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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 しょんぼりしない、第2話。1話でひっくり返されたネタの雰囲気を、2話目できっちり固めてきました。なるほど、そういう目線で観ればいい作品なわけね。これって、草川監督の「いぬかみっ」に対するリベンジなんじゃなかろうかと勘ぐってしまうのだが、まっすぐな間抜け描写はそんな邪推を抜きにして、何となく見ている分には丁度良い出来です。

 余計なシリアスドラマがない分だけ、今回の見どころは主人公シンクの活劇メイン。草川セブン・アークスの真骨頂といえば、なんと言ってもアクション描写なので、そこがぐぐっとクローズアップされ、理屈抜きで見せてもらえるのは非常にありがたい。アホが過ぎるのでちょっと気の抜けた部分もあるのだが、ネタに走れる分だけ、嘘くさいようなモーションですら大見得切った必殺技に見えてくるからかえってお得かもしれない。姫閣下のキャラクターも小清水ボイスと絡み合ってナイスだったし、毎週毎週このどうでもいい運動会が開かれるだけのアニメだとしても、そこまで不満は無いのである。まぁ、その性質故、今後はあんまり感想書くこともなさそうだけどね。

 ところで……タレ耳さんのウェアって、ひょっとして古代ヴェルカ式? なんかやたらイメージが被るんだけど。

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 「PROJECT A」最後の作品となる4本目は、Production I.G による、何ともゆるゆるなこの作品。驚いたことに、監督は黄瀬和哉である。作監のイメージなんだけど、多分これが初監督作品ってことだよね。

 内容としては、これまで放送されてきた4本の中でも最も平坦なものとなっており、「おぢいさんのランプ」のような不思議な力強さを感じるわけでもないし、「キズナ一撃」のように無茶な遊び心を感じるわけでもない。ただ、それ故に「アニメーター育成」という雰囲気は伝わってきて、線が少なくシンプルなキャラクターデザインを自然に動かすのは、案外難しそうに見える。いかにも黄瀬さんらしい独特なデザインコンセプトになっているのに、それがとても親しみやすいものになっており、起伏の少ない物語の中でも、ちゃんと息づいて動いているのは流石である。面白がって何度も見たいような作品ではないかもしれないが、30分のショートフィルムとしてセールスする分には悪くない出来だし、このまま「毎日かあさん」みたいな自然な日常アニメになっても何となく見続けられそうな、そんな暖かみがあった。個人的には、今回放送された4本のアニメに敢えて順列をつけるならば、「おぢいさんのランプ」→「たんすわらし。」→「キズナ一撃」→「万能野菜ニンニンマン」の順番で気に入ってます。もちろん、どの作品もちゃんとクリエイターの個性が出ているし、手間もかかっているので質が高いのは間違い無いのだが、やっぱり30分一本勝負だとそれなりに向き不向きは出てくるものだからね。

 で、あとは完全な与太話になるのだが、今作の場合、もう「三十路を回っていい加減嫁がないと世間が不安になる時期になってきた独身声優能登麻美子の日常」という見え方ばかりが気になってしょうがない。アニメ自体がすごく身近に感じられる良い空気をもっていただけに、独身生活を続ける中の人のことが頭をよぎって仕方なかった。本当に悪い視聴姿勢である。麻美子のところにも、実家の石川県から不思議なタンスが届いて花嫁修業をしてくれないものだろうか。何故か分からないが「ファンなんだけどとにかくさっさと結婚して生活を安定させて欲しい声優」っていうカテゴリがあって、彼女はそっちに入ってるんですよ。ちなみに、この部門のトップはナバです。千葉紗子みたいな粋な結婚報告が見たい今日この頃。

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 2話まとめて、22話、23話。すごく久し振りにこの作品を見た気がするんですが、この2話は一気に見られてむしろ助かったかもしれない。でないと23話冒頭の風斬のテンションとかについていけない可能性があったから。

