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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 百万くらいだったら美煌に頼めばどうとでもなる気がする、第5話。モモカはあそこまでのクソ外道なんだから、自分のことをあしからず思っている美煌をもっと自分の人生に有効利用する方向で考えるといいと思うよ。どうせ美煌は馬鹿なんだから。

 今回も遠慮なくド外道で下品なお話がてんこ盛り。Aパートは突如宗教に目覚めた(?!)美煌の座禅体験。美煌さんは本当に馬鹿なのだけど、無闇にスペックは高い(思い込みが激しい?)ようなので、ちょっと寺でも経営しようかと思い込んだだけでも非常に高いパワーを発揮します。その指標は「モモカが苦しむ」というもの。もう、作中でも完全に悪魔扱いやんけ。

 美煌はサバゲのためには精神修行も無駄じゃないとはおっしゃっていますが、そもそもお前ら真面目にサバゲやることがほとんど無いだろ、っていう。基本的に肉体的なスペックは全員高いみたいなので、あんまり負けてるところも想像出来ないし。今までのサバゲらしい要素って、ほとんどが身内同士のつぶし合いなんだよなぁ。座禅を組みに行くだけでどんなひどい展開が待ち受けているのだろうと思ったが、変態うららはいつも通り、緊張感に欠ける麻耶も大したネタを振ることなくリタイヤ。ここまでの流れで、麻耶ってあんまり目立つタイミング無いな。そしてかよちゃんがモモカの謀略で脱落し、モモカは被害を最小限に抑えようと目論んだが、変態スパンキング詐欺坊主がその一歩上を行った。女子高生のケツを叩くだけの簡単なお仕事。そもそもこいつら短いスカート穿いた状態で座禅やってたので、多分正面に回ったら見放題だ(何を、とは言わんが)。オチは美煌さんだめだねオチ。安定。

 そして、今回一番ぶっ飛んでいたのが2本目、タイトルは「死にぞこないのツインテ」。この時点でちょっと面白いが、うららがその西ローランドゴリラ並の腕力でもってピンチになるところから始まるので更に嫌な予感しかしない。馬鹿や外道はたくさんいるアニメだが、純粋な変態ってこいつだけだからな。こんだけの腕力を誇るうららによくもモモカは勝ち続けているよなぁ。ドMを調教できるかどうかは腕力じゃなくて胆力の問題なのかな。

 トイレの個室に窓がついているというこの学校の設計は謎だが、とにかく「しっぱなし」を放置して逃げ出してしまったうららの大活劇。モモカの外道っぷり、美煌の壊れっぷりが勢い任せで次々と押し寄せてくる。たかだか女子高生のトイレの問題でヘリを操縦していた精鋭部隊が4〜5人犠牲になってしまっているのもすごい。そもそもエアガン撃たれただけで墜落するヘリがまずすごい。そして、最終手段でうららが取った選択肢は、最強死刑囚でも多分無理な気がする圧倒的クライミングである。最初からやれよ。もう、うららのスペックが謎過ぎるよ。ちなみに、最初のトイレで葛藤してる時点で「ヤバいのは小の方だけなのかな」と勝手に思い込んでいたのだが、後でのモモカの所業のせいで、「しっぱなし」がもっとまずいものだという現実を突きつけられました。何だこの糞アニメ! (いいぞもっとやれ)

 3本目は、まさかいるとは思わなかった、「モモカの良心」が登場するお話。あいつ、いる意味ねーよな、と思ったけど、後半のお風呂パート以降では完全に天使も悪魔もノーサイドで同じ存在に成り下がってたよな。違う部分というと、悪魔の方がちょっと露出度が高いのでサービス要員として優秀、っていう部分。でも、せっかくの女子高生なのにモモカのサービスカットはあまり萌えない気がする。何故でしょう。答えは聞いてない。

 既になおざりだった「いいわけ程度のサバゲ描写」は、今回ついに「天使と悪魔の空中大決戦」のみとなり、作中で全く意味をなさなくなった。今まで執拗に挟み込んでいた銃を取り出すバンクも今回なかったし。いや、誰も困らないから別にこれでいいんだけどね。何のアニメだったっけかな。

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 友田ぁ! 第4話。CV日野聡というのがまた彼の一途さに拍車をかけている気がする。確かに春原とかそういう連中って、もし彼ら視点での物語を書いたら中心に来るのは主人公になるよなぁ。

