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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 色々賑やか、第7話。ついにお目見えした敵側陣営一斉登場に加え、いよいよ戦場に到達した面々のサポートとして改めて紹介されたピットクルーなど、普通に処理出来ないくらい一気に出てきた。まぁ、中の人については使い回しが多いのでそこまでの数じゃないが、それでもアフレコ現場は賑やかそうである。

 Aパート、前回のラストで勢揃いしていたウルガル軍が勢いよく自己アピールのタイミング。なかなか血の通った存在に見えていなかったウルガル軍だが、これまでの扱いは何だったのかと思えるくらいにフツーの敵キャラ軍勢である。我の強い、アクの強い、区別の付けやすい敵幹部がズラリと並び、あんまり仲良くなさそうにわちゃわちゃしてるのを見るだけで、これから色々あるんだろうなぁ、としみじみ出来る。ちなみに、現時点では皇帝とその弟のグリリバさんを除くと、丁度敵キャラは5人。しかも律儀に乗り込むマシン(生体兵器?)のカラーリングもきっちり分けてくれているので、まるで戦隊VS戦隊の趣。キャラを確認しておくと、今回の作戦立案した苦労人っぽいごついおっさん(機体カラーはレッド)、同じく苦労人っぽい王子様配下の青年(パープル)、ちーくんボイスのイカレた感が素敵な変な奴(グリーン)、和臣きゅんボイスのショタ(パープル)、そしてゆかなボイスの巨乳ねーちゃん(ゴールド)というラインナップ。各々誰と誰が因縁の対戦相手になるのでしょうか。女性比率が違うところがポイントだが、まだ動いてないキャラとして御前ボイスの謎少女もいるので予断を許さない状態である。もしくは、上司が無能過ぎることに嫌気が差してアマネさんが裏切るっていうのも楽しそう。

 で、そんな勢揃いした敵キャラと対峙することになるはずの残念ファイブだが、相変わらず緊張感はない。折に触れて「親がいねぇし、記憶もねぇからなぁ」とちょっと沈んだ空気を出してみるのだが、基本的にあんまり辛そうなエピソードもないし、本人達も気にしてない風なのでしつこく言われても「もうええやん」っていう気になってしまうのがやや難。イズルが新しく「家族」を作るくだりなんか、まずイズルの価値観がピンと来なかったし、ものすごく強引だったからどん引きしてしまった。この世界観で普通の家族像を押しつけられてもなぁ。各々3人ずつのクルーがついてるっていうのは、多分今後「護るべきもの」として本能の衝動を刺激するための「家族」を確立させるためなんだろうけど、今回のエピソードでも分かるように、既に残念ファイブは残念ファイブだけで家族になっちゃってる。広い部屋に慣れなくて気付くと固まってる5人の様子が実に微笑ましいですね。クルー達を見て「これから毎日話しかけられるのかな……」「家族って大変……」ってテンションを下げていた面々が、真性のコミュ障みたいですげぇ切なくなった。なにぶん、その気持ちがよく分かるもので。大して親しくもない人と毎日顔合わせるのって辛いよね……。アサギの胃が心配だな……。

 ま、そんな面々の「家族」感については置いとくとして、改めてフィーチャーされたのがアッシュを駆るための原動力となる「本能」という言葉。人間の最大の本能は繁殖だよね、っていうことをすごく穏当な言葉でリンリンが言ってたわけだが、こりゃまた薄い本が捗りそうなことで。ただ、「何らかの本能の発露に特化した5人」だけどそっち方向に勢いがあるのってタマキとアタルだけなんだよねぇ。いや、アタルなんて以前のAV騒動でノックアウトされるくらいだから本当に駄目だけども。今回持ち出したポスターを見る限りでは、なかなか面倒なご趣味をお持ちのようである。興味深いのは、敵対組織であるウルガルもキーワードとして「本能」を持ち出してきたこと。ウルガルの美徳は「本能のままに」であり、エロいゆかなさんはそのままエロく、エロいグリリバさんもエロいことをしていた。片やずっと本能のままに生き、地球を狙うウルガル、片や欲望も何なのかよく分かってないのに、無理矢理本能とやらを動力源に運用しようとしているアッシュ乗りたち。今後はどういうテーマ性の戦いになるんでしょうね。まぁ、普通に考えると「独立独歩で好き勝手にやるウルガルより、家族同士が手を結び合う人間の本能が強いんだ!」っていうオチになるんだろうけども……誰も死なないことを祈る。敵側で最初に死ぬのはちー君だろうなぁ。いや、人間側で勝手に負けフラグを立てまくってくれてるけどさ。

 ちなみに、今回5人にくっついてきたヘンテコな女の子の中の人は東山奈央である。なお坊、今期恐ろしい勢いで仕事してるなぁ。同じ現場に日高里菜ちゃんもいるので、仲良くやって下さいな。

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 実は割と楽しく見ていたりする、第6話。アホな有象無象のラノベ作品でしかないのは間違いないんだけど、適当なラブコメとラノベ的SFの混ざり方が、あんまり肩肘張る必要が無いレベルなのが適度に気持ちいい。

