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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「エロマンガ先生」 5→4

 妹ってそんなにいいもんじゃないからな。いや、うちは幸い妹とはとても仲が良いですし、兄弟の中でも一番尊敬してるのは妹だったりするんだけども。それ故に絶対に性的対象になんかなるはずがないのだよなぁ。

 今作における「妹」の扱いの救いようのなさは「俺いも」の時点で分かりきっていたことだが、「俺いも」のヒットで確信を得たのだろうか、今作ではよりダイレクトに、「妹とエロそうでエロくないいけない関係」が加速している。ご都合主義のハイパーな設定は「フィクションなんだからいいじゃねぇか」と言われればそれまでだが、実在妹を持つ身としては受け付けがたい気持ち悪さがどうしようもない。「俺いも」の京介はそれでもまだ他の女性に目を向けていたが、本作の正宗はほぼ妹しか見ていない。まぁ、桐乃と違ってエロマンガ先生は社会不適合者だからな……恋愛とか兄弟愛以前に「介護者」としての保護欲求が先立っているという認識が正しいのかもしれないが……。それが恋愛感情なんかとごっちゃにしてしまっているのがどうにもならない。

 そこの気持ち悪さを追求するなら、もう妹一本に絞ればいいのだが、基本的に恋愛もので話を転がすにはライバルを出すしかない、という認識のようで、サブヒロインたちが次々と突っ込んできては玉砕するという不毛な展開が待ち受けている。いや、エルフの方は狙ってる方向性が分かるのでまだいいんだけど、ムラマサは恐ろしく都合のいい「デフォルトで主人公に無条件に惚れている女」というどうしようもない存在なので、これが何とも気持ち悪い。結局、正宗は小説の才能があるのか無いのか。無かったのだとしたら何がきっかけで面白くなったのか。そのあたりの「主人公を形成する背景」がなおざりすぎて、こいつが惚れられる要素がさっぱり分からないから「とにかく出てくる女が全員発情している」という世界が気持ち悪く見えるのだろう。

 なお、映像面においてキャラが可愛いというのは認める。特に紗霧はわざわざ専門の作画を設定するなど「萌えキャラ」として全力で作り込まれているらしく、一挙手一投足が「萌え」のエッセンスで構成されているというのは伝わってくる。映像面においては、かなりハイグレードな作品なのは間違いない。あとはその萌えレベルの高い映像でどんな物語を描いてくれるかという部分が大事なわけだが……そこだなぁ。まぁ、こういうラノベもまだまだ元気に売れているということが分かっただけでも収穫ということにしておこう。

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