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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」 6

 もう、ド直球。藤川や五十嵐も真っ青な直球勝負を挑んでくる、正真正銘ゾンビもの。個人的に、こういう「ホントにどうしようもない状況」が描かれる作品って、マジで苦手なんです。ホラーが大っ嫌いで、極力こういうのは観ない、読まないようにしてるんです。実際、当然のことながらこのアニメは夜中に1人で観てるわけですが、これを書いてる今も背中が気になって仕方ありません。助けて!

 「大っ嫌い」といっても、それは生理的に嫌悪感が湧くとか、面白さが理解出来ないとか、そういう類の「嫌い」じゃなくて、ほんとのほんとに怖くなっちゃうから駄目なんです。だから、ある意味「ホラー映画を一番見るべき姿勢で見ている」とも言えるかもしれません。この作品もその例に漏れず、ジワジワと狭まるゾンビどもの包囲網の恐怖、人が人でなくなってしまう非情さと、パニック時に見せる人間の醜さなど、この作品が描きたいものを余計なほどに受け取ってしまう。もう、辛抱たまりません。見てる間中、ちらちらと部屋のドアを確認しながらです。

 で、そんなチキン野郎の情けない愚痴は置いておいて、アニメとしての評価なわけですが、ドがつく直球勝負を挑んできているということから、その自信の程はなかなかのもの。遠慮無くぶちまける血潮と、容赦なく叩きつけるグロ。この作品は余計な規制などかけずに一から十まで全部「ひでぇ」部分を描いてもらわないと伝わりませんからね。おかげで痛々しさもストレートに伝わってきて、実にやりきれない。テンポもいいし、画面の質も高くて見たくないものがたっぷり堪能できます。ほんとね、あの主人公の友達(名前がまだワカラン)が首を押さえたのにぐるっと首が回ってくるシーンとか、マジで助けて欲しかった。

 他にも要素のピックアップが実にまっとうで、いくらか時間をかけて描いた校門での惨劇のスタートシーンや、トチ狂ってしまった先生が自ら命を絶つシーン、多少阿漕な感もある「親友」2人組の裏切りのシーンなど、これでもかと悲惨な状況を並べ立てて絶望のズンドコにたたき落としてくれます。パニックのスタートになったチョークが落ちるカットとかも、ベタっちゃぁベタだけどベストの効果をあげてましたよね。

 今作の監督は、「DEATH NOTE」で名をあげたマッドハウスの若き精鋭、荒木哲郎。そういや彼は「黒塚」なんて作品もやってたし、どれだけ作中で人を殺せば気が済むんだ、という虐殺監督になっております。CGとの合わせ方なんかは心得たもんで、1話で多用された「ぐるっとカメラを回して全体を俯瞰するカット割り」は、途方もない絶望感と、主人公達の小ささが嫌でも伝わってくる本当に憎らしい演出だ。うえー、救いが欲しい!

 そして、そんなグロと絶望の中でも現代アニメとしてのしがらみが残るのが、やたらと揺れまくる女性キャラクターたちの胸。メインヒロイン(だよね?)の娘の乳なんざ、他のアニメと同様、重力完全無視で揺れております。しかも、若干垂れ気味です。マニア向けです。キャラクターデザインは田中将賀ってことで、相変わらずなかなかキツめの仕上がりですな。まぁ、これだけドロドロした作品だと、思い切りエッジの効いたデザインの方が画面に映えて面白いとは思う。でも流石に尻でかくねぇ?

 そうそう、キャラクターのグロさという意味では、たった1話だというのに、メインヒロインの扱いと性格が本当に酷い。親友に寝取られ、それを寝取り返すという、私好みなのかどうなのかよく分からないシチュエーションになっているわけですが、その間のヒロインの行動や態度が、いちいち本当に神経を逆なでする。「あんたなんかもう興味ないんだから」と振っておいて、さらに親友A(CV:宮野)がゾンビ化したときには「どうせなら彼と一緒にゾンビ化して死にたかった」と適当なことをぬかす。「じゃ、好きにしろや」と放置しようとすると、手のひらを返したようにすがりついてくる。うわぁ、マジでウザい。1人で出て行こうとした主人公の冷血っぷりには思わずナイスと叫んでしまいます。今後この2人の間もドロドロしつづけるんかなぁ……色んな意味でキツいシチュエーションやで。まぁ、見ますけどね。基本的にMですから、自分。

