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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やっぱりどう見てもてーきゅうじゃねぇか、第2話。いや、別に悪いわけじゃないんだけども。むしろ他のアイドルアニメと差別化を図っていく上では実にビビッドで面白い路線ではある。ただ、絶対にこれ映像に引っ張られてキャライメージが変わると思う。コミカル方向にはっきり舵を切るっていう判断なんだったら、かなりエポックメイキングなデザイン戦略だ。

 「新章」に入ってどういう方向でシナリオを構築していくのかと注目して見ていたのだが、まず行われたのは全員の引越し。なんと寮という名の一軒家での共同生活スタートである。コミュ障の私みたいな人間からすると「これから一つ屋根の下(しかも同室)で共同生活」って言われるだけで罰ゲームみたいな絶望的な気分になってしまうのだが、今のところ「共同生活になったからいざこざが……」みたいな空気はない。さすがに長年一緒に活動してきたWUGの結束は強いようである。まぁ、今後は絶対にメンバー間でギクシャクする展開も出てくるはずなので、その時には重しになるのだろうけども。

 「共同生活を始める」というのは実は結構新しい視点の与え方で、居並ぶアイドルアニメのグループでも、(女性の場合は)共同生活をしているグループというのはほとんど存在していない。女子高生を含む若い女子たちがキャピキャピと共同生活をするという「ずっと修学旅行」みたいな雰囲気を維持できるのもわかりやすいセールスポイントだが、最終的には家族同然の関係性になるので、ホームドラマみたいな要素も盛り込めるのはアイドルグループの描き方としては面白い。今後は一つ屋根の下だからこその展開にも期待したい。まぁ、現時点ではそういう様子はあんまり影響を与えてないけども。あの部屋割りはどうやって決まったんだろうなぁ。

 さらにユニットとして団結することになる展開かと思いきや、この共同生活は「ピンでの活動が増えるから」という社長の奇策。なるほど、「ラブライブ」の項で何度も書いているが、グループアイドルの2期目はこれまでと違った組み合わせで売り出していくのが基本。となるとWUGの中から個別にメンバーをピックアップして描いていく流れが出てくるわけだ。リアルアイドルだとこういうのってメンバー間格差を広げる問題にもなったりするものだが……どうなんでしょうね。この世界では誰が一番人気なんだろう(なお、リアルでも誰が一番人気かはよくわからない模様)。

 そして、そんな中で切り込み隊長に選ばれたのは一番キャラが扱いやすい実波……ではなく、なんとその保護者役に抜擢された夏夜であった。組み合わせが新鮮なこともあったが、まさかの大食漢キャラとして涙の覚醒。もともと実波とは燃費が違うのだろうか。アイドルとタレントの狭間でしか得られないなんとも悲しげな苦悩と向き合う夏夜さん。こういう時に「栄養が全部乳に行くんやろ!」みたいなことを言う人間がいないのがWUGの悪いところですね(?)。まぁ、初回ということでそこまで大きなトラブルということもなく、せいぜい豚さんに謝りながらの問題解決と相成りました。今回、一切実波が悩んでないのも密かなポイントだとは思うのだが、まぁ、1期の頃からずっとそんな感じだから別にいいのかな。

 ちなみに、個人的にどうしても気になるのは1話で登場していた地元局アナと思われる「女子アナ」が連続登場していたことである。何が気になるって、CVがうえしゃまだから無駄に存在感があるってところ。仙台人は恵まれてるなぁ。

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 多分今世紀のアニメで使っていい照英成分を全て使い切った、第3話。アニメに許される照英が何グラムくらいなのか分からないけども。

 1本目、ハイパーオナホムービー。これが堂々と流せるということは日本はもう駄目だ。ほんと、この番組を観ている女性陣は何を望んでいるのでしょうね……いや、これは、望まれているのか……。個人的には十四松の原始スタイルがしっかり十四松な上に、あの時代にすでにキレのあるフォークを投げられていた、という事実が一番の収穫ですね。いや、いつの時代かわからないけど。あとボールじゃないけど。なお、こういう「6人が1人ずつネタを見せていく」形式だとやっぱりおそ松って個性薄いよな、っていう前回のネタがそのままの印象だったり。

