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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「黒執事Ⅱ」 5 え〜と……これってつまり、「喰霊-零-」状態と捉えていいんですかね? 前作をろくすっぽ見ていなかったので状況がいまいち把握できていないんですが……こりゃまた、なかなか手の込んだことをしたもんだ。 冒頭、タイトルの通りの「黒い」展開に、「おぉ、今回は結構ダークに攻めてくるじゃないか」と感心した。オープニング映像も実に気合いが入っていて雰囲気が出ていたし、アロイスの発揮する「黒さ」はストレートながらなかなか衝撃的。メイドの目を潰し、親戚の叔父に対しては表面を取り繕った後に罵詈雑言を叩きつけ、さらに金をばらまいてその浅ましさを笑い飛ばす。裏表の激しいショタキャラとして、きっちりキャラ立ちしている良い幕開けである。 そんなアロイスの横に寄り添っている執事のクロードについては、基本的に前作の主人公であるセバスチャンと大きく変わりはない。超人的な能力でもって主の望みを全てかなえてみせる手際は人智を越えているし、眼鏡の着脱やタップダンスなど、実質的には何の意味もない「形」から実際の働きに移る阿漕さは、苦笑いものだが理解はしやすい。「今回の執事は微笑すら浮かべない鉄面皮で、物語になるのかなぁ」といらぬ心配までしてしまった。 しかし、そんなアロイス邸を訪れた謎のマント男(まぁ、声で丸わかりだが)が、全てをぶち壊した。「Ⅱ期はアニメオリジナルキャラを主人公にして新作をやります」というアナウンスに、それに伴った宣伝とPV。ファンはどんな心境でこれまでの広報活動を見守ってきていたのだろう。セバスチャンは、やはり悪魔であり、そんな視聴者達の心構えを打ち砕くことしか頭にないようだ。もう、これで来週以降はアロイスのアの字も出てこないってことですか? そもそもシエルとアロイスの関係性はナニ? もう訳が分かりませんが、「何となくかつがれた」ことだけは理解出来ました。くそう、小野Dめ。 ただまぁ、上記のように、個人的には前半を彩ったアロイスたちの雰囲気の方が好み。前作はダラダラ見ながら次第にフェードしてしまったのだが、その理由は、この作品全体を取り巻くユーモアが全く受け入れられないということである。一応シエルとセバスチャンの2人だけのお話なら見守ることも出来たのかもしれないが、他の使用人とか、回りを取り囲む面々が、微妙にギャグ寄りになっているところがちょっと合わない。今回の話でいうなら、しかつめらしい顔をしたセバスチャンが食事を運ぶキャリアーにのって逃走するというシーンがあったのだが、ああいう「真顔で間抜けなことをするイケメン」という図式があまり面白くないのである。今期も結局前回と同じなのかねぇ。まぁ、原作準拠で行った方がファンは嬉しいとは思うのだけど……「喰霊」の1話のサプライズとは違って、今回は「単に目先を変える」という役割のためだけの不意打ち1話である。労苦に見合った反応が得られればいいんだけどね。 作画は並(カクカクした動きがいくらか見て取れたので、1話としては微妙な方?)、演出は中の上。岡田麿里の手による脚本は信用したいところだが、結局はどこまで行っても腐女子向け。受け入れられるかどうかは、微妙なところだ。せっかく水樹奈々のショタ役を堪能できる作品だと思ってたのに…… PR
○「RAINBOW 二舎六房の七人」 6
よみうりテレビ名物、視聴者泣かせのワンクールずらし放送。「君に届け」が終わったので、次はこの作品が1クールずれてスタートです。もう、新番組でも何でもありません。ただ、どうせこうなるだろうことは予想が出来ていたので、春先に放送が開始されたときにはネット視聴などをせずに待つことにしていた。本放送があるなら先に見ちゃうとモチベーションが下がるからね。 で、1話目をようやく見ることが出来たわけだが、これは実にストイックな作品。原作がそうなってるんだから当たり前だろうが、昨今の風潮である萌えなど欠片もなく、野郎ばかりだからと言って腐った臭いもしない。いや、確かに1話目から野郎共がケツの穴にガラス棒を突っ込まれるんだから見ようによってはものすごいネタではあるのだが、この作品は、そうした茶化した見方を許さないだけの威圧感がある。終始薄暗い中で展開していく、本当にむさ苦しい、男と男の饗宴。