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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 センスで乗り切れ第10話。まさかの開闢の物語。そして、前回に引き続いての妖精さんフェスタと相成った。前回同様ながらも、初対面ということでそのでたらめさが際だつ妖精さん達の悪行と、あっという間に順応するわたしちゃんの「神がかった」活躍には、この作品で求められている全てが詰まっている。

 わざわざ時系列をいじって今回出会いの物語が出てきたことにも、きちんと意味がある。今回の無茶苦茶な展開も、わたしちゃんの変化も、「最終的にどのような関係性になるか」が分かっているからこそ安心して見ていられるもので、これが1話目だと「なんかやりたい放題だな」で終わってしまう可能性がある。1話完結の短い話だし、やってることが「野放図」だけでは、案外笑い飛ばすだけで終わってしまう可能性があった。妖精さんのフリーダムさと、それを乗り越えられるわたしちゃんの強靱な精神力を認識して改めて観ることによって、この出会いの物語の妙味が増すというものだ。いや、今観ても「野放図」以外の何物でもないんだけど。

 観ている間は、「なんだ、妖精さんってコンタクトも捕縛もコミュニケーションも簡単なんじゃん。わたしちゃんが特別優れた人間にも見えないし、前任者達は一体何してたんだよ」と思っていたのだが、最後のおじいさんの話からすると、前任者たちも全部このくらいのルートは通っていたってことで至極納得。みんな真面目に仕事をしていなかったわけではなく、真面目に働いた結果、真面目なことに意味が無いと気付いただけだったのだ。そりゃぁビフ酒にもなるわ。調停官が心配すべきは、実務の内容とかじゃなくて、多分摂取カロリー。まぁ、前回の島エピソードのことを考えると、ビフテキだろうが酒だろうが、一体何から作られているか分からないから気味が悪いのだけれども。

 今回も妖精さんは非常に愛らしい。初対面のわたしちゃんが繰り広げる名付けや意思疎通といった通過儀礼によって、充分分かっていたはずの妖精さんのでたらめさがますます印象強く刻み込まれていく。こいつら、言語は通じるし、デフォルトで神の概念はあるはずなのに、何故か文化が(長期にわたって)成立しないんだよなぁ。国の概念、個の概念が生まれる土壌は充分あるのに、いつまで経っても「流される」まま(まぁ、前回エピソードでいじめは発生してたけど)。人間とサイズ以外に決定的な相違点があるのは間違いないのだが、ソレが一体どういう要素なのか、はっきりと言い表せないのが何ともムズかゆい。妖精さんには何かが「欠けている」のか、それとも「足りすぎている」のか。まぁ、考えても分からないけどね。彼らの言葉で説明するなら、「ニュアンス」です。

 そういや1つ不思議だったのだが、衰退が激しい「旧」人類は人口も減っているし、エネルギー事情などもなかなか厳しいはずなのだが、既に戦争をする気力も残ってない割には、案外産業は残っている。スパム缶なんかは市場に出回っていたし、今回キーとなった金平糖なんかも普通に売られている(閑職のわたしちゃんが買えるくらいなのだから、そこまでの高級品じゃなかろう)。金平糖って、製造過程を考えるとかなり高度なお菓子だと思うんだけど、まだ世界のどこかに製造ラインが残ってるってことなのかね。本当に緩い世界だなぁ。神様いちぬーけた。

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