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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<黒>

 

Alter’s Reap/祭壇の刈り取り(ISD)」 C

 まだまだイニスト産。嫌いなカードじゃないが、どっちかっていうと「血の署名(M13)」再録が誤報だったという事実の方がショック。「労苦/苦難」だとやっぱり重いのよね。

 

Child of Night/夜の子(M12)」 C

 この子も好きですよ。「税収飲み」のせいでちょっと扱いが軽いが、このコスト域に求められてるものってそんな大層なもんじゃないと思うの。

 

Corrupt/堕落(M11)」 U

 これか「魂の消耗(M12)」が交代で基本セット、っていうイメージだったけど、そういやM13ってどっちもいなかったんだな。ギルドランドがあるから沼の枚数は稼ぎやすい時代ですぜ。

 

Dark Favor/闇の好意(M13)」 C

 エンチャント推し環境でなくとも、割と簡単に人を殺せるオーラの入門編。でも今回ベストフレンドの「苛まれし魂(M13)」が姿を消してしまったのが残念。

 

Diabolic Tutor/魔性の教示者(M12)」 U

 前回は何故かレアに変なカードがいたせいで一回休んでの復帰。やっぱり黒いデッキ組むと入れたくなるんだよなぁ。

 

Doom Blade/破滅の刃(M12)」 U

 アンコモンになっとる……コモン除去が「泥沼病」でアンコモンがこっちか。まぁ、確かにリミテッドならアンコクラスではあるんだよな、これ。

 

Duress/強迫(M13)」 C

 黒スキーがほっと一息。何はともあれ、1マナにコレがあることで黒は戦える。

 

Liliana of the Dark Realms/闇の領域のリリアナ(M13)」 M

 闇アナさん、なかなか出番無い……ヴェールがいなくなった後にどうやって権威を維持するかね。

 

Mark of the Vampire/吸血鬼の印(M13)」 C

 生まれて1年の若造カードだが、リミテッドバランスが割といいという評価なんだろう。まぁ、使ったこと無いですけど、多分使ったらそれなりに満足するんだろうなぁ。

 

Mind Rot/精神腐敗(M13)」 C

 「予言」が再録されてこれが入らなかったら嘘ですよね。まぁ、ラヴニカと同時にスタン落ちするセットですけども。

 

Nightmare/夢魔(M10)」 R

 久しぶり。多色環境のあとにいきなり単色推しが帰ってくるあたりが基本セットらしい。まぁ、ギルドランドがあるうちは沼並べやすいけどね。

 

Nightwing Shade/夜翼の影(M11)」 C

 今回のシェイド枠。「リリアナの影(M13)」が2年連続登板はならなかったか。この子はコモンのくせに色々まとまってて、たまにリミテッド決めちゃうお茶目さん。

 

Quag Sickness/泥沼病(M11)」 C

 コモン黒除去枠は2年ぶりの復帰組。「ひどい荒廃(M13)」は悪くなかったけど立ち位置が微妙だったので、分かりやすいこちらの方が基本セットっぽくて使いやすそう。

 

Sanguine Bond/血なまぐさい結合(M10)」 R

 急げ!「極上の血(AVR)」と一緒に使える期間はものすごく短いぞ! ギルド魔道士さんがこっちを見ている!

 

Sengir Vampire/センギアの吸血鬼(M12)」 U

 セラ天は必ずいるのに、この人は何故かちょいちょい休みをとっていなくなるタイミングがある。やっぱりいっぺんレアになった人はちょっと態度がでかいな。

 

Shrivel/減縮(ROE)」 C

 微妙なところから全体修正呪文の再録。イラストがそのまんまなので、この世界で唯一エルドラージの姿を拝むことが出来ます。

 

Vile Rebirth/不快な再誕(M13)」 C

 誤植が直るよ! やったねゾンビちゃん! でもそのままのデザインなので、ゾンビトークンがタップ状態じゃないあたりにやっぱり空気読めてない感。

 

Wring Flesh/肉体のねじ切り(M12)」 C

 ひどい荒廃(M13)」とのバトンタッチ。これが一昨年登場した時は「まぁ、リミテ用除去だな!」とか思ってたものだが、まさかスタンで活躍するとは思ってなかったよ。




 

Accursed Spirit 呪われたスピリット (3)(B) C

クリーチャー・スピリット

3/2 威嚇

 威嚇はまだ若いキーワードなので同じ効果の畏怖もまとめて遡ると、実はこのコスト域でこのフレンチバニラは史上初。近いところは3マナ2/2の「切り刻まれた軍勢(10ED)」、5マナ3/3の「暴食するゾンビ(9ED)」というオンスロート出身コンビ。後者がアンコモンであったことを考えると、パワー3でコモンはかなり偉い。手軽にゲームを決められるアタッカーとして重宝しまくりだぞ。まぁ、単に「刃牙の猪(M13)」の色替えですけども。

