忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

 アッシュの自我による危機<<<ケイの殺人スイーツ、第15話。いやいや、今までだって普通に食べてましたやん。まぁ、いつにも増して気合いを入れて作ったから破壊力が上がったのかもしれないけども。スイーツ食う→倒れるからのドリフコントみたいな勢いが素晴らしい。

 1クール目も充分面白かったくせに後期に入ってから尻上がりで勢いを増している今作。今回も30分の中に実に様々なギミックが詰め込まれており、本当にあっという間である。バトルありギャグありでばっちり命懸けの状況なのに笑えるペース配分はお見事。今回メインとなったネタは「イズルのイケメンモード」である。指令が出し渋っていた残念な事実、それはアッシュにも自我が存在しており、もしハーモニックレベルが上がりきってしまうと、同じ遺伝子を持つアッシュの自我の影響で、ひょっとしたらパイロットの自我がかき消されてしまうかもしれないということ。まぁ、エヴァだってシンクロ率がぶっ飛んだら自我どころか身体すらなくなっちゃったわけで、持ちなれないオーバーテクノロジーを導入した兵器なら、それくらいのリスクはあるかもしれないという覚悟はあった。前回のジアート戦でばっちり種割れしたイズルは、見事にその危機を乗り越えることは出来たものの、ヘンテコ後遺症で何故かあり得ないほどのイケメンモードに。ケイが頬を赤らめるのは仕方ないとして、タマキも惚れかけて危機感を覚えていたし、なによりも男性メンバーまでも籠絡しかねない勢いだったのはどうしたものやら。アサギさん、その顔は放送したらあかんやつやで。薄い本が捗りそうな設定だが、そっち方面はノーサンキューで。

 ずっこいのは、今回のギャグのテンションの中にも巧みに色々なファクターを紛れ込ませてしまっている点。たとえば、最初にイズルが目を覚ました時に手を握って一番喜んでいたのがケイで、「やっぱりケイはイズルにベタ惚れか! こりゃもうケイエンドしかないのか!」とか思わせておいて、実際はイケメンモードのせいでメンバー全員分のフラグを立ててしまい、ケイのフラグまでがすっかりギャグになってしまったこと。一応ケイだけは2回見舞いに行ってるので脈があるのは間違いないのだが、その2回目が一番のコントになってしまったのだから恵まれない。結局そのへんはしばらくうやむやのままで行くんでしょうかね。うやむやといえば、3週間経っても判明していないアンジュの性別も上手いことごまかしている。イケメンイズルのめろめろビームを喰らえば流石のアンジュも正体を現すかと思われたのだが、アンジュの見舞いのときだけイズルが寝ていて何も分からないという。分かった事実は、突如松の盆栽を持ち込むという、アンジュのずれまくった感性だけであった。あれが嫌がらせだったらなかなか才能がある。

 その他、今回は苦労人だったアマネさんが謎の昇進劇を繰り広げるなんてネタもあった。そりゃあれだけ必死に頑張ってるのにクソ使えないアホの下でばかり働いてはストレスもたまる。現場にかり出すための強制的な出世かと思われたが、辞令を受けたのが少佐、現場に行ったら中佐、ミッション1つ解決させたら大佐である。島耕作もびっくりの出世ぶり。確かにどれだけ人材不足なのかと不安になる組織であるが、アマネさんは実際に結果出してるわけでね。まぁ、これでようやくリンリン以外にも頼れそうな上層部が自由に動けるようになったので、今回のようなチームドーベルマンとの信頼感溢れるコンビネーションも期待したいところ。ドーベルマンの面々は本当にナイスガイだよな。たった3機で絶望的かと思われた状況なのに、みんなして「まだまだいけるぜ!」と余裕を見せ、アマネさんがうっかり生成しちゃった死亡フラグを丁寧な突っ込みでへし折るというファインプレイも見せた。登場時から「死にそうだよな」と囁かれている良い人集団ドーベルマン。作品終了まで生き残ることが出来るだろうか。

 そんなドーベルマンの面々の救出作戦として始まった今回のミッション。相変わらずの戦闘シーンでとにかくアツい展開。前期も戦闘シーンに不満はなかったはずなのだが、後期に入ってから更にスピード感が増し、面白い構図もばんばん飛び出す恐ろしいメカ戦闘が繰り広げられている。ひょっとしたら、チームの面々が全員実力を付けているので戦闘スピードも加速している、という描写なのだろうか。だとしたらすげぇ説得力。今回一番楽しかったのは、乱戦の中でローズスリーに掴まって軌道修正するブルーワンのアクション。どさくさに紛れてああいう見たことのない動きが飛び出すのがこの作品の凄いところ。また、今回もアンジュさんが相変わらずの暴走ぶり(噛ませぶりともいう)で、無茶苦茶言いながら暴れ回っていたのが愉快である。カメムシっていっぱいいたら嫌だよね……。

 結局、数で押すウルガル軍を相手に、突っ込んじゃったアンジュが勝手に大ピンチ。万事窮したかと思われたが、何故か急に俳句口調になったデガワさんたちの計らいでイズルが軽装突撃。一応性格は通常時のイズルに戻っていたはずなのだが、戦闘性能は暴走時のまま維持されており、小回りの利いた機動でラダさんを完全に手玉に取った。まぁ、ジアート様と互角にぶつかれる実力があるのだから、それより弱そうなラダさんが押し負けるのも仕方ないよね。ただ、ウルガル軍も単に暴れにきたわけではなかったようで、本命は忠臣ルメスさんによるステルス侵攻からのハッキング。言語体系も何もかも違うはずの宇宙人にあっさりと侵入を許し、どうやらテオーリアさんのことはばれてしまったようである。地球人の技術力が本当にしょうもないのか、それとも実はルメスさんがめっちゃすげぇ技師だったのか。デフォルトであれだけの精度のステルス付けてる時点で、やっぱり地球人は敵わない気もするけどなー。

