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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 すごく丸く収まる! 最終話。まー、こうなるしかないエンディングなんだろうな……ここで突然「何もかもが上手く行く方法があったよ!」なーんて言われても興ざめだろうし。やっぱり生まれながらにうか様とコンタクトが取れる燈日が一番恵まれてるってことになるな。以後、いなりはたびたび自室で一人Wiiをやりながらぶつくさ言っている兄を目撃することに……。

 最終話の構成はこれまでの密度が何だったのかと思うくらいにシンプルあっさり。何しろ、Aパートは延々いなりが走っていただけである。実際に伏見稲荷を駆け上ったらそりゃ時間もかかるだろう(いなりたちが高天原に突入する際に到達したのは伏見稲荷山頂上の社だったので、実際に登っていたのは間違いない)。でも、それを延々流すのもどうなんだろう、とは思った。そしてBパートの半分は天の岩戸を引っ張ってこじ開けるのに費やされる。あたかもアクシズ墜落を止めるモビルスーツ群とサイコフレームの光のごとく、であるが、やっぱり「大きなかぶ」を見ているような冗長さは感じる。むー、最終話だからもう少し密度があると良かったのだが。いや、でもあそこまで時間をかけて、本気で頑張っているいなりを見たからこそのエンディングなのかもしれない。とにかく、いなりはこれまでのお話の中で一番頑張っていた。

 結局、いなりが事の真相をしってしまえば、「会えなくなる」という寂しさは心苦しいものの、彼女にとっては「神通力を返す」以外の選択肢はあり得ない。うか様がそれを隠していたからこそ問題になったのであって、いざ通じ合ってしまえば、対面して、返還して、万事解決である。ただ、その1点にたどり着くまでの両者の気持ちというのはきちんと描かれていたし、この終わり方については文句を差し挟む余地は無い。いなりは頑張ったし、うか様はそんないなりのことを第一に考えてくれた。1つの友情物語の(少し寂しい)幕引きとしては、これ以上の形はないのだろう。その後の生活についても希望的な展望が見えており、いなりの回りには友達の輪が広がったし、何よりも丹波橋君との距離がグッと縮まったのである。人間的な成長があったのなら、短い間とはいえ神との交流には大きな意味があったということだろう。このお話は女子中学生のほんの少しの青春絵巻として幕を閉じるのである。良い話ではないですか。

 ……なんで10話しかなかったんだろうなぁ……もう少しやってくれていいのになぁ……。

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 なまはげ強い、第10話。確かにあんなんがステージに出てきたら興味は湧くし、多分俺なら地元アイドルとして全国にチャレンジさせるために全力で投票するわ……まぁ、お面の下の素顔がどの程度認知されてるのか、っていうのも大事な要素だと思うけど。普通に可愛い子っぽくなかった?

 登竜門という割には、案外あっさりクリアしたな、というお話。まぁ、前回までで鬱憤のたまる話は大体終わったのだから、この辺りで多少すっきりするエピソードがあってもいいでしょう(最後は相変わらずだったけど)。「10組の選抜アイドルが東北の代表を決める」という、大きいんだか小さいんだかよく分からない規模の勝負ではあったが、なんとかWUGが勝利して次へ繋ぐことが出来た。考えてみりゃ、下野オタ野郎が頑張らずとも、ワイドショーでレギュラー枠持ってるレベルの地元アイドルなんだからそこそこファンはついてるってことだよな。実際、今回「WUGらしさ」を教えてもらっていた実波や夏夜ちゃんは割とファンがつきやすそうな性格してるし、やっぱり真夢の固定ファンが潜在的にも多く残っているだろうから有利には違いない。あとはなまはげが覆せるかどうかの勝負だったんじゃなかろうか。得票数はどれくらいの差があったんだろうなぁ。ちなみに、ナマハゲーズの3人は、判読困難レベルの津軽弁からも分かる通り、中の人はきちんと青森出身の人間で固められている。実は最近青森出身声優って地味に数が増えてきてるんだよね。新青森犬を担当した木戸衣吹がそうだし、みかしーとかのぞふぃすとか。一昔前は探すのにも一苦労だったんだけどね。

 そんななまはげが今回のアニメの中で果たした役割は正直よく分からないのだが、一応「コンテストなので、一応それっぽく戦った雰囲気を出すためのライバル」と言ったところだろうか。ああいうヘンテコながらも客がついているようなグループが出てくると、確かにWUG以外にもちゃんとグループが存在していて、それぞれ別個にファンをつけているんだぞ、という雰囲気は出てくる。WUGの単独ライブでは小さなスタジオもろくに埋まらないレベルの客しか来ないが、「祭典」の方は大盛り上がりでホールが埋まっていたのだから、たとえ10組の地方アイドルだけでもそれぞれに白熱した応援合戦があったのである。他のグループも実波ちゃんのお婆ちゃんみたいなお年寄り応援団はいたのかしら。もしそうだとしたら、なかなかほっこりする催し物である。ただ、お婆ちゃんたちは東京で行われるであろう本戦にでかけるのは大変そうだなぁ。