 話は本当にしょうもない。ちょっと調べてみたら今回は完全にアニメオリジナルのお話らしく、先週までのヨシノの話とも関係無くなっているし、精霊を巡るメインのお話にも絡みようが無い。映像面もチープなものが多く、今作では何故かよく繰り出されるお祭り屋台攻撃なんかは、エフェクトも含めて本当にショボショボだ。ただ、そのショボさが「駄目」を通り越してなんだか懐かしいレベルにまで達しており、合間で挟まれるギャグのテンポなんかが、すげぇノスタルジックな「10年以上前のアニメ」みたいな雰囲気を漂わせていた。「なんか嫌な懐かしさがあるなー」と思っていたら、コンテが木村真一郎だった。なるほど、キムシンなら仕方ない。なんだか久しぶりに味わった感覚でしたとさ。

 ま、アホな側面は「こういう作品」と割り切ってしまえば案外楽しいものです。そして、今回割とツボに入った理由は、多分個人的に「BBAが頑張る話」ってのが好きなんだと思う。まだ27歳っていってますけどね、隊長さんが現場でのストレスを溜めるだけ溜めてブチ切れるまでの流れが、実に微笑ましくて応援したくなること間違いなし。中の人は誰なんだろうと思ったら、高梁碧であった。この人も微妙にメジャー路線からハズレながらも、案外良い仕事をしてる気がする面白いポジションだよなぁ(外画やナレメインの人なんだろうけども)。

 基本的にこの作品ってラタトスクのアホどもはあんまり応援する気も起こらないので、ASTの面々に肩入れして見ちゃうんだよね。折紙ちゃんは割と可愛いし。まぁ、それもこれも精霊の面々がはっきりキャラを出してくれているおかげだとは思うけど。ここまでメインヒロインがぶれずにメインな作品も珍しいかもしれない。十香は今週も可愛かったです。本気麻里奈の破壊力です。

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 なんかいい話風にまとめよったぞ、第6話。まさかの6話目で卒業である。こんな短くて内容が分からなくて共感しにくい卒業式もなかなか無いな。最近だと「さくら荘」の卒業式とかだな。うん、割とあった。

 実にいいキャラだった先輩方、ランディさん達とはあっという間にお別れ。イズルがお別れを言いにいってる時の先輩の様子がてんこ盛りの死亡フラグの固まりにしか見えなかったのだが、次に最前線で出会うときはくるのだろうか。まだまだ活躍して欲しいし、他の2人に至ってはほとんどしゃべってないので、しばらく間を置いていいところで登場してほしいものである。指令が悲痛な顔で「チームドーベルマンが……壊滅した……」とか言わない未来でお願いします。

 そんな先輩方の活躍もあって、そういえば前回は一応作戦成功してたんだった。ぶっちゃけアサギとタマキなんてホントになんもしてなかったくらいなのであんまり5人の活躍って感じでもなかったのだが、回りの大人達の思惑も混ざり、とにかく実績を得たメンバーはさっさと実戦投入されることが決定した。学生の身分のまんまじゃまずかろう、ってことで、飛び級を使っての卒業、叙勲、旅立ちと実に忙しい。最後に最新鋭の機体を使っての模擬戦までやっていたのだが、前線じゃない訓練校は随分と余裕があるもんだ。学生たちも戦場にかり出されるっていう緊張感があんまり無いしな。まぁ、あんまり湿っぽくなられても共感しにくいから、こっちの方がありがたいのだけれど。

 そして、今回は「共感のしにくさ」ではこれまでで一番の、突然の卒業イベントである。学園生活自体がほとんど描かれていない上に、どう見てもろくでもない思い出しかないはずの学校からの退場なのだから、もっと遠慮無く晴れがましい気分になればいいものなのだが、やっぱり「卒業=もの悲しい」というのはどこの世界も変わらないらしい。慌てて過去の思い出語りを挟み、散々いじめてきた学友とも最終的には和解。模擬戦も一応成功したようで、すっきりとした顔で旅立ちを迎えたのである。……いや、知らんし。今回は見ながらずっと「知らんがな」と思ってましたけどね。出会いも知らなきゃ学園に対する思い入れだって知らんよ。だってこれまで触れてきてないんだもの。記憶消されてから入学してるから、学園にいる間にどんな気持ちだったのかもあんまり表に出てこないし。そんな状態なので、とりあえず出会ったときのイベントと、そこから5人が仲良くなったきっかけだけをフォローして、あとは好きにイメージしてください、というなかなかの投げっぱなし感である。

 ただ、そんな無茶苦茶な「知らんがな」満載の思い出話ではあるのだが、残念ファイブがザンネンなおかげで、「なんかもう、これでいいや」てな気もしてくる。多分イズルは出会ってからこれまでずっとイズルだったんだろうし、タマキもケイも同じこと。1人年上ってことで最初偉そうな顔してたアサギが、最後に「おいしい」役を持っていたことが一番の変化なのかもしれない。一応、学園生活の中で互いの理解を深め合う様子は確認出来たし、大して重要じゃないってんなら、これくらいの扱いでも良いのかも。いやぁ、でもあのいじめっ子の翻心についてはやっぱり分からんよなぁ。理由無きツンデレは人を悲しくさせます。あと、あの子の眉毛、おかしな形です。アニメだとたまに見かけるデザインだけど、絶対に現実にはいない形状。なんかもう、最初にちょっかい出し始めたあたりでそこばっかり気になって仕方なかった。まぁ、一応彼が冒頭に出てきてくれて、イズルが「なんだかほっとする」って言えたおかげでギリギリ今回の卒業イベントが成立した感はあるので、感謝しないといけないけどな。