 とりあえず、今回の一件で特に変わったことは(アマネさんの階級以外)ない。しかし、イズルの症状はやはり懸念材料であるはずだし、アンジュのモチベーションについてもいささか不安は残る。更にウルガル側に明確な目的意識が生まれたのもおっかない。色々と気になる要素が動き出し、後半戦もまだまだ盛り上がりそうである。ちなみに、全くもって個人的なことであるが、私にとってのクライマックスはイケメンイズルでもど派手な戦闘シーンでもなく、アマネさんとおやっさんが2人で酒を飲んでいるシーンである。ますみん・さぁやの飲酒はアカン。私の声優極道の入り口は「ぽぽらじ」だったのです。おしぼりが飛びます。誰か! モモーイ呼んできて!!

拍手

PR

 凄まじいことに! 第14話。昨期はロボものが多くてどれもこれも力が入っていたのでなかなか浮き立つことが無かったが、こうして残されたマジェプリの戦闘シーン、「回りにライバルがいなくなった!」とばかりに全力全開。やり過ぎレベルのアクションに変な笑いが漏れるわ。ジアートさま、なんか戦国BASARAのキャラみたいな動きしよる。

 先週登場した問題の新加入メンバーアンジュ君(アンジュちゃん?)。イズルがヘタレなせいで未だに性別が分からないままなのだが、あのタイミングで話をはぐらかすってことは、アンジュさん自身も性別には触れられたくないのか、それとも単に天然でスルーしてるだけなのか。このままの流れで男女の別が明かされたら、必ずガッツポーズをする勢力と地に倒れ伏す勢力に分かれることになるので、結局最後まで明かされないのじゃなかろうか。問題は「最後」ってのがどこかってことだけどね。なんか死にやすそうなキャラだが、追加戦士が残った状態でゴールを迎えることが出来るといいなぁ。

 そんな追加戦士に待ち受けるお約束のイベントは、先輩方との実力比べである。体力は5人を突き放して超圧勝。まぁ、あの5人が体力で他人より勝っているっていうイメージが全然無かったからそこは別にいい。次のシミュレーター勝負も、アサギが特別戦術に長けてるっていうイメージも無かったので別にいいや。アサギは胃が痛そうだったけど、お前さん、実戦でその「戦術スキル」とやらを活かしたことほとんどないやん。ケレス大戦の時は少しそんな描写もあったっけ? ケイのお料理対決も別にいいだろう。誰がやったって勝てるバトルだし。ケイの偉いところは、それでも自分が負けているとは思わずに済むところ。他の面々も、砂糖の塊をあれだけ食った後によくアンジュのケーキ食べようと思ったな。甘いもので口直し出来るくらいにケイのケーキの破壊力が高いと言うことなのか。

 そして衝撃的だったのが、得意げにまくし立てたスルガが返り討ちにあってしまったところ。これまで数少ない「残念ファイブが他より突出してる気がする」要素だったのだが、なんと真面目に聞いてたら座学で言いくるめられるレベルだった模様。いや、単にスルガが考え無しに自慢したのが悪かったのだろうか。確かにアンジュの説明聞いてると、ドヤ顔でAirmac持ってくるみたいな残念さはあった気がするけどな。しかし、これだけへこまされても、残念ファイブは元から劣等生だから平気。空気を読まずに先輩をこてんぱんにした後輩でも、別に気兼ねなく一緒にミッションに出撃することが可能。しかも、なんだかんだやっててもミッションのおかげで確実に仲良くはなってるし。このまま簡単な仕事でもう少し対話でも増やせれば、完璧とはいかなくともある程度の意思疎通は可能だろう、と思ったら。

 よりにもよってジアートさんなんですわ。なんであんなとこで待ち伏せしてたんだよ。わざわざ遭遇前の隕石に何か仕込んでたってことは、残念ファイブが来ることが分かってたみたいな位置取り。そのためにわざわざチームドーベルマンを生かして餌にしてたんだったら、案外ウルガル軍のゲーム脳も大したこと無いのかもしれんな。しかし、当然ジアート様ったら強い。ロボ戦でイズルを瞬殺したアンジュが全く手が出せないレベルで強い。それでも、そのジアート様を狩るのは、やっぱりイズルなんだよね。今回はようやく、分かりやすい主人公補正の覚醒描写が入っており、シンクロ率100%超えちゃって暴走始めちゃうレベル。もしくは危険な数字が666を超えてハラキリブレード炸裂させちゃうレベル。正直ロボの造形にはあまり頓着しないので、アッシュとヴァルヴレイヴとアクエリオンが並んでたら区別出来ない自信があるぞ(幸い、チェインバーは区別出来そうだ)。