 2本目、ここにきてこれをやるのかよ、っていう兄弟の中でも異色カップリングの回。いや、「今まで組み合わせてなかったペアに挑む」っていうのはある意味で2期目の正統進化ではあるのだが。ラブライブは「サンシャイン」2期2話でようやく各学年のつながりを確認するに至って「まだやってなかったのかよ」と思ったが、初代ラブライブは2期2話目で学年を超えた「新しい組み合わせ」を見せてくれていた。9人のμ‘sAqoursでそうした「新鮮な組み合わせ」があるのはもちろんだが、すでに2クールもやっている六つ子では流石にそんな組み合わせは……あるのかよ……。確かに、過去を振り返ってみても、チョロ松×一松という組み合わせでしっかりネタをやったことは無いのかもしれない。特に一松はカラ松との絡みが多かったからね(十四松もあるか)。そして、どちらも肥大した自意識が特徴のダウナー系松なので、キャラの属性が(やや)近く、絡ませても大きな動きがなさそう、っていうのも今まで扱われてこなかった理由かもしれない。

 しかし、そんな利益が出ない気がする方向性にもためらいなく切り込んでいくのがこの作品。いやぁ、撮れ高は充分……だっただろうか……。もうね、あのコミュ障独特の「空気が維持できない」雰囲気、マジであるある過ぎて辛くなってくるくらいでしたよ。大人数なら気にならない、でも、二人きりっていうシチュエーションがいきなりのデッドライン。そんな関係性って、結構あるものなんですよ。まぁ、それが実の兄弟の中にいるのは問題があるだろうが……。この絡みのポイントは、実は一抹の方もかなり「常識的な」気にし方で最終的にチョロ松と同じような行動に行き着いてしまっているということ。本人は「ドメスティックパリピ」という謎の言葉まで開発していたが、見てくれが色々おかしい部分はあるが、やっぱり一松は常識人寄りのポジションなのである(あくまでも六つ子の中ではね)。チョロ松がライジングすると突き抜けることを考えると、危険度で言ったらチョロの方が上かもしれない。お互いに「どっちがちゃんとしてる」なんて対話もしてたけど……なんかこう、この流れからうまいことどっちかが社会復帰とかできないもんかね(無理です)。

 3本目、照英。とにかく照英。タイトルトト子なのにどうでもよくて照英。ちょうどこないだたまたまテレビつけたら大食い番組のMCで照英が頑張ってたの観ちゃったもんだからことさら面白い照英。この役でOKして出てきちゃうあたりが照英。完全にギャグなのに、確かにやってることは照英。無駄にアフレコがこなれてるのは流石に戦隊モノ経験者の照英。ギンガブルーは声優業も問題なく照英。レジェンド戦士が出てきたことで多分イヤミ(の中の人)とチョロ松(の中の人)もテンション上がってる照英。これで今後準レギュラーとかになったら笑うぞ照英。別になっても構わないぞ照英。ガンガンギギンと照英。お疲れ照英。

 俺も多分ブログが今世紀で使っていい照英成分使い切ったわ。来週の照英さんもお楽しみに。

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 逃げない! 負けない! 泣かない! 第10話! うおー、ボウケンジャー好きなんじゃー。改めて聞くとやっぱりすげぇ歌詞だと思う。なんで「負けない」の後に「泣かない」なんだよっていう。でも、ムラムラちゃんに言ってもらえば元気百倍です。

 ラス前の試練の時。まぁ、だいたいなにがしかの試練には悩まされ続ける作品ではあるのだが、今回はひょっとしたらチアフルーツ史上最大の難題だったかもしれない。なにしろ、あの赤来杏までもがくじけてしまったのだ。正直、杏ちゃんがくじけて弱音を吐く姿は見たくなかったのだが……相手が神にも等しいあのカミダイオー(の中の人)ってんだからしょうがないのか。キャップとしては、トップとの対談で新しい刺激が得られるだろうと思ってのことだったのだろうが、あまりに強烈な光は見る者の目を潰してしまう。圧倒的ヒロインに憧れを超えて崇敬の念すら抱いていた面々は、日本一のヒロインを目の前にして、すっかり骨抜きにされてしまった。

