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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 念願の、本当に念願のイベントがようやく訪れた。今回の記事はいつもに増して恥ずかしいことも平気で書けそうなものになっているので、お読みになる方はそのあたりを覚悟してから読むようにして下さい。
 
 私が声優ファンとなったのはおよそ2000年前後のこと。きっかけとなるのは「開闢の祖」である桑島法子なのだが、その病巣を順調に悪化させてくれたのがいくつかの声優ラジオ。順番からいったら「スパラジ」の方が早かったので荒鷲先生の影響もさることながら、未だ私の中では至高のラジオとして君臨し続ける「ぽぽらじ」によって、この流れは決定的なものとなった。考えてキレのいいボケをとばす浅野真澄、そしてボケる暇が無くて突っ込むしかない珍しい状態の桃井はるこの2人と対峙したのが、後に「ラジオの女王」の異名を持つことになる大原さやかである。
 
 その類い希なるやらかしてる感と、容姿や声とのギャップにメロメロになったファンも多いだろう。かくいう私もそんな1人で、その頃から「私の一番好きな声優」の欄には、常に「始原の名」と「至高の名」が刻まれ続けている。この2人が、生年月日にしてわずか6日しか違わないというのも何とも縁深いものである。
 
 さて、そんな至高の存在、言ってしまえば私にとっては神にも近い存在である大原さやか様(以下さぁや)が、単独でトークショーをやるというのだから黙っちゃいられない。前日のドラフトも早めに切り上げて、一路関東へ。開催地は昨年もお世話になった慶應義塾大学理工学部、矢上キャンパスである。この地の、収容人数が200人程度の大教室に、我々ファンが結集した。ご本人は「人が来てくれて良かった」と宣っていたが、そりゃ集まるわ。駅のホームアナウンスに始まり、各種携帯電話や百貨店館内放送、はてはgoogleの翻訳音声までもを任された「日本を代表する声」に、人が集まらないはずがない。しかも面白かったのは、今回集まった面々は、いつものお友達(年齢層やタイプなどで大体同族と分かる面々)に加えて、頭に白いものが混じった年配の方々もかなり多く見受けられた。一体、さぁや旋風はどのような層を相手に巻き起こっているのであろうか。また、普段のイベントではまず見られない「年配のご婦人」も何人かおり、普段見慣れた「声優イベント」とはちょっと違う、不思議な空気があった。
 
 とはいえ、一度イベントが始まってしまえばそんな不思議な感覚も一切無くなる。そりゃそうだ、会場に集まっている人間はみな同じものを見るために、聞くために集まっているのだ。ひとたび主役が現れれば、そこに迷いが生まれるはずもない。一糸乱れぬ喝采の中登場したさぁやであったが、わずかに数秒で、会場の空気を全て持っていった。これまで幾度となく写真や映像で見ているその姿を、初めて生で見る。しかも、今回はくじ運が良くて座席は前から4〜5列目といったところ。言ってしまえば目と鼻の先に、「神」と敬うその人がいるのである。なんか、入場直後から泣きそうになった。マジで、自然に敬服した。もう、AKBの卒業なんちゃらで号泣してるおっさんとかを馬鹿にしたりしません。人間、感極まるポイントってのはそれぞれなんです。
 
 イベントの内容は、割とスタンダードな「学祭イベント」であるが、やはり主役の性質に合わせてか、アニメ中心というよりもナレーションなどを交えたものになっていた。キャラになって様々なアナウンスに挑戦してみるコーナーや、毎度お馴染み質問コーナー。名言「COOK DO!」が飛び出し、会場は爆笑の渦に包まれた。人妻になって割と日が経つというのに、お料理の方は相変わらずのようである。まぁ、さやカレーから劇的にレベルアップするかと言われると不安は大きいが……いやいや、そんなこたぁ無いよね。川澄綾子のお力さえあれば、料理なんてあっという間に上達しますよ。本人もキャラ造りのためにああいうネタを振ってるんですよ。……多分。
 
 続いてこちらもお馴染み、お悩み相談コーナー(別名、煩悩罵倒コーナー)、そして「人生初」になるらしい、客前での朗読イベント。この日は何故か怪談話を朗読するという、ご本人の性質を考えるとなんとも酷な内容だったのだが、驚いたことに、客前でのアフレコなどではない「朗読」にチャレンジしたのは今回が初だったというのだ。これは会場も皆驚いた。ここまで「朗読向き」の役者が、今までそういった機会を持っていなかったというのは本当に意外である。折角の機会の大きな損失。出来ることなら今後はこういうイベントで積極的にやってもらいたいと思う。
 
 そして、ラストはお約束のプレゼントコーナー。大体の場合にはサイン色紙やグッズが数個抽選で配られるのがセオリーだが、今回はそれに加えて、なんと生台本(サイン、当選者名前入り!)という垂涎のお宝が3つも繰り出された。「夏雪ランデブー」の3話、11話、そして「TARI TARI」でまふゆさんが一番しゃべった6話。もう、これは家宝になるレベル。「○してでも奪い取る」レベル。必死に念を送るも、まぁ、当たらないことくらい知ってるのさ。当選した方々、おめでとうございます。いつでも僕にくれていいんだからねっ!(ちなみにググったら一発で当選した人のブログがヒットした。ウラヤマシス)
 
 という感じでイベントはつつがなく(巻き気味で)終了しました。こうして文字に起こしてみると(あんまりイベント中にメモとか取らないんで細かい部分まで覚えてないから)フツーの展開に見えるかもしれないが、まぁ、その場に居てご覧なさい。すげぇから。毎回声優イベントにいくと「発声、声量がまず凄い」というのに驚くが、この人は本当に「ラジオの女王」なんですよ。今回は一緒にイベントを回している主催者の学生さんもなかなかいいキャラだったこともあるかもしれないが、とにかく会話のテンポに一切の空きが出来ない。自由奔放なトークながら、しっかり場を回し、湧かし、繋いでいく。最近ラジオがあまり聴けていなかったのでとても懐かしく感じたが、「あぁ、そういえばこの空気に惚れたんだなぁ」ということを再認識しました。さぁやのしゃべりは、本当に見事です。そして、それに一切作りの空気が無いのが凄いんです。若手なんかだと特に「頑張ってイベントを回しているな」ということを感じることがあるわけだが、「頑張っているな」と感じさせるのではまだまだ二流ということ。それを感じさせず、ありのままの空気で笑いっぱなし、感心しっぱなしの1時間を作れるのが真のイベンター、真のラジオパーソナリティ。この人の場合は確実に天然だが、それだけに、真似できない芸になっているのである。
 
 「現人神に逢う」という、人生の目標の1つは無事に達成された。しかし、一度見てしまったからには、もう、早く次が欲しくなって仕方がない。素晴らしいイベントを本当にありがとう。そしてこれからも、一生涯の大原さやかでいてくれることを。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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