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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「のだめカンタービレ フィナーレ」 5

 気付けば「のだめ」のアニメ化も3期目に突入し、今回はタイトルにも「フィナーレ」と銘打たれた最終回ということになる。これまでの作品も特に不満のない状態で見ていたのだが、世間的にこの作品はどのように映っているのだろうか。

 原作は知らないのでアニメだけをぼんやりと追っていたのだが、改めて見ると、ストーリー自体はごく単純である。何せのだめと千秋の分かりやすいラブストーリーなわけで、のだめがどれだけ変人でも(そして存外千秋も変人だが)、落ち着く結末は一つであろう。回を重ねるごとに恋人関係を通り越して熟年夫婦のように良い関係性を構築していく2人を見ていると、「もう好きにしてくれよ!」ってな天晴れな気分になってくる。もちろん悲喜こもごも、気持ちのもつれはあるのだが、もともとのだめが変人という設定なので、共感してやきもきするというよりも珍しい生き物でも見るような気持ちで見てしまうのが正直なところだ。

 そうした「ラブストーリー」というよりも「所帯じみた家族劇」みたいな性格は2期のあたりですっかり固まり、アパルトマンの仲間達との絡みはホームドラマみたいな雰囲気。どいつもこいつもなんだか憎めないキャラクターで見ていて微笑ましいのは、ドロドロと妙な関係になりがちな少女漫画の重たさが無くて助かる部分だ。あと、伊藤静、大原さやかなどのキャスティングが非常にS寄りで妙な部分を刺激されるのも良い点かもしれません。

 今作でフィナーレを迎えるということは、のだめと千秋のなあなあの関係性にも、きちんと決着がつくということになるのだろう。これまででも充分「決着」は見ている気もするのだが、この作品の魅力を損なわないように、あくまで脳天気に、そして音楽を絡めてご陽気に御願いしたいもんである。

 今監督は「うみねこ」明けで休みが無い中での作業だろうが、頑張って欲しい。多分毎回感想を書くようなことにはならないけど、多分楽しんで見ていると思います。 

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○「ひだまりスケッチ×☆☆☆」 5

 ひゃっほー! ひだまりだー! ゆのっちだー! アスミスだー! ゴルベーザさまだぁ!! ウメスだーーー! 英語出来るんですねウメース!

 とまぁ、かなり期待に期待を重ねて、辛抱たまらん感じで始まりました、「ひだまりスケッチ」第3期。関西は一週遅れてのスタートなのでよっぽどネット視聴に走ろうかと思ったけど、必死で我慢。今回からひだまりも額縁外れたし、ちゃんと本放送で見ないとね! 

 で……あのさぁ、大沼さんがいないのは仕方ないと思うんだよ。「バカテス」で手一杯だろうしね。でも「ef」の時は監督やりながらオープニング作ってくれてたじゃん……今回のオープニング、あれで正規品なのかなぁ。「365」のときの完成度を見てしまうと、流石に今回のは物足りないぞ。いや、手間を削減した割にはそれっぽく仕上がってるとは思うし、曲自体は相変わらずのノリなので大変結構なんだけど……うーん。あ、エンディングの方は触れませんよ。大丈夫、せっかくmarbleがあんな賑やかな曲を提供してくれたんだから、多分7話くらいにはきちんといい画に差し替わっているに違いない。

 そして、オープニングから大沼さんが抜けたことよりもダメージが大きいのは、どこを探しても尾石達也の名前がないこと。どこいっちゃんたんだよぅ。尾石さん無しでひだまりが成り立つはずがないじゃないか。もちろん制作がシャフトで、総指揮をしているのはあくまで新房監督なので雰囲気は維持されているんだけど、やっぱりあの独特の「あり得ない感」が失われている。ひだまり荘を彩ってきた数々の実写小物もめっきり目立たなくなっているし、様々な現象、キャラクターを文字記号などの抽象概念まで落とし込むエキセントリックな演出はすっかりなりを潜め、あくまで「普通の画面」が多い。今回随分目立ったのが画面の押し引きを強調する手法で、これだって背景動画を使っているならそれなりの労力になるはずなのだが、多分あれって撮影処理だよね。ピンポイントで使えばそれなりの効果もあるはずなんだけど、ああも連発されると流石に画面に慣れて飽きるんだわ。郵便受けを使った部屋の表示、各人のトレードマークを使った人物表記などの細かいポイントは踏襲しているものの、やっぱり「踏襲しているだけ」というイメージが強くて、無印から「365」に進んだときのドキドキ感がなくなってしまった。これは1話ではかなり残念(365の1話は半端じゃなかったからなぁ)。

