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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「百千さん家のあやかし王子」 4→4

 少女漫画だなぁ……としか……割と序盤でそのイメージが固まっちゃったもんで、あんまり真面目に追えてなかった作品。

 「あやかし」というタイトルだとどうしても過度に期待してしまう部分があるのは私が「妖怪」というモチーフが好きなせい。興味を持てるというのはプラスの側面なのだが、そのせいでハードルが上がってしまうのがマイナスの面で、今作においても「別にあやかし要素が際立たないなぁ」というのでちょっとがっかり。いや、今作における「あやかし」という要素が単なる「世界の違い」を表したものであり、いわば身分の差を隔てた恋や、異種族間でのラブロマンスを演出するための舞台設定だということは理解できるのだが、最初にひまりが屋敷に転がり込んだ時の「いろんな付喪神がわちゃわちゃ出てきたー」みたいな展開からもう少し賑やかな妖怪ものになることを勝手に期待してしまったのである。その結果の感想が「ただの」少女漫画だなぁ、というものだったわけだ。

 そうなると評価としては可もなく不可もない。個人的にあんまり少女漫画プロットに大きな魅力は感じず、どこか禁忌感を伴う「あちら」との接触というモチーフも、忌避感を伴うものに対するひまりのまっすぐな向き合い方も、どこか紋切り型で強さは感じなかった。ひまりのキャラは嫌いじゃないんだけどね。やっぱ野郎どうしで固まってウジウジ悩んでる様子はあんまり見たいもんじゃなかったな。

 あとは映像部分ももう一声。キャラデザの好みはどうしようもないんだけど、やっぱりエフェクトのかけ方とかのこだわり(和のテイストも含んだ配色など)がどこか浮いていてもう少し馴染ませる工夫はあっても良かった気がする。最近はCGで手軽に諸々のエフェクトを利用することができるようになってきたこともあり、考えなしに画面に置いてっちゃうとガチャガチャとうるさいだけで魅力につながらないなぁと。頑張って飾り立てようとしてるのは分かるんだけどね。こういう足し引きのバランスも正解がない問題なのでなかなか難しい。まずは表層をどうこうするより、原画時点でしっかりキャラを作っていこう。

 
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