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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 正直、ハレルヤはワンチャングッチョ本人が歌ってくれるんじゃないかと思っていた、第20話。なにしろ中の人が天才アドリブシンガーだから……まぁ、歌われたら歌われたで困惑するし、プッチ神父の性格からしてそんなん絶対許さないだろうけども。

 というわけでカオスほとばしるヨーヨーマッ戦の決着。もう、何がどうなってるのかさっぱり分からないし、作者本人も分からせるのを放棄してる感があるのはどうしようもない。ここまでのジョジョといえば、一応「何が起きてるかよく分からんけど、少年漫画的お約束に照らし合わせればきっと荒木先生はこういうのがやりたいんだろう」くらいの範囲で収まっていたのだが、この辺りからは流石に「荒木先生? ……荒木先生??」みたいになってくる。特にこのヨーヨーマッ戦の場合、曲がりなりにも敵スタンド側がルールを設定し、それなりに「頭脳バトル」っぽいことをして謎解きを挑んでいるにも関わらず、ヒーロー側があからさまに「そんなこたぁどうでもいい」と発言してちゃぶ台をひっくり返しているのだ。元々「囚人を主人公にした不良漫画」みたいな意識はもしかしたらあったのかもしれないが(それは5部のギャングたちにも言えたことだが)、流石に「社会的に悪」とか「モラルがなってない」というレベルを超えて、「漫画のお約束的にアウト」まで行くともうどうしようもないだろう。そうして何もかもをぶっ壊した試合のマッチメイクが、よりにもよって謎生物のヨーヨーマッだったわけだ。まぁ、もしかしたら「こんだけキモくて訳わからん奴が相手だったら、何しても許されるやろ」という目算があったのかもしれませんけどね。

 というわけで、今週の感想まとめは「ほんとにキモかったな、ヨーヨーマッ」です。いやぁ、さすがは勝平ちゃんや……このイカれた空気感をそのまんま発揮できるキャストってのはなかなかおらんよ。猿役をこなし、今回はカエル役(?)もこなせました。いったいどこへ行かれるのですか(ドミネ・クオ・ヴァディス)。

 そうしてアナスイ・徐倫・ヨーヨーマッの3人がショートコントみたいな戦いを繰り広げる一方で、全責任を(アナスイに勝手に)背負わされたFFはいよいよ重大な局面へ。瀕死のDアンGを巡り、ついにホワイトスネイクの正体が明らかになったのである。まさか、このゆっくりしたアニメの展開でもイヌブラザー(ブラック)の正体より先にホワイトスネイクの正体が判明するとは思わなかったわ……。

 さぁ、改めてシリアスに戻ろう(?)。ここからが第2クールのクライマックスだ。

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 スロットルレバーでございます、旦那様、第19話。どうでもいい台詞を逐一脳に叩き込まれたヒデェ作品だが、この一言も生涯忘れることのない絶大なインパクトを持っていたのだよ……アニメ版、その辺はだいぶ親切になってよかったなぁ……(つまりあのインパクトは原作リアタイ組だけの特権とも言えるな)。

 さて、いよいよ「緑色」へと進んだわけだが、ここからはもう、「スタンドですら無い」と断言されており、かといってDIOの力ってわけでもないし、もちろん神父の力であるはずもない。一応の理屈としては「DIOの骨にスポーツマックスのスタンドが作用し、何らかの目的意識が生まれた。普通の人間や生物なら喰らうだけのゾンビに成り果てるが、天下の吸血鬼、DIO様は千載一遇のチャンスでもって、自らの存在を復活させるために動いた」と解釈することもできるのだが……でもこの後でDIOらしい意識が介在することもないしなぁ。「何で緑色が生まれたんですか」と聞かれたら「たまたまです。もしかしたら風水的に方角が良かったのかもしれません」くらいしか答えようがない。

