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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 この世界にもJTがあって分煙進めてくれれば良かったんだけどね……第6話。ターニャちゃんの中のおっさんは禁煙派ですか。まぁ、あの理屈っぽいおっさんは身体に悪い煙草なんて絶対吸わないタイプだったろうな。

 今回は残念な回だ。あまり面白くない。何故かといえば、ターニャちゃんがほとんど不幸になっていないからだ。単にバシバシ俺ツエーしてるだけで終わってしまったからだ。まぁ、途中で存在Xが顔を出して「さぁ、お前の罪を数えろ」みたいなこといってたのである意味では最大級の不幸が訪れたといえなくもないのだが、今更ヤツと小競り合いをしたところで「知ってるわ」っていうくらいの印象。まー、流石にここまでダイレクトに実世界に介入してくるとは思ってなかったが……他の軍事勢力にはどういう方法でコンタクトをとってるんでしょうかね。この世界においても存在Xはやっぱり「神」なのかな。敵対国の皆様に「神のお告げ」として「帝国を攻めるのです……」みたいなことを言って回ってるのかな。だとしたら随分迂遠だし暇な神である。戦禍を拡大してターニャ1人を苦しめようとしてるなら、周りでもっと圧倒的多数の人間が巻き込まれて苦しむことも考慮しろよ。神最低だな。

 しかし、現時点ではまだそうした戦火の拡大はターニャに直接的な負担をかけるものではない。何しろ、強いのだから。203大隊という、なにウィッチーズやねん的な名前を冠されたターニャ部隊だが、どうやら他国の魔法部隊と比べても圧倒的な戦力を誇る精鋭に育っている模様。ターニャの鬼教練が功を奏したのか、それともあのイカレ博士の開発した装備が他国に比べて頭抜けて強かったのか。戦闘描写を見ていて気付くのは、まず何と言ってもその機動力の高さだろう。例えば敵国の部隊なんかは、ヘンテコな木馬みたいな機械に乗って飛行していたが、ターニャたちはそうした外付けオプションをほとんど必要としていない様子。一応足の下にちっちゃな発光体はつけていたが、それでも友軍の別部隊のものに比べるとかなり軽量に見える。そして、そんな装備であるにも関わらず、速度や高度が常識を越えるという。なるほど、古くから戦争では上を取った方が有利とされるわけだが、はるか上空で爆撃機と競り合うともなればその優位は圧倒的。飛べて動ける戦力は、この時代の戦場においても重要な役割を担うということだ。

 更に、今回最大の見せ場となったのは、わずか一発の射出で複数の爆撃機を撃墜するというあまりにもチートなマジカル射撃。技術水準が20世紀初頭レベルと思われるこの世界において、多重自動照準かつホーミングな弾丸の同時斉射とか、意味が分からん。魔法強すぎだろ。更に、その後の情報戦を巡っては魔道力の探知を逆手にとって「逆探知」まで行い(なんで相手側のおっさんは逆探知に気付いたんだろう)、そこから常識をひっくり返す超長距離射撃まで。レンジがあって、物量があって、パワーもある。どう考えても負ける道理はないじゃないですかー。流石にターニャ以外の兵士はそこまで強くないだろうが、「もう、隊長1人でいいんじゃないかな」レベルですよ。どこまでこの快進撃は続くのでしょうか。

 あと、オープニング好きだからカットするの勘弁してよ。まぁ、オープニングを削らなきゃ入らないくらいの内容を詰め込んでくれていると思えば有りがたいんだろうけども……。

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 そう、これこれ、第5話。正直、ここまでの4話は悪くないとは言え特に突っ込みどころも見あたらず順当な進行だったのだけど、今回のお話みたいなのが出てくると俄然世界観に新鮮味が出てきます。こういうネタが良いのよ。

 そして今回は、あの劇場版で活躍(?)した落ちこぼれ3人娘の活躍回でもある。コンスタンツェ、アマンダ、そしてヤスミンカ。この3人のキャラ、下手したらアッコたちメイン3人よりも濃いので、ただ画面に出てなんかしてるだけでも楽しい。というか、ぶっちゃけヤスミンカなんてほとんど菓子を貪り食ってるだけなのだが、それでも画面の上で動いているとどうしても気になってしまう存在感があるのだ。チェイスシーンでヤスミンカがコンスタンツェを抱えて移動砲台みたいに振り回すシーンは笑った。アッコたちとこの3人組、劇場版の時点でそこまで親しそうにも見えなかった気がするのだが、最終的にどのくらいの親密度で移行するんだろう。まぁ、パイロット版や劇場版とのすり合わせの難しさは、ダイアナのデレ度の部分が一番大きいと思うんだけども。2話なんかの騒動を見てると、聡明なダイアナは割と早い時点でアッコたちのことを認めてる部分があるはずなんだけど、そうなるとパイロット版でのツン度がちょっと強い気がするのよね。まぁ、そのあたりは別物と割り切った方がいいのかしら。

