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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 声オタには触れにくい話題しかないな! 第14話。いや、フィクションですけどね。流石に子安のアレは現実にはいないだろうよ。尻で売り出す声優なんて……あぁ、2人くらいは思いつくわ……。

 サブタイトル通りの中身。そして、水島努がいかにも思いつきそうなヒデェ内容である。そりゃね、あんだけ爆発物が大好きな人間が、この話題に触れないわけないよね。声優ファンにとって、開けてはならぬブラックボックス、オーディションの話である。声優本人からポロポロと漏れ聞こえてくるオーディション話ってのはもちろんあるわけだが、それだって穏当な部分しか出てこないもの。我々ファンが見られる事象とは、あくまでオーディションの結果、最終的に出てくるキャスティングのみである。今回の作品内での会議がどこまで「それっぽいもの」で、どこからが「視聴者サービスのネタ」なのか、ぶっちゃけ判断は出来ないのである。

 世にネットの大海が広がり、アニメファン層もコアターゲットだけでなくライトユーザーに広がりを見せてからというもの、アニメセールスの質は大きく変容している。よく言えばビジネスチャンスが広がり、山を当てる見返りも大きくなったのだが、悪く言えば下世話になった。アニメがどこまでいっても「商品」であるのだからきれい事だけでは終わらない対象であることは当然だが、だからといって品性下劣であってはならない。そのギリギリの「倫理観」に、今回のお話は身内の側から切り込んでいるのである。「きれい事」代表は岩波さん、違う、稲波さんの発言。「政治が絡むキャスティングは失敗する、政治が絡むと必ずばれる。経験不足というならば、我々で育てていけばよい」。これが理想とされる音響監督であろう。キャストを選ぶ基準はあくまで「演技力」「キャラのイメージ」であって、その他の要素が介在してはならない(スケジュール関係はしょうがないけど、オーディション受けに来る人間はおよそ問題無いはず)。この理想が守られていればこそ、声優業にはドリームが詰まっており、若手新人だってベテラン勢と肩を並べて戦うことが出来る。若くて有能なタマゴも萌芽も、こうしてきちんと拾い上げてくれる地盤があればこそ、業界は健全さを保ち、より良いものを生み出すことが出来るのだ。

 翻って、ネットで噂されるような「下世話さ」の代表が、監督と対面して座っていたプロデューサートリオである。まぁ、ぶっちゃけ子安は別にいいだろう。流石にあそこまで頭の悪そうな人間はオーディション会議に出てくるまい(……ね?)。キャラ名が「枕田」というのも強烈な皮肉で、いわゆる「女性声優を食い物にしたいプロデューサー」という伝説枠の代表である。まぁ、ぶっちゃけ枕が無いはずもない業界なので完全に嘘とも言わないが、流石にオーディション会議であそこまでぶっ込んでくるような阿呆はプロデューサーにはならんだろうよ。そういう手合いは、もっと狡猾で上手いことやるもんである。

 しかし、残りの2人は「フィクションです」と堂々と言い切れないのがなかなか辛いところだ。1人はレコード会社の人間で、とにかくキャラソンを出したいがためのキャスティングをしてくる。「歌が歌えなきゃ声優じゃない」、演技力は二の次とのこと。まー、今の業界はそもそも「タマゴ」の母体数が大きいので、「歌もそこそこ歌えて演技もそれなり」っていう選択肢は多いだろうから、なかなか信じられない棒が出てくることはなくなったが、演技以外の側面からのプッシュがある、というのは事実として存在しているだろうさ。ぶっちゃけ、枕田の方も「イベントやその他の関連グッズで売りたいからこそ容姿で選ぶ」っていう意識もあっただろうから、現代声優業界の一側面の象徴的なキャラともいえるのかもしれない。

 そして一番存在感があるのは「とにかく人気、知名度、フォロアー数まで使っちゃえ」という、CV飛田さんのプロデューサーである。「円盤売らなきゃ話にならない」→「手っ取り早く売るには有名声優を看板にすればいい」という論法は、悲しいかな、現実的である。それは私自身がよく分かっているのできれい事を並べることも出来ない。結局、あとは「実を取るか、倫理をとるか」の選択肢というよりは、「どの程度倫理と実の兼ね合いを模索するか」の勝負になってしまうのである。

 また、そうした「分かりやすい外的要因」以外にも、今回のオーディション会議のシーンでうかがい知れることとしては、「やっぱり関係者が決めるっつっても限界があるよな」っていう問題もある。木下監督も長期拘束されることでうんざりしていたが、そりゃ、100人近い人間がひしめき合って同じ台詞を言っているところから的確に聞き分け、ほしい人材を捜すなんて、並大抵の能力では無理である。まして会議が進んで5人目のキャラともなれば、精神的にも消耗して「もう適当に決めよか」という流れになったとしても文句は言えないだろう。本当の意味での「理想に基づいたキャスティング」なんてものは、やはり不可能なのかもしれない。我々はこうして、今日も業界の先行きを憂いながら、新しいアニメのキャスティング情報を待つのであった。

 しかし……今回のオーディション会議のシーン、演じてる声優連中はどういう気持ちでやっていたのだろうなぁ。飛田・真殿・子安っていう濃すぎる面子によるアレコレが刺激的すぎるし、それをおさえて回る役に檜山・髙木・岩田っていうね。もう、何かしゃべるたびに「子安うるせぇwww」って思ってたわ。尻がしゃべりますかね。そして、「ほとんどキャリアの無い新人を主役に抜擢するのはちょっと……」みたいな台詞を、同じブースで宮森役の木村珠莉も聞いてるだろうなぁ、っていうのを想像すると面白い。いや、今回の流れならばむしろ鼻高々でしょうけどね。宮森の活動的なパンツルックは可愛いよなぁ。

 まー、そんなこんなで色々と触れにくいキャスティング会議でしたが……その他、ムサニの制作進行に新人1人追加。職歴としては宮森やタローよりも長いので割と慣れた感じ、そして、あまり良い人っぽくはない感じ。彼の教えてくれたのが「スタジオタイタニック」という、確実にグロスで投げたら沈む未来しか見えないスタジオというのがどうにも。いやぁ、一応仕事は出来そうな奴だったけども(タローがいる時点でどんな奴が来てもマシではある)。更に、前回登場した出版社側の担当が本当にクソみたいな奴なので、今回決めたキャスティングですらまだ原作者が暴れてアウトになる可能性があるっていうね。なんだろう、三女のアニメ化、駄目な要因しか見えてない。あ、一応背景担当の雲の人が引き受けてくれたっていうのは朗報か。あと図ったようにみーちゃんが飛行機関係の会社に就職してるっていうのも一応朗報? ずかちゃんは……犠牲になったのだ……いや、この流れなら絶対どこかで三女のキャストに食い込んでくる流れだろうけどさ。あそこまで監督に名前を覚えてもらってれば、端役でもなんでも出てくるチャンスは多いわな。そしてりーちゃんが無事に(バイトとはいえ)職を発見。実は5人の中でもトップレベルで有能な子なので、ここから一気に脚本家へのステップアップがあるかもしれんね。みんな一度は経験している挫折話をまだ1人だけクリアしていないのだが、りーちゃんが心折れる要素って、何だろうね。

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