 おかげで、前半の「植物になっちゃうのくだり」は本当に何の理屈もない。この植物化能力は今後全く登場しない概念であり、孵化した「緑色」は今度はまた別な能力(そちらは一応スタンドに分類されている)を使い始めるし、本当に「孵化するための気まぐれ」としか言いようがない。そういや別な悪役は「植物のような」精神を持っていたりもしたけど……関係ないなぁ。まぁ、とにかくそんな一時的なハプニングに徐倫たちが振り回され、おかげでアナスイは徐倫との距離を縮められませんでしたとさ(いや、だいぶ仲良く見えるが)。

 この懲罰房編の締めくくりとなる展開のはずなのだが、残り2名のスタンド使いの扱いがアレである。なんとまぁ、グッチョのCVがまさかのヒロシモノ……。こんなところで使うんかい、という気もするし、確かにジョジョの世界観だとここで使うしかない気もするし……いや、ジョジョファンだったらスタンド使い役で出演できりゃ何でも嬉しいですけどね……いやぁ、流石にグッチョはなぁ……。そんなグッチョにはめられた(??)DアンG役はあまりの低音イケメンボイスにビビっちゃう竹内良太。まぁ、何しろ「戦士風」の男ですからね。イケボじゃないとダメですよね。我々、リアタイで読んでる時に「あの珍妙ないでたちを『戦士風』だと思うのは荒木先生だけだと思う」ってんでひとしきり盛り上がりました。実際、なんであんな格好で独房に入れられてたんだよ。ちなみに矢印型の鉄兜はヨーヨーマッとおそろいなので、もしかしたら承太郎の帽子みたいに生体融合しちゃってるパーツなのかもしれません。取ろうとすると意識を失ってても殴りかかってきます。

 そんでヨーヨーマッである。何故冒頭の台詞がインパクト抜群だったかというと、週刊連載の際には、赤ん坊争奪戦で一騒ぎがあった後、「よし、ここから出るぜ!」みたいなところで1話が終わり、翌週、「さぁ、どんな展開になってるかな?」って思って読み始めたら、いきなりスタートページから、ボートの解説をするヨーヨーマッの「スロットルレバーでございます、旦那様」だったのである。前の週に、影も形もなかった全く意味のわからない生き物(生き物なのか?)が、平然とアナスイの言うことを聞いてコミュニケーションをとっているところから始まり、「誰こいつ!? 何こいつ!? 何が起きたの!? 1週読み飛ばした?????」と大混乱したものだ。まぁ、そこから読み進めると、その後で出会いのシーン(緑色をパクゥしてるところ)が描かれ、「なんかよく分からんけど敵スタンドらしい」ということは理解できるのだが……当時は本当にパニクったもんである。アニメ版では当たり前だが時系列が整理されており、その辺はわかりやすくなってて良かったです。何? 1つも分からんとな? Don’t think. Please feel.

 そして、ドラゴンズドリームに続いてヨーヨーマッも本体とは別声優を当てている。まぁ、竹内さんにやらせるのは流石にどうかと思うのでそれでいいのだが、何故またここでKAPPEI YAMAGUCHI……なんとまぁ、重ちーがこんなところで生まれ変わってしまった。まぁ、似たような体型だからね……勝平ちゃんは確か3部でフォーエバー(オランウータン)も担当しており、なんとこれで人生3回目のスタンド使いである(いや、今回はスタンドそのものだけど)。面白かったらこうしてガンガン起用しちゃう製作陣の気持ち、とてもよくわかる。

 

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 あーあ、これで6部最萌えキャラが退場か……第18話。もちろんケンゾーじゃねぇぞ、ドラゴンズドリームだからな。今回もかわいかったですよね。「78歳のオマエ……」とか「ラッキーカラーはセルリアンブルー……なんだけどサァ」とか、大好きだったセリフがチョーさんボイスで聞けたので僕は満足です。