 今回は、キャラの心情を追おうとすると急ごしらえで非常にとっ散らかった印象の回なのだが、一応アッシュが初の地上戦闘を見せてくれたので、マシンがメインのシーンは割と面白かった。普段はどうしても薄暗い宇宙空間ばかりなので機体が見えにくいのだが、お日様の下だと各機の特徴がはっきり見えて改めてじっくり見ることが出来る。相変わらずレッドのリンケージは龍星王にしか見えないなーとか、タマキの機体確かにでけぇな、とか。あれで高機動型のマシンなんだよね。α・アジールみたいなデザインのくせしてな。あのサイズで超低空飛行するとか、マジで人が死んでてもおかしくないレベルだったぞ。まぁ、被害はリンリンのチラリズムだけで済んだから良かったものの……あんまり色気無いぞ、リンリン。今回はどちらかというと、司令が各人に勲章を付けるシーンの方が気になったかもしれない。あのタマキの胸に直接付けたんだぞ。もっとそこを詳しく描写してもらわないと……司令も「なんか弾力があって付けにくい!」とか思ってたんじゃなかろうか。もしくはあの謎ゴーグルの下からガン見だな。今更な疑問だけど、なんであんな妙なゴーグルしてんだろね。目からビームが出るのはいつですか?

 そして、ラストシーンはさわやかな門出で締めるかと思いきや、ついに大々的に現れた、敵組織の幹部一同。今までは本当に敵の存在感が無い作品だったからな……準備が長かっただけに、今後はバリバリ登場して存在感を見せつけてほしいもんですね。しかし、今週一番気になったのは間に挟まったCMなんですけどね。鈴木千尋による訳の分からん熱弁と同時通訳……ちーくん、ホントにこういう無茶苦茶なことやらせると活き活きするのよねえ。

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 先輩達良い人過ぎてホント良かった、第5話。この手のお話だと大体偉そうな先輩が出てきて残念ファイブがますます残念になったり、人間関係がギスギスして嫌な雰囲気になったりするもんだけど、まさか先輩達までガッカリスリーだったなんて。「ガッカリスリー!」「ザンネンファイブ!」。あと3人集まればなんか戦隊が作れるな。「ボッチワン!」はいそうな気がする。

 今回はこれまで溜めたフラストレーションを少し発散出来る気持ちの良いお話。チームラビットに対して登場したチームドーベルマンなんて厳めしい名前の先輩を相手にどうしたらいいものかと悩みかけたが、何と先輩方は漫才トリオだった。そして、その中でもリーダーの四角い顔の人(ランディさんというらしい)はどこをとってもとても良い人だった。仕事が出来る、話が分かる、後輩思い、ちょっと抜けてる、そして色々とそっち方面の心配までしてくれる。うわぁ、完璧だぁ。これはもてますわぁ……あれ? そうでもないの? いや、教官に袖にされるのは仕方ないとしても、あんだけリア充オーラを出してるんだから、女性関係で不自由はしないように見えるけど……デリカシーの無さがあかんのかな。それとも年上好みで同世代にあまり興味が無いとか……いや、でもケイとタマキには粉かけようとしてたしな。まぁ、多分前線の任務で忙しいから青春の情動をもてあましているのだろう。まぁ、そういうデータだって常日頃持ち歩いてて当然だよな。それを後輩に貸してあげるなんて。やっさしー。

 それに比べて残念ファイブのなんとザンネンなことか。イズルが朴念仁なのは仕方ない。憧れが二次元の人なわけだから、とんちんかんな反応で状況が分かってないのも宜なるかな。これまでの様子からしてケイはいくらかイズルのことを気にしてるとは思うんだけど、コイツは一切そういうところに頓着しないからな。でも16歳であのウブさはどうなんだろうねぇ。強化人間軍団は普通の青年と成長過程が違うのかな。タマキも似たような反応してたからなー……あんだけ年中発情期みたいな状態なのになー。まともな反応が出来るのはケイとアサギくらいなもんだ。アタルの反応が一番よく分からんかったわ。何故逃げる。答え1・先輩が貸してくれたデータが割とレベルの高いマニア向けだった。答え2・普通の映像だったけど既にグロいと思ってしまった。答え3・女優が教官に似すぎていて怖かった。さぁ、どれ? とりあえず教官似の人が「あっは〜ん♥」な映像なら、ちょっと興味がありますので、是非映像特典とかでお願いします。