 今回は新キャラが登場しない。ようやくこれで作品世界も出そろったのかと思いきや、まだまだオープニングに知らないキャラが残ってるんだよな。ラストの引きで出てた担当編集も何か地雷持ちみたいな気がするし。どこまでこのカオスが続くことになるのだろうか。オープニング映像だけを見ると、見た目でそこまでヘンテコなキャラがいるわけではないのだけれども……しれっと変なのがこの作品のいいところよね。今回もぬる〜くどこか笑えるお話。そして、その中心には常にみこりんがいるという。

 Aパートはみこりんがギャルゲーを攻略するお話。「イケメンで調子乗りだけどヘタレな姫体質」っていうのがみこりんのステータスなわけだが、あれだけ苦汁をなめ、自分の弱点を認識しているのに、何故こうも必死にすけこましキャラを維持しようと頑張っているのか。もう野崎だって千代ちゃんだって内面を完全に理解してることくらい分かりそうなもんなんだから、いい加減に諦めて素の自分のままになればいいのに。やっぱりあれかな、自分に輪をかけて朴念仁くさい野崎がいると、ちょっと背伸びしてみたいと思っちゃうのかな。また、そんなみこりんが苦しんでいるのに、回りの女子からの反応は悪くないんだよね。声をかければ女の子は寄ってくるし、みこりんがドギマギしてる間にも別に回りの子たちはひいたりせずに勝手に盛り上がってくれている。ある意味ではきわめて恵まれたハーレム体質ではあるのだが……あれだな、本人が本能的に女性を求めてないんだろうな……やはりホモなのだろうか?! いや、二次元に突撃したところを見ると単なるオタク気質か……。

 普通のオタクキャラってのは「二次元最高!」を標榜してゲームなどに没入するが、みこりんの場合はそうでなくて「現実の女性に勝てないというコンプレックスの対策」のためにギャルゲーに挑んでいる。ゲームなんてちょっとプレイを重ねればそこに現実との壁が見えて別次元の趣味になるはずなのだが、素直で良い子なみこりんは、あくまでも現実の女性の延長線上にギャルゲーを置いている。だからあれほどまでに根を詰めて挑んでいるし、野崎にゲームをやらせる際も、どこか突っ込みに回りきれずに二人して振り回されることになる。どんだけ可哀想な連中なのやら……。すげぇな、ここに千代ちゃんを入れて3人になっても基本的に突っ込み不在だからな。やっぱり世界はみこりんを中心に回っている。

 Bパートは合コン回ということだが、実際の合コン現場はほとんど出てこない。そして、こちらはみこりんメインというよりも、「やりたい放題の野崎メイン」である。野崎のキャラって未だに謎な部分が多いのだが、こいつの感性って優れているのか、壊れているのか。あんな図体で遠慮なく女性になりきろうとして、嫌な方向にリアルな立ち振る舞いになるあたりがすごい。少女漫画家なのにキャラ設定が「ガツガツしすぎてる女」なのもすごい。そんなキャラ漫画に出したことあんのかよ。千代ちゃんも混ぜれば多少マシになるかと思ったが、千代ちゃんは突っ込みキャラというよりは巻き込まれキャラであり、野崎の傍若無人っぷりを糧に自分の世界を構築して突っ込みどころじゃない。これだけ好き勝手やってるのに、本当に一途。どこの世界にウサ耳つけた190㎝の野郎に惚れる女性がいるやら……いや、これはこれでニーズが? とにかく、回りをお花畑にしてひたすら野崎のことをまくし立てる千代ちゃんは大変可愛らしかったです。

 最終的には鹿島オチという無難な幕引きであったが、野崎・千代ちゃん・みこりんというこの作品の基本となるトライアングルのバランスの良さが確認できるよいお話であった。まぁ、どうにも野崎が暴走を始めると、「調子に乗った中の人のまんま」って気がするのだが。中村って何故か他の男性キャストと話してる時に突然オネエキャラになることが多いような。あの声でよ。

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 中の人がザ・ボスだから仕方ないという風潮、第4話。いちいちキャラが選択してる銃が違ってて、戦闘時のアクションもそれに応じて変わってるんだよな。なに、この無駄なこだわり。