 この、「カミダイオーの凄まじさを見せつけられる」というイベントに対し、9人の対応は興味深い差異を見せている。顕著なのはやはり杏やみかんのように「圧倒的実力差に打ちのめされる」というパターン。元アイドルだった青山姉も似たような状態になってしまっていたし、ステージアクターが3人も意気消沈してしまえば、どうしたってイベントのクオリティに影響は出てしまう。そこまでカミダイオーに入れ込んでいたわけではない残りの面子は実質的にメンタルを削られたわけではないのだが、特にキャップは自分の狙いが外れてしまったことで必要以上に責任を感じて落ち込んでしまった。キャップは超人的な商才も経営能力も持ち合わせたスーパーウーマンではあるのだが、いかんせんメンタルが弱いのが最大の弱点。今回彼女が「やっぱり私は疫病神なんだ」と落ち込んだ時の回想シーン、マジでしょうもない不幸ばっかりで唖然とする。いや、突然の倒木は確かにインパクトあるけど、むしろそれで命に別状がなかったのだからラッキーなのでは……。人生十数年も生きていれば誰にだって不幸な出来事の1つや2つや3つや4つはあるもので、それってただのバランスの問題なのだが、キャップはそうした偶発的な「不幸」を自分のせいだと思い込み、ネガティブ思考に陥ってしまうのが最大の欠点のようだ。

 そうしてキャップが統率力を失うことで、親衛隊のロコ先輩とはつりちゃんも動きが鈍ってしまう。何を差し置いてもキャップ最優先の2人は、彼女が動き出さない限りは背中を押せないのだ。みんなの意識がばらけてしまうと、青山妹のように我の強い人間がぶつかると、普段のように押し返すことができず、雰囲気は沈む一方。杏たちの消沈がドミノ倒しのようにチアフルーツ全体の雰囲気を落ち込ませる悪循環である。

 しかし、そんな中でもぐらつかない人物が2人。1人はその格好よさがストップ高のムラムラちゃん。観覧客にも「紫だけが頼り」と評されるほど(紫自演乙)、彼女の演技はいつも以上に研ぎ澄まされている。杏と違って別にカミダイオーにも特別な感情は持っていないので、実物を見ても「わたくしだってあれくらい出来ますわ」ってんで発奮できるのがムラムラちゃんの強さ。赤来杏が骨抜きにされてしまい、(自称)ライバルが怒りに震える様子が男前すぎて最高だ。やっぱりムラムラちゃんは頼りになる。

 そして、ムラムラちゃん同様に「別にカミダイオーにそんなに興味ない」という消極的な理由が功を奏したのが、緑だったのだ。すまん緑。ぶっちゃけ名前すら覚えてなかった(マナナンである)。煩悩にまみれたマナは、カミダイオーショックの影響も受けず、良くも悪くも空気を読まないために落ち込んだ全体の雰囲気もどこ吹く風。完全に自分目線だけでグッズの売り上げのみを心配するという鉄の心臓の持ち主である。そんな彼女だからこそ、岡目八目でチアフルーツが抱えている問題と、その解決策を提示できたのは、良かったんだかなんだか。「町のみんなが応援してるよ」なんて基本的なことすら見えなくなってたんだから、残りの8人はよっぽど切羽詰まってたんだろうけどねぇ。マナのこの「発奮作戦」は本当に適当極まりない動機から発生しているもので、その証拠に、本来ならすごくいいシーンになるはずの「マナがみんなを説得して元気付ける」パートが、すげぇ適当な止め画とマナの(なおざりな)モノローグだけで処理されてるんだよ。「もう、緑の出番これでいいだろ」みたいな。もう当番回がないかとすら心配されていた緑に無事に活躍が回ってきたのだから喜ぶべきなのだろうが、この扱いの適当さは……いや、逆に美味しいのかもしれん。だいたい戦隊モノのグリーンもこういう目に遭いがちである。

 何はともあれ、重度のイップスを抜けることに成功したチアフルーツ。あとはトップを目指して駆け上がるだけなのだが……でもさ、話の腰を折るようで悪いんだけど、みかんちゃんが言ってた通りに「25位でも充分すごい」よね……。全国規模のテレビ番組で紹介される25位、東京からもわざわざ見にくる客も増えてるし、商店街もそれで活気付いている。もう、ヒナネクターは求められた仕事をクリアした気がするのだが……やっぱりこれじゃダメなんですかね。これ、どうやったら終わるアニメなんだろ?