 そして、そんな面倒な女の中の人はというと、ここは一発井上麻里奈です。便利な役者ですが、基本はちょっとイラっとさせるのが得意技かもしれません。OK、ビッチ役でも文句なし。そして今回メインで登場したのは、主人公役がベーさん、親友(故人)に宮野、謎のツインテクラスメイトにキタエリ、といったあたりか。ブレません。金髪巨乳の保険医が登場したときにはあの人がCVかと思って期待してしまったが今回は違った。無念。

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○「祝福のカンパネラ」 4

 なんだか無闇に懐かしい雰囲気のする、純正ギャルゲー原作アニメ。正確にはエロゲらしいけど、地上波放送では大した問題ではなかろう。

 ここ最近は下手なエロゲよりもエロをプッシュした「普通の」作品も多い中、この作品はそれほどエロを前面に押し出す様子もなく、ただ淡々と女の子が愛嬌を振りまくという、2000年代前半のアニメの雰囲気を漂わせている。主人公は至って無個性だし、数多押し寄せるヒロイン勢も、そこまではっきりと識別出来るほどのキャラクターがあるわけでもなく、ビジュアル的にも似たり寄ったり。製作スタッフ陣を調べて「はぴねす!」と同じ会社だと知り、何となく分かったような気がした。

 ただ、そうした「取り立てて見るべき点がない」という最大の難点を排除してみると、そこまで不出来な作品というわけでもない。負の感情を一切表さずに和気藹々とふれあうキャラクターたちに特に悪感情を抱くこともないし、判子絵ではあるが、各々の登場シーンのおかげでヒロイン勢の立ち位置は一応区別出来る。キャラクターたちの動き回る作品世界のファンタジー風味は丁寧に描写されており、冒頭で流れた活気のある市場の様子なんかは、雰囲気作りには効果的だった。あとはまぁ、メインヒロインの登場後にどのような「物語」が始まるかという部分にかかっているわけで、この1話だけで判断するのは早計というものだろう。ただまぁ、1話でこれといった掴みを用意していないというのも問題かもしれないが……

 監督はウシロシンジ。どっかで聞いた名前だとおもったら「おまひま」の監督ですね。むー、特にコメントは無いなぁ。あの作品ほどどぎつい描写にしないならかえって見やすくなるかもしれないけど、一応エロゲ原作なわけで、どこまで穏当な物語を紡げるかは微妙なところ。そもそも、このアニメを見たい視聴者層には、ある程度エロも見せ場として作らなきゃいけない気もする。一応助監督名義で及川啓の名前もクレジットされているので、そのあたりのコンビネーションに期待しましょうか。

 そして、この作品のキャストは、ほぼ全員が原作からの引き継ぎというのがちょっとした売りのようだ。もちろん名義はエロゲ出演時とは異なるだろうが、ファンには嬉しい要素かもしれない。逆に言えば、原作を知らない人にとっては、「この人達がエロゲOKの人たちなんだな」と確認出来る場でもあるわけだ。まぁ、だいたいは常連さんだから知ってる名前ばかりですが。唯一、門脇舞以がエロゲOKってのはしらなんだ。事務所の異動で最近解禁したんでしょうかね。あとはこおろぎさとみや後藤麻衣とか。エロゲ声優はあまり詳しくないのでちょこちょこ調べてみたのだが、成瀬未亜を巡るゴタゴタなんかを初めて知ってちょっと面白かった。そういえば、高野直子の名前もすごくひさしぶりに見た気がします。エロゲが絡むとまだまだ知らない情報が出てきて面白いです。

 最後に一言、いえすっ! ミズハス! 

