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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 良い新キャラ、第5話。こういう展開が欲しかったのよね。やっぱりキャラがわちゃわちゃしてなんぼの作風だと思うし。

 ここまでの展開も別に悪くはなかったのだが、今ひとつパンチが足りない気がしていたのって、多分ガヴの設定があんまり活きてなかったからなんだよ。サターニャ様ばかりが引っ張ってる印象があって、ガヴは単なる引きこもりの駄目天使でしかなかった。それだったら天使でも何でもないその辺のニートと変わらないわけで、半端に学校にきている分、極端なニート主人公よりも弱いということになってしまう。そこで、今回投入されたタプリスが上手い具合に絡んでくることになる。タプリスはガヴの最大の特徴である「堕天」を活かすことが出来るキャラクター設定で、彼女の目線から改めて設定を見直すことによって、今作最大の特徴が上手いことネタとして昇華されるって寸法だ。やっぱりギャグの基本はギャップですからね。

 そして、そんな大切なカンフル剤の役割を果たすタプリス自身も実に良いキャラ。ただでさえ女子4人でかしましかった現場に、更に水瀬いのりボイスが絶妙にはまった幼女がやってくる。そして、ご丁寧に1人1人別個に遭遇し、4キャラの個性を改めて引き出してくれるのである。そうして触媒を介して引き立ったキャラといえば、やはりそれはサターニャ様である。これまでは言わば最下層民(?)のポジションに甘んじていたサターニャが、ようやく自分よりも弱い存在を見出すことが出来た。いや、正確には互角くらいの存在だとは思うのだが、とにかく片手であしらわれるようなことなく、正面から実力を発揮することが出来る相手を見つけたのだ。まぁ、正面からぶつかった割にはこすっからい勝負になってたけども……。

 そして、そんなサターニャの失態を楽しむのは、我々視聴者もラフィエルも同じ。外野に回ってどんどん火種だけを焚き付けていくラフィエルの名フィクサーっぷりは実にお見事。サターニャの扱い方は充分に理解しているし、どうやら天界ですでにタプリスの性格も把握していたみたいなので、面白いおもちゃを2つ掛け合わせたような、彼女にとっては夢のマッチングである。地元の後輩ですら全力で遊びに使っていく外道な一面が引き立ちつつ、彼女は彼女で楽しそうにしている様子が可愛らしいので何ともお得なのである。今回は全体的にキャラの表情の付け方とか間の引っ張り方が良かった気がする。いつもの太田演出とはちょっと違うテンポかなぁ、と思ってたら、なんとコンテが上坪さんだった。過去に太田作品に絡んだ記憶は無かったのだが、履歴を遡ると「プラメモ」あたりで動画工房の仕事はしてるので、そっちからの繋がりかしらね。

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 今期は感想書く番組の選択が難しいよぅ、第4話。ラノベ作品も微妙に「面白い……けど書くほどでもないかなぁ」くらいの当落線上をフラフラしてるのが多くてね、面倒臭いと結局書かなくなっちゃうんだ。「35小隊」も「落第騎士」も。そしてこれも。

 今作は1期目の駄目駄目なイメージに引きずられている部分もあるし、実際に大した話をしているわけではないのだが、作品全体のクオリティは1期と比べるべくもない。少なくともキャラの分かりやすい可愛らしさを出そうという方向性では圧倒的だ。まぁ、時代が違うんだから当たり前ではあるんだけど(そうはいっても4年でそこまでの差が出るわけでもないが)。加えて、形はどうあれ、「1期で描かれたキャラクターが先輩として大きく成長し、後輩たちを育て上げる」っていうデザインそのものが魅力的に見えるのかも。「あいつらも立派になったなぁ」っていうのは見ていて嫌なものではないからね。

 そして、今回のお話ではこの「立派になったなぁ」が色々な方面からよく出ているので気持ちが良い。1期のメインキャラがそれぞれのポジションから今期のメインキャラに影響を及ぼす様子が面白おかしく描かれている。アリアは典型的な「理想の先輩」であり、学園内では英雄的存在。そりゃ鳥取しゃんしゃん祭りに行きたい気持ちも分かろうというもの。さらに、曲者だった理子も立派に大物臭を漂わせており、やっぱりただ者じゃなかったことが確認出来る。キンジの扱いは……まぁ、もう男なんていらないからあんなもんでいいじゃないかな。

 そして、何と言っても白雪である。白雪・志乃のコンビネーションは完璧だ。白雪ってあそこまで危険な性格だったっけ? 別に志向はノーマルだった気がするし、そこまでエグい方法でアリアと争っていた記憶も無いのだが……(いや、あんまり覚えてないだけか)。今期は志乃の先輩として、一定方向への性質特化があまりにも著しすぎる。志乃さん、絶対に行っちゃいけない方向に進化してしまった。あそこまで極まったクレイジー、あかりさんもこれだけ思われてれば本望なのではなかろうか。今後も志乃さんのえげつない攻勢に期待大だ。

 地味に「修行するバトルもの」としてもまっとうなシナリオ展開。こういう世界ってのは必ず「訳の分からない特訓」をするのがお約束。次週、一体どういう意味があるのかが分かるのが楽しみですわ。

 ところで、鳥取しゃんしゃん祭りってなんなんですかね……。

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 ここで水着回である、最終話。ぼんばじゃないけど、想像を絶する巨乳に出会うと、どうしてもガン見しちゃうよね。先日信号待ちしてたら横断歩道の隣にスイカ2個抱えたみたいな壮絶爆乳のおねーさんに並ばれて、そのまま思わず後をついていきそうになってしまったボクです。

