存在であると錯覚してしまう。壊した後には、新たに作り上げる必要があるというのに。 そんな奇妙なズレに真っ先に気づいたのは、何よりも精神性を重んじ、考えるよりも感情で行動することを優先させる女、緒花だった。ぼんぼり祭りのサポートに回されたおかげでカリカリした他の面々とはメンタル面で差が生じたというのもあるだろうが、彼女にとっての「喜翠荘」は最も理想化され、「輝く場所」になっていたため、次第にその輝きが失われ、変容していくことについては、冷静な反応をすることが出来たのだろう。「みんな頑張っているけれど、ボンボってはいない」。全く意味が分からないはずのこの言葉も、彼女が自分の周囲の状況を精一杯分析して発した言葉なのだ。やっぱりよく分からないけれど、彼女の言いたいことはどこか伝わってくるようである。 これまでのサービスを変え、何とか与えられたミッションをこなしていく従業員たち。しかし、無理の生じたままでは、次第に現実との差は広がっていくばかり。巴の怪我をきっかけにして、必死で積み上げた縁の牙城は、脆くも崩れ去った。彼の作り上げようとしていた「新しい喜翠荘」は、次郎丸の言葉を借りれば「幻の城」でしかなかったのだ。先代が何十年もかけて積み上げてきた歴史の集大成を、ほんの数ヶ月で塗り替え、越えていくことなど、並大抵のことではない。ことここに至って、ようやく全員が、何かおかしくなっていたことに気づく。 そんな窮状を救ったのは、やはり女将であった。彼女も彼女なりに、自分の目指した「喜翠荘の終わり」がどうやら正しい姿ではなかったことを、どこかで理解していた。緒花が訴え、菜子が嘆き、彼女は喜翠荘が自分一人のものでないことに気づいた。「四十万スイの喜翠荘」を、次なる姿に生まれ変わらせるために、彼女は別な角度からの助け船を出すことにしたのだ。それが、中居としての四十万スイ。これにより、「これまでの喜翠荘」は「これからの喜翠荘」の中に溶け、新たな姿を現すことになる。 はかったようなタイミングで現れた皐月も加え、親子三代、夢のコラボレーションが実現。四十万スイ、松前皐月、松前緒花の3人は、この時に初めて、同じ方向を向いていた。「喜翠荘を守る」「喜翠荘をぶっ壊す」。2つの全く異なるベクトルが、奇妙にねじ曲がりながら、ようやく1つになった。そこには新たに「四十万」崇子も加わり、喜翠荘は、新たなステージに踏み出すことになる。 もう、ラストの親子3代が中居姿で並んで歩くシーンだけでも感無量。これまで半年の間見守り続けてきたこの喜翠荘の風景の中で、この情景が見られるとは思ってもみなかった。すれ違いはあるし、主義主張には曲げられないものもある。それでも、家族の絆は固く、喜翠荘を巡っての仲間達の結束は揺るがない。夢を追い続けてぼんぼった女達の、何と凛々しく美しいことか。素晴らしい最終回でした。 あ、終わってない? まだある? そういや孝ちゃんほったらかしだったからな。次週は「女将のお部屋にお泊まり孝ちゃん」が見られるのか?! 気づけばこの作品も25回の放送を続けてるんですよねぇ。今回のエピソードだけでも、例えば緒花の「輝きたい」という発言や、中居仕事をする一連のカットなんかは、これまでのシーンを思い起こさせるために意図的に演出を重ねてきている。他にも、緒花がデコピンされるシーンでは、緒花が喜翠荘に来て真っ先に浴びた洗礼が女将のビンタだったことを思い出させてくれて、時の流れを感じさせる。こういうシンプルな「成長物語」って、やっぱりグッとくるものがあるんですよ。 さて、泣いても笑っても次週でラスト。孝ちゃんは幸せになれるのか? そして、老舗旅館の食卓にホビロンが並ぶ日は来るのか?