 あかん、今回はそっち方向にばかり目が行ってしまうが……ちゃんとランディ先輩は良いことも言ってるんですよ。本人からしたら世間話のついでに適当なことを言っただけなのかもしれないけど、憧れの先輩にもらった「ヒーロー三箇条」はきちんとイズルの中に刻まれており、土壇場でそれを活かすことが出来たのだ。相変わらずミッションの中身についてはよく分からないものだったが、とにかく成功したみたいだし、失敗続きだったメンバーのモチベーションが多少なりとも上がればラッキー。先輩との交流も深められたし、次の戦いではもう少し恰好いいところが見られるかもしれない。そして、今回のミッションでは「どうでもいい辺境拠点かと思ったら、なんか敵が多かった」という謎も残されている。この伏線がいつ回収されるか分からないが、一応は「宇宙戦争もの」でもあるので、シリアスな戦いについてもそれなりに期待して見たい気持ちもあるのだ。果たしてどんな意味があったんでしょうね。あれかな、単なる補給拠点だったけど、そこを潰されると張遼が2度と復活してこなくなるとか、そういうギミックかな。

 それにしても、なんでリンリンはミーティング中に鞭を持ってペチペチやってたんだろう。その方が雰囲気が出るからかな……

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 京都出身のお嬢様という設定! 第4話。すげぇ、完璧に中の人をトレス……してるわけじゃないけども……無闇にテンションが上がる。電子レンジを5回に1回しか使えない人が整備長の時点で色々おかしいけども!

 サブタイトルが「喪失」。流石にタマキが死ぬわけ無いだろうと思っていたら、むしろイズルがピンチになって死にかけるという展開。ここまでフルボッコという言葉が似合う主人公チームもなかなかいない。しかしそこは何とかラッキーもあって生存だけは出来ました。終わってみれば何が「喪失」だったのかという気もする。今回無くなったものっていったら、ローズスリーのブースターとリンリン教官の威厳くらいのもんじゃないですかね。まぁ、シナリオの重要性を考えるなら、アタルの話から「過去」とか、指揮官の無能な発言から「戦意」とか色々と無くしたものはあるんですけども。

 順調に黒星を重ね続けるチーム残念ファイブ。第1話の段階で「なんで落ちこぼれの学生風情がいきなり最前線なんだよ!」と思ったものだが、マシンに乗り込むだけ乗り込んできっちり負けまくっているのを見ていると、だんだん愛着が湧いてくる。これで突然の種割れから無双とかいう展開だと興ざめだが、むしろなかなか思い通りにいかない展開が続いた方が、今後の成長への期待は増す。そういう意味では、実は現時点での展開も割と楽しかったりします。なかなか勝てない面々のフォローのために、しつこく「ポテンシャルは高いんだけどね! 問題が多すぎるのが悪いんだよ! ホントは凄いんだからね!」と必死のフラグを立てているのが笑える。それでも、少しずつ5人の友情パワーが高まることで、戦闘へ赴くモチベーションも上がっていく。そしてアッシュの性質を考えれば、具体的な成長イベントが無くとも関係性が向上して戦う気持ちさえ高まればそのうち勝てるようになるかもしれないのである。ご都合主義といえばそれまでだが、案外分かりやすくて便利な設定なんじゃなかろうか。

 負け戦とはいえ、今回も5人がきちんと役割分担しつつ戦場で四苦八苦している様子は割と克明に描かれている。イズルが繰り出したアームパーツによるシールドのエフェクトなんかは面白かったし、どうやらタマキの機体も今後はもう少し別方向へのチューンがはいる模様。個人的には、ケイが使っている後方からの支援機っていうのが単にアナウンスするだけじゃなくてもう少し実際の戦闘シーンに絡めるようになれば面白いと思うんだけどね。あと、未だにアサギが空気。

 でまぁ、やっぱり今作は主人公よりもおねーさん組の2人なわけですよ。リンリンのやるせない可愛らしさとそれを吹き飛ばすおっぱいレイカさんの破壊力。いいなぁ、本当にあの飲み会にはご同席願いたいなぁ(当然中の人目線で)。ビールから日本酒に繋ぐよなぁ。アテもそこそこにとにかく酒だけを飲み続けるよなぁ。みゆきちが一体どういう顔で付き合うのかが凄く気になる。しかも今回気付いたけど、敵側の姫ポジションが伊藤静じゃないか。もう、この作品の打ち上げとかすげぇことになってるぞ。是非ともお相伴に与りたい。そしてますみんと一緒に面倒臭そうに酔っぱらいの相手がしたい。更にピットクルー役の日高里菜ちゃんに無理矢理飲ませたい(犯罪)。柿ピーとは言っても食べ物で遊んじゃ駄目だぞ!

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 ヒーローの修行頻度高すぎるだろ、第3話。流石に8割は盛り過ぎじゃないですかねぇ、それどこ情報よ?