 すっかり外道キャラが固まったモモカさん。ちょっとやそっとのことじゃもう驚かないようにはなったんだけど、必要にかられてではなく、純粋にどす黒い性格のせいで出てくる細かいアクションがいちいち笑える。正直、今回は1本目のエピソードがあんまり面白くなくて、最終的に実銃(モデルガンだけど)を取り出して銃撃(物理)で相手を倒すんだろうな、っていうところまでは読めてしまうので、あまりそこに笑いも驚きもないのだが、何故かモモカさん、一撃でとどめを刺したはずの相手の死体を蹴るんだよね。何故そこで蹴る、っていう。その無秩序な死体蹴りだけで何故か笑えてしまうんだ。

 そして今回のメインは多分2本目。「痩せる意志を嗤う豚よ」の時点でちょっと笑ってしまったのだが、これって原作でもサブタイついてんのかな。「女子高生が太ったのでダイエットに奮闘する話」ってのはこの手の漫画・アニメでは鉄板エピソードなのだが、何がすごいって、モモカはまずどんな人間でも最初に到達するはずの「運動しよう」に一切たどり着かないところ。せっかく美煌が「教えてやろう」っつってんのにしばらく無視してたからな。あり得ないくらいに怠惰な主人公。そして、最初からそうだったか定かじゃないのだが、何故かいつの間にかモモカはフィジカル最強の称号を手に入れてしまっている。うららの過剰な愛情表現に拒否反応を示すのはいいのだが、何故かそれが破壊力抜群という。「太っただけで筋力はアップせんやろ」と思ったら、どうやら太る前からあの打撃力であるらしい。よくもまぁ、こんな奴が一時期とはいえ学校でいじめられてたもんだよな。そして、やられる時のうららがまたいい声あげるんだわ。モモカについで破壊力があるキャラはやっぱコイツかな。案の定の毒料理設定とかも安心する。多分、画力も相当なものなんじゃなかろうか(ちなつちゃん調べ)。

 そしてラストエピソードでは、なんと、4話にしてようやく謎の生き物、カモの話。なんかもう、今まで一切突っ込みが無かったから、そういう類の妖精かなんかだと思ってた。実在して、なおかつさばげぶの面々からも謎扱いはされてたんだ。もっと早く突っ込めや。全くサバゲと関係無いし、これまでずっと画面端でちょこまかしてるだけで、特に話に絡んでなかったし。なんやねんコイツ……あぁ、一応「なかよし」連載作品だから、マスコット的な? ……んーー。個人的にはモモカママンの方がよっぽどマスコットだと思うけどね。「この親にしてこの子あり」がとてもよく分かるお話だった。そういえば、モモカや、その中の人であるへごちんでは、お姉ちゃんの実子のマイちゃんとどっちが年上なんだろう……。

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 綺麗なカオス、第3話。続々登場する曲者共はいかにもな学園ギャグであるが、その絡め方が綺麗にカオス。

 前回の新キャラがみこりんと結月。この2人だけでも扱うのが色々と面倒な連中だったのに、今回も更に2キャラ追加。特に今回中心となったのは、ある意味ではとても少女漫画らしいとも言える、「学園のプリンス」鹿島であった。最初に登場して「プリンスだけど女子高生」のところで「あぁ、よくあるそういうお話ね」と思ったのだが、どうも属性のまぜ方がえげつない。単なる男装の麗人では終わらないおかしさが色々遠慮なく盛り込まれているのだ。まず、この手のキャラにはお約束で才色兼備、スポーツ万能、女子生徒からの人気は圧倒的。しかし、残念ながら部活はよくサボる。おかげで「バイオレンス」代表の演劇部部長、堀との絡みが生まれるわけだ。で、まだ「サボる」というだけならばマイペースキャラとして処理出来るのだが、「なんか思考が微妙に下衆い」という特徴も忘れてはいけない。なんかねぇ、ちょっと油断すると想像が下ネタの方に寄るんだよね。まー、千代ちゃんたち周りの人間のフリに問題が有るって話だが、それにしたって割と想像力豊かではある。その結果として、こんだけ濃いキャラのくせにたびたび突っ込み役に回ったりする。すげぇのは、突っ込む相手が千代ちゃんの時すらあるんだよな。これだけゴリゴリの面子の中でも輝きを失わずに回りを振り回せるメインヒロインはとても有能。