かな恵ボイスはやんちゃ印! 第24話。やっぱこれだなー。緒花は泣いて吠えて息巻いて、暴れて魅力が花咲くのです。今週は孝ちゃんと女将という2人ものラスボスを相手に奮戦してくれたので、そっち方面の満足感は半端無いです。
シナリオ自体は、最終回へ向けて着実に「締め」に向かっている印象。前回ラストで偶然巡り会った運命の2人は、いつぞやの夜のように、再び公園で一緒に空を見上げる。そして、誤解を重ねていた関係性を、1つ1つ解きほぐし、お互いの一番奥底に秘められた気持ちを確認し合うことが出来た。正直言うと孝一の言ったコーンスープのコーンのたとえはやっぱりよく分からないのであるが、モヤモヤと彼のことを考え続けていた緒花には、その意図するところは充分伝わったらしい。その上で、四十万の女は男性に主導権を握らせてくれない。孝一がゆっくりと回そうとしていた回転遊具を強引に押しとどめ、あろうことか逆方向に押し戻してしまった。今まで孝一に散々言わせてきて、それを受け止めきれなかった自分への戒めを込めて、今度こそ告げるのは自分。押し進めるのは自分。それまで、孝一にはもう少し待ってもらうことになりそうだ。それでも、確実にプラスへ向かった2人の回転は、もうその方向を心配せずとも良さそうである。 そして、残された課題はただ1つ、サブタイトルにある通りに「ラスボスは四十万スイ」。再び湯乃鷺に舞い戻った緒花。喜翠荘では確実に終わりに向かう空気が流れており、そこに垣間見えるのは、1つの使命を終えた後に残る「それぞれの未来」である。調理人コンビは既に他の旅館への引き抜きが決まり、何と巴にも小料理屋から声がかかっている。意外や意外、次郎丸までもが、過去に奇妙な実績を残していたことが明らかとなり、「喜翠荘」という基盤を失っても、ここにいる人々は新しい人生を歩んでいくのではないか、ということを暗示させるのである。 スイが意固地になって喜翠荘を閉じようとしていた理由は、まさにそこにあった。自分とその旦那、そして豆じいの3人で作り上げた「翠の喜ばせる」ための喜翠荘。がむしゃらに目指してきたゴールはとうの昔に過ぎ去っており、喜翠荘はその役目を終えている。となると、そこに残された意味は、「喜翠荘に縛られる」ことであると、女将は考えていたのだ。旅館を守ることに固執したがために、皐月は家を飛び出し、縁は不向きな経営者としての道を進まざるを得なかった。崇子と2人で思い描いた夢も既に昔の話。その他の従業員も、喜翠荘という古めかしい旅館に囚われることで、その未来を閉ざしてしまっている。年寄りの郷愁だけを理由にそんな状態を維持することはできない。実情はどうあれ、女将にとって、喜翠荘は「そういうもの」になっていたのだ。 しかしもちろん、そんな女将の思いは、少なからず的外れなものであった。緒花はそれを代表して「年寄りの考えることは分からない」と応えたわけだが、他の関係者にとっても、その気持ちは似たり寄ったりだろう。既に女将1人の思いを離れて、「とらえる場所」ではなくて「帰る場所」になっていた喜翠荘。従業員たちの気持ちは皆同じであるのだが、いかんせん女将が自分の思いにフタをした状態であるせいで、そのことを口にすることが出来ないでいたのである。 そして、四十万スイがラスボスならば、最大の武器となるのはやはり松前皐月。どこまで行っても、この母親に対して真っ先に反旗を翻し、良くも悪くもその意志をくじきにくるのは愛娘の皐月であった。前回の里帰りの成果を雑誌掲載という形で具体化させ、今や縁を主に据えた喜翠荘に強烈なエールを送った。再び昔のような活気を取り戻す喜翠荘を見て、従業員たちも力が入る。そして、それを見た女将の心も揺れる。連れ合いの墓前というロケーション、そして最も「理解しがたい生物」であるはずの奇妙な孫娘。様々な要素が全て揃い、ここに至ってようやく、女将はその本心をぽろりとこぼしてきたのだ。 女将の気持ちが伝わった今、残された戦いはたった1つ、「今までの喜翠荘」と「これからの喜翠荘」の戦いだ。女将が築き上げ、その完成形が故に自らの手で終わらせようとしている「今までの喜翠荘」をぶち壊すには、従業員が一丸となり、業績も、目標も、地域での立ち位置も、全てが一新された「新しい喜翠荘」が見える必要がある。さぁ、世代を超えた戦争だ。君主四十万スイの決断を契機とし、松前皐月の乱をもって巻き起こった世代抗争。2つの世界に決着を付けるのは、四十万の血を引き継いでこの血に降り立った「若者」松前緒花しかない。どうなる喜翠荘。 とまぁ、メインテーマははっきりしてるんだけど、起こっているイベントちょっと地味だったおかげで、今回一番インパクトがあったのはどう考えてもお風呂場大作戦なんだけどね。最初は「サービスシーンかー」と思って観ていたら女将が乱入して「誰得やねん!」と思っていたら、その後本当に一番のクライマックスシーンになっちゃうという罠。女将すげぇ。ベテランとかどうとかいう問題ではなく、エスパーじゃねぇか。
