忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[2] [3] [4] [5] [6] [7]
 YOU,命なくすよ? 第5話。結局ぼくらはあの娘のことをなんて呼べばいいんだい? 「わたし」ちゃんなの? 「孫」ちゃんなの? 公式には「わたし」ちゃんだけど、他の人からは「孫ちゃん」としか呼ばれてないやないか。今回出てきたぴおんがようやく特定の固有名がある初めてのキャラじゃなかろうか。いや、まぁ、Y氏はおったけども、あれは何か違うだろ。

 相変わらずの世界ですが、今回は(今回も?)妙な妖精さんテイスト溢れる施設に突入したおかげで、久しぶりに「やっぱり背景映像がおかしいなー」を堪能出来ました。この絵本チックな世界はやっぱり楽しい。暗がりでライトが照らすときの効果なんかは分かりやすく個性が出ていて良いよね。せっかくアニメになってくれてるんだから、こうして「ここにしかない画」があると、それだけで嬉しい。

 今回のテーマは、「妖精さんがいなくなるとどうなってしまうか」というもの。1,2話は妖精さんが調子に乗ったせいでぶっ飛んでしまった施設の話で、3,4話が妖精さんの作り上げた世界の中をさまようお話。ここまでのお話は、結局は妖精さんたちの手のひらの上である。そして今回は、そんな「この世界の礎」たる妖精さんが一時的に逃げ出したらどうなるのか、というテーマになっているわけだ。妖精さんさえいなくなってしまえば、多少衰退気味ではあるが普通の世界になるんじゃないか、という淡い期待もあったのだが、まぁ、そんな訳もなく。すっかり妖精風味に染め上げられてしまった世界は、大切な存在が失われると、不必要に危険性が増すらしい。その辺の効果については、非常に分かりやすい「まぬある」で丁寧に説明していただきました。今までのお話を見てると、多分ずっと15fくらい(ようせいだく)の状態だったんだろうなー。ペガサス助けてなくてもなんとかなったしなー。あのまぬあるはちょっと読みたいな。原作買ったら読めるんだろうか。

 そして、そんな危険な「0f」の状態でわざわざ遺跡探索に出かけなきゃいけない間の悪さ。「わたし」ちゃんはずぼらな性格かと思ってたんだけど、割とちゃんとした準備をして事に挑んでいたのが意外。やっぱり命は惜しいと見える。文句を漏らしながらの活動ではあったけど、装備もしっかりしてたし、案外サバイバル状況でもしぶとい。今回のピンチは、あっさりとした描き方ではあったけれども実は割とフェイタル。よく生き残れたもんだ。ピンチギリギリでフラグを立てた新キャラに助けてもらったのは、かろうじて残った1fの御利益だったのかもしれませんね。沢城声の腐女子の次に出てきたのが水樹ボイスの猫耳ですかぁ。次に出てくるのは誰かな。彩陽かな(シンフォギア的に)。

 ぶっちゃけ5話目ともなると独特の作品の空気にも馴染んできて、特に腹を抱えて笑うような部分も無くなってはいるんですが、結局毎週「わたし」ちゃんの台詞が聞ければそれでいいというお話ですよ。エレベーター(?)でヘロヘロになったわたしちゃんが可愛い。

拍手

PR
 自由過ぎるな、第4話。しかし、今回の内容みたいなものも既に10年前に「妄想代理人」で通過した道だ。いや、狙ってる方向が全然違うけども。

 突き詰めると1話まるまる使ってやっていることはあるあるネタでしかない。ジャンプ文化を基本としたマンガ業界をくさしたネット界隈でもお馴染みのネタをばらまき、それを繋いでいるだけなのである。言ってしまえば便所の落書きに匹敵する内容とも受け取れるということ。そんなん面白いわけもない……わけもない。これ、やっぱり色々とずるい作品なんだよなぁ。あるあるネタを繋げるにしても、色んな所でやっぱり予想外。1つ1つのネタの混ぜ込み方がいちいちひねてるというか、どこかズレてるというか。作中ではそれが全て「妖精さんの仕業だから」という一言で片付いているわけだが、実際に考えて一本のシナリオにまとめようっていう原作の図抜けた頭の悪さは素晴らしいものだと思う(褒めてますよ)。妖精さんフィルターと「衰退」フィルターがかかっているおかげで、単なるパロディなんだけどもどっかエキゾチックなものにもなってる気がするんだよね。ただ、具体的に何が違うかはうまく説明できないので、気のせいかもしれない。まぁ、いいや。

