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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「この中に1人、妹がいる!」 3

 今期8本目のラノベ枠。すげぇ量だな。そしてこのタイトル、もう、わざわざ観ずとも大体の内容が想像出来てしまうという。これ、歳がばれそうだけども見た瞬間に嘉門達夫の声で再生されるよね。

 でまぁ、予想通りというか、予想を超えてきたというか。これ、多分10年前でも「今更かよ」って言われる中身だよなぁ。この手のラノベに何を期待してるんだ、って話だけど、一番やるせないのは萌え要素として受け入れられない気がする部分。最初に出てきた黒髪の子、明らかにおかしいやろ。っつうか、登場キャラが全員痴女だろ。ラブコメ標榜するなら、もう少し出会いから発展させて関係を作るとこからやろうよ。全員スタート段階からご執心状態じゃ、名実ともに単なる「ハーレムもの」じゃん。しかも、あんまりこれうらやましさが無いよ。だって、怖いもの。「え? なんでこいつこんなに迫ってくんの? 正直引くわー」ってなるじゃん。ひょっとして主人公が知らない裏でデスゲームでも繰り広げてる設定なんだろうか。「見初められなかった生徒は全員死んでもらいます」みたいな。それなら1話目の展開も納得出来るけども……

 「伴侶候補と思われる一群の中に、実は妹が紛れ込んでいる」っていう設定も、今のアニメ設定の中じゃ普通も普通。そもそも血縁があるって明示されてる純正の妹だって迫ってくることが既に様式美として確立しているわけで、「もう、知らずにくっついたんだったらそれでもいいじゃん」っていうくらいのハザードレベルの低さ。「多数の候補者の中にジョーカーが紛れ込んでいる」ことを除いてしまえば、もうこの作品にオリジナリティは欠片もなくなる。いや、そもそもあったとしてもオリジナリティは無いけども。かつては関係者13人全員が妹だったこともあるんだし、「おねがいツインズ」なら妹ヒット率はなんと5割。あのときの麻郁君と比べたら、こんなミッションなんざ屁でもないのである。

 そして、ヒロイン配置についてももう少し馬鹿馬鹿しいことをしてくれるのかと思ったら、エンディングを見る限りでは5人ぽっきりで意外に少ない(いや、「妹=13人」という謎の定式をインプットしているせいだと思うが)。しかも、その5人の中にはどう考えても興味がなさそうな生徒会長・副会長なんて通りすがりまでカウントされている。そもそも生徒会長って3年生がなるものなんだから、高校2年の主人公の妹はあり得ないのでは……(細かい設定はしりません)。

 結局、これって設定云々は興味を引かれないので、あとはなし崩し的に「ひたすら迫られるというリア充主人公の面白くもない私生活を観るだけのアニメ」になると思われる。「To lOVEる」と同じ、と言われればそうかもしれないが。……いや、違うだろうなぁ。全体的にヒロイン勢が萌えないしなぁ。これ、見続けてるうちに好印象を持つようになるんでしょうか。ひょっとして、そのうち伏線回収して手がかり集めて、消去法によって学園中の女生徒からたった1人の妹を限定するっていう本格モノにするんだったら面白いかもしれない。「実は、ここにいる13人が全員妹だったんだよ!」「なんだってー!」

 まぁ、この手の作品について真面目に突っ込んだり文句言ったりするのも詮無いことですしね。ただ、1話目で期待するようなパートは特にありませんでした、というだけの話。制作はstudio五組。最近の仕事ぶりを考えれば、目立っちゃいないが悪いことはない。ただ、監督の名和さんがなぁ。すっかり「そっち関係の仕事で食いつなぐ人」みたいになっちゃったからなぁ。決して第一印象からずれて大傑作になったりはしないはずだ。

 となると中の人のことになる。メインヒロイン勢はかなり若手にこだわって集めた布陣になっており、石原夏織・佐倉綾音・日高里菜・大亀あすか・竹達彩奈というラインナップ。やたら低身長なロリ風味強めの陣容である。エンディングも歌っている5人組だが、芸人気質が2人いるのでユニットとしては使いやすい組み合わせだ(でもエンディングはユニット名ついてないんだよね)。きゃりさんはオーソドックスな仕事が求められているだけに、実は一番面倒くさい役回りと思われる。竹達はこの中だと一番キャリア積んでるから元締めポジション、里菜ちゃんもいつも通りだろう。あやねるは今期2本目のレギュラー、2キャラともやや強めのツンデレ風味っていうのは、業界的にそういう声が求められてるってことなのかしら。本人あんなんなのに。そして、衝撃だったのが、「この中だと亀ちゃんが最年長なのか?!」ということ。とてもそうは見えないのが亀クオリティ。是非「亀VSあやねる」の激しいつぶし合いを展開して欲しい。この2人の芸風は噛み合わない気がするなぁ……

 これだけ若手でまだ落ち着いてない面々が並んでると、ママさん役の久川綾も冷ややかな目で現場眺めてそうだ。隣にいる川澄に「最近の若い子は……」とか言ってそう。この陣容だと、俺も言いたくなる。

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