 そして2人目のキャラは、そんな「バイオレンス」な堀君であるが、こちらは割と普通。というか、鹿島とワンセットでコントが成立する感。属性としては「部長としての責任感」とか「野崎に背景を頼まれるほどのスキル」とか「鹿島も認める演技力」とか基本的にポジティブなものばかりが揃っており、鹿島に迷惑さえかけられなければほぼ良識人と言ってしまっていいだろう。ただ、その心の深奥には「なんだかんだで鹿島の顔が好き」という面倒な属性も含まれている。あれやこれやと手間をかけながらも、最終的に鹿島のために動いてやっているのはそのためである。これを愛情と呼んでいいのかどうかは微妙だが、何より本人は「結婚式に呼びたくない」とまで言ってるわけで、今のところは友情未満なのに友達以上、っていう変な関係。鹿島も鹿島で「堀部長の一番は自分」というよく分からない自負があり、覆されると素直に悔しがってみせる。この辺りは、案外乙女の発想なのかも。そう考えると、甲斐甲斐しい鹿島が可愛く見えないこともない。……変な恋愛関係の多い学校だな。

 恋愛といえば、今回は千代ちゃんの野崎に対する思いが割とはっきり出るシーンがあってとても良かった。これだけ変人地獄に巻き込まれ、野崎のおかしいところも散々見てきた後なのに、千代ちゃんの思いはまだ変わっていないのである。なかなか一途でいい子じゃないですか。彼女が純粋な乙女になればなるほど、その脇で道化を演じるみこりんも可愛さ2割り増しです。千代ちゃんが何故かしらないけど堀部長の演技指導を必要としないくらいの実力派なもんで、一人だけ器用さが足りないみこりんの「ドジっ子メイド」っぷりが際だつってのもあるな。なんで千代ちゃんあんなに万能なんだよ。

 で、今回一番注目したいのは、なんといっても鹿島のキャストである。最初にちょっと聞いた時には分からなかったくらいに意外なポジション。なんと男装の麗人に中原麻衣である。これまでの長いキャリアの中で「格好いい女性」の役なら星の数ほどこなしているのだが、こういう方向性で、格好良さとは無縁の「男っぽさ」を持った役どころってのは初めてなんじゃなかろうか。今まで聞いてきた中でもトップレベルに低い音域で演じており、この期に及んでまた新しい一面が見られたようで非常に嬉しい。キャスト充実してるとそれだけで幸せである。

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 CV内山夕実とクマの関係性、第3話。いっそ相方のゴリラ声優に合わせてクマ声優として売り込んでいくというのはどうだろう(インコ声優です)。

 3話目にしてすっかり芸風は落ち着いた感があるが、この少女漫画とは思えない勢いは、ふと「アニマル横町」を思い出す。あれはたしか「りぼん」掲載だったはず。考えてみりゃ勢い任せのギャグ漫画が男の子だけの特権であるはずがなく、こういうテイストの漫画が少女漫画雑誌に載ってるのって何の不思議もないんだよな。いわゆる「少女漫画」的なアニメばかりになれてしまっているので、こういう「少女」要素皆無の芸風に違和感があるだけで。

 今回は新キャラ2人を追加。どちらもキャストの年齢がレギュラー陣と比べて随分高いのが特徴。まず、顧問の爆発物みたいな先生はCV堀江由衣のドジっ子先生である。あの部員たちが揃って恐れる危険人物だが、今回持ち込んだトラブルはよりにもよって蜂。蜂関係はたとえアニメでもトラウマレベルに嫌いなのでマジ勘弁して欲しかった。スズメバチ退治なのに地肌が露出した衣装で戦いを挑むとか、どうかしてる。いや、そもそもスズメバチに戦いを挑む時点でどうかしている(マジレス)。おかしいなぁ、「顧問のCVが堀江由衣」って情報処理部フラグだったはずなのになぁ。中の人も1人被ってるし。おかあさん先生カムバックプリーズ。

 2人目は、なんとCVかないみかの小学生サバゲフリーク。もう、小学生(中の人年齢50歳)が高校生(中の人年齢19歳)を「ババア」よばわりしているだけで面白くてしょうがなかった。永遠のロリっ子ってすごいなぁ。そもそもみかしゃんの声聞くの久しぶりな気がする。それだけで無闇に満足出来てしまったぞ。

 ネタに関しては……まぁ、普通? 「戦国BASARA」見た後にこの作品を見ると、ナレーションの人が赤い鎧の人っぽくなるのでちょっと楽しいぞ。(なんか中の人の話しかしてない)

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 ヒロインってそっちなのか(困惑)、第2話。何この安定感。