 「バカンスだから水着回だー!」と思ったらそんなことが無いっていうエピソード。まぁ、3話はいくらなんでも早すぎるよな。っつうかそもそもこの作品に水着回は求めてないよな。水着になってもらったところで、結局タマキの奇乳っぷりに恐れおののいただけで終わったし。どちらかというとメインメンバーの2人より周りのクルーのおねーさまがたの痴態の方が見たいです。次回予告はリン教官とレイカさんが居酒屋でくだ巻いてたので、もう今からそっちが楽しみ。この2人の居酒屋ってどうなるんだろうなー(中の人的に)。

 さておき、結局水着をだしにして更に落ち込み続ける残念ファイブの様子が描かれている。ギャグっぽいテンションでダラダラと情けないことを話しながら,少しずつ5人の素性が説明されて、この世界やアッシュのシステムがどうやって作られてきたのかが分かってきた。ケイさんがサラッと言っていたが、基本的にMJPの面々というのは「戦うために作られた子供たち」なので、記憶すら奪われているっていうのはけっこうおっかない。多分そんなに裕福な子供じゃないからどこかから売られてきたとか、そもそも試験管ベイビーだから思い出す親もいないとかいうのが一番ありそうな話だが、「記憶喪失が5人揃った!」っていうだけで、やろうと思えば恐ろしい量のドラマが作れるわけで、今後の人間関係が手軽にギクシャク出来る材料ばかりである。出来ることならあんまり深刻な過去は背負っていないことを祈りたい。あくまで残念は冗談レベルでお願いします。でも、今回のケイの様子だと、1人や2人は重たいのがいそうな気がするなぁ。

 大したミッションもなくだらだらされたおかげか、キャラはもうすっかり馴染んでおり、安心して掛け合いを見ることが出来るようになっているのは嬉しい部分。5人は基本的にボケ成分が多めなので、賑やかし2人以外にもどこかとぼけた空気があるし、お互いの突っ込みも手慣れた感じでなんだかいい関係性が見える。冷静に見てみるとこれほど噛み合ってない連中もいないだろうし、実際にこいつらがどの程度仲良しなのかっていうのは描かれていないのだが、それでもなんだか所帯じみた空気が漂っており、「宇宙で残念な5人組なんだから、いっそのことこのままエンジェル隊でも結成すればいいんじゃないかな」とか思えてくる。そう、この5人に足りないのは、確実な突っ込みをいれてくれるノーマッドなんだよ。そこさえ補填されれば夢の5人戦隊まであと一歩だ。一応、検査着に身を包んだタマキは胸囲の部分が尋常じゃなさ過ぎて、本当にぬいぐるみみたいな体型になってたけども……先週まではずっと「同じ部隊の中にあんなにセックスアピールの強いのがいたら男共はやばいだろうに」とか思っていたが、今週のを見てたら「ちょっと……引くわ……」と思い始めた。あの乳は脱いだところ想像すると、もう、グロい。

 いや、別にキャラデザが嫌いなわけじゃないのよ。今作は平井絵で崩しが多いっていう部分に賛否あるみたいだけど、個人的にはかなり好きな絵になってます。というのも、これまで平井絵にあんまり合わなかったのって、結局「全部同じ顔やん」という部分が強くて、どれを見てもSEEDにしか見えなかったからなのよね(最初に見たのはSEEDじゃなくてリヴァイアスだけども)。実際、今回の絵だって、プールの監視員がどう見てもディアッカに見えてしまったし、謎の白髪お嬢さんも立ち居振る舞いからラクスに見えてくるのだが、メインの5人については、意図的に崩してる部分が多いおかげで、過去の作品とあんまりイメージが被らないのですよ。アタルやタマキなんて見たこと無いくらいに顔がへちょるし、一応クールを気取っているはずのケイだって割とジト目なんかが多くて表情豊か。その辺を見ているだけでも割と楽しかったりするのです。それ以外の部分でも個性が色々と出てるしね。マジでこのままエンジェル隊が始まらないもんかなぁ。

 ま、今回は最後にシリアス展開で締めたので、とりあえず次回はタマキがどうなるかの処理からですね。次回予告を見る限りではそこまで深刻な様子でもなかったし、多分敵さんも空気を読んでくれたんだろう。ほんと、どんな戦争をしてるのかよく分からない世界だよなぁ。司令官クラスがすげえ適当に戦略立てて突っ込んでいくアホさ加減とか、緩すぎてむしろ好きです。

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 奇乳で酒飲みの整備士長! 第2話。もうあのおねーちゃんだけで満足。いつも通りの酒飲みキャラですよ。身近なところに奇乳が2人もいて主人公連中も大変やな!

 割と好きな展開です。1話でオレツエーしちゃったもんだからもてはやされるだけもてはやされても、元々残念ファイブなのは変わらない、上から絵描き、スペック厨、豆腐メンタル、コミュ障、ポンコツと揃っており、およそテレビに映っていい連中じゃない。それでも会見の席はみゆきちのおかげで何とか取りなして、一気にお国の人気者、CMスポンサーががっつりついて組織も嬉しい悲鳴だそうな。機体にスポンサーロゴは完全にタイバニの後追いだが、こちらは実在企業じゃない……よね(あんまりはっきり見えてない)。だとしたらタイバニ的なネタを作中のみで使ってるだけで、あくまであの連中が客寄せパンダになりましたよー、っていうことを表してるだけなので、多分そのうち剥がされる展開になるんだろう。もう既に2話の時点で格好悪くなってるしな。1話で盛り上がった時点で挫折回が来ることは確定してたわけだけど、意外と早かった上に、そこまで暗い雰囲気になりすぎずに「やっぱり駄目だったね!」って感じで戻ってきたのは重すぎなくてホッとしたよ。