 

 

Artificer’s Hex 工匠の呪詛 (B) U

エンチャント・オーラ

エンチャント(装備品)

あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされた装備品がクリーチャーに付いていたならば、そのクリーチャーを破壊する。

 無駄にニッチなところを攻めた変なオーラ。確かにコレが張られた装備品は誰も装備したくなくなるので、基本的には赤を使ってその装備品を壊したのと似たような状態になる。カラーバイのおかげで黒をピックすると装備品がどうしようもなくなってしまい、もしどえらい装備品を引いた相手が居た場合にゲームがつまらなくなってしまうので、そういう展開を緩和するために投入されたカードと見るべきだろう。一応M13で青に「硬化」が採用されたのも、普段アーティファクトに触れない青が装備品対策するためだったらしいし。普段は使わないカードなので無視して構わないが、使うことにした場合も、効果を発揮するのが無駄に遅いので、相手は装備を張り替えて一番いらないクリーチャーを犠牲にする選択肢が採れてしまうのが難。どうせ対策カードなんだから、もう少し下駄履かせても良かった気が。

 

 

Blightcaster 荒廃唱え (3)(B) U

クリーチャー・人間、ウィザード

2/3

あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、あなたは、対象のクリーチャー1体がターン終了時まで−2/−2の修正を受けることを選んでも良い。

 ひょっとして、部族だけでなくエンチャントもテーロスのテーマに含まれているのだろうか。これまで白や緑がエンチャントを応援することは普通のことだったので気にならなかったが、黒がエンチャントを推奨するというのはこれまで記憶にない。そういう意味では非常に新しいカード。まぁ、やってることは「いつも通りの黒」でおしまいだけども。ある程度エンチャントの供給が出来る前提ならば「遠沼の骨投げ(DKA)」がいたたまれなくなってくる強さ。−2なので中盤以降には除去力として不充分だが、攻撃時の牽制にはしばらく使えるだろう。でもなー、黒でエンチャントってなー。「闇の好意」あたりの価値を上げる作戦なのかしらね。

 

 

Blood Brain 血の幼子 (2)(B) C

クリーチャー・吸血鬼

2/2

他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:〜はターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。

 たびたび登場する「ファイレクシアの食屍鬼(USG)」のマイナーチェンジ版で、種族が吸血鬼だから「吸血鬼の貴族(M10)」の同型再版かよ、と思ったが、微妙に違った。クリーチャータイプからならず者がなくなった、なんて違いもあるが、最大の違いは、サクれるのが「自分以外のクリーチャー」になってしまっている。やっぱり「他人を喰ってでかくなる」クリーチャーが自殺出来るのはフレーバー的におかしいという判断なのだろうか。この変更は一応メリットもデメリットもあって、メリットとしては、相手が「反逆の行動」とかでこれをパクってもサクって処分が出来なくなったこと。ただ、その分デメリットとして、相手にパクられるのがどれだけ嫌でも、自殺して逃れることは出来ない。他にもおまけ付き除去に狙われた時に回避出来ないとか色々と問題はあり、トータルするとやや弱体化したかな、というくらい。でもまぁ、やっぱりこのカテゴリのクリーチャーはリミテッドでは大事だよね。

 

 

Bogbrew Witch 泥沼煎じの魔女 (3)(B) R

クリーチャー・人間、ウィザード

1/3

(2)(T):あなたのライブラリから「ただれたイモリ」か「泡立つ大釜」という名前のカードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。

 最近はむしろ基本セットに多いイメージすらあるのが、これらの「特定のカード名を参照するカード」群。M12の帝国シリーズが一番それっぽいが、一応M13にも「森林群れの狼(M13)」なんかがいる。今回は赤と緑のビーストテイマーコンビに加えて、黒にはこの魔女が登場した。イメージとしてはねるねるねるねを練っていた鈴木れい子そのまんまで、デッキの中から調合材料のイモリと調合用具である釜を探してくることが出来る。両セットを揃えて3枚セットになれば、好きなクリーチャーに−4修正を飛ばしながら相手のライフを4点吸うというムーヴが最大4回出来る。まぁ、そりゃたいそう強いのは間違いないが、そのためには4マナのこいつを置いて、タップ能力を数回起動しなきゃいけないので恐ろしく手間がかかる。イモリの方は1マナクリーチャーなので最低限の仕事とはいえ、こいつ自身はイモリの力を借りないと本当にただのババアなので、どれだけ夢見がちなデッキビルダーでも、わざわざこいつ専用デッキを組もうとは考えにくい。イモリを墓地に落とした後にグルグル出来るシステムを構築し、さらのこのババアが死なないようにすれば砲台としては優秀だが……まぁ、リミテッドでうっかり1引きとかして、必死にイモリ探しの旅を続けるといいと思う。釜は1つあれば何とかなるが、アンコモンなのでこれもひたすら念じるしかないぞ。