 最終話ということで、これまでの構成から一転、1話まるまるワンエピソードというスペシャルな構成。ただ、おかげでこれまでみたいなテンポの良い展開が無くなった上に家うまるの登場シーンが減るという……。かてて加えて、オープニングが無かったから「あー、これ絶対最後にオープニングで締めるパターンですわー」と思ったらそれも無くってちょっとしょんぼり。こういうアニメで綺麗に最後を終わらせるのって難しいよね……。

 しかしまぁ、最後にこのエピソードを持ってきた理由は何となく分かる。何しろサブタイトル通りに「みんな」がまとめて出てくるお話ですからね。シルフィンはおまけ感が拭えなかったが、シルフィン兄に至っては台詞が「フッ」だけだからね。あれでギャランティが発生してるカッキーずるい。全員集合ということは、当然これまで溜めに溜めてきた「錯誤」が一気に交錯するカオスが訪れるわけだが、そのあたりは原作もまだ続いてるってことで割とうやむやになってしまった。1つだけ解消されたのは「切絵ちゃんがぼんばの妹」っていう認識がうまる側に出来たこと(そして切絵ちゃんがぼんばとタイヘイの関係を認識したこと)くらいか。あの状況で自分の妹の存在に気付かないというぼんばの神がかった鈍感力のおかげで、本場家に最悪の事態が訪れることだけは回避出来た。いやー、でもあそこでぼんばが切絵ちゃんに気付いててもそんなに問題無かったのかな。

 それにしても、あれだけややこしい錯誤が発生していたことは知っていたはずなのに、片っ端から知り合いを呼んじゃう土間家の兄妹にも問題あるよな。「海老名ちゃんにはこまるの存在を知られてはならない」「本場兄妹はこまる状態のうまるしかしらない」という完全な矛盾を孕んでいるのに、それを気にせずに集めちゃったら成立するはずがない。もっとドタバタ風味の強いギャグ漫画だったらうまるが1人で必死に変身を繰り返して2チームをごまかす、っていう方向になるんだろうけど、本作はそこまでこの部分が重要ではないようで、切絵ちゃんとぼんばには「こまるは来られない」の一言で片付けてしまった。どう見ても小学生以下のこまるが「急用で来られない」のも変な気もするんだけども、切絵ちゃんがあまり細かいことを気にしないタイプで助かった。

 問題は、うまるの方からそういう誤解を解く意志はないのか、という部分。ぼんばはどうでもいいとしても、切絵ちゃん相手に「妹がね」と言い続けるのは、傍から見ているととても不誠実な印象だ。しかし、これをばらすと「完璧JKうまる」が実は「こまる」であることをカミングアウトしなければいけないわけで、うまるからしたら死活問題である。一度は勢い任せで告白する流れだったにも関わらず、ぼんばの余計なちょっかいのせいでそのチャンスは潰えてしまい、結局うまるは「穏当にごまかし続ける」ことに決めたようだ。まー、切絵ちゃんサイドからしてもこれで困ることはないので構わないのかもしれないが……なんか釈然としないものは残る。うまるが真実を話すときが来るとして、海老名ちゃんと切絵ちゃんのどちらに先に教えるかなぁ。

 というわけで、結局「大きな進展などなかったよ」という夏休みイベントでフィニッシュです。今回お兄ちゃんにあんまり出番が無かったけども、うまるのために自家用車をポンと買ってしまおうと思えるお兄ちゃんの年収が気になります。でも300万の新車だと厳しいくらい。まー、まだ二十代中盤だし、車を買うとしたら駐車場も探さなきゃいけないから月々の払いもけっこうでかくなるしなぁ。あんな適当な妹の一言で買えるわけがないよな。そして、買い物に行った先でも「営業って大変だ」などと社会のシステムにばかり気が行ってしまうお兄ちゃん。……どんだけ苦労性なんだろうなぁ。せめて女子高生の水着姿でも堪能してリフレッシュして下さい。まぁ、お兄ちゃんがそういう部分で精神的満足感を得ている描写は1つもないのだけど。全部ぼんばに吸われてるのかしら。

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 ちらほら最終回っぽいモノローグが入っててなんかビクビクした、第11話。特にラストエピソードではお兄ちゃんの語りがどう考えても最終回仕様だったんだけど、本当に終わるのは来週ね。なんだったんだろ。

 今回は(今回も)雑多な内容で個々のエピソードにつながりは薄いのが、サブタイトルからも丸わかり。日常ものの鑑ですな。1本目、海老名ちゃんと秋田のお米。海老名ちゃんのご両親、なんで娘さんに萌え米を送ってきたのかはよく分からないんだけど、多分農協の付き合いとかで普通じゃないパッケージの奴をいくらか引き取ることになったんだろうな。「なんかわけぇもんには人気らしいし、娘さんに送ってやったらいいべ」ってんでもらってきた可能性も。少なくとも実家で消費するよりも娘に送った方が有効利用出来そう、ってのは事実だ。ただ、まさかそれがご近所のお兄さんの手に渡るとは考えてなかったようだけども。結果的にお兄ちゃんは余裕のスルー、うまるもパッケージみてないのでスルー。誰にも触れられず。そして、そんなお米を持ってきた海老名ちゃんは随分な健啖家。前にもどっかで触れた気がするけど、やっぱり美味しそうにものを食べる女性っていうのは良いものでね。三村かな子さん、四条貴音さん、あと町子リョウさんとかね。何でも元気に食べてもらえるだけでも男は嬉しいものです。それが自分の手料理だったりするとなおさらだ。お兄ちゃんの恐ろしく家庭的な料理に海老名ちゃんの胃袋もガッチリキャッチ。さらに、美味しい秋田のお米は普段普通の食事にほとんど興味を持たない生粋の現代っ子であるうまるの胃袋までもをキャッチ。やっぱり実家から送られてきた米ってのは破壊力があるよ。季節柄新米ってわけでもないのだろうが、それでも普段食べている米とは違ったようだ。土鍋ご飯の効果も大きかったのかな。食事に喜びが増えると、人生は3割楽しくなります。みんなもご飯は美味しく食べましょう、という精神衛生上とても良いお話。なお、オチは「うまるの憎らしさ」よりも「海老名ちゃんの底なしの食欲」にスポットが当たるのでより萌えポイントに繋がります。あのピザ、何で出来てるんだよ、伸びすぎやろが。びよーんする2人も可愛いけども。ピザってそういう食い物じゃない。