この歓迎したくない絵面がきちんと視聴者の目を引き留めておけるのは、それだけの覚悟と、作り込みがあるから。ゆっくりと、だが確実に伝わってくる「房」の雰囲気は、それだけで他作品では得難い独特の空気を提供してくれている。脚本には高屋敷英夫がクレジットされているし、そうそう大きなはずし方はしないはずだ。 あとはこの後のシナリオ次第、といういつもの無責任なまとめ方になってしまうが、何せ「房の」いうタイトルがついているだけに、今後もずっと薄暗くて狭い世界がベースになると思われる。そんな息苦しい世界を舞台にして、視聴者を飽きさせないだけのドラマ作り、画面作りが出来るかどうかの勝負だ。ファーストインプレッションは上々なので、一応楽しみにしたい。 そして、そんな男の花園を彩るのは、声で説得する色男達。まだキャラクターの名前も覚えてないので中の人名義で失礼するが、やはり小山力也と黒田崇矢の持つ空気はすさまじい。他は知らない名前もちらほら見えたが、紅一点(?)の朴璐美ねぇさんとか、トチ狂った看守役の石井康嗣とか、インパクトのある面々が揃っております。そして、個人的に痺れたのはナレーションを務めるめぐ姉さん。林原めぐみは最近ではポケモンとコナン以外では一線を退いているイメージがあるのだが(まぁ、その2作の顔というだけで一線以上だが)、ここでは本役無しのナレーションのみという起用に、実に見事に応えてくれている。重苦しく押さえ込んだ「読み」による昭和の地の底の演出は、この人の持つ「声のパワー」みたいなものを存分に味わわせてくれる。うーん、すっかりベテラン。 ○「四畳半神話大系」 5 今期新番組最後の1枠にして、ノイタミナの送る面倒な刺客。さぁ、これはどう扱っていいものやら。色々と難しい作品でございます。 まず、今期2本目の京都が舞台の作品。いや、別にけいおんは京都が舞台というわけではないが、とにかく狭い左京区内に2つものアニメ作品が集まるという、ちょっと奇妙な内輪ネタパーティーの様相を呈している。おかげでなかなかフラットに作品を見るのが困難である。また、ちょっと前に万城目学とセットで奇妙な潮流となった「京大生もの」の作品という属性もある。これらの作品群では「太陽の塔」しか読んでないのであまり突っ込んだことは言えないのだが、いわゆる「純文学」とはちょっとニュアンスが違う気がする、どこか歪んだ価値観が特徴的な作品群(いや、純文学も全然分からないが)。日常と非日常をギリギリのところで行き来する「ややファンタジー」がセールスポイントの1つだと思うのだが、問題は、それをファンタジーと受け取れない、つまりちょっとおかしな日常に首まで浸かった読者はそれをどう読めばいいのかという話である。正直、わからん。 つまり、残念ながら普通の読者・視聴者としてこの作品を見るのが、個人的な事情で難しいのである。諦めて「うわぁ最近はバーベキューすら出来ない鴨川デルタ」とか「流石の加茂大橋もその高さで頭から落ちたら死ぬ」とか、そういう見方をするしかない作品になっている。……これって正しい楽しみ方なのかしら? うーむ……まぁ、世間的にはある程度受けてるみたいだから別にいいんだけど。「京大作家もの」ならこっちに触れておいた方がいい気がする。他意は無い。かもしれない。 というわけで、原作の味は置いておくとして、今度はアニメとしてのテイストの問題。さぁ、これも一筋縄ではいかない。まず、勝手な想像なので論拠はないが、時節柄「化物語」をはじめとする新房シャフトとの比較というのは避けて通れない要素で、多くの視聴者もそういう見方をしてしまうだろう。京大出身の森見登美彦と立命出身の西尾維新の、京都学生作家対決である。そして、ディレクションをするのは希代の問題児、湯浅政明と、我等が新房昭之。この対比は現代アニメの極と極のぶつかり合いとも言える。 今作と「化物語」は、原作が双方とも主人公の膨大な自分語りによって構成され、その台詞回しがいちいち胡散臭く、それが面白さの重要な要因である部分が共通している。そして、この「膨大なモノローグ」の処理の仕方は、2作品とも似たような画面構成になっている。このとき比較として面白いのは「刀語」を扱った元永慶太郎の演出で、こちらは「画面を動かさないで台詞を流す」という、ある意味まっとうな処理を施している。つまり、今作が「化物語」と似ているように見えるのは「原作が同じ方向性だから当然じゃない?」