 結局、2つの巨星・中原麻衣と沢城みゆきのタッグっていう時点で作品世界がどれだけ無茶苦茶だろうが、立派にひとつの世界が出来上がってしまうわけですよ。「わたし」さんのいつも通りのテンションは言うまでもないが、次回以降果たして出てきてくれるのか分からないY氏の活躍が今回の最大の見どころ。この人、本当にダメなんだよな。でもパワーがある。このどうにも救いようの無い人間性がきちんとキャラにのってるのは恐ろしい事態ですよ。沢城先生が今回の作中のネタをどれくらい理解しながら演じていたのかは謎だが、全くもって疑念を抱かせない完璧な「終わってる感」でした。そういや、この2人って業界を牽引する大看板のくせに、最近の声優に多いオタク臭がほとんどしない珍しいコンビなんだよな。

 今回のコンテはなんと森義博氏。うーむ、こういうメタレベルの高い素っ頓狂な景色を描かせると、本当に際だちますな。途中で気付いたのだが、今回は背景がほぼ真っ白のままという、アニメとしてはとんでもない状態だったのに、そのことが意識されないようにきちんと画の存在感で見せているのが楽しい。もちろん、「漫画のコマの中」なんて無茶な世界設定のメタ世界でも何の不便もなくやりくりして構図が作れてしまうのは、長年シャフトでも舞台風、実写風の荒波に揉まれた森さんならではだろう。まぁ、ネームのとことかはホントに「ひでぇな」って思ったけどね。これ、原作ではどうやって表現してたんだろう。謎だ。

拍手

 衰退しろや! 第3話。なんかもう、下手なファンタジー世界より人類によっぽど活気があるやんけ。しかも救いようのない方向に。いや、これが人類の迎えるべき姿という、気の利いた風刺なのだろうか?! ……人口減少してるのにこんな非生産的な文化がなぁ……。

 はい、もう突っ込みは終わり。突っ込んでも何も解決しない、それがこの世界だ。だから、「折角の貴重な紙資源を何に使っとるねん!」とか、「どっから来た! その人の波はどこから来た!」とか、「政府機関じゃないサークルも元気過ぎるだろ!」とか、「無料頒布ってことは、もう経済回す気もないじゃねぇか!」とか、そんなことは言いません。このどうにも徒労感ばかりを重ねる執拗なネタ回しは、本気を出した時のギャラクシーエンジェルみたいな嫌な刺さり方するんだよ。GAの場合は、短く、後腐れなく、スパッと短時間で見せるのが美点だったが、この作品の場合、こんな救いようのないセッティングでまさかの「次週に続く」である。壮絶過ぎる。

 いやぁ、先週までの内容で「生臭ファンタジー」という言葉は使ってたんだけど、まさか生臭いだけじゃなくて腐ってしまうとは思ってもみませんでしたね。色んな要素が現代日本と比べても「惜しい」世界なのだが、何故か「腐る」という単語だけはきっちりと伝播している。そして技術と歴史が失われた世界でも、そちらの方々が持つ驚異的なバイタリティと探求心は全く変わっていないようで。これが人類普遍の性質だとしたら、すごく嫌だな……。それにしても、腐女子っていうターゲットは本当にネタにしやすいものだ。今となってはすっかり知名度が上がった層であり、発言力もいや増しているわけだが、端から見て「うわぁ」と思うだけでも立派に機能する。別に同じことは男性のエロに対する探求心でも言えることであるはずなのだが、腐女子根性の方が、何故か拗くれてて笑いになりやすいんだよな。次第に支持層を拡大し、それだけで現代における文学界そのもののように肥大化するBL文化ってのは、おぞましくはあるのだが、「ひょっとしたらそういう未来もあるのかもしれないな……」という、奇妙な説得力も持っているのである。くわばらくわばら。