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○「オオカミさんと七人の仲間たち」 5

 諸事情により随分遅れてしまったが、ようやく第1話を視聴。これは原作がラノベ? 予備知識無しで見ると何が元なのがいまいちワカランです。

 で、とりあえずの第一印象だが、もう「新井里美のオーディオコメンタリーで見るフツーのアニメ」という印象しか残りませんでした。これはこれでいい……んだろうか。

 作品自体はものすごく普通。いかにもラノベっぽい学園もので、おとぎ話の要素を解題してまとめ上げるというネタは古今東西あらゆる媒体でやられているので、なにかそこに特別なものを見つけることもない。メインヒロインのおおかみさんは、割と素直なツンデレキャラで、見た感じはどこぞの手乗りタイガーに似ている。幸い中の人の影響で全然似ている感じはせず、1話目時点ではちょっと粗野な程度で特別な印象もない。謎のネコパンチが無闇に可愛い。主人公の少年もご多分に漏れずヘタレで自己主張の薄いタイプで、どんな展開がこの先待ち受けているかはだいたい想像が出来る。つまりは、お約束である。後半の展開のむちゃくちゃっぷりもいかにも最近の作品らしく、「退部届を出すことを阻止する」目的のはずが明らかに無駄なこと、迂遠なことをやったり、「そんなチャリの用意してる暇があったら走れ」とか「目かくしした奴にチャリを漕がすとかどんだけ無責任だよ」とか、シナリオへの突っ込みどころは山のようにある。

 その上で、岩崎良明監督作品ということで、そうした「ふつーで適当な」ものでも、それなりに見ることが出来る。印象に残った画面でいうと、例えばおおかみさんがパンチを決めて「にゃーん」なところなんかは可愛かったし、クライマックスであるドロップキックのシーンなんかは動きもしゃきしゃきしていて何となく笑えてしまう。エンディングで流れた映像(多分OP?)も賑やかだったし、シナリオ云々を気にせずに単なるギャグとして見る分には、そこまで目くじらを立てて見るようなものではないだろう。

 そうした全ての要素を加味しながらも、この作品はナレーションでもっている。もう、意味がワカラン。普通ナレーションってのはなるべく背景化させるもので、敢えて目立たせる場合にはそれなりの意味があるものだが、この作品の場合、「とにかくみっこと一緒にアニメみよーぜ!」という雰囲気しかない。同じく岩崎さんが監督をやった「ハヤテのごとく!!」では若本が似たような「濃いナレーション(天の声)」をやっていたが、あれともまた違うインパクトがある気がする。みっこの場合、どの程度アドリブが入ってるんだろうか。

 「1人で空気を作れる役者は素晴らしい」と何度か評したことがあるが、そういう意味で、珍獣新井里美は無敵かもしれない。めくるめくみっこワールドを堪能する作品。それがこれ。でも、確か小期間の活動休止を発表したところだが……大丈夫かしらね。まぁ、大丈夫よね。バナナ喰ってりゃね。

 で、全部みっこに持って行かれそうなこの作品だが、他の面子も無駄に気合いが入っている。ヒロインの静は正直そのまんまの役だが、サブに伊藤かな恵がついたことでなんだか親分な雰囲気がグレードアップ。やりやすそうな現場である。さらにおおかみさんが部活の本部に転がり込んだ直後にステレオサウンドで堀江・川澄ボイスが聞こえてくるというサービス。なんだ、完璧じゃないか。中の人補正だけでも充分埋め合わせが効くわ。

 余談だが、みっこボイスで何度も何度もキャラクターの胸をネタにするのは、本当にアフレコ現場がギスギスしそうで面白い。まぁ、御前は手ぇ突っ込んでるんだろうけどね。 

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 ○「セキレイ pure engagement」 5

 2年もの時を経ての2期目。一応2期目が出来たってことは、1期目もそれなりの反応があったってことなんだろうか。1期目の最終評価を確認したら、可もなく不可も無しの5点だった。当時の指針としては、草川啓造+セブンアークスは基本的に信用することにしていて、1期もアクションシーンにそれなりの力が入っていた部分を評価していたと思う。ただ、その後の展開では「アスラクライン」シリーズがいまいち盛り上がりを見せずにフェードアウトしていったために、ここのところ苦しい戦いを続けているというイメージ。まぁ、劇場版「なのは」で汚名は返上したと思いたいけどねぇ。

 そんな微妙な心境で見守る、久し振りの鶺鴒計画。1話はキャラクターの説明もそこそこに、2年前のラストからの繋ぎをそつなく見せる程度に留まっている。売りであるアクションはいきなり戦闘ヘリや戦車をぶっ壊すという派手なものだったのでそれなりに見応えがあったし、「おっぱいバトルもの」としては期待してもいいんじゃないでしょうか。他にも草野の植物を使った触手プレイに、結のあっけらかんとした入浴シーン、敵方討伐部隊の阿漕なシャワーシーンなど、この作品に求められている要素は無難にクリアしている。