 ということで、ケンゾー&ドラゴンの魅力については先週時点で散々語ってしまったのであまり書くことがないんですが、今週ふと心配になったのは、「麦さんはどういうふうにキャラのディレクションを受けてこんだけの完成度になってんだろう……」っていう部分ですかね。キャストのアフレコ台本だけで、ここまでケンゾーらしいケンゾーって作れるんだろうか? そもそも荒木節が台本に書くには珍妙すぎるスタイルだけど、これだけ厳密に再現されてるってことは絶対にそのままの状態でホンが書き起こされてるってことなんだよな。「じゃネェ」じゃなくて「じゃぁネェ」で書かれてるのは確実。きちんと原作を知らないキャストにもやってもらうだけの文字列を書き起こすの、結構神経使う作業だよなぁ。まぁ、実は麦さんがジョジョを読んでたという可能性も無くはないが……流石に無い気がするしなぁ……「こういうキャラなんで、原作読んどいてください」ってコミック渡すのもそれはそれで地獄な気がする。ジョジョを身体に馴染ませる最善の方法は1巻から読んでもらうことだろうけど、80間近のおじいちゃんにジョジョのコミック渡すのもどうかと思うし、「該当箇所だけ読んでもらえばいいですよ」っていうのも地獄だし。声優さんって大変ですよ。あ、チョーさんは全巻読んだ上でやってください。それくらいのクオリティだろ、このドラゴンはよ。

 というわけでこの2人がわずか2話で退場する贅沢な布陣なわけですが、退場する流れ……想像以上にヒドかったわね……いや、本当に忠実な原作再現なんですよ。あれだけバチバチの(文字通りにバチバチしてた)バトルが終わり、「相打ちか!?」→「いや、ケンゾーが生きてる!」→「が、そのおかげでFFも生きてる!」→「無敵の風水の標的が今度は徐倫になっちゃったぞ!」という怒涛の展開にもかかわらず、それに対処したアナスイの所業があまりにも酷すぎるという。完全にガチッとスイッチを回して「こっからギャグです」っていう切り替えが急すぎるんよ。そんで、そのギャグが気持ち悪すぎるんよ。アニメスタッフ、本当にいい仕事してるんだ……。

 ちなみに、色々とひどいシーンが多いお話でしたが、原作での最推しカットは「ホースの蛇口のところに寝てるドラゴンズドリーム」です。かわいい。

 

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 最強ジジイコンビキタコレ! 第17話! いや、チョーさんをジジイ呼ばわりすんのは失礼かもしれんけども……でも、やっぱ「ジジイ声優」の代表の1人だと思うんですよね。

 ぶっちゃけ、先週からもう「ケンゾーの中の人は誰なんだろう」ってのはすごく気になってて(あえてネタバレは見なかった)、その候補の中にまさに麦さんがいて、そしてチョーさんがいたんですよ。あの元気の良さはチョーさんもしっくりくると思ってたけど、正解は麦さんの方。奇しくも、今調べたらなんとまぁ、ケンゾーと同じく御年78歳!! 元気のいいジジイだぜ……。麦さんのすげぇところは、私が声優にハマって真面目に見始めた頃から、既にジジイだったんですよ。「月詠」の爺さんとかさ。それで、20年経った今でも変わらぬジジイっぷり。ほんとにお元気で素晴らしい。

 そしてもう1人・チョーさん。ドラゴンズドリームは割と珍しいタイプの「めっちゃおしゃべりなスタンド」なのだが、これまでの「喋るスタンド」の例を考えると、例えばチープトリックとか、あとはまぁ、ホワイトスネイクスタンド体とか、だいたい本体と同じキャストが務めるのが通例だったが、スタッフもきちんと分かってらっしゃる。あのドラゴンズドリームの小憎たらしいかわいらしさを見せるためには、やはり別な声で喋ってもらったほうが「それっぽさ」が出るだろう。そこで麦さんの相方を任されたのが、なんとまぁ、チョーさんである。2人合わせてもトータル5文字という超絶短いキャストロールが見どころ。マジで綺麗にイメージ通りの見事なドラゴンズドリームでした。かわいいよなぁ。