 2本目、うまる会議。「会議をするときに全部署の社員が召集かけられる」ってどんだけ生産効率の悪い会社なんだよ。お兄ちゃん、そんなところに勤めてて大丈夫か。しかし、人数が減ったとしても会議は簡単には終わらない。うまるの脳内会議は、普段から二重人格みたいな生活しているうまるならではの、より混沌とした様相。それにしても、いつの時代から「大物の会議といえばゼーレだろ」みたいな不思議な共通認識が出来るようにったんだろう。キワモノうまるはわざわざゲンドウっぽい手袋パーツまで用意して雰囲気出してたし。ナンバリングされてるモノリスが立ってるだけでそれっぽくなる。まぁ、今回はそれぞれのうまるがきちんと出席してたので「SOUND ONLY」ではなかったけど。そもそもうまる本人が出席してるならあのモノリスいらないんだけどね。実に様々なうまるがうまるどうしで対決する様子は前回のウィルスとの戦いを思い出させるが、今回はそんな中に「ピュアうまる」という存在もいたようで。キャラメルコーンってお祝いの品としてどれだけ気持ちを込められるのかは謎だが、お兄ちゃんも喜んでくれたようでなによりですね。うまるの中には、ちゃんと「お兄ちゃんに喜んでほしい」っていう気持ちが(発言力はすこぶる小さいみたいだが)存在しているのがはっきり分かるハートウォーミングな話である。

 3本目、パフェ。「健啖家」に加えて、「摂取した栄養が全部胸に行く」というチートキャラ海老名ちゃん。そして、「いくら不摂生しても太らない」というチートキャラうまる。無敵の女子高生2人を前にしてお兄ちゃんも圧倒されっぱなし。でもしょうがない。「パフェ」という存在には、他にはない超越的な魅力が詰まっているのです。高い、しかし、食べたい。子供の頃にはなかなか親に食べさせてもらえなかった憧れのあの気持ちが、今でも心に残っているからなのだろうか。ファミレスとかにいくと、ついパフェを食べたくなります。そして、この歳になって改めて見ると、「まぁ、親が子供に食べさせたくない気持ちも分かるわな……」という素直な実感も。カロリーと不健康の塊。それでも、夢は夢のままで。延々パフェを食う女子高生のみを映し続ける幸腹エピソード。一瞬気が緩んでめたまるふぉ〜ぜしかけるうまるが可愛い。

 4本目、梅雨。気付かないうちに室内に紛れ込んでいる切絵ちゃんの危うさ。あれってうまるは気付いてたから変形しっぱなしだったのかな。うっかり切絵ちゃんの前で変身解除しちゃうとまずいからね。それにしても、彼女は雨に対して一体どんなトラウマがあったのやら。何とか気持ちを奮い立たせようとするお兄ちゃんの方策がいちいち的外れな気がするのもなんだかなー。歳が離れてるっていっても、お兄ちゃんだってまだまだ若いんだから、もう少し共通理解があってもいい気がするんだけどね。まぁ、結果的に「アイス」という単純明快な解決案だったわけですけどね。今回は食い物の話ばっかりやな。しかし、切絵ちゃんは未だに自分の兄が土間家でどういう存在なのかに気付く気配もないのな。「お兄さんのお友達なら大丈夫かも?」と思ってる「男性」が、まさか普段一番接点の多い人間だとは。まぁ、知ったら知ったでぼんばが土間家の敷居をまたげなくなる気がするけども。

 5本目、とにかくアイス。ハーゲンダッツのクレーンゲームなんてあるんかい、って思って調べたらちゃんとあるのね。世の中なんでもあるもんやな。ハーゲンダッツなら割引されてても200円くらいだから、まとめて2個取れたらコスパはいいのかな。でも、ハーゲンダッツって中蓋あるからあのプラスチックのフタにはアイスつかないよね。あと、たまに思うんだけど、コンビニで買ったアイスの当たり棒ってどうしたらいいんだろうね。「当たったから下さい」って言いに行けば多分もらえるんだろうけど、大の大人がアイスの棒持ってコンビニに駆け込むのってなんか恥ずかしいよね。あれかな、名刺入れとか背広の内ポケット当たりからスッとスタイリッシュに棒を出して「これで一つ」とかいうと店員さんも無言でカウンターの下からスッとホームランバー出して応えてくれたりするのかな。

 何にせよ、うまるの夏は楽しそうです。もう、アニメの中で季節一回りしてるやないか。……もう、最終回かぁ。

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 ぼんばは高校生の頃からあの髪型であの声だったんだな……第10話。お兄ちゃんは、何故あれだけ成績が優秀だったはずなのに、15点しか取れないぼんばと同じ会社に入社することになったのか。叶ちゃんも同じ会社ってことは、仲良し3人で示し合わせて同じ企業で就活したのかしら。もしくは、ぼんばが成績以上に企業へのアピール能力が高かったとか。……そうは見えないけども。

