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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Akroan Horse アクロスの木馬 (4) R

アーティファクトクリーチャー・馬

0/4 防衛

〜が戦場に出たとき、いずれかの対戦相手はこのコントロールを得る。

あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手は1/1で白の、兵士・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 Magicのブロックの作り方は大きく2つの方向性がある。1つは、セットのメカニズムを中心に世界を作っていく方法。たとえば「土地がテーマとなる世界」だったらゼンディカーという次元が生まれるし、部族システムを中心にすればオンスロートやローウィンが作られる。逆に、世界的なテーマを先に作り、それを表現するためにメカニズムを開発する方向性もある。「トップダウン式」と言われるこのデザインの草分けは神河世界だが、最近ではイニストラードが「ゴシックホラーの世界」にチャレンジし、様々な味のあるカードを産みだした。今回のテーロスは当然後者。「英雄と怪物が戦う神話の世界」を描くために、どのようなシステム、どのようなカードを作るか、というところからデザインがスタートしており、状況が目に浮かぶような、愉快なカードがいくつも産みだされている。この木馬も、そんな「分かりやすいモチーフ」のカードである。あの「トロイの木馬」の逸話を出来る限りMagicの文脈で再現したらこんなカードになった。場に出たときに敵側がうっかり自軍に持って帰っちゃうように出来ており、相手が気付かないとその中からポロポロと援軍を呼び出してしまうのである。ぶっちゃけ「やりたかっただけやん!」の極致であり、レアとしての性能がそこまで高いとも思わないが、とにかく相手に押しつけて「ほれ、早く気付かないと貴様の軍が内部から崩壊するぞ!」と煽るだけでちょっと楽しいカード。ま、相手にクリーチャーを1体送り出しているのは間違いないので、相手の「祭壇の刈り取り」で美味しくいただかれたり、「消耗品の弾幕」でぶん投げられたりしたらホントに何がしたいのか分かりませんけどね。万が一このカードが流行るようなら、俺の「門衛」デッキが火を噴くことになるぜ!!(ここまで夢)

 

 

Anvilwrought Raptor 金床鋳込みの猛禽 (4) U

アーティファクトクリーチャー・鳥

2/1 飛行 先制攻撃

 このセットに収録されるアーティファクトは全部で13枚。「魔鍵」や「印鑑」のようなサイクルがあるわけではないので、この数は普通のセットとしてはやや多い枚数である。そして、このクリーチャーのような「すげぇ普通」がちょいちょい含まれているのがかなり謎。なるべく単色で組めるように、無色の余剰分を残しているということなのだろうか。たとえばこのクリーチャーは、色つきでいうと「突撃ペガサス(9ED)」とまったく一緒。つまり、白ならおよそ3マナというクリーチャー。それがどんな色でも4マナで使えてしまうのだから、飛行色の白や青はやや割を食った形になる。何しろリミテッドの雄である2/2フライヤーがあっさり止まるのだから。まぁ、だからこそこのカードがアンコになっているのだろうが……でもあんまり積極的に使いたいと思わないデザインだよなぁ。「千年王国のガーゴイル」がコモンだったわけだしなぁ。アーティファクトクリーチャーのデザインって難しいね。

 

 

Bronze Sable 青銅の黒貂 (2) C

アーティファクトクリーチャー・黒貂

2/1

 こちらも「なんか普通のアーティファクトクリーチャー」シリーズだが、良く見ると特別おかしなことが1つある。そう、クリーチャータイプだ。「貂(テン)」とな?! ビーストでもないし猫でもないし狐でも猟犬でもない。あくまでテン。なんで突然そんなクリーチャータイプが現れたのかはまったくの謎。当然これが史上初。ひょっとして、これも何かギリシャ神話に云われがあるのだろうか? うーむ、謎だ……これがアーティファクトなのも謎だ……誰か、元ネタ知ってたら教えて下さい。ちなみに、テンなんて動物はなかなか普段接する機会が無いので、画像検索して改めて見ると、あら可愛い。

 

 

Burnished Hart つややかな雄鹿 (3) U

アーティファクトクリーチャー・大鹿

2/2

(3)、〜を生け贄に捧げる:あなたのライブラリから最大2枚までの基本土地カードを探し、それらをタップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。

