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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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4月27日 ドラフト模様(DKA ISD×2)
ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sangriter】→【Metallica】→【Alessi】→

 約半年のお付き合いだったイニストラード環境にも別れの季節がやってきた。これが今セットの最終戦。次なるアヴァシンの飛躍に向けての、旅立ちの時である。この環境はラスト2回がカラオケボックスドラフトという訳の分からない幕引きになったわけだが、闇が隆盛したというこのイニストラードが我々の手向けのために送り出してきたものは、想像を絶するプレゼントだった。今回開封したパックの1つを見てみよう。「意志の詐欺師」「塔の霊」「嵐縛りの霊」「捕海」。うん? なんだこれ。全てのレアリティに綺麗に偏ってないか? まぁそんなパックばかりのはずはない。隣の人間が開けたパックはこうだ。「流城の隊長」「溺墓の隊長」「ゲラルフの精神壊し」「悲劇的な過ち」「魂を捕らえるもの」「死の愛撫」。……何これ。そうか、これが闇が盛り上がった証拠だったのか。おかげで最終戦は阿鼻叫喚。薄暗いカラオケボックスは、混沌のなかで幕を閉じたのであった。


    AL SE TH SA ME MT
AL  ー  ×  ×  ◎  ◎  ◎  3ー2 3
SE  ◎  ー  ◎  ×  ×  ◎  3ー2 2
TH  ◎  ×  ー  ○  ○  ○  4ー1 1
SA  ×  ◎  ×  ー  ×  ◎  2ー3 5
ME  ×  ◎  ×  ○  ー  ×  2ー3 4
MT  ×  ×  ×  ×  ○  ー  1ー4 6
 
 
1位 【Thraxi】 黒青 <名門のグール 静かな旅立ち ファルケンラスの貴族>
 
 終わり良ければ全て良し。この世界で私の旅立ちを見送ってくれたのは、「溺墓の隊長」率いる濃厚なゾンビデッキだった。試合中にも多少ネタバレはしたのだが、実は、私がこないだから夢見ていたのは、この世界で最後に「呪いデッキ」をやってみたい、というものだった。まぁ、クソ弱すぎるから無理だとは分かっちゃいるが、せっかくあるメカニズムを使わずに終わってしまうのも勿体ない。やるならきっちりやって、負けておきたい、そう思っていた。だから前回も今回も、多少無理矢理ながらも黒からピックを始めているのだ。しかし、結局今回も呪いカードは現れなかった。変わりに現れたのは、前述の青黒祭りだ。気付けば1パック目終了時点で「死の愛撫」が3枚というどうしようもない状態で、今回はとにかくこれを使えるデッキにしよう、という方向性でピックを進める。また、「溺墓の隊長」を使いたいわけだが、この人、出てればもちろん強いわけだが、そりゃもうあっさり死ぬ。以前もゾンビデッキを組んだ時に、「隊長は強いけどそこまで頼りにするわけにもいかないな」ということは考えていたので、今回の目標は、「死んでも死んでもとにかく隊長を使い倒す」ということ。そこで、最終戦を飾った「今まで使ったことがないカード」は「憑依された沼墓」に決定。「沼墓」2枚と「グール呼びの詠唱」2枚という、大量の回収スベルにより、「隊長」が、「遠沼の骨投げ」が、「縫い合わせのドレイク」がグルグル。ある程度土地さえおければ「死の愛撫」が致命傷は防いでくれるので、ゆっくりとアドバンテージを広げて相手を押し潰すことが出来るようになっていた。その鉄壁の守備力は、阿呆な相手をライブラリアウトに追い込んで自滅させたり、リリアナさんの最終奥義をぶちかまされてもそのまま状況を修復してひっくり返せるほどである。予定のデッキとは違う完成形だったが、この環境では随分仲良くしてもらったゾンビたちに、最後のお別れが言えたのは幸せだったのかもしれない。
 終わってみれば「闇の隆盛」に入ってから優勝5回、最終勝率.594はトップを守った。僕は闇が好きでした。さようなら、ゾンビ達。
 