 いつも通りに今週も可愛いエピソードが揃っております。1本目、うまると風邪。弱ったうまるが可愛い話かなー、と思いきや、直ってお兄ちゃんが倒れてからが本番だった。大して悪くもない風邪で学校休めるなんて、うまるにとってはまさに宴の日なのかと思ったら、その辺もあんまり大事じゃなかったしな。まぁ、日常生活がダラダラしてる人間って、風邪引いて寝込んでも大して生活サイクル変わらないからね(経験談)。今回は風邪のお兄ちゃんに襲い来るうまるの理不尽対応でイラッとするかと思いきや、それどころじゃなくて可愛くなった。うまるって割とテンパり耐性無いから、ちょっとでもイレギュラーな事態になるとすぐに素が出て可愛くなるよね。外うまるなのに悪だくみしてにやにやしてるところとか、家に戻ってきてもお兄ちゃん愛を隠さない状態のうまるとか、境界的な状態が何ともキュートである。しかし、アニメとかでいっつも思うんだけど、ネギを首に巻くのってすげぇ大変そうだよね……ゆでればいいのかな? ネギを振り回してウィルスと対決するうまる、実はうまるVSうまるの状況なので、この作品のメインヒロインは、アニメで堂々とケツにネギを刺されていますよ。

 2本目、うまるVSピーマン。個人的に小さいときからピーマンって嫌いじゃなかったから、子供がピーマンを嫌がる描写っていまいち共感出来ないんだけども、やっぱ食べられる方が幸せだよね。お兄ちゃんは夕食の席で「色々工夫して出してやってるのに」とか言ってたけど、その割に食卓に出したのは単に炒めたやつなんだよな。そりゃ、嫌いな人間には食いづらいだろう。お弁当の時間に海老名ちゃんに嘘をつくうまるは久しぶりに「純粋に悪い子」であるが、海老名ちゃんが天使過ぎるのでその余波であっという間に浄化されてた。この隣人はホントに大事にした方が良い。ちなみに他のクラスメイトは、シルフィンが超早食い。うまるたちが弁当を開けてすらいない状態で食い終わるって、どんだけですかお嬢さん。そして、キャストロールに名前はあったけどしゃべってるとは思えない切絵ちゃん。切絵ちゃんの師匠デコ弁、なかなか良い出来。

 3本目、うまるとネット断絶。こいつ、オタク文化とかゲーム・ネットには詳しいくせに、モデムのことは知らないんだな。つまり、ゲームも含めた全てのシステム面はエンジニアのお兄ちゃんが全部設定してくれたってことなんやろうな。ってことは、お兄ちゃんはやろうと思えばあっという間にうまるからゲームを取り上げることが出来るってことだが、それをしないのは単なる過保護か。それにしても、最近ぼんばはよく家に来るな。そして、あのうまるフードはハムスターだったのか……。

 4本目、うまると漫画喫茶。初めて漫喫にに行った時のワクワク感は異常。そして、「思ってたほどやることないかも」感も異常。いや、人によるんだろうけどさ。俺みたいに集中力が無い人間は、元を取るために必死に漫画を読もうと思っても2時間が限度だ。黙々と本を読み続けられる人は尊敬するわ。うまるの場合、状況的には完全に自宅でのダラダラモードのはずなのに、一応家の外なので決してこまるモードにならず、フードで外うまる状態をキープし続けているのがポイント。結局、文字通りのホームグラウンドでないと完全なリラックスなんて出来ないってこと。頭身の高いフードうまるは、これまた境界的な不安定さがちょっとドキドキします。あまり台詞で多くを語らず、フィックスめで描いた漫画喫茶店内と対照的に、ラストのオチ部分でぴょんぴょん跳ねるうまるが「お兄ちゃんのいる自宅ラブ」感を盛り上げていて良い。

 5本目、お兄ちゃんの学生時代。叶課長、この頃からアピールしっぱなしなのね。ぼんばさえいなければもう少し積極的に近づけてたのかなぁ。でも、お兄ちゃんはホントにそういうことに疎そうだし、この時代から既に妹愛が強そうだし……。それにしてもロリうまるの破壊力の高さよ。見た目は頭身が低いからこまる状態、そして性格は外うまるに準じる。つまり、最強のヒロインだ。いや、だからって現代のうまるが可愛くないわけじゃないんだけども。「今うまる」「ロリうまる」と「家うまる」でも微妙に声のトーンが違うんだよな。

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 UMRの仮面って一体どうやって顔面に張り付いてるんだろう、第9話。あれ、どう見ても単なるプラスチック片か何かにしかみえないのだが……ヌーブラみたいに顔面に吸着してるのかな。何それ怖い。

 今回はいつにもまして「普通の」お話が多い。いや、このアニメで普通の日常以外のエピソードなんて存在していないのだが、強烈なオチがあるエピソードも少なく、本当に「女子高生うまると周りの仲間たち」の日々を綴っただけのものになっている。そして、「だが、それでいい」感に溢れている。お友達とのエピソードではうまるの悪逆さが抑えられるので、イライラが募らなくてとてもよいですね。