 さて、パイロット版ではあれだけ必死になって守り通した魔導石。それがこうもあっさりと学院から持ち出されてしまうという大騒動。アカデミーからは魔法の力が全て奪い去られ、いわば存亡の危機に瀕したというのに、何故かパイロット版の時のような緊張感は無いという。その理由は後になって明かされるわけだが……ひでぇな、魔法学校。そうかぁ、魔女の世界も少子化や後継者難の問題を抱えているのね……。いや、未だにこの世界における「魔女」と「人間」の関係性ってよく分かってないんだけどね。アッコは「人間だけど魔女の憧れる」女の子で、他の面々は一応魔女としての生を受けている存在。ということは生まれながらに「魔女」「人間」ってのは差がある存在のはずなのだが……単に魔力のキャパの大小で呼び変えてるだけなのかなぁ。おそらく魔力の有無ってのが遺伝によって先天的に決まっているので、そうした素質を持った家系の人間が引き継いでいるのが魔女という「職業」なのかもしれない。

 ただ、そうした伝統芸能に翳りが見えるのはどんな世界でも同じ展開。今回登場した邪竜(?)ファフニールさんも、そんな黴の生えた考え方に何の意味があるのか、と苦言を呈して魔法学校の売却計画まで立ててしまっている。実業家としてのファフニールさんのセンスはどうやら確かなもののようなので、おそらく伝統にしがみつくだけではこの先魔法学校が危ういのは事実なのだろう。ただ、それでもアッコのように「魔女への憧れ」を持つ人間もいるし、スーシィのように魔女ならではの文化に強い関心を持ち、そこに新しい意味を産みだそうとしている者もいる。そしてもちろん、シャイニィシャリオのように人間に夢を与えてくれる魔女もいるわけだ。どんな側面に価値を見いだして伝統を繋いでいくか。ひょっとしたら今後のお話はそんなテーマにも関わってくるのかもしれません。

 それにしてもダイアナさんは優秀だよな……「もう全部ダイアナに任せればいいんじゃないかな」。

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 悪すぎィ! 第5話。今まで色んなアニメを見てきたが、こんなに小気味よくて笑える俺ツエーはなかなか無いぞ。

 どう考えても余生を満喫してるようにしか見えないターニャさん。こんだけ楽しそうにしてんだから、どう考えても存在Xさんの采配が間違ってたとしか思えないんだけど、こっから落とす方法はあるんでしょうかね(いくらでもありそう)。まぁ、もちろん最初は前線任務なんて乗り気じゃなかったわけだが……どういう戦況なのかは今ひとつ分からんが、どうやらこれまでの鉄火場となるような戦線(北方と西方)と違い、こちらの東側ラインはまだまだ戦争の火種にちょろっと点火した程度の状態らしい。ガチンコで魔術師どうしが殴り合っていた最前線と異なり、ターニャ旋風を巻き起こしやすい良い仕事場に巡り会えたようです。こうして数多の命を奪っていくのも存在Xの狙い通り? そんなわけないよね。

 完全なる俺ツエーを達成する過程で、今回もターニャさんの狙っていなかった「どーしてこうなった」(本人談)がてんこ盛り。まず、大隊の形成のための書類審査でたっぷり時間を潰してやろうと思っていたのに、なんの縁やらサポートに来ちゃったヴィーシャちゃん。戦場では割とヘタレ風味だった彼女だが、元々有能な人材だったのだろう、書類仕事も人員のピックアップもてきぱきとこなしてくれるご様子。ターニャちゃんからしたら本当に大きなお世話。二の矢として行った嫌がらせは「ハードルの高い面接でガンガン新人を蹴落としていく」作戦だが、こちらも上層部に苦言を呈されて店じまい。そうかー、魔術師って単に空飛んでドンパチやるだけの高火力マシンみたいなイメージだったんだけど、イリュージョンとか形成する能力もちゃんと持ってるのね。そんな面接、ハードル高すぎるやん。むしろちゃんと気付いた人材がいただけでも割と立派やん。

