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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  2009年度・俺的アニメグランプリ

 

 完全に趣味で毎年行っていますこの企画。ブログ上では初めてでございますが、昨年までの蓄積も付記しながらお届けします。

 ネット上などで「アニメの序列」を決める企画は、年末に行われることが多い。ただ、それだと番組構成としては1月期新番の時期。4月、10月という大きな改変期をまたぐために、多くの2クール作品が中途半端な扱いになってしまう。個人的にはそれを避けるつもりで年度またぎのこの時期に「グランプリ」を選出することにしていたのだが、最近は放送形態も少しずつ変わってきており、今年は4月期またぎの作品もいくつか見られる。具体的には「デュラララ!!」「刀語」などで、半端な状態なのでノミネート候補のこれらの作品が選べないのは心苦しくはある。でもまぁ、こればっかりは仕方がない。

 一応断り書きしておくと、タイトル賞の選出は何故か「仮装大賞」の賞に依っている。今になって思うとなんでそんなことをしたのかは理解に苦しむが、少しでも多くの作品を取り上げたいという思いから、無駄に枠を増やした結果である。タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。

 今期、エントリーされたのはある程度最後まで視聴していた以下の59作品。過去の記録を調べたところ、昨年のエントリーが76本、一昨年は74本だったため、やはり今年はアニメバブルが完全にはじけたことが確認出来る。代わりに数を増したのは今期7本視聴した劇場作品であるが、いささか不当なのは承知しつつも、敢えてエントリーからは外すことにした。理由は簡単で、色んな賞にいちいち「ヱヴァ」「なのは」「消失」って書くのが鬱陶しいからである。地上波作品と比べるのは酷だ。

 

 

○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順)

「アスラクライン」「アスラクライン2」「あにゃまる探偵キルミンずぅ」「うみねこのなく頃に」「おおかみかくし」「狼と香辛料Ⅱ」「おまもりひまり」「おんたま!」「刀語」「かなめも」「CANAAN」「キディ・ガーランド」「君に届け」「グインサーガ」「空中ブランコ」「クロスゲーム」「けいおん!」「咲 –Saki-」「ささめきこと」「懺・さよなら絶望先生」「GA 芸術科アートデザインクラス」「シャングリ・ラ」「神曲奏界ポリフォニカクリムゾンS」「涼宮ハルヒの憂鬱」「聖痕のクェイサー」「戦国BASARA」「戦場のヴァルキュリア」「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「そらのおとしもの」「DARKER THAN BLACK 流星の双子」「大正野球娘。」「戦う司書」「ダンスインザヴァンパイアバンド」「ちゅーぶら!!」「ティアーズ・トゥ・ティアラ」「テガミバチ」「デュラララ!!」「とある科学の超電磁砲」「東京マグニチュード8.0」「夏のあらし!」「夏のあらし! 春夏冬中」「NEEDLESS」「にゃんこい!」「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪」「のだめカンタービレ フィナーレ」「バカトテストと召喚獣」「化物語」「バスカッシュ」「花咲ける青少年」「はなまる幼稚園」「ハヤテのごとく!!」「東のエデン」「ひだまりスケッチ×☆☆☆」「秘密結社鷹の爪 カウントダウン」「Phantom ~Requiem for the Phantom」「亡念のザムド」「夢色パティシエール」「リストランテ・パラディーゾ」「れでぃ×ばと!」

○今期視聴した劇場アニメ作品

「サマーウォーズ」「新世紀ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「涼宮ハルヒの消失」「天元突破グレンラガン・螺巌編」「ホッタラケの島」「マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜」「魔法少女リリカルなのは劇場版 1st

 


 

<タイトル部門>

技術賞

‘05 「創世のアクエリオン」 
‘06 「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」
‘07 「モノノ怪」 
‘08 「キャシャーン Sins

09 「化物語」

 タイトル部門の1つ目は技術賞。アニメーション製作の中での純粋な技術力を評するもので、過去の受賞歴を見ると、「アクエリオン」や「まなびストレート」のようなCGワークが評価される流れから、次第に「モノノ怪」や「キャシャーン」のように独自の演出技法が秀逸な物へ、という傾向にある。意識してのことではないのだが、最近のアニメはどれもCGの技術が上がってきているので、差を付ける部分としてはやはり見えにくくなっているということだろう。

 今年の作品で、まずCGワークや背景美術などの純粋な美しさでエントリーするなら、例えば広がる緑と都会の喧噪の融合を見事なモデリングで実現させた「シャングリ・ラ」や、丁寧なロケハンの成果が世界観の確立に貢献した「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」などが挙げられるだろう。これらの作品では、特に背景とそこに溶け込むキャラクターの融和性のポイントが高い。また、少し特殊な例としては、実際の工作や美術作品を作中に活かした「GA 芸術科アートデザインクラス」も面白いところ。CMで使われた大量の素猫は実際に美術の専門学生に作らせたものだったし、他にも様々な画材、作品が画面を賑わせてくれた。実写取り込みで言ったら他の追随を許さないエキセントリックな世界観が光る「空中ブランコ」も無視できない。このあたりの作品の技巧は、まだまだ掘り尽くされていない鉱脈が眠っていることを示唆している。