 WUGにとっては1つのクライマックスであり、新曲お披露目の晴れ舞台となるはずの今回の「祭典」だが、残念ながら相変わらず作画はしょぼんな状態が続いている。これまで、オープニングも含めてライブシーンだけはなんとかそれなりのものを提供してくれていたのだが、今回のライブシーンはお世辞にも綺麗とは言えないクオリティ。うーむ、そこに力を入れてもらわないといわゆる「アイドルアニメ」としてはのっぺらぼうみたいな状態になってしまうのだが……これってBDでは修正します、とかいう代物なのかなぁ。割と前から企画は進んでいた番組のはずなのに、製作スケジュールがかつかつなのは残念である。この後にもう1回くらい本番となるライブシーンがあって、そっちに注力してくれてるっていうならしょうがないけど。いや、良くないけど。

 とりあえず、今回のエピソードで重要なのは勝つとか負けるとかいう展開ではなく、真夢が母親と和解したというその一点に尽きるのではないか。メンバー同士のいざこざが解消されたが、真夢はI−1脱退も含めて完全に過去を清算出来たわけではない。そんなわだかまりの象徴が母親だったわけだが、流石にこれだけ継続して頑張っている娘を見たら認めないわけにもいかないだろう。前回、I−1脱退の顛末を見て「母親失格やないか」と不満たらたらだったわけだが、今回の非常に分かりやすい和解劇を見て、多少は溜飲も下がりましたよ。やっぱり母娘は仲良くしてなあかんな。

 その他のメンバーでは、菜々美が開き直って「完璧主義の小姑」キャラとしてポジションを見つけ、藍里を中心に結束は固めつつある。夏夜も真夢の心情の変化をみて実の姉のように優しい顔を見せているし、佳乃も随分落ち着いた。ここまで見てきてようやく7人全員のパーソナリティを認識することが出来るようになったわけだが、人間的に一番好きなのは夏夜ちゃんかな。時点で実波。やっぱり分かりやすい長所がある子がいいよね。

 さて、次回は早坂の仕込んだトラップが発動してどないしょ、みたいなお話。でもまぁ、早坂はあの通りの性格なので、わざわざI−1とWUGに同じ曲を提供して直接ぶつける魂胆なのだろうね。振り付けも同じだろうし、同じように練習し、どちらが上に行けるかを競わせるという分かりやすい策略。これでWUGの連中も「振り付けが難しすぎる」なんて言い訳は出来なくなったし、嫌でもI−1と比べられることになるので逃げ道は無い。どうしようもないピンチだが、「努力次第で打ち破れるピンチ」だったりするあたりが早坂のいやらしいところやね。しかし、残りの話数でI−1と同じステージに立つまでの余裕があるのかしらねぇ。

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 色々辛いなぁ……第9話。クライマックスなので劇的な展開はもちろんあるわけだが、各方面から的確にいなりの心をえぐってくる……一介の女子中学生にはなかなか辛いものである。

 一度は片付いたからそれでいいものだとばかり思っていた丹波橋君へのラブレター騒動。7話の時点で桃山さんにとっては完全なとばっちり以外の何ものでもなかったのだが、ひょんなことからいなりの失策が明るみに。そのきっかけが、「桃山さんがいなりに気を遣って丹波橋に声をかけたこと」っていうのがまたやるせない。桃山さんは完全に善意のみの存在で、彼女が涙しなきゃいけない理由なんて何一つないんだよね。今回最終的には問題もなんとか片付いたが、丸く収まった理由は全て「桃山さんが泣き寝入りしたから」である。ここまで不幸な娘、なかなか見たこと無い。

 面倒なのは、いなりに悪意が無かったとはいえ、今回の件を傍から見たら責任は全ていなりにあるということ。「手紙を捨ててしまった」のは事実であるし、その報告を怠ったのも事実。ある種の事故であるとはいえ、そんなことは外野には判断出来ない。今回桃山さんのために立ち上がった観月さんたちからしたら、いなりの行いは「非道」であり、相応の報いを与えようと考えるのも致し方ないこと。そして、中学生女子に出来る報いなんて、せいぜい「シカト」がいいとこなわけだ。まぁ、それがあまり気持ちよくない方向に向いてしまうのが、日本の伝統文化の悪いところではあるのだが。「陰険なことをされたのだから陰険な形で意趣返ししよう」というのは何とも、ね。

 観月さんの行いはあまり褒められたものではないだろうが、一応道義は存在している。それが最終的に「観月さん一派が謝る」という結果に終わったのは、いじめを行う側の集団心理や歪んだ心情の暴走による。観月さんが学年の中でどんだけ権力を持ってるのかは定かでないが、いなりたちがクラスメイトも含めて完全にシカトされるようになってしまうということは、観月さんはそれなりに影響力の強い子なのだろう。そして、あまり関係の無い子まで気が進まずともシカトを実行してしまったため、丸ちゃんが酷く傷つくことになってしまった。コミュ障を自称する丸ちゃんのなけなしの勇気が簡単に崩れてしまったことの代償はでかい。せっかくチャレンジしたのに失敗すると、コミュ障は実際の5倍ぐらいの大きさでショックを受け、更に長い期間引きこもることになるからだ。挙げ句、観月さんの側近らしき茶髪の子は、言うにこと欠いて「オタク菌がうつる!」である。○○菌もいじめの定番だが、地味に傷がでかくなるからやめた方が良い。しかも「オタク菌」なんて言われた日にゃ、「やっぱり回りからはキモがられてたのか……」と落ち込み、更に引きこもり期間倍増。もう、この一連の流れだけで丸ちゃんが廃人になってもおかしくない。最後はなんとか笑っていたが、彼女には強く生きてほしい。ちなみに他の2人はシカトされても割と平気。もともと他人に興味がなかった三条さんは、どう見ても単なるヤンキーです。台詞回しが手慣れすぎてて怖いです。墨染さん、惚れる相手考え直した方がいいと思いますが、多分今回の一件でますます「頼れる王子様」になってしまったのだろうなぁ……お嬢タイプの子は不良に惚れやすいからなぁ。ちなみに墨染さん自身は、これまでも友達がいなかったのでシカトされても割と平気みたい。この子、地味にタフだよね。