 「多少評価基準を落として」なんとか大隊の数に帳尻を合わせ、そこからどうしたらいいかと問われたら、今度は訓練で時間を使いましょう、と答えるのが普通なのだが、我らがターニャさんの下衆発想はその斜め上を行く。「短期間で錬成しましょう。ただし、その間に脱落者が多かったらシカタナイネ」という、上層部には良い顔(?)が出来て、更にプロジェクトをたたみ直す妙案で勝負。「短期間で仕上げろっつった上層部が悪いやん」という大義名分を得て志願兵をボッコボコに潰して更地にする予定だったのだが、これがまぁ、とってもアンラッキーマン。鬼のしごきに新人たちが余計に発憤。気付けば一ヶ月の訓練という名の拷問にも耐えきり、出来上がったのは忠実かつ屈強なる魔術兵団。おかしいぞターニャさん、人数減ってないぞターニャさん。大隊完成の詔をくださるターニャさんの引きつった顔はなかなかの見ものです。

 こうして「地位」と「手足」まで手に入れてしまっては、もうお仕事から逃げることは出来ない。奇妙な配属に訝しみながらも実地へ向かったターニャさんを出迎えてくれたのは、かつての地獄の前線とは比べるべくもない、「戦争のようなもの」。あまりの戦力差に拍子抜けしながらも、圧倒的な破壊力にだんだん陶酔しちゃう駄目なターニャさん。蹂躙の限りを尽くして敵軍を掃討し、更にフラッと散歩感覚で敵国首都までぶっ込み、自らの特権を活かしてやりたい放題。幼女で良かったな! いや、最低だな!

 いちいちヒネた台詞回しと、自分の人生設計からどんどん外れていくのになんだかんだで楽しんじゃってる様子が隠しきれないターニャさんを見ているだけでも楽しい作品。更に悔しがったり喜んだり、ときに幼女ぶってみたりと千変万化の顔芸も毎回安定して笑わせてくれる。さらに今回から、「だいたいのことを察して脇でため息を吐くヴィーシャちゃん」という素敵オプションもついた。1人で抜け駆けして塹壕掘り始めるヴィーシャちゃん可愛い。

 これ、来週以降も俺ツエーなんでしょうか。そろそろでっかいしっぺ返しが来る頃だろうと思うのだが……。泣いてても笑ってても可愛い(?)から良しとしよう。

 

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 インテリが溺れる愉悦、第4話。今回のことから我々が学ぶべき教訓は1つだ。「芳忠ボイスの上官の言うことを聞いてもろくなことはない」。

 予定調和の転落模様。ターニャちゃんがドヤ顔を極めれば極めるほどに、そこから転げる落差がおかしく見えるのはいつもの通りである。前回あれだけ頑張って何とか前線から逃げおおせたというのに、憧れのキャンパスライフの中にもいくらでもトラップは待ち構えているのである。結局、今回途中で上層部の誰かが言っていた台詞が全てであり、つまりは「有能な人材を遊ばせておく余裕なんてない」のだ。悪目立ちしてしまった時点で、ターニャがこの国の軍部の思惑から逃れる術はなかったということ。まぁ、指揮官として、戦略家としての有能さだけをひたすらアピール出来ていれば憧れの後方任務に落ち着く道もあったのかもしれないが、あのマッドな博士とのやり合いで無駄に魔力の高さと実地戦闘力の高さを見せつけてしまったために、もう勲章が足かせにしかなっていない。こうなったら後は諦めて死地へ赴くしかないんですね。これこそが存在Xのお望み通りの素敵試練でございます。

 いつも通りの悪辣な心中は今回もなかなかに白熱。見どころはといえば、やっぱり図書室から連れられて開催される一連の諮問シーンだろうか。何しろ元は企業の人事を担当していたおっさん。どうやったら上層部に良く見えるか、何が自分の部署を左右するかは全部分かった状態(だと思った状態)での対決となる。元々の狙いはそれこそ「司令官としても有能だし、このままお膝元に置いてもらってブレーンとして働けるくらいの実力を見せつけてやるぜ」くらいだったんじゃなかろうか。しかし、彼が唯一見誤り、それ故に過剰に防衛線を張ってしまったのは、自分の置かれている土地が平和な日本の企業研修ではなく、現在戦時まっただ中の軍人どうしの対話だったということを失念していたため。戦況や戦術に対してどこか日和見な発言をしてしまえば、それは愛国心の欠如ととられ、軍人としての資質を問われかねない事態になる……かもしれない。いや、正直そんな些末なことで彼女の待遇が変わったとも思えないのだが、人の腹の中を周到に読み進めてきたこれまでの彼(女)の人生が、思わず軌道修正のアクセルを踏みすぎる。日和見で良かったのだ。弱腰で見くびられても良かったのだ。彼の知識の中には、おそらく軍国主義のわが国日本、一億総火の玉の玉砕精神が強くインプットされていたに違いない。そこまでやらなければ、自分の身が危ないと構えてしまったに違いない……。