 そして、そんな腐女子文化に先鞭をつけ、我が道を切り開いたのが今作では新キャラとなる「Y」氏である。名前の付け方の基準が全く分からないが、とにかくそこに沢城がいることだけは分かる。最初に聞いたときには「腐女子の役にみゆきちはちょっとどうなんだろうか」と思ったのだが、どちらかというとYの場合は「腐女子キャラ」ではなく「野心家」キャラであり、「求道者」である。なるほど、こうなってしまうと、沢城ボイスの不必要なまでの説得力とストイックさが彼女に嫌な息吹を無尽蔵に吹き込んでいく。だんだん、「ひょっとしたらこれって高尚な趣味なのでは」と思えてくる。主人公さんがいなかったらあのままYの弁論に丸め込まれて「人類は腐女子が救うんだな」とか思い込まされるところだったかもしれない。ありがとう孫さん、ありがとう中原麻衣。

 中原劇場だけでも致命傷になりうるだけの破壊力があったのに、そこにこんな想像の埒外からみゆきちまで飛んでくるという……ひたすら声の説得力ばかりが積み重なっていく恐ろしい作品である。もう、これだけずっと聞いてればそれでいいレベル。ちなみに、今回他のサークルの代表役でこっそりと山本麻里安が出ていたりしたのだが、中の人も腐女子だからこその起用だろうか(んなわけないけど)。このぎりぎりのところでしぶとく生き残ってる姿勢には敬意を表します。

拍手

 ネガティブ絵本禁止、第2話。やっぱ良いな、これ。この主人公の子……孫ちゃん? 孫ちゃんは本当に見事である。今期ベストヒロインと言ってしまっていいかもしれない。

 結局グダグダで幕を閉じる秘密の工場騒動。まぁ、この作品に理知的な結末なんて期待する意味は無いんだろう。既に2話目で悟りきった感あり。でも、お話としては何となく上手いこと丸め込まれた気もするんだよね。「意志を持った加工チキンの反乱」って、確かにフレーズの語感だけを見ると「まぁ、恐ろしいファンタジーだこと」と思うような気もするし、思わない気もする。ロボットや植物、機会生命が反乱を企てる物語はたくさんあるけどなぁ……。いや、別にいいんだそんなこたぁ。結果的に「加工チキンの反乱」がアニメとして画になり、それが起承転結をもってまとまったというだけでも奇跡的だ。ん? 「結」がないって? ん、そうかもしれん。起転転ぐらいかも。あー、でも一応髪の毛のくだりでオチてる。多分。

 シナリオとか気にしなくて良いんだ。とにかくこの、「生臭ファンタジー」をゆるりと楽しめればそれで良い。どこかで見たことがあるテイストだなー、と思っていたのだが、思い当たったのは個人的に歴史の道標としている一連のラブデリック・テイストに空気が似ている。「moon」「UFO」「エンドネシア」などで描かれたファンタジーは、どこか厭世的で、すごく生活に近い、それこそ「生臭ファンタジー」だった気がする。この作品も、チキンが行っていた企てや会議室の風景、工場の組織などの無駄な生活密着感と、どうあがいても溝が埋まらないトンデモ要素の組み合わせが独自の味として展開されているんだと思う。なかなか永続的に続くネタ回しじゃないので制作期間が長くて、やや人を選ぶのが難。このアニメも、多分面白くない人には全然面白くないんだろうなぁ。そして、多分おもしろがる方が騙されてる側なんだろうなぁ。いいじゃない、楽しければ。

 そして、そんなピンポイントな楽しさを提供してくれるネタを映像に仕立て上げるアニメーションは、どさくさに紛れながらも細かい部分で案外作り込んでくれているのが楽しい。「翻訳眼鏡」のくだりなんか、小説で一体どんな風に書いてるんだよ、と気になって仕方ない部分もあるが、それをさておいて今回一番画が動いたのはチキンが助手さんに終われて大脱走してるところ。様々な加工食品になる行程に突っ込みどころが満載だ。一番気になったのは、作業員をやってるチキンが衛生キャップ被ってたところかな。アレって髪の毛が落ちないようにつけるもんだと思うのだが、あいつら「体毛の一本もなく」って言われてるやん。

 次回以降もニュアンスで楽しみましょうね。ビバ中原麻衣。交尾! 肛門!