 そして、そんな風に友達にまで影響が出たことでいなりの感情は制御が効かなくなり、レイプ目からの神通力暴走という終末感溢れる現象へと突入する。「キライ」という感情からの発露というのはかなり良くない状態であり、「神の力」の消耗が最悪の形で現れてしまった。観月さん側から見たら「逆ギレ」になっているというのもいただけない。やはり、子供に与える力としては、神通力ってのは強すぎたのだ、ということだろう。うか様の自己犠牲によりその場面だけはなんとか収まったが、事態は急変、一触即発の状態に。うか様は天照謹製の天の岩戸を自力でぶち破るほどの神通力を消耗したのだから、普通に考えればそのまま消えてしまってもおかしくないくらい疲弊してしまっているだろう。成り行きで燈日が告げた真実を知って、いなりは判断を迫られる。もちろん、ここで悩む理由などなく、選択肢はたった1つ、「うか様を助ける」以外に無いだろう。謎の狐連携で現場までの道は開かれた。あとは、うか様の望む「いなりと別れたくない」という願いをどのように片付けるかが最終問題だ。艱難辛苦は続くのである。特殊エンディングはうか様自らの歌唱による「誰よりも大切な人へ」。なんとか幸せになって欲しい2人だが……。

 今週の燈日お兄ちゃんはそれなりに真面目で恰好良かった気がするんだけど、一人きりで部屋にいるときも何となくポーズが中二病っぽいのがなぁ……

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 収まったんだ……丸く……第9話。こんだけ綺麗に収束するなら何で今まで揉めてたんや、って気もするんだが、そこがこのドラマの集大成だからねぇ。大丈夫、今期だったら流子と鮮血の方がわけ分からないくらい喧嘩してるから。

 事ここに及んではもう無いだろうと思っていたのだが、ちゃんと用意されていた夏夜ちゃんメイン回。これまで「何となくでかくてエロそうな子」というイメージしかなく、前回で「あれ、割と良い奴やん」と印象が変わってきたところだったのだが、そうか、彼女は被災者という側面もあったのか。震災の影響をもろに受けた気仙沼の出身で、被災した衝撃から抜け出すための1つの手段としてアイドル活動を行っていた彼女。そんな重たい夏夜の過去が、同じように「逃げた」と自己分析する真夢の心を解きほぐすのに一役買うことになった。明らかな「天災」である地震の影響と、確実な「人災」であるアイドルの失墜を同様に並べるのはいささか乱暴ではあるが、どちらにしても1人の少女の手に余る大きすぎる障壁という意味では、彼女たちの中では近いものがあるのかもしれない。

 現実に向き合うことを恐れていた夏夜だったが、WUGの活動を通して、少しずつ目を開けるようになってきた。今回、彼女が合宿を提案し、叔母の経営する旅館へ全員を招いたことは、彼女が震災という自分の過去と向き合い、改めて現実と戦うことの決意表明となった。彼女のオリジンを辿り、その重さを認識することで他のメンバーとも絆を深めるとともに、真夢に「自分一人だけじゃないんだ」という意識を持たせることになる。これまで頑なに過去を話すことが無かった真夢がついに心を開き、夏夜にだけは全てを語って聞かせたことで、ようやくWUGには最後のパーツが揃ったといえるだろう(どさくさに紛れてくっついてきた菜々美はおいとこう)。思い返せば、この作品は「震災復興」を1つの目標としており、そのために仙台に本拠地を置いたアイドルを描いているのであった。その彼女たちが、震災の爪痕と改めて向き合うことが直接的に前進するきっかけになるというのは、なかなか気の利いたシナリオである。ただ単に「悲劇だ」ということを繰り返すのではなく、結果として何が失われ、何を作り直すべきなのか、という部分を押しつけではなく提示することが出来ているのではなかろうか。

 そして、「絆」という復興のテーマを体現するのがWUGであるならば、その対極に位置するのがI−1ということになる。何度も繰り返し書いているが、I−1の理念自体は決して間違ったものではない。社長の打ち出すテーゼは「商品の生産者」としては至極真っ当なものであるし、「ニーズがあるからそれに応える」というのは商売人の鑑。「正しい」「間違っている」の判断を下すのは、売る側でも、売られる側でもなく、あくまでも消費する側。それならば絶対遵守の「戒律」だって、一つのモラルとして成立するのである。それにアイドル自身が反感を覚えるかどうかは別問題なのだ。真夢が語った彼女の脱退の真相についても、真夢と社長のどちらが正しいということではない。安易な表現を使えば「どちらも正しい」ということになるが、社会的に考えれば「雇い主に逆らうということはそれくらいの覚悟が」云々といった社長の言説の方が優位ではあるだろうか。恋愛禁止の戒律の下でアイドル活動を続けることはあくまで契約の一環であるわけで、そこに反感を抱き、変えていきたいなら、それ相応の手順が必要だった。残念ながら、真夢にはそこまでを成し遂げる力が無かったのである。