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 秀勝さんで遊ぶな、第9話。なんか、ここ数年でまた秀勝さんの仕事が増えたような気がするんだよな。玄田哲章とか清川元夢みたいな「無駄に豪華」ネタ要員としても活躍している。まぁ、このアニメの場合は出るべくして出てるところあるけども。次回予告やりたかっただけじゃねぇか。

 さておき、やっぱりロコ×キャプなんだよなぁ……。個人的には「プリンセスプリンシパル」の「厳しい百合」を見た後にこちらを見たので、約束されし勝利のカップリングに心が満たされていくのを感じます。まぁ、今回の喧嘩は今作の中では割とシリアス寄りのものではあったけども……。ロコ先輩の「もうずっとキャップを見ていたことを隠す気もない」みたいなふてぶてしさが最高ですね。彼女の場合も、ある意味「才能に溢れた有能な女性が落ちる」パターンが楽しめているとも言えるわけでな。

 2話に渡って作られた「夏祭りステージ編」の後編という意味合いもあるのだが、それより何より、これまた定番(杏ちゃん談)の、「司令官参戦」パターンである。「過去の戦闘で身体に問題を抱えているために出撃できないと思っていた司令官だが、力を振り絞って前線に飛び出す」というと、ちょうど現在放送中の「キュウレンジャー」の司令官、ショウ・ロンポーも似たようなところがある。他にも「戦う司令官」代表といえば何と言ってもデカマスターだし、「身体に問題を抱えた追加戦士」なら元祖となったドラゴンレンジャー・ブライなんかの印象もあるか。キャプテンの場合、舞台の外では司令官ポジションだが、劇中ではあくまでも追加戦士である、というところで2度美味しいですね。もしはつりちゃんのいうことが本当で、姉妹設定になるなら「ギンガマン」の黒騎士ヒュウガみたいな設定になってるのかもしれん。

 本来だったら舞台に上がる予定がなかったキャップがこうして登場したのは、花火の打ち上げ時間にショーのタイムテーブルを合わせるため、という壮絶な理由。作中でも間延びしてしまうショーの厳しい状況が切実に描かれていたが、普通に考えてアクション主体のショーで10分をアドリブで埋めるのって並大抵のことじゃないぞ。何しろ音響やら効果やらは全て秒刻みのスケジュールで用意されているはずであり、アドリブに突入するということは、そうした音響や効果を全く使えず、完全に身体一つの演技だけでクオリティを維持しなければならないということ。超人的な身体能力を持つ杏、ムラムラちゃん、ロコ先輩あたりはなんとかそれに対応している部分もあったが、残りの一般人には土台無理な話である。そりゃそのうち演技も何も考えられなくなる。

 そこでキャップは、「アドリブ中のアドリブ」ということで自分をノープランのままぶっ込むというとんでもない作戦に出たわけだ。衣装だってその辺の幕1枚だし、どう見たって急ごしらえの感は否めないはずだが、おそらくは天性の演技力で乗り切ったのだろう。さらに阿吽の呼吸で彼女の登場に合わせられるロコ先輩との絆、さらにどさくさに紛れてやらかすはつりちゃんの貪欲さなど、普段から積み重ねてきた関係性の蓄積が、今回のアドリブをギリギリで成立させるに至ったのだ。イイハナシダナー。それにしても、キャップまで舞台に上がるってことは、完全に裏方は青山妹1人なんだよな……あれだけ凝った効果演出をよく1人で切り盛りできるよな。他の連中は1人2役をこなしたり、キャストとしての仕事で手一杯だし……毎回の公演を常に綱渡りで成功させてそう。これで日菜野の経済復興の一翼を担う重責を任されているのだから大したものだ。みんな、電車で行こう。

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 頭おかC、第10話。前回(アイドルはトイレにいかない!)も全く別ベクトルでやべーヤツだったので「これ、触れん方がいいやつや」ってんでスルーさせてもらいましたが、今回は輪をかけてぶっ飛んでいる。どうやら今回のディレクションが本作の総監修をつとめる人の手によるもののようなのだが……このアニメを一体どこに持っていきたいのだろうか。

 「ヤバい」という言葉は本当に便利なので、今作は一言ただ「ヤバい」とだけ言い残して逃げてしまいたい気持ちでいっぱいだ。これまでも毎回ディレクションを変え、同じアニメとは思えないくらいに多種多様な見せ方を試みてきたが、今回も過去9話のどれとも一致しない、不可解な方向へ走り去っている。幸か不幸か、魔女の性質自体はそこまでエキセントリックなものではなかったはずなのだが……それでも世界観は訳がわからなくなってるよね。まぁ、夢なんだからしょうがないけど(便利な言葉や)。