 もう最終局面を迎えてたから、今回の事件で最終回まで持っていくのかと思ったら、予想外にも22話時点でヴェントと木原クンが退場。あと2話しか無い状態でまさかの新展開に持っていくとはおもわなんだ。本当によく分からない展開になる作品だなぁ。いきなり大量の新キャラとかに出てこられてもついていけないのが正直なところなんだけどさ。

 で、1本ずつ軽く見ていくと、まず22話。一応のクライマックスその1は当麻VSヴェント。ただ、毎回言っているように、当麻の説教ってのは本当に中身が無くて聞いてるのが辛い。あれだけやけっぱちでパンクなキャラだったヴェントがすごくフツーの恨み節を捻くるあたりもセンスがねぇなぁと思っていたのだが、それを説き伏せようとする当麻のいい加減さは更に際立っている。「自分の世界ばっかり見てるんじゃねぇ」って、お前はそれを鏡の前で言えるのかと。意味も分からずに拳を振るう命知らずの主人公を応援するよりは、まだヴェントに肩入れする方が人道的だわ。どこまでいってもこの作品を好きになれないのは、こういう筋立てのしょうもなさが全てですな。せっかくヴェントのデザインとかは格好いいのになぁ……

 それに対して、まっとうなぶっ壊れ方をしている木原クンの方は、悪役としてはボチボチ見栄えがする。というか、アクセラさんは基本的にダーティーヒーローなので説明不要のドンパチが可能で、はったりも通用するのでアニメ的にはずっと面白い。木原クン相手にも最後の最後は大気圏を突き抜けんばかりの超必殺技で締めてくれたのはすっきりした。最後のぶっ飛びエフェクトとか、なかなか格好良かったしね。戦闘シーンは全般的に良く動いていたし、綺麗だったなぁ。動かすのが上手い人のコンテ回かと思ったら、何と神保昌登氏であった。今年度は色々と印象に残る仕事をしてくれたもんである。

 そして風斬関係でつないでそのまま23話。冒頭の風斬と当麻のやりとりのシーンは、やたら作画がよくて眼福ものだった。アスミスキャラはいちいち恵まれている。ただ、そのしわ寄せが来たのか、突如教室のシーンからは画の様子が怪しくなってしまうという。被害を受けたのは姫神さんと吹寄……ご愁傷様である。平和エピソードは楽しくてよいのだが、「単なる学生」に過ぎない当麻がやたらシリアスになっていたのはどうにも受け入れがたい。確かに今までの流れを見ていると学園都市(アレイスター)にとって当麻は重要な駒のようであるが、当麻自身は自分が戦争に巻き込まれた中心であるっていう理解はあるんだろうか。毎回行き当たりばったりで人助けをしてるだけだから、その辺の意識があんまり感じられないのだが。ちゃんと土御門あたりが説明してるのかな?

 あとは一方通行によるスキルアウト狩りで繋いで締め。あれだけドタバタやってたのに、最後の最後で相手がスキルアウトって。レベル0の連中って。ムサシノ牛乳でお腹いっぱいの固法先輩でも何とかなるレベルなんじゃないのか? やっぱりこの作品のシナリオはわからんなぁ。

 今回の結論は、「やっぱり芳忠さんは格好良すぎるなぁ」ということ。ビシッと決める役ももちろん好きなんだけど、今回みたいにおちゃらけながら悪辣さを出すようなチンピラまがいの役をやってるときが本当に素敵。この奇妙な声の色気はどうしたものだろうか。ちなみに一番好きな芳忠キャラは、「ビッグオー」のベックです。で、芳忠さんがやってたテッラって誰よ?