 もちろん、それは真夢が間違っていたということにはならない。彼女の持つ「人間的な」感情は至極もっともであるし、彼女の持つ「アイドル像」が社長とビジョンを異にするならば、それをぶつけて判断を仰ぐプロセスはあってしかるべきだ。その上で、「I−1ではいられない」ことになったのなら、それは彼女の「選択」でしかない。しいて今回の「悪役」をあげるならば、個人的には真夢の母親が一番の害悪だったんじゃないかとは思う。あの状況で実の娘の気持ちを応援してやれず、自分の身の上ばかりを嘆くというのは、はっきり言って母親失格である。真夢が挫けて心を閉ざしてしまった原因は、どちらかというと社長との確執ではなく、母親の不仲の方が大きいのではなかろうか。そこだけは純粋に不愉快な部分であったが、ある意味、今作では貴重な「悪役」ではある。

 こうして形成されてしまった真夢の「逃げ」に対し、同様の悩みを抱えた夏夜が手をさしのべ、その意志を受け取って、無事に佳乃も真夢を受け入れることが出来た。真夢が一度は挫けてしまった「理想のアイドル像」を目指して、改めて7人で頑張っていくことになるのだろう。流石の菜々美もここまで来てしまったら空気読むしかないんやな。一応、「真夢や佳乃たちの純粋な向上心を見て、光塚以上の価値を見いだしたため」と良いように書いておきましょうね。ビリビリに破った紙を放り投げた時には苦笑いしたが、その後律儀に回収してるのを見てやっぱり笑えた。「ヤマカンがアニメで被災地の環境を破壊した!」とか文句をいう連中を牽制する意味もあったのかもしれない、とか空しい考えも頭をよぎるのであった。

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 うか様うか様うか様うか様うか様! 第8話。最高のサービス回ですよ。うか様が百面相を見せてくれるなんて! 中身がいなりだったとしても、声さえあのままなら文句なし!

 伏見稲荷から一転出雲へ、日本を代表する神社を動き回る純度の高い神社アニメである。出雲といえば「かみちゅ」でも神様がいっぱいいる亜空間に遊びに行ってたっけなぁ。そして、いかにも「日本の神様」らしい、愚にもつかない阿呆だらけの世界。ま、日本の神の神域なんてこんなもんよ。カメムシにすら神がいるんだからな。しかし、なんでお母ちゃんはよりによってあれだけ大挙する男神の中からカメムシと見合いさせることを選んでしまったのか……もう少しマシなのおるやろ。

 「いなりとの友情・それを繋ぎながらもうか様の存在自体を削る神通力」というアンビバレンツに苦しんでいるのが今作の最大のポイントではあるのだが、今回だけを見れば「見合いをするか、しないか」というところに焦点が当てられていた。見合いをすること(結婚すること)によって失われるのは、うか様の現在の自由奔放な身の上であり、見合いが成立してしまえば、どの道いなりとの友情が途絶えてしまう。そのためにも、まずは神通力云々はおいといて見合いの妨害。もちろん、燈日兄ちゃんはそれ以外にも胸の内に色々と抱えてますけどね。いきなりうか様にご褒美として裏拳とかもらってましたけどね。うらやましいわ。

 結局、「神にあるまじき」方法論で成り立っている強制見合いであるから、人間のちっちゃな女の子であっても、正論さえ振りかざす勇気があれば論破することは可能である。人と神という位の差については、突如現れたうか様の実父、スサノオの助力によって打ち破ることが出来てめでたしめでたし。しかし、あのケツアゴリーゼントがまさかスサノオだったなんて……オープニングにずっといたから「アイツ誰やねん」とは思ってたのだが、そんな重要な奴とはおもわなんだ。ノリは無駄に軽いけど、めちゃめちゃモテるのは神格が高いからなのかね。そりゃうか様は「いいとこのお嬢様」になるわけだ。上手いことうか様と結婚できれば一流だもんなぁ。でも、あのおっさんが義父になるというのがすごく抵抗はあるんだけども……。

 分かりやすくまとめると「燈日・いなり(あとたまにトシ様)によるお見合い妨害大作戦」なので、結果だけを見れば非常にシンプルなお話。しかし、その間にも魅力的なシチュエーションがてんこ盛り。まずはなんと言ってもいなりが無理矢理変身した偽うか様。既に上映会の時に仄めかされていた「桑島法子演じるいなり」の出番である。もう、声の出し方が完璧に大空直美テイストを踏襲しており、甲高く裏返った声のトーンなんていなりそのまんま。おそらく、トレスするためにかなり練習したのだろう。本当にお見事としかいいようがない。その後も、普段のうか様では絶対に言ってくれない台詞を京都弁絡みで連発してくれるのは本当にご褒美プレイ。ありがとういなこん。ありがとう桑島法子。世界は死亡フラグで出来ている!