 さて、そんなベテラン2人の愉快な掛け合いも素敵な回だが、相変わらず「何が起こってるかさっぱり分からん……」という原作の謎すぎるギミックを必死に画に描き起こしてくれるスタッフは本当にお疲れ様。ドラゴンズドリームの色味とか、ケンゾー(とFF)のニュルニュルした動きとか、「あぁ、こんな感じだったんか……」とこれも20年越しに納得できた感がある。まぁ、スタンド能力とかについては何も納得はないのだが……原作を知らない人のために確認しておくと、大丈夫ですよ、原作読んでても良くわかんないですからね。ご丁寧に「数滴の水で溺れ死ぬ!」って自分で言ってんのに、その数滴で死体がブクブクになる意味がわからへんねん。でもまぁ、ほら、人間って自分がカタツムリだと思い込んだらカタツムリに変形していくわけじゃん? なら、自分が溺れたと思った肉体が勝手にブクブクになるのも納得できるってもんでさ。つまりこの戦いは後の能力への壮大な伏線だったんだよ!(ナンダッテー)

 あとはまぁ、こうして「運命を指し示すだけのスタンド」ってのも探してみれば類例はあるもので、ローリングストーンズなんかも「ただ知らせるだけ」にプラスαの能力だし、見方次第ではポコロコの「ヘイ・ヤー」だって同じカテゴリに入るかもしれない(あれはマジでなんもしてなかったらしいが)。ドラゴンズドリームの場合はいろんなオプションが付いていて運命についてのケアが手厚いのだが、「勝手に相手に教えてあげちゃう」とかいうよく分からないデメリットも持っている。「オレ中立」なわけだが、普段は特に仲良くしてるわけじゃないんでしょうかね。スタンドとお話できれば退屈な独房内でも気が紛れそうだ。

 あと、何気にアナスイと徐倫の初対面(厳密にはにどめまして)も重要なファクターか。すごいよね、最初の一言でのきれーな「何言ってだコイツ」感はまさにアナスイ。でも風水とか知ってるから意外と物知りでもある。繰り返すが、あいつ、最終的には主人公パーティーの中では常識人寄りのポジションだからね?

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 で、出た〜〜! 骨ころころいじり奴〜〜〜! 第17話。訳のわからんキャラが大挙するこの6部においても屈指の意味不明さを誇るキャラクター、それが「なんか骨見つけたもんだからコロコロいじってたけど、気になって持ってっちゃう囚人」(通称「小男」)である。サバイバー環境下であんなちっぽけな骨に興味を持つ意味が分からん(何であんなとこに骨が転がってたのかも分からんが、こればかりは骨の気まぐれなのでしょうがない)。アホみたいにコロコロして遊ぶ意味も分からん。ほんで最後に持ってく意味も分からん。髪型がしげちーなのも分からん。分からんづくしの謎のモブである。あんな奴でもわざわざウルトラセキュリティ懲罰房に入れられてたってことは、きっとすげぇ悪いことしてんだろな……。

 というわけで、どんなモブでも、どんな些細な一言でも気になっちゃうのがストーンオーシャン。今回はがっつり1話使ってのウエストウッド戦である。でもまぁ、プラネットウェイブスは能力自体が割とシンプルなので、バトルにそこまで驚くような要素は無い……はずなのだが……クッソ地味なはずのグラウンドでの関節技展開でここまで胡散臭く、ド派手に描ける漫画家もなかなかいないだろうよ。ウエストウッドは「看守なんだゼェ」ってんで締め技についての造形が深かったらしいのだがアメリカの刑務所ってがっつりとプロレステクニックを叩き込まれるものなんでしょうかね。犯人確保の時にヘッドロックはあんまり使わない気がするんですが……。犯人にタマキン掴まれないように気をつけなきゃいけないしね。