 でもまぁ、高望みしすぎたが故の不満もありつつ、普通にみられるクオリティは維持してますよ。今回も赤点を見て風化するゆのとか、吉野屋先生登場時の髪のなびく様子とか、それなりに作画には気を遣ってるみたい。心のどこかでは「尾石さん、撫子や翼はいいから早く帰ってきてぇ!」と叫ばずにはいられません。

 そしてキャスト話。実を言うと新入生2人が小見川・原田というキャスティングになると知って、てっきり小見川=乃莉、原田=なずなだと思ってしまってたんですよね。でも実際は逆だった。小見川はあのくらいの音域だとそこまで引きつった演技にならないので聞ける……といいな。今回台詞がほとんどなかったので目立ちませんでした。原田ちゃんは地声があんなトコにあるとは思えない役作りでまたびっくり(地声は「バカテスラジオ」を参照してます)。面白いなぁ。ま、今回一番気になったのは、英語の先生となずなの母親の声が同じだったことですけどね。後藤(弱)さん、もう少し声変えて。 

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○「はなまる幼稚園」 6

 今期最も読めない枠であり、噂によるとペド御用達の作品……と言われてたが、そんなこたぁない。普通のアニメだ。水島精二監督自ら、「自分が監督した作品で初めて、人が死にません」と言っているように、基本はほのぼのとした「萌え」アニメである。ここで水島監督が起用されたのは単純に実力があるからであろうし、わざわざGAINAXでの制作ってのも面白い。まぁ、ガイナは過去にも「ぷちぷりユーシィ」という素晴らしい作品を作ってますので、こっち方面でも気合い充分だと思われます。

 で、初回の感想だが、なるほど悪くない。特に起伏もない、どこかで見たことがあるような1話目のスタートなのだが、それでもテンポを意識した構成と、ちょっと目を引くカメラワークによって全く退屈することなく見ることが出来る。特に「園児の目の高さ」を意識したような演出が面白くて、例えば幼稚園に駆け込んだ杏が見た蛇口や帽子掛け、飛んでいくリボンを追う小梅の視点など、日常の風景ではなかなか切り取れないような印象的な画が臨場感を持たせる役割を果たしている。このあたりのこだわりは、流石の一言。

 まぁ、そんな些末な側面を見ずとも、なんとなくこまっしゃくれた杏の挙動を見たり、ちょこちょこと動き回る園児たちの姿を見ているだけでも心暖まるし、主人公のつっちーも(流石に仕事柄あんまり共感は持てないものの)悪くないキャラクターで嫌らしくならない。おそらく今後も1話と同じような「なんとなく幼稚園な感じ」が展開されていくんだろうが、子供を見る、というよりはペットの犬猫を微笑ましく見るような目で見られればいいんだろうと思う。キャラクター的には園児っつってもぽてまよみたいなもんだし。個人的には大人パートとか特にいらないんだけどね。

 そして当然キャストの話。今作は正直、一回目の視聴で誰が声を当てているのかがさっぱり分からなかった(男性陣を除く)。まぁ、子供役の作り声だから仕方ないんだけど。真藤圭は悪くない素材だと思うんだけどなかなか代表役が固まらないので、ここらで一旗揚げて欲しいところである。そういや「こどものじかん」にもメインで出てたなぁ。そして真藤からのつなぎで他の面子を見ていくと、彩陽、つねちゃまこと恒松あゆみに小笠原亜里砂など、随分ソレスタルビーイングの臭いがするキャストです。監督繋がりだろうなぁ。 

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○「聖痕のクェイサー」 4

 事前情報無しでの視聴。以下、オープニングクレジットを見てる時の印象。「また吉野かよ!」→「ほぉ、構成に上江洲さんかぁ、それなら期待していいのかな」→「キャラデザがうのまことね、確かに言われてみればそうだな」→「オープニングはなかなかいい感じでないの?」→「監督金子ひらくかよ……どないすんねん」。いやまぁ、どんな作品作りになるかは分からないけどさ。