巴さんが頑張りすぎてて涙が止まらない第23話。いや、カメラテストだってゆーてるやん……そのVは誰が見てくれると思ってるんでしょうか。頑張れ、三十路間近、超頑張れ。
女将は黙して語らず、着実に終了へと歩を進める喜翠荘。誰一人としてはっきりした閉館の理由が分からず、それなのに誰も問わず。おかげで、結局女将が何を考えてこんな行動に出たのかは確証が得られないまま、「やっぱり資金繰りが」ってことで事態はどんどん進行している。既に片付けなどの準備が始まり、行く当ての無い緒花の居所を工面するところまで時間は流れている。何とも急な話ではないか。その間、みんな何か言いたそうなのに、誰も口に出せないでいるのは、何だかやるせない状況である。菜子は落ち込み、緒花は首をかしげ、民子は道を誤らず。緒花たちが電車の中で開けた弁当の中に、民子の意志はぎっしりと詰まっていた。 唯一、女将の思惑にある程度目星が付けられそうなのは、実の娘である皐月であろう。彼女には彼女の思惑があり、東京で着実に暗躍を続けている。その結果が、貴子とのネットワークによる例の映画監督包囲網である。おそらくあのおっさんはどこまで行っても犯罪ぎりぎりの企画詐欺を抜け出すことは出来ないのだろう。罪の意識の許すラインをコソコソと渡り歩きながらも、マスコミなどの業界関係者とのコネクションは切ることが出来ず、皐月の見えるところに足跡を残してしまう結果となった。普段ならば「喜翠荘の連中は自分でなんとかしろ」とでも言いそうな皐月だったが、今回は事態が事態だからか、貴子を通じて、情報を漏らしてきた。 第1のボス戦、映画監督との大立ち回りの舞台は、既に東京では2番目のシンボルとなった過去の意匠、東京タワーである。東京タワー&ラストバトルっていうと「CCさくら」を思い出すけど特に関係無い。高所&人目につく場所、そして緒花や貴子が思い描く「遠くの都会」、東京のシンボルとなったのがこの建物なのだろう。この作品はやたらと電車での移動シーンが描かれることが多いのだが、これは全て、東京と湯乃鷺の距離を示すためのツールであると考えられる。「湯乃鷺と東京は遠い」ことと「緒花と孝一」「緒花と皐月」「皐月とスイ」といった、様々なキャラクターたちの心の距離がシンプルに浮き上がるように出来ているのである。 そんな「東京」の中心で貴子が見事な背負い投げを決めている一方で、東京タワーを臨むビルの一室、皐月は孝一と一緒にいた。「男子高校生と、その子にふられた女子の母親」という何とも奇妙な組み合わせだが、2人とも「緒花の最大の理解者である」という共通項があり、間に緒花の記憶と記録を挟むことで、とんとん拍子で会話が進むのが面白い。孝一は「緒花をふったわけではない」と皐月に説明し、それを受けた皐月は愛娘の記録ビデオを孝一に提供する。うぶな男子高校生は、密かに思いを繋いでいた人物の姿を久し振りにモニタの中に見て、コーヒーを使って記憶を新たにする儀式を行った。「緒花は過去ではない。自分で洗い流すことが出来る記憶ならば、それは未来に繋がる」。皐月は、そんな孝一の様子に、娘の未来も透かして見るのである。 「東京」を舞台にした、全く別の次元、全く別の世界の2つの問題が、奇妙なリンクを伴いながら、少しずつ夕暮れの空に収束し、最後の歩道橋で二人は出会う。さぁ、改めて「おとしまえ」をつける時だ。「決意の片思い」を胸に抱いた緒花は、孝一が残した「じゃあな。」に、改めてどんな言葉を届けることになるのだろうか。 実に微妙な感情の機微が、ど真ん中から少しずらしたような、曰く言い難い風景に落とし込まれていく巧妙な構成、今回は全体的に魅せられるシーンが多かったです。西村監督は、こういうモヤモヤしたもんを作らせたら天下一品ですね。あ、でも、緒花のビデオメッセージは、どう見てもエロ親父がインタビューしてるAVにしか見えませんでしたけどね!