 地味なんだか派手なんだかよく分からない激戦、今回も異様な盛り上がりを見せたのは原作と同様であるが、やはりウエストウッドの珍妙なテンションが最大の見どころと言えるだろう。中の人である間宮さんのお仕事が本当に絶妙で、こんな末端の雑魚キャラのくせに、荒木節での発声がめちゃめちゃ様になってるのはすげぇ。荒木節のイントネーションって大抵はどんな台詞でもギャグになりがちなのだが、ウエストウッドは最初から存在がギャグみたいなもんだってのもあるが、そこに上乗せする大仰な台詞がいちいちツボるわ。あまりに盛り上がっちゃうもんで徐倫がラストに「決着ゥゥゥゥ!」なんて柄にもない大声あげたりするしね(サバイバーの影響なんだろうけども)。「格闘漫画ジョジョ」としてはトップレベルのバウトなんですよ。あ、一応次の試合も「格闘」ではあるんですが……そっちは珍妙さの方が勝るよな。多分、この頃の荒木先生は何らかの理由で肉弾戦を描きたかったお年頃だったんだろうね。

 ちなみに、ウエストウッドが後ろ手に目まで瞑って徐倫を挑発するシーンで例の骨遊びモブが登場するのだが、原作漫画だと遠くの方に奴が登場する謎のコマで、完全にセクシーポーズでイキかけてるウエストウッドの様子がめちゃくちゃ面白いので、是非確認してほしい。当時は1コマ単位で爆笑してたものである。

 

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 ほんでソニー・リキールって誰ェ?! 第15話! いやぁ、悔しいなぁ。一応六部くらいまでならどんな端役でも名前くらいは覚えてる自信があったのだが……あいつに名前があること自体全く認識してなかった。一応本誌情報だったのかしら……畜生。ちなみに、確認のためにググったら専門のページまであってワロタ。ジョジョはデータ検索が楽でいいや。

 いやぁ、やっぱおもれーわ、懲罰房棟編。本誌連載時に「意味わかんねーよ!」と必死に突っ込んでいたあの記憶がアニメでも鮮明に蘇る。今週は割と作画も良かったし、いろんなシーンが「輝いて見えるぞっ!」。とはいえ、ひとまずスタートはスポーツマックスの記憶から。スポーツマックスってさ、どれくらい自分のスタンド能力を活用してたんだろうね? リンプビズキットのゾンビってあんまりコントロールできるイメージがないので、彼自身もそんな能力を持て余してた気もするんだけどさ、でも神父から「能力とりあげるゾッ!」って言われて嫌がってたってことは、日常生活でそれなりにありがたいと思ってたはずなんだよな。ムカついた奴を暗殺する道具とかに使ってたのかも。そのために毎日真面目に剥製も作ってたわけだしな(墓地に行けばそれで事足りたとは思うけど)。

 そんなスポーツマックスの記憶を見て、徐倫は一人懲罰房棟へ。そしてその事実を知らされたエンポリオとFFはなんとか後を追おうと四苦八苦。その結果出会うのが、いよいよ登場、ナルシソ・アナスイさんである。アニメ版のCVは浪川社長。かつてゲーム版でジョルノを担当したこともある、由緒正しき黄金の血筋。彼がかつて「裸王」の二つ名をほしいままにしたことを思い出すと、アナスイの変態ルックもなんだか馴染んで見えますね(?)。ダイバーダウンも初お目見え、そして「祝福しろ、結婚にはそれが必要だ」。これまた子持ちで不倫騒動を起こした浪川社長としっくりきますね(????)。まぁ、中の人いじるのはこれくらいにしといたろ。エンポリオに「ウェザーが抑えてないと何するか分からないんだ!」と言われたアナスイさんですが、最終的には立場が全く逆になってウェザーに大暴れされちゃう未来を、僕たちはまだ知らない(多分、荒木先生も知らないんじゃないかな)。メンバーの中では「単なるいいあんちゃん」くらいで終わるよな、アナスイ。ちなみに発音のイントネーションはフラット。うちらの仲間内では連載当時から「ア↑ナスイ」って呼んでた気がするのでちょっと違和感。

