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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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ひどい内容だったことは覚えてるのに、次回予告を見るとそれすら忘れてしまうカオスの殿堂、第4話。この作品の感想を書くことほど無意味なことも無い気がするな。

 今回は他のレギュラー陣の出番もそこそこに、ひたすらミルキィホームズの4人の絡みが描かれるという部分がナイス。そしてそのメインとなるのがコーデリアさんってのがまた素敵。実は「誰それメインの回」っていうのがほとんど無いんだよね、この作品。今回も「コーデリアメイン!」って高らかに宣言するほどのプッシュではないのだが、彼女が普段どのように仲間達のことを見ているのかが垣間見えるような、ちょっとした視点の変化が新鮮だった。何も考えていないようにみえて、本当に何も考えてないことが分かったからね。

 シャロは常にお気楽なだけ、かまぼこ喰えりゃぁそれで幸せ。彼女の夢にだけ小衣ちゃんやアンリエットさんが登場するところを見ると、彼女が唯一の「外部に門戸が開かれたメンバー」と言えるかもしれない。何してても可愛いから許されるという、ずるい奴。そして地味に濃いキャラを固めているエリー。謎の芸術家(CV・チョーさん)との関係性が次第に深まっているむくむくキャラなわけだが、要所要所でずるいところをさらっていく畜生疑惑もある。

 そして純正畜生認定を受けているのはネロ。こいつ、2期に入ってそのキャラクターのひどさに磨きがかかっている。ここまでひどい奴なのに見放されずに4人で活動出来てるミルキィホームズって凄い。でも、コーデリアの夢の中の「ネロネロネロネロ」はちょっと可愛い。そして寝間着は一番可愛い。今回中心となったコーデリアさんは、相変わらずハートのお口と花畑脳内の人。ただ、意外なことに実は大して胸が大きくないことも判明した。お姉さん風を吹かせられるのはそのへんだけだと思っていたのだが……彼女の存在意義はどこに見いだしたらよいのだろうか。

 毎度毎度、実はアニメ視聴時にはほとんどない「声を出して笑う」という事態が頻発するこのアニメ。今回は何故か、最序盤の寝ぼけたコーデリアさんとネロの足じゃんけんのくだりでしばらく引きずるくらいに笑ってしまった。冷静になると意味が分からん。投げっぱなしギャグのこの途方もない飛距離は、どんな神経の人間から産み出されているものなのか、すげぇ気になります。

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さぁ、エンジンがかかってきた……第3話。かかり過ぎて……止まらない……これこそが求めてきた「ミルキィ」の姿ではあるのだが、やっぱり本気でやられるとそれはそれで困るという……よりによって今回のコンテ、桜井監督なんだよねー……

 いや、もう書くことも特にないよ。しいて確認しておくなら、ミルキィホームズと怪盗帝国が敵対して4対4の個人戦なるときのマッチメイクは必ず固定なんだな、ということくらいか。シャロとアルセーヌ、ネロとストーンリバー、コーデリアとトゥエンティ、そしてエリーとラット。オープニングでもそれが明示されているし、1期最終回もこのマッチメイクだったっけね。リーダー対決は見た目にも華やかだから分かるし、今回のマッチメイクを見てもコーデリアさんとトゥエンティの変態対決はすごく分かる。残りの2組はなんかかみ合ってないような、意外としっくり来ているような、微妙な印象。エリーがラットを囮にして逃げるシーンとか、普段常識人(4人の中ではね)のエリーの仕打ちとしてはひどいものだし。いや、この作品に真面目な突っ込みとかする意味はないんだけどね。

 ちなみに、今回登場した謎の暗号、「西に青き泉を……」というのがミルキィホームズの配置を暗示することになったわけだが、コーデリアさんの「青」が立ち位置として「いずみ」だったので、ひょっとして中の人ネタなんじゃないかと思って見直したのに、特にそんなことは無かった。「西に青き泉を臨み、東には赤い森、南に黄色の空があり、北には緑色の未来」とかだったら良かったのに。この作品、そういえば中の人はあんまりいじらないね。

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女子高生のくせにっ! 第10話。将来の夢に悩む話とかさ、リアルにされるとさ、人生の袋小路にいる人間はさ、ほんわか萌えアニメを観てるはずなのに落ち込むんだよね……