 1本目、切絵ちゃんクッキーを焼く。元々あまり器用ではない切絵ちゃんが愛しのうまるのために頑張ってクッキーを焼き、そのついでに憧れの師匠や、世話になっているその兄に対しても感謝の気持ちを送る良いお話。これで単にうまるのためだけを思って怨念じみたクッキーを産み出す話だったらクレイジーレズの誹りは免れないのだが、彼女の場合(まぁ、多少クレイジーの気はあっても)そこまでぶっ壊れた性格設定になっているわけではないので安心。ちゃんとうまるもこまるも切絵ちゃんがイメージした通りの反応をしてくれているので、ホントに「大したオチも無く」終わるお話。最大のノイズはぼんばってことになるわけだが……なんだろ、妹を持つ兄の身としては、ぼんばの見当外れの行動も一概に攻められない……いや、駄目かな、やっぱり。普段そんなことしない妹が急にクッキーとか作り始めたんだから、まずは男の影を疑えよな。切絵ちゃんに限ってはそんなことも無かったけども。

 2本目、海老名ちゃんとバレンタインチョコ。もう、登場中はずっと汗かいて湯気だしまくりでしたね。一念発起でバレンタインチョコを作ろうとした海老名ちゃん。流石に自信が無いので女子力の高そうなうまるを呼ぶも、おまけでターゲットであるお兄ちゃんまでついてくるし、そのお兄ちゃんは全然海老名ちゃんの気持ちに気づいてないのでとんちんかんな気の利かせ方するし。なかなかの受難。でもさ、その男、ちょっとおかしいぜ。気遣い出来るのは間違い無いんだろうけど、システムキッチン見て目の色が変わるやつだぜ。いや、うちも台所がショボいので気持ちは分かるけどさ。そもそも、同じアパートの1階と2階でなんでそんなにキッチン周りの設備が違うんだよ。1階の方は海老名ちゃんの入居時にリフォームしたんですかね。確かに、数年前にタイヘイが入居した後にその当時の空室だけグレードアップしたってのはありそうな話。でも、冷蔵庫は私物だよなぁ。秋田のご両親、娘さんに地元の食べ物とか大量に送りたかったから奮発したんでしょうかね。結局、チョコ騒動は特にオチもなく終了。うまるの柿の種チョコ、結局味はどうだったんでしょうね。

 3本目、シルフィンとアニメイト。うまるのスマホにシルフィンからの連絡が来たってことは、UMRとTSFの状態でも日常用のスマホでやりとりしてるってことで、さらにシルフィンが気づいてないってことは、お互い本名では一切連絡先の交換とかしてないってことだよな。あれだけ積極的に絡んでたくせに。歪んだ関係だなぁ。今回はシルフィンの「妹」としての側面も垣間見ることが出来たし、あまり大きく動かずにトークしている図が見られるのが貴重。まぁ、それでも「シュバフィーン」し続けてたけども。うまるも「うまる〜ん」するから、似たもの同士なのかも。まぁ「オタ友達ってのは貴重だし、話していると本当に幸せ」というお話ですよ。お互い、趣味の時間を取りながら学業成績優秀なのが偉いよね。ちなみに、作中で「プリ☆キュワ」っていう作品があったけど、シルフィンの発音のせいでほとんど「プリキュア」って言っちゃってる。流石に間違わないのが「魔法少女カジキ・マグロ」だが、どんな作品だ。あれ、ひょっとして以前うまるの誕生日に切絵ちゃんがくれてた魚ってもしかして? 最後のオチのシーンのうまるの顔は憎らしいけど可愛い。

 4本目、切絵ちゃんVSお兄ちゃんの直接対決。こちらでは切絵ちゃんのコミュ障っぷりが遺憾なく発揮されている。性格の問題っていうか、完全に病気である。あんだけ障壁がでかいのは本人が一番分かってるはずなのに、1人でお兄ちゃんのところに乗り込んでくる勇気と無謀はどう評価したらいいものか。でも、これで無事に2人の間にもフラグが立ちましたね。うまる抜きで2人して夕食食べてるなんて、普通に考えたらあり得ない状況やろ(切絵ちゃんがよっぽど実兄と飯を食いたくなかった可能性があるが……)。年頃の妹さんの友達と良い関係を築き、それなりに意識されるようになっているってことは、やっぱりお兄ちゃんってイケメン肌だよね。そりゃな、仕事も出来て、家事全般もパーフェクトで気遣いも出来る男子って、物件としては優良すぎるもんな。後は妹との同居をどうするか、そして、草食系過ぎる性格をどうしたものか。そこまで含めてお兄ちゃんの魅力だけど、妹が障壁なのはいかんともしがたい。特に、行動原理においてうまるの優先順位が高すぎるところ。

 5本目、大逆転ダンガン裁判ロンパ。突然のミステリ風味から、プリン犯を探す謎ドラマ。容疑者が2人という恐ろしい事件であるが、お兄ちゃんの変なテンションと露骨なパロディがなかなか攻め気。「うまるは食べてない!」→「じゃぁ、食べてない理由を説明してみろ!」って、どんな悪魔の証明やねん。それでもちゃんとそれっぽい流れになってるあたり、この兄妹のテンションはやっぱり変だ。思い立ってすぐにプリンが作れるお兄ちゃんも変だ。そして、「うまるを疑うのは良くない」って思って真摯に謎にあたるのが一番変だ。「うまるが犯人じゃないかもしれない」っていう仮定を設けると外部犯を疑うしかないのだが、その場合「妹が1人で爆睡してるところに見知らぬ外部の人間が侵入してきた」っていうとんでもない事件像になってしまうのだが。まぁ、オチは予定通りだったので良しとしましょう。しかし、夜中に寝ぼけてプリン……絶対に太るやつやで。あと、多分うまるはあのまま歯ぁ磨かず寝てるよな。虫歯も怖いよ。