 まぁ、そんな彼の出番はもうちょい後なので、いよいよ懲罰房に入っていこう。DIO様とプッチ神父の昔話、DIO様はわざわざ「1985年」って西暦まで言ってたけど、時代背景を考えると神父と話してるのがどんだけ最近でも80年代のはずなので、「ついこないだ」って言えばよかった気がするんだが? いつ会ってる設定なんだろうか。「最弱のスタンド」という珍しい認定を受けたサバイバー。スタンド能力としての発想はすごく面白くて、この辺りが荒木節の真骨頂って感じがしますね。丁寧に脳内の電気信号の解説してくれるDIO様が親切だ。まぁ、話してる内容と実際のスタンド能力がだいぶ違う気もするんだが、そこはDIOだって全部使って試したわけじゃないだろうからしょうがない。DIOと話してる時の神父の口調がすげぇ穏やかで「本当にいい友達だったんだろうな……」って思えるだけでしみじみしちゃう。

 さぁ、そんなわけで愉快なファイトクラブの幕開けだ。ソニー・リキールさんと一緒に房の巡回をしていた男。ヴィヴィアーノ・ウェストウッドさん。「登場時にどう見てもスタンド使いじゃなかったキャラ」ランキングでは最上位に食い込むくらいにモブ臭い顔で出てきたのだが、見る見る表情が豹変し、いつの間にか「作中ではもしかしたらフィジカル最強かも」くらいの存在感を放つようになる男。小さな諍いから殺し合いまで発展するサバイバー劇場の「こういうどうしようもないタイミングってあるよね……」みたいなあるある感も愉快だが、決め台詞となる「ファイトクラブだぁ!」が素敵すぎて応援したくなっちゃいますよね。なんでこいつの能力がよりによってザ・大雑把の極みのアースウィンドアンドファイヤープラネットウェイブスだったんでしょうね。神父もさ、「閉鎖された懲罰房棟での戦闘」になることはわかってんだからもうちょい能力厳選すりゃよかったのに。どう考えても「なんでこの四人やねん」っていう組み合わせだしよ。まぁ、ケンゾーは生まれ持っての能力だから別にいいんだけども。ちなみに囚人解放シーンで既に全員が登場してますね。絶対に武器持ち込み厳禁の刑務所の、一段とセキュリティが厳しいはずの懲罰房で、どう考えても凶器にしかならない謎の鉄兜をかぶってるDアンGでいちいち笑ってまう。

 

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 ようこそ決死のジャングルジムへ! 第14話。ちなみに左記の文面は私の創作でもなんでもなく、ジャンプ連載当時に作品冒頭に掲載される、いわゆる「アオリ」と呼ばれる文面の一部です(正確かどうかはわかりません)。当時リアタイで熱狂していた僕たちは、この明らかに荒木先生じゃない編集者が考えたであろうよく分からない文句にまで一喜一憂(主に一喜)していました。もう、編集もわけわからんようになって適当な言葉入れてたんだろなー、みたいな。10年以上経ってもまだ覚えてるあたり、やっぱり当時はすごく楽しかったんですよ。

 というわけで、決死ではあるがジャングルジムではない対決。エルメェス最大の見せ場であり、ぶっちゃけ、ここから先は彼女の存在感はフェード気味。まぁ、アナスイやらウェザーやら、男連中の存在感が増していくし、しばらくは懲罰房編なので他者の介入がなくなっちゃうからしゃーない。とりあえず彼女がわざわざグリーンドルフィンに潜り込んでまで果たそうとした悲願の復讐劇なのだ。無事に達成できたのでひとまずのエンディングといったところだろう。

 スポーツマックスの操るリンプビズキット。「死体を」「透明で」「血に飢えた」「ゾンビに変える」というだけでも割と情報過多で訳のわからん能力なのに、さらに「ゾンビは上も下も関係なくなる」とかいう謎設定に加え、最後には「自分自身をもゾンビに変える」というウルトラCを披露。死後も残って効果を発揮するスタンドってのは厳密には3部のアヌビス神から存在はしているのだが、4部ではチープトリックという変種が生まれ、さらに5部ではそのこと自体が武器となるノトーリアスが登場してだいぶ「当たり前の存在」になっている。ただ、このリンプビズキットに特徴的なのは、残っているのがスタンドだけでなく、スポーツマックス本人の意思も含んでいるという部分。厳密には「スタンドが復活させたゾンビに意思がある」というべきなのかもしれないが、うまくやれば死をも超越したとんでもない存在になった可能性があるわけで、実は神父が探していた天国の答えがこの辺にあった可能性もあるんだ。