 ヤバい要素その1、映像がとにかくヤバい。「話数によって精度とテイストが変わる」だけならまだ納得もできるのだが、今回は「シーンごとに作画が違う」という、現代アニメの全否定みたいな状態。いや、作監が大量に生み出される現代アニメこそ、ひょっとしたらそういう状況が多いのかもしれないが。ただ、本作の場合はそうして「苦肉の策で作画がエラい事になった」というのではなく、意図的に作画をぶっ壊しにいってる節がある。冒頭、キャラクターの口のパク(開け閉め)がおかしいとか、もう中割り入れることすら馬鹿馬鹿しいみたいな状態の映像で、なんだか専門学校の1年生が描いたようなあまりにお粗末な映像が流れるのだが、そんなどうしようもないカットも、やたらと流麗で精緻な映像を挟み込むように配置されていたりする。キャラの顔もカットごとにコロコロ変わり、もう何が基準なのかもさっぱりわからない。

 ヤバい要素その2、話がヤバい。魔女の性質は「多芸だけど人と付き合えないやつ」というだけなのだが、そんな彼女の様々な側面を見るために、いろんな芸を披露する世界を飛び回る。そして、その度に演出方向がコロコロ変わり、作中のキャラに全くついていけない話が断片として押し寄せてくる。それぞれの画面構成の意味なんて考えていたら、話が何処かにいってしまうのだ。

 ヤバい要素その3、演出がヤバい。こうして訳のわからない話が流れているのに、それを理解させたくないかのように、間の取り方、画面の置き方がおかしい。普通に考えたら遥人が殴られるカットなんかはもっと寄せて映像を描くべきシーンだったと思うのに、そこをあえて遠くから見せて意味を混迷させる。猫博士が座敷で魔女と2人対面するシーンなんて、2人の会話が弾まずに沈黙で途切れ途切れになる悠長な間に、視聴者ははぐらかされてばかりだ。

 ヤバい要素その3、音響がヤバい。結局あの小さい秋はなんだったんだ。突然歌う遥人にも問題はあるのだが、その後はしれっとBGMで流れたりもする。突然のギターソロが延々流されたりもする。画がちぐはぐなだけでも困るのに、そこに音でヒントもくれない。さらに、今回の魔女はどうやらキャストが素人のようで、彼女の心情も伝わりにくい。中の人はアーティストらしいので、音楽と絡めてこの「掴みにくいキャラ」に拍車をかけるためのピンとこない役者の起用なのだろう。もう、本当にどの要素も信じられない。

 そして、これだけたっぷりと「夢の不安」を突きつけられ、「大丈夫かGONZO」とか「大丈夫か制作スタッフのメンタル」とか色々心配になったところで、ラストに「大丈夫か遥人」という今作最大の問題をついに投下してきたのである。もう、この一言を言わせるためだけの30分だった気すらする。本当に、よくこれを作ろうと思ったし、よくこれが許可されたと思う。視聴者など知らぬ、ただ作りたい画を作る。その意思や良しだが、ここまで全力であさっての方向に逃げられてしまうと、これをどう判断していいものか……。

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 てるてる坊主に紛れてノーバ作ってくる特撮オタの鑑、第8話。円盤生物に晴れを願う効果はあるのだろうか……。

 タイトルからすれば青山妹回なのだが、今一度チアフルーツの強みを確認するための溜めの回の印象だろうか。「演出がいいか悪いか」ってなかなか完成品だけ見てもわかりにくいところなんだけど、今回の演出特訓回を見れば、その良し悪しが……いや、よく分かんないけども。どう考えても青山妹が無茶振り連発してカオスになっていくシーンは失敗フラグにしか見えなかったのに、終わってみたら「意味のわからない特訓でも、後になってその意義が理解できる」みたいないい話になっていたのは謎だよな。まぁ、王道ではあるんだけどさ。

 前回みかんちゃんが覚醒して脚本はしっかり用意できるようになり、その効果もあってか集客は上々。駅の利用者数が2倍やら3倍やらって、まぁ、今までやってなかった催し物を駅の中でやってるんだから、そりゃ嫌でも利用者は増えるだろうけども。今までどれくらい少なかったんだろうな。序盤のカミダイオーパクリやってる時代にすでにグッズの売り上げが100万単位に到達していたことを考えると、ヒナネクターの売り上げも同じくらいの規模を想定していいのかな。もう女子高生が片手間でやってるボランティアでは終わらないレベルだよな。そういやキャップ以外のメンバーってあれだけ全力で仕事に打ち込んでちゃんと給金は支払われているのだろうか。どこぞのろこどるは公務員だったから完全時給制だったが、こっちは夜中まで稽古やって、家では脚本やら演出やらの宿題までやって……これで全員ボランティアだとしたらちょっとヤバいかもしれない(緑だけはしっかり稼いでそう)。