 イズルの種割れについては、どうやら「仲間」というのがキーワードになっているようだ。今回ジアート登場前の時点で既にやたらハーモニクスレベルが高い状態にあったのは、多分「仲間を救出する」っていうミッションだったからなんじゃなかろうか。ケレス大戦のときも味方の命がかかってるから突貫出来たし、今回もアンジュのピンチで種割れが起こった。そして、ジアートさんの遺伝子は当然「闘い」でたぎる。2人してマシンの形状まで変形させてのガチのぶつかりあいは、もう何がなんやら分からないクラスの超スピード戦闘がとにかくぶっ飛んでいる。ジアートさんのゲルググ薙刀の使い方も見事だし、それを徒手空拳で受け流しながら互角に渡り合うレッドファイブの機能性も見事。もうブラックシックスとか単なる噛ませやったんや、ということがはっきり分かる。アンジュさん、キレるまでのスパンが短かったせいで、今回は完全にアホポジションですもの。次週、どんな顔してイズルに会ったらいいんでしょうね。彼のメンタル面が心配です。

 とにかくこれで、イズルがキレればジアート様に対抗できるくらいの戦力になる、という事実が分かり、より正面切っての対戦イベントが増えていくことだろう。今回回りの4人にあんまり仕事が回ってこなかったのは残念だが、今んところ一番便利な活躍してるのがスルガだ。なんか地味な工作ミッション多いし。次点で図体のでかいタマキ、地味にサポートしてるケイと続く。さて、今週アサギは何をやっていたでしょうか?

 ちなみに、戦闘の裏ではこっそりテオーリアさんがイズルに近づいてフラグをしっかりと構築していってる。更に、タマキはチームドーベルマンのちっちゃい子から目を付けられた。ただ、あの子はどう見てもタマキの好みのタイプじゃない気がするんだが……「イケメ〜ン」なら何でもいい、という可能性も? やっぱりどういじってもスルガが余るので、いっそアンジュさんとくっついちゃうのはどうでしょうか。タマキ、アンジュ、テオーリア、そしておやっさんと並べて1つだけ分かるのは、この作品の打ち上げとかの飲み会は屍の山が築かれるだろう、ということだ……ほらー、また隅っこのほうで沢城先生が冷ややかな目をしてるー。

拍手

 追加戦士キタコレ、第13話。オープンエンドも入れ替わり、非常に分かりやすい切り替えが行われた「後半戦」。このタイミングでの追加戦士、戦隊出身が多い現場にはなかなか刺激的です。ちなみにゴーカイシルバーの初登場は17話。キョウリュウゴールドは10話だ。まぁ、キョウリュウジャーはメンバーが多いから早めに6人目が出てこなきゃいけなかったんだろうけども。

 さておき、新たなメンバーアンジュが残念ファイブに加わり、名前を残念シックスに変えなければいけなくなった。見た目には「男なの? 女なの?」というレベルのルックス、平井絵なのであんまり可愛いって感じじゃないが、確かにナヨッとした態度がすげぇ不安定。「そういう意味での残念かなー」と思っていたら、どうやら別次元の残念メンバーだった模様。人工的に遺伝子いじられた連中はまともなのが1人もいねぇな。これが「二重人格」と言えるのかどうかはよく分からないが……まぁ、素敵な性格なのは間違いないね。CVのおかげでごっついインパクトがあるわぁ。

 そんな面倒な状態でも、ウルガルは容赦無く襲ってくる。今回のミッションは「硫黄島」。一応フィールドの特性を表す言葉なんだろうが、戦場のネーミングとしてはあんまり縁起の良くない名前だ。ちなみに襲い来る敵側の大将はお子様戦士クレイン君。一応彼が作戦を引っ張っているらしいが、基本的には硫黄が吹き出す戦場を活かして単に突っ込んでくるだけである。それでも、索敵能力はウルガル機の方が優れているようだし、数で攻めてくる相手は大きな脅威。たった6体では対策方法が見あたらない。しかもチームの目であるケイが真っ先に狙われるという(ある意味当然だが)効果的な戦略で攻められ、残る野郎共は後手後手。やっぱりこの辺は単なるぺーぺーの小僧どもでは実戦経験が圧倒的に不足しているようだ。

 じゃ、そんな中で一番実戦経験が不足してるだろうアンジュはどうなのかというと……ハイパーモードに突入した。見事に言ってることは無茶苦茶、やってることは破滅志向。新型アッシュ・ブラックシックスは整備がオートマ化されるとか、近接戦闘訓練でレッドファイブを一蹴するとか、機体スペックは当然最高級なわけだが、一体何に特化した機体なんだろう、と思ってたら……無茶苦茶やった。わぁい、この調子でアッシュとパイロットのスペックが上がっていくなら、ウルガルを抜くのも難しくなさそうだね! ただ、同時に人類も滅びそうな気もするけど! いやぁ、こういうしっちゃけめっちゃかな戦闘シーンを描かせるとこのスタッフ楽しそうだよね。

 それにしても、アンジュ濃い。このテンションはいち明乃ファンとしては嬉しい限りですわ。この作品のキャスティング、確実に俺の命を取りに来ている気がする。めでたくロボットのパイロットになれた明乃さん。ギアスではヴィレッタ役で血の涙を流した経験があるだけに、こんなにも「スパロボに出しやすそうなロボ」に乗り込めたことは大きな事件である。そして裏モードのアンジュさんの罵詈雑言、ひでぇとは思うけど、中の人の性格をかんがえるとそこまで無茶でもない気がするのがステキ。女帝はもっとスポットが当たるべき人です!