 で、芳忠さんから命令されるわけですよ。「オマエが良いって言ってたからやるんじゃない」と言われたら、そりゃ断れません。目を背けられません。かくして憐れなターニャちゃんは、前線どころか戦局をひっくり返すとんでもない部隊に配属され、しかも「参加する」じゃなくて「率いる」側に回される。まー、すでにレールは引かれてたんだから、今更ちょっとやそっとの小賢しさを見せても結果は同じだったと思うけどねー。この期に及んで宿題の多さを理由に先延ばしにしようとしたり、本当に涙ぐましい頑張りが哀愁を誘いますね。ほれ、さっさとメンバー揃えていってらっしゃいだ。

 今週の最大の萌えポイントは、晩餐に招かれたけどちっちゃいからお子様椅子に座って食事するターニャちゃんです。本棚にも手が届きませんしね、ちっちゃいと大変ですよね。身長145㎝だとね(中の人の公式身長)。

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 ヴィーシャちゃんの中の人のお下がりをターニャちゃんの中の人に預けたらどうなるんでしょうね、第3話。中の人も育ち盛りだから……。ただ、お胸に関しては実はおいちゃんの方があるっていう噂も。

 3話続けて爆笑しながら見せてもらってるし、本当に楽しいんだけど、突き詰めていくと最終的に「ターニャ隊長可愛いです」しか出てこない気がしてちょっと困ってしまう。毎回彼女のピン芸を見せてもらってる状態だからな。今回もわずか30分の間に上げて落として上げて落としてを延々繰り返すという、笑いの基本に忠実な仕上がり。爆発オチも天丼で見せてくれるあたり、ぬかりなし。彼女が「上手くいっている」と思って口角を上げれば上げるほど、その後のオチが楽しみでしょうがなくなる。ホント、表情がいいんだなぁ、ターニャさん。圧倒的存在感を放つお目々の愛らしさと、歪んだ造形がメインの口元のアンバランスさが最大のチャームポイント。表の声と裏の声の一人漫才が合わさることで、彼女は世界にたった1人だけの幼女ヒロインになり得るのです。画面だけを見てると「幼女の日常を延々追いかけてるだけ」というとんでもない作品なんですが、それを合法的に動機付け出来てるのがいいところですね。ビバ、合法ロリ(中の人公認)。

 とはいえ、一応お話の方も進んでいるといえば進んでいるか。ほとんどダイジェストみたいにして彼女の気苦労が描かれるばかりなので背景世界についての理解は未だに追いついてない(というかろくに描かれてない)部分はあるのだが、今作の場合はそこはあまり大きな問題ではない。「魔法とは何か」とか「戦況はどうか」なんてのは、ひたすらターニャを苦しめるためだけに用意されたこの世界では些末な問題なのだろう。その辺は「終末のイゼッタ」と全く違う部分である。たとえ戦況が優勢になろうとも、どうせ存在Xの野郎の気分次第でいくらでもひっくり返るわけだし。適度にラッキー、そして圧倒的にアンラッキーなのがターニャちゃん。周りの人間達から見たら不承不承ながらも「神のご加護」で出世街道を駆け上がっていくターニャはラッキーマンとかワンパンマンみたいな不本意ヒーローに見えるのだろうが、ターニャ側からはそれが一切ラッキーに見えてないというのが面白いところだ。いや、汽車での旅路でのコーヒータイムは幸せそうではあったけど。この世界で10年生きていても、多分ターニャの求める平穏ライフって現代日本のそれがベースになってるよね。

 存在Xとの関係性は今回大きく進展した。というか、正直あんなにダイレクトに絡んでくるとは思わなかったのでびっくりした。存在X側からしたら、ターニャをこの荒れ果てた戦場に送り込んだ時点で割と満足出来るだろうと思ったのだが……元々「信仰の無さ」に対する罰則としての転生だったので、どうやら「信仰の芽生え」が訪れるまでは監視対象とされているらしい。神(仮)も案外暇だな。しかし、事なかれを望み、平穏な生活を送ることを望むターニャも、何故か信仰の話、存在Xとの対話となると頑なになる。そこは口先だけでも折れておけばいい気もするのだが、流石にこんなとんでもない人生を押しつけてきた元凶を許すことは出来ないってことだろうか。喧嘩を売るにはあまりに大きな存在なのだが、彼女の人生観に未だ神の居場所はない。業を煮やした存在Xは、もう面倒になったので「自動お祈り装置」を開発。飛田ボイスのマッドな博士の脳内を経由してターニャに押しつけた。これで半自動でお祈りタイムが訪れ、無信心のターニャも神にすがらずにはいられない……って、そんなんでいいんかい。やっぱり口先だけでどうとでもなるじゃねぇか。思いの外ユルいぞ、存在Xさん。