 具体的な構成・演出の技術力で評価するなら、まだ未完なので賞にエントリーさせづらいのだが、「デュラララ!!が面白い。大森監督が「BACCANO!」で培った群像劇のパラレル時系列の処理をきれいに昇華しており、見ている者が少しずつ作品世界に埋没していくような独特の深みは、理知的であり、非常に観念的な優美さを持つ。

 そして、そんな演出技巧の1つの到達点であり、既存のアニメ技法に対するアンチテーゼにもなり得るのが、一連のシャフト演出ということになるだろう。やはり、「化物語」は常人には作れない。2話で描かれた延々垂れ流される戦場ヶ原の自宅での会話や、数々のガジェットを幾何学的に配して意味を生み出す奇妙な背景。そしてそれらの無意味さを逆手にとって有意味へ繋げるべく、6では完全一方通行の電話での会話という「欠落」を利用した会話劇の演出。もう、このあたりになるとアニメーションとは何なのかということすらあやふやになってくる。結局、「化物語」(と「刀語」)を見て分かることは、「西尾維新作品はアニメ化には全く向いていない」ということだ。それを成立させられるほどの受け皿を持っていたのが、ただ1人、新房昭之という男だった。

 なにやら「化物語」はあり得ない規模でDVD/BDが売れていると聞く。もちろんいい物が売れるのは結構なことだが、正直、「月詠」の頃から変わらずにスタイルを貫き通している新房を見ているだけに、「何故今更売れるようになってきたのか?」と不思議で仕方ない。西尾維新作品との掛け合わせが何かを生み出したのだろうか。個人的には、これで改めて「ぱにぽにだっしゅ」が見直され、DVDBOXがバカ売れしてBDになるとか、そういう夢を見たいものである。

 

努力賞 

‘05 「蟲師」  ‘06 「ひぐらしのなく頃に」

‘07 「true tears」  ‘08 「かんなぎ」

09「けいおん!」

 「本当に頑張ったね!」ということを評する、最も適当な賞。過去の受賞歴を振り返ってみると、静かな中にも偏執的なこだわりを感じさせる世界観の構築が見事だった「蟲師」を皮切りに、アニメ化不可能と言われながらも何とか一本の作品として成立させた「ひぐらしのなく頃に」、片田舎の新鋭スタジオが社運を賭けて生み出した労作「true tears」、そして希代の才人(災人?)山本寛の自虐に満ちた復讐ののろし「かんなぎ」と、裏に見える事情が、見ているだけでハラハラさせるラインナップが揃っている。

 今年、その製作姿勢に感銘を受けた作品と言えば、まっとうなところでは「リストランテ・パラディーゾ」がある。原作が地味だった上に作品としても地味過ぎたので全く注目されなかった作品だったが、実は案外よくできていて、独特の空気を表現する際の丁寧な描写、ちょっとおかしな主人公視点をベースとした実に内的な物語展開など、昨今のアニメとは思えないくらいに堅実な仕上がり。もう少し反応があってもいい作品だったと思うのだが。同様のことは「ささめきこと」にも言える。あれだけしっかり、じっくり、ゆっくり、そしてはっきりした作品も珍しいと思うのだが、何故かこれが全く話題にならない。どうやら大半のアニメ消費者の求めている方向性は、こういうものではないらしい。心の底から残念無念。

 もう少し尺の長いじっくりゆっくりだと、「花咲ける青少年」はなかなか印象深い。絵柄で敬遠する人も少なくなさそうだが、少し我慢すればすぐに慣れるし、慣れた後には少女マンガ独特のちょっとねじれた恋愛観やヒーロー観が実に愉快である。冷静に考えてみればこれほどぶっ飛んだ設定の作品もなかなか見られないのではなかろうか。今度はNHK地上波でも始まるらしいので、これを期にもう少し話題になればいいのに。

 最低限話題になった作品群では、例えば「聖痕のクェイサー」。規制の嵐によって地上波版が完全に別な作品として生まれ変わったという希有な例で、地上波版だけを見ればこれほど残念な作品もない。だが、これは言い換えれば「そこまでやりたかった」ことの裏返しとも取れる。現に配信している無修正版は「これじゃ仕方ない」と思わせるだけのパワー(というか下劣さ)を持ち合わせており、「TPOはわきまえよう」というごくごく当たり前の教訓が身にしみる。実は、規制が入らずに真っ直ぐに見られるようになると、作画や演出などのレベルは総じて高い作品なのが驚き。機会があればこのスタッフでもっと堂々とやれる作品が見てみたい。