 個人的にはやはり皆人を囲む面々のドタバタしたギャグテイストが好きで、この数年で一気に存在感を増した花澤香菜演じる草野の「ムーッ!」な感じが素敵。基本的に全員エロOKのあけすけな性格なのでキャラが被ってしまいかねないのだが、あれだけ巨乳キャラが一箇所に集まって、きちんと役割分担しながら賑やかにまとまっているのは今後が楽しみな部分だ。まぁ、ちょっとハードな展開になりそうだからギャグ成分は薄くなりそうだけど……

 個人的にお気に入りなのは、結でも月海でもなくて、おっぱいエロ眼鏡の松さん。中の人が遠藤綾で、綾さんはなかなかこういう声音の役ってやってくれないから聞いてて楽しいんだよね。他のキャスト陣も実に贅沢な使い方で、メインを早見沙織、花澤香菜といった若手で取りそろえながら、ゆかな、大原、生天目、伊藤静に甲斐田ゆきなど、一時代を作った「萌えキャスト」の取りそろえ方がたまらない。まぁ、一番萌えるのは広人役の関俊彦ですけどね! 関さんは変態役やらせても格好いい!

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○「殿といっしょ」 ?

 知らんがな。杉田楽しそうだよ。

 

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○「ぬらりひょんの孫」 4

 気付けば割と可哀想な時間帯に流されてしまった、深夜枠では久し振りな気がするジャンプ原作漫画。正確なデータがたどれないが、ひょっとして深夜にジャンプアニメって「To LOVEる」以来か。だとしたら2年ぶりくらいってことになるなぁ。

 作品自体はシンプルな「ジャンプのバトルもの」なので、アニメになった形態を評するのは結構難しい。おそらくだいたい原作通りのお話だったと思うが(1話目の話なのかどうか定かじゃないけど)、原作ファンの目にはどのように映るのだろうか。元々そこまで激しいアクションを求めるような作品でもないので動きが緩慢なのは別に構わないと思うのだが、おそらく魅力の1つであろうと思われる墨絵を意識したようなタッチは、当然アニメになるときに捨象されている。そのあたりのデザインの違いで印象も変わるし、ひょっとしたら毛嫌いする原作ファンもいるのではないか。

 個人的にはそこまで原作に思い入れもないので、別に多少デザインが犠牲になっても構わないと思うが、その分、取り立てて誘致要因を見いだせないのも事実。冒頭の牛鬼との対話シーンで一応は見得を切っているが、今回のクライマックスでもリクオの変身は見られなかったし、お目見えの1話なのに見どころが意識できない。他の妖怪たちとの絡みも大して描かれないので、初見の視聴者にはあまり親切に見えない導入である。また、脚本の詰め方がぬるいのか、ところどころにもっさりした間が空いてしまう部分があって、どうしても気になってしまった。高橋ナツコ原作だとこういう意識に上る「間」が出来ている気がするのだが、脚本の演出方針がそういう風になっているのだろうか? それとも単に穿った見方をしているのでそう感じるだけか。

 評価出来るポイントとしては、様々な造形の妖怪たちの姿が、アニメだと個々に引き立つので見ていて面白いという点があげられる。たとえば首無などは、「胴体と首が別にある」ことは漫画原作でも分かるわけだが、アニメではその「違和感」が前面に押し出されて、何とも珍妙な絵面になる。「デュラララ」のセルティも面白かったが、首無の場合は本当に「首がないだけ」なので、アニメでお約束の全身を描く動画のパターンが当てはまらず、どこかちぐはぐな動きに見えるのが興味深い。他にも牛鬼やぬらりひょん、そして雪女などの妖怪がカラーで、愛嬌を振りまきながら動いてくれているのは、妖怪好きにはちょっと嬉しいシチュエーション。次回予告で出てきた朧車とか、「鬼太郎」で感じたあのゾワッとする雰囲気が出てくれば面白いかもしれない。

 あとはまぁ、キャストの話? ぬらりひょんに周夫さん、牛鬼には譲治さんあたりは鉄板。確かこの作品はドラマCDキャストがそのまま持ち上がりなので、このあたりの布陣はありがたい部分。あとは雪女ですかね。今週のジャンプでやたら可愛かったので、ちょっと雪女を応援したくなっております。エンディングで動くのちまっこいキャラも可愛らしくて好きです。