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 かぁぁぁっこいいなぁ! 惚れちゃいそうだよぉ! このアニメ! な第21話。もう、適当に見てる身としては何が何だかさっぱり分からない展開になってるんですが、アニメとして見る分には理屈抜きで面白いです。流石にラスト近くになって盛り上げてきましたね。

 実は1期後半の流れがよく分かってなかったので、学園都市の暗部が云々とか、もっと直接的に言うと風斬氷華の存在自体がよく分かってないので、今回何が起こっていて誰と誰がどう敵対してるのかすらよく分からなくなってるんですが、とにかく巨悪が動いており、それに向かって主人公パーティーが正面から勝負を挑んでいることが分かり、少年漫画的な盛り上がりは感じることができます。そして、それを見せるための画作りが、けれん味たっぷりで有無を言わさぬ説得力がある。ビルごと突っ込ますアクセラ特大アタックとか、理屈も意味もわかんねぇけどとにかくすごいし。堪能したわぁ、と思ってスタッフロールを見れば、コンテは毎度お馴染み福田道生、そして演出はなんと池端隆史監督じゃないですか。そら安定するわ。

 そして、今回も素敵なキャストの皆さん。一方通行と木原クンの掛け合いは実に見事ですね。冒頭に書いた台詞もそうだけど、電話越しの会話と、対面しての会話。壊れモノどうしの丁々発止のやり合いは、どれだけ厨臭い台詞でもビンビン来ますわ。一方通行が、愛するラストオーダーのためになりふり構わず突っ込む勇姿も格好良く、突如窓の外に飛来する一方さんの影には、申し訳ないが笑わせてもらった。元気だなぁ。

 普段はいちいち気に入らない当麻の偉そうな物言いも、何か切羽詰まって中央に集まりつつあるこの状態なら、格好良く聞こえることもある。特に御坂が来てくれてテリーマンポジションに回ったため、彼女の格好良さも加味されて美味しさアップです。御坂さん、いちいちイケメン過ぎて困るよね。

 そしてそんな若人たちを外から観察する関俊彦ボイスの誰か(未だに誰だかよく分からん)と、対抗しようと粋がるヴェント。2者のキャラとしての温度差が、メリハリの効いた戦闘を演出する。ベテラン勢が魅せてくれるのが、この作品のいいとこです。

 繰り返しになるけど、正直何が起こってるのかはよく分かりません! でもま、楽しいからいいや。当麻・御坂・一方通行の3大主人公そろい踏みっていうだけでも、初めての画面だからね。後の課題は、本当は主人公なはずのインデックスさんが活躍出来るか否かにかかっているぞ!

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 この世界の連中は雨を気にしなさ過ぎる第20話。なんで雨の中をみんなして傘もささずにうろつくんだよ。インデックスとかあの格好で雨の中にいたら乾かすの大変だろうに。それとも歩く教会は雨も弾くのか? だとしたら便利だな。でも、一番偉いのは雨の中に出されることも気にしないスフィンクスだったりする。

 前回から敵キャラが一気に増えて、嫌でもクライマックスっぽい雰囲気になっている今作。濃いキャラが出てきてくれると、シナリオ云々を気にすることなくキャラ芸だけを見ていれば良くなるのでこの作品も楽しみやすいです。まず、噂は各所で聞いていた「木原クン」こと木原数多。藤原啓治の悪キャラは「本当に悪そう」などす黒さが綺麗に出るので色々お気に入りキャラがいますが、この木原もなかなか強烈。「死ぬ」「殺す」が日常会話として出てくるキャラって、書き方次第ではすぐに陳腐になってしまうけど(そして、冷静に考えれば木原も充分に厨二臭いのだが)、けーじ君のおかげでどこか不気味な雰囲気が維持されています。似たキャラだと「BACCANO!」のラッドとか、「妄想代理人」の真壁なんかも格好良かったですわ。中の人本人も悪そうだしね(見た目が)

 そして、もう1人の敵キャラとして登場したヴェント。いかにもこの作品らしい装飾としゃべり口調に、平松晶子の蓮っ葉な演技が絶妙にマッチ。この世界の女性キャラって本当に下卑た台詞回しが多くてあんまり区別されてないような気もするんだけど、アニェーゼの借り物のようなべらんめい口調やオリアナの商売女風の下品な台詞とも違う、壊れ台詞の数々が非常に愉快。一番近いのは作品が違うけどテレスティーナさんですね。テレスティーナはアニメオリジナルのはずだけど、ひょっとしたらアニメスタッフがこのヴェントあたりの口調を参考にしたのかもね。平松晶子はなんだか久し振りに聞いた気がするけど、いいキャラに仕上げてきています。この作品の悪役女性はいちいち贅沢なキャスティングを持ってきてくれるからいつも楽しみ。思えばぴらもすっかりベテランの貫禄だなぁ。

