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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」 5→4

 これをもって、無事に「動物アニメフィーバー」が続いた2023年度を締め括りたいと思う。はいみんな、あとは日曜朝にテレビの前に集合だ。

 フィーバー言うても「カワイスギクライシス」に幕を開けて「ドッグシグナル」「これ」「プリキュア」と4本が「動物」をテーマにした作品だったというだけの話なのだが、残念ながらというか当たり前というか、この中でダントツに動物要素がショボいのが今作である。元々「動物」要素をそこまで中心に置かない作劇だったと言われればそれまでだが……このタイトルとあの導入で動物要素に大した魅力もないというのは流石に期待外れと言わざるを得ないだろう。まー、動物愛そのものをテーマとした残り3作と比べるのはやや酷なのかもしれないが……。

 結局なろう的要素を飾り立てる「適当に選んだ個性」がもふなで要素だったというだけで、作者自身がそこを徹底的に描写しようなんて意識はないのだろう。考えてみりゃ他の作品は全部漫画かアニメなわけで、小説媒体で「動物の愛らしさ」を克明に描くのはすこぶる難しい。言い方は悪いが、なろう畑にそんな優れた文筆を期待する方が無理ではある。ただ、それならアニメスタッフの方がある程度の「可愛らしさ」を補ってやるのが正しい方向性だったと思うのだが……残念ながら今作における「動物」はあんまり可愛くない。虎はまだしも、後半になると大半が亜人種になってしまい、犬人間たちがどれもこれも可愛さとは無縁のデザイン。そこで「もふもふなでなでしたい」とか言われても「そうはならんやろ」でおしまいである。

 加えて、なろう的マウントプロットが適当というかテンプレそのものであり、「テイムからの動物たちの支配」という流れが丸わかりの「転スラ」フォロワーなもんで二番煎じ三番煎じで味がしない状態。せっかく主人公のネマだけはデザイン(と声)が愛らしいのに、コテコテの若年マウントを取るためだけのキャラ設定になってしまったのでキャラの魅力が削がれてしまっている。さらには何故かもふもふとは無縁の「多種族との共存の問題」「戦争と統治」みたいな面倒な問題に全力で突撃する筋立てに進んでしまい、幼女だけではどうしようもない部分のほとんどをドラゴンと安室透みたいな親父に解決してもらうというマウントの中でも最低レベルの虎の威。どこに魅力を感じたらいいのかが最後までよく分からなかった。

 差別的な視点は持ちたくないとは言いつつも、やっぱりこれがスタンダードな「なろう風」だとすると僕ァきついですね。


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