 謎アーティファクトクリーチャーシリーズはまだ続く。今度は金属製の鹿。これも何か元ネタがあってこんな能力なんだろうなぁ。さっぱり分からない自分の教養のなさが悔しいね。「ギリシャ神話 鹿」でググろうにも、割と色んなところに出てきているらしくて特定出来ないしさ。まぁいいや、とにかく、なんか豊穣を表したりするんじゃなかろうか。出してサクればどんな色からでもお手軽に「爆発的植生(ONS)」。トータル6マナかかるが、この効果ならばそこまでやる価値はある。何しろ怪物を雇うならばマナがいくらあっても困らない世界なのだし。今回緑に土地サーチがほとんど無いので(変則型の「ナイレアの試練」のみ)デッキスタイルを整える上では割と重要なカードになりそう。

 

 

Colossus of Akros アクロスの巨像 (8) R

アーティファクトクリーチャー・ゴーレム

10/10 防衛 破壊不能

(10):怪物化10を行う。

〜が怪物的である限り、それはトランプルを持ち、防衛を持たないかのように攻撃出来る。

 これは何となくイメージが分かるね。巨大な石像とかが暴れ出すイメージか。書いてあることは色々とアホなので、基本的にはロマン枠。世界初、公式に20/20トランプルクリーチャーなので、そりゃまぁ、達成出来ればゲームには勝てます。8マナ10マナなんてアホか! と思うかもしれませんが、過去にはコジレックさんやエムラクールさんだって普通に唱えていた時代があったんですから。うっかりこいつを1引きしちゃったら、後は何とかマナを伸ばすカードを引きまくるしかない。まぁ、緑のコモンにアーティファクト追放するカードがあるんだけどね。

 

 

Flamecast Wheel 炎放ちの車輪 (1) U

アーティファクト

(5)(T)、〜を生け贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーに3点のダメージを与える。

 これも多分元ネタがあるんだろうなぁ。どんな色でも火力が使えるようになるぼったくり品。過去には似たようなジャンルで「ツキノテブクロのエキス(LRW)」てのがあったけど、3マナで設置して即起動出来たアレに比べて、このカードはアンコモンのくせに随分弱体化している。プレイヤーに飛ばせないし、起動マナがやたら重いし。こんな出来でも3点火力なら使わなきゃいけないこともあるのだろうが……なんかこの世界のもっさり感を全て体現したようなカードである。

 




 

Fleetfeather Sandals 速羽根のサンダル (2) C

アーティファクト・装備品

装備したクリーチャーは飛行と速攻を持つ。

装備・(2)

 コモンに飛行をつける装備品があるっていうのは、環境を計る上で大事な指標である。「飛行が止まるか否か」というのは、色どうしの相性を見る上で非常に重要なポイントになるからだ。今セットはこのカードがコモンで手に入るため、緑や赤が他の色を抑えようと思えば、それなりの確率で押しとどめることが出来るということ。普段「フライングでボコーッ」と調子に乗ってるカラーリングは気を引き締めてかかる必要がある。このカードは基本的に「ニューロックの滑空翼(MRD)」と同じだが、フレーバー的なデザインのおかげもあって速攻もついてくる。一応覚えておくと、10試合に1回くらいは役に立つ時もあるかもしれない。

 

 

Guardians of Meletis メレティスの守護者 (3) C

アーティファクトクリーチャー・ゴーレム

0/6 防衛

 このもっさり感。ホント大丈夫かな、この環境。これも何か元ネタがあるようで、イラストとフレーバーではちょっと愉快な背景設定が書かれているのである。こんなでかいゴーレムがコモンでごろごろしてる世界は嫌だな。

 

 

Opaline Unicorn 乳白色のユニコーン (3) C

アーティファクトクリーチャー・ユニコーン

1/2

(T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナを1点加える。

 量産型の「合金のマイア(NPH)」。パワーが減ったのでクリーチャーとして見込めるものがほとんど無いが、コモンでも多色マナソースが手軽に手に入るので、3マナからの加速が常にゲームプランに組み込めるようのなった。「マナリス(M12)」があったM12環境を思い出せばイメージが近いだろうか。緑を使わない場合でも、これと「旅人の護符」があるのでそこそこ多色に触ることが出来るようにはなっている(むしろ、緑に触っても他に「ナイレアの存在」くらいしか増えない)。信心見込みで単色にぶっ込むか、大人しく2色以上に広げて安定を図るか、その辺でもしばらくは模索が続きそうだ。