 そういえば先だってオープニングテーマのCDが発売されましたね。2番でうまるとこまるのポジションが逆転するところがいいね。あーるーくすがーたーはちーんちくりーん。

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 ちゃんと背景に前回の日本人形あるね、第8話。季節が流れて早くも年末年始なんだよなぁ。これ、うまるたちは歳取るんでしょうかね。

 今回は特にキツいお話もなく、ハートウォーミングなエピソードが揃っている。1本目、こたつ設置。引きこもりの強い味方、こたつ。その恐ろしいまでの魔力は日本人のナショナリティに関わる重要な部分で、どこかでは「アニメを見た外国人にはよく分からない物体」の代表であるという情報を見た記憶が。確かに、なんであそこまで愛されるのかは知らない人には分からないよなぁ。入っちゃったら出られない、魔の領域、こたつ。普段のうまるの悪行を考えるなら、こんな魔窟を導入するのは躊躇われる気もするのだが、それを置いちゃうのがお兄ちゃんの優しいところでねぇ……。あれ、でもこたつ置いたら夜に布団敷く場所がなくなる気がするんだけど……どうするんだろ。他にも海老名ちゃんのうち、本場家、そしてシルフィンのところにもこたつが。今まで気づいてなかったけども、シルフィンの家にいた兄(?)もお兄ちゃんの会社の同僚の奴か。世間が狭すぎやしませんかね。ちなみに、途中で登場したサーモグラフィ状の温度演出、「上半身ってどこやねん!」とみんながみんな突っ込む部分だが、アイキャッチに使われたってことは、突っ込み待ちで用意されたネタだったんだな。家うまるの生体器官がどうなってるのかは気になるよな……。

 2本目、クリスマス。引きこもりにクリスマスなんてあんまり関係無いやんけ、と思ったが、パーティをする大義名分として、やっぱり年に1回の大事な行事。可愛い妹さんが彼氏とどっかに行くわけでもなく、家でお兄ちゃんの帰宅を待っててくれるのだから土間家は良いご家庭である。残業に苦しむお兄ちゃんも、無事に切絵ちゃんと2人でうまるの待つ家に帰還成功。「ひとりぼっちのクリスマス」として星飛雄馬バースデーばりの悲劇が起こったらどうしよう、と思っていたが、この作品にそんな心配はないのである。ちょっと切絵ちゃんに雪が積もりすぎだった気がしないでもないが(延々外で待ってたんやろか)、幸せクリスマス。トナカイ仕様のうまるもなかなか可愛らしくて良いね。満面の笑みで出迎えるうまる、やっぱり憎めないんだよなぁ。なお、ぼんばは(略)。

 3本目、年越し。クリスマスが妹、正月が兄という、謎の本場家襲来。そして、1年間の劇的な出会いなどを総集編風に振り返った後、ぼんばとうまるの気合いの入った安物グルメ対決。ぼんばの展開したビールベースの宴会メニューは分かるが、うまるの用意したおかしセット、流石に甘ったるすぎやしませんかね……アイスとコーラはまだいいが、菓子パンが重そう。これ、ぼんばの用意した塩気が無かったら全部食うのはかなり大変そうだ。しかし、うまるは単にジャンクフード好き、っていうだけではなく、割と筋金入りの「コーラマニア」だったんだな。各種マイナーコーラって、集めるのは割と楽しいよね。まぁ、味はそんなに変わらなかったりするんだが。うまるは本当に人生が楽しそうで何よりですわ。

 4本目、正月・初詣。今作はヤンジャン連載だったはずだが、ライバル誌の作品にも堂々と出張してくる利根川先生マジ大物。次回予告は更に「ざわわ…」とアゴが尖ったお兄ちゃんがいたけど、どんだけカイジ世界線が好きなんだよ。正月ということで「来年から本気出す」についてのお話だったわけだが、ようやくやる気を出しかけたうまるに対して、「掃除はあとでいいから初詣に行こう」とか言っちゃうお兄ちゃんはまだまだ甘いよね。モチベーションがわずかでも発生したタイミングで一気にやらせるべきだったと思うのだが。

 そして最後に5本目、以前ちょっとだけ登場していたお兄ちゃんの上司、叶課長メインのなんだか切ない片思い話。別にお兄ちゃんに脈がないとか、そういうわけでもないと思うんだよ。どうやらぼんばも含めて学生時代からの長い付き合いのようなので、あまりにも「仲間意識」が強すぎて恋愛関係に発展するっていう発想自体がないのだろう。ということは、案外押してみれば意識し始めるかもしれないんだよ。でも、それが出来ない課長のいじらしさ。とても可愛い。クリスマスというきっかけを活かして一気に距離を詰め、あわよくばものにしようと計画していたようだが、ギリギリのところで押し出せずに結局一人きりのクリスマスイブ。うーむ、切ない。夜の誘いをグッと堪えてお兄ちゃんの家族に気遣い、振り返って涙する課長がとても愛おしい。なんか、この作品の女性キャラでみんなどっか甲斐甲斐しくて放っておけないんだよねぇ。

 世の独り者に幸あれ。

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 知り合いが1人、この作品のOPの犠牲になったらしい……第7話。しょうがない。中毒性の塊ですし。今期でもトップクラスの出来だよ。太田雅彦作品は見事なOPも毎回の楽しみなのだが、最近は太田さんではなくて毎回副監督を務めている大隈孝晴氏が作っている。まぁ、どっちにしてもちまっこいキャラが賑やかに動く作品性は一緒。とても愉快にUMR!