 まぁ、ラストシーンでキャンディなめてるリンリンが可愛かったことも気になったんだけどね。あと、役立たず大佐のCMとか。どうでもいいところで気が抜けないアニメです。

拍手

 マジェプリだと思ったらジャイロゼッターになった、第12話。いや、嘘だけど、キャスト的にちょっと近い。超速で変形してたのも事実といえば事実。

 圧倒的日常エピソード、これまでもギャグとシリアスのめりはりははっきりしてる作品ではあったが、バトル要素一切無しでの日常回はなんだか久しぶりな気がする。一応おまけ程度にワイドショーの「MJP特集」でマシンの出撃シーンは流れてたけどね。どうなんだろう、この世界の地球人はああいう情報を求めているのだろうか。チームラビッツたちが英雄としてもてはやされているということは、やっぱりウルガル侵攻による危機感は全世界にあるのだろうが……あんまりそういう緊迫感って伝わってこないよね。軍部は劣勢続きの戦局に焦ってるのは間違いないだろうが、報道ではどうしても偏った情報しか出てこないから、多分大衆にまで危機感が伝播しにくいんだろう。まぁ、軍事統制下でのマスコミなんてこんなもんなのかな。

 そして、そんな政府の思惑に動かされるのが我らが残念ファイブの皆さんというわけだ。宇宙でバトるお仕事はそうそう頻繁に起こるわけではない。そういや前回も潜入ミッションだけだったから、2週続けてウルガル人たちはじっとしていたということになる。ウルガルからしたら慌てて地球に侵攻する必要も無いんだから、当たり前なのかもしれない。何せ数億年単位でのミッションのほんの一部だからね。しかし、ウルガルの侵攻について、地球側が楽観視する理由は何一つ無い。救国の英雄をあんなプロパガンダ興業のためにほいほい使ってしまっていいものなのか。流石に前線では常に厳戒態勢でウルガルの動向は監視してんだろうけどさ。世論から「軍人は遊んでないで現場で仕事してこいよ」っていう不満が出そうでちょっと心配。CMやら1日なんちゃらとかの名誉職はギリギリ分かるとして、幼稚園に出向く営業は流石にどうなんだろう。この辺も単なる宣伝活動だから仕方ないのかなぁ。

 というわけで、今回の(今回も?)主役はタマキとケイである。逆に言うと、野郎どもはアサギ以外は可哀想な扱いである。多分2人とも一言もしゃべってないな。イズルの方はまだ何してたか分かったけど、スルガに至っては何してたかもよく分からんし。延々宇宙空間に突っ立って6時間て、どんな罰ゲームだよ。最後に出てきた謎の戦艦は一体なんなんでしょうね。単に軍の虎の子の兵器で、スルガはオタスピリットがかき立てられて写真を撮りたかっただけなのか。でも、お前も軍人なんだから後でお願いすればいくらでも写真は撮れただろ、とは思う。初登場シーンを何としても収めたかったのかな。サブタイの「シークレットミッション」っていうのがひょっとしたらスルガのお仕事……ではないだろうなぁ。

 ちなみに、スルガは何してたかよく分からないところが可哀想だが、イズルは何してたか全部分かるだけに更に可哀想である。あんなになおざりな扱いの主人公もなかなか無いわな。唯一男性陣でそれなりの活躍を見せられたのがアサギで、どうやらロリっ子相手だったら余計なストレスを抱えずに活動出来るらしい。しかも行動の全てがイケメン風味である。これでちゃんと同年代の女の子にも同じような対応が出来てたらねぇ……よし、ロリっ子と結婚しよう。お父さんもOK出してるぞ!

 で、そんな野郎共の惨状を尻目に大活躍だった女性陣2人。しっかりとキャラを守りつつ2人の間に明確な友情タッグも成立したようで、いいことずくめのお話だ。どちらさんも可愛らしいのにへちょ絵が実に輝いており、先攻のタマキが練乳を吹いて猛アピールをすれば、返すケイも中の人の怨念が籠もったかのような恐ろしい長口上でやり返す。一進一退、どちらもコメディリリーフとしてのスタンスを譲ろうとしない名勝負であった。やっぱり、この作品の最大の見せ場は、平井絵からへちょ絵へのシームレスな接続だと思うんだよね。いや、めっちゃ継ぎ目はあったけども。

 結局、ラストに着ていた水着はヒモでもシースルーでもなかったが(まぁ、アレでも充分アウトな気もするが)、果たして依頼した企業側は、どの水着を誰に着せるつもりだったのだろうか。製品版の映像特典にその映像がついたりしないものだろうか!

拍手

 今までのミッションの中で一番死にそうで緊張したよ、第11話。対人戦(対ウルガル戦)だとチート級の能力でどうにかなるだろ、って思えるけど、相手が自然トラップだと何が起こってもおかしくないからなぁ。チームラビッツだとどんなアホな理由で死んでもおかしくないしなぁ。

 火星に落ちたウルガル母艦の調査という、実に地味なミッション。ダニールさんと一緒ということで、更にテンションを上げる理由もなく、淡々とミッションは進んでいく。しかし、そんな低テンションではこの作品の名折れ。嫌でも盛り上げるために、今回は何故かタマキメインの描写が多いという、地味なんだかやかましいんだか分からない構成になっている。一応面倒な酸化鉄の嵐が吹き荒れる火星の地表面でのミッションということで、一番タフなローズスリーが活躍するのは自然な流れではあるんだけども。タマキちゃん、いくら何でもモニタに表示されてる機体熱暴走についてのアラートを理解してないのはまずいんじゃないだろうか。よく無事で帰ってこられたもんである。ピットクルーの3人はもそもそ動いてないで、もう少しタマキとコミュニケーションを取って大事なことは教えてあげよう。でないと彼女はどんどんイケメンの方にばかりいっちゃって仕事のことなんて何一つ覚えようとしないから。まぁ、そのあたりのむらっ気が残念ファイブの残念なところなのかもしれないけどさ。あいつ、塩辛で釣れるぞ。