 

 

Corpse Hauler 死体運び (1)(B) C

クリーチャー・人間、ならず者

2/1

(2)(B)、〜を生け贄に捧げる:対象の、あなたの墓地にある他のクリーチャー・カード1枚を手札に戻す。

 身を挺して「墓暴き」するという、ちょっと命の使い方を勘違いしている感がある墓守の人。真っ当な作業員がこんな捨て鉢な態度だったら、まだ罪深いとはいえ「グレイブディガー(M12)」に声をかけた方が精神衛生上良さそうな気がする。もちろん、仕事自体はディガーさんとは全然違っており、この人は2ターン目からパワー2で殴れる軽さが売り。また、後出しで殴り作業を終えたあとにも業務をこなせるので、ディガーさんのように「肉として出したいけどアドバンテージが得られなくてやきもき」なんてことが無いのも良い。起動コストは気にならないではないが、とりあえずリミテッドレベルなら放り込んでおくとナイス肉。

 

 

Dark Prophecy 闇の予言 (B)(B)(B) R

エンチャント

あなたのコントロールするクリーチャーが死亡するたび、あなたはカードを1枚引き、ライフを1点失う。

 どうしても強くなりがちなので、なかなか調整が難しいのがこの「ファイレクシアの闘技場(9ED)」部門。元祖はレアとしてもかなりのスペックだったのだが、めくった時に「闇の腹心」と同じ制約を受ける「闇の後見(M11)」は流石に縛りがキツ過ぎて出番がほとんど無かった。現在は追加コストとして1マナ必要な「地下世界の人脈」が開発されたが、まぁ、あんまり黒コンのニーズがない環境なので特に話題にはなっていない。そして、今回は新たにコレ。カード1枚に1ライフの支払いはお約束通りだが、発動条件が選べず、クリーチャー死亡誘発になってしまった。普通に考えたら毎ターン1枚自動供給のアリーナの方が使いやすいわけで、このデザインを活かすにはそれなりにコンボ的なものを用意するしかない。手軽なのは「墓所這い」みたいなものをぶっ込む方法で、「死体の道塞ぎ」と並べれば、マナ(とライフ)が続く限り好きなだけドローを繰り返すことが出来る。まぁ、そこまで行かずともクリーチャーってのは放っておいても死ぬ存在なので、リミテッドならそれなりのアドバンテージエンジン。今後はカードプールの広い環境でコンボができるかどうかやな。

 

 

Deathgaze Cockatrice 凶眼のコカトリス (2)(B)(B) C

クリーチャー・コカトリス

2/2 飛行 接死

 事件ですよ。なんとなんと、これが本家の「コカトリス(TSB)」に続く、史上2体目のコカトリスなのである。なんでそんなニッチなクリーチャータイプが統廃合されずに生き残っていたのかは謎であるが、一時期心配されていたのにイニストラードで劇的な復活を遂げたデビル軍勢のように、ここからコカトリスが鳥やら蛇やらを差し置いて一大勢力になる日がくる……こたぁ無いだろうなぁ。と、かつてのサラマンダーの事例を思い出しながら考えるのである。クリーチャーとしては、普通に便利。飛行と接死の組み合わせのありがたさは、特に黒ならよく知っているはず。「夜鷲から色々取ったのに何で重たく……」とか言ったらYOUも石になるから気をつけな。

 

 

Festering Newt ただれたイモリ (B) C

クリーチャー・トカゲ

1/1

〜が死亡したとき、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャー1体は、ターン終了時まで−1/−1の修正を受ける。あなたが「泥沼煎じの魔女」という名前のクリーチャーをコントロールしている場合、代わりにそのクリーチャーは−4/−4の修正を受ける。

 既に魔女の紹介が終わった後なので「あぁ、調合材料ね」という印象しかないのだが、素のスペックでも名前を同じくする「ただれたゴブリン(10ED)」の上位互換(種族を除く)なのだから、1マナクリーチャーとしてはかなり優秀な部類である。リミテッドならばタフネス2までと相打ちが取れる1マナクリーチャーとして重宝するし、魔女などおらずとも、釜の方だけでも取っておけば好きな時にサクってトリックとして運用出来る。黒に進むことが決まるならば、後から魔女が出てくる期待も込めて、割と早めに引いておくべきカードである。

