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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 これが戦場、第10話。容赦ない展開だが、それでもどこか戦場にのんびり感があるのは致し方なし。

 とりあえずは想定通りの進行。それは視聴者側にとってもそうだし、魔族側にとっても、人類側にとってもそうだろう。魔族が大軍で攻めてくることはわかっていた。開戦の一撃こそスカされたものの、万全の迎撃体制をとっていた人類サイドもそりゃ元気。基本的に戦争ってのは防衛側が有利にできている。……まぁ、わざわざ平地に打って出たらそんな変わらんかもしれないが。想定通りの魔族の想定内の侵攻。それなら返せる程度には、正規軍は訓練を重ねていたはずだ。

 そしてそれはウサトたち異世界人も同じこと。いわばこの日のために望んでもいなかった(一部例外あり)異世界に呼び出され、必死に修行して迎えた本番当日である。先輩とカズキの勇者両名は優れた魔法能力で雑魚兵士を蹴散らす程度の働きはできているし、ウサトも通常の癒し手業務に加え、ローズの右腕として「戦場を駆ける」働きも一応は果たせている。地獄の特訓はきちんと活きているのである。しかし、ウサトがかかえる不安はあの未来視のこと。本当に訪れる未来なのか、そしてその未来は回避可能なのか。分からないならとりあえず走るしかない。こればっかりはローズに相談したところで解決はしないだろう。

 そして、そんな戦場のイレギュラーを引き起こすのが黒騎士の存在。前回突然現れたマジで謎のキャラで、よく分からんが幹部格だろうと思われるアーミラたちに対しても偉そうだったし、この世界では異世界人にも付与されなかったようなチート能力を持って余裕綽々の蹂躙体制。端的にずるい。まぁ、魔族の中でもかなり特異な存在には違いないだろうから、こんなんがワラワラ出てくる心配はなさそうだが……この1体がまぁ強い。

 犬上先輩は頑張っている。突如現れたイレギュラーに対してもできうる限りの対策を試み、浮わついたカズキを制御して何とか冷静に勝ちの目を拾おうと最善を尽くした。ただ、惜しむらくは圧倒的に実践経験が足りない。魔族という存在がどこまでのイレギュラーをはらんでいるのかを推定できない。まぁ、相手もあの手この手の欺瞞戦術を施していたので頭脳戦でも一歩及ばなかった状態ではあるのだが、この世界における「魔法」の詳細がわかっていない状態で、あの敵の能力を看破するのは流石に無理だっただろう。何とか2人で押さえ込もうと努力した結果、確実に仕留められる状態まで自らで確定させてしまい、勇者2人はあっけなく倒れ伏した。ここまでは見事にウサトの未来視の通りである。

 あとは、「地に倒れ伏した者」を復活させられる能力がこの「確定未来」をどこまでひっくり返せるか。現時点では仮に先輩達が復活できたとしても黒騎士の能力への対策がなければ打つ手がないわけだが……鍵になるのはローズが別れ際にささやいた「ウサトの切り札」か。なんかこう……ヒールの重ねがけでむしろ相手の体組織を壊す、的なものではないことを祈る。そんなことやってる変なヒーラーがちょこちょこいたので。ウサトにはずっとまっすぐな癒し手でいてほしいものである。

 
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