 そして、そんなうか様がついに燈日に対してデレた。というか、本音を打ち明けることになった。「お見合いは嫌だ」と訴えるうか様。ずっと友達でいたいと駄々をこねるうか様。もう、とにかく可愛い。そりゃお兄ちゃんだってうっかり抱きしめてしまうのも無理はない。うか様の愛らしさにゴールはあるのだろうか。そしてもちろん、主人公・いなりちゃんだって負けてはいない。今回は大量の神様を前にして勇気を出して啖呵を切るという名シーンが用意されており、「ちっちゃくて何も出来ない中学生」の精一杯の頑張りが素直に胸を打つ。回りを取り囲む「神々の軍勢」は本当に最低の連中だが、それだけに素直な子供の意見も引き立つというものだ。そりゃスサノオさんだって力を貸してくれるさ。はっきりといなりが口に出して宣言出来たおかげで、いなり・うか様の絆はより一層強固なものになったに違いない。

 でもねぇ、それだけにラストの展開がねぇ。ここでまさかの天の岩戸である。天照様はあんまり厳しいことはしない人だと信じたいが、考えてみりゃ、うか様が消えてしまうのを黙って見ているってのもそれはそれで酷い話なわけで、神様側としては、多少荒っぽいことをしてでもうか様を守りたいという気持ちは分かるのである。はたして、燈日といなりはこの窮状をどうにかすることが出来るんだろうか。あ、でも考えてみたら燈日って神通力がなくてもうか様とは会話出来るんだよな。ってことは、もしいなりが神通力を返して「お別れ」することになっても、兄ちゃんのいちゃいちゃぶりだけはずっと続くってことになるのだが……それってどうなんだろうな。

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 いつまでたっても問題は消えず、第8話。サブタイトルは「波乱」だけど、毎回毎回波乱ではあるよな。

 WUG内での問題は前回の藍里騒動で一段落したかと思われたのだが、残念ながら何一つ片付いてはいなかった。前回「こいつが一番悪いんじゃね?」と突っ込んだ菜々美がついに牙を剥いた。前回の態度に「次回からみんなで力あわせて頑張るはずなのに、こいつ駄目やな」と思ってたら、本人は全くそんなことを考えてなかったっていう。確かに光塚云々は前から言っていたし、別に目的意識が違うことは悪いことじゃないが、そのことをメンバーに一切打ち明けずに黙々と練習に参加してるってのはどういう腹づもりなのだろうか。わざわざ人払いして松田マネにこっそりと離脱の意志を伝えており、本人の中では既に「アイドルの祭典とか出ないし」と思っているはずなのに、素知らぬ顔をして合同練習に参加するってのは、他のメンバーからしたら迷惑以外のなにものでもないだろう。最終的に1人抜けたところでそこまで影響は無いのかもしれないが、前回の顛末のおかげで佳乃や真夢は「この7人で頑張っていく」っていうモチベーションを高めているわけで、本番が近づいてから「いや、やらんけど」とか言われたらキレる。もう参加しねぇんだったら、さっさと他のメンバーに伝えて離脱すればいいのに。今のところ、どう考えてもメンバーで最低なのは菜々美である。まー、藍里との対話なんかを見てると、本人もまだ迷っている部分はあると思うんだけども。

 そして、そんな不穏分子に加えて、根本的な「実力不足」も引き続きメンバー全員の足を引っ張っている。藍里が性根を入れ替えて上昇志向になったのはいいのだが、他のメンバーたちはそんな藍里の「出来なさ」に甘えて油断していたところもあったのだろう。プロアイドルに比べると大したことない程度の練習でも「頑張っている」と自己満足してしまっていた。そりゃ、素人の女子高生集団だったら仕方ない部分ではあるんだけどね。社長とマネが実際のステージに対してはほとんどコメントをくれないので、これまでの活動には外からの目がほとんどなかったのだ。早坂が加わったことでようやくその「管理」が始まったわけだが、いきなりの温度差についていけてないことは前回から分かりきっていたこと。今回も早坂が少し目を離していたせいで、求める目標値がどうしても低くなってしまっていた。そして、そのことを原因に再び真夢と佳乃がぶつかることに。

 今回の件に関しては、はっきり言って真夢が正しい。別にI−1と比べずとも、「他のアイドルと呼ばれる存在に比べてまだまだ努力が足りない」というのは客観的な事実なのだろうし、それを主観視点でもジャッジ出来るのは、実際にアイドル活動をしていた真夢しかいない。今まではどうしても「I−1と比べると」という発言は角が立つので遠慮していた部分があったが(藍里との2人練習のシーン)、早坂に煽られたことで、勇気を出して禁忌と思われていた「I−1と比べて」という切り札を切った。メンバーに覚悟が出来ていればこれは充分に効果的なものだったはずなのだが、やはり「素人集団」では目先の苦労ばかりが気がかりで、なかなか真夢の求める理解は得られない。そんなメンバーの意見を肩代わりして、佳乃がぶつかることになってしまったのだ。客観的に見るならば、佳乃の言い分にはあまり理がない。「練習量が足りなかったから早坂に怒られた」のは事実であるし、それを訴えた真夢に対して「I−1は関係無いだろ!」と切れるのは筋違いである。ただ、佳乃の気持ちも分からないではない。実際はそうじゃなくても、「前に在籍していたグループの基準でものを見るメンバー」は気持ちのいいものではないだろうし、今のWUGでは、真夢がそういう態度に出た、と思ってしまうのも不思議ではない。そうした不信感をリーダーなりの裁量で裁いた時に、「真夢をたしなめる」というのは1つの選択肢だ。そして、これを機会に「真夢とI−1」というわだかまりを解消させてしまうことが今後のグループ運営に必要なのも事実。社長の言うように「膿を出し切る」ことで、佳乃が本当の意味でのリーダーになれるということだろう。ただ、その選択肢は相当な茨の道なのは間違い無いのだが……真夢が「I−1と比べて」っていう地雷を踏まずに上手くメンバーにはっぱをかけられたら良かったんだけどねぇ(まぁ、その場合でも菜々美爆弾は残ったままであるが)。