 さて、今回はこの期に及んでこのサブタイトルである。第1話が「うまるとお兄ちゃん」であり、放送話数の半分で綺麗に折り返して戻ってきたことになる。まぁ、お兄ちゃんにスポットが当たらない回なんて無いんだからやっぱり今更なんだけど、ちゃんとこのタイトルになってる意味がある、良いお話が目白押しですよ。

 1本目、お兄ちゃん涙目話。久しぶりに心底ムカつくうまるの悪行を見ることが出来る。お兄ちゃんが聖人君子であるのをいい事に、うまるの卑劣な行為がエスカレート。どう考えてもうまるの方が悪いのにぐさぐさと心を痛めるお兄ちゃんを見ていると、こちらまでぐさぐさ刺さってしまう。もちろん、ちゃんとうまるが多少反省する形になっているのでこれまでの話の中では最終的な胸クソ度合いは低くなっており、「呼んでみただけ」という悪ふざけの台詞が、「こまる」と「うまる」で全く違った意味合いに聞こえるという落とし方は見事に決まっている(田中あいみの仕事もとても良い)。それにしても、うまるが休みってことは日曜日だと思うのだが、日曜日の9時過ぎにゴミ出しするってこともあるものなのかね。単にアパートの集積所みたいなトコに出しに行ったのかな? でも、それだったらうまるに怒られた後にすぐに回収出来るだろうし……不思議な文化である(お兄ちゃんの出勤時の様子から東京の八王子在住であることは分かっているのだが)。天使のようなお兄ちゃんの頑張りが最大の萌えポイントのお話であるが、喪失感から焦って涙目になり、頭にまとわりつくうまるの愛らしさもまた格別。お仕置きとしては一切ペイしてないんだけど、一応「うまるが痛い目をみる」部分は溜飲が下がるのである。でも、あんだけ大泣きしてるのに、うまるは一言も謝罪の言葉を口にしてない、っていうのがポイントね。もう、この兄妹はこの関係性がベストなんだろうなぁ。

 2本目、海老名ちゃんとラーメン。しっかりとした食レポ(同じことしか言ってないけど)のせいで、割と飯テロ気味。普段よく食べてるものって、適当な絵でも食欲を刺激されるものですね。3人の中では一番ラーメンに縁がありそうなお兄ちゃんが、脂っこいラーメンに一番嫌悪感を示しているのが面白いところ。どこまでも「草食系」な人である。海老名ちゃんは今回大した見せ場はないのだが、彼女がいるおかげで土間家兄妹の新しい顔が見られるので、大変貴重な役回り。ちなみに、うまるはコテコテのラーメンにコーラを合わせることを提唱しているが、カロリーなどの観点から絶望的にアウトである。加えて、あの手のラーメンを食った後に炭酸でげっぷをすると、自分でもびびるくらいに臭い場合があるので注意が必要だ。うまるはげっぷなんかしません。

 3本目、お兄ちゃんの同僚、「ボンバー」こと本場氏が土間家へ介入。彼のモテないトークの力説っぷりにすごく聞き覚えがあるなぁ、と思ってたら、単に中の人が同じようなことを言ってるのを毎週聞いてるからだった(安元洋貴・細谷佳正の「天才軍師」好評配信中)。切絵ちゃんに続いて貴重な2人目の自宅侵食者かー、と思ったら、なんとそのぼんばも切絵ちゃんの兄だったという衝撃的なオチ。世間は狭いが、果たしてお兄ちゃんやうまるはこの本場家の真実を知ってるんでしょうかね? どこの世界も兄と妹の関係性が一筋縄ではいかないが、まぁ、本場家の方が正しい姿ですね。「妹と買い物なんて行くわけないだろ!」 ……ぶっちゃけ、私の家は割と普通に行ってましたけどね。高校生までは。ぼんばの前では、うっかり油断していたうまるは「こまる」モード(最近知ったけどこれを「家うまる」と呼称するらしいね)で遭遇。こちらも切絵ちゃんと同じ状況であり、色々とお騒がせな兄妹である。そして、遭遇時の反応も妹さんと大体同じ。メタモルフォーゼしてちんちくりんになったうまるを見て、そこに強烈な「癒し」のパワーを感じ取っている。可愛い小動物を見て癒されるのは人類共通だからいいと思うけど、流石に他所様のおうちで「寝ている妹さんをじっと見させろ」は問題だと思います。

 4本目、シルフィンと駄菓子屋。今回はサブヒロイン勢揃い。シルフィンも軽めの出番であるが、相変わらずの素直な愛らしさ。そしてうまるもUMRモードなのでちょっと大人っぽい対応が魅力的。シルフィンってマジでお嬢様設定なのね。あの偏った駄菓子屋知識は一体どこで手に入れたものなのやら……。

 5本目、本日のクライマックス、お兄ちゃんの帰路。なんかね、自分でも全く意味が分からないんだけど、このエピソードを見て涙が出ました。「普段の仕事を忘れて、ふっと知らない道を歩いてみたくなる」衝動に共感しすぎたんだろうか。別に疲れてるわけじゃないんだよ。ただ何となく、日常のルーティンを抜け出して、ちょっとだけ知らない時間を過ごしたい、そういう思いから、寄り道したくなるんだ。そこに猫なんかがいたら最高ですよね。ほんのちょっとだけ非日常に溶け込んだお兄ちゃん。夕暮れの街を歩きながら過去を想起していく様は、さながら「ARIA」の一篇を観ているかのようである。そんな状況でも、思い出されるのはやっぱりうまるのこと。そして、そんなうまるの面影を残した母親のこと……。しんみりするなぁ。明日もお仕事頑張れお兄ちゃん。大丈夫だよ、あんたの料理はポテイトなんかよりも絶対おいしいさ。