 まぁ、残念ながらドブ水まみれのゾンビでは神父も満足はできないだろうし、その能力を「DIOの復活」という形で使うことになったわけだが、その顛末としてDIOの骨がどうなるかというと……もう、意味不明の極地よ。ここから先の展開、正直これまでのようにディティールまでは記憶に残ってない。だって、記憶が繋がるような連綿性が無いんだもん。まぁ、とにかく荒木先生が一番やりたいことをやり続けるライブ感をお楽しみください。いや、一番やりたかったのがこの後の展開なのかよ、という気はするが……。

 そう考えると、一応仲間との連携も含めてそれらしい頭脳バトル(?)を繰り広げるのはこのキッス戦が1つの節目と言えるのかもしれない。これまで特定の決め台詞が用意されてなかったエルメェスに一回限りの「グロリアラッシュ」をやらせて「あぁ、ジョジョを読んでるわぁ」という達成感へとつなぐサービス精神はお見事。マジで「これもこれもこれも」には爆笑したんだよなぁ。少年漫画のお約束をこういう形でパロディにしていくってのは荒木先生にしては珍しいやり口かもしれないな。ラッシュシーンが最大の見せ場として機能しているうちは、何やっても大丈夫よ。

 そういやFFの治療シーンとか、やたら丁寧に描いてくれてたけどアニメスタッフは多少なりとも納得しやすい形で筋を進めようとしてくれているんだろうか。もう、細かいこと気にせんでもいいぞ。どうせこの先は何やっても焼石に水だから(繰り返しますが、嫌いじゃないんです。むしろ大好きです)。

 

 

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 うっかり28言っちゃうとこ好き、最終話! よりによって偶数言っちゃうって、やっぱり焦ってたんやろな……多分俺が同じ状況だと……多分51あたりを言ってる気がする。

 というわけでとりあえず今回はここで幕引き、ラストにスポーツマックスが汚い方の小山さんであることが明かされたり、当たり前の話だが次のクールのことは色々決定済み。どうやら配信のスケジュールは決まったらしく、テレビ放送も順次始まる流れっぽい。だいたい1年で1クール進行なのかな? だいぶ生殺しの期間が長いのだが……まぁ、焦ってもしょうがないので堅実にやってもらうほかない。ここまでアニメ化を待ち続けた年月を考えれば大した問題じゃないさ。

 そして、節目となるはずのこのタイミングでヘヴィーカオスが訪れるのも6部の特徴。加えてお約束とはいえオープニングが単にやかましいだけのアレンジまでかまされており、カエルが降らずともだいぶお祭り騒ぎである。連載当時もそりゃぁすごかったからな。「もう何でもありやんけ!」って、すでに6部開始後から何回も叫んでるセリフが、今回の短いエピソードの中だけでも確実に2回は飛び出すことになり、よりにもよってウェザーリポートとホワイトスネイクという、作品の中核をなすスタンド能力に関してのツッコミである。

 かたやウェザーは「天候」という大雑把なくくりの中にカエルを含んでしまった。これで、やろうと思えば屋外戦なら狙って好きなものを降らせることができるということになる。まぁ、広域能力なのでなかなか自分に有利に運ぶのは難しい性質だが……実際今回も敵味方の区別なしに無差別攻撃になったし。肝心のサヴェジガーデンにとって一番ハードな状況だったはずなのに、何事もなかったかのように「降り注ぐカエルの間を縫って」で処理されてんのほんとずるい。スネイク相手にカエルを降らせるというお遊び要素はある程度考えた上でのシナリオなんでしょうかね。さらにこの後にナメクジ……じゃなくてカタツムリも出てくることになり、これぞ見事な「三すくみ」の図。単に荒木先生がこの時期に爬虫類とか描きたかっただけという説もある。「味もみておこう」ってヤドクガエル食べて死んでなくてよかった。ちなみにアニメ版ヤドクガエルはあまりに鮮やかなブルーだったもんだから「そんな色あるかい!」と思ってググったら、割と鮮烈に青い「コバルトヤドクガエル」ってのが普通にいた。カエルすごい。