 世界設定はきれいに厨二。お姫様を守る分かりやすいファンタジー設定に、戦闘に関わるキャラクターは「元素を操る」という最近流行の(?)能力分担がなされており、主人公の少年の台詞回しや振る舞いには濃厚な邪気眼が含まれている。「何故あいつが手負いの身でベッドを飛び出したか」とかいう説明は一切無く、戦闘も特に説明無しで、雰囲気のみでマグネシウム相手に鉄が勝った。

 特筆すべきは、その「画面の繋がりの無さ」である。戦闘シーンにはそれが顕著で、主人公の女の子がマグネシウム手錠で捕らわれてからヒーロー出現までのカット割りは、はっきり言って不自然である。会話もなんだかかみ合ってないし、無関係な遠景混じりでつないだ奇妙なカットには、どう考えても意味は無い。勝手な推測だが、エロが売りの原作らしいので、多分DVD版で「差し替え」られるカットがこのあたりなんじゃなかろうか。「恋姫☆無双」などではエロシーンがまるまるカットを差し替えて挿入されたという前例もあるらしいので、あの辺のシーンには地上波では流しにくいような何かが挟まり、そのための尺つなぎがああいった不自然なカットつなぎになっているのだと思われる。っていうか、そうでないと流石にひどい。何か深慮遠謀があってのことなのかもしれないが……もしそうならもう分からねぇや。まぁ、そんな邪推を除いたとしても、戦闘シーンは雰囲気だけだから何が起こってるのかさっぱり分からないんですけどね。電子配列をいじっての錬金術って……まるっきりBK201じゃんね。あちらは元素限定なんてけちなこと言わないけどさ。どこぞのレベル5といい、最近の能力者はやたらと電子をいじりたがるな。

 全体的にはこうした「つなぎの不可解さ」がどうにも気になって仕方ないので良い点は付けづらいのが正直なところ。もっと阿漕なエロ描写がガンガン出てくるのかと思ったらそうでもなかったし、だとするとお姫様の乳揺れなんかは中途半端だし。キャラクターもテンプレ臭しかしないので、そこまで身を入れて見たい作品でもないです。作画の安定だけを売りにするタイプの作品だろうか。

 だがしかし、やっぱり気になるキャストの話。大量に登場する女性陣は、やたらと最近売り出し中の若手が顔を連ねる。メインどころは三瓶、藤村といった手慣れた連中だが、それを囲むのは豊崎、花澤、平野、日笠など。台詞しゃべってるの聞いても分からなかったのがぴかしゃだったのでちょっと悔しかった。考えてみりゃ、まだ澪しか知らないんだよ。そしてそんなヒロイン勢なんかを差し置いて、今回一番活き活きしてたのがマグネシウムの仮面の人。一番かっ飛ばしていい演技してるから「誰だろーなー」と思ってたら、なんとなんとここにも高垣彩陽。「あやひぃ? 嘘?!」と思って慌てて確認すると、確かに言われてみれば彩陽。うーむ、イメージがここまで変わるとは……やっぱり恐ろしい子! でも来週以降出るのかな? 出るなら楽しみですが。 

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○「バカとテストと召喚獣」 5

 シャフトではなくてSILVER LINKというまだ若い制作会社が大沼心の指揮の下で元請を行っている新作。脚本の高山カツヒコも伴っているので、スタッフ的には凄くシャフトっぽい感じのする作品。

 ラノベ原作ということでシナリオ面には特に期待するものではない。中盤以降の「試召戦争」のくだりなんかは、「いや、普通にテストの点を較べあっても一緒だろ」とかいう愚にもつかない文句は出てくるし、あまりにあまりな学校の設定なんかは「ほんとに適当に設定考えてんだろーなー」と思える苦笑いポイント。

 ただ、そんな部分は除いても、何となくノリでみられるテンションの高さは嫌いじゃない。タイトルに「バカ」と入っている通りに主人公は良い感じに突き抜けたバカで、頭の悪さを嫌みのない感じでうまいこと表現している。下野ぴろんの声も、どこぞのバスカッシャーなんかよりこちらの方がしっくり来る。どこか病的なクラスメイトもあまり出しゃばらずになんだか危ない雰囲気を醸し出しているし、水橋ボイスの帰国子女は中の人のデンジャラスさを滲ませた、とてもよい水橋。