なんかキャラ原画おかしくなかったか? 第22話。なーんかみんなして普段よりも丸くて、緒花なんか髪の毛がのぺっとしてる気がした。まぁ、1話の中で統一感があればそれはそれでいいんだけどさ。周りがみんな大人しめの丸い造形になってたから、晴れ姿の貴子さんの化粧がやたら浮いてた気がするのです。
さて、本作ではすっかり名物となった、「1話前で巻き起こった大問題が翌週にはあっさり解決している」という不可解な現象が今回も発生。あれだけ勝手にこじれたと思った緒花と民子の間の理不尽な亀裂。どうやったら修復出来るのかと固唾をのんで見守っていたが、なんだか不慮の事故からとんとん拍子で女子高生つかみ合いバトルになり、さらっと流れてしまった。民子が徹の前でうっかり大爆発したことで2人の間の問題も(一応は)解決したみたいだし、結婚式と引っかけて男女の問題は万事解決。今回唯一感情が突き抜けたのは熱烈ベーゼの次郎丸くらいなもんである。 緒花たちの問題が解決したのは、突如学校でかかってきた皐月からの電話がきっかけ。奔放だったと思っていた母親が多彩な男性遍歴を経てたどり着いたたった1人の相手への「叶わぬ片思い」の話を聞き、緒花も自分の恋愛観がどこか歪んでいたことをようやく悟ることが出来た。母を反面教師にしたおかげで緒花は男女の間に必要以上の潔癖さ、つまり「両者の同意」を常に求め続け、その結果、些細なすれ違いから孝一と別れる決心をした。しかし、母の言葉は「そんな必要はなくて、とにかく片思いから始めればいい」と諭した。これにより、緒花は民子の勝手な思い込みを打ち破る信念を獲得し、それが波及して、民子のうじうじも吹き飛ばすことが出来たのだ。「母は強し」とはよく言ったものである。正直、本人の前で告白同然の台詞を吐いてしまった民子が徹と今後どんな距離感でやっていくのかは気がかりであるが、どちらも不器用なくらいにまっすぐなことしか考えられない質なので、案外裏表無しでぶつかった後の方が良い結果が出そうである。 そして、1つの恋愛模様がまとまったことも祝福しつつ、つつがなく進む縁たちの結婚式。喜翠荘メンバーの尽力もあって、式は素晴らしい想い出を残すことが出来た。貴子は祝福を受け、縁は決意を新たにし、豆じいは頬を赤らめる。うむ、巴さんの必死さが本当に痛々しいくらいだが……頑張れ。まだ20代なんだからチャンスはあるさ! よっ、いい女! だが、それだけで終わらせてくれないのが「昼ドラ」である。全てを祝福し、万事が収まるべきところに収まったかのように見えた喜翠荘。しかし、残念ながら女将はそんな簡単なハッピーエンドには満足しなかった。豆じいの進言を受けての発案なのか、それとも以前から既にそのつもりだったのか。自分たちが細腕1本で切り盛りしてきた喜翠荘は、ここで歴史に幕を閉じさせてしまおう、という決意を表したのである。貴子に対して「旅館は継がすつもりがない」と宣言した前回同様、この告知は従業員一同には寝耳に水だ。確かに経営が順風満帆とは言い難いかもしれないが、それなりに上手く回り、未来に希望を持った喜翠荘。その歴史を、女将は受け継がせずに自らの手の中で打ち切ろうという。そこに一体どんな深謀遠慮があるのか。現時点ではスイのみぞ知る。 さぁ、これが最後の盛り上がりか。次回予告を見る限りでは、とりあえず緒花は孝ちゃん関係を片付ける必要があり、それが終わったらいよいよ女将との決戦、という流れになるのだろうか。案外豆じいが重要なところで鍵を握っていたのが驚きだったが……さて、どのように転がるものか。 今回はささやかながらも晴れやかな披露宴の様子からエンディングに入る演出が何とも印象的な回。「なーんか貴子の友達、変な声してんな」と思ったら、なんとオープニングを歌っているnano.RIPEのボーカルだったというよく分からないサプライズがあり、祝福の歌がそのままエンディングに繋がった。そのまま晴れやかに次回を迎えられるかと思ったところにCパートの爆弾発言だったから、驚きも一際である。ほんと、分かりやすいところに転換点を用意してくれるので、この作品は親切であることよ。 |
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Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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