 
2位 【Serra】 青赤 <執拗なスカーブ 秘密を掘り下げる者 縫い合わせのドレイク>
 
 そして驚くべきことに、僅差で2位だったこちらのデッキも、今回のメインウェポンはゾンビなのである。ゾンビメインがワンツーフィニッシュとは、この環境は有終の美を飾ったといえるのではなかろうか。もちろん、並びの2人が全く同じゾンビデッキになるわけではなく、こちらは青のスカーブをメインとして、墓地を食いつぶすタイプのゾンビ。「執拗なスカーブ」「ゲラルフの精神壊し」「スカーブの大巨人」と5マナ以上のビッグボディを各種取りそろえ、それらは「甲冑のスカーブ」「錯乱した助手」がサポートするのが主な流れ。サポートカラーには赤が採用されており、「裏切りの血」や「収穫の火」「投げ飛ばし」などの火力が序盤をさばく。そして、青と赤というスペルメインのデッキに爆発力を与える面白い手駒として用意されたのが、1引き2引きという奇跡のピックを見せた「秘密を掘り下げる者」。環境最強の1マナ生物が、普段なら動きの遅いスカーブ達の先陣を切る役割を果たし、変身出来ないなら出来ないで、どうせ1/1ならさっさと死ぬし、これがスカーブ達の肥やしになるという組み合わせ方なのだ。瞬殺された身としては、本当にどうすることも出来なかった気がする。
 今環境の最終結果としては、優勝回数はイニストラードの時同様に2回。勝率も大きな変動は無く、平行線のゴールである。強いて特徴を見いだすとしたら、あまり話題には上らなかったが、実は使用している色がものすごく偏っていた、ということだろうか。ほぼ全ての試合に参加している(欠席1回)ので、参戦数は26。うち、緑を使ったのが6回、赤が7回しかない。対して、白は17回で最多使用数である。ちまみに毎回の平均色数は2.08色と、ほぼ2色デッキを貫いていたのも、本人がこだわりを見せていた主義信条なので特徴といえるだろう。さて、次の環境も白が……ねぇ。
 
 
3位 【Alessi】 赤緑黒 <流城の隊長 硫黄の流弾 ガツタフの羊飼い>
 
 一時は「4月は4連勝する」という訳の分からない最後っ屁宣言をしていたものだが、ここ最近はピックで迷走することが多く、なんだかよく分からない環境の幕切れになった。今回も鬼パックの渦中に位置しており、序盤はもう、本当にグルグルとあらゆる誘惑と戦っている。結局、最初に引かされていた青は早めに見切りを付けて赤と緑をメインに集め始めたのだが、最後の最後、3パック目では上家からまさかの「血統の守り手」。ここで「男らしく潔く振り回される」ことを決意し、必死の黒タッチ路線を強行。「1回くらい回ればそれでいい」をモットーにしたきつめの3色デッキである。結果はそりゃまぁ大体予想通りのものとなり、勝てる試合は勝てるし、まわらなけりゃデッキのちぐはぐな構造に四苦八苦する。およそ満足のいくデッキ構成ではなかったとは思うが、本人はそれなりに楽しそうだったので、これはこれで良かったのかもしれない。
 破竹の2連勝で幕を開けた「闇の隆盛」環境だったが、そこからは低迷期を迎え、優勝回数は結局3回にとどまった。勝率はボチボチのラインをキープして.547でフィニッシュ。特定の相手にだけべらぼうに弱いという謎の偏りが解消できなかったのが、結果に響いたものである。でもまぁ、それ以外は色の使い方も平均的だし、一番癖のないプレイスタイルであることよ。
 
 
4位 【Mei】 青赤黒白 <燃える油 霊廟の護衛 血の贈与の悪魔
 
 どんなダンスがお得意かしら? こちらは最後の最後まで特色を消すことなく「レアに踊らされ、ピックでぶれまくる」というお家芸を遺憾なく発揮。最終戦も4色となり、結果何がしたいのかさっぱり分からない、モザイク模様のデッキが出来上がった。いや、「何がやりたいか」はピック表を見れば何となく分かる。たとえば1パック目は早めに「死者の秘密」を引いているので、多分フラッシュバックをやりたかったんだろう。そのために引いているのが青と赤なんだから、流れは明確。この時点で「悲劇的な過ち」をタッチしたりしてるのは、ブレるとかじゃなく、今回のひどいパックの巡りが原因といえる。しかし、2パック目になると前のパックのことはすぐに忘れる性格なので、2パック目はいきなり関係がない「霊廟の護衛」だ。おそらく、1パック目でたまたま「進化する未開地」が2枚キープ出来たので、最後の最後まで色は散らしてやろう、ということなのだろう。その後「死体生まれのグリムグリン」を引いてしまい、確実にクリーチャーの数が必要なギミックと、フラッシュバックという完全に相容れない理念が同居を始め、結局この溝はどこまで行っても埋まりゃしない。さらに3パック目では「血の贈与の悪魔」「リリアナ・ヴェス」とダンスに最適な爆弾レアが立て続けに流れ込み、もう色もわやくちゃである。それでもまぁ、ここまで鬼カードが集まれば何とかなる部分はあり、狂ったようにマナベースを整えたごった煮デッキは、これはこれで完成形となったのであった。ある意味すごいムーヴではある。
 で、そんな性格がよく現れた最終結果は、「闇の隆盛」にはいってもほぼブレることはなく、「イニストラード」終了時点で勝率5割だったものが、最終的には62勝61敗、ぎりぎりで勝ち越しに成功している。ある意味凄まじい安定感といえるのかもしれない。ちなみに、各試合における平均使用色数は2.73色で、ほぼ3色と言ってしまって良い。これはもちろんトップの数字である。
 