 これまで作中では突っ込み役、地味側担当だったかおたんメイン回。「みんなちゃんと夢があるのに自分は明確な夢がないなー」と悩む真面目さん。いや、パティシエ志望とかならまだ分かるけど、現時点で田舎町の娘っこが「写真を生き甲斐にしたい」っていうのは一切現実味がない気がするぞ。あー、でもプロの写真家とのコネがあるのかー。だったら案外実現可能性の高い夢なのかなー。俺もコネが欲しいなー。人生の8割は人脈だよなー。でも、人脈作るには人と交流しないといけないんだよなー。これ、詰みゲーじゃん。以上、ものすごく生々しい愚痴でした。

 とまぁ、かおたんの悩みに合わせて落ち込んでみるのがメインコンセプトとなる今回のエピソードでしたが、そんな鬱気分ものりえが頑張って打ち消してくれます。かおたんのために真剣に怒ってくれるのりえはなかなかに勇ましくて良かったです。いや、アホの子であることは確実なんだけれども。

 そして、作中Cパートでのりえが作ったあのケーキ……その異形はどこかで観たことがあるような……アニメキャラよりも中の人の暴虐っぷりが際立つ、そんな素敵な作品です。

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この安定感、どうしたことか! 第9話。しかし、まさかのももねこさまメイン回ですよ。やりたい放題だけど、視聴者もそれを望んで(?)いるという……実に恵まれた作品だなぁ。

 ももねこさまメインという予想の斜め上をいくAパート。主なテーマは「みんなには気楽だと思われてても、猫って案外大変なんだぞ!」という秘やかな主張である。これまでの描写ではももねこさまは何か人智を超越した猫ではない恐ろしい存在のようにも見えていたのだが、今回のエピソードを見る限りでは、やっぱり単なる猫ではあるようだ(そのフォルムは置いとくとして)。そりゃま、流石に猪と戦えって言われても無理ですよ。あそこまで頑張っただけでも敢闘賞ものです。

 そして今回もう1つの見どころは、ももねこさまがパトロールしていた静かな竹原の町並み。普段は女子高生が主人公なのでなかなか夜中の街を描く機会というのは無くて、今回、猫目線を使うことで始めてその景観がじっくりと描かれた。しんとした景観保護区の細やかな描写が、この作品の売りの1つである美術部分を際立って見せてくれている。猫目線なので普段とはちょっとアングルなんかも違うのがお茶目だ。

 1つ気になったのは、ももねこさまを中心とした猫たちの会話やモノローグが、全て書き文字で描かれていたこと。もちろん突然しゃべり出されても困るし、一番分かりやすいのがああいう演出だったのは確実なのだが、どうせ猫メインで描かれるのだったら、多少難しくて、分かりにくくなっても、全て表情や動作などで描いてみても良かった気がするのだが。その方がこの作品の空気にあっている気がするし、多少面倒でも、この作品のスタッフなら難しい話ではないと思うのだが。ま、あんまり面倒な事をやるような作品でもないんだけどね。

 Bパートは、これまで主に写真館でだべっていた2人組のうち1人、飛田志麻子がメインとなる回。分かりやすい言い方をすると、「千和回」である。よかった、ちゃんとこれくらいの出番はあるキャラだったのか。実をいうと、この志麻子というのは千和キャラとしてはかなり珍しいカテゴリになっており、大人キャラで、しかもクール要素が無い「普通の女性」なのだ。何とも妙な話だが、私の記憶の中に、こんな千和キャラはいない(一番近くて「なのは」のスバルだろうか)。そして、ちゃんとこちらの希望が分かっているかのように、暴れて、叫んで、泣いて笑ってくれるキャラであった。いい話だったなー。現時点では「ARIA」のメイン6人中4人が既に竹原の地に集まっている。アテナさんの中の人はしょうがないとして、残る晃さんの中の人が登場するチャンスはあるんだろうか。

 そうそう、中の人の話ついでに、アリシアさんの中の人ですよ。この人、今期は2キャラで車の運転して爆走させてるんだよね……「さぁやボイスのキャラがまともに車の運転が出来るはずがない」。そりゃそうじゃ。

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やっぱり素敵な第6話。これがあるから毎週生きる勇気が湧いてくる、そんな秋の日。
 今回はシリーズ初のAパートBパート分割。と言っても麻音中心のお話2本なのでそこまで分割って感じではないのだけど、どちらも過去に麻音が出会った親友のお話で、10年もの時間を隔てているので、一応分割ってことになったんだろう。この作品、既に6話時点で2話が過去話というね。