 ま、何事も形から、っていう考え方もありますからな。やってみることが大事、そして幼女であることが大事。結論:悠木碧は正義。すでに神になったことがあるおいちゃんが、神とこんだけ大喧嘩するのもどうなんでしょうね。

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 想像以上にアレな設定だった!! 第2話。「中身がおっさん」ってそういうことかよ。冒頭の駅のホームに「OVERLORD」の広告があったけど、まさかの異世界転生共演だったわけね。冴えないおっさんが魔王、そして、ちょっと冴えてるおっさんが幼女。世界は、おっさんの夢で溢れています。

 もうね、「中身がおっさんの合法(?)ロリ」という設定が、とにかく悠木碧ファンにはどストライクなわけでね。もう、見れば見るほどターニャさんたらおいちゃんそのまんま。「中身がおっさん」の状態で、実に打算的に自分の利を求めて行動し、その結果上層部の指示でロリッロリの衣装を着せられ、萌えボイスを作って大衆に媚びるという。誰か、隣に竹達呼んできて! 

 なるほどね、ラジオで「1話の話をわざわざ2話に持ってきた」と言っていたが、この設定について説明する前に、1話目で戦闘シーンを見せていたわけだ。掴みとしてはどっちがよかったかは分からないが、1話で散々ターニャの暴れる姿を見ていたおかげで、今回の衝撃が大きかったというのは間違いなくあるだろう。というか、冒頭の東京パートはしばらく「これ、何のアニメなん?」って呆然としながら見てたし。無駄に気合いの入ったおっさんパート。あそこが無機質であればあるほど、ターニャさんの生きる世界の血の通った様子が切実になってよいですね。

 また、「異世界転生」というとどこぞのカズマさんにしろどこぞのバルスさんにしろ「無能なオタク野郎」が流されることが(少なくとも現状のアニメでは)多いのだが、今回は鳥海ボイスの「デキる」サラリーマンが流されているのも斬新といえば斬新。まぁ、現代日本の社会においてはそこまで適合性の高い人物ではなかったようだが、凝り固まった信条は幸か不幸か転生先の世界でも充分に役立ったようで。安易に「現代日本を知ってるから知識で現地人を上回れるよ」なんて解決にしていないのはありがたい。まぁ、ぶっちゃけ「結局魔力に恵まれてたおかげで出世してるんだから、存在Xさんももうちょっとハードモード設定に調整しておけよ」とは思うのだが、「理論派堅物サラリーマン」から「武闘派不思議幼女」に移行するギャップの強さの方が楽しいので、その辺は神様も遊んでいらっしゃるのだろう。まぁ、単に幼女として飢えて死んでいくだけじゃ、世界を実感する暇も無いしな。

 効率厨だった前世の記憶を活かし、社会で上手いこと楽して生きる道を模索するターニャちゃん。上手いこと才能に恵まれ、周りを出し抜いて甘い汁をすする算段だったが、偶然が重なって進路は思わぬ方向へ。うわー、いいなー、世の男の子が憧れるヒーロー展開の方に進んじゃったもんなー。本人はひたすら打算を巡らせた結果みたいだったけど、普通に戦闘力が高すぎるからこういう結果になるのはしょうがないよな。まー、いくらなんでも帝国は幼女に頼りすぎだとは思うけども……。果たして、おにんぎょさんみたいな幼女がプロパガンダになったとして、どれくらいに国威発揚の効果があるんでしょうかね。

 さぁ、「プロローグ」が終わって、ここからがいよいよ本当の意味でのスタートか。すでに早見キャラとの出会いも描かれているし、あとはターニャさんがゴリゴリと罵詈雑言を吐き捨てながらロリババアの道を極めるのを見守るだけですよ。あらゆる台詞の後ろに鳥海ボイスが混じってると想像すると、もう、ターニャさんの台詞全部が面白くてしょうがないし、常にへの字口の歪んだ面相もイカしてる。オープニングとかエンディングもキマってるし、色んなところが素敵なアニメですよ。