 
5位 【Sangriter】 白青 <意志の詐欺師 不可視の忍び寄り 月鷺>
 
 記念すべき最終戦で、件の真っ青パックを開封してしまった不幸な男。ここで選択肢は2つあるだろう。1つは、「つぶし合えー」とばかりに青いカードを全流しして、自分は激戦区域を避けるというもの。しかし、今回のパックで青を避けようとすれば、引けるカードというと「狂気の残骸」か「ラムホルトの古老」くらい。流石に見返りに期待出来ない。そこで、どうせだったら一番強そうなカードを引くことになる。「意志の詐欺師」から青に飛び込み、2引きでは相性バッチリの「高まる献身」も手に入れた。この時点で意外といけるんじゃないかという気もするのが、今回1つ目の不幸は、白が本当にしょぼかったことである。とはいえ、最終的なデッキの突破力はある。「鏡狂の幻」がおり、「不可視の忍び寄り」が「信仰の戒め」を持って突っ込むだけでも決戦兵器。「宿命の旅人」「悪鬼の狩人」、最低限の布陣は出来ているだろう。今回何が足りなかったかと言われれば多分、運、ラックだ。何しろ「鏡狂の幻」を起動したらそのままライブラリアウトで一撃死亡したのである。他にも3ターン目に「不可視の忍び寄り」に「信仰の戒め」でパンチを開始して圧勝ムードになったにも関わらず、そこから土地以外を引かずに潰れるなんて展開も。ピースが1つでもずれていれば多分4つは勝っていたと思うのだが、気付けばこの位置。Magicマジ紙一重。
 ちなみにこの環境の最終結果は、「イニストラード」期の勢いは「闇の隆盛」に入ってから多少そがれてしまい、優勝回数も1回止まりに。それでも勝率.586でトータルで2位を維持しているのだから大したものだが。そして、何か妙な特徴が多いのもこの男の特徴であり、1つは、戦績が相手によって偏りすぎていること。「対AL・14−6」「対SE・14−5」「対TH・7−13」「対ME・6−13」。どういうことなの。そして、上の方で「2色デッキにこだわること」を自慢していた男がいたわけだが、実は、デッキの平均使用色数(2.05)はこちらの方が少ないのである。まぁ、毎回の色の規定は私がピック表なんかを見て適当に決めているのでブレはあるのだが、記録上は、3色になったのがわずかに1回。抜群の安定感、なのか、単なる頑固者なのか。
 
 
6位 【Metallica】 緑白 <狼に噛まれた囚人 深夜の出没 暗茂みの狼>
 
 終わり良くなければ……ということだろうか。様々な思いを胸に挑んだ最終戦だったが、結果ははかなく散ってしまった。この状態を一言で表すなら、「貧乏くじ」というのである。世界は青と黒に染まっており、緑や白は完全な不人気カラー。そこを脇目もふらずにかき集めたのだからさぞかし贅沢な集まり具合だろう、と思ったら、案外そうでもないのだ。確かに緑の肉はそこそこの充実度ではあるが、特に決め手になるカードが出ているわけではなく、「やっぱり
暗茂みが強いね」という感想が出てくるくらいにはパンピー。白は前回はっちゃけすぎた反動なのか「礼拝堂の霊」がおらず「声無き霊魂」もほとんど出ていない。「宿命の旅人」も、まして「未練ある魂」なんて出るわけもない。とにかく「アンコモン以上の基盤となる戦力」が皆無なのだ。最後に望みを託すべき「旅の準備」など、そんな状況に現れるはずもなく、肉を並べても並べても、つぶされ、ずらされて負けていく。緑白の不自由な面が綺麗に表れる結果となった。随分消化不良な感がある幕引き。
 まぁ、最終的な戦績については触れないでおくが、実は、イニストラード期と闇の隆盛期は勝率にほとんど差は無い。このままの状態でフラストレーションがたまる一方になってしまうわけだが、環境が変わり、次の世界ではどうなるだろう。経験値を積んだにも関わらず以前の「新たなるファイレクシア」期よりも成績が落ちているのはゆゆしき自体ではあるのだが、逆に考えれば「あんまりイニストラードが向いてなかったのかも」と考えることも出来る。次の世界に、光はあるのか。待て、次回。
   
 【Thraxi】(黒青)→【Serra】(青赤)→【Metallica】(緑白)
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 【Alessi】(赤緑黒)←【Sangriter】(白青)←【Mei】(青赤黒白)

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