 残った話数を考えると、WUG内に残った課題は菜々美・真夢・佳乃だけで終わりそうだ。今回のエピソードは序盤だけは割と和気藹々としたシーンが多くて、現段階でのいい感じの立ち位置がチェック出来る。実波、未夕は完全に平和チーム。このアホの子っぽい2人で食い物の話をしているときが、WUGに一番平和な空気が流れている時間。藍里は前回の復活劇があったので、健気に頑張るチームの礎。今回も真夢がイラッとしてしまうくらいにダンスで後れを取っていたわけだが、もう余計な後ろめたさが無くなったので、その「出来なさ」を武器にして、とにかく「努力」を訴える存在に。この3人がムードメーカーになるわけだが、残る1人、夏夜の立ち位置も実はこっち寄り。真夢と佳乃の喧嘩を必死に仲裁しようとしたのも夏夜ちゃんだったしね。見た目はややケバい方だが、悪い子じゃないんだろうね。現時点で唯一個別エピソードが無さそうなのが不憫だけど、画面に映ってると目立つから、何とか存在感を出せるように頑張れ。もう、いっそのこと菜々美がいなくなった方がバランス取れる気もしてきた。

 こうして子供たちが頑張っているわけだが、相変わらずこの世界は大人たちがクールに頑張っている(松田を除く)。いちいち感心してしまうのはI−1社長の白木さん。彼の持つアイドル業の信念って、実はすげぇ真っ当でリアルなんだよなぁ。全て正しいとは思わないが、少なくとも正解の1つではある。純粋な「商品の生産者」としてここまで純度の高い教育が出来る人間ってのも貴重。「集中ほどファンの心を掴むものはないのです」っていうのは名言だ。「休まない! 愚痴らない! 考えない! いつも感謝!!」 まー、ブラック企業の影もちらつきますが、アイドル業なんて元々ブラックなもんだしな。「考えない」を取り除けば割といいコピー。そして、そんな白木社長と楽しげに盛り上がる早坂も相変わらずのリアリストで、なおかつロマンチスト。彼が教えてくれるのはたった1つのシンプルな事実、「甘ったれんな、努力しろ」。至極真っ当なスポ根だなぁ。

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 にいちゃんの画力が三峯クラス、第7話。別に中二病の人間がイラストに長けてるわけではないからな。しかし、いくら恥ずかしい嗜好だとしても、あんだけ強烈なものを描くだろうか……。

 前回までで「友達編」が完結し、残り4話はクライマックスに向けて、改めて「いなりとうか様」の関係が綴られていくという。今回はそのとっかかりとなる物語であり、神通力を持ってしまったが故に悩まなければいけなくなったいなりの苦悩から、更にうか様が悩ましげな状態になってしまう。「力がコントロール出来ないために暴走してしまう」っていうのはいかにもなセッティングだが、その暴走の結果が「ちょっとだけくじの結果を変える」程度というのがこの作品らしいところである。そして、そんな些細なことでも大いに悩まなきゃいけないもこの作品らしい。確かに、いなりがやってしまったことは「ずる」であるし、故意にやったのだとしたらそれはあまりいい事とは言えないだろうが、無意識にやってしまったというのが難しい問題。誰が損をしたわけでもないし、謝ろうにも相手もいない。だったら大人しく現実として受け入れてしまえばいいかというと、そういうわけにもいかないのはいなり自身の問題としてとてもよく分かる。ここで「ずるしたこと」を自分で認めてしまったら、今後も同じようにして神通力を使うことに歯止めが利かなくなってしまう。そうなると、人間としては「駄目な奴」には違いないのだ。ここで「うっかりだけどラッキー」などと思わずに、反省してふさぎ込んでしまうのは、いなりがとても素直でいい子であることの証明である。

 しかしまぁ、分かっていない人間からみればこれほどまどろっこしくて、やるせない状態もあるまい。願って手に入れたはずのポジションを反省から手放してしまうし、その理由も説明されないのでは、クラスのみんなだって困惑するし、渦中で振り回された丹波橋君もいい迷惑。あげく渡したはずの手紙を風に飛ばして処分されてしまった桃山さんなんて完全にとばっちりだ(彼女が頑張って書いた手紙が誰かに拾われないことを祈るばかりだが……)。独りで悩むだけならしょうがないが、他人に迷惑をかけてしまうのは良いことではないだろう。この辺りが不器用なのが、いなりの面倒なところである。結果的には丹波橋君との関係は崩れるどころか前に進みはじめたので怪我の功名ではあるのだが、神通力を巡る諸問題を解決しないかぎりは、今後のいなりの人生が根本的に解決したとはいえないのである。頑張ってもらわないとなぁ。ちなみに、純粋な距離だけで言ったら丹波橋君に近いのは桃山さんである(京阪本線路線図参照。ちなみに墨染さんも同様に近い)。