 ま、良くも悪くも少年漫画原作。とりあえず変身も含めたガチンコバトルシーンを1回観て、その後に判断しても遅くはないでしょう。

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 ○「生徒会役員共」 6

 凄い時代になったものである。もし5年前に戻って、「氏家ト全の4コマがアニメになるんだぜ」と言っても、エイプリルフールでも無視されるレベルだったろう。しかし、それが実現した。そして、割とアリな形で実現した。

 「あの」作風から想定されるアニメなどというものは基本的に存在しておらず、「いくら4コマがぼこぼこアニメ化されているとはいえ、流石にこれは……」と思っていたのだが、1話をみる限りでは、むしろ割と普通のアニメに見える。もちろん、最大の持ち味である下ネタの容赦のなさは健在なのだが、あの「毎週どころか毎話だいたい同じ絵で同じ内容をコピペしたみたいなヤな安定感」は、アニメだとあまり感じられない。きちんと流れがあり、タカトシを中心とした「学園生活」を臭わせつつ、その中できちんと下ネタをオチとして持ってきているのだ。まさかあの漫画にストーリー性を感じることになろうとは。

 そして、そんなシナリオ構成は、素直にうまい。1話ではテンプレート通りながら主要キャラの自己紹介を済ませ、それでも義務的になることなく、冒頭から尻まで徹底してテイストを維持しているし、印鑑によるアイキャッチでネタとネタの間をブツ切りにしてしまっているのに、前後で流れが断たれた感じにならずに、あくまで「1日の学園生活」の繋ぎの中で1ネタ1ネタを展開させている。こういう構成ならば、「同じ流れのコピペのような作品」であっても、それはあくまで「同じ部屋で同じキャラがしゃべっているから同じ流れになるだけなんですよ」という説明が付けられてしまう。目先が変わらないことが、至極当然のものとして理解出来る。いや、根本的な解決になってない気もするのだが、テンポと流れを両立させているのだから現時点では文句も無い。「想像以上に想像と違った」ことを評して、点数は少し高めにさせてもらった。

 まぁ、どこまで行ってもマンネリズムの勝負になる作品なのは間違いないだろうから、2話目以降ですぐに飽きが来る危険性は存分にあるんだけどね。逆にこれが定番として落ち着けば,毎回ダラダラ楽しめることにもなるだろう。うん、ぶっちゃけ「B型H系」と同じくらいの感想になってますよね。エロ4コマって意味では同じだし。ただ、コッチの方が「ループの周期」が短いおかげで構成の難度は高いと思われる。

 で、「B型H系」の名前が出たついでにキャストの話に入ってしまおう。「B型」では田村ゆかりの痴態を見て笑い、「うひゃひゃ、これって根っからのファンはどんな気持ちで見てるのかねぇ!」などと対岸の火事を決め込みながら楽しんでおり、まさか自分の入れ込んでいる役者がすぐにこんな作品でメインを張るとは思わずにいました。ブーメランがものすごい速さで帰ってきた気分。エロネタ全開の台詞を実に微笑ましい声音で読む面々……

 OK。これはこれで。ぴかしゃは既に「クェイサー」でやってるから何の問題もなし。そしてこの手の作品は初登場のしゅが美……もう、ぴかしゃと一緒にしゃべってるだけで楽しそうに聞こえるのは、私の耳がおかしくなったせいでしょうか。もう、このカップリングだけで3クールくらいは聞けそうですわ。いけるぞしゅが美! それにしても、かたや巨乳のおねーさん系キャラを2つ続けて担当し(迷い猫の乙女)、かたやエロで弾けて完全無欠のネタキャラを2つ続けて受け持つことになった(クェイサーの華)。けいおん声優の進路をここまで分けた要因は何だったんだろう。やっぱりぴかしゃの芸人気質か……まぁ、後々まで食いつなぎやすいのは芸人さんな気もするけど。

 なんか2人の話ばっかり長くなったが、もちろん矢作紗友里の持ち味が存分に活かされているのもうれしい限り。やっぱりおはぎはロリっ子狂言回しが一番ですよね。

 あと、意外に重要なのは突っ込み役に回された浅沼晋太郎。「四畳半」でも抜群の安定感を誇る浅沼君だが、この作品でも、あの独特の諦観を含んだ突っ込み台詞が実にきれいに出ている。あのテンションのおかげでどれだけ賑やかにネタ回しをやっても最終的に「氏家テイスト」になってくれるわけだ。最終的に、彼で作品がなりたっているとすら言えますよ。頑張ってんなー。