 さて、青山妹の演出論だが、一人だけ舞台に上がりようがないメンバーということで、割と客観的な視点は持ち合わせているようで、その辺りの「冷静な意見」は純粋にプラスになっているはず。アイディアマンとしても有能で、基本がアホの子ばかりのチアフルーツの中ではまさに博士ポジションと言える。ただ……多分この子も特撮好きなんだよな。妄想の中で展開していたワイヤーアクションの登場シーン、100%でジェットマンの再現だったしな(まぁ、脚本家のせいだが)。この世界はキャップの叔母さんまで特撮脳(あしたへ向かってダッシュ)なので、もう人類総特撮脳だと思った方がいいのかもしれません。

 しかし、クールが売りだったはずの妹さんが何故か演出家に任命されるとよくわからない壊れ方になり、大量の灰皿が飛翔する愉快なステージに。何故か杏にだけ大量にぶん投げてましたけどね(避けるあたりが流石である)。「カミダイオーのパロディに終わるな」っていうのは的確なアドバイスだし、他にも「観客が設定を忘れたとしても、キャラを演じる自分だけはその気持ちを守っていけ」っていうのは意義のありそうなアドバイスだとは思うのだが、尻相撲や滝行はさすがに意味ないと思われる。単に見たかったから……かな。みかんとはつりで尻の大きさが全然違うというのは非常に重要なポイントですね。そして、ロコ先輩に対する無茶振りはなんとキャップの誘惑。完璧超人だと思われていたロコ先輩だったが、こうして正面から願望が成就しそうになると突然ポンコツ化。案外そういう押しに弱い性格だったのか……完全にギャグになってしまった悩殺シーンは、中の人の顔がちらついてちょっと笑ってしまう。

 こうして準備が整い、あとは本番を迎えるだけ。色々とやりすぎた感のある青山妹だったが、最後は姉からのフォローも入り、姉妹愛を確認するエピソードとしてもしっかり機能していました。ロリ時代の姉妹は可愛らしくて良いですね。さて、これだけしっかり準備した特別公演、成功するのか否か。

 あ、ムラムラちゃんはそのままで。下着姿でテーブルに登るのはお嬢様らしさがなくてよ。

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 圧倒的黄色回、第7話。そして唐突な温泉回でもある。特撮のお約束エピソードをこなしながら、きちんと萌えアニメのお約束も消化するという卒の無い脚本だな(?)。

 戦隊でもライダーでも、やっぱり欠かすことができないのは特訓エピソードだろう。戦隊で特訓といっても割とバリエーションがあり、例えばメインとなるレッドだけがなんらかの特訓をして新たなフォームを手に入れたりするが(最近はこれが多いが)、その他にも、実は黄色も特訓のイメージが結構あるのだ。まぁ、個人的に印象深いゴーゴーファイブのイエロー修行回のおかげかもしれないけども(ダイナマンの黄色も特訓で苦労してたっけ)。最近だとキニンジャーなんかもそっち方向のイメージかな。あと、「自分はひょっとしてチームに必要ないんじゃないか」って思い詰めてしまって戦隊を抜けようとするのも定番エピソードの1つと言える。個人的にはシルバー加入後にグリーンがいじけてしまったゴーカイジャーが印象深い。とにかく、今回の展開のベースはバッチリ戦隊ものなのであるが、それを温泉宿に行くことで解決するあたりが「チアフルーツ」なのだよな。まぁ、サブタイトルだけ見たらロボコンだしな。

 前回ピンクが加入したばかりということで、これが1年スパンの戦隊モノだったらたっぷり時間をとって「さぁ、ピンクはこんな子なんだぞ」っていうのを放送するものだが、1クールのアニメではそんなことやってる余裕はないし、前回の1本だけではつりちゃんがやばいことは充分に伝わった。そこで、あとはこれまであまりスポットが当たっていないメンバーに光をあてるということで選ばれたのがみかんだったのだ。冷静に考えて、脚本担当ってメンバーの中でも相当重要なポジションだからな。そして、ある程度ショーの方向性が固まり、回数が重なることで行き詰まっちゃうのも脚本担当の宿命。アクターもこなしながら脚本を一人で執筆するって、並大抵の苦労じゃないぞ。メンバーの中でもそこまでモチベーションが高くない気がするみかんがここまで頑張れたのは、ひとえに彼女が良い子だからなのだろう。

