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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ハリマー・スペランカー

 

2009年FNM(アラーラ・ゼンディカーブロックスタンダード)

 

土地(23)

平地×10 島×6

セジーリの隠れ家(ZEN)×4

ハリマーの深み(WWK)×3

 

クリーチャー(24)

ハーダの自由刃(WWK)×4

ハリマーの採掘者(WWK)×4

オンドゥの僧侶(ZEN)×4

カザンドゥの刃の達人(ZEN)×4

ジュワーの多相の戦士(WWK)×4

クローン(M10)×4

 

その他(13)

思案(M10)×3

宝物探し(WWK)×4

後追いの呼び声(ALA)×3

複製の儀式×3

 

サイドボード(15)

天界の粛清(CON)×4

瞬間凍結(M10)×4

否認(M10)×4

召喚の罠(ZEN)×3



  久し振りに尖った感じのネタデッキ。きっかけは、前回参加したFNMで、他のプレイヤーが「『複製の儀式』で『ハリマーの採掘者』を5体コピーするデッキを組んでみたい」と言っていたのを聞いたから。確かに、「ハリマーの採掘者」が1体だけの場にコピートークンが舞い降りると、全部で6体の「採掘者」が、5回登場した分を全部誘発するので6×6×5=180枚のライブラリが削れるらしい。すげぇ、こいつはすげぇ。

 でもまぁ、実際は9マナもかかるソーサリーのデッキなんて実用レベルになるはずもないわけで、今回はその方向性をベースにして同盟者完全前のめりのデッキを組んでみた。「ジュワーの多相の戦士」と「クローン」、それに「複製の儀式」まで含めると、デッキには総勢15体もの「ハリマーの採掘者」が入っていることになり、これがハマるとかなり面白い。あまりのコピーっぷりに組んでる途中でいっそ「風変わりな果樹園(CON)」と「双つ術」も入れて完全に相手と同じカードばかりをプレイする「青眼虎」っていうデッキスタイルも考えたんだけど、結局スパイスの魔術も見つからず、どう考えても青眼虎というよりは紫蘭になって宇呂惔瀦(うろやけぬま)に敗れる図しか浮かばなかったのでやめた。大人しく同盟者を使おう。

 まず、1ターン目には唯一の1マナ同盟者「ハーダの自由刃」、2ターン目に「ハリマーの採掘者」(本物)をプレイすると、ライブラリが2枚削れる。次のターンから、毎ターン何らかの形で「ハリマーの採掘者」をプレイし続け、除去が飛んでこないと仮定すると、3ターン目は3×2で6枚、4ターン目は4×3で12枚、5ターン目には5×4で20枚が削れる。なんと5ターンで相手のライブラリはもう10枚ちょっとになる。さらに4ターン目以降には2体同時プレイ出来るタイミングもあるわけで、このスピードは更に速まる可能性もあるわけだ。すげぇ。

 実際はそうそうきれいに引けるわけでもないので、脇を固める同盟者は基本的に時間稼ぎの役回り。「ハーダの自由刃」と「カザンドゥの刃の達人」は武闘派。一応この2種が手札に重なった場合は、ビートダウンからの勝ちパターンも見えるのが同盟者の凄いところ。また、「オンドゥの僧侶」も時間稼ぎという意味ではプロフェッショナルで、先ほどの倍々ゲームがライブラリじゃなくてライフだと考えれば、ビートデッキはゲンナリするはずだ。実際、3,4ターン目にプレイされた「オンドゥの僧侶」がライフを10点以上稼ぐこともざらなので、この迫力は無視できない。実は同じ色合いから「マキンディの盾の仲間」との選択で迷ったのだが、このデッキのスタイル上、1マナでも軽い方を採用させてもらった。幸い「ハリマーの採掘者」はタフネスが3あるので、「火山の流弾」で全滅する憂き目には遭わずにすむ。

 そして、こんな刹那的なデッキをどのようにチューンするかってのは、クリーチャー以外のカードにかかっているわけだ。割と生き急ぐデッキなので、とにかく軽いスペルを優先。そして最大の眼目はとにかく『採掘者』を引く確率を上げること、「採掘者」が死なないようにすること、時間を稼ぐこと。最初は万能スペルとして「否認」とか「危害のあり方」とかを採用していたのだが、やっぱり受け身になるとどうももっさりする。そこで「後追いの呼び声」という妙なカードを採用。これで一応1回は「採掘者」を保護出来るし、アドバンテージも得やすい。さらに手が詰まった際には自分から同盟者を戻して誘発させるという作戦も取れる。攻防一体の「上天の貿易風」も捨てがたいのだが、現状はとりあえず軽さを優先して「呼び声」を使ってみる。