 ただ、よく分からんのは彼らの所属してるMJPっていう組織のことなんだよね。これまで全人類がなし得なかったほどの大勝利を収める素晴らしい5つの機体「アッシュ」を開発したチームのはずなのに、それまで一切民間には知られておらず、秘匿組織っぽかったのに今回の騒動でスポンサーがつくくらいに注目を浴びちゃった。ほんで「金も無いから渡りに船」ってんで広告は全部受けちゃったわけだけど、結局こいつらは隠れたいのかおおっぴらになりたいのか、どっちやねん。今まで影の組織だったとしたら、なんでそんなトンデモ兵器を製造することが出来たのか。そのあたりがよく分からん。そもそも連中が先週放送分で前線のものすごく近く(確か移動に2〜3時間って言ってた気が)にいたのも謎だし。おまえらまだ学生なんだろ? いくら「アッシュのために育てられた」からって、前線付近で飼っておく意味は無い気がするんだが。まだ世界設定は見えないなぁ。

 代わりにロボの性能については、前回「チート過ぎるし開発コンセプトがわからねぇよ」と文句をいったが、一応それっぽい理屈があったのでこれは納得しよう。人間の本能、厳密に言えばDNAレベルの生存本能を武器にして、超逃げるモードか超戦うモードで相手をなぎ払えるらしい。当然どんな仕組みかは分からないが、何となく面白そうな設定にはなっている。ま、その割に今回はいきなり「どっちとも取れずにうんともすんとも言わない」という中途半端な結果になってたけども。「蛇ににらまれた蛙だ」って言われてたけど、それだと生存本能モードだよね。まぁ、「動いた方が逆に危ない」っていうのが本当なら、そのために完全に固まっちゃったのかもしれないが、相手の初撃を受けるまではそんなことわからんしなぁ。うん、やっぱり謎だ。当然相手の攻撃意図なんかも謎だが、その辺は相手が誰なのかも分かってないんだから考えるだけ無駄だな。「きっと相手は人類には想像も出来ないようなとんでもない動機があるに違いない!」って思っていたら大したこと無かった連中が、ヴェイガンって言います。

 ま、シナリオラインは分からないが、メカの仕様がはっきりしたし、今回は少し詳しく5つの機体を見ることが出来たので、オリジナリティは見えてきた。外装部分が後発でドッキングするところとかは面白かったじゃない。合体の仕方が竜星王に接続するときの大連王にしか見えなかったけども。しかしカラーリングとネーミングがな……ブルーワン! パープルツー! ローズスリー! ゴールドフォー! レッドファイブ! って……一人ファイブマンみたいなのがおるな。「ローズ」の時点で怪しいけど、パープルとゴールドは明らかに追加戦士だし。池田君はゴーカイジャーでシルバー、こっちではゴールドモードか。そのうちレジェンドクラッシュが見られるかもしれない。ただ乗ってる機体が「アッシュ」っていう響きだけで判断するとボウケンシルバーの顔がちらつくんだけどな(戦隊ネタだけでどこまでひっぱれるかチャレンジ)。

 色々楽しいんだけども、ひとつ気に入らんのは民衆の意志を反映させるために表示されるニコ動っぽい動画サイト。ニコ動はアニメとの関係性が深いために、流行りだしてから色んなアニメで使われるようになったんだけど、安易にやり過ぎてて不快感が先に立つ(あんまりニコ動好きじゃないからだけども)。まぁ、「ヴァルヴレイブ」はツイッターだったし、似たようなもんかなぁ。ニコ動って人間が宇宙に行った後もあの仕様なのがすげぇな。それとも、全てのテレビ放送があの形になってるんだろうか。メディアも様変わりしねぇな。

 追伸・参謀役の補佐官の女性(ますみんがやってるやつ)がなんかそのうち裏切りそうで怖いです。こうしてみると日笠・井口・浅野・大原と、やたらラジオ向きな人材ばかりが集まっているキャスト陣。公式ラジオとかやってないのね。


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このラスト、このラスト! 最終話。何かもう、色々と大変だ、ビビッと来るわ。ゾワッとするわ。久しぶりに大きなものを投げつけられた気がします。これは面白いラストだなぁ。

 いきなりの「二年後」にたまげるが、考えてみりゃ、このくらいの時間は必要なんだよな。ラビットフットの加入から量子コンピュータの精緻化まで、そんなにほいほいと話が進むわけもない。前回までのあの事件でヨルムンガンドは片鱗を見せ、正面を切ってココの邪魔をする人間がいなくなったのは間違いないが、そこから更に2年という時を経て、ココの計画はようやく完成に至った。「化け物を超えて神にまでなった女」は、まるで天の頂きから下界を睥睨するかのような大仰なバルコニーチェアを設け、そこに一人座っていた。4つの椅子が囲むように設置されていたのは、彼女と同じ神の座にある3人の協力者、Dr.マイアミ、バブリーン、ラビットフットの4人で世界を囲む意味があったのだろうか。ひょっとしたらカレンさんも巻き込んで麻雀をやるための場所だったのかもしれないけど。とにかく、最後のロケットの打ち上げをもって、世界を統べる「ヨルムンガンド」が完成した。