 タマキのにゃんにゃんコントを横目に、今回は通信作業が捗らなくて蚊帳の外のケイさん、そして指示された通りに狙撃してるだけなもんだから本人はテンション上がってるのにいまいち活躍が目立たないアタルと、日頃突発的な活躍とコントで見せていた残念ファイブには珍しい、単独行で見せ場を作らなきゃいけない状況。残ったアサギとイズルに至っては、マシンの外装すら無いのでホント地味。こうして使い分けられてるのを見ると、本当に5人の機体って全然違う目的で作られて、全然違う機能を持ってるんだろうな。

 単なる潜入ミッションなので、こないだチームドーベルマンと一緒にやった例の作戦みたいな終わり方になるかと思ったのだが、アサギとイズルはウルガル母艦の中であまり見たくないものを見てしまっていた。下級兵卒役のウルガルは、なんと自我を持たない「生きた機械」であるという。ダニールさんは懇切丁寧に説明してくれていたわけだが、まぁ、確かに地球人ならば抵抗のある状態なのは間違いない。そして、ダニールさんもイズルたちの生い立ちは知ってるはずなのに、デリケートな問題をオブラートに包まずにガンガン突っ込んできやがる。そりゃま、気にしたって仕方ないし、ダニールさんだってウルガルなんだからそういう倫理観なのは分かるのだけど、一応あのお嬢さんの配下なんだからもう少し気を使ってもいいと思うんだけどな。それとも、「もうこいつらには色々ばれちゃったし、いっそのことウルガルの知識は徹底的にたたき込んでおこう」と思って包み隠さずに実情を話したのだろうか。どちらにせよ、イズルとアサギのテンションが下がるのは避けられない。

 そして、そのままそっとしておけば単なる暗い気持ちで終わったものを、アサギさんってば、わざわざイズル相手に真正面から掘り返しちゃうからね。まぁ、「戦うモチベーション」が一番大事な連中なのだから、自分たちの戦う意志に少しでも疑問が生まれてしまったら大きな問題になりかねないのだろうけども。「戦うために作られた、命令に従うだけのクローン」って、やっぱりテンションの下がる響きだわな。早くタマキみたいにそれどころじゃない生き甲斐を見つけて欲しいものである。ちなみに、ウルガル軍の下級兵卒の実体が判明したことで、少しではあるが、前回までの疑問も解けた部分がある。「ウルガルの母星、あの連中しかメンバーおらんのか」と思っていたが、遺伝子操作云々が進み、身分の低い連中から自由意志さえ剥奪されたのであれば、やたら荒涼としてたのもあり得る事態なのかも。まぁ、それにしたって文明の香りが感じられない場所だったけどな。

 「宇宙イカ」なんてものが登場して「こんなところでもヒディアーズと交戦せにゃならんのか」と妙な因縁を感じさせつつの次回である。今回がやや沈んだ印象のエピソードだったので、次回はなんかかっ飛んだ次回予告だった。ナースコスのタマキ・ケイはなかなかよろしい。そしてアサギのピットクルーのあの子が活躍しそうな予感。頑張れロリっ子、頑張れ日高里菜の精神で応援しましょう。

拍手

ウルガルって「得る狩る」なんだろうか、第10話。いや、そんな適当なネーミングじゃないだろうけどさ。適当なこと考えるぶんには楽しくていいじゃない。「ラマタ」っていう呼び方も下から読むと「球ら」やで。大体「地球人」。こじつけ以外の何ものでもないけども。

 前回ガッと真相に近づいたと思ってたけど、今回でおよそ答えは出そろった感がありますな。特にウルガルと地球人の関係性はなかなか分かりやすいもので、王子様が「原生種族」と呼ぶのも致し方ないこと。そりゃ、ウルガルに比べたら億じゃきかないくらいの隔たりがある歳月分出遅れてますからな。ただ、その割にウルガル連中もあんまり進化の頂点を極めた感もないんだよね。メカニックなんかも「ギリギリ間に合った」地球文明が敗戦とはいえそこそこ渡り合っちゃってるし。「久しぶりに活きのいいラマタ」らしいので、地球人の発達レベルはウルガルさんたちもびっくり、てなことなのかしら? この数億年間何してやがったんだ。いや、そもそも「種として停滞し、衰退期に入った」から遺伝子ばらまきプロジェクトを実施したわけで、既に「俺たち衰退しそう」って思ってから数億年だ。随分時間の感覚が違う連中だが……まぁ、今のところ元気よく歩いてしゃべってるウルガル人って10人にも満たないんだよな。ひょっとしてあの宮殿の外は既に全滅してるとか……いや、そんな状態であの王制は無いわな。ウルガル人、よく分からないよ。