 そんな無茶をかましたウェザーに対し、ホワイトスネイクも無茶で応える。何しろ「10メートル飛んだ後に弾け飛ぶためのディスク」である。意味がわからない。スタンドでもなんでもない。もう、とっとと徐倫たちの頭にそれを埋め込んで破裂させてしまえば後腐れもなにもないだろうに。この「ディスクの中身はなんだろな、なんでやねん」問題はこのあともしばらく尾を引くことになるわけだが……まぁ、超強い催眠術くらいの認識で受け入れるしかないんだよな。カエル程度の知能の生物にも作用するのって地味にずるいよな……。

 こうしてみると2人して無茶苦茶やってんのに「このあともっと無茶苦茶するから気にするな」という方向でフォローできちゃうのずるい。そして、そんな無茶状況に対応するための徐倫もやっぱり無茶。ねぇ、多分人類だったら誰しも「カエルでネットを編もうが落ちてくる衝撃は同じなんだから、結局カエルとカエルがぶつかって弾け飛ぶだけでは?」って思いますよね。俺だってそー思う。誰だってそー思う。でもいいじゃない。6部だもの。

 素数を数えて次の話数を待っていましょう(次は13話だ)。

 

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 血ぃ出すぎじゃない? 第11話。まー、室内が大変なことになってるんだからたっぷり出血するのもしょうがないのかもしれないが、あんだけダバダバ出てたら沸騰とか以前に失血死してるやろ。

 ま、ジョジョ世界に健康面での心配してもしょうがないんだけども……最終的にウェザーに向かって「あんたは血まみれすぎて看守がびっくりするから」って徐倫が単身乗り込むことになってたが、ここまでの顛末からしたら徐倫も血まみれ具合はどっこいどっこいだったと思うのだが。全てが勢いで処理される奇怪な頭脳バトル風漫画、それがストーンオーシャン。

 今回はラングラーの後編ってことで、ぶっちゃけ言いたいことは先週分の感想で全部書いてしまった感があるのだが、やっぱり小林親弘ラングラーが良すぎるというのが一番かな。感情をぶつけるタイプのキャラは割と珍しい役者で、彼の声に激情が乗る時って大抵はめちゃめちゃヤバい時、つまりアニメの最大の見せ場なのだが(杉本然り、レゴシ然り)、ラングラーはたった2話しか出てこないキャラで、その結末は本当にしょぼいのでさっさとクライマックスっぽい叫びをあげる。この叫びがまた本当に三下っぽさが出てて面白いんだわ。毎度「ジョジョ声優って大変だよな……」とばっかり思っていたが、これ、もしかしたらやってる方はめっちゃ楽しいのかしれん。

 そしてクライマックスとなるのはむしろバトルの趨勢よりもラストシーンのプッチとの邂逅か。「ラスボスをどこで認識するか」ってのはシリーズ中でもいろいろと工夫のしがいがあるところで、最初から最大級の悪だとわかっていたディオ(1部3部)、四天王みたいな構造の一角が最後に持ち上がるカーズ、足跡を追いかけることが最大の焦点となった吉良・ディアボロと、結構バラエティに富んでいる。そして今回のプッチの場合、この半端なところで顔合わせを果たし、ラスボスだと特定されるのはまだしばらく先。その間、プッチ側からは一方的に徐倫が怨敵であると分かっているという不均衡が発生する面白いシチュエーションだ(ちなみに7部のラスボスは割と序盤から登場しているとはいえ「どないやねん」な感じがあり、8部も最後までいっても「何でお前がラスボスやねん」感がある)。

 来週から繰り広げられるプッチはプッチで苦労してる感があるすれ違いバトルもいろいろと見どころですな。まぁ、今期は次回で最終回のようだが……無難な着地点かね。2クール目の展開はもうカオス増し増しになるなぁ……。

 

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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