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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 次回予告で奈央坊から「ブタ野郎」って罵られた時点で色々吹き飛んだ、第3話。毎回次回予告で「いけずですね」って言ってたどこぞのアニメと同じ趣向だな(ダメージはだいぶ違う)。

 何だろう、キュッとくるお話でしたね。すごく分かりやすい展開。多分、人生で何度か見たことがある話な気もするし、解決に特に説明もないのでお話として成立しているかと言われたら疑問も残るはずのシナリオだ。でも、なんかキュッとくるわね。多分、根本的にこういう構造に弱いってのはあると思う。「何度か見たことがある」気がする割には明確に同じような話はなかなか思い出せないけど、最近だったら「刻刻」のラストの展開みたいに、「一人が誰知らず犠牲になれば周りの人たちは平穏無事」っていう状態で忘れ去られていく存在。アルティメットまどかとかも近いものがあるかな。そういう展開って、「あいつが死んでも、みんなの心には生き続けているんだ……」っていう(少なくとも外から見ている人間にとっての)救いが無くなってしまうので、その齟齬を考えるだけで何ともいたたまれない気持ちになってしまうのだ。今回の先輩の場合は犠牲というよりも単なる被害だが、そうして人が消えてしまうという事実を、何よりも本人が受け入れてしまった状態で進行させるというのは一層心の痛むものである。

 こうして大仰な問題を扱ってはいるのだけど、実際に描かれる事象は身の丈にあったストーリーテリングなのでラノベ特有の「青春」の文脈に噛み合ってるのが響く要因なのだと思う。そりゃラノベ世界なんだから異世界に飛んでガチバトルでもいいが、我々の想定する「高校生」のキャラクターで身近に感じられる「戦い」と言えば、例えば眠い時に絶対寝ちゃいけないという頑張りだったりするのである。こんなにも卑近で、痛いほどわかる気持ちがあるだろうか。我々は誰だって、「絶対寝ちゃいけないけど眠くてしょうがない」という経験を2度や3度はしたことがあるはず。まして、「寝たら人が1人存在を消される」なんてとんでもない状態になってしまったら、その重圧もひとしお。「完全徹夜でバイトに出勤するのって、高校生でもしんどいやろなぁ」と思っていたらさらに2徹3徹と重なっていくので、そのしんどさを想像するだけで怖気が走る。まさに「少年少女の戦い」を描いた迫真の物語であった。

 あとはまぁ、先輩がちゃんと可愛いし、主人公の咲太も青春ブタ野郎の名にふさわしい青春っぷり。強引極まりない解決法だったわけだが、そこに至るまでのプロセスは理解できるものだし、それをやることが、異世界で魔王を討伐するのと同じように、男子高校生にとってとんでもない冒険だったことも理解できる。立派に主人公の責務を果たしてくれて、先輩も先輩で返礼の一発目がビンタというひでぇ対応がいかにも「らしい」あたりが憎めない。冷静に考えたら出来立てほやほやのカップルが全力でイチャイチャしているだけのシーンを見せつけられるという最低のシチュエーションなのだが、まぁ、この2人ならしょうがないかな、と受け入れられてしまう。

 ところで、咲太は絶対に家に帰ったらバニー衣装でクンカクンカするよね。しない? するよね?

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