 限界がきたみかんに対しても、キャップは実に冷静にリテイクを出す。これも実は並大抵のことではない。普通、高校生が自分たちと同い年くらいの人間の出してきた「原稿」の良し悪しを判断するというだけでも難しいのに、それを「リテイク」といってしまえる胆力が凄まじい。遠慮していたら良いものはできない、という信念があるのだ。そして、そんなキャップを一切傲慢に感じさせないのは、今回特に彼女自身の苦労も掘り下げられたため。このお嬢様、チームの運営について一切他者のサポートを受けていないのね。家人に頼めばサポートするマネージャーの一人くらい派遣してもらえそうなものなのに。「脚本とアクターの2足のわらじが大変」と書いたが、キャップの場合はシナリオ監修、舞台監督、営業担当に経理、総務の全てを一人でまかなっている。途中からロコに手伝ってもらえていたみたいだが、2人でやったってしんどい業務には違いない。実はチアフルーツってのは裏方に超人が多いのである(まぁ、舞台役者も相当なもんだが)。

 そんなスーパー経営者のキャップに刺激を受けたのか、みかんもただ折れるのではなく、突如合宿を申し出て自分の脚本の肥やしを作るという斜め上のブレイクスルー。その発想が出てくるだけでも職人気質だよ。見事、素敵なトラブルもあってこれが仕事の成果に繋がってるんだからな。最後に背中を押してくれたのは青山(妹)。ちゃんと双子の入れ替わりトリックがみかんの発奮材料につながっているというのがニクい構成である。あと、殊更に見せつけない温泉シーンのナチュラルエロも高得点ですね。青山(妹)の設定のおかげで、裸体でベタベタくっついても何も不自然じゃない姉妹愛な!

 最後の早口言葉は正直意味がわからんが、とにかく脚本家も無事にトンネルを抜けた様子。次のエピソードは……演出かぁ。演出家のアレコレってドラマにするの難しそうだけど、どんな話になるんでしょうね。

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 墓地が7枚で第8話。スレッショルドって言葉はMagic以外の文脈でなかなか聞かないんだけど、元々の意味は「閾値」とかそういうやつね。

 それにしても毎回毎回凄まじい作品である。これだけ無茶苦茶やってるんだからもう少し話題になってもいい気がするんだけども……まぁ、ニッチな作品になってるってことなんかなぁ。前回の「ソシテダレモイナイ」もものすごいデザインが目を引く作品になっていて、一体誰の仕業かと思ったら千明孝一氏だったんだ。そして今回の監督は石山タカ明。あんまりGONZOの印象は無い人だったんだけど、今作の監督は希望者が参加してるっていう形なのかしら。

 今回は「聾」という難度の高いテーマを掲げた世界になっており、「聞こえる世界」と「聞こえない世界」の2種類の魔女による世界が描かれる。そして「聞こえない」表現が割とダイレクトに描かれているのだが、気をつけてみると(聞くと)BGMも含めて色々と音響面でも気を遣っていることがわかる。普段だったらあまり見かけない音の少なさは、今作が「聾者でも見られるアニメ」として成立させようという意図で作られていたためだ。まぁ、字幕をつければそれでいいじゃないか、という意見もあるわけだが、それだけだとどうしたってアニメの画と音が分離してしまうことになる。我々も海外のドラマなんかを観る時は字幕のお世話になるわけだが、あれって、耳の聞こえる人間からするとちゃんと元の役者が喋っているタイミングが「音として」聞こえているからこそ字幕で補完することができるんだよね。どのタイミングで喋っているかがわからなかったら、まずは唇を追って「話者」を認識してから字幕を追うという手順が必要になる。普段そんなことを考えたこともないが、おそらく耳の不自由な人はそうしたコミュニケーションを日常的にこなしているのだ。