拍手

ククリもいつも以上に喜んでるぅ〜! 第6話。不思議なもんですね、初見の時は「何このこけし、もしくはQBまがいのトーテムポール」と思ってた案山子も、あっという間になんだか可愛らしいものに見えてくるんだから。ただ、この奇妙な愛着については、テレビ版の次回予告の投げっぱなしの勢いあってこそだとは思うんだけどね。あの次回予告スタイルを考えた人間には、特別報酬を出してあげるべきだと思う。

 今回はバトル無しで、詩緒たちの故郷である空守村を回る。そこで出会うのは器師と呼ばれる案山子メンテナンスの専門家だ。なんかもう、あまりに普通に玖吼理が修理されているから、その普通っぽさがやたら面白かった。靄子が説明してくれた通り、案山子のボディ自体にはすごく謎めいたオーバーテクノロジーが使われているわけだけど、削ったり干したり、やってることはまさに日本の伝統工芸品そのものである。「あ、それで空飛べるんだ……」というのは、うやむやのまま納得すべきポイントなのか、「いやいや、おかしいやん」と突っ込むべきところなのか。……まぁ、前者でしょうけどね。そうかー、じいちゃんがいれば空飛ぶこけしくらい朝飯前かー。すげぇ村だなー。

 そして、そんな非常識がまかり通る村に現れた人々も、なかなかの外れっぷり。特に今回インパクトがあったのは、じいちゃんの声を代弁するために一切の羞恥心を無くした女、靄子であろう。言ってしまえば単に「さばさばした女」なのだが、テンションの上がり方が尋常じゃないうえ、「別に恥ずかしい台詞も自分がいってるわけじゃないから何やってもいいや」みたいな吹っ切れ方が男前過ぎる。っつうか、じいちゃんは孫娘が通訳になるって分かっててあれだけの台詞を吐いてるのだから、なかなかひどい関係である。靄子の方も多分そんな生活を続けるうちに慣れちゃったんだろうね。なんか最近、「声が小さすぎて誰かに助けてもらわないと聞き取れない」っていうキャラクターが増えた気がするな。斉藤さんとか、メルクとか。

 他にも露子の妹が出てきたり、桐生の方がこっそり日向の家に引き取られてちょっとした団欒を満喫していたりと、色々と変化はあるのだが、それらが全て詩緒(もしくは桐生)の愛らしさを画面に押し出すために機能しているのが良い。かいぐりかいぐりされてあたふたする詩緒が可愛いし、周りの大人によってたかっておもちゃにされてグルグルしている姿を見ると、とてもじゃないが隻がみんなから尊敬される存在だとは思えない扱いである。でも、それがいいんだ。詩緒ちゃんはいじられて輝くタイプだから。そして、そんな詩緒と同じ顔を持つ桐生の方は、打って変わって心優しいおもてなしを受けることでこちらも頬を赤らめている。なんか、同じ顔のキャラクターで違ういじり方をすることで、美味しさ2倍、みたいな感じですよ。

 そして、そんな詩緒に負けちゃならねぇ、とばかりに日々乃おねーさんもエロサービスで対抗。まさかあのでかい乳がストッパーになって命を長らえるとはね。流石だ。ロケット乳は命を守ってくれるということが、これで証明されたわけだ。ん? 乳の部分は通過してたか? ……まぁいいや、エロいし。……いいのかこの作品。そんな方向に輝かせるお話じゃないと思うのだが……前回の壮絶バトルとのギャップが激しいなぁ。まぁ、バトルやってるときも、今日みたいなほのぼの展開の時も、それなりに楽しめるのはありがたいことだと思います。今後更に広がるなら、いっそ次回予告の時間延長を希望したい。いっそDVD特典とかにならないかな。

 そうそう、最後に触れておかなきゃいけないのは、靄子の中の人ね。最近仕事で安定して声を聞く機会が少ないから忘れかけてたけど、やっぱり彩陽の柔軟性は良いなぁ。もっと彩陽とみゆきちの絡みがみたいの。「Phantom」くらいにコテコテの奴が。

拍手

 あらぶる幼女、第5話。詩緒、湯音、そしてりんちゃんが、今期3大幼女。

 1話の時点では話が唐突だったし、なんか引きが弱いなーと思っていたこの作品だが、下敷きとなる前提条件が出来上がり、各キャラクターの顔色が見えるようになってくると、シンプルなセールスポイントが見えやすくなってだいぶ楽しくなってきている。今回は割とシリアス多めだったので詩緒の表情を見ていると辛くなるシーンもあったが、基本的には「苦渋の表情」というよりは「顔芸」といった方が正しい絵面なので、幼さ故のストレートな感情表現が見えやすくて良い。ギャグ含みのアニメでキャラクターの顔が崩れることは多いわけだが、詩緒の場合、基本線となる絵柄を維持しつつ、大胆に崩してくるシーンが多いので表情を見ているだけで楽しいのだ。