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 全部可愛いなヲイ! 第6話。すげぇ、今回は頭から尻まで全部きゅんきゅんするエピソードしか並ばない。本作の2大ヒロイン、うまると、お兄ちゃんの魅力が満載である。

 1つ目、うまるが深夜徘徊するお話。普段からヒキニート生活にどっぷり浸かっていると思われがちなうまるだが、生活サイクルはあくまで女子高生。意外にも、深夜の外出経験というのはほとんど無かったようだ。これも過保護で厳しいお兄ちゃんの監視(と本人の出不精な性格)の賜物だろう。そんな状況でたまたま思い立ったうまるが深夜(と言っても12時過ぎくらいだけど)の冒険へ。近所のコンビニにちょっと立ち寄るだけでも、色々なものが新鮮に見える視点がいかにも子供らしい。そうなんだよなー、小さい頃って、遅い時間まで起きてられることがちょっとしたステータスにもなるし、いつもなら寝ている時間に外で見られるものが、普段とは別世界になったりする。うまるのこういうところの感性は、本当に子供っぽくて憎めない。帰り道の情景をちょっと詩的に描き、情感を持たせて尺を取る演出なんかも、深夜のどこか澄んだような空気感が感じられて良いものだ。まぁ、オチは予定通りだからしょうがないけど。それにしても、こいつホントにコーラ好きだな……。

 2つ目、お兄ちゃんの休日。これまた切なくなるお話だよな……。時間の潰し方が分からなくなってしまったという状況に「まるで疲れ切った定年サラリーマンだ」と自戒していたが、どっちかっていうと、リアルに休みの使い方が分からない社畜の人生そのものなんだよなぁ。そんな哀れなお兄ちゃん、いかに普段の生活で「趣味はうまる」になってしまっているかがよく分かる。必死に時間の潰し方を考え、知り合いのツイッターを追い、最終的に見つけるのが「凝った料理を作る時間にすればいいんじゃない?」という、これまた無駄な休日あるあるだ。普段買わない食材買い込んだりしてねー。まぁ、これはこれで有益だからいいと思うし、趣味が料理、っていうのが後のお話にも繋がってくるので結果オーライだとは思うんだけど、結局料理を食べるのはうまるだからなぁ。やっぱり「趣味はうまる」だ。どれだけうまるのことを思いながら毎日生活してるかが嫌でも伝わってくるが、そんなお兄ちゃんに対して、うまるも何となく好意的な反応を示していたし、これはこれでいい関係性かも。

 3つ目、部屋を分けよう、のお話。これだけ長いことうまるに振り回されてきて今更なのかよ、とは思うが、確かに「妹とワンルーム」という状況のおかしさはどこかで突っ込んでおかないとね。普通、こういう状況ならどう考えても妹さんの方が嫌がるはずなんですよ。女子高生ともなると普通は兄弟と一緒にいるのは嫌がるし、いわゆる思春期に家族とべったりっていう方が珍しい。しかし、うまるは実際に完全兄依存。だからこそなあなあで成立していた共同生活なのだ。あんな(本気を出せば)可愛い妹と一つ屋根の下、隣同士の蒲団で寝ていて理性が一切弾けないお兄ちゃんの方を褒めるべきなのだろうか。しかし、そんな関係にも一度考え直す余地を。シンプルにカーテンで仕切りを作る、というパーティションだが、これだけでも存外効果はあるもので。離れ離れになって改めて分かる日常の安心感。うまるはやっぱりお兄ちゃんに構ってほしいし、うまるが寄ってこないとなんだか落ち着かないお兄ちゃん。かくしてせっかく買ったカーテンも1日でお蔵入り。これが土間家の日常なのである。まぁ、パーティション作る動機にしても、お兄ちゃんの方は「仕事能率が上がればうまるのための時間が作れる」だからな……。女子高生にもなった妹にこれだけ尽くしてあげるお兄ちゃんって……改めて神々しさを感じる。

 4つ目、切絵ちゃんと人生ゲーム。謎の人生ゲーム演出でお兄ちゃんの安定指向、そして優しさが分かるという小話。お兄ちゃんも完全に「うまるとこまる」を使い分けているあたりが既に優しい。切絵ちゃんに対しては兄妹どちらも優しい。こういう話をみてると、やっぱりうまるって基本的にいい奴ではあるんだよな。あと、なにげに軍曹役もやってた白石稔大活躍。出番こんだけ。

 5つ目、サブタイトル通り、今回のメインとなるお誕生日話。お兄ちゃんに気付いてほしくてうずうずしてるうまるのいじらしさがまず可愛い。まー、普段から唯我独尊でやりたい放題なのに「うまるのオールナイト」を要請するあたりはどうかと思うが。そして、そんなことを全部分かってサプライズパーティーを用意しちゃうお兄ちゃんが輪をかけて可愛い。もう、この兄妹はずっとこのまま幸せに過ごせばいいと思う。なお、シルフィンの扱いはあれで正しい模様。花束は受け取ってもらえなかったわけだが本人も別に後に引きずるような気にしかたはないだろうし。あと、なにげにうまるはお兄ちゃんのところへ急ぎたかったせいか、学校で友達にたくさんもらったプレゼント全部置いてきてるんだよな。切絵ちゃんの魚も含めて。ひどいといえばひどいよな。

 しかしこれ、お兄ちゃんの誕生日にうまるはお返しとかしないんだろうなぁ……。

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