パンデミック・レガシー プレイ記録 ２月

　この文章は、ぶっちゃけ私信みたいなものですので、大半の方はスルーして頂いてけっこうです。あと、万一「パンデミック・レガシー」をプレイしたい、もしくはプレイ途中の人はネタバレ要素にもなりますのでご注意下さい。

 

 

　ドラフト終了後の午前４時から４人プレイ。しかも１人はベースルールも知らない初心者に導入してから。すげぇ雑な導入になってしまったので申し訳なかった。これに懲りずに次もプレイしてくれるだろうか。

　まず、開始前のレガシーデッキから新職業「検疫官」が登場。そして、既に赤のウィルスが悪性変異を起こしていたが、これがさらに強固になり、ついに除去すら不可能という状態に。これに歯止めをかけるトークンを置くのが検疫官の仕事である。今回の役職は「通信司令員」「研究者」「検疫官」「衛生兵」の４人（任意選択）。さらに追加要素「人間関係」でそれぞれにちょっとずつ能力を追加。資金不要イベントは無難に「静かな夜」と「人口回復」を投入。

　ゲーム開始するも、初期配置の８割が黄色ウィルスという状態で、とにかく南米がヤバい（しかし、その分赤ウィルスは０という偏った状況。赤が無いのでウィルス自体の怖さは抑えめ？）。他の仕事も差し置いてひたすら南米を火消しして回る計画だが、初手でエピデミック、さらに南米はサンパウロ、ブエノスアイレスなどが立て続けにピンチ。カードを集めながら中南米の黄色をなんとかアウトブレイクしないように押さえつつ、何故か黒のカードが衛生兵の手元に集まってしまい、衛生兵に黒ワクチンを作ってもらう流れ（１月に良性変異していたおかげで少しだけ楽）。その間、除去能力の低い他の連中が水際作戦でギリギリアウトブレイクだけは防ぐ。３度目のエピデミックで中東が急激な鉄火場になったのとほぼ同時に黒ワクチンが完成。南米にいた衛生兵はすぐさま黄色カードを捨てて中東へ飛び、ウィルス蹴散らすマシンに。

　しかし、当然エピデミックを繰り返す間に黄色カードのサイクル危険度を増しており、なんとか徒歩で向かうやら黄色カードを捨てて飛ぶやらしてアフリカ・南米を保全。黄色対策で時間が過ぎていく。気付けばアウトブレイクこそ２カ所（ヨハネスブルグと南米のどこか）だけに抑えたものの、黄色のカードがプレイヤー間で散り散りになり、ワクチンが作れるかどうかのギリギリの量。慌てて残る青・黄色のワクチンを誰の手元で作るかの算段を始めるも、どう考えても手番的にギリ。「次の研究員のドローで青が引けなかったら詰むんじゃね？」というところで見事に「人口回復」などを引きこんでしまい、お通夜ムードが漂った。

　しかし、一度は「これ、詰みやんけ」と諦めかけたが、そこでゲーム開始前に研究者が他のプレイヤーと「人間関係」を結んでいたことが活きる。「ライバル」である通信司令員が捨てたワシントン（青カード）を研究者が回収、それを検疫官に集める。そして、検疫官と研究員は「親子」なので受け渡しが非常に容易になっていた。中東はワクチンのおかげでほぼ制圧出来ており、あとは薬の材料を集める手数と、ラボまで戻る手数。全ての人脈を結集した結果、最終的に山札が残り１枚のところで３つ目の薬が完成し、人類は２ヶ月連続の勝利へと至ったのであった。

 

 

　とにかく、ラスト２周の人間関係をフル活用したカードの受け渡しがアツかった。「どう考えても無理やんけ！」とみんなでサジを投げたのに、本当に１手番の余剰もなくカードを回し、最後の最後で帳尻を合わせたのである。見事な人脈、見事なコネ世界！

　ちなみに、今回はほぼ黄色と黒のウィルスのみが山札上部を独占しており、赤のウィルスが事実上１つたりとも出てこないという、積み込んだかのような奇跡の引きになっていた。おかげで悪性変異した赤ウィルスの脅威は一切経験しないまま終わっており、そちらの対策業務に追われると思われていた検疫官の能力も１度も使っていない。いや、でもやっぱり赤ウィルスが１つでも登場したらこれムリゲーだったんじゃねぇかな……。

　結果：勝利。

　アウトブレイク：２回。ヨハネスブルグと南米のどっか（忘れた）

　アップグレード：今回は基地の増設もウィルスの根絶もなかったため、アップグレードは２つともキャラクターのアップグレードに。２つとも衛生兵にぶっ込んで、僕の考えた最強の衛生兵を作ったよ。

　次回は３月、資金レベル０の状態からスタートだけど、今回も特殊カードとか大して使ってないから関係無いよね！！（サンパウロの人口が回復したのはかなり大事だった気がするけども）