 誰がなんと言おうと彼女の計画は遂行されるわけだが、その際にただ1つ残っていた計画の残滓は、見解の相違から彼女の下を去ったヨナのことだ。実に都合のいい男、キャスパーに拾われていたヨナは、ココがキャスパーに全てを打ち明ける会合の席にもついてきており、2年前の別れについても考える機会を与えた。世界が荒廃し、見る見るヨナの望まぬ姿に変貌していく中で、武器商人の権化たるキャスパーの下で働くことは、ヨナにはもう不可能だった。ココとの再会をきっかけにキャスパーと決別し、ヨナは一人彷徨い歩く。そして、そんなヨナの感情を一人くみ取って手をさしのべたのは、やはりココだった。思想は決して完全に一致はしない。相変わらず世界の見え方は違うだろう。しかし、ヨナはココの手を取った。世界でもっともイカれた女と笑いあった。この物語は、そこで幕を閉じるのである。

 結局、最後の最後まで焦点となるのは「ココとヨナの関係性」である。前回の決別が至極納得いく流れだっただけに、今回最終的にココとヨナが復縁するのは本来ならば唐突すぎるはずなのだが、この作品はそうしたタイトなシナリオ面でも、全て画によるメッセージで紡いでしまっているのが素晴らしい。ココには何一つ変化は無いので、重要なのはヨナの心情なわけだが、その変化は、無表情なヨナからでもきちんと確認出来る。メッセージ性が強く表れる部分といえば、なんと言ってもこの作品の真骨頂である「悪い顔」である。台詞は上滑りし、どこまで本心かも分からない武器商人達の「顔」は、何よりも真実を語ってくれる。

 今回一番面白かったのは、そうしたあれこれが濃密に詰め込まれたココとキャスパーの兄妹の会話パートだろう。ヨルムンガンドの真実を話したココと、それを受けて顔色1つ変えないキャスパー。それどころか、キャスパーは「更なる機会だ!」とばかりに快哉を叫ぶ。ココはそんな兄を見てもいつも通りの笑みを浮かべただけだが、兄のキャスパーはそれを見て「驚いているようだね」と看破する。ココの予期していた反応と違ったということだ。既存の権益、方策が封じられようとも、武器商人は武器を売り続ける。キャスパーは才も機会も、そして精神も併せ持った生粋の武器商人だった。そして、このキャスパーの宣言を聞くココの表情は、これまで見せたこともないほどに歪み、憎悪を隠そうともしないものである。これまで数々の「悪い顔」を見せてきたココだったが、このシーンの顔はこれまでのどんなマスクよりも恐ろしいものである。何故彼女があんな恐ろしい表情を見せたのか。最初はそれが分からなかったが、「ヨナとの復縁」というゴールを考えれば、自ずと答えは見えてくる。結局、兄であるとか、同僚であるとかいう以前に、ココは武器商人が嫌いなのだ。否、正確には、武器商人が作ってきたこの世界が大嫌いなのだ。それは既にヨナに説明していた部分であるが、ヨナが「大好きだ」と語った世界が、ココは嫌いだった。ヨルムンガンドによってその世界は生まれ変わるはずだったのだが、そこには眉1つ動かさない実の兄がいた。だからこそ、彼女はそんなキャスパーに対して憎悪をむき出しにした。「変わらない世界」「既存のあり方」に対して、彼女は敵意を露わにした。

 時を同じくして、ヨナは全てを諦め、キャスパーの下を去った。どこまでも戦火を広げていくキャスパーには耐えられず、ヨナは一人で歩き出した。元々、彼は「武器商人が嫌いだ」と繰り返し述懐しているわけで、「平和で幸せな世界」を信じる彼にとって、キャスパーの存在は既に許容範囲を超えていた。そして、気付けば武器を投げ捨てることすら出来なくなっている、変わってしまった自分も同様である。「武器を憎みながらも武器を捨てられないヨナ」は、「武器を売りながらも、武器を憎み続けるココ」と、全く同じだったというわけだ。ココは以前「君は私に似ている」とヨナに言ったことがあったが、今回のエピソードでは、ヨナの挫折と、ココの悲願が、全く同じ形で結実するという、非常に奇妙な円環を成していたのである。

 ヨナはココの下へ戻った。イカれた上司、相棒と一緒に、「恥の世紀」への可能性に賭けることにした。この後の世界が一体どうなったのか、それは誰にも分からないが、少なくとも、ココが迷うことは無いだろうし、ヨナが迷いを抱くことも、もう無いだろう。それがこの物語のゴールである。