 そして、そんな悪役に埋もれることなく、すっかり主人公として映えるのが一方通行さん。岡本信彦は、普段はそこまで声のバリエーションがある役者だとは思わないのだが、この一方さんの演技だけはまるで別物である。笑い声に混じる奇声や、容赦無い悪逆な台詞。本当にこれが彼の「ハマリ役」ってことになるんだろうなぁ。どうしても主人公役が多くなる男性声優は役のスタイルが固定化しがちなので、こういうところで「発散」出来るのは本人にとっても良いことなのかもしれません。何より、日高里菜ちゃんラストオーダーと絡める現場ですからね。

 中の人のことにばかり言及してる時は本編であまり語ることがない場合ですが、この作品の場合、そういう楽しみ方が本懐なので別に良いと思います。それにしても、作品はエラいシリアス展開になってるせいで、ラジオとのギャップがひどい。今週は特にひどい。ある意味必聴、ゆかちマジで神やで。「サケかタケはある?」 中国に帰れ!

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 ミサカはミサカは第18話。繰り返しますが、これさえ見てりゃ幸せです。ミサカやミサカが可愛いので、幼女からは一切の警戒心を抱かれない一方通行さんも、無闇に良い人に見えますね。

 今週は、先週の面子から小萌先生と黒子がOUT。代わりに、別に本筋と一切関係ないのにメカに詳しくないシスター軍団が開けっぴろげなサービスシーンを連発するという、この作品みたいな規模のでかい世界だからこそ出来るご褒美を披露。いやぁ、神裂さんは中の人同様、エロ目的となると容赦無いなぁ。冒頭のあやちーキャラ(未だに名前を把握してない)の入浴シーンは、何であんな妙な風呂場だったのか、謎ばかりが深まるんだけど、多分意味なんてないんだろうなぁ。シャフト演出なら日常風景なんだけどね。

 今回の美味しいサービスはその他にも大きく2つ。1つは、あれだけの因縁があったのに何事もなかったかのように掛け合いを演じている3種の御坂のコラボレーション。なんだか字面だけ見ると4種のチーズのカルボナーラみたいな響きだな。シスターズとラストオーダーが絡むのは先週もあったわけだけど、今回はさらに御坂さん本人も接触。自分の劣化コピーに当麻を狙われるという、どうにも表現しがたいピンチを迎えている。ツンデレとクーデレだと、正面衝突したら後者が有利なのかね。シスターズが平気で街を歩いていることについては特に突っ込みも入ってなかったけど、もうクローンの存在は認めちゃったから気にしてないってことなんだろうか(一応「アンタがここにいていいのか」、みたいなことは言ってたけど)。一方通行がどれくらい殺したのか覚えてないけど、数千体のクローンが身近にいる生活って、やっぱり怖いんだけど。

 そして、もう1つのサービスが当麻と一方通行の「幼女交換」イベント。わがまま幼女に振り回される苦労人2人、という点だけを見ればこの2人はよく似てるんだな。原作の方の話を聞くと一方さんは主人公クラスの活躍もしているらしいし、当麻こそ気付けば完全に劣化コピーみたいになってるじゃねぇか。生まれの悲壮さとか能力の派手さで考えたら、普通は一方さんが主人公であるべきだよな。

 組み合わせとして馴染むのは、当麻×ラストオーダー。ずるいくらい可愛いラストオーダーを前にしても特にテンションが変わらない当麻。あんた、1日のうちにどれだけ女の子と外食すれば気が済むんだ。っつうか、学生の身分で生活費は大丈夫か。対して、今まで無かった図式なのでちょっと馴染まないのが一方通行×インデックス。ほんとに一方さんは幼女に対しては優しいよなぁ。普通はあんな胡散臭いシスター服に無償でおごろうとは思わないだろ。態度も悪いし。インデックスは何かを食べている時は可愛いんだけど、今回は構図なんかが意図的にラストオーダーと重ねられていたので、愛らしさでは一歩劣っている印象か。いや、相手が悪すぎるからさ。