 そんなウルガルと地球の関係は、司令が使っていた「家畜・魚の養殖」にたとえるとそれなりに分かりやすい。もっと近いのは科学者がとりあえず見つけたバクテリアなんかを色んな試薬に突っ込んでるような状態だとは思うが、天然物のぴちぴち遺伝子を育むために数億年規模の特大養殖場を経営していたというのも辛うじてイメージ出来る。ただ、そうなるとジアートさんは養殖場の飛び抜けて優秀なお魚に「好敵手と認めよう」って言っちゃったことになるんだけどね。釣り吉か。いや、たとえるならオオカミ王ロボみたいなもんで、「狩りを通じて他の生き物と命懸けで戦うけど、お互い敬意は表するよ」みたいな状態かもしれない。何にせよ、勝手に目を付けられたチームラビッツにはいい迷惑だけどさ。そもそも異なる環境下での遺伝子育成実験が目的なんだったら、わざわざ物騒な侵攻作戦なんかせずに、「ごめーん、ちょっと遺伝子ちょうだーい」って言えばいいと思うんだ。ほら、また薄い本が捗る設定に……いや、多分戦争を起こして生存本能を刺激することに意味があるんだろう。今のところはテオーリアさんの顔を立ててそういうことにしておく。今回唯一残された謎はテオーリアとイズルの関係性だけだけど、まぁ、そこはおいおいね。そういえば、テオーリアさんのお母さんは上の比喩を使うと「養殖場の鮎を釣るなんてとんでもない!」って言って鮎にも釣り竿を渡す動物愛護協会の人。……そうして考えると、人類は滅んでも仕方ない気もするよな。

 ま、お互い目的ははっきりしたわけだし、視界がクリアになったので今後は純粋に「宇宙戦争ロボもの」として楽しく見られるでしょう。今回はわざわざご丁寧にウルガル陣営までへちょ顔になってくれたので、こんだけ緊迫してるはずのサバイバルアニメなのに、ユルい雰囲気は相変わらずである。今回もタマキはかっ飛ばしてたなぁ。その勢いのままにシャワーシーンでおっぱいもかっ飛ばしてくれればよかったのに、やっぱりガードが堅い……なんで男の乳首だけ解禁やねん。ベッドでゴロゴロしてるタマキも愛らしいが、本当にあの乳は寝るのが大変そうである。うつぶせもキツかろうし、仰向けも重かろうし……リアル爆乳の人って、横向きがデフォらしいですけど(ソースは声優ラジオ)。

 タマキは分かりやすくていいんですけど、相変わらず分かりにくいのはケイなんですよ。テオーリアさんの出現で確実にイズルに対してやきもきしてるはずなんだけど、あんまり表に出てこないんだよね。どうなのよ、気があってイライラしてるの? それは単なる友情なの? なんなのよ? 「馬鹿の中に混ざってるはずなのにそれなりの思慮深さがあるキャラ」っていう面倒な立ち位置のせいで、ケイの中身ってなかなか見えてこないのよね。前回まではアサギの部屋に乱入する流れだったのに、今回は何故かケイの部屋にみんなして押し寄せて来てて、彼女は「人を部屋に招き入れるのが嫌」って言ってた。多分、掛け値無しの本心だろうが、だからって仲間達を嫌ってるわけじゃないんだよね。押しかけられたら追い出すわけでもなくそのままだし。そもそも、彼女も前回までアサギの部屋に押しかけてたわけだし。アサギもアサギで、前回まで自分がされて嫌だったことをケイにしてやるのは可哀想だと思うのだが……多分彼のことだから、自分だけ置いてかれると寂しいんだろうな。もしくは「ケイの部屋? じゃぁ行く」とか言ってるのかもしれない。面倒臭い青春だなぁ。

拍手

 とにかくアサ姉が凄い、第9話。いやぁ、まるまる1話、圧倒的にめくるめく時崎アワーになりました。もう、それだけが凄くて凄くて。

 真田アサミってのはなかなか使いどころの難しい役者だと思う。声に癖があるし、多分万人が聞いて「いい声」という質ではないだろうからだ。もちろん、声優ってのはそういう個性を活かせる仕事だからこそ面白いのだが、じゃぁ、アサ姉を使うときにどういう配役にするのか、というのはなかなか悩ましいところだ。流石にいつまでもでじこのイメージでもあるまいが、どうしても初期からのファンはそのイメージが強くなりがち。

 しかし、そんなことは全く苦にもしないパワーがあるのがアサ姉である。「ローゼンメイデン」では男の子役で存在感を見せ、シャフトから声がかかったまとい役は想定の外の仕事っぷりだった。そしてかの宮前かなこ役、そして山中さわ子役で「ナンボでも行けるな」と思わせたのが数年前。本当に、おいしい役者さんである。

 そんな真田アサミの真骨頂が堪能出来るのが今回の1話。もう、どこまでもイッちゃってる感じがたまらない。前回の引きもなかなか強烈だったが、今回は猫を被る必要がなくなった狂三の立ち居振る舞いが全て刺激的。これまでの慇懃な態度とのバランスの取り方が絶妙で、「狂ってるのは間違いないけど、お嬢様モードとはしっかり地続き」というラインから一切ぶれないのである。背中に時計を背負って飛び回る支配感も痛快で、すっかりなあなあになっていた「精霊の恐ろしさ」が久しぶりに伝わってくる緊張感のあるエピソードだった。もう十香も四糸乃もすっかり牙を抜かれているので、こういうてこ入れがあった方が「命懸け感」が思い出されて良いですね。

拍手

 色々一気に判明しちゃった第9話。判明して何が驚いたって、やっぱりCMのラダさんの台詞が翻訳されたことじゃないかな。あんな親切な説明してくれてたんですねー。そして全部しゃべったあとのちーくんの達成感溢れる顔がたまりません。多分、ちーくんが顔出しでCM出演って史上初だろ。