 順当にキャラが増えていく展開。正直、1話目の千代ちゃんのテンションが楽しかった身としては、彼女の出番が減って野崎との天然な絡みが減ってしまうのは少々残念。1話みたいな不思議な空気の笑いも2話目はそこまで多くなかったし。ただ、それでも新キャラ2人は充分機能していたので、これはこれで真っ当なギャグ漫画として成立してるからOKかな。

 そんなわけで新キャラがガンガン追加。特に、みこりんの方は野郎キャラのくせに狙った通りに可愛い(?)設定が活かされていて、すごく憎めなかった。なんだろうね、あの性格は。高校生にもなってあれなんだから、辛いならやめりゃいいのに。そしたら単なる可愛い奴になりそう。みこりんの中の人のぴこりんも良い配置である。そして、そんな可愛いニューヒロインをいじる千代ちゃんも、2話目で既に不思議な安定感。基本線は可愛い女の子なんだろうけど、突っ込みポジションに回ってるから割と冷静で今作の中では賢く見えるんだよな。やっぱりヒロインのジト目っていいよね。

 2人目の新キャラ、謎のローレライ瀬尾結月。アイキャッチからいきなりの沢城御大で、「これ、現場に宮野もいるから相変わらずアレやってんのかな」とか適当なことを考えてしまう。既に2人とも所帯持ちというのがなんか不思議な感じ。みゆきちのチャラ系キャラは久しぶりだろうか。「君に届け」のあかねちんとか、割と好きだった。もうちょっと固くなればいなばんに見えなくもない。「単に空気が読めない嫌な奴」という、どこをどう拾い上げても救いのないキャラなのだが、観察者が野崎だったおかげだろうか、どこか憎みきれないような雰囲気もある。いや、歌が上手いからってごまかされはしないけども。普通に考えたら学校歩いててあんだけ声かけられるのがおかしいくらいに鬱陶しい奴やぞ。彼女の場合はちょいと出落ちみたいなところがあるけど、ここから何か話は膨らむんですかね。

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 わぁい! どうでもいい! 第2話。エンディングもはっちゃけてるなぁ。ゆーみんのこのユニット参加率。

 ナレーションの人も言ってたけど、「だんだん方向性が分かってきた」ようである。どっち方向に伸ばすかは大体予想がついていたわけだが、無茶ネタを回しながらも、メイン3話使ってサバゲ部の残り3人のキャラ紹介をしているという、実は割と手堅い展開である。そして、1話目で何となく見えたキャラから、うち2キャラが若干斜め方向に飛び出した。

 腹黒ツインテCV大久保瑠美。この時点で既に満貫確定だったのだが、そこから斜め上に突き抜けた結果、百合属性が大きく加速して倍満。もう完全にちなっちゃんやないか。いや、ちなつちゃんは関節技に長けてるかどうか知らんけども。「部長スキスキ」モードからM属性を付与することでモモカ推しにシフトするあまりの節操の無さは見上げた根性。今後はずっと外道キングのモモカに付き従うことになるのだろうか。部員5人の部活なのにうち2人がこの関係性って……いいのか?

 そしてもう1人はとってもいい子だった巨乳グラビアモデルの麻耶ちゃん。こんなイカレた部活に参加してる時点であかん奴なんだろうと思っていたら、意外にも「すごく良い子」枠だった。のんのんびよりでいうところのほたるん枠である(だいぶ違う)。一応アニメ的には「サービス担当」ってことになるのだろうが、別にこの作品にそんなもんは求めませんので……純粋に「被害者枠」にならないことを祈ろう。でも、納豆は美味しいぞ。いや、納豆風呂にぶち込まれたあとも好きだと言える自信は無いけども。

 最後の1人、コスプレ少女かよちゃんは割と予想通りのところだけで推移したので特に印象は変わらなかったが、安定してこの不思議ちゃん枠もあるよね。「そふてに」でいうところの来栖枠、SOS団でいう長門枠。最近奈央坊が似たような役やってなかったか、と思ってたんだけど、必死に考えても猫山さんしか出てこなかった。ちょっと違うな。で、そんな部員たちをも凌駕して一気に前に出てきたのが、主人公のモモカというわけだ。1話のいじめっ子エピソードの時点で明らかではあったのだが、その外道ぶりは主人公としては破格。うららに対する報復活動くらいならばまだギリギリ「怒ってたんやね」で許せる(?)が、その後のVSかよの時の容赦無い惨殺劇は、本当に生まれながらのヒールである。良く見るとその前のシーンで降参した部長を打ち抜いてるのもモモカなんだよな。こいつ、サバゲ部は嫌だとか言ってたくせに勝つ気満々じゃねぇかよ。銃持たせると一番怖いタイプか。家では「モカリン」なんて呼ばれて健やかに育ったはずなのにねぇ……一体どこで教育を間違えたのか……(まぁ、あの声のお母さんだと伸び伸び育ってしまいそうではある)。