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○「伝説の勇者の伝説」 5

 新番組の評価ではあまり使いたくない言葉ではあるのだが、……普通。ただ、時代を10年かそこら間違っちゃった感じで、普通。最近のラノベっていうと学園が舞台でちょっとオタクじみたネタなんかをいれて自意識がばりばり過剰な主人公が鬱陶しい自分語りをいれて、というイメージなのだが、この作品はフツーに剣も魔法も使うし、フツーにロストロギアみたいな遺物と戦ってみたりする。本来ラノベってこういうイメージが強かった気がするんだけどね。

 冒頭部分のイメージはそんなに悪くなかった。画面が分かりやすいというのが最大のプラス要素だと思うのだが、頭を使わずとも主人公とヒロインの関係が理解出来て、それに「英雄王」も絡んできて、そのキャラクター性も至極単純で、今のところ捻りも何も無い。ヒロインの性格だけはちょっと面白いが、それでもあまりエゴイスティックな主張をするわけではなく、「とにかく台詞でキャラを立てないと駄目なんです!」と必死な面が見えないだけでもありがたい。

 ただ、シンプルだったのは隣国領に入って遺跡探索を行うシーンくらいまで。中盤以降は国王の回りで起こる出来事と主人公の遺跡探索、ガーディアン退治の場面がクロスするようになり、とたんにブツ切り感が強くなる。特に「妹を助ける−!」と叫んで突っ込んできた奴の行動なんかが非常に安易で説明くさく、要素として完全に浮いてしまっているのはいただけない。最後は回想シーンも混ざってきて余計に分かりにくくなるし、せっかくのシンプルな世界観設定が勿体ない気がする。この先どういう展開になるのか分からないが、1話目なんだから、大人しく主人公を巡るドタバタだけを描いとけばいいと思うのだが。徒に1話から登場キャラを増やして視聴者を混乱させるのは、あまり賢い選択とは言えないだろう。

 もう1つの難点は、主人公のキャラクターがお仕着せ臭いこと。終始「めんどくさいめんどくさい」と呟いているのだが、そこは別に連呼せずとも行動でキャラクターを見せてくれればいい部分だ。もう片方の金髪ヒロインの方は素っ気ない態度なんかでそれなりにキャラが立っているのだから、主人公も無駄に語らせずに画で表示してくれればいいと思うのだが。「怠け者だけどすげぇ能力を持った勇者です」というギャップを演出したいのは分かるのだが、ちょっと楽をしすぎだ。

 とまぁ、難点は散見されるが、最近のアニメにしては余計な捻りを用意していない、シンプルな仕上がりだからこそ見える問題とも言える。今後の視聴でキャラクターが馴染んでくれば気にならなくなる部分かもしれない。もちろん、このまま面白くなくてフェードアウトする可能性も充分にある。しばらくは中の人目当てで見る感じになるでしょうかね。あの金髪さんのキャラならもうちょっと声のトーンをあげてもいいような気もするのだが、そういうディレクションになってるんだろうかね。今期もメインヒロイン(だよね?)が多くて喜ばしい限りです。頑張れ彩陽。

 あと、今作は川崎逸朗が監督を務めているのだが、「あれ、BASARAの二期と同時期で大丈夫なんか?」と思ったら、BASARAは監督が替わっていたのね。むしろBASARAは大丈夫かしら? 

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 ○「みつどもえ」 6

 原作は微妙に既読のような、そうでもないような感じ。元々同作者の「子供学級」は読んだけど、そちらが別に面白くなかったこともあり、この作品も適当に流し読みしたり、飛ばしたりするレベル。アニメ化の報を聞いてからはちょいちょい読むようにもなったけど、途中が飛んでるからキャラ設定がいまいち分からないとか、そんなレベル。つまり、「雰囲気は知ってるけど具体的な内容はあんまり知らない」という、アニメ作品を見る上では都合の良い状態。

 で、そんなこんなで第1話だが、なかなか良いんじゃないでしょうか。順番に見ていくと、まずオープニングのノリの良さでがっちりと掴みを持っていく。「踊るオープニング」としては別に動きに気合いを入れているとか、作画がパねぇとかいうわけでもないのだが、三姉妹を中心にして全校の関係者で踊りくるいながらも突っ走る勢い任せのアニメーションが、ノリの良さだけで勝負しているような曲にフィットして、深夜なのに無駄に盛り上がる。誰が作った歌かと思ったら案の定、畑亜貴だったりするからやってられねぇ。この人は本当に「頭で考えないでノリで勝負するだけの歌」を作らせるとキチ○イじみたセンスを発揮するな。