 そして、なんと言っても引くこと、アドバンテージを得なければあっという間にスタミナが切れる。しかし、今の世の中にはあまり良いドロースペルが無い。そこで、登場時にはかなり盛り上がった「宝物探し」のギミックをここで採用してみた。「ジェイス」が入ってないのは経済的事情による部分もあるが、そんな格好良いカードがなくとも、「思案」や「ハリマーの深み」と組み合わせれば割とあっさりアドバンテージは稼げるのだ。

 最もよく見る勝ちパターンは、序盤に展開した「カザンドゥの刃の達人」が相手陣営をしばし足止めし、その間に「ハリマー」が後続の同志を連れて続々現れ、気付けば5体以上の「ハリマー」で埋め尽くして勝つ、というもの。このとき「カザンドゥ」の代わりに「オンドゥ」でも割と時間は稼げる。とにかく「ハリマー」を1体でも引かないとどうにもならないのがネックだが、多分史上まれに見る速さのライブラリ攻撃デッキに仕上がっている。

 一番のセールスポイントは、序盤に相手が「ハリマーの採掘者」を除去りたいとは思わないだろう、という非常にメタな部分。確かに、「ハーダ」→「カザンドゥ」→「ハリマー」と並べられて、普通の人は「ハリマー」を除去りたいとは思わない。心の隙間を突けば、意外に勝利も見えるかも?!

 サイドボードについては、基本的にデッキ全体が完全にギミックとして閉じてしまっているので、入れ替えるカードが選びにくく、かなり適当な内容になっている。でもまぁ、世界的には「瞬間凍結」と「天界の粛清」を4積みしておけば何とかなるもんだ。クリーチャーが並ぶデッキであることに加え、「火山の流弾」でのダメージはそこまで大きくないと思われるので、回避したい全体除去は「審判の日」のみ。他にガラクやコンボタイプなどを対策するのが「否認」で、それを上回る汎用性を見せるのがジャンド戦の「瞬間凍結」。ぶっちゃけサイドは「主観凍結」15枚でもいいくらいだ。一応「トリナクス」などが通ってしまった後には「天界の粛清」を刺す必要もあるかもしれない。そして、個人的にふざけすぎている気がするのが「召喚の罠」。これはパーミッション対策としてのサイドボードで、このデッキでカウンターされるカードはほぼクリーチャーに限定されるわけで、もしカウンターが来た時に0マナで豊富な選択肢から同盟者を選べるようになるのは悪くないとの判断である。まぁ、どの程度コントロールがいるかは定かでないけどね。

 

Round1 VSジャンド

 凄く久し振りにダイスロールで先手を確保。手札には2枚の「ハーダの自由刃」と「思案」「宝物探し」など。まぁ、様子見でスタート。相手は「怒り狂う山峡」タップインという流れ。1ターン目平地から「ハリマーの深み」経由の「宝物探し」と、ライブラリ操作も順調に進み、「ハーダ」「ハーダ」「オンドゥ」と並ぶ。途中で何回か「稲妻」は飛んできたものの、「後追いの呼び声」なんかも絡んで大したダメージにはならないし、「宝物探し」で手札が膨れあがっているので「荒廃稲妻」も何のその。ライフが30点を超えたあたりでようやく「ハリマーの採掘者」が登場し、既にライフレースで優位なのにライブラリまで削り始める始末。「ジュワーの多相の戦士」でライブラリが14枚、16枚と削れ、相手は投了した。

 なんと、本当に久し振りに1戦目1セット先取。ここで当然、図に乗る。とりあえず重たい「複製の儀式」を外して「瞬間凍結」に入れ替えての2戦目。はっきり覚えている初手の内容はというと、「瞬間凍結」×2,「ジュワーの多相の戦士」×2,「宝物探し」、島2枚。……凄く悩んだが、「平地1枚、それか『ハリマー』が引ければ無問題。カウンターが多いからしばらくはもつだろう」との判断でゴーサインを出してしまう。しかし、これが当然の大失敗で、引いたカードは「島」「瞬間凍結」に続いて「カザンドゥ」。白のダブルシンボルが果てしなく遠い。相手の序盤の「トリナクス」やらは対抗できるものの、こちらが何もしなければ「血編み髪のエルフ」からの「朽ちゆくヒル」が軽快にダメージを刻み始めるのは止められない。どうにかタップインで白マナを手に入れ、「オンドゥの僧侶」へ繋ぎ、ずっとじっとしていた「ジュワーの多相の戦士」でライフ回復をこなしていくが、2体目の「血編み髪」からめくれたのは、このデッキが最も恐れるカード、「大渦の脈動」。このとき、場にいるクリーチャーは3体もの「オンドゥの僧侶」(のふりした生き物)。gg。全員死にました。さようなら。