 そして大沼心の手による、いわゆる「シャフト演出」。安易なレベルでは黒板の落書きやチビキャラ主体の戦闘シーンなどが分かりやすい「シャフトっぽさ」であるが、実はこれらはそこまでウェイトが置かれる部分ではない。黒板の落書きは細かく描き込まれているものの、画面によってコロコロ変わったりしないし、時事ネタを盛り込むなどのシャフトならではの労力は割かれていない。また、チビキャラも必要な要素として動いているだけであり、「ぱにぽにだっしゅ」のように賑やかしとしては前面に押し出されていない。どちらかというと、プロップを象徴化して画面内に配置していく抽象度の高い演出技法に大沼らしさが出ているだろう。ちゃぶ台などの小道具を背景に溶け込ませたりコピーを使って複製したりするのはいかにもな描き方であるし、キャラクターの掛け合いを複層的にかぶせるのも面白いところ。制作スタジオが違うので絵柄のイメージはちょっと違うのだが、充分に「大沼的エッセンス」を取り出すことは出来そうだ。あとはスタジオの地力に期待したいところだ。

 そして個人的に注目なのは、「ささめきこと」で一気に気になりだしたメインヒロイン役の原田ひとみ嬢。朋絵役の時とはガラリと声の質が変わっており、実に面白い素材。ご本人もなかなか素敵な方らしいです。最近、やたらと写真集めてます。 

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○「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」 6

 テレビ東京が打ち出した新たなアニメレーベル「アニメノチカラ」の皮切りとなる作品。オリジナルアニメが苦戦するのが常の昨今において、なかなか思い切った企画である。

 放送前から、「やたらキャラクターがけいおんっぽい」という話題で持ちきりになっていた今作。「何でもかんでもけいおんっぽいって、世間はどれだけ流行に踊らされてんだよw」と思って見たのだが、確かに初見はけいおんだった。全然違う人がキャラデザやってるはずなのに、どうしてこうなった。とはいえ、そんな雑念が入ったのは最初の数分だけで、画面を見れば、すぐに「下手なパクり作品」ではないことは分かってくる。A-1 Picturesがこだわり抜いた世界設定は独特の空気を生み出しており、見覚えがある気がするキャラクターデザインでもガラリと雰囲気は変わる。特に背景美術はかなり凝っていて、日本とも外国とも取れない、現代とも過去とも取れない、実に不可思議な世界が構築されている。このあたりの空気の生み出し方は、きちんと「アニメオリジナル」を作ろうという姿勢が見えて良い。

 そして、そんな世界感の中で描かれる物語も、1話目では全く想像がつかなくて評価に困る部分。主人公の彼方はいわゆる「前向き真っ直ぐな女の子」で、らっぱを吹くことと「幸せ探し」を至上命題とする。この「幸せ探し」をするのがネオベネチアのゴンドラ乗りだったら話は分かりやすいのだが、残念ながら彼方は「軍人」である。この設定はどのように展開されるのか。見たところ、現時点でこの世界に「戦争」は無いし、人々の中にも特に軍人に対する敬意や恐怖、嫌悪なども見られない。近いところを探すなら「街の駐在さん」くらいの扱いだろうか。だからこそほわっとした性格の彼方でもキャラとして成り立っているわけで、今後「軍人」としての側面が浮き彫りになれば、この世界はまたその姿を変えることだろう。また、1話目の舞台となった祭りの題材である、「怪物の伝説」も気になるところ。伝承で謡われる「怪物」は彼方のパーソナリティの一環であるラッパと密接に関わっており、今後彼方たち軍人達が何らかの「巨悪」との闘争を経験することも示唆している。もちろん、今の「軍」のメンバーにはそんな逼迫した様子は見られず、この点に関しても展開が予測できない。「軍隊」「音楽」、そして「怪物の伝承」。一体どんなシナリオになるやら。構成は吉野弘幸なので、予断を許さない状態である。

 今回はその美麗な美術や、空気作りを大切にした構成、そしてKalafinaの叙情的なオープニングなど、総合的に期待を込めてこの点数。はっきり言って未知な部分が多いので、ここからどうとでも転がる内容である。神戸守監督は信頼したいところであるから、出来れば「灰羽連盟」みたいな名作になることを期待する。