 そして、誰にも受け入れられずに終わった今年度最大の骨折り損といえば、なんと言っても「涼宮ハルヒの憂鬱」。8週繰り返された地獄の夏休みは、実は視聴者などよりも制作陣に与えたダメージの方が大きい。想像してみてほしい。8つもの「ほぼ同じ作品」を、全て1から、クオリティとモチベーションを維持しながら作り続ける苦行を。どんな物作りにも、「これは駄目だったんだ」と分かる前にはとにかく「やってみる」しかない。「ハルヒ」は、そのための他山の石となったのである。でもまぁ、わざわざそうまでして劇場版に持ち越した「消失」が素晴らしかったので、ある意味では意義ある墓標と取れなくもない。これで「消失」が普通に地上波で放送されていたら、あそこまでの感動は味わえなかったであろうから。

 そして、やはり労力の注ぎ方という面で、京都アニメーションに太刀打ち出来るスタジオはない。となると、やはり今年は「けいおん!」の年だったということだ。あれだけ味気なく、毒にも薬にもならないような原作を、ただひたすら丁寧に丁寧に作り込むことで、1つの兵器にまで昇華した組織力にはただただ感服する。「萌えに媚びただけの作品」だのと言われても、あの作り込みだけは、目を伏せずに堂々と誇れる部分であろう。間もなく、狂乱の第2波が訪れようとしている。来年のこの記事には「けいおん」の名前は刻まれているのであろうか。

 

ファンタジー賞 

‘05 「ふしぎ星のふたご姫」 ‘06 「あさっての方向」
‘07 「天元突破グレンラガン」 ‘08 「RD 潜脳調査室」

09 「狼と香辛料Ⅱ」

 何となく「わぁ、ファンタジー!」といえる賞を評する部門。うん、よく分からないです。過去の履歴を確認すると、「ふたご姫」はドがつくストレートな子供向け作品だが、魂を持って行かれた一本。「あさっての方向」は、設定自体にたった1つのファンタジーを加えることで、実にリアルな心理描写をドラマティックに描いたことを評してのもの。「グレンラガン」や「RD」については、バカ騒ぎ出来る「男の子のファンタジー」、「科学の夢を描くファンタジー」としての評価か。まぁ、とにかく世界観ががっちりと強固であるということが、大事な要因なのではないかと。

 ファンタジー部門には、惜しまれながらも志半ばで没した作品が2つほどある。それは「シャングリ・ラ」と「バスカッシュ!」だ。前者は無難なレベルでの着地点を見つけ、それなりの落とし前は付けたものの、製作会社のスタミナ、および製作時間と尺という問題に最後まで苦しめられ、心残りのある作品。後者に至っては、序盤で作った流れを全てぶっ壊してきれいに汚名だけを残していった、ある意味奇跡の作品だ。いかに「物語を構成し、成就させる」ことが難しいかが伺えるというもの。

 ある程度望み通りの結末を生み出すことが出来た候補としては、まず「亡念のザムド」が挙げられるだろうか。終始不可解な観念の話にこだわったためにいまいち歯切れは良くなかったが、1つの世界をきっちり作り上げようという意志は伝わってきたし、それに見合うだけのペイもあった作品であろう。また、序盤の演出のまずさから顧客を逃がしてしまったが、中盤以降に怒濤の追い上げをみせ、独特のシニカルな世界観を発揮してくれた「戦う司書」も、今年度の収穫の1つ。能力バトルという1つのステレオタイプながら、視点を変えることでまた鮮烈な物語になることを教えてくれた。こうした骨太な、芯の通った物語こそが、今のアニメに最も求められているものではなかろうか。

 そう言う意味で、人気ライトノベルを原作とし、安定した脚本基盤を持つ「狼と香辛料Ⅱ」は強かった。1クールと短く、その中で描かれたエピソードも2本と少ないのだが、中世ヨーロッパをイメージした静謐な世界を基盤に、中心テーマに商取引というちょっとしたスパイスを効かせ、その中で描かれたのは人と人、男と女、そして人と人ならざるものの交流を描いた、純正ラブロマンスである。「商人」というテーマが全ての物語のエッセンスとして実に効果的に機能しており、ロレンスとホロの二人の会話は、機知に富み、ただ垂れ流されるだけでも刺激的なものだ。単なる痴話喧嘩、単なる無駄口、単なる詐欺行為の相談事なのに、それが1つの架空世界の中でどっしりと根を張り、奇妙なリアリティと親近感を生み出してくれていた。

 同じ会話劇でも、完全に視聴者を視聴者として隔離し、考えるように強いる「化物語」と、自然に作品世界に同調させ、ホロたちと同じ空気を吸わせようとする「狼と香辛料」。同時期に放送されていた2つの「頭でっかち作品」。比べてみるのもまた面白かろう。

