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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ハクション大魔王2020」 5→5

 嫌いじゃないのヨ。なんでだろね、この土曜のタツノコ枠は大体こういう評価になりがち。ヤッターマンは飛び道具風味が強かったけど、こっちは思った以上に狙いが定まった、良作……とまではいかずとも「無難に見せる枠」くらいに収まったんじゃなかろうか。

 結局もともとの「ハクション大魔王」がどんなアニメだったのかは分からんのだが、今作の「ちっちゃい子供達のお仕事探しサポート」というテーマ設定は単発エピソードが連なるこういう作品には割とマッチしていた気がする。同じようなテーマでは「HUGっとプリキュア」があったわけだが、こちらの方がよりダイレクトなお仕事体験レポートアニメになっていて、「ヤッターマン」の時ほどではないにしろ、ちゃんと見終わった後にちょっと賢くなったような気になれる。子供達がこの作品を見て新しい仕事に興味を持つかどうかは微妙だが、もともと興味のあったお仕事のエピソードなら、存外はまり込んで見られるんじゃないだろうか。かくいうおじさんもアニメ回は流石に笑っちゃいましたね。いや、別に私がアニメ業界に就職したいわけではないが……ああいうアニメ演出を思いっきりメタった作品づくりも、今となってはすごく当たり前に受け入れられるようになったもんだなぁ。ここから「SHIROBAKO」へステップアップするお子さんが出てきてもいいじゃない(果たしてそれはステップアップなのだろうか?)。

 ラストを飾る要素がちょっとした恋愛要素だったり、実は縦筋の物語も悪くないデザインで、最初に目を引いたカンちゃんの悟りきった世代観が、アクビたちとの交流を通じて「夢を持つ子供」に成長する様子もどこか真に迫っている。鉄オタ友達のマリオがあれよあれよと恋愛の当て馬になっていく展開はちょっと笑ってしまった。「達観した現代っ子」「極度の鉄オタ」とマイナス要素しかないクソガキのはずなのに、最後にちゃんと主人公になってるんだよね。

 数年経って改めて見直したい作品かと言われたら絶対そんなことはないのだが、このコロナで暗澹たる時代、多少なりとも子供達に希望が与えられたのなら、お仕事としては充分なんじゃなかろうか。

 あとはまぁ、最後に当然中の人の話なんだけど、結局最後まで聞いてても「これ、島袋美由利なんだよなぁ」というのが魂レベルで理解に至らなかった。ほんと、変幻自在でベースを掴ませない役者である。

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