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 なんてこった、第4話。まさかこんな事態になろうとは、誰が予想出来ただろうか……。

 というわけで、今回は中身云々ではなくて休止騒動について書くための記事立て。本作は、派手ではないものの割と良い部分が多くてけっこう楽しんでいた作品だったので、こうして予想外の形でミソがついてしまうのは非常に残念である。いわゆる「万策尽きる」事件は昨今では割と頻繁に発生するのだが、今回は1回総集編を挟んでごまかせるようなレベルではないということだろうか。いったん放送を終了させ、一ヶ月の後に仕切り直しというのは前例のない事態。一体どうしたことだろう。

 決して褒められた事態ではないが、ここで犯人捜しをしても仕方のないところ。ただ、やはり一視聴者としては「どうしてこうなった?!」というのは気になる部分である。本作の制作はアクタス。あの「ガルパン」で名を馳せたスタジオであるが、実はガルパン以降は一切元請けを担当していなかったスタジオでもあり、その他の業務形態も決して大きなものではなさそう。「ガルパン」の時にも総集編ラッシュや最終話の隔離などの事態は起こっていたが、残念ながら「またもや」という結果になった。普通に考えたら、今回の騒動はこのスタジオの地力の無さが原因と考えるべきだろう。

 しかし、なんとも不思議なのはこうして延期に至った理由の説明である。番組公式ページの謝罪文には「すでに放送・配信している話数において、本来意図していたクオリティと相違があることを強く認識した」という不可思議な文面が冒頭に記載されている。つまり、「5話が間に合わなくて落としました」ではなく、「4話までの時点でもお目汚し失礼」という謝罪なのだ。ただ、そうは言われても4話までの時点で特に不満に思うような映像にはなっていなかったと思うのだが。世の中にはこれよりひどい作画状態のアニメなんてそれこそ捨てるほど(捨てたいほど)あるのだし、何食わぬ顔で放送を続けても良かったはずだ。まぁ、書き方はどうあれ最終的には「5話目以降で万策尽きます」ということを何となく言い換えているだけだとは思うのだが、それにしても「この理由」で「実行に踏み切った」ことが不思議でならない。何故、昨今のアニメ業界はこうした醜態を晒してしまうのだろう。

 直近では、同様に悲惨な事態になった作品に「GOD EATER」があった。あちらは総集編の連打で何とか放送枠を維持しようと必死になったが、最終的には力尽きてしまった作品。まぁ、「ガルパン」も似たようなものか。「GOD EATER」はあからさまに「これは確かにスタミナ切れそうな作品作りやな」というのが分かりやすかったため、天下のufotableでも音を上げたか、と苦笑いしたものであるが、本作の場合、確かにCG戦闘はそれなりのパフォーマンスだったが、最終的にギブアップしてしまうような作品にも見えない。それこそ、なりふり構わず、品質を犠牲にしてクソみたいなばら撒きで解決する方法もあったはずだ。しかし、それでは駄目だというのが上層部の最終決定だったのだろう。謝罪の文面では謝罪対象がキャスト・アーティスト・販売店などにも及んでいることから、本当にギリギリで、関係者にも寝耳に水のレベルでの決定だったことが窺える。普通に考えて、テレビシリーズなんてものは放送枠の確保のハードルが一番高いわけで、そこに一ヶ月も穴をあけるというのは相当な覚悟でなければ下せない決断である(実際、開いた穴を埋める番組が決まっていない放送局もある)。そこに至ったスタッフの責任感というか、身を切る決断については、もちろん非難はあるだろうが、どこか評価したいという気持ちもある。

 基本的に、このような結果になってしまったことの責任はスタッフにあるわけだが、元を正せば現代のアニメ製作体制そのものが無茶苦茶なことが問題である。例えば監督、プロデューサーといった面々が恐ろしく短いスケジュールを提示されて「問題ありません、出来ます」と安請け合いするとか、そんな事態が起こったとはとても思えない。監督が決まり、スタッフを集めていざ作業を開始して、そこに上からあれやこれやの無理難題を押しつけられ、納期が狂ってしまったと考える方が自然だろう。そりゃもちろん、そうしたスケジュールを管理して何とか完成までこぎ着けるのも監督の1つの責任ではあるのだろうが、全てを個人の責任と見るのもおかしなことだ。そもそも制作委員会制度という商業モデルを形成した時点で、責任の全てはこの「委員会」の方にあるのだ(実際、謝罪文の名義はこの「委員会」である)。