 さておき、前回の衝撃的な引きから、今回も怒濤の展開である。戦闘中よりも戦闘が終わった事後処理の方が色々と新事実が多いものである。メインボディから触れてしまうと、「前回イズルが初めて知って衝撃だった!」とばかり思っていたウルガルの正体(?)だが、なんとリンリンが既に事実を把握しており、一時はイズルに箝口令を敷くという事態になった。「リンリン、あんなにいい上司っぽかったのに、裏ではすげぇ黒いことしてたんや……」と衝撃だったのだが、最終的に箝口令は一部限定解除され、チームラビッツは一つの真実に到達してしまった。まぁ、最後に説明されたときにはちょっと安心したんだけどね。このままリンリンが後ろ暗いものを抱えながらチームと関わってたら、ものすごく辛いストーリーになってしまうし。実は最初にイズルのアッシュが機動停止した時にも、「ひょっとしてリンリンを始めとする上層部が、ウルガル追撃を防ぐために強制終了させたんじゃないか?」と勘ぐってしまったのだが(実際、あのシーンはそう解釈してもおかしくない描かれ方だったと思う)、どうやら、穏当に「アッシュの生存本能による追撃拒否」であるらしい。果たして、「追うのが危険」という事実を察知したのはイズルの本能なのか、それともアッシュ自身なのか。

 改めて今回判明した事実をまとめておくと、リンリンと司令は、御前ボイスのウルガル亡命者テオーニアさんの存在を知っているため、ウルガルの正体についての知識がある。今回のそぶりからすると、ブリッジクルーのイケメン2人とおやっさんもそのあたりの知識はあるようだ。テオーニアは一応地球上では「亡命者」であり、ウルガルという存在、そして地球侵略の野望について伝えると同時に、彼らが乗っているマシンに近い構造のアッシュの技術ももたらした。これを「地球人用に」チューンして出来上がったのが、現在運用されているアッシュである。「ウルガルの機体で戦っていたのか」と吐き捨てられていたが、まぁ、実際のフォルムや挙動を見れば、割と「地球オリジナル」になっているのは間違いないのだろう。

 で、ここから先はあくまで推測であるが、そんな事情の中で、テオーリアはイズル達との接触が基本的には認められていなかった(まぁ、あんだけ無防備にプールや公園をうろついてる時点で説得力は低いが)。今回明かされた事実だけを見ても、一般市民に紛れてもいいのに「イズルたちには」接触できない理由は今のところ無い。そして、イズルが彼女の記憶を携えている理由も謎のまま。となると、すごく単純な結論として、「イズルたちはテオーリアの子」というのが一番ありそうなラインだろう。「子」と言っても元々遺伝子操作バリバリなはずなので、バックグラウンドとしては以下の流れが分かりやすい。「地球人に、ウルガルと対抗する力を得てもらうためにアッシュの技術をもたらした」→「しかし、やはり人間とウルガルは異なる種であるため、どう調整しても人間にはアッシュを制御出来なかった」→「そこで、欲望のままに動くことを目的とするアッシュの血を導入したハイブリッド、クローン的な存在として、テオーリアの遺伝子から複数の検体が産みだされた」→「その完成形として、突出した『本能』を持つのが、残念ファイブである」。すげぇしっくりする流れ。これなら確かにテオーリアをイズル達と引き合わせづらいのも頷けるし、リンリンの悩ましげな顔にも納得が行く。他にどんな可能性があるかなぁ。

 とにかく、テオーリアの立ち位置がはっきりしたことにより、今後は残念ファイブとウルガルの接続もより分かりやすい形になるだろう。ジアートさんが先週しゃべっていた台詞は「お前つえぇな、俺のライバルにしてやる!」だったらしいので、とりあえずイズルは目を付けられちゃった。あとは、リーダーを守るために残りの4人もがんばらにゃならん。っつうか、そもそも現時点でウルガルとやり合えるメンバーがほとんどいないんだから、奴らが出てきたらどうしたって残念ファイブの出番である。エロいおねーさんとどう絡むかが今から楽しみですね。

 あとの残されたファクターで個人的に気になるのは主に2点。1つは、少しずつキャラが立ち始めたチームの回りにいるクルーたち。今回はケイのクルーとアサギのクルーが登場。宇宙服姿なのであんまり識別出来ないのが難点だが、ケイは女性3人に囲まれて「お嬢」と呼ばれており、アサギは前々回言っていたように「家族のような」つきあい方か。アサギは戦闘中に割といい仕事してたと思うんだけど、まだまだ反省点の多い「ヘボパイ」なんですね。道は険しいなぁ。アサギのクルーとイズルのクルーにはもっと登場して欲しいですね(主に中の人目当てで)。そして、今までずっと画面端で何となく見切れていたブリッジクルーのイケメン(?)2人も登場。どの程度イケメンなのか、平井絵なのでよく分からんのだが、タマキがトチ狂ってたのでそれなりのもんなんだろう。そうかー、タコもイカもどっちも好きかー。お嬢さん、クジライカはどうかな。