 そういえば、エンディングが戸松だったんだけど……出てないよね? よく分からないけど、これがミューレの名物(と言われる)変なバーターなんだろうか。なんか雰囲気が違ってて笑ってしまったけど、なかなか面白い作り込みだった。 

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○「おまもりひまり」 4

 ZEXCS製作作品。1話の作中では「転校生を紹介する」や「あ〜、あのときの○○女!」などといった数々の台詞ミッションをことごとくクリアするという偉業を成し遂げた。ほんと、この手の作品ってのは掃いて捨てるほどあるもんだな。しかもこれって原作が的良みらんかよ。なんかエロ出身の作家が一般向けでメジャーになっているのを見るとしみじみするなぁ。私が買っていた頃の阿吽ではほぼ毎月掲載されている定番作家でしたが……他にもはらざきたくまとかね。あの師走の翁が衝撃デビューを果たしたのももう10年以上前なんだなぁ。あ、当時未成年だったけど、まだあの当時は阿吽に18禁マークがついて無かったはずなのでセーフってことで。

 さておき、すごくありきたりな1話目。天涯孤独という万能ステータスを持つ主人公(CV:平川氏)の家に幼なじみが起こしに来たり、突然見知らぬエロい女性に声をかけられたり、クラスメイトが悪霊に取り憑かれたり、それを件の美人が日本刀でばっさりしたり、実は主人公は何か選ばれた血族の末裔だったり。闖入者であるヒマリに幼なじみちゃんが「この化け物!」と言い放ちそれを後悔するシーンがあるが、普通に考えたら、化け物だし怪しいのは間違いない。そんな状況でも特に説明もなく幼なじみちゃんの方が間違っているかのような的外れな描写があるのも、ある意味ありきたりだ。テンプレの濫用は考えることの放棄でありますな。

 でも、ありきたりな上に更に最近のアニメに色々被ってるのが美味しいのか痛々しいのか。主人公は猫アレルギーで、言葉をしゃべる猫(間違った表現ではないよな)にいいようにあしらわれたり、幼なじみを含むクラスメイトにいじられたりする。うむ、すごく最近見たことがある。他にも、幼なじみが突如やってきた怪しい女性闖入者に嫉妬して勝負を挑む展開があり、CVに野水伊織と鈴木達央がクレジットされてたり。あぁ、でも幼なじみの必殺技がチョップじゃない。そして、獣耳をはやした化け物ヒロインは主人公を「ヌシ」と呼び、どことなく古めかしいしゃべり方で高圧的な接し方をする小清水ボイス。一人称がわっちでないはずがない。

 まぁ、どれもこれも言いがかりっちゃぁそうだし、別に被ったからどうなるものでもないのだが、大量の既視感詰め合わせだという印象を持たれるだけで、ちょっと損をしているのは確か。画的には特に悪い部分は無いが、だからって特に良い部分も見いだせない。今後どこかで多作品との差別化を図ることが出来るのであろうか。どうせだったら野水よりも美名をキャスティングして欲しかったけどなぁ。 

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○「れでぃ×ばと!」 4

 ラノベ枠だし「ひらがな4文字(音節区切り)」枠だし、さらにはエロ枠でもある。つまり、基本的にあんまり期待しなくて良い感じの作品だ。

 舞台はメイドと執事を養成する学校? みたいなとこで、一般人男子が雇用主側であるお嬢様と喧嘩をしたり、懐柔されたり、分かりやすくいうとエロいことになったり。パンツOKの放送枠なのでエロ描写はかなりキツい方で、1話目のピークは顔面騎乗。いい加減にメイドさんは滑って転んで絶妙な体勢で顔面に落ちてくるのはやめて欲しいし、お嬢様もお嬢様で、絶妙な体勢でぶつかってきて倒れてその結果胸を揉まれるのはやめて欲しい。でも、それを臆面もなくやっちゃう作品。まぁ、ニーズがあるからこそのアニメなんだろうけど……「乃木坂春香」と同じ印象です。

 ただ、「乃木坂」と違う点がちょっとだけある。1点目は、製作がディオメディアではないという部分。まぁ、XEBECだと良いかと言われれば微妙だけど……まぁ、1話の作画は割と面白かった。お嬢様の頭についてるのは、ドリルというよりもバーニアな気がしますよ。