 ずるいなぁ、と思ったのは、正直これまでなんかよぅ分からん要素だった麻音の口笛に、しっかりと意味を刻み込んでしまったこと。他のメンバーの特技や興味については、最初の方からしっかりキャラ付けや目標付けが定まっていたのだが、麻音の口笛に関しては、4話で「割と適当に決めた目標だよ」みたいなことを言われていた上に、他の面々の特技と違ってあまり上手いというわけでもないので、何だか浮いてる要素と捕らえられがちだった。しかし、今回の馴れ初めエピソードを見せることによって、あの何だか妙な口笛にも、彼女なりの意味があることが分かってしまった。なんかいい話を見せられてしまっては、これ以上あの口笛をいじるのも悪い気がしてきちゃうじゃないか。このまおたんめ。まぁ、冷静に考えると、見晴らしのよい山に登った直後に彼女に「アレ聴かせてよ」といって口笛をねだる彼氏ってのはなんか気持ち悪い気もするんだけどね……

 そして、今回の一番のハイライトといえば、なんといっても幼女である。10年前のロリっ子軍団。中でも井口幼女と阿澄幼女が2人揃って号泣するシーンは、もう、その道の人間にとっては最大級のご褒美だ。本当に、佐藤順一は幼女を扱わせると神なのだ。この2人のキャストだと、ちょっと油断したら「単に中の人が普段通りにいちゃついてる」だけに見える瞬間もあったりするのだが、それはそれでご褒美だったりするのだ。今期一番良いゆかちが聴けるのは、間違い無くこの作品なのです。僕も娘が出来たら、是非ゆかちのような……いや、なんでもない。なんか違う。

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 男性キャラが出てきてもこの世界は何ともないぜ! 第2話。今回登場した先生、鬱陶しいけどなかなかいいキャラじゃないですか。予想以上のご当地押しがなかなか強烈。これで広島にもファンが押し寄せることになるんでしょうかね。いや、その前に「かみちゅ!」で行っとけよ、って話なんですけど。

 毎回何かものすごいことが起こるわけじゃないから、多分毎週記事を起こすような作品ではないと思うんだけど、ちゃんと1話の品質が維持されていたことが喜ばしかったので、2話だけでも言及しておきますね。今回はコンテに佐山さん、そして作監が伊藤郁子。こりゃブレない。細かいデフォルメキャラがちょろちょろと画面上に出てきて遊んでる演出は、なんかシャフト作品……というか大沼心っぽいかも、という気はします。

 そして、今回今更ながら気づいたのだけど、メインキャラ4人ってそれぞれ人間の五感を表したキャラだったのね。「妙な趣味持った連中ばっかだな」と思ってたんだけど、そういうことなら合点がいく。楓は当然カメラを持ってたまゆら探しをしているので、視覚担当。ただ、彼女の場合はファインダーを覗くことで初めて世界を変えられるという設定なので、他の3人と違って「世界を全て統括する」という役割も持っている。他の3人の感覚を寄せ集めて、最終的に出来上がった世界を受容し、視聴者に伝えるディスプレイの役割を果たしているのだ。五感の中で最も優位である視覚担当の楓がその任を担うのは当然といえる。

 その他、かおたんは嗅覚、のりえが味覚、そして麻音が聴覚を担当。この中で最も異端なのが、嗅覚を担当するかおたんだろうか。「アニメで伝わらない」という意味ではのりえが担当する味覚もスタンスは同じはずなのだが、「味覚を言葉にのせて伝える」というのはアニメではよく見るシーンだ。また、日常生活において、他者と共有するのが最も困難なのが「味覚」なので、これはアニメでも現実でも「伝わりにくさ」が一緒なのだ。それに対して、嗅覚は違う。もちろんアニメでは伝わらないのだが、現実の「臭い」ならば、場を共有した人間ならばその感覚を共有することが可能になる。つまり、画面の中に描かれたたまゆらワールドと、画面の前の視聴者を最も弁別し、差別化してしまうのが「嗅覚」という感覚なのだ。