 そして、神通力を与えた側、うか様の方も一悶着あって上手いこと行ってない。ちょっと面倒をみたために「気になる人」にまで格上げしてしまったうか様の存在に悶々とする燈日お兄ちゃん。そりゃな、年頃の男の子がうっかり部屋に女性をあげてしまったのだし、平静でいろっていう方が無理だわな。相手は一応神様だけど、とてもじゃないけどそんな風には見えないからな(壁抜けとかするけど)。一方、うか様の方でも「一緒にいて楽しい殿方は……」と問われてうっかり燈日のことを思い浮かべてしまうという事案が発生。「それ、一緒にいて楽しいのは燈日様じゃなくWii様ではないのですか?」とも思うのだが、相談出来る殿方は「いるわけない」と即答しちゃうようなうか様じゃぁ、一度思い始めたら止まらない。2人して距離感を計りかねる状態で、気付けばやいのやいのと揉めはじめる始末。まぁ、あの中二病兄貴が面倒なだけな気がするけどね……うか様にも後ろ暗いところがあるからあんまり積極的に話しかけられないのは悩ましいよなぁ。これ、万一燈日に話をつけて高天原に連れて行ってたら、所帯を持ったりできるもんなんだろうか。神と人の繋がりなんて、いなりとの交友関係すら危ういのに、婚姻関係なんて結べるわけないよな。神様の婚活が人間と完全に一緒なのもどうかと思うけどさ。

 現状、いなりの恋路は進展ありだが大きな課題も残っている、うか様の方に至っては恋路と言っていいのかどうかすら怪しい。これを解決するのにあと3話でどのように落としどころを見つけるのでしょうか。ひとまず、三条さんと墨染さんをくっつけて様子を見るっていうのはどうでしょうかね!

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 うん、知ってた、第7話。ここまで予定通りの進行。今回のお話は割と7人のメンバー全員が個々に動けていたので、キャラを把握するには丁度良かったかね。まー、この時期まで未だに名前が定着してない事態の方が問題かもしれないけど。キャラ差が観測しにくいのは本当に大変だったのよね。キャラ絵が地味だし、声でも識別出来ないし。

 まず、前回からの引きで一番はっきりキャラ付け出来たのは当然藍里である。「グループ内で一番下手」という可哀想なキャラ付けは可哀想だが、考えてみりゃ、現実のグループにだってそういう子はいるだろう。「努力で補おうにも補い切れない次元の差」というのを努力のみで埋め合わせるってんだから、ある意味では実に美味しい主人公ポジションともいえる。まー、このグループの場合は全員が素人に毛が生えた程度なので、藍里と同じくらいの努力を全員がしなきゃいけないはずなのだけど。まだ「うまくなる」前なので何とも言い難いが、藍里の性格も含めて、今後はグループ内のかすがいとして機能することが出来るだろう。焦点となる復帰の動機についてもそれなりに納得出来る筋立てになっていたし、感情の起伏の部分については、これまでのエピソードの中でもしっくり来る部類だったのではなかろうか。「何よりもWUGが好きだから」というのは割と大事な要素で、ラブライブで言ったら花陽ポジション、最終的には「好きこそものの」である。

 そんな藍里の復活を力強くサポートした佳乃も、随分時間はかかってしまったが、今回ようやくキャラがしっかりと固まった。これまでは「真夢のせいでいまいち自分のリーダーポジションに納得出来ないでうじうじしてる子」といういたたまれない状態にあり、今回も冒頭では「都合のいいときだけリーダーとか言って面倒ごと押しつけてんじゃねぇよ!」という(至極もっともな)ブチギレを披露。「こりゃあかんのちゃうか」とハラハラしていたが、藍里の家に向かうまでの道で真夢と対話出来たこともあり、涙ながらの訴えで藍里を連れ戻すという功績を勝ち取った。「リーダーとか言われてもしらねぇよ!」というブチギレが自信を失っていた藍里の引き戻しに一役買った上に、目の前に真夢がいる状態で自分の心情が吐露できたのは大きい。これでお互いにわだかまりも解消され、「管制塔としての藍里と、模範としての真夢」というツートップがグループ内で形成されたわけだ。真夢が2人のやりとりを言葉少なに見守っているだけ、というポジションニングも実に心得た立ち位置である。

 今回はっきりと基盤を固めたこの3人に、既に当番回をこなした実波、未夕で5人。残り2人のうち、でこっぱちの夏夜も、今回は実波との絡みなどで人の良さが前面に現れ、「お、こいつ意外と頼りになるし、いい奴だぞ」感が加わった。あのギスギスした場所で笑顔が出せただけでも大したもの。となると、問題は残りの1人である。今回矢面に立って問題の中心となったのは藍里だが、そのいざこざの中で一人割を食った形になったのが菜々美だった気がする。何しろ、他の連中が必死にまとまろうとし、最終的に藍里まで戻ってきて友情形成したどさくさで、「光塚へのステップだからこんなグループやめてもいい」とぶちまけているのだ。事が終わった後にはみんなすっかりそのくだりを忘れていたみたいだが……今回の事件で一番遺恨が残るのってあそこだった気がするんだよなぁ……。議論してる間も「時間がない!」って喚いてるばっかりで全然役に立たなかったし。グループで一番いらないの、この子じゃないでしょうかね? まぁ、まだお当番回が無いだけで、次以降に何かあるかもしれないけども。

 こうして7人が結集して、無事にグループとしての基盤は固まった。今回早坂の計らいで「グループ内の関係」が無理矢理にでも醸造されたわけだが、彼が楽しんでいる「友情ごっこ」要素はとても大切なファクターである。ライバル(?)のI−1は完全能率制で「最も優秀な人材」が組み合わさって出来上がったグループだが、WUGは「駄目なところを補い合い、繋ぎ合うグループ」というスタンス。少年漫画や料理漫画でありがちな、「最高の食材を集めたからって最高の料理が出来るわけじゃないんだよ!」理論である。ま、現時点では食材の差が有りすぎて料理で勝負する段階じゃないけど、いずれは、ね。