 もう、幼女の大活躍さえ見ていれば大満足だった今回ですが、合間に入るシリアスが場違いすぎてどうかと思いました。黄泉川先生と一方通行の会話は、彼の生い立ちのことにまで踏み込んでちょいと暗い中身になっていたわけだが、歩道橋を歩きながら通話する一方通行を見て、「いや、あんたらそんな深刻な話を片手間でするなよ」と思えてしまう。黄泉川先生の立場を考えれば、せめて自宅に帰ってきた後、夕飯でもゆっくり食べて寝る前にすりゃいい話だったと思うんだけど。電話越しでするような話じゃねぇよなぁ。

 今後のこの作品の目標、シリアス一切無しでひたすら可愛い話をする。え? 超電磁砲でいいじゃないかと? 身も蓋もないな。

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 もう、毎週これをやればいいと思う第17話。私が「とある」シリーズに求めているのはこれ以外のなにものでもないです。説教(wとかバトルとか、そんなもんは他の作品にやらせときゃいいんです。

 とか勇んで書き出してみたものの、別に書くべき感想とか特に無いな。御坂とミサカとミサカが可愛かった。本当にそれだけの1本。ミサカシリーズの中では打ち止めが断トツだと思ってたけど、こうして改めてシリアス無しの状態で見ていると、シスターズの集団コントも捨てがたい。あのワンシーンだけでささきのぞみがどのくらい大変だったかを想像するとお疲れ様としか言いようがないが、少しずつ個体差が出てきて人間味を増すシスターズっていうのも、ひょっとしたら新しい萌えジャンルになるのかもしれない。新ジャンル、「集団」。あれ、怖いな。

 そしてそんなシスターズにも果敢に絡むラストオーダーの破壊力。やっぱり日高里菜だよなー。日高里菜の事実上のデビューキャラがこのラストオーダーだったことを考えると、あれから随分経っていて感慨深いものがあるが、今回はさらに小萌先生との夢のロリキャラ共演なんてサービスもあり、実に贅沢なロリっ子パラダイスが実現している。かたや生まれて間もない人造生命で、見た目ロリっ子で中の人が女子高生、かたや酒も煙草もOKな成人ながらロリっ子にしかみえないキワモノで、中の人も気付けば三十路越えで、年齢だけでいえば日高里菜とはダブルスコアである。考えてみりゃものすごいことだ。

 そして、そんなミサカやミサカの中でも存在感を失わない我らが御坂さん。ちょっとテンパり過ぎだと思うんですが、もう、甲斐甲斐しさが際立ってるのでこれくらい行きすぎてても良いです。その方が黒子も頑張ってくれるしね! 今回は初春との絡みなんていう珍しいものも見られたし、眼福至極。考えてみりゃ、御坂×初春って、同人とかでも意外と無い組み合わせだなぁ。誰かやってみてくれ。

 そういえばオープニングが変更されたとかいうトピックスもあるが、本編が充実してたからもうあんまり覚えてない。ただ、オープニングアニメと次回予告に風斬氷華が出てきたのはちょっと気になるところか。2期になってから出てきてなかったはずだけど、再登場なんすかね? 中の人的には夢のゆかちもこたん共演になるので嬉しいですけど。中の人の話だらけの感想もいいじゃない。人間だもの。

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誰も損をしない最終話。「無事終わったこと」に対する安心感もありつつ、それよりも「まだまだ終わりそうもない終わり方」をしたことの方がよっぽど嬉しいという、何とも希有な作品と相成りました。

