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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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ClassroomCrisis」 6→4

 1話目時点で想像してたのとは随分違う方向に行ってしまった作品。予想と違うことが悪いわけではないのだが、一言で言えば「これ、宇宙船いらない」。

 道具立てと筋立てが噛み合ってない、というのが一番分かりやすい説明になるのかな。色々と魅力的な設定も多いし、A-TECの連中がどうなっていくんだろう? っていうのは興味を引かれた部分なのだけども、結局そのA-TECの個人が全く物語に絡んでこないっていう。一応物語の核心に迫るキャラとしてイリスがいたわけだし、ナギサとの関係性で言えばミズキも存在感はあるのだが、完全にそこでおしまい。せっかく細かい設定でもって経理担当とか宣伝担当とかいうキャラ付けしてるのに、それらを活かす部分が一切なく、最終的にA-TECは「トラウマパイロット盲信レズのイリスと、その他モブ」という程度の認識。そして、そのイリスについても、別に「パイロット」という設定はいらないのである。宇宙開発じゃなくて文房具メーカーとか土建業者でも問題無くお話が成立するんだ。いや、暗殺教室みたいな中学校でもいけるんじゃなかろうか。

 そうして成立するお話というのが、月9とかでやってそうなドラマの筋立て。巨大な会社の上役に才能溢れる若手が食いついて下克上を狙うってのは「半沢直樹」とかそういう路線で古くから日本人に愛されてきた王道なわけだが、一時間ドラマと違って尺が短い上に、やはり「銀行の出資課長」と違って「宇宙開発を手広く扱う大会社」には現実感が乏しい。おかげでナギサがどの程度の「敏腕」なのかが伝わりにくく、彼が政界絡みで権謀術数を巡らす描写にしても、すげぇ淡泊に、「そうなれば、そうなるやろ」程度の予定調和で進行してるのがいまいちのめり込めない原因だった。まー、選挙戦でのバトルなんてものは、現実でもこういう地味で着実なロビー活動の積み重ねなんだろうけども……。面白くないモチーフを面白くなく描く必要はないんやで。今期はやたらと「選挙」アニメか被るという謎クールであったが、その中でもピンと来なかったのは今作の政治のお話だった。やっぱり政党政治って個人にスポット当てようがないから盛り上がりを作りにくいんだよなぁ。

 まー、「この尺でこの題材なら、こんなもんやろ」という無難すぎるまとめ方なので、今作が特別酷かったというわけでもないのだが、事前に多数のA-TECキャストによるPR番組を見せられていたので、「熱意ある若者たちがそれぞれの得意分野を活かして宇宙船開発に奮戦する話」だと思っていたところに全然違うものが出てきて肩透かしをくらったよ、っていうことですよ。幸い、映像面での不備はなく、キャラも可愛いと思える部類だったので、画面見てて退屈はしなかったけどね。花子可愛い、花子。

 「会社でのお仕事もの」でも充分見せられるアニメが作れるってことは「SHIROBAKO」が示してくれたんだから、もう少し違う方向で、真っ直ぐに「頑張る会社員」アニメがあってもいいんじゃないかな。

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