 「因習により隔離され、秘匿され続けた双子との対決」なんてものすげぇドロドロした設定のはずなのに、冒頭で対決のシーンを迎えるに際し、まずやってみせたことが「こっちも離れて!」というちょっとしたネタだったのが微笑ましい。匡平のおかげで1話の強がり詩緒が単なる虚勢だったことも明らかとなり、「なんだ、単なる可愛い幼女じゃないか」という結論になったのだ。めでたしめでたし。

 そして、今回はたっぷりと見応えがあった案山子どうしのバトル。玖吼理と武未禍槌は似たようなフォルムでぶつかり合う上に、使っている武器は直接的な拳と電撃だけなのでそこまで劇的なバトルシーンというわけではないのだが、こけしのような不可解な異物が空中でぐにゃぐにゃと絡み合う様子が実にスムースに描かれているし、案外ディティールまで描写されているので、本格的なロボットバトルに負けないようなファンタジーな魅力がある。玖吼理というと次回予告でお馴染みの実写版グリグリ人形が素敵だが、アニメーションでも、良く見るとちゃんと表情があることが分かり、次第に愛着が湧いてくるのである。

 全体的なシナリオについては、「どうせ原作も完結してないらしいし、適当にまとめてくれりゃいいやー」くらいの気持ちなので、素敵幼女と素敵案山子の活躍が今回くらいのクオリティで毎回見られると嬉しいですな。

拍手

 こけしっていうよりQBに見えて仕方がない第2話。あ、でも意外とカカシは愛らしい造形な気もします。ゲームのコントローラーも握れるしね。1話目の時点ではホントにピンと来なかった本作ですが、2話目のほのぼの展開は割とすんなり入ってきました。可愛いキャラはなかなか可愛いんじゃないでしょうか。岸誠二作品っていうことで色眼鏡で見てしまうところがあったんですが、過去の経歴を考えてみると、実は原作有りのアニメ化だとヒット率の高い人なんだよね。構成力ある人なんだな。不信を期待にスイッチさせようかしら。

 とはいえ、アニメの中身については「多分原作を丁寧にアニメにしてるんだろうなぁ」というくらいの感想で、張り切ってピックアップするような要素は今のところありません。「へぇ、演出が名村さんだったんだ。しかも作監が小林利充って、なんか幸せな配置だな」とか、それくらいです。じゃ、なんでわざわざエントリーを立てたかというと、徹底的に中の人の話が出来たらいいなぁ、と思ったからです。

 この作品で取り上げるべきは3人。1人目は本作のメインヒロインらしい、詩緒役の福圓美里。福圓先生の幼女安定っぷりは尋常じゃないですね。「田舎から出てきた世間知らずの女の子」っていう配役がここまでしっくり来る声っていうのもなかなかないです。匡平に対するほのかな尊敬の念や、隻として立派になりたい、ククリをより上手く使いたいという反骨心など、幼さが理由になっている様々な感情がスッと出てくるのが心憎い。本作では一番表情豊かなキャラだし、また代表作として1つの看板が打ち立てられそう。

 2人目は日々乃役、茅野愛衣。1話で「まさかのかやのん!」と驚いたわけですが、頑張って聞くと端々にかろうじてめんま的音型が聞こえるような気がするくらい。こりゃ大変。ちょっと地声をラーニングしないと今後の識別活動に支障が出そうなので、彼女がパーソナリティやってるラジオとか探してお勉強したいと思います。今回の日々乃役だけを聞くと、近いイメージは山崎和佳奈あたりかなぁ。ゆっくり聞きたいなぁ。

 そして、最後は当然、今回初登場で好き放題暴れてくれた科学部部長こと久羽子役、沢城みゆき御大であります。久し振りにわがまま勝手、傲岸不遜、好き放題やれるエネルギッシュな役が来ましたよ。みゆきちの役作りは1つ1つに意識が明確だからどんなものでも楽しく聞けるのだが、こういうかっ飛ばした役だとぶつけてくるパワーがストレートに聴けるのでまた格別。今後もこのおねーさんの活躍には期待したいもんです。

 結論、「みゆきちに奴隷呼ばわりされるアニメは楽しい」。あと、オープニングで全部もってかれるから。タイトルと違って聴いた後に完全燃焼するよなぁ。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/26 な]
[04/25 な]
[04/19 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
バーコード