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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「神様はじめました」 5

 今期は少女漫画関係もなかなか充実しているが、そんな中から期待の一本がこれ。なにせ、久しぶりの大地丙太郎監督作である。調べて見たら、地上波長編では2006年の「僕らがいた」以来なので6年ぶりなのだ。まぁ、諸々のチャンネルで「ギャグマンガ日和」とかしょっちゅう見るし、つい最近までアニマックスで「十兵衛ちゃん」をやっていたからあんまり懐かしいって感じもしないんだけどさ。

 お話の方はタイトルから想像がつく感じのもので、設定としては「会長はメイド様」とか「スキップ・ビート」なんかを思い出す。家庭があまり恵まれていないそれなりに芯の強そうな女性主人公が、男に引っかけられて面倒ごとをを背負い込んで戦っていくパターン(まぁ、こんな大きなくくり方したら大体引っかかりそうな気もするが)。石田彰ボイスの神様を信じてしまうという誰が見てもアウトなフラグを立ててしまった主人公の奈々生が、一夜明けて気付けば土地神様である。「神様」っていうキーワードだと「かみちゅ」とか「猫神やおよろず」とかもイメージさせるね。神道の道具立てって古めかしいけどありがたみがあるし、色んな妖怪などのファクターに繋げやすいから、割と使われてるテーマなのかも。

 1話目の印象は、予想通りというか、予想以上にテンポが早いということ。会話の息継ぎすら切って切って嵐のようにカットを割っていくのはいかにも大地監督らしい見せ方で、奈々生の身に起こった信じられないサプライズが次々に繰り出されるこの世ならざるものによって組み上げられていく。最初のナレーションにはじまり、2人の小坊主の煽りなどでスピーディーに繋がっていくシーンを見ていると、よくもまぁこれだけのものを描いて回せるもんだと感心する。この速度が維持出来るのは桜井弘明とか、最近だと水島努くらいのもんじゃなかろうか。普通に考えたらおよそ思考が追いつかないレベルのスピードなのだが、話が分かりやすいこともあり、とんとん拍子で詰まれていく話のメリハリを見ているだけでも楽しいと思えるのは流石。相変わらず画面は可愛らしいし、久しぶりにこの好き放題の大地ワールドを堪能出来そうである。少女漫画って普段あまり接しない媒体なので、どんだけベタでもまだ飽きが来にくいから助かりますわ。

 情報の速さ、濃さという点でいうと、ほぼ全ての歌詞が画面上に織り込まれたOPも割とお気に入り。こういう遊び方もいかにも、っていう感じがするし。キャストにもナレーションに久しぶりの山崎バニラを起用していたり、本当に各方面から愉快な演出が多いのである。そんな中、主人公の大役を任されたのは、ピンでメインって実は初めて(?)な三森すずこ。奈々生はほぼ彼女の地声と同じくらいのやや低めのトーンだが、キャストにも難行をふっかけるであろう本作で、更にもう一歩上にいけるかどうか。

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