 トイズ復活という最大のクライマックスにより迎えた峡谷での決戦。最終決戦の名にふさわしい大迫力の能力バトルは、実はよく見るとかなりギリギリの作画ラインで維持されていることが分かるという、逆の意味で完成度の高いシーン。いわゆる「ぬるぬる動く」や「バリバリCG」とかではなく、爆煙の描き方やちょこまか動き回るシャロ、大量の分身で際限なく襲いかかるアルセーヌなどのアクションが、インパクト重視のごちゃごちゃした動画によって表現される。もちろん最終回ということで普段よりも枚数の多い作画にはなっているのだろうが、だからといって「ものすごく人員を割いてやっている」という感じでもない。どちらかといえば作り手のセンスに物を言わせて力でねじ伏せる構図の取り方と、画の決め方。この「きわきわの安っぽさ」こそこの作品の真骨頂といえるかもしれない。怪盗帝国の三馬鹿瞬殺とかは冷静に考えればひでぇ投げっぱなしのはずなのだが、経過がどうあれ、元気玉VSかめはめ波の空中大決戦が盛り上がらないはずがないのである。

 改めて久し振りに見ると、ミルキィホームズの4人がトイズを使って一致団結している姿は、格好良くもあるが、気付けば普段のままの姿。相変わらずエリーはおどおどしているだけだし、コーデリアさんのテンションもやっぱりちょっとおかしい。シャロもネロも、いつも通り騒いでいる規模がちょっと大きくなったくらいのもんである。それでも、トイズがあれば彼女たちは輝ける。あのアルセーヌを絶頂に導く程度には。

 そのまま大迫力バトルがどのように決着するかと気を持たせておいて、突然のボヨヨンネタから、急転直下の「それっぽい」オチへ。アルセーヌ様、流石に動揺しすぎじゃないでしょうか。必死に作り上げてきたキャラが、シャロ達お馬鹿さんに引っ張られて台無しじゃないですか。そりゃま、どれだけ格好いい巨悪を描こうとも、結局戦うのがミルキィホームズじゃギャグにしかならないのは分かっちゃいたが……一人シリアスに頑張ろうとしていただけに、不憫よのう。何が可哀想って、最終的にその空気に馴染んでいるのがね。

 それでも、やっぱり視聴者が安心するのは「こっちの」シャロ達なのである。1話のシナリオをトレースして再び屋根裏へと戻る経緯や、そこでの忌憚の無くなった4人の触れ合いなど、「じゃ、次のエピソードは春までの3ヶ月ですね!」という期待が持てるだけでも嬉しくなる。ミルキィホームズ、アルセーヌと怪盗帝国、G4の面々など、誰一人変わることなく、この貴重な日常は続いていくのである。その「非日常的な日常」を生み出せたことが、これまで3ヶ月にわたって放送してきた12話の最大の功績なのではなかろうか。

 もちろん、今後物語の続きが生み出されるとしても、「全く同じ3ヶ月」とはいかない。ラストCパートは、この手の作品の投げっぱなしオチとしてはありがちな、「よく分からない新キャラ」で締め。スタンスとか、名前とか、性別とか、突っ込みどころがあまりに多すぎて、「あ、こいつがオチなんだ」ということが逆にしっくり来るという何とも不条理な存在。CV高城元気って、どないやねん。

 ま、不条理だろうがマンネリだろうが、この作品はこれでいいんです。むしろ「一応最終回っぽい雰囲気にはなった」ことだけでも驚きだし。文句なんていうだけ野暮ってな気分にさせられた時点で、こちらの負けである。わーい、空気読む。

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 らめえん! な第11話。この作品に普通の話なんぞ望んじゃいないが、エンディングに向けて盛り上がる王道展開は、これはこれで見応えがあるぞ。