 結論・「主人公が一番キャラが濃い」っていう設定って意外と難しいのだが、それがちゃんと出来てるのは偉いと思います。

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終わった……終わりましたよ、最終話。はぁぁ……

 何から書けばいいだろうか。予想通りの展開で終わるかと思ったらエピローグがぶっ飛んだこととかに触れるべきだろうか。でもなぁ、もう終わってしまったら、なんだか放心してしまってなぁ。

 いや、書こう、とにかく、最後の最後に島尾がやりきって逃げたのは、なんと「六花さんを誘う」という恐ろしい選択だった。いや、島尾は既にかなり早い段階から(おそらく亮介に出会う前から)、もし六花と意思疎通がはかれたときにどうするか、ということは決めていたのだろう。彼は自分が「いてはいけない」ことを知っていたし、六花が不幸になってはいけないとも思っている。あそこで彼女を「伴う」ことだけは、彼は間違ってもしないはずなのだ。それが分かっていながらも、六花さんのどこか虚ろな決心を見ていると、「もしかして」と思えてしまうのが恐ろしいところ。亮介もあり得ないくらいに取り乱し、その「万が一」が起こってしまわないかと果敢に飛び込んだわけだ。

 結局、島尾は自分のやるべきこと、やりたいことをやりきった上で「脱出」し、残された二人に全てを任せた。彼はひょっとしたら、自分が出てくることで半ば強引に六花さんを前に進めることを狙っていたのかもしれない。彼があのタイミングで行動に出て、無理矢理存在を気付かせたからこそ、六花さんは亮介への想いも確認してしまったのであるわけだから。「昔」も「今」も本当なら、当然退くべきは「昔」の方。それでもあの亮介に素直に明け渡すのもちょっと癪だったので、置き土産代わりに吸血鬼のまねごとをして、島尾は去った。多少の荒療治ではあったものの、六花さんが正しい道を進むための、彼なりの最善策だったのだろう。

 結局最後まで亮介は傍観者になってしまっていたのはなんだかなぁ、という気もするのだが、彼が六花さんに向けて漏らす言葉っていうのは、1つ1つがこっぱずかしいくらいにまっすぐで、あけすけだ。彼のこういうどうしようもない性格があったからこそ、六花さんも向き直ったし、島尾も安心して任せられると思ったのだろうけど。なんや、終わってみれば単に一組のバカップルが出来ただけやないか。くそう、お幸せに。

 いや、違う、お幸せだったんだよ。もうそこも片付いたんだよ。エピローグの部分は、これまでのじわりじわりと推し進むシナリオラインとはかけ離れた大ジャンプだったおかげで、正直ぽかーんだった。しかし、あの山中のシーン以降、亮介も六花も一言もしゃべってはいないのに、彼らの生涯がどうなったか、というのが全て分かってしまうというのも、すごいといえばすごいエピローグである。娘さんの年齢を考えるとあまり大往生って歳でもなかったみたいだが、きっとあの店で過ごし続けた六花さんは幸せだったんだろう。そして、「彼女の生涯全てをもらった」亮介も、当然幸せだったのだろう。「恥ずかしい台詞を飛ばし続けるバカップル」だとイラッとするのに、「生涯二人で幸せだった老夫婦」だとすごく良いものに見えるのは不思議なものである。

 最後に残されたのは、全てを見続けた島尾だけ。一瞬、「結局成仏してないんか、ひょっとして六花さん達の新婚生活はずっと監視し続けたのか?! 亮介もおちおち家庭が作れやしない!」と思ったが、流石に島尾は彼女たちには干渉せずにいた、もしくはきちんと還るべき場所に還ったんだろう。「開かずの間」が在り続ける限り彼の存在も現世に残ってはいたようだが、少なくとも「島尾の未練」はあの山の中で断ち切れたわけで、それから先は現世に関与することは無かったはず。あのシーンで再び舞い降りたのは、おそらく「六花(と亮介)の未練」であるところの島尾の最後のパーツ、つまり「開かずの間」が、完全に必要無くなった、ということを子孫に知らしめるためだろう。それをするのは六花たちの仕事ではなく、やはり島尾が蹴りをつけるべきだったのだ。まぁ、あんなちっちゃい子に処分を頼んでも伝わったとは思えないが……どうなるんでしょうね、あのお花屋さんは。