 

演技賞 

‘05 「地獄少女」 ‘06 「RED GARDEN

‘07 「魔法少女リリカルなのはStrikerS」 ‘08 「紅」

09 Phantom ~Requiem for the Phantom~

 出演声優の総合力、ビビッときた演技を評する賞。声優部門なんかと被ってしまうのが悩みのタネ。過去の受賞作を確認すると、「地獄少女」は能登麻美子の新境地を祝したもので、「なのはSt」は1人で二役も三役も任されたキャスト陣へのお疲れ様の意味を込めて。その他2つについては、松尾衡監督のプレスコに対する賛辞だ。さて、今年の役者さん達は、どんなインパクトを与えてくれたろうか。

 安定感で言うと、意外に楽しめた作品に「れでぃ×ばと」がある。内容は至ってラノベだがヒロイン勢がなにげに豪華で、セルニア役の中原麻衣は「まさに中原」という素晴らしい飛ばしぶりだし、対抗の朋美役の川澄も「これぞ川澄」という素晴らしい腹黒っぷり。他にも小清水、ゴルベーザ様、花澤、戸松、さらに日高里奈まで、実に賑やかで楽しい作品だった。同様の賑やかさでいうなら「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」も面白い。事実上デビュー作となった金元寿子は大役をそつなくこなしてくれたし、悠木碧、喜多村英梨、遠藤綾と、当代きっての「年甲斐もない安定感」面子がずらりと顔を連ねるのは圧巻。

 単発でのインパクトとしては、沢城みゆき・田中理恵の薔薇乙女戦争が勃発したCANAANが凄い。1枚看板の共演は、それだけでも客を呼べる説得力がある。同様の爆発力は「刀語」の田村ゆかりにもいえるだろうか。まだ完結していないので総合的な評価は出来ないが、1話の鈴木千尋、2話の羽田野渉、3話の湯屋敦子など、キャストへの負担がむやみに大きな作品。負担というなら「空中ブランコ」の無体な要求も、特筆すべきものがあったか。

 そんな中で、敢えて1つ選ばせてもらったのは、真下耕一最新作であるPhantom ~Requiem for the Phantom~。彼の作品の場合、独特の演出技法が画面上で大きなウェイトを占めるため、どうしたって音響・キャストへの負担が大きくなる。過去の作品でいえば「NOIR」のメイン4人(三石琴乃・桑島法子・久川綾・TARAKO)、「MADRAX」の小林早苗などが、この重責を正面からクリアした面々である。そして、そんな真下作品の歴史に新たなページを刻んだのは、高垣彩陽・沢城みゆきという、奇しくも同い年の俊才2名。心なくした殺人マシーン・ファントムの悲哀を、2つの視点から余すことなく描ききってみせた。アインとドライ、2人のファントムの最終的な到達点(真のファントム・もしくはツヴァイの相棒)は志を同じにしていたが、そのモチベーションが真逆であったり、エージェントとしての製作理念も異なっている。その上で、どちらも「二面性」という課題は同じで、1人の人物であるにも関わらず、二役、三役と変わらない難度である。アインはベースに「ファントム」を敷きながら、次第に「エレン」へと姿を変え、後半の学校編ではエレンとしても2つの表情を表現しなければならない。ドライ(キャル)は幼少期と成年後という2つの演じ分けが単純に難題であるのにくわえ、新機軸として開発された「感情を残したファントム」として、自我との葛藤もない交ぜにした複雑な「殺意」の表出が必要。とにかく、2人とも常人では「演じる」ことなど思いもよらないキャラクター。それが、この2人の手によれば、血が通うのである。

 他にも、ツヴァイ役の入野自由(実は上記二人よりも若い!)や、サイスマスター役の千葉一伸の好演も評価に値するし、常に真下作品の屋台骨を支え続ける久川綾の貫禄は言わずもがな。音・声による表現を最大限に尊重する真下作品だからこその、素晴らしい供宴。声オタやっていて良かったと思える作品である。

 

ユーモア賞 

‘05 「アニマル横町」 ‘06 「ひだまりスケッチ」

‘07 「俗・さよなら絶望先生」 ‘08 「ひだまりスケッチ×365」

09 「そらのおとしもの」

 純粋に笑えた作品、馬鹿馬鹿しさに情熱を傾けた作品、独特のセンスが光る唯一無二の作品を評する部門。ただ、受賞歴を見て分かる通りに、最近はずっと「シャフト礼賛」枠になっていて、ちょっとまずいと危惧していた今日この頃。

 今年になっても、やはりシャフトの繰り出す作品は品質が高い。上述の通りに「化物語」はその独自の演出技法もさることながら、会話劇のテンポがきっちりギャグとしても仕上がっているし、パロディや自虐などのシャフトらしさに溢れた渾身の「ネタ」でもあった。同様にして、「懺・さよなら絶望先生」も、「相も変わらず」ギリギリのところでのネタ作りが秀逸。「ひだまりスケッチ×☆☆☆」だって、キークリエイターの離脱で作風こそ変わってしまったものの、ところどころに発揮される「らしさ」は、やはり根深いものが感じられる。