 オープニングで掴んだ流れは本編でもそのまま維持されており、冒頭はふたばがクラスメイトと激闘を繰り広げる殺戮シーンで無駄にダイナミックな動きを見せ、その後も教室全体を視野に入れた、動きが大きなシーンが続く。三姉妹のそれぞれが個性を発揮する登場シーン、三姉妹同士の絡み、そして矢部っちとの関係性など、初見でも分かりやすいように構成されており、1話目だというのに、特に苦心せずとも流れにそのまま入れるのがありがたい。原作が少ないページ数で単発エピソードを連ねていくスタイルなので、こうしてAパートに1本とかで構成されると色々遊べる要素も多く、いじり甲斐もあるのだろう。

 そしてBパートに入ると、今度はこの作品のもう1つの味である、「馬鹿エロ」の要素も加わる。(多分)史上初の「チクビ!」のシュプレヒコールを収録したガヤキャストの皆さん方の胸中を思いやると色々と切ないものがあるが、画面の絵面で勝負するのではなく、シナリオラインだけでエロネタをもって来つつ、それを特にエロくもせず(あれ?)、純正ギャグとして振り抜くだけ振り抜いているので天晴れな馬鹿さ加減だけが残る。このあたりの力加減も、やはり教室全体、学校全体を視野に入れた大きな画面展開で見せる構成があってこそのものだろう。「4年生?」のくだりとか、不覚にも吹いてしまいました。

 そして振り回すだけ振り回して、ラストはしっぽりとアツミサオリのエンディングで締め。編曲にmarbleが携わっているのも嬉しいサプライズである。

 全体的に見て、原作の持つテイストを壊さないようにしつつ、更にアニメしたことによるプラス要素を加えるという、理想的な完成形がきちんと出来ていると思う。監督の大田雅彦は「みなみけ」で一定の評価を得ているが、今回もショートギャグというフィールドは同じ。その上でアニメの「動き」としての魅力が純粋にプラスされており、原作では多少とっちらかったように見える動きの多さをうまく利用出来ている。また、キャラクターデザインの落とし方も自然で、流石にちょっと質感は変わるが、あの無駄なプニプニ感も再現出来ているのではなかろうか。まぁ、実際は「1話目だから」という要素もあるだろうから今後油断は出来ないが、もしこのままのクオリティが維持出来るのなら、「WORKING!!」も越えてくる可能性がある。来週も楽しみにしたい。

 そうそう、この作品では必須なのがキャストの話です。「いかにスフィアが便利か」ということがよく分かるキャスティングになっており、ちらほらと漏れ聞くとみつば役に彩陽がどうなのか、とかいう不安もあったみたいだが、個人的には当然の無問題。もちろんみつばとひとは、つまり彩陽と戸松を入れ替えても、多分あの2人なら何の苦もなく演じることが出来るだろう。その上で、敢えてアッパー系の役に彩陽、ダウナー系に戸松というキャスティングは、「これも楽しいよね!」という程度の差である。私個人は彩陽派なので台詞が多いのは嬉しい限りだし、戸松の一言一言にがっつり込められた息芝居を聞くのも楽しい。「ムフーッ!」がいい音です。

 また、明坂聡美も好きな声なので、常に物語の中心にいる脳天気なふたばというのは素敵な配置。あけこボイスを使う条件は、「幸薄」か「アホの子」のどちらかですからね。三姉妹で歌うオープニングについても、考えてみりゃぜいたくな使い方。あけこは他2人と比べられるとキツいかと思ったかが、勢いで押せる曲調だし、他2人がキャラ声、あけこだけ地声(キャラそのまま)というアドバンテージがあるおかげかあまり気にならない。まぁ、キャラ声歌唱をものともしない他2人(というか彩陽)が化け物という話かもしれないが。

 他にも、アホの子ボイスの同輩である齋藤桃子が意外にもロリ役じゃなくて巨乳役だったり、ガヤに混じって豊崎やらが聞こえてきたり。まだまだたくさんキャラはいるようなので、そちらも楽しみです。そうそう、やっぱりいじられ役が下野紘だと、ネタが1.2倍くらい面白く聞こえます。声優界の出川みてーな存在だな。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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