 

 

Prowler’s Helm こそ泥の兜 (2) U

アーティファクト・装備品

装備されたクリーチャーは、壁以外によってはブロックされない。

装備・(2)

 「壁以外には」のところも多分フレーバー的な要素なのだろうが、ぶっちゃけアンブロッカブルがつく装備品である。何しろ、この世界に存在している壁は「記憶の壁」たった1枚。もう、止められないと思った方が良い。まぁ、アンブロッカブルをつける装備品は「ささやき絹の外套(M11)」という先輩がおり、あれも案外普通のバランスだったのだから、このカードもそこまで壊れになっているわけではないだろうが。10/10に膨れあがったクラーケンとかにこの兜を被って「こそ泥ですから、見つからないように侵攻してますから」なんて言われても納得出来ない。

 

 

Pyxis of Pandemonium 伏魔殿のピュクシス (1) R

アーティファクト

(T):各プレイヤーは、自分のライブラリの一番上を裏向きで追放する。

(7)(T)、〜を生け贄に捧げる:各プレイヤーは〜によって追放されたカードを全て表にし、その後、それらの中からパーマネント・カードを全て戦場に出す。

 今回のびっくりどっきりカード。Pyxisとは元々ラテン語では羅針盤のことらしいが、コメントでご指摘頂いて「化粧箱」的な意味だということが判明。そして、当然そんな箱が何故このような能力を持っているのかはよく分からない。きっと、何か元ネタがあるんだろう。1マナでお手軽に設置することが可能で、そこからは自分も相手も何が起こっているか分からないドキドキのカード埋蔵対決。7マナ揃ったら答えあわせで、二人して蓄えてきたパーマネントの展覧会を開くのである。まぁ、毎回登場するネタカードなので基本的にはファンデッキを目指せばいいんだと思うが、一応この世界に占術1が多いことは意味があるような、そうでもないような。いっそのこと、「時の引き潮」や「アゾリウスの魔除け」あたりを大量に取りそろえたデッキを組んで、こいつで延々リムーヴしまくるっていうのが手頃な使い方かもしれないです。まぁ、「石臼」でいいんだけどさ。どんなカードでも「相手のライブラリが1枚削れるな」という視点で観察するのは大切なことですよ。

 

 

Traveler’s Amulet 旅行者の護符 (1) C (イニストラードより再録)

アーティファクト

(1)、〜を生け贄に捧げる:あなたのライブラリから基本土地・カードを1枚探し、それを公開して手札に加える。その後、あなたのライブラリを切り直す。

 イニストラード世界でも僕達の旅路を見守ってくれていた、適材が適所にはまっている感じの手軽な補助装置。これとユニコーンが手に入るので、2色程度ならばどの色でもさほど問題無くクリア出来るし、強力なカードをタッチしてしまう強引なピックも割と許される世界である。いつもの癖でターンエンドにこれを起動して「そういえば占術で上に積んでたんだった……」なんてうっかりをしないように注意しましょう。

 

 

Witches’ Eye 魔女の目 (1) U

アーティファクト・装備品

装備したクリーチャーは、「(1)(T):占術1を行う」を持つ。

装備・(1)

 目が装備品ってどういうことやねん、と思ったら、割とまんま、目を装備出来るようである。これ、渋川先生以外の人はどこにどうやって装着すればいいんだろう……。で、そんな魔女からもらったミラクルアイを使えば、ちょっとだけ未来を見ることが出来る。「水晶球(M11)」に比べると色々な点が劣るが、この軽さなのだから文句を言うもんじゃなかろう。手軽に運用出来て毎回占術1が繰り返し使える状況は、ターンが経過すればじわじわと優位が現れるものである。あとは、これを張って延々占いごっこに興じる暇があるクリーチャーがいるかどうかが問題である。「メレティスの護衛」みたいな立ってるだけがお仕事のクリーチャーがいるのが理想か。赤の占術大好きさんとは相性がいいけど、本人が装備しちゃうと殴りにいけないのが悩みどころである。

 

 