 まぁ、「大渦の脈動」が苦手なのは知っていたさ! 3戦目はテイクマリガンの後、「セジーリの隠れ家」と「島」という土地キープでスタート。「ハーダの自由刃」→「オンドゥの僧侶」→「ジュワーの多相の戦士」ときれいに繋がるも、今回はカウンター先行ではないので相手も「自由刃」を「稲妻」で即処分し、「朽ちゆくヒル」「トリナクス」「血編み髪」ときれいな流れ。めくれた「大渦の脈動」は「後追いの呼び声」でかわすことに成功するが、パーマネントがタフネス1の僧侶とかだと、流石に分が悪い。こちらは白マナが1つしか確保出来ないために手札にたまっていく「カザンドゥ」をどうすることも出来ず、2枚目の「大渦の脈動」で「オンドゥの僧侶」が消えた後には、渋々「クローン」で「トリナクス」を宣言したり。結局「包囲攻撃の司令官」も登場し、不安定なライフは一瞬で底をついてしまった。

 

戦績・0-1-0

 

Round2 VS赤黒バーン

 2戦目の相手は、1ターン目に「ゴブリンの先達」、2ターン目に「地獄火花の精霊」を転がし、3ターン目に「荒廃稲妻」を打つデッキ。こちらも「ハーダ」→「カザンドゥ」の流れを実現させたが、単体除去は豊富なので「噴出の稲妻」→「稲妻」となかなか地盤が安定しない。結局こちらの場に何も無い状態で「荒廃稲妻」2発がアドバンテージを広げ、序盤に登場した「ゴブリンの先達」がちくちくとライフを蝕んでいく。手札には対象が見つからずにおろおろしている「ジュワーの多相の戦士」が2体。後半にはなんだか今日あまり顔を見せていない気がする「ハリマーの採掘者」が現れて何とか「先達」を止められるようになったものの、頭の上を飛び越えていく「地獄の雷」をどうしようもない。結局、ライブラリを10枚程度削ったところで、お約束の「稲妻」がとどめを刺した。

 また「瞬間凍結」を4枚積み直しての2戦目。一応蘇生クリーチャーを警戒したら「天界の粛清」も入れた方が良かったのかもしれないけど、前の試合のダメージソースは「荒廃稲妻」や「稲妻」などのスペルが多かった気がしたので、とりあえずは4枚チェンジだけでキープ。今回は手札に「ハリマーの採掘者」が最初からおり、相手が「地獄火花の精霊」→「ボール・ライトニング」と刹那的なダメージを与えてきても、2ターン目に舞い降りた「ハリマー」に続き「オンドゥの僧侶」が貴重な2ライフを提供。さらに、ちょっと悩んだ末に「赤相手ならライフゲインが心をくじくに決まっている」と判断し、「ジュワーの多相の戦士」は「オンドゥ」をコピーして6点ものライフを稼ぐ(ついでにライブラリも5枚削っている)。次のターンに同盟者を出せば更に8ライフが転がり込み、完全に安全圏。そう思ったのだが、無情にも相手が返しでプレイしたのはX=3の「地震」。あー、「流弾」は平気でもそれはアカンわー。同盟者3体が墓地へ去り、ライフを3点削られる。大量のアドバンテージを持って行かれ、手札にある「カザンドゥ」ががんばれるかどうか、という状況だが、流石にこれにはすぐに「噴出の稲妻」が刺さり、あとは引きゲー、「荒廃稲妻」「荒廃稲妻」「地獄火花の精霊」「稲妻」で残りライフが4。再びやってきた「カザンドゥ」が「地獄火花」の蘇生だけは通さんぜよ! と気を吐くものの、相手の墓地から蘇生してきたのは「地獄の雷」でした。4点飛行でジャスト0。「アレ? この試合で『地獄の雷』はプレイされてなかった気が……」と思ったものの、考えてみりゃ、どこかの誰かがライブラリ削ってたんでしたね。敵に雷を送る、という故事成語のいわれです。

 

戦績・0-2-0

 

 というわけで、あっという間に2連敗。「ふふ、これでいつもの法則が発動すれば、最終戦は勝つわけだな!」と半分開き直りつつも、最終戦を待ち、そして、

 

Round3 Bye

 

 戦績・1-2-0

 

 参加者が奇数だったわけさ……ははははは! 勝ち星がゴミのようだ! 

 ここ最近じゃ一番ストレスのたまった釈然としない1日でしたとさ。

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