 こうして無茶なタスクが日々生み出され続けていることの原因については、私のように素人でしかない消費者側は想像するしかないが、誰の目から見ても「アニメの本数が多すぎる」ことは明らかであり、業界全体のゆがみについて、供給過多なアニメ産業に原因を求めることは自然な流れだろう。どれだけ供給量を増やそうにも、産業に従事する人手なんてものは劇的に変わるはずもなく、この業界は慢性的な人手不足が続いているのだ。大手の制作スタジオならばありとあらゆる人脈を使ってなんとか「ごまかす」ことが出来ることは「SHIROBAKO」なんかでも見られた光景だが、5話以降、つまり残り7本以上の制作に関して「ごまかす」ほどの余力が、アクタスという会社には残されていなかった。これはアクタス単体の問題ではなく、おそらく業界全体が選択出来るパイの数の少なさに原因があるのだ。

 常々「アニメの本数は減らせよ」と思い続けている。今期、私は週に54本ものアニメを見ており、どう考えても頭のおかしな所業である。いや、私の頭がおかしいのはいいとして、これだけの数を投げ続ける業界の方だって充分イカれている。その結果が全体的なクオリティダウンだし、今回のような醜聞である。何故もっと健全な数に是正されないのかといえば、これまた推測だが、ゼロ年代半ばのアニメバブルの影響で、この関係業界に携わる人の数が増えすぎたのだ。業界全体が上げ潮の時期なら問題ない。資金が回収出来るなら、誰も彼もが業界に財を投じ、財を目当てに食いつく人間が増え、それをまかなうために製造業に従事する人間の数も増える(アニメで言えばアニメーターなどの職人さんである)。そして、一度増えてしまった「関係者人口」は、そう簡単に減らせるものではない。金を出す人間、アニメで食っていく人間を養うために、現行の商業モデルがすでに破綻しかけていると分かっていても、業界内部でこの車輪を止められる人間はおらず、必ずどこかでぶっ壊れるしかない。皮肉なことに、この「増えた人口」でも実際の製造業を担うアニメーターの数は追いつかないというのが、業界の最大のゆがみでもあるわけだが。この「レガリア」は、まさしくそうした「ぶっ壊れた業界」の破片の1つなのである。

 もちろん、作品はまだ終わったわけではなく、9月から仕切り直しになると言っているだけだ。繰り返しになるが、私は割とこの作品は好きなので、2ヶ月後に放送される(と思われる)5話を心待ちにすることにしよう。そして、今回の一件で冷や汗をかいたたくさんの関係者達、明日は我が身と怯える業界の人間が、少しでも環境の是正を考えてくれることを願うばかりである。私のように、「よかった、これで週に視聴する本数が53本の減るぜ……」なんて胸をなで下ろす可哀相な人間を、少しでも減らして欲しい。

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 BJ松wwww第11話。こんだけシリアスな話の後にあれはないやろ! と思ったけど、よく考えたら本編もギャグ以外の何ものでもないな。

 今週の話、何だったんでしょうかね。ラストに百樹と話すハザマで終わったから「おっ、もう1話続くんか?」と思ったら流石にそんなことは無くて来週は別な話みたいだし、結局何も解決してないままのエンディングである。別に百樹が逃げ切ってる、ということで構わないんだが、それだったら何でわざわざ自首して法廷に出向いて死刑宣告を受けたのかわからんのよね。逃亡犯でも脱獄犯でも警察が追うことにはかわりないわけで、今週の描写だけだと特に法廷で宝と争った様子もない。単に自首して、宝の無法を諾々と受け止めて、そしてそのまま脱獄、雲隠れ。どう考えても捕まるプロセスが不要である。あー、でも投獄中は澪さんと面会出来たかもしれないので、そのために一旦シャバに出てきたとも考えられるが……なんかよく分からん話だった。結局問題になった子安ボイスの重役も、あれだけ悪そうな顔した宝ものうのうと生きてるわけで、百樹の復讐劇は未完で終わってしまってるんだよな。手足を合計4本切り取ったらそれで満足なのかしらね。

 そんなうやむやなシナリオながらも、ギャグとしての勢いは前回までに引き続きかなりかっ飛ばしていて面白い。トップは文句無しで「屋上からオプションのワイヤーアームで降りてくる百樹」なわけだが、その前の車椅子特攻シーンなんかも割と面白い。このアニメって戦後のお話だよね……いや、現代だったとしてもおかしいんだけどさ。ちなみに、警察組織は様々な手塚キャラが夢の共演をしているのでそれだけで絵面が面白いのがずるい。雲名警部とか、まさかこんなところで顔を見るとはおもわんかったわ。「三つ目が通る」、久しぶりに読み直したいなぁ。