というのは的外れな意見である。台詞の情報量が多ければ多いほど、それを扱う手法は単純に選択肢が増えるだろう。その上で、湯浅監督は「表面上はシャフト技法と似たような画面」を構築した。具体的に類似点を見ると、なんと言っても切り替えの速さ(カット割りの多さ)と、前後のつながりを意図的に切り崩した観念的な画面の多様。色彩やキャラクターデザインを崩して、写実性を伴わない記号列による描画という選択である。確かに、一見すると無意味な記号の羅列であった「化物語」と似ていると感じるのは致し方ない部分だ。 しかし、似ているとは言っても、よく見てみれば作品の制作理念は2作品でかなり異なっているというのも分かる。最大の相違点は、この作品で描かれたものは、あくまで「モノローグで語られた膨大な情報を切り崩したものである」という点だ。「私」が息もつかぬスピードで語りあげる情けない学生の私生活の一側面が、次々と画面に現れては消えていく。悪友の小津の非人道的な側面を表す画面では無数のステータスが彼の回りに表示されるし、数々のカップルを破談に追い込むシーンでは影絵のようなカップル同士がいがみ合うカットや、赤い糸を鎌で切り裂き突っ走る「私」の映像が映される。どれもこれもエキセントリックな画面に見えるが、あくまで「語り」の内容を画的にまとめたものであることに変わりはない。明石さんが蛾を掴んだシーンの「ギャッ!」と髪を逆立てる描写なんかも、あくまで日本語の常識の範疇にあるメタファーを表出させただけの話だ。 しかし、「化物語」はそこが違った。あの作品は、極論すればモノローグと画面が「別な内容」だったのである。もしくは、極端まで抽象性を高め、会話の含意と心情の深い部分を高次に抽象化させ、「本当に分からない」部分にまで踏み込んだ画面設定が多かった。新聞記事に埋め尽くされたひたぎの自室、巨大なジャングルジムが全面に押し出された真宵編の公園、無数の標識が茫洋と警告を続ける路上など、そこにある含意は「語り」とは別の次元のものであった。そこが、今作と新房演出の最大の違いである。 つまり、この作品はまだ分かりやすい。情報量が多く、それを一度咀嚼してから画面構成に還元しているために分かりにくいように見えるが、あくまで語りとの乖離はないので、冷静に見れば、案外分かりやすい進行になっているのだ。そういう意味では、吹っ切れた新房ものと、分かりやすい学園もの(?)の中継地点を模索する、湯浅監督独自のアニメの切り開き方として見ることも出来るだろう。少なくとも退屈する心配はないのだから、何も文句を付けるものではないし、新房作品との優劣を議論するようなものでもなさそうだ。現時点では、「どうとでもなる」ということと「原作のコンセプトが色々と面倒」という点を加味してこのくらいの評価で。 追加で2点ほど。1つは、当然キャストの話。関西はこの作品の後に「荒川アンダーザブリッジ」なので、奇しくも真綾フィーバーな時間帯に。そしてメインの浅沼君。本当にお疲れ様です。きちんと成立してるので、今後も期待してます。そして、最近美味しいなぁ、と思えるのが小津役の吉野裕行。地声は三枚目なのでこういう役がハマるハマる。これでイケメン風もいけて腐女子人気も確保しているのだから素敵だ。替えの効かない役者である。 蛇足その2は、エンディングアニメーションのこと。「四畳半」をテーマにしたイメージ映像だが、何とも言えないデザイン性がお気に入り。「間取り図」って、そそるものがあるよね。放送後に個々のクリエイターの情報が出るっていう企画もなかなか良いです。 ○「さらい屋五葉」 6 ノイタミナ新作。ただ、関西限定なのか、何故か冒頭のロゴは「アニメわ〜く」という謎のもの。まぁ、放送してくれるなら何でもいいんだけど。とにかくフジテレビでは2作目となる、オノナツメ原作の作品である。 1話目というと、どんな作品でも当然導入なので説明が多くなりがちなのだが、この作品はそうした焦りが特に見られず、ただひたすらに目指すべき空気の構築に全力を注いでいる。制作がマングローブということで、とにかく凄いのがその背景美術。オノナツメの独特の造形なのでキャラクターデザインはどう考えても「リアル」路線からはほど遠いのだが、背景に用いられている植物のディティールであるとか、ふとした足下の石くれ、雑草の描き込みなど、見事な「和風アニメ」が成立している。