 そして最も大切な要素である、キャストのえげつなさ。久し振りに中原麻衣のテンション芸が堪能できるのはこの作品ならではの売り。私は古河渚や竜宮レナよりも鴇羽舞衣やモルガンやプリエが好きなんだよ。叫んで猛って駄々こねてこその中原麻衣だと思います。そして、腹黒お嬢キャラに川澄綾子。この人の場合、中の人の力で吉田一美が「シャナたん」シリーズであっち方向に行っちゃうくらいの才能。すげぇしっくり来る。そしてポンコツキャラにゴットゥーザさま改めゴルベーザorゴルゴ(ひだまりラジオより)もいるぞ。なんだろう、この鉄板キャスト。あ、ドジっ子メイドに小清水、男装ルームメイトにくぎゅぅだと? ケシカランなぁ!

 というわけで、中の人が楽しいので続きを見るかもしれません。もう、そんなんばっかです。 

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○「デュラララ!!」 5

 大森貴弘監督作品ということで、まっとうな意味での今期最大の期待作。原作者は「BACCANO!」の人ということで、大森+ブレインズ・ベースの製作体制は実に縁起の良い組み合わせである。作者が同じだから毛色が同じなのか、オープニングの演出はまるっきり「BACCANO!」だった。

 1話目は、間尺に余裕のある作品にありがちな「なんだか設定が分かりにくいスタート」との紙一重の仕上がり。「BACCANO!」のときもそうだったが、大量のキャラクターが入り乱れる群像劇の場合、1話目で一気にキャラクターが出てきてもとてもじゃないけど頭に入らない。今作も主人公の友達がベラベラと「池袋の有名人」の名前を列挙していくのだが、多分来週以降になったらそんなモンは忘れてしまっているわけで、導入としては決して親切とは言えない。また、キャラクターデザインもそこまで明確に描き分けが出来ているとは言い難く、全体的に暗い画面構成と相まって、なかなかビジュアルでの印象も付けにくい状態。もちろん話が進めば個々のパーソナリティが発揮されて区別が出来るようになっていくのだろうが、やっぱり初見の視聴者からするといささか不安。ま、「BACCANO!」の時は自然解消した問題だし、杞憂で終わって欲しいものであるが。もちろん作画は安定しているので(1話だから当然だけど)、ビジュアル面での余計な心配はしていません。

 ストーリーの方はというと、「田舎者の持つ東京への憧れと恐怖」という曰く言い難いモチーフが、なかなか面白い形で現れている。私も東京なんざ住んだことがないし、正直住みたいとも思わないのだが、それでも田舎住まいの人間が持ってしまう東京(特に池袋なんて大都会!)に対する妙な憧れが、主人公の態度からにじみ出ているように見える。そして、それとは切り離せない感情である「恐怖」の方はより明示的に現れるようになっており、「都会はおっかねぇところだ」という思い込みが、作品のとっかかりである「首無しライダー」へと繋がっていく。作中の様子を見る限りでは描かれている「池袋」はかなり現実の街に近い描写がなされているようだが、そうした「現実に則した池袋」の中に、ポロッと「カラーギャング」や「首無しライダー」のようなフィクションが混じってくる。この混ざり方が何とも不思議なさじ加減で、例えば主人公の友人なんかは、軽い性格もあってか「首無しライダー」の存在は当たり前のものとして受け取り、しかもそれを忌避している様子もない。主人公もそれに引っ張られるようにして首無しライダーの雄姿に奇妙な憧れを持っている。このあたりの現実とフィクションの融和点というのが、今後のポイントになるだろうか。実にラノベらしい軽いノリのキャラクターや会話のテンポは相変わらず馴染みにくいものではあるのだが、それが気にならないくらいのドラマをきちんと見せてくれればなぁ、とは思う。

 最後はキャストの話。でもま、今回はあんまり女の子が出てこなかったから書くことも無いんだけど……途中で車に拉致られた女の子が戸松でしたね。「東京に出てきてひどい目に合う子」って言う役柄とビジュアルが柏木秀美(「地獄少女三鼎」の14話の依頼人)に被ったんだけど。大森さん繋がりかな。誰も覚えてない? ならいいんだけどさ。 

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