 そして、そんな「違うもの」を極力アニメとして描き起こそうというのが、この作品のテーマなんじゃなかろうか、というのが勝手な印象である。いわゆる「日常もの」であるから特別なシーンなど全く出てこないのであるが、そんな日常生活の中でのめいっぱいの「共感」を呼び起こすのが、今作で与えられたチャレンジ。光の世界を幻想的に描くことで視覚情報は充分に補完されているし、「口笛で返事をする」というとんでもない属性の麻音を介さずとも聴覚情報は共有出来る。残された嗅覚、味覚の情報までもを積極的に共有させるような演出を用いることで、世界全てが共有出来るような、そんな感覚が提供出来るというわけだ。それが万全の状態で成功しているのかどうかはまだ分からないが、なかなか面白い切り口なんじゃなかろうか。

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 まさかの小林治回、第9話。ガイナックスは、シリーズを展開する時に必ず小林治に1話任せる決まりでもあるんでしょうかね。この衝撃はやっぱり他の人には出せないけどなぁ。

 というわけで、「うわ、小林治や!」という衝撃だけで思わずエントリーを書いてしまった。開始数秒で誰が手がけたか分かるっていうのは、クリエイターとしては立派なものだと思いますよ。そして、ガイナックスの前作「パンスト」の時同様、彼のコンテ回は必ず「主人公達が雰囲気のそぐわない異界へ行く」話で採用されるっていうのが面白いね。この異物感は独特だしなぁ。どこかもたっとした独特の動きの見せ方とか、他人ではマネできないコンテワークは、たまに見ると普段刺激されない妙なところがチクチクして面白いですよ。

 そして、普段の本作はあまりに美麗すぎてどうしていいか分からない背景美術や細やかな描き込みを見てぽかーんとするのが主な視聴姿勢なのだが、今回はそんな背景美術の浮き方を見事に逆手に取り、異界に降り立ったヒューイたちの「そぐわなさ」を出していたのが見事だった。せっかく「様々な世界を見て、不可思議な幻書を巡る」という物語なのだから、こういう良い意味での違和感みたいなものはガンガン売りにしていって良いと思う。回を重ねるごとに、この作品は少しずつ面白さが増していってる気がするんですよ。

 今回はヒューイが詠唱する幻書の呪文が「ういろう売り」のパロディっていうのも笑ってしまった。小野Dもさぞや懐かしい気持ちで朗々と読み上げたに違いない。いやぁ、面白かった。

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めちゃめちゃIQってる、特別編。2期制作も見事に決定し、特別編の放映でノリにのってるミルキィワールド。特別編放映っていえば「ひだまり」なんかのヒット作の証ですからね! (まぁ、「けんぷファー」も特別編放送してたけど)

 久し振りの偵都ヨコハマ。一体どんなもんじゃろかと思ったけど、本当に何一つ変わっていない。強いて言うなら、グランドヨコハマ峡谷での死闘の後のエピソードなのに、最終回で乱入してきた森アーティーがいないことくらい……も気にならないな。まさかの天丼オチという恐ろしいネタのために最後まで控えていたことを考えると、お疲れ様以外に出てくる言葉がない。

 そして本編の方はというと、特別感など一切感じられないいつも通りのネタ回しで、まさかの小衣ちゃんメイン回である。本放送の時にも、彼女がはっちゃけた回は面白かったので、今回も当然のテンション。あらゆるシーンで突っ込みが追いつかないというミルキィ亜空間が炸裂するあっという間の30分である。ネタの分析とかは、多分他所のサイトでしっかりやってるところがあるだろうから、いちいち掘り出すことはしませんぜ。

 敢えてピックアップするとしたら、つい先日「ミルキィホームズオフィシャルファンブック」が発売しており、そこで書かれていた監督や作監の沼田さんのこだわりポイントをしっかり確認しながら見られたのは良かったかなぁ、と思う。シャロのわっかやリボンのサイズ、ネロの口元が三角形をベースに描かれている部分とか、じっくり画面を見ていると本当に1キャラ1キャラが個性をぶつけるためにこだわりをもって描かれているのが分かって楽しい。キャラ原画としてみると本当に適当な絵も多くて、絶対に「作画アニメ」とかいう看板はもらえないはずの造形なのに、G4の部屋の妙なアングルや、格闘シーンのクライマックスの描き込みなど、いらんところに手をかけて、その他の部分はユルさで押しまくるという構造は、もう本当に卑怯。一番人情に訴えかけるはずのいい話シーンも、堂々のパロディネタで切り込んでくるしねぇ。感動のお話に感動のお話のパロディを混ぜ込むことで、ここまでひどいもの(褒め言葉)になるとはなぁ。そうかぁ、小衣ちゃんはいつもどこから黄金仮面を取り出しているのかと疑問に思っていたけど、あれば四次元ポケットから出してたんだなぁ。