彩り豊かな木々、物語の中で重要な役割を果たす(かもしれない)楓の葉の揺れる様などが実に細やかで力が入っているのに、これが主張をしすぎずにあくまで背景として世界を作ることに貢献しているのもすごいところ。時代劇でここまで「生きた」画面構築は、ちょっと方向性が違うが「大江戸ロケット」や「妖奇士」以来だ。ただ画面をボーッと見てるだけでも満足出来る仕上がり。 そんなのどかな中にもほどよい活気を感じる世界の中で、これまた急がず、焦らず、キャラクター達が動いていく。主人公政之助のとぼけたキャラクターも良い味を出しているし、なんと言っても弥一が格好いい。目のデザインなんかは一歩間違うとクリーチャーなのだが、非現実とのギリギリのところで成立しているデザインと、飄々とした人間性を垣間見せる細かい所作など、実に見事な造形。こういう導入のキャラクター紹介は見ていて押しつけがましくないので気持ちが良いです。 そして、そうしたキャラクターに命を吹き込むのは、浪川大輔、櫻井孝宏というベテラン2人。特に櫻井の弥一は本当に色っぽくて、悪党面を見せた時なんかは分かっちゃいるのにドキリとさせられる。純正イケメンボイスってのは本当だよなぁ。もちろん、僕らの浪川のどこまで行ってもヘタレ臭の抜けない息の抜き方もたまりません。政之助は、そこまで浪川浪川しくないが(よくわからん日本語だが)、今後じっくりと心情を追っていきたい、等身大のキャラクターだ。 今作の監督は、なんか久し振りに名前を見た気がする、望月智充。そつのない仕上がりで、見せ方としてはうまい部類。あまり押しの強い造りではないが、それだけにさりげないカット割りが心憎い。「猫に小判」なんて細かいネタが微妙なおかしさを誘う。また、オープニングのデザイン性の高さが強烈なファーストインプレッションにもなった。ほんと、きれいな世界ですよ。 ただダラダラと見てもきれいだし、じっくりと腰を据えて見られる作品にもなりそう。ノイタミナはほとんどハズレがないのは、本当にありがたい限りである。 ○「迷い猫オーバーラン!」 4 ゆかち可愛い。以上。 と言ってしまっていい気がするんだよなぁ。CS放送まで待たなきゃいけなかったので初回放送から2週間近くが経過し、既に新番組って感じでもない本作だが、それなりに期待して見ていいと思っていたのだが……あれあれ、あまり面白くないぞ。 ラノベ原作の萌えメイン作品ということで特に期待する部分もないことは知っていたのだが、それにしたって、それにしたってな内容。いや、別にシナリオはどうでもいいんだけどさ。もう少し何か頑張ってる部分をだな。1話だというのに作画もそこまで劇的なものが用意されていないし、笑いどころも見あたらない。楽しむべき要素があるとしたら、冒頭の1行を代表とする中の人フィーバーくらいだ。 多分、脚本を詰め込み過ぎなんだろう。1話はベタベタで捻りのない内容なので理解に苦労するわけではないのだが、すっかりラノベの代名詞となった主人公少年の痛々しい自分語りと、流石にキャラ設定としてどうよ、というレベルのメインヒロインのツンデレ描写など、設定の語りの部分の構築が実に稚拙。美少女を美少女に見せたいなら、もう少し外縁部から見せる方法もあるだろうに。決め台詞であろう「2回死ね!」の成立過程もいい話っぽい描かれ型をされているのに全くいい話ではなくて、単にヒロインの粗野な部分だけを強調する結果になってしまっている。あのくだり、今回のシナリオでは別に必要無いだろ。もう少しゆっくり、順を追って描写を刻んでいけば普通のレベルにはなったと思うのだが、このスピードではしょってはしょって視聴者任せの構成にされてしまうと、流石に眉をひそめてしまう。誰の仕業だよ、と思ったら、なんと脚本も含めて板垣伸氏の仕業……うーん、とにかくかき回したいのは分かったから、もう少し視聴者に優しい導入にしてください。原作知らない人間は、賑やかを通り越してうるさいだけの1話目でした。 で、楽しむポイントは自然と中の人へ。ただ、かな恵ちゃんのツンデレはなんか違う気がするんだ。人の良さがにじみ出ているというか、どこか義務的なツンデレになっているというか。よく分からないのだがどうにも引っかかる。聞き続ければ慣れていくものなんか。他のキャストは、やたらと学園都市の臭いが充満したセッティングになっており、主人公は一方通行、お嬢ヒロインにインなんとかさん。更にツンデレが佐天さんでお姉さんは枝先絆里ちゃん。メイドコンビはなんと黒子とおねぇさまのコンビである。わーい、レベルたけー。