 そんなシャフト流よりも少し「ストーリーアニメ」に寄せた方向性を模索するのは、シャフトの申し子大沼心の手による「バカトテストと召喚獣」。大沼流のノウハウをうまく活用して、別な画面、別な方向性を生み出しているのは見事なもの。「ひだまり」などの記号描写ほどどぎつい画面にならず、受け入れやすい画面構成を生み出せたことは、ひょっとしたら新たな「新房流」の派生技巧と見ることも出来るかもしれない。

 クリエイターの「濃さ」でいえば、奇妙な遺伝子のハイブリッドともいえる「あにゃまる探偵キルミンずぅ」も面白い。河森正治がどこをどう間違えたのか「変身魔法少女」ものを作ってしまうという繋がりも意味が分からないが、遺伝子変化に逆進化、ガウォーク形態などの謎の複合技の数々には戦々恐々である。また、特異な立ち位置という意味では、一目でおかしいと分かる画面を作り上げた「空中ブランコ」も無視できない。

 とまぁ、色々と候補はあるものの、今回はあまり奇をてらわず、素直に馬鹿馬鹿しさという点で「そらのおとしもの」を選んでしまった。長らく語り継がれるであろう2話エンディングを皮切りに、馬鹿なことを全力でやり、それを作品として成立させることに注力したその姿勢には感服する。最終感想のところでもまとめたのだが、この作品の特筆すべき点は、そうしたバカをやりながらも、1つのファンタジーストーリーとしても一応の落としどころを見つけ、1クールのアニメ作品としても立派に完結しているという点。イカロスや智樹はギャグを演出するパーツであり、物語を演出する「出演者」でもあったわけだ。このバランスを計ることは、容易なようでなかなか難しいチャレンジだったのではなかろうか。ま、そんな余計なことを考えずとも、単にエロ・バカで楽しんでればいいとは思うんだけどね。

 

 

アイディア賞 

‘05 「アカギ」 ‘06 「地獄少女二籠」

‘07 「school days」 ‘08 「地獄少女三鼎」

09 「大正野球娘。」

 名前はシンプルながら、一番分かりにくい賞がここかもしれない。とにかく1つのアイディアとして、何か面白い部分があることに特化した賞。過去の作品を振り返ると、「アカギ」の場合はなんと言っても常識を覆す馬鹿馬鹿しいほどダイナミックな闘牌シーンの演出が凄かったし、「地獄少女」シリーズは、1期で完結させたと思われた物語を、さらに膨らませて1話1話きちんとオチのある話を生み出し続けたそのこだわりを評したもの。「school days」については衝撃の最終話のみの評価だろう。流石に昨今のアニメではあらゆることがやり尽くされ、見た目に新規性の強い作品というのは生み出しにくくなっているわけだが、そんな中で、何かエポックメイキングな出来事はあったのだろうか。

 重複になって申し訳ないが、やはり目新しさの極致といえば「化物語」であろう。いろんなところで名前が出てくるのは我ながら芸が無いとは思うが、やはりあの作品はそれだけの爆発力があったということ。毎話変わるオープニングや、BD特典に付けられたキャラクターオーディオコメンタリー、「あとがたり」など、数多くの業界初の試みは、今後のアニメのあり方を大きく変えることになったかもしれない。

 同様に重ね重ね登場する作品として「空中ブランコ」が無視できない。アイディア勝負とはいうものの、「あの演出」で11本やれるだけの根気は大したもの。時系列同時進行という無茶な脚本や、話数を重ねるごとに難解さを増す数々のギミックは、本当に制作者側のこだわりが見える部分であろう。

 チャレンジ精神という観点から見ると、「東京マグニチュード8.0もなかなか面白い作品だった。現実の東京を襲う大地震のシミュレーションという試みは、様々な分野から関心を持たれるテーマであろうし、今後の「大人向け・一般向けのアニメ作品」としての1つの指針となりうる存在。それをいうならあまりに尖りすぎて完全にアニメとは別方向の楽しみ方をするようになってきている「秘密結社鷹の爪カウントダウン」も気になるっちゃぁ気になるな。とにかくやってみることは良いことです。

 そして、ここまで色々とエッジの効いた作品をあげつらっておいてなんだが、この賞で選ばせてもらったのは「大正野球娘。」である。どこまで行っても平凡なアニメで、演出技巧も、ストーリーも、そして話題性とセールスも、まったくもって新しいものが見えない作品だ。がしかし、このシンプルな製作理念というのは、他の有象無象とは区別して考えたいところ。本作の脚本とコンテ演出には可能な限り監督の池端隆史が絡んでおり、実に細かい部分にまで、全体を見据えたこだわりが行き届いている。1クールという限られた枠の中で、ここまできれいにまとまった作品というのは、今期は他にあっただろうか。

