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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 黒塗りになるってことはポルナレフのウンコ=承太郎のタバコ、第35話。1部の時にも話題になってた黒塗りタバコ、今回はかなりストーリーに関わる部分だったから、シリアスな場面をナイス邪魔。でもまー、制作陣としては下手に改変せずにそのまま描ききってくれたってことなのだから尊重しないとなぁ。問題なのはこんなアホな規制をかけてる放送業界の方だからな。そもそもあそこだけ黒塗りにしたって「煙草吸ってる」以外の何物でもないんだから隠す意味ねーじゃん。「いや、あれは承太郎が加えてるんじゃなくて、何故か宙に浮いてるんです」とでも解釈しろってのかよ。

 とまぁ、そんなちょっとしたことも気になってしまう緊迫の場面ですよ。ジョジョの象徴ともいえる大舞台の後編。改めて見てると、オシリス神の能力ってけっこうえぐいんだなぁ。だって「一筆書いてもらうだけでも我がスタンドは効果を発揮する」って言ってたけど、それってつまり花京院とかホリーの意思確認は一切必要無いってことだもんな。一応「魂を賭けの代償として差し出すことをいとわないくらいの信頼感」とかが制限として入ってるのかもしれないけども、それは確認のしようがないし、どうもダービーの言い方からするとそういうことは関係無くて、勝負してる相手がそれに同意するだけで第三者の魂を持ってこられるみたいだ。しかも、この場合は入院している花京院の魂を取りに行けるということになるので、スタンドの有効範囲がめちゃめちゃ広いってことに。公式では「射程距離D」らしいが、絶対嘘である。まぁ、ホリーの魂を回収しに行けるかどうかは、本人が言及してないので不明。一応「エジプト全土くらいは余裕」っていう射程距離なのかしら。あくまでも対戦相手との精神勝負なので、そのあたりの能力は付加的なもんなんだろうけどさ。ちなみに、今後登場する弟のアトゥム神との違いについてはよく「下位互換やんけ」などという話が出るが、大丈夫、オシリス神には「魂をコインに換える」という素敵な能力がある。おそらくこれは兄弟の性格の違いが現れており、弟はとにかく「勝負に勝つ」ことをのぞんだのであんな能力に、兄の場合はあくまでも「勝負を楽しむ」ことが目的だったので、相手の魂をより柔軟にゲーム目的で変える能力になったんじゃなかろうか。まぁ、戦闘でどっちが強いかって言われたらそりゃ弟なんだけども。多分「そんなイカサマはギャンブラーじゃない」ってのがお兄ちゃんなりの主張なのだろう。

 さておき、そんなダービーの能力をフルに発揮したポーカー勝負。何度も何度も原作を読み返している身には「突き詰めれば単なるブラフ対決」という記憶の残り方ではあるのだが、確かリアルタイムで読んだ時はやたら盛り上がったし、改めて見てもやっぱり盛り上がる。確かに承太郎がやってるのはどこまでもクソブラフである。これ見よがしにスタープラチナの素早さを見せるために色々と小細工を弄するところも、なんだか白々しい。だが、承太郎が上手かったのはそこまで持っていく手順だったのかもしれない。「ギャンブラーが最も得意としているであろうポーカーで勝負」という相手有利の状況を作り、ダービーが調子に乗るようにする。その上で相手の出鼻を挫き、「スタプラはえぇなぁ、やっぱり承太郎はどんな状況でも油断できねーぜ」という一種の恐怖感を植え付ける。そしてあの状況からの大ブラフ。ブラフといっても結局は「スタプラってどれくらいすごい? 実は想像してた以上に超すごい?!」という疑心暗鬼を産むことが目的なので、そこまでのセッティングが上手いこと効いてるわけだ。1セット目で負けておくことで、相手の心の緩みを生み出すことも忘れない。絶頂状態からの疑心暗鬼ってのは、勝負師であればあるほどに「こんなに上手く行くわけがない」という人生訓が足を引っ張るものである。最終的に、ダービーは己の完璧さに負けたみたいなもんである。

 そう考えると、承太郎の「単にイカれてるレベルで肝が太いだけ」ってのはやっぱりダービーの天敵だったわけだ。理屈じゃねぇからな(あとジュース持ってきた能力は1話目以来の遠距離スタプラだしな)。これまでたくさんの犠牲を払い、命懸けでやってきたエジプト旅行を、こんなところの気まぐれで全部捨てる気なんてそうそう起こらない。そう思わせた時点で勝ちなのかも。ダービーさん哀れ。でもまぁ、見せ場としては最高のところを見せられたし、戦績だけを見れば2勝1敗。この記録を残せたのはンドゥール以来の快挙。他を探しても3部スタンド使いでは残ったヴァニラアイスくらいのもんだろう。アヴドゥルたちが言ったように「1人で4人をまとめて相手した」ことは賞賛されるべき戦績なのであった(あれ? 残りの1匹は?)。

 そんな壮絶な試合の演出は相変わらずのコッテコテ。今回はOPカットしての尺のばし。オープニングやエンディングを切ると作画枚数が一気に増えるから負担が尋常じゃないって偽まるが言ってた。そしてクライマックスとなるダービーが灰になるシーンの愉快な演出。単に震えてるだけかと思ってたら、どんどん画面が白くなっていって、気付けば周りの連中までラフ画みたいになってて笑う。しかもダービーが頑張ってるところの細かい動き、リップシンクが完全に合ってたし、下手したらプレスコなんじゃないかしら。もしくはちゃんと画がついた状態のアフレコで、万丈さんが神業の合わせを見せたかのどっちか。今回はダービーが色々愉快だったので「流石のベテラン」ってなもんだが、こういう緩急が楽しめるのもベテラン声優のお見事なところである。これでおっさん声優対決も見納めかなぁ。今回他の声優としては、「その辺のガキ」役が石上静香でした。普通に考えるとダービー弟はCMのままでべーさんになる気がするので、残されたキャストはヴァニラ、ヌケサク、そしてウィルソンフィリップス上院議員……あと乞食。ペットショップは「鳴く」けどしゃべれないからわざわざキャストを当てるかどうかは微妙なところよね。当てたとしても福圓先生以上に無駄遣いになるしなぁ。

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