そしてゆかち可愛い。 ○「裏切りは僕の名前を知っている」 4 どこをどう見ても純正腐女子向け作品。こういう絵を見ると「カイジのアゴだってありだよな」と思えるくらいにシャープにしてシュート。私はこういうデザインの良さがいまいち理解出来ないわけだが、おんなじように世の腐女子連中はいわゆる「萌えキャラ」デザインは受け付けないのかなぁ。 腐女子向けというとどうしても色眼鏡で見てしまう部分があるのだが、この作品の場合、桜美かつしが久し振りに受け持った監督作品で、当然制作はJ.C.STAFF。そこだけを見れば、何とか期待したいと思えるものである。ただ、個人的には高橋ナツコが構成というだけで不安になる部分もあり、正直1話目はトントン。ほとんど何も起こっていない状態で終わったのだが、この先見続けるためのモチベーションをどこに求めたらいいのかが難しいところだ。 正直言うと、そこまで悪いものではないという感想ではある。特に印象的だったのは、この作品の一番目を引く部分であるタイトルを効果的に散らしてある脚本で、「裏切り」「僕の名前を……」「知っている」という3つのフレーズをバラバラに散らしてそこかしこに埋め込んである。七五調のタイトル自体はどうしたって目に付く(耳に残る)ものだし、それを積極的に利用してやろうとする台詞回しはなかなか面白かった。 ただ、やっぱりヤヲイが前提条件となっている部分があるので、野郎どうしがほほを赤らめる勢いでまじまじと見つめ合うシーンとかは当然きつい。古今東西、急襲するトラックから助けられるのは少女か子犬と相場が決まっているのに、この作品の場合はいい歳した野郎がいい歳した野郎を助けるのである。男を抱きかかえて颯爽とされても、こちとらギャグとして見るしか無いわけで……やっぱり根本的に無理があるかなぁ。 キャストは鉄板の中の鉄板。主人公と先輩の2人にものすごくコズミックイラの臭いを感じさせつつ、更に櫻井・福山を完備。放送中に流れたCMは子安だし、更に小野Dや宮野の名前も確認出来る。やっぱり全力で腐女子アニメを作ろうとしたらこうなるよな。女性声優はなんだかんだいいながらも絶対数が多いので少しずつ世代が変わっていく部分はあるのだが、男性声優は本当に時間が止まってしまったかのように「いつもの面子」が揃い続けている。ぱっぴー総一朗は「女の子みたいな顔だね」という台詞をこれまで何度言われ続けてきたのだろうか。 まぁ、頑張れ。俺ももう少し頑張って見るよ。 ○「ゆとりちゃん」 5 3月中頃から配信してたみたいなので全然新番組じゃなかったんですけどね。気付くのが遅かったもので。ただ、5話目以降は有料なんだよなぁ。多分あまり正しくない方法でなら平気で見られるんだろうけど。で、ざっと見たとはいっても、一本が5分かそこらなので何を評価するわけでもないです。オープニングは賑やかで好きだけど……それくらいじゃね? じゃ、なんでわざわざ取り上げたかというと、「やっぱり悠木碧は純正ゆとりっぽくていいよね!」ということをアピールしたいがため。これだけ短い時間のアニメで、しかも画にこだわりがあるとか、ネタが劇的に面白いとか、そんなことは一切無しでも「ちょっと続きがみたいかも」と思わせるのは、ひとえにキャラクターのおかげ。そして、この絶妙な「イラッと」感を醸し出すのは、キンキン声がたまらないリアルゆとり世代、悠木碧の力である。もちろん、つめこみちゃん役の花澤香菜も放っておけない危うさが素敵だし、大沢タッグを形成する渡辺明乃も「別に段階世代じゃないのにだんかいさん」という、妙な年齢のイメージが面白い形で表現されている。 監督は川口敬一郎ということで、妙なメタネタやほどよいパロディなんかもそれなりのバランス。ぶっちゃけ「ゆとりってやつはさぁ」という年寄りの愚痴ったネタをそのまま寸劇にしただけの何の捻りもない作品なのだが、面白さの大きな部分をキャラクターで引っ張っているだけに、今後どのような展開が見られるのかは気になるところだ。ちなみにラジオも面白いです。あおちゃんは本当に駄目な子だと思います。出来れば番組を見てこのまま応援してあげたいです。 でも……有料かぁ。 ○「kiss×sis」 4 昨年放送した「充電ちゃん」に続き、またもぢたま某原作のアニメ化。なんだろう、吹いてきている確実に、着実に、変態の方に。 ぢたまが書くキャラクターは、何故か女性の方が純正の変態である場合が多い。