 そして、タイトルでも分かる通り、この作品は「大正」+「野球」+「娘。」である。単に3つの要素を足し合わせた「だけ」の作品なのだ。そして、その3つが有機的に実にきれいに結びついており、「娘。」要素を盛り上げるために「大正」というファクターが活き、「大正」を引き立てるために「野球」があり、「野球」を描くために「娘。」が必須であった。どの要素においても無駄な部分が1つもなく、視聴後にも爽快な満足感だけが残るという、お手本のような「物語」であったのだ。その真っ直ぐ過ぎる製作姿勢には敬服する。願わくは2期を。ほんと、頼むから。なんで俺が好きな作品はこうもセールスが伸びないんだよ!

 

第3位 

‘05 「かみちゅ!」 ‘06 「BLACK LAGOON

‘07 「sola」 ‘08 「喰霊--

09 「ささめきこと」

 ブログ記事の気合いの入り方から分かる通りに、今年度後期で最も肩入れしていたのは、この作品であった。話題性では「大正野球娘。」にすら太刀打ち出来ない空気のような作品、それがこの「ささめきこと」。まさにささめくようにして過ぎ去った時間は、実に豊潤な至福の時間であった。

 この作品はやはり地味である。1クール作品で、原作コミックスに換算して2巻分の内容を、ただのんびりと、少しずつ掘り下げていく。原作からの追加要素もほとんど無く、ただひたすら忠実に再現することを心がけたもの。それ故に、原作の面白さに大きなウェイトがかかっていたことになる。その上でわざわざこんなところに引きずり出してきたのだから、当然原作も面白かったということだ。アニメ終了と同時に早速そろえた全5巻。読み終える頃には本当に切なくなってしまい、どうしていいか分からなかった。絵柄のおかげでドロドロした恋愛感情などはそこまでクローズアップされないし、バランス良く配されるデフォルメキャラクターとギャグのおかげでシリアスになりすぎることはないが、その中で描かれる「ラブコメ」の純度といったら。ここまでの感情の機微が痛々しさを伴って伝わってくる「百合もの」というのは、今まで見たことがなかった。

 そう、この作品はどこまで行っても「百合もの」だ。女の子と女の子のきゃっきゃうふふが描かれた作品は昨今のアニメ・マンガ業界では掃いて捨ててもまだこびりつくぐらいの量があるわけだが、そんな中でも、この作品の「百合」の扱い方は格別だ。番組の最終感想でも書いたので繰り返しになるが、「百合」とはあくまでアブノーマルであり、どこまで行っても禁忌でしかない。それを真正面から受け入れた作劇を行い、全ては「ささめき」こととして物語は進行する。この絶妙なさじ加減は、いち「百合」ファンとしては衝撃的なものであった。

 アニメ作品として見た場合のこの作品の魅力は、そうした原作のエッセンスを巧みに展開させた脚本が第一に挙げられるだろう。メインライターが倉田英之という時点で期待はあったが、原作者がおっさん、そして脚本家がおっさんという連携プレーは見事に実った。本当に、こういう「何気なさ」を描かせるとこの人は素晴らしい。連携の見事さは唯一のオリジナル回である12話にも活かされており、本当にどうでもいい日常の風景にメインテーマを織り込んでいく阿漕さはたまらないものがある。

 もちろん、今回は監督の菅沼栄治氏の手腕も大きいだろう。日常描写の大切さを理解し、様々なシーンで「百合的メインテーマ」が表出しすぎないようにバランスを取りつつ、細かな台詞のやりとりや構図の取り方などでキャラクターの心情を描く癖のない演出姿勢が、この作品にはベストマッチしていた。最終話Bパート終わりの「よく聞こえるよ」とラストシーンの「なんでもない」は、歴史に残る名シーン、名台詞と言っても過言ではない。

 そして、これらの要求をしっかりと吸収し、反映できたキャスト陣の功労も忘れてはならない。村雨純夏役の高垣彩陽は言わずもがなであるが、その他にも風間役の高本めぐみ、朱宮役の清水彩香、原田ひとみに斎藤千和、牧口真幸まで、若手の多く集まる現場だったが、演出意図をとり漏らすことなく、作品世界を広げることに貢献してくれていた。

 何から何まで真っ直ぐで、逃げをうつことなく描かれた「百合の教科書」。何とか2期をスタートさせる方法は無いものだろうか。個人的には関連商品は全て手にしているし、これ以上の貢献は難しいのである。この状況、いかにすべきか。

 

準グランプリ

‘05 「魔法少女リリカルなのはA’s」 
‘06 「コードギアス〜反逆のルルーシュ〜」
‘07 「CLANNAD」 
‘08 「コードギアス 反逆のルルーシュR2」