 次回はいよいよスクールアイドルフェス……違う、アイドルの祭典とやらがあるらしいですよ。そのイベントって、新しいアイドルの卵を探すイベントじゃないんですかね。既に事務所所属のアイドルが乗り込んで覇を競うイベントなんて、存在してるんだろうか。よく分からん。

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 海回の続きだけど水着はないよ! 第6話。まぁ、そういうアニメじゃないのは分かってるけどさ……前回も大して水着押しではなかったし。代わりに寝乱れたうか様が性的過ぎるのが問題点。

 あれだけ揉めに揉めたけど、びっくりするくらいに簡単収束。これもまた女の子の関係性の一側面なのだろうか。暴走しだした神通力については、コンの必死の願いも届いたためか、大事にはならずに収まった。下手をしたらあのまま「墨染さんがいなりになる」という願いを叶える流れになっていたのかもしれないが、過去の反省を活かしたいなりが途中で「それじゃあかん」と気がついたおかげでブレーキがかかったようだ。ちゃんといなりも成長しているのが分かって微笑ましい部分であるが、うか様に譲り渡された神通力は「いなりが変化する力」だったのではないのか、というのが気になる部分。「暴走」ということで、変化の力を他の対象にも及ぼすような力も持ち得てしまうということなのかしら。うか様はいつにも増して苦しそうだし、「神通力を人間に譲り渡す」というあまり前例のないことをしでかしてしまったせいで、細かい制御が効いていないのかもしれない。結局うか様はそんな非常事態のことを知らないままで……どうなってしまうことやら。やっぱりこのうか様といなりの関係性だけはすごく心苦しいんだよなぁ。

 暗いニュースばかりではなく、もちろんおめでたい話もある。前回のギスギスは丸太町さんに根本的な原因があったわけで、その彼女が三条さんの苦言であっさり反省していたため、女の子3人の間で起こったいざこざは、全てが丸く収まった。丸ちゃんは自分の我が儘な態度について謝罪し、墨染さんも、ちょっとナーバスになっていたところで漏れてしまった軽い嫉妬心に対しての謝罪。いなりも、なんかよう分からんけど、面倒は自分のせいだ、ってんで謝罪。みんなが他人を思いやって気を配れば、これ以上こじれることもあるまいて。三条さんだけが蚊帳の外だったのはどうかと思うが、まぁ、彼女から能動的に悪さをしたことはないからな(我関せずで逃げてたのはどうかと思うけども)。

 3人の和平が結ばれただけで今回は一件落着かと思ったのだが、なんと、それに加えて墨染さんが自分の思いをまさかのカミングアウト。はっきりと「恋愛感情」と言ってしまうとは、近頃の中学生はそっち方面の恋愛についても随分オープンなものである。いや、むしろ同性間だったからこそ言ってしまえた部分もあるのかな? いなりは何となく知ってたから「知ってた、頑張れ」というだけだが、丸ちゃんは思いの外食いついてきやがった。「薔薇も百合も」とのことですが……いやぁ、3次元はまたひと味違うぞぉ。っつうか、腐だったら同性カップリングどっちもOKってわけでもないんだけどな。俺は百合はいいけどホモは嫌だぞ。まぁ、丸ちゃんの度量が広いってことでね。これ、丸ちゃん側から積極的に墨染さんに絡んでいく理由が出来てしまったってことで、下手したら4人の中で一番結びつきが強くなるのはこの2人なんじゃなかろうか。ただまぁ、4人の中に恋愛感情が混ざり込んでくると仲良しグループってややこしいことになる気もするんだ。男2女2の集団で1組くっつくと残りの2人も気ぃ使うからな……同性どうしだと大丈夫なんかなぁ。三条さんはそういうのにものすごく無頓着だろうしなぁ。

 とりあえず中学生組は丸く収まったので、次なるステージはもう少し上。すっかり伏見家に居着いてしまったうか様の純真無垢な兄妹への家族愛(?)と、そんな無防備な女性(神)に気に入られて処理が追いつかない燈日兄。燈日はインドア派だし中二病ではあるが、幸いコミュ障でも非リアでもないので、うか様のあしらい方はそれなりに常識的。必要以上に神様となれ合ったりはしないが、一応女性なので邪険に扱ったりもしない。いきなり家族のアルバムを勝手に見始めるというデリカシーの無い行為にも、割と優しく対応してくれている。うか様、燈日との距離感がちょっとおかしいのは、子供の頃から見守ってるせいで親戚のおばちゃんみたいな心境なんだろうけど、そんなことしらない燈日にはちょっと刺激が強いよ。もう一歩引きましょうよ。数多の乙女ゲームでそういう距離感を学んだんじゃないのか。彼女は日がなゲームを繰り返すことで……アクションゲームのスキルは手に入れてるみたいだな。燈日、ソフトの持ち主のくせに負けてんじゃねーよ(こないだのレースゲームも含めて2連敗である)。あと、厨二シナリオ書きながら音読もやめてほしいですね。やっぱりあの男はうか様の相手としては問題が有りすぎる気がします。いや、くっつくのかどうかは知らないけどさ。うか様って乙女ゲープレイヤーだけど人間の男性に対するハードルは案外低いのかなぁ。それとも兄貴のスペックがお眼鏡にかなうレベルなのかなぁ。何にせよ結論は「羨ましい」。

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