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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「宇宙をかける少女」 6→5

 こりゃなんじゃいな。いや、面白かったよ。面白かったのだが、最終回の尻切れトンボな感じをどう処理していいのか分からない。一応伏線らしきものはおおよそ回収してはいるのかもしれないが……うーむ、ナミの扱いとか、ネルヴァルの野望に対する埋め合わせとか、神楽の扱いとか、ほのかの命のこととか……やっぱり納得いかないな。あの大量の箱はどう処理するんだろう。

 スタッフ面だけを見るとあの「舞-HiME」プロジェクトの流れをくむ作品で、キャストをみれば流れが継続しているのはよく分かる。地上波シリーズとしては前作に当たる「舞-HiME」でメインを張った二人が怪奇課の下っ端2人になっていたりと色々笑いどころはあるが、やっぱり一番気になるのは中原麻衣の使いどころ。何でも出来る素晴らしい役者だが、前作、前々作とメイン級の仕事をしていた彼女に「なんだか雰囲気で裏切ってたけどいつの間にか正気に戻って最終的にラスボス候補だったナミをボコボコにして『ごめん、全部あたしの勘違い』という史上まれにみる無責任な発言をする」役である神楽を担当させた辺りに、ラストの投げっぱなしっぷりが象徴されているようだ。ギャグを全面に押し出していたのは分かるし、ラストでネルヴァルに遠慮無くぶっ放すレオパルドなんかは割と笑えたのだが、イモちゃんの死にマジ泣きしそうになり、レオパルドの覚醒にそれなりに手に汗握った身としては、「あのどきどきは何だったんだ」と不平の1つも言いたくなる。最終話はどう見ても駆け足だし、せめてラストエピソードには事件の後の各人の様子を描く後日談くらいは入れてほしかった。とすると、絶対にあの9話が余計なのだ。誰だよ、あんな構成にしたやつ。

 とまぁ、最終話と全体の構成についての不満は多いのだが、やはり全編通してサンライズのクオリティは維持されていたし、ネルヴァルやクサンチッペ、そしてベンケイとつつじのでこぼこコンビなど、悪役に味のあるキャラクターが多かったし、スペースコロニーどうしの殴り合いという無茶な設定もそれなりの見せ方できちんと利用できていた。発想と経過だけを見れば充分な出来であろう。まだまだ続編も作れそうな設定だし、今回のシリーズは「まだ物語が終わっていないから中途半端に見えただけ」という風に好意的に解釈してみたい。続編は是非「つつじの反乱」で。

 1つだけ疑問なのだが、この企画も、1つ前に同じようにして作られた「アイドルマスターXENOGLOSSIA」も、「舞-HiME」の流れで動いたプロジェクトだと思うのだが、キャストも一緒でせっかくの「スターシステム」なんだから、「舞-HiME」のキャラクターをそのまま流用することは出来なかったんだろうか。今回だって碧ちゃんが獅子堂家の総帥で、上から二三さんや奈緒がそのまま入ってもあまり違和感が無かったと思うのだが……アリカとニナが協力してピザにがっついてる姿が見てみたかった。

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