09「獣の奏者エリン」

 やはりアニメは長いものが良い。ゆっくりと物語を堪能できるし、あくせくしないので作り手側にも余裕が出来る。ダラダラと引き延ばされてはたまらないが、必要な尺で、時間に縛られずに作り込むことが出来るくらいの余裕が欲しい。そんな「ある程度腰を据えて描いた作品」の中で、常に油断ならない画面を提供し続けたのが、この「エリン」であった。

 物語自体は、王道と言っても差し支えない、分かりやすいファンタジー。中世風の社会風景の中に、闘蛇や王獣、霧の民といった非現実が混ざり込み、独自の世界を作り上げている。そして、現実とファンタジーの融和部分に「命を育むこと」という最大の命題が織り込まれているので、この作品は芯が通っている。序盤は霧の民の娘として一部では忌み嫌われながらも真っ直ぐに育ったエリンと、生い立ちに負い目を感じながらも、自らに与えられた職務を全うせんとする母、ソヨンの物語。そして、闘蛇を巡る人と獣の残酷で痛々しい訓話。解題してしまえば「生き物を飼うときには責任を持とうな」とか、「人が万物の霊長など、おこがましいにもほどがある」という分かりやすいテーゼではあるのだが、エリンの目から見える世界は、そうした命題が少しずつ、けれど確実に浸透するようにベースがしかれている。クライマックスとなるソヨンの最期には、おそらくターゲットとされているはずの幼い視聴者たちも、色々と考えることが出来たはずだ。

 こうした命題は、更にジョウンとの出会いで具体性を増し、エリン自身が「獣」との付き合い方を考える中で、視聴者にも様々な提案がなされる。闘蛇によってもたらされていたテーゼは、更に捕食者として、兵器として、配下として、友人としてのリランへ引き継がれていき、最終的には、リランとエリンの関係性へと収束していく。空想上の生き物であるはずの「王獣」は、この物語のキーとなる存在だけに、登場時の神々しさに加え、愛憎渦巻くエリンとの関係性に奇妙な存在感がある。作中では散々「王獣とは何か」を考える機会があるわけだが、気付けばこの問いかけが、いつの間にか「人間とは何か」にすり替わり、人間社会の縮図へとクローズアップされていく。兵器と命を巡る戦争物語としてのラストパートは、こうした「人間社会のあり方」についても、様々な問題提起を起こし、視聴者にいちいち考えることを求めてくるわけだ。

 これだけの要素を内包しながら、この作品の物語は実に端正である。エリンを取り巻く様々なキャラクターが生の状態で世界に息づいており、生き様、死に様に至るまで、人、獣としての温度が感じられる。もちろん、そうでなければ作品世界に寄り添って物語を見守ることは出来ないのだから、これは最低限必要な条件ではあるはずだが、ここまでのものを作り上げることは、並大抵の労力ではない。具体的には、シナリオ構成による物語伝達の難しさ、そして「現実的な非現実」を作り上げる画面構成。幾度となく触れているが、やはりこの作品の画作りは魅力的だった。コンセプトが統一された背景美術もそうだし、逐一安定した作画面、そして、浜名監督渾身の「抽象画」パート。

 やはり特筆すべきはその奇妙な「概念」の提示方法で、しばしば見られる中世の壁画のような造形、世界設計など、エキセントリックな画面ながら、絶妙な緊張感と迫力を提供してくれる。ターゲットとすべき年齢層を考慮するなら、この画面作りにはかなりの勇気が必要だったろう。しかし、それだけの冒険をした効果は充分に出ていたと思われる。えもいわれぬ闘蛇の凶暴性や、王獣の持つ言語化できない神秘性。エリンの体験した様々な悲しみ、苦しみなど、「分かりにくいものなら分かりにくく表現してもいいじゃない」という潔さは実に清々しい。もちろん、こけおどしにならずにきちんと表現として成立していたのだから、文句の付けようもないだろう。

 こうした様々なツールを使って、最終的に行われたのは「エリンの世界を作ること」。最終回まで含めた一貫した製作理念は、一発勝負、インパクトだけで勝ち抜ける短期アニメの方法論とは異なった、地に足のついた実体ある答えを導き出せたのではなかろうか。やはりNHKアニメは侮れない。そして、浜名監督も侮れない。今後も、氏とトランス・アーツの活躍に期待したい。

 

