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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 烈海王と寂海王(の中の人)がコンビ組んでてワロタ、第6話。なんかもうね、最近青山穣が出てくるだけで面白くなっちゃう身体になってるわね。しかも今回はそれに加えてうえだゆうじ・村瀬迪与と、地下世界にはクセの強い連中しか揃ってねぇ。この濃さはなかなか他じゃ味わえません。

 今回のタイトルはラジエーター。つまり冷却器を意味しており、デカダンス全体での生存競争は一旦お休み。つまりタンカーサイドの描写がほとんどなく、それすなわち普通の人間ボディのシーンが無いので全編冗談みたいなサイボーグモードで話が展開するということである。キャラクターデザインだけを見たらウゴウゴルーガみたいな世界であり、どこをどういじってもシリアスになんてなるわけがないふざけた世界。実際、このコミカルなんだかケミカルなんだかもよくわからないようなキャラデザをいいように使っているのは間違いなく、帝愛グループも真っ青のブラックな地下労働施設への誘導も、このヘンテコサイボーグ連中だと全部ギャグになってしまう。ケツに何か注入してぶっ飛ぶあたり、一歩間違ったらヘボットである。絶対にありえない想定だが、これがもしカブラギさんのギア形状で描かれていたら、冗談でもなんでもない、単なる地獄絵図なのだ。あくまで「人ではないサイボーグ」だからこそ描出し得た世界観だ。

 ただ、そうして「ふざけた」キャラが画面に踊っているからといってずっとふざけたシーンで気が抜けるのかというと、むしろ逆である。今回はサイボーグパートが大半だっただけに、どんどんそのサイボーグの面々に生の実感が宿っていく気さえする。設定は凄まじく適当なのだ。なんでこんな施設があるのかもよくわからないし(多分この世界なら燃料処理なんて全自動でも可能だろう)、そこに送られた連中がどのように生き延びてきたのかも定かじゃない。お先真っ暗の世界なのかと思ったら、ちゃんと娯楽が用意されてたくましく生きてる連中だっている。システム側はどこまでを黙認してこの世界を作っているのだろうか。

 しかし、そうしてよくわからん部分はあまり問題にはならない。地下世界ではカブラギだけが変わらず存在し、バグとして落ちぶれた様々なサイボーグの姿が、時にコミカルに、時に救いもなく描かれている。そんな状況に「生への活路」としてのサルフジが現れ、さらにそこからドナテロたちへとつながっていく。そうして少しずつ「サイボーグの生き様」が掘り下げられ、最後にはまさか実現するとは思わなかった「サイボーグ形状での軽快アクションパート」が実現するのである。こっちの形状でも、迫力あるバトルパートが展開できるのは純粋に技術力の勝利。キャラデザを詰めて、世界観を詰めて、演出を詰めていなければ成り立たない見せ場なのである。

 「何としてもオンラインゲームに接続したい」なんて、キリトさん連合軍でもなければ「単なる病気やんけ」で終わりの欲求なのに、カブラギさんのそれに「命をかける価値がある」ことは誰も疑わないだろう。デカダンスの向こうに、ナツメが待っている。それだけで、カブラギさんはどこまでも強くなれる。こんなナリのくせに、やたら格好良く見えてくるのだから困ったものである。

 そして、まさかの「NEW GAME」から改めてナツメと出会うことになる……もう、どこに行くのかなんて考えるのも無意味だろう。後はひたすら、なすがままに見守るしかないわ。

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