 なんだろう、結局、11話分はものすごい密度で、じわりじわりと牛歩の趣だった今作が、最終話で一気に数十年分を巻き返し、しかもそこに取り立てて違和感も残さなかった。語られるべきは、全て語られていた。何も後腐れがない。空に消えていった島尾みたいに、多分この「お話」もすっと消えていくものになるんだろうなぁ。そう考えると、満足感の中にも、やっぱり寂しさが残ります。

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幽霊の最後の反乱、第10話。序盤の方は見ていて冷や冷やしましたよ。この作品の事前予告で亮介が言っていた台詞は「寝取りますから」だったわけだが、まさか肉体そのものを「生き取られ」るんじゃないかと。どんなホラーだ。

 今回は亮介君(の中の人)が大忙しの、「次第に現実に戻り始める」ターンとなっている。ただ、亮介君自身は気が気でない状態で、いきなり夢世界の店長が反旗を翻し、自らの葬式に導いてくれるというサプライズ。「どれだけお人好しだ」と言われていたが、島尾に身体を貸す約束をしたときは、べろんべろんによってましたからね。意識がもうろうとした状態に契約を持ち込むなんざ、どこぞの白い悪魔よりも質が悪い取引だったのよ。結局、島尾のやりたい放題を止めることは叶わず、亮介君は哀れ海の底。生身と幽体が決定的に入れ替わってしまった。

 しかし、このまま生者が死者に取って代わられるホラー展開だと誰も得をしないが、流石に今まで組み上げてきたこの物語がそんな終わり方をするはずはない。散々憎まれ口を叩いて好き放題やっていた島尾だったが、内心ではこの状況がどれだけ異常なものであるかはちゃんと理解している。わがままだし、自己中だし、どうしようもなく苛つく存在なのは間違いないのだが、この男は一応「大人」なので、どこまでが自分の出来る限界なのかは、おそらく分かった上での振る舞いなのだろう。なし崩し的に正体がばれてしまったことを大人しく受け入れ、そのままピクニック気分で念願の六花さんとのお食事会へ突入したにも関わらず、それが「最後の晩餐」であることは覚悟しているようである。

 もちろん、そんな島尾の覚悟は知る術もない亮介は慌てる……わけでもないな。最初のうちは変わり果てた自分の姿を見て細かく突っ込みを入れるなど忙しそうにしていたが、途中から無力感に疲れたのか、だんだん適当になり、最終的には幽体として漂っていることを楽しんでいるようにすら見えた。この若者、やはり図太い。六花さんの惚れる男は、なんか色んなところでズレた連中な気がする。いや、こんな超常現象への正しい対処の仕方なんてしらないけども。

 乗っ取る側、乗っ取られる側、双方が現状をおよそ理解しており、利害関係も実はそこまでかけ離れているわけではない。「納得いく死別などあるはずがない」と亮介は独りごちていたが、島尾だってそんなことは重々承知しているわけで、多少のわがままに付き合ってくれている気の良い若者のことはいくらか気にしつつも、どこかで蹴りをつけて、この関係を終わらせることになるのだろうことは分かっている。一夏の思い出としては、できすぎたくらいに愉快な記憶である。

 ただ、そうも言っていられない人が約1名。島尾の存在に気付き、それを受け入れた六花さんその人である。目の前にいるのは良人だ。それは分かる。しかし、それではどこからどこまでが島尾だったというのか。あの海は、あの夜は。別にそれが島尾であることは構わない。だが、「葉月亮介という存在はどこにいるのか」という疑問が出ることによって、どうしようもない彼女の心情が問われることになる。目の前の男が島尾篤であるなら、自分は同じ人物を2回好いたことになる。それはそれで問題は無いだろう。しかし、その前段階に、別な男の存在があったとしたら。その感情は嘘だったのか、島尾はそれを知っているのか。島尾には六花しかおらず、亮介にも六花しかいない。だが、六花には島尾もいれば亮介もいる。この齟齬を、どのように埋め合わせれば良いのか。改めて故人の前に持ち出された「現在の感情」を前に、幽霊は何を思うのか。クライマックスである、修羅場ともいう。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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