 まー、今回のお話の目的はあくまでもハザマが医学界に嫌気がさしてアウトローに変貌する契機を描いたものであるので、極論すれば百樹がどうなろうと問題じゃないんだ。確かにこれまでハザマは無免許で手術を行うなど、既に無法者ではあるのだが、はっきりと「表の医学界」に見切りを付けて「ブラック・ジャックスタイル」に身をやつすようになったのは、今回の百樹事件が決定打になった様子。そりゃね、殺人鬼の手術に立ち合って自分がキリングマシーンを作ったっていうだけでも結構なショックなのに、それを突き動かしているのが医者だったなんて事を知ってしまえば、もうそんな職場を信用しろって方が無理な話で。元々ハザマは「自分を助けてくれた医学に恩返しがしたい」という思いも強く持っていたはずだが、そんな純粋で強固な彼の目標をぶち壊し、闇外科医に落とし込むためには、今回の百樹のように常識の範疇に収まらない桁違いの「暗部」が必要だったのだろう。今後、ハザマは「百樹を生かし、医者を殺した」という十字架を背負いながら、表の医学界にそっぽを向けることになるのだろう。これもまたしょうがないことである。まー、原作では自分の事故の原因になった連中に復讐するところまで織り込み済みだったはずなので、元から人を殺したりすることにあんまり抵抗は無かったのかもしれないけどねー。

 それにしても、今回の事件で一番可哀相なのはぶっちぎりで澪さんである。結局何のフォローも無しなのかよ……。

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 あのびよーんハンドはやっぱり笑ってしまうやろが、第10話。めっちゃシリアスでサスペンスなことやってるはずなのに、いちいちおかしいんだよな。まぁ、元が手塚作品であることを尊重して、単なるサスペンスで終わらないようにしているんだろうけども。

 荒れ狂う百樹の怒り。前回の時点では「割とヤバい」くらいのテンションだったが、今回、第1の被害者である多野の殺害時に「実は事故が故意だった?」というとんでもない話を聞いてしまい、さらに多野の右腕が欠落したことに悪魔じみた運命を感じたことで復讐鬼へと変貌。車椅子状態から行動しやすい義足にスイッチし、ナイスプレデターっぷりを披露してくれている。いや、そんなにスムーズな移動が出来るなら最初から車椅子じゃなくて義足にしておけよ。まぁ身体的な負担が大きいんだろうけど、少なくとも現時点ではものすげぇ活き活きしてるから特に負担になってるようには見えないんだよな。

 動き出した百樹により、まずは「その髪型は毎朝自分でセットしているのか」でお馴染み宝先生が襲撃される。家に招き入れた時点では多野の事件が確定してなかったのでしょうがないとして、いくら怯えてるからって、昨日今日義足を付けて歩き出した人間にボコボコにされるのはどうなんだろう。あのびよーんハンドに動転して動けなくなってしまったのだろうか。確かにいきなりあんなもの見せられたら面白すぎてしばらくは判断力が鈍りそうではあるが、その後も機械の身体の百樹にいいように扱われ、見事左腕を切断されてしまう。名刀「百鬼丸」の切れ味ヤバいからな。大腿骨も一刀両断やからな。

 ハザマの手術によって一命を取り留めた宝先生だったが、襲撃のせいで心神喪失、眠り続けていたせいでご自慢の髪の毛もすっかり萎れて普通の美男子に。いや、絶対普通にしてた方が恰好良かったやん。普通にグリリバボイスが似合うイケメンだったやん。何であんな蟹ヘアーにこだわるんですか。それが手塚キャラの矜恃ですか、そうですか。とにかくイカレちゃった宝先生にはあまり有益な証言も貰えず、ハザマは独自の洞察でなんとか百樹の下へ。さて、お互いに壮絶な経験をして生死の境をさまよった者どうしではあるが……わかり合えるかなぁ。百樹先生、すっかり出来上がっちゃってるからなぁ。あ、でもハザマなら義手義足のギミックは全部知ってるはずだし、いざメカニカルバトルになったら情報面では有利かも。まぁ、常に日本刀がアタッチメントされてるなんてしらねぇだろうけどさ。

 次回予告の映像も非常にエキサイティングだし、どんなトンデモ展開になるかが毎週楽しみな作品になってきた。今回の一件が後のブラックジャックの人生観を左右することに……なってるかなぁ。ハザマの野郎、割と平気で変なギミックのついた義手義足付けたりするよな。

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