グランプリ

‘05 「ぱにぽにだっしゅ」 ‘06 「うたわれるもの」

‘07 「電脳コイル」 ‘08 「SOUL EATER」

09「空中ブランコ」

 今期のグランプリの選出は、正直困難を極めた。去年の場合は、実に6本もの作品の中から「ベスト3」を選ばねばならないという「削る悩み」だったのだが、今期の場合、何故か「これはグランプリに推してしかるべき作品だ」というだけのモチベーションを持つ作品を、どうしても決めかねた。各タイトル別の部門はあっさり決まったのだ。「あの作品はこの部分が良かった」「この作品はアレが駄目だったけどココだけは秀でていた」という風に、特徴だけを抜き出せば評価出来る作品は勿論多い。、しかし、「じゃぁ、その中でどれが総合的に優れているのか」と問われると、まるで異種格闘のように、なかなか同じ土俵にのってくれなかったのだ。

 そうこうして悩んでいると、奇妙な現象があった。1作品だけ、ほとんどの部門に候補に挙がる作品があったのだ。希有なアイディアを持ち、それを表現しきるだけの技術もあり、独特のユーモアにも富み、さらにそれを支えるキャスト陣も実に堅牢。そんな作品があったわけだ。それなら、その作品が今年のナンバー1じゃないかと、そういうことだった。

 「空中ブランコ」は、なかなか一般に受ける作品ではない。画面がとにかく奇抜だし、情報量が多くてアクも強い。「何でもいいから気軽にアニメが見たい」という人間に対しては、ちょいとハードルが高い作品である。それだけに、乗り越えた先には潤沢な実りがある。グランプリ選出作品としては初めて1クールの作品なのだが、わずか11話のあいだに、これでもかと溢れんばかりのアイディアが詰め込まれた、極限まで研ぎ澄まされた一品と言えるだろう。

 画面の目新しさは、単に目先を変えただけの結果ではない。各回の感想ページで細部分析を行っている通り、「そうする意味」があるからこその画面なのである。そして、「その画面でしかできないこと」があるから、新しい画面で新しい物語を生み出すことが出来た。分かりやすいところでは時系列重複という小憎らしい演出もあるわけだが、そうした演出方向も、最後まで見終わると全てに「作品を描く上での意味」があったことが分かる。1つ1つのエピソードに手抜きをせずに、更にそれを重層的に重ねていくことで描かれる世界とメッセージ。全てを出し尽くした後に登場した10話11話の持つ破壊力の恐ろしさと言ったら!

 今期は「画面の持つ効果」というものをストレートに活かした作品と、既存の技法を打ち砕くべく、独自の道をつっぱしった作品の2方向性がきれいに出ており、双方のバランスが一番うまく取れていたのは、おそらく「獣の奏者エリン」だろう。前者の「ストレートなアニメ」としては「狼と香辛料Ⅱ」や「ささめきこと」が挙げられるし、後者の代表格は「化物語」があった。そして、そんな「化物語」とも一線を画した尖った方向性を持つのが、この作品だったわけだ。

 改めて確認すると、このアニメは確実に万人受けはしない。何度も繰り返し視聴し、その画面の意味、構成の意味を考えながら見ることが必須の作品なので、暇で、興味のある人間だけが味わえる作品である。しかし、それだけに病的なまでに根深いものである。世の中のアニメが全部これになってしまうと流石に困ってしまうが、1年に1本くらい、ここまで偏執的なアニメがあってもいい。そう思うのである。来年は、何が登場するだろうか。

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コメント
無題
初めまして。
空中ブランコとささめきことは観ていませんが、結構納得な結果です。
それにしても大正野球娘。とか宙のまにまにとか夏のあらし!とか評判は良いですけど、地味な作品はやっぱり売れませんね。
爆売れしろとは言いませんが、せめてスタッフが報われる程度には売れて欲しかったです。
化物語のヒットは内容の斬新さ面白さに加えて、OPのCDを付録にしたり、DVD1枚でひとつのエピソードが綺麗に終わる1話完結型とストーリー型の良いとこ取りの構成だったり…考えたなと思いました。そして何と言ってもキャラコメンタリーも大きいですね。
大正野球娘。は自分も大好きですが、TBSのアニメがよくやる特別編に期待でしょうか。評判は良いので有り得なくはないと思います。ディズニーチャンネル再放送だったり、今度イベントもやったり動きはあるし。
では失礼します。
【2010/04/04 04:21】 NAME[村雨] WEBLINK[] EDIT[]
無題
おお、ご感想ありがとうございます。
超絶自己満足でこんなん書いとりますが、レスポンスがあるとやっぱり嬉しいもんです。

「たいやき」は悪い評判は聞かないんですよね。だから本当にいい作品だったという思いはあるんですけど、やっぱり売り方やタイミングなんですかねぇ(時期的に「けいおん!」の狂乱と被ってましたし)。まだ漫画連載は続いているので、それに絡めた続報に期待したいところです。今はやりのOAD商法でもいいので。

そういや、「まにまに」はこっちで放送してないから全然チェックしてなかったですね。アレもちらほら噂は聞くから、余裕があったら見てみたいところです。
【2010/04/04 05:07】 NAME[Thraxi] WEBLINK[] EDIT[]


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