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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 羊の顔の黒さがくせになるな、第3話。ボチボチ新番チェックも終わり、今期注目される作品も絞られてきたようです。それにしても、なんだかケモ度数の高いラインナップである。

 「えとたま」とこれを続けて見ると、色々と特色が見えて面白い。「えとたま」の方は通常時(アダルトバージョン)がいわゆる萌えアニメの技法であり、CGパートについてはギャップを出しながらも、出来る限りシームレスにアダルト↔プリティを接続し、実況カメラを通じてその2つの世界をリンク、同時に描くことに成功している。他方、この「SHOW BY ROCK」の場合、2Dパートと3Dパートは基本的に同じ世界の出来事だ。つまり、あれだけ画に差があるというのに、そこに一切の境界は無く、あるとすれば「アーティストと客」という立ち位置の違いがあるだけだ。実際のアニメ演出としては、演奏しているアーティストを映すカットで3D,そこから観客席にカメラが切り替わると2Dというように、カットごとにコロコロとデザインが入れ替わっていく。なんだか大きく揺さぶられているようで最初は戸惑う部分もあるものの、何故か違和感を覚えることも無くなっていき、いつしか自然に3D世界を受け入れられるようになるのだ。

 また、こちらの作品で興味深いのは、2Dといっても更に2つのパートがあるという3層構造である。実際にシアンたちが活動するメインパートではそれなりに頭身の高い(?)2Dだが、観客席を映すときの2Dは二頭身でほぼ3Dと同じ形状のデザインになる。今回でいうと、なんかよく分からない田舎の子供たちが騒ぐシーンもこの「二頭身2D」になっており、その他のドラマパートとは隔てられた状態である。こうして間にクッションとしての「二頭身2D」を挟むことでよりそれぞれのパートの接続が容易になり、各々のデザインの長所を活かしやすくなるというのがなかなかよく出来ている。あと、煩雑になりがちなライブパートを頭身の低い3Dモデルにしてしまうことにより、「ゲームと同じ概念だから」という理由付けをしつつ作画作業の手間を省き、その上で演出上の見得まで際だたせられるのは非常においしい。これだけ忙しく色々な映像技法を重ねられると、なかなか退屈している暇も無いのである。

 で、そんな賑々しい世界観で描かれるお話は、実は割とまっすぐなもの。今回も対バンというテーマの下で、きちんとプラズマジカのメンバーが友情を育むお手本のような導入になっている。レトリーのわがままが流石にひどい気もするのだが、それをあまり深刻に突っ込まず、何となくシアンのハートだけで処理してしまうのも、(本来の)対象となる年齢層を考えれば分かりやすくてよいあんばいだろう。ほんと、なんでこれが深夜アニメなのでせう。

 しかし、個人的にはクリティクリスタの面々がな……。ちゃんりながメインボーカルであざと腹黒いという時点で良いボディブローだが、そこにサポートの3人もしっかりキャラを立てながら食い込んできて、実においしいライバルチームになっている。りえしょんの関西弁、とても新鮮。ドラムのくせに歌いすぎだけど、多分「合いの手名人」の彼女なら造作もないことだ(そうか?)。今後もまだ新しいバンドが追加されていくのでしょうか。楽しみは尽きないのである。

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