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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 圧倒的クライマックス感、第9話。今週は凄い、作画状態は相変わらず素晴らしいのだが、加えてメリハリの効いたコンテ演出が光る。今回のコンテ担当は、なんと3話と同じ木村泰大という人。流石に2話続けてこれだけ良い仕事をされたら、ちゃんと名前覚えておかなきゃ、ってなる。

 ぶっちゃけ、聖杯戦争云々はFateシリーズを通してよく分かってない部分があるので、今週明かされた美遊の正体についてはさっぱり分からない。彼女が「聖杯そのものであって不良品」とか言われてるけど、そもそもこの世界における聖杯って聖杯戦争でどうなったのかもよく分かってないし。まぁ、イリヤの立ち位置からしてstay nightとは違うことは間違いないんだし、そのあたりのディティールを気にしても仕方ないだろう。とにかく、美遊はこれまで「聖杯に関係する自分の魔術的な生い立ちの秘密」をずっと隠して、この世界で平穏な少女としての人生を送りたいがために、ルヴィアさんのところに転がり込んだということ。そして、そこに無理が生じたせいで「8枚目のカード」を引き出してしまい、今回みたいな大騒動を巻き起こしてしまった、っていう認識でいいのではなかろうか。

 事実関係がふわっとしてしまうが、ここで気にしておくべきはイリヤと美遊の関係性だけである。美遊はこれまで「秘密を抱えてきた」こと、そして、自分には無理だった(と本人は思っていた)平穏な生活の犠牲として、イリヤたちを巻き込んでしまったことに罪悪感を覚えている。そして、予想もしないあれこれを一気にぶちまけられたイリヤはしばらく混乱していたが、最終的には「また勝手に自分で抱え込んで、ろくに相談もしないで消えていった美遊」に対して憤りを感じている。もちろん、彼女のしてきたことに対しての怒りなどではない。あくまで、「何故もっと自分たちを信じてくれなかったのか」という部分が怒りの原因であろう。そして、美遊をそんな状態にしてしまった理不尽な「運命」とやらにも怒りを覚え、それを体現している「金色の少年」ことチビギルガメッシュ(CV:遠藤綾)に対してストレートな怒りを表す。今回だけでも見どころとなるシーンはたくさん存在してたが、その中でも見応えがあったのは、イリヤがわざわざ幻影を駆使して直接平手打ちをかましに行くシーンだろう。彼女が怒りを表す「ひっぱたく」という行為をショッキングに見せているこのシーンに、普段は振り回されておたおたしているイリヤが本気で怒り、本気で向き合っていることがよく表されている。

 そして、一足早く追いついたクロとバゼットが時間を稼いでいる間に、意志を固めたイリヤは怒りのままに最終武装。なんと、2本のステッキを使った「魔法少女杖の二刀流」という前代未聞の変身。姉妹杖の同時使用なんてマニュアルに記載されているのだろうか。魔力の器そのものであるイリヤだからこそ出来てしまえる型破りの最終兵器。これがタイトルの「ツヴァイ」の持つ本当の意味だったのだろうか。変身してる状態でルビーちゃんとサファイアちゃんは一体どういう概念になっているのだろうか。気になることは多々あれど、格好良いからしょうがない。ここに来てまさかの正統派な見どころ満載。さぁ、ラストはどう締めてくれるか。

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