 これだけの内容が、少ない台詞と、限られた時間の中で1つ1つ組み上げられていく今回のコンテ構成は、相変わらずの元永慶太郎監督の仕事である。よくもまぁ、ここまでキツい仕事をこなしたものだと感服する。最終話ってことでがっつりと画にも力がこもっていたし、残念だった1期ラストのことを思うと、やはり最後の最後にきちっと決まるように構成が出来ていたんだな、ということを認識させられる。いい締め方でした。とりあえず、プレイム君が無事だってことがちゃんと分かったのがすごく良かった。あと、最終回で一番萌えるキャラがチェキータさんっていうのが意外すぎた。どんだけ可愛いんだあのおばちゃん。そしてラストのエンディングテーマがかの香織っていう。意外すぎてびびったわ。

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プレイム君可哀想過ぎ、第23話。あんな小さい子どもがいるのにしばらく留置所暮らしとか、奥さんの心労を考えると非常にやるせない。たった1人の犠牲者のことでこんだけ心苦しいということは、多分私はヨルムンガンド計画に参加する権利はなさそうである。

 世界中のまだ見ぬ数千万人以上の犠牲者と、今空を飛んでいる70万人の犠牲者。どちらかを選べと言われたら、衛宮切嗣さんは迷わず後者を選ぶことになるだろう。割り切ることが正義だと考える人間はそのあたりが非常にシンプルだ。ただ、最終的に切嗣は自家撞着に陥り全てを諦めてしまったが、この世界におけるココ・ヘクマティアルの信念は揺らぎそうもない。財力を持って生まれた「世界嫌い」の娘が、たまたま能力と機会までをも手にしてしまった。大嫌いな世界を変えて、戦争の概念そのものすら消し潰すための武器商人。これこそがウォーモンガーの正体ということか。ちなみに、僕の知っている「戦争売り/Warmongar(MMQ)」は相手に6マナあると死ぬ残念な奴でした。

 ココの信念が揺るがないのは、彼女が生まれ持ち、培ってきた全てが賭けらているおかげである。しかし、共有した時間が決して長いとは言えない少年兵にまでその生き方を通じ合わせることは、簡単ではなかった。「世界一の大量殺人者」にならんとするココに向けて、咄嗟に銃口を向けたヨナ。そんな彼を見てココも一度は衝撃を受けたものの、すぐに自分の想定の範囲内のことであると思い直したのだろう。直前にヨナから聞いた彼の見る「世界の姿」を懇切丁寧に潰し始める。「好きな世界」など無い。少年の見た夢は嘘っぱちである。だからこそ、「君のことが好きな私」が、2人の理想が堅実となる世界を一から作り直そうとしている。

 交錯する瞳と瞳。今作でも象徴的な存在である大きな虹彩が非常に印象的な絵を形作り、ココの青とヨナの赤が決して交わることのない2人の世界をにじませる。正論であるのかどうかなんて、答えが出るはずがない。結局信じるか信じないか、殉じるか殉じないかの差があるだけ。当然、ヨナは結論を出すことが出来なかった。迷った状態でココに付き従うことは彼女の意に背くことに他ならず、唯一の逃げ道として、彼は愛する人の下を去ってしまった。あそこで「泳ぐ」ことは一切必要としないはずだが、彼が敢えて海に飛び込んだことは、それがもっとも効果的な「逃げる」行為だと分かっていたからだ。

 ココとヨナの物語は、すぐには解決を見ない。誂えたように待ち構えていたキャスパーに引き取られたココは、またいつかのように、自分が知っている「武器商人」との旅を続けることになった。それは確実に「ココの世界」が必要であることを確認するだけの旅。キャスパーとココは、こと「ヨルムンガンド計画」については手を結んでいないはずなのだが、気付けばキャスパーは、もっとも効果的な方法でヨナをココの下へ戻す手伝いをしていることになる。この兄妹はどこまで計算尽くなのだろうか。

 そして、そんな2人の関係はさておいて、既にココの作り上げたヨルムンガンドは実働可能な状態になっているらしい。「怪物をも凌駕した神」としての力を試すため、彼女に探りを入れる2つの勢力を一気にへし折るという強引な手段に出た。使えそうなブックマン陣営にはより分かりやすく、その力を肌で感じることが出来る方法で。もう1組のプライムさんについては、影も残さない圧倒的高所からの攻撃で。スーツ姿でアフリカに置き去りにされたブックマンがやたらシュールだったり、いくらメールやらなんやらを操作してもあそこまで絶妙なタイミングでドンパチが片付かんやろ、と突っ込まざるを得なかったり、色々と不思議な点も多いのだが、この世界におけるヨルムンガンドは「それが可能なシステム」なのだから仕方がない。おそらくDr.ミナミが本当に神のようなスキルを持っているんだろう。この一連のミッションで、ブックマンは完全に陥落したようである。ココが唾棄していた「世界が美しく、一部の変化もなく維持すべきである」と考える人間が、ここで1人脱落したことになる。やはり、ヨナの考える思想を完全に説き伏せることこそが、ココのゴールってことなんだろう。

 もう既に「ココが神になった」ことは示されたわけで、後はどんなドンパチをやろうが大した意味は持たないだろう。残された世界の些事を片付けて、ヨルムンガンドが完成するのを待つばかり。果たして、そこにヨナはいるんだろうか。しばらくはココとDr.ミナミの入浴シーンでも見ながら待つことにしましょう。まさか3話連続でサービスシーンが来るとは……。

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