 そして、中の人的な部分をフォローしておくと、今回はやっぱり小衣ちゃんの中の人がめいっぱい歌うっていうのが見どころだろう。アイドルを目指したり目指さなかったりするG4だけど、中の人的には「アニソンアーティスト」「世界一可愛いアイドル」「普通ッ子アイドル」「……単に声優」という4人組。咲や平乃もそのうちアイドルデビューするかもよ。そして、ヨコハマスタジアムで行われた小衣ちゃんのライブだが、小衣ちゃんの後ろでキーボードを弾いているのはfripSide的には当然八木沼さんってことになるんだろう。なんだかやたら格好良く描かれていた気がする。

 次の機会では、シャロが夢の国のミュージカルで踊り狂うところがみたいですね。

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 オープニングが無駄に格好良いんだけど決してオープニング詐欺ではない、やるせない気持ちの第2話。周りに1名オープニングジャンキーがいるために、無駄に格好良いエンソンが流れて困っております。お前の魂一兆度。

 2話になり、前回展開されたような圧倒的密度の昭和ネタは流石にちょっとペースダウン。普通のテンポでアニメを見ることが出来るようになりました。しかし、2話目で登場した妖怪が「ゲソ」ってしゃべる川からの侵略者っていうのはイカがなものか……こっちの触手は切れたら戻らないでゲソ。まぁ、この作品の場合、アレをパクった、などといういわれのない誹謗中傷を受ける余地すらないですけどね。だって、あまりにこっちの世界なんだもの。本当に、キャラクターデザインや細かい演出で古くさい部分を押し出してくるのは何とかなりませんかね。いちいちノスタルジーを刺激されてたまらない気持ちになるんですが。どこかどう昭和なのか、本当に上手く説明出来ないのだけど、見ていると端々に脳の奥底を刺激する要素が盛り込まれてるんだよなぁ。もちろん、作っている側はちゃんと意識して「古くささ」を出しているんだろうから、どうやったら昭和っぽいアニメになるのか、テクニックをご披露して頂きたいものである。「古くさい画面なのに、綺麗で現代風のすっきりした見せ方」っていう見事なハイブリッド構造は、本当に職人芸だと思うのですよ。

 もちろん、そうした表面上の技術の話だけでなく、話の方もしっかりギャグをやっています。天丼の回数がやたら多いのも昭和っぽいし、その置き方がさりげなかったり、あまりに適当だったりと、いちいち緩急を付けて攻めてくれるのがたまらない。序盤のハルミの「いたの」は3回も4回も続けられるとジワジワ来るし、1エピソードの中で2回もひん剥かれる雪子姫の「デジャヴ?」は、分かっちゃいたけどちゃんと突っ込んでもらえるとやっぱりおかしい。今回はBパートまるまるが回想だったわけだが、それをワイプから覗くハルミたちがいちいちメタ度合いのおかしな突っ込みで進めていくのが小気味よく機能していた。最初のワイプなんてシャッポじいに喰われちゃったしな。こういうまっとうな「ギャグ的演出」でも楽しませてくれるので、なかなか体温が下がらずに見られるんですなぁ。個人的にはトバッチリ先生の半端じゃないトバッチリ具合がお気に入りです。

 あとはもう、若本ね。最近は軽い気持ちでネタ若本を使うアニメが増えてきてしまったが(DOGDAYSとか)、ここまで本気の若本を使えるのは流石である。いっつも疑問に思うんだけど、若本キャラがしゃべるシーンって、あの口調に合わせて尺を割ってるんだろうか。普通の間尺でカット割ったら100%こぼれるよなぁ。いやぁ、あまりに若本過ぎたせいで、しゃべり終わったあとに何をいってたかさっぱり思い出せませんでした。危険すぎるわ。

 身も蓋もないギャグ、ど派手で格好良い必殺技シーン、ライトエロ、安心の脚本。なんだか、最近足りないと思っていたものが全部ここにある気がする。これを見てこの上ない安心感を得られるということは、やっぱり私は昭和の人間なのだなぁ。

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