Nykthos, Shrine to Nyx ニクスの祭殿、ニクソス R

伝説の土地

(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。

(2)(T):色を1つ選ぶ。あなたのマナ・プールに、あなたが持つ信心に等しい数の、その色のマナを加える。

 世界案内によると、ニクスとはテーロスにおける「夢の世界」のことであるらしい。寝ている間、人々はニクスを訪れているのだという。まぁ、つまりはそんな夢の入り口となる何となくぼんやりした伝説の土地だ。最低限無色マナが出る他、信心を高めれば高めるほどに生産出来るマナの数は増えていく。ただし、たとえば黒マナを1つでも出すには最低でも黒のパーマネントが1つは必要なわけで、混成カードが絡まない限りははじめの一歩すら歩み出すことが出来ない。つまり、色事故の解消はほぼ不可能だ。また、起動にコストがかかるのでマナ勘定がプラスになるのは信心が4以上になってから。これで墓地をカウントする「アガディームの墓所(ZEN)」や土地のみをカウントする「陰謀団の貴重品室(TOR)」であればじわじわ勘定を増やして終盤にマナを爆発させる役割を務められたのだが、常にパーマネントを維持しなきゃいかんとなると、ここから爆発的なマナを炸裂させるのは結構大変。しかもレジェンドなのであんまり大量にデッキに入れるのもはばかられる。一応、ルール変更のおかげで1ターンに2枚使うことが出来るようにはなっているが……ちょっと現実レベルまでデッキを持ち上げるのは難しいかなぁ。

 

 

Temple of Abandon 奔放の寺院(赤緑)

Temple of Deceit 欺瞞の寺院(青黒)

Temple of Mystery 神秘の寺院(緑青)

Temple of Silence 静寂の寺院(白黒)

Temple of Triumph 凱旋の寺院(赤白) R

土地

〜はタップ状態で戦場に出る。

〜が戦場に出たとき、占術1を行う。

(T):あなたのマナ・プールに(A)(B)を加える。

 約2ヶ月ほど前に起こった事件に、「M14から2色土地が落選」というものがあった。このニュースは非常に衝撃的であり、各方面に大きな影響をあたえた。これを重く見た当局は,すぐさま「テーロスでも2色のレア土地が収録される」という情報を開示し沈静化を図る。ユーザーの間では噂だけが1人歩きし、やれ「雨雲の迷路(FUT)」サイクルだの、「エンチャント・土地」サイクルだのと、混迷した情報が飛び回った。そして、ついに明かされた新たな2色土地がこれだ! ………………………………地味。いや、まぁ、確かに本来の2色土地ってこれくらいのものだった気もするけど……確定タップインの2色土地がレアって珍しくないか? その割にメリット部分がかなり薄い気がするし……「新ベナリア(FUT)」の上位種ではあるけども。占術1ってそれだけの価値があるものなのか……2色土地のおまけとして受け取るならそれ相応のものかな……。テーロスが推し進めているのは確実に単色化であるが、それと同時に、授与や怪物化などの大コストのギミックが多く、環境の低速化もある程度は視野に入れたセットに見える。つまり狙っているのはオンスロートの世界だ。それならば、タップインの2色土地でもそれほど問題は無いのかもしれない。考え無しにホイホイと強い特殊土地を突っ込んで色を広げられる時代は終わった。これからは、カラーバイに悩まされながら、きちんと色をまとめたデッキメイクに頭を悩ませる時代だ。ちなみに、今回のセットでは2色土地の収録のバランスが偏っており、友好色2つ、敵対色3つという組み合わせになっている。良く見るとこれ、「ギルド門侵犯」に収録されたギルドのカラーリングである。前の世界では投入が遅かった2色土地5枚を先に出してバランスを取ろうってことなのだろうか。次のセットで残り5枚が入るんだろうけど、特に背景世界的な設定もなしにこの5枚が収録されているのは違和感があるな。

 

 

Unknown Shores 未知の岸 C

土地

(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。

(1)(T)、あなたのマナ・プールに好きな色のマナを1点加える。

 「ゆらめく岩屋」の名義変更カード。「岩屋」はM14に再録されるにあたって何故かアンコモンに格上げされたのだが、こちらは当然のようにコモン。一体どういう基準で設定されているのかが謎過ぎる。マナの総量を確保しながらだとややキツイが、手軽にサブカラーがフォロー出来るのでいつの世でもそれなりのニーズ。今回のセットは特に基本土地タイプに意味が無いので、このカードの使いやすさも増しているのではなかろうか。

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