この作品でも、主人公の姉2人が極度のブラコンだが、ブラコンとか淫乱とかいう言葉よりも、やっぱり「変態」の方がしっくり来る。ここまでストレートに女性の方にキチ○イを用意してくれる作家というのは、色々な趣味趣向が広がっている現在でも、まだまだ貴重な気がします。 が、それもアニメの面白さとは別な話。1話をみる限りでは、「フーン」というくらいのものである。これならまだ設定がぶっ飛んでて続きが気になった「充電ちゃん」の方がモチベーションは維持出来ただろう。顔見せエピソードとなる1話なのに、姉2人のキャラクターもいまいち識別出来てないし、ず〜っと「姉に愛され続けて困る弟」が引っ張られるだけでは、流石に飽きる。しかもパンチラ胸チラなんかで客を引っ張っておきながら、結局メインテーマがタイトル通りの「キス」というのもなんだか逃げられたような気分だ。このまま話が進むともっと過激な表現も出てくるんだろうが……だからってなぁ。 画的な部分でも取り立てて見るべき点はない。これは原作が悪い部分があるのだろうが、正直女性キャラの区別が付かない。もちろん男性キャラもよく分からない。姉2人のパーソナリティがはっきりしないので、それに振り回される回りの連中も当然引き立ってこず、どこを中心にして見たらいいのかがぼやけてしまうのだ。確かに可愛らしいところはあるんだろうけど、だからってゆるゆるダラダラ「日常系漫画」ってわけでもないだろうし……どうやって見たらいいんだろう。 うーむ、いまいちニーズが分かりません。 ○「閃光のナイトレイド」 5 「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」に続く、アニメノチカラ枠第2弾。雰囲気ががらりと変わって、暗闇を基調としたハードなサスベンスタッチの作品である。 この手の作品の1話ってぇのは、判断が難しい。「戦う司書」もそうだったが、「能力バトルもの」の場合には個々人の持ってる能力をいかに効果的に見せるかという部分に主眼が置かれてしまうため、どうしてもシナリオの理解がおろそかになってしまう傾向にあり、この作品も全くそうしたくびきから逃れられていない。延々続く調査ミッション、人質救出ミッションのおかげでメイン4人がどんな能力を持っているかは伝わるのだが、彼らが生きる世界がどのようなもので、彼らのイデオロギーがどういうものなのかは、全く分からないのである。 このあたりはおいおい解決していけばいい部分ではあると思うが、チームのコミュニケーションを描いている時に、こうした「知識不足」はどうしてもネックになってしまうんだな。特にこの作品の場合、主人公の相棒(浪川)のテレポート能力がなんだか使いにくそうだという部分は彼の心情に理由があるようなので、せっかく描写してもいまいち伝わってこないのは勿体ない。 画面の方に目を向けると、流石にA−1 Picturesなので質は低くない。敵味方入り乱れての乱闘シーンなどは、暗いせいでやや見づらい部分はあるが、力が入っていることは伝わってくる。ただ、個人的には舞台が舞台なだけにどうしても「CANAAN」と比べてしまうんだよね。舞台が上海ということであの圧倒的な描写力を誇った「CANAAN」1話と比べてしまうと、流石に見劣りする。能力の描写についても、カナンの共感覚ビジョンと透視能力っぽいのを比べてしまうし、この作品はちょっと分が悪い(そういやテレパシー能力は「戦う司書」のミレポと被るし、無駄に沢城の影がちらついてる気がするな)。 この作品独自のアプローチとして「出来る限り中国語の会話を再現する」という試みがなされているのだが、これが「上海っぽさ」を出すのに効果が出ているとは言い難いのも難点。どうせ日本人キャストがすらすらと中国語を話せるわけがないし、話せていたとしても、そんなこたぁ我々日本人視聴者にはよく分からない。どちらかといえばいちいち字幕で会話を追うストレスの方が大きくて、それならいっそ感情の機微を余すことなく伝えられる日本語描写で良いと思うのだが。どうも力を入れるべき点が違う気がするんだよなぁ。 とにもかくにも、アニメノチカラ枠としては勝負の2本目。何とか結果を残して欲しいもんではあるが。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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