 序盤は、退学・解散したミルキィホームズの面々が野に下ってアルバイトしている様子がシャロ中心に描かれる。これまでの10話分で分かっちゃいたことだが、こいつらは本当にトイズが無いと一切の生活力が無いな。これだけどうしようもない連中だとたとえどれだけ強力なトイズを持っていても馬鹿にしかなれない気もするんだけど……現役時代は大活躍してたんだよなぁ。トイズすげぇな。そもそも、宿舎にいた時にはデパ地下巡りとかでそれなりの食糧調達は出来ていたはずなのに、なんでネロとコーデリアはあそこまでやつれてしまったのやら。やっぱり仲間との別れが精神的に響いていたってことなのか。もう少し生きる手段に賢くなろうよ。

 各々の生活を見てみると、「お前ら肉親とかおらんのか」と思わないでもないが、とにかく一人で暮らしていこうと必死の4人。コーデリアは「いくらでもあるお花」を売りながら生活しようとしているが、そりゃま、生活基盤を構築できるような商売にはならんわな。「花売り娘」って水商売の代名詞的なイメージが出るはずなんだけど、何故かコーデリアではエロさが一切無いのは流石。「お花……いくらでもありますよ……」って、お前の背後に生み出される花は具現化系能力の1つだったのかよ。ネロは、ファミレス勤務が無理だと分かってすぐにヴィジャ板を使った占い師に転職。でも、あのヴィジャ板って別にネロの特技ってわけじゃないよね。それともご先祖様にあやかろうとしていたのだろうか? 考えてみりゃ、一番特徴が薄いキャラクターがネロなのか。

 そして見た感じ最も生活力に乏しいエリーは、「詩集を売る」という、意外にも一番自己顕示の激しい商売にチャレンジ。うまくいくわけもないのだが、彼女の生態については謎が深まるばかり。他の3人もよくこいつを放っておく気になったものだ。そして、我らがシャロはドジっ子主人公の面目躍如、場末のラーメン屋で元気に看板娘を勤め上げる。海から侵略してきたイカですら出来る業務でことごとく失敗してみせる技量は見事なものだし、あれだけのことをしても最後の最後まで首にならずにいたのは人徳ゆえのことか。今回一番面白かったのはラーメン屋を巡るあれこれだった気がするね。いや、正確には「ラメーン屋」か。そう言えば舞台がヨコハマで、中華街じゃなくて「米菓街」になっていたのもちょっと面白かったぞ。

 各々の生活に必死なミルキィホームズの落ちぶれっぷりを見て、憤怒の形相を浮かべるのはアルセーヌ。彼女が何故そこまでシャロたちにご執心なのかはよく分からないが、やっぱりあまりに強すぎるために強力なライバルを求めているということなのだろうか。これまでにないシリアスな作戦でもって、最後の最後までミルキィホームズを待ち続ける。意外にもシャロと仲が良かったG4の面々を一蹴し、最大最後の捨て身のプランを発動。その結果として、見事にシャロたちのトイズが復活しました。これまでの流れで、「世のため人のために、何としてもトイズを使わねばならない」というシチュエーションに追い込まれてのトイズ復活という絵図は確定事項だったと思うのだが、その対象が、アルセーヌ本人であった、というのが何とも良い話。すごく普通の盛り上がりを見せる展開も、異質さは感じられず、素直に受け入れることが出来るシナリオである。現場に着く前にこれまで助けてきたキャラクターたちが総出でミルキィホームズのサポートに回ってくれる展開とかも、なかなかアツいものがあるよね(引き出物の皿の使い方の適当さは面白すぎたが)。

 相変わらずの小ネタのテンポもそれなりに維持しつつ、シャロは愛らしく、展開はアツく。なんとまぁ、本当に立派なクライマックスのお膳立てが整いましたよ。次回はいよいよ最終回。こんなに楽しみな作品になるなんてね!

 そうそう、今回は各キャラクターが色々とアツい部分をみせてくれただけに、中の人の活躍も際立っておりました。特に見どころが多いのは、やはりシャロの中の人、三森すずこ。新人とは思えない安定感と芸幅の広さには驚くばかりだが、噂では某夢の国のアトラクターをやってたとか? 金の卵には違いないなぁ。沢城みゆきに新谷良子、後藤沙緒里などを発掘した木谷系列のキャスティングは、今後も伝説を作ることになるのか。

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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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