 そして、そんな人たちにもなるべく自然に「世界」を受け入れてもらおうというのが今回のヘンテコアニメ。まぁ、別に最大目的がそこにあったわけではなくて、あくまでも「聾の魔女」という話を描くための装飾の一部ではあるが、聞こえたり、聞こえなかったりする様々な音を画面の中で「目で追う」必要がある作劇は新鮮だった。ちゃんと言葉にならないニュアンス(「?」とか)まで文字として現れるのが普通の字幕とは異なるところよね。

 まぁ、そうして描かれたストーリーが面白かったかどうかは定かでないがとにかく「見たことがない」ものだったのは事実。なんともストイックにオリジナル路線を貫き続けるアニメだなぁ。

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 僕の好きなピンクはタイムピンクとボウケンピンクですよ、第6話。しょっちゅう言ってるけど、やっぱり気の強いお姉さんタイプのピンクが好きです。最近だとキョウリュウピンクも大好きですけど(エロいから)。

 追加戦士加入の後にピンクが入ってくるというのはかなりイレギュラーな展開だが、純正戦隊ものじゃないなら仕方ない。まぁ、ブルーは追加戦士って感じでもなかったから普通に「赤+黄+緑」のところに青とピンクが後から加わる形なんですかね。ゴーオンジャーみたいなデザインかな。

 さて、無事に戦隊らしい5人組が揃い、敵幹部も複数名で出揃った。従来の意味での追加戦士が存在しないとするなら、ここからがようやく本格始動といったところ。戦隊ならどれだけ遅くとも10話以内にはこのあたりの段階になるだろう(戦隊ものの場合は1回目の合体ロボ完成形もこのあたりか)。このアニメの場合はこれがちょうど半分の6話目だ。今後は一体どんな展開になっていくのだろう。ご当地ヒロインをやっていく上での生臭い問題はまだまだ色々あるんだろうなぁ。とりあえず次回は脚本のことで悩むみたいだが、その他の問題ってどんなのがあるでしょうね。権利関係を乗り越えたチアフルーツに敵は無いのだ。

 それにしても、今回メインだったはつりちゃんも相変わらずキャラがぶっ飛んでいる。今回キャップとロコが廃電車の客車シートで普通に対話してるシーンがあって「どんな絵面やねん」と笑ってしまうが、はつりちゃんは負けじとショベルの中に引きこもる。生まれながらにして採石場の似合うキャラってどういうことやねん。一応確認したけど、危険物取り扱いの資格ってマジで年齢問わずで誰でも取れるのね。もちろんしっかり勉強しなきゃ取れないのだろうから、はつりちゃんはお勉強もちゃんと出来る優秀な子なのだろう。もしくはあの通りの家庭に生まれ育ったせいで土建屋のプロフェッショナルとして英才教育を施されており、他のことはからっきしという可能性もあるが、彼女の場合はそれ以外にも「演技派女優」っていうスキルも持っているので、おそらく土建スキル一辺倒ということもないだろう。割と普通に青春もエンジョイしているのだし(?)、見た目には普通の女の子。ただちょっとだけ、チアフルーツにとって都合がいいスキルを全部乗せで持っていただけだ。このくらいのご都合展開になるとむしろギャグとして引き立つよな。元々キャップが地元の名士の娘っていうところから企画が始まっているわけで、多少コネクションが優秀でも不自然ではないのだ。癒着ではないのだ。

 そんなはつりちゃんがメインになったおかげで、史上最もクレーンが格好良く活躍する謎アニメになった。ぶちギレ金剛じゃねぇぞ。そしていかにして発破を使いこなすかという、これまでありそうで無かったテーマを真面目に検討するという、本当に「ホームメイド戦隊ショー」アニメとして真っ当な手順。いや、火薬取り扱いキャラがチートなのでやってることは相変わらず無茶苦茶なのだが、確かにこれまで裏方さんがどうやって火薬を扱ってるかなんて考えたことなかったしな。まぁ、「ご当地ヒーローアニメ」自体にほとんど前例がないのだけど……。とりあえず、これでおおっぴらに特殊効果まで使えるようになったチアフルーツ。あとはショーに足りない要素って……なんかあるかなぁ。

 相変わらずギリギリのネタを放り込んでくる本作だが、今回ついにキャップの口から「9人の救世主」って言わせてしまった。流石に今いうのは早過ぎないか? キャップ(の中の人)はその一員なんだけど、いいのか? いいんだろうなぁ。なお、荒川さんはちゃんと脚本で参加してました。これ、マジで許可取ってやってる奴だな。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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