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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ばっきばき! 聖衣がバッキバキやぞ! 第70話。一週空けての再開ですが、久しぶりになかなか濃いキャラクターがてこ入れされてきました。事ここに及んで、物語のカオスっぷりが増し増しです。

 前回が蒼摩とユナのお話だったので、今回は残った面々のお話。あれだけ「昴を観察する」って言ってた割にはエデンがいないのが気になるけど、パラスベルダに入ってからの聖闘士側の動きの不可解さはどうあがいても説明出来るようなものじゃないので、細かいことを気にするのは諦めた方がいいだろう。なんでこんな長いこと適当なマッチングで戦い続けてるのかが本当に謎だからね。どうせ目的地は一緒なんだからみんなで固まって突っ込んだ方がいいと思うんだけど、何故か三々五々に(目視出来るくらいに近い)ゴール目指して延々行きつ戻りつしてるんだよなぁ。一応、途中で鋼鉄を助けながら進軍してる場面もあったから、「きっと光牙たちは回りのサポートをしながらゆっくりと道を切り開いて進んでいるから時間がかかるんだろう」と思ってたんだけど、今回栄斗の働きのおかげで「誰にも見つからずに進めたぜ!」とか喜んでやがったし。まさか、がむしゃらに目的地を目指しているのに単にたどり着けないだけなんだろうか。それで一晩かかっても到着できないって……どんだけ広いんだパラスベルダ。神の力で結界みたいなものでも施されてるんでしょうかね。

 さておき、そんな謎の強行軍のさなか、光牙達3人を迎え撃つのは謎の新キャラ・ミラーさんである。前回の予告時点で「はぐれパラサイトって何?」「正体は何者?!」と色めき立ったわけだが、どうやら、本当にぽっと出の新キャラのようである。「はぐれ」というのもほぼ文字通りの意味だけで、単にパラサイト軍の中でも素行が悪くて問題児なだけらしい。でもまぁ、パラサイト軍って割と自分勝手な奴も多いし、全員が全員パラスに忠誠を誓ってる風でもないので、この程度の問題行動なら支配下登録から漏れるほどではないみたいですね。タイタンさんも存在を認識しつつ黙認してたみたいだし、あれだけの強さがあるなら迷惑さえかけなければ何をしても良い、という特権階級みたいなもんだろう。世が世なら2級どころか1級クラスの昇段試験だって受けられそうなもんだが(少なくともエウロパにため口なんだから2級相当の実力はあるだろう)、本人に出世欲とか支配欲が無いのであんな状態。タイタンさんもそうした異端分子の扱いは心得ているようで、「触っただけで聖衣をぶっ壊す」という破格の必殺武器、アルケミィ・グローブなんてチート兵器を渡して好き勝手させているわけだ。ちょっと待て、なんやねんその武器。凄すぎるやないか。今までの歴史でどれだけの聖衣がぶっ壊れたか知らんが、「聖衣を壊すことに特化する」っていう属性は初めてである。そして、実際に壊せるのは初めてである。新生聖衣とは何だったのか……。

 「触っただけで聖衣が壊せる」「生身でも余裕で戦えるくらい肝っ玉が太い」「とにかく速いから一切攻撃が当たらない」「気配読みで相手が見えなくても位置が分かる」「殺気を消せるので位置を認識するのが困難」「CVがいい感じにキチガイじみたうえだゆうじ」と、とにかく無茶なステータスがてんこ盛りのミラーさん。3人がかりでの攻防だが、久しぶりに全く手が出ない絶望感に充ち満ちている。気まぐれで享楽主義の性格がイカれた設定に拍車をかけており、一切出自の分からない適当な新キャラのくせに、かなりエグい存在感がある。そして、そんなトンデモな新キャラを相手に一体どんなシナリオを展開したらいいんだ、と思ったら、意外や意外、なんと今回は栄斗のメイン回であった。ミラーさんの戦術が何となく忍者風なことに加えて、未知の敵キャラと戦う時に栄斗の「忍者としての実戦経験」という胡散臭いものが役に立っているらしいし、小宇宙に加えて「殺気」という(すげぇ今更感満載の)新概念を取り入れることで、栄斗が過去に師から教わったレベルアップの新たな一歩を模索している。クライマックスの一撃を入れるシーンもなかなか様になっており、非常に珍しい「真っ直ぐに栄斗が恰好いい回」だったのである。良かったな忍者、変な敵のおかげで出番が増えたぞ。今回出来た因縁は、物語終盤に解決すると思われるが、その時はミラーVS栄斗の一騎打ちになるんですかねぇ。

 ちなみに、気まぐれやのミラーさんはうっかり栄斗に一撃を入れられた後にも当然ぴんぴんしている。ちょっとイラついたので口約束を反故にしてフルボッコ体勢に移行しようとしたが、なんやら思わせぶりなエウロパさんの横やりで拳を引っ込めてしまった。「まだ聖闘士を殺さない方が後々楽しい展開になる」というのがエウロパさんのお言葉だったわけだが、一体どういうことなのだろうか。どう考えてもタイタンやバラスの意向には反しているように見えるのだが、やっぱりエウロパさんは見た目通りの悪い人なのかしら。そして、そんなエウロパさんの企み(?)もミラーさんはツーカーで分かっているようなのも気になる。この2人、仲いいのかな。レアさんもミラーのことは当然知ってたみたいだけど、今後彼はどういう絡み方をしてくるのか、なかなか気になる幕引きであった。まぁ、聖闘士たちを殺さずに残したとは言っても、栄斗は聖衣がほぼ全損、光牙は背中部分が砕かれ、龍峰は頼みの綱のシールドが大破している。聖衣依存度の高い連中にとって、今後の展開はかなり厳しいものになるんじゃなかろうか。

 そういえば面白かったのは、冷静に聖闘士連中を観察して楽しんでいたミラーさんが、「聖闘士は1対1で戦うと聞いてたけど、チームワークを使って戦うんだね。新世代やな」とか言ってたこと。確かに、元々聖闘士星矢シリーズってのは、頭を使わないタイマンバトルを描く漫画だったはずなのだが、Ωになってからというもの、ブロンズ軍団は1人の相手に徒党を組んで襲い掛かる展開が多い。別に悪いことじゃないのでそれこそ「世代が違う」ということで説明がつく変化だが、わざわざ作中のキャラがそのことに言及しているのは、製作スタッフの方でも「チーム戦が1つの見せ場ですよ」ということをアピールしたいが故なのかもしれない。まぁ、チーム戦と言っても、1人ずつ殴りかかっていってKOされるだけの展開ですけどね。今回は昴が早々におねんねしてしまっていたので、光牙がその分アホみたいになってたのが痛々しくて良かった。栄斗「アブねぇ、昴が起きてたら怒って突っ込んでたところだぜ」→光牙「うわあああああああ!」(特攻)の流れが酷かったわ。

 さて、今週もラストが思わせぶりな引き方で、暗がりに隻眼のおっさんが現れたところでエンド。「あれは……ひょっとしてモーゼス?!」とか思ったけど、どうやら全然関係無い新キャラの模様。しかも多分ミラーさんみたいな鮮烈な新キャラではなく、せいぜいケリー先輩くらいの立ち位置だと思われる。小馬座て。相手役は永遠の悩める管理職、テーベさん。彼だけは何故か幸せに生きてほしい気がする。

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