 そして、そんな仲間達に囲まれながらも難しい顔をし続けるメインの5人。いや、アタルとタマキは全然難しい顔してないけどさ。今回はイズルが難しいポジションに置かれてしまったため、苦労人コンビのアサギ・ケイが思い悩む展開。ストレス解消法を模索し続けてアロマキャンドルにまで行き着いてしまった。前から気になってたけど、結局ケイってどういう立ち位置なんだろう。今回のふくれっ面を見てたら明らかに「イズルに気があるキャラ」で、これまでも何度かそういう雰囲気の描写はあったのだが、やっぱりアサギとのツーショットの方が絵になるし、キャラがしっくり来るんだよね。今回も2人きりの会話シーンはなんか雰囲気出てたし(今回動画がへちょいとこがあったのは残念だったけど)。多分アサギの方からは特別な感情は(家族愛以外)無いと思うのだが、ケイは最終的にどちらを本命にするんだろうか。まぁ、シナリオの要請を考えるなら、イズルはテオーリアさんに行っちゃう気がするから、アサギなのかなー。パフェで釣れる女だから、そんなに難度は高くないぞ。頑張れアサギ。

拍手

 開戦激戦、第8話。これまでために溜めてきた残念ファイブの一念が一気に爆発した節目となるエピソード。監督自らによるコンテ演出、しかもサポートに岩畑さんってことで、文句の付けようのない一本に仕上がっているぞ。一言でまとめると「ひゃっほう」だ。

 無能司令官率いる「大戦」は、当然のように相手の奇襲から幕を開けた。巣をつつかれた地球人は大慌てで一切統制が取れない。虎の子の最終兵器も多数無駄遣いしてしまい、開戦直後からあっという間に負けモード。折悪しく敵側ウルガルも指揮官クラス総出のビッグイベントと捉えており、その攻め手は圧倒的。そして、こんなピンチでも残念ファイブは相変わらず残念。出撃してみたものの、急な発進だったために何をしていいのかもよく分かっておらず、いつも通りに連携が取れずにあわあわしている。「はっきり言って最悪です」とかオペレーターに言われちゃう。そんなに簡単に実戦で動けるわけねぇよなwwwと思っていたら、いや、そうでもないみたいですよ。

 戦端を切り開いたのは頼りになる先輩、チーム・ドーベルマン。彼らの人間離れした戦闘センスはどうやら名ばかりのものでは無かった模様。絶望感が漂う戦場で望みを繋ぎ、敵の出鼻を挫く活躍を見せる。そして、これを見せられた後輩君たちも黙っちゃいられない。先輩のスーパーテクを見てテンションが上がったのは、思考がシンプルな2人、タマキとイズル。タマキはイズルの拙い指示にしびれを切らしての「どっかーん!」であるが、基本的にあんまり難しい作戦を実行するのは向いてない。「なんか雰囲気で突撃」が彼女の性格には一番合っていたらしい。上からの指示で敵の異分子とのタイマン勝負にぶつけられたイズル。戦闘指揮は本当に苦手だが、近接戦闘ならばそこそこ戦える。その一撃に味方の命運がかかっていることは肌で感じられる。そして、「つえぇライバル」って言ったら「ヒーロー」の必要条件ですから。目の前にヒーローフラグをぶら下げられたイズルはそれだけでもテンションが上がっている模様。

 イズルが完全にソロになってしまった状態では、残りの4人はアサギを中心にまとまるしかない。そして、このフォーメーションがたまたまはまってしまうという謎展開。「お前がリーダーだ!」と言われたアサギ、どうやら刀を握って前線で大人しく言うことを聞くよりも、後ろから他人のことを気にして指示する方が肌に合っていたらしい。ケイとのコンビネーションも馬が合うらしく、腹痛も無くなったすっきりした表情で、突然視野の広さを見せつける。「責任の付与」こそが彼の殻を破る一手だったのか。かつて情けない姿をメディアにさらしてしまった合体オペレーションもたどたどしいながらも見事に成功させた。一方、そんなアサギから指示を出されたケイのモチベーションを上げたのは、「このまま情けない姿で帰ったらピットクルーに馬鹿にされる」という自尊心。逆に言えば「仕事が出来れば自分を守れる」という意識が高まり、彼女もどうやら覚醒モードに突入した模様。視野の広い索敵、状況把握の圧倒的スペックを見せつけた。アタルはそんなテンションの上がった仲間達の指示に従ってガンガン遠距離砲をぶっ放すだけだが、結局武器オタクのアタルは「これまでなかなか使えなかった武器の数々をとにかくぶっ放せる」のが楽しいようだ。自分の持つ無駄な武器知識を遺憾なく発揮出来る乱戦模様で、予算に惜しみなく提供される装備換装をプロの手腕で使いこなした。

 ヒーローマニアには絵に描いたような「ヒーローの戦い」を、アホの子には考えないで動ける適当な混乱を、自意識過剰な緊張しいには他人からの指示ではなく自分で出来る作戦中枢を、自尊心の強い高飛車女にはプライドを刺激する窮地を、武器マニアの小僧には知識をひけらかせる実際の戦場を。5人が5人とも「自分の闘い方」を見いだしたこの大戦、残念ファイブの歴史の中でも記念すべき一幕となった。しかし、そんな渾沌極めた戦いの中、辛うじて均衡を守っていたイズルとジアートの一騎打ち。いくら主人公とはいえ、流石に緑川ボイスのイケメン相手にはギリギリの結果。武器の損耗が原因となり、ついに致命傷となる一撃を加えられてしまう。とどめを刺されるその瞬間、お互いが確認したのは、始めて見る「敵」の姿。自分たちと似た「相手」の存在。何を話しているのかも分からないが、言語を使うウルガルの姿に、イズルは動揺を隠せない。「敵を知る」という面においても、この戦いは歴史の大きな1ページとなったようである。この印象深い一幕を終えて、戦争はどのような展開を迎えるのか。うずうずしながら待て次回。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/13 NONAME]
[04/11 Serra]
[04/04 NONAME]
バーコード