 

 

Gnawing Zombie かじりつくゾンビ (1)(B) U

クリーチャー・ゾンビ

1/3

(1)(B)、クリーチャーを1体生け贄に捧げる:対象のプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。

 血の芸術家(AVR)」が無料でやっていたことを2マナ請求した上でやってくれる職人。「芸術家」は様々なカードと組み合わせて瞬殺に近いコンボを繰り出したり、なかなか芸達者なクリーチャーだったが、こちらはどうあがいてもマナが必要なので、そうした異次元の活躍はとうてい不可能である。もちろん、その分変更はあり、コストは同じだが身体が大きくなって、普通にクリーチャーとして運用出来るだけのサイズがある。また、「芸術家」ではどうしようもなかったサクり手段が無い状態でも積極的にサクれるのは、稀にプラスにもなるだろう。どうせクリーチャーなんていつか死ぬのだから、おまけ代わりにちょっとチュルンなら文句をいうもんでもない。

 

 

Grim Return 不気味な帰還 (2)(B) R

インスタント

対象の、このターン戦場から墓地に置かれたクリーチャー・カード1枚を選ぶ。そのカードを、あなたのコントロール下で戦場に出す。

 言ってしまえば「第二の日の出(MRD)」や「信仰の見返り(M13)」のすげぇ規模縮小版みたいなものなので、自分のクリーチャーに使っちゃうとちょっと残念な感じ。擬似的な不死みたいなものだが、普通に不死りたいならそれこそ「死せざる邪悪(DKA)」で事足りるだろう。ということは、このカードをわざわざ使う目的は「相手のカードを頂く」というその一点に尽きる。相手クリーチャーを除去り、これを使えば青の得意技である誘拐スペルが黒の手でも簡単再現、というわけだ。もう「墓所の裏切り」なんてクソ重いカードを頼らずに済む。……でもまぁ、手間だよね。わざわざ積極的にこれを狙う意味もそこまで多くはなさそう。一応、相手の不死を防いだり、「腐敗農場の骸骨」の復活能力を邪魔したり……違う、そんなん違う。

 

 

Lifebane Zombie 生命散らしのゾンビ (1)(B)(B) R

クリーチャー・ゾンビ

3/1 威嚇

〜が戦場に出たとき、対象の対戦相手は手札を公開する。あなたはその中から緑か白のクリーチャー・カードを1枚選び、それを追放する。

 緑と白をヘイトする敵対色ヘイトサイクルの黒版。3マナパワー3で威嚇持ちというだけでも流石のレアだが、そこに内蔵されたのは「タララの苦悩(EVE)」に近いハンデス能力。こちらにゾンビという有用な手駒を追加しつつ、更に相手のハンドから憎き天使や「スラーグ牙」なんかをむしり取る。最近のデッキは「うわぁ、天使を捨てさせてくれるなんて!」とかお礼を言われる可能性もあるので、きちんと追放してくれるあたりが黒なりの気遣い。環境次第で充分構築も攻められる黒のやさしい味方だ。だから基本セットでこういう使えそうなカードを作るのやめて下さいよ。今年は買う予定ないんだからさー。

 

 

Liliana’s Reaver リリアナの肉裂き (2)(B)(B) R

クリーチャー・ゾンビ

4/3 接死

〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは手札を1枚捨て、あなたは2/2で黒の、ゾンビ・クリーチャー・トークンをタップ状態で戦場に出す。

 プレインズウォーカーレアシリーズの黒だが、割と地味。そりゃ4マナ4/3接死だけでも充分オーバースペックではあるのだが、別に「血暴れの巨人」とどっちが上かと言われれば悩むレベル。流石にそれだけだとわざわざネーミングライツを獲得していたリリアナさんに怒られてしまうので、こいつはダメージトリガーで色々と小技を披露。スペクターばりのハンデスに加えて、大先輩「墓所のタイタン」に憧れている感じのトークン生成能力。何故かイニストゾンビの例にならっちゃったのでトークンがタップで出てくるあたりがお茶目である。ま、ワンパン入れば充分レア級だが、やっぱりそれをどうにかするサポートがついてこそだよなぁ。タイタンシリーズがいかにぶっ壊れていたかがよく分かる。接死持ちなので、どうにかしてトランプルを付けてやると捗るぞ。

 

 

Liturgy of Blood 血の儀式文 (3)(B)(B) C

ソーサリー

対象のクリーチャー1体を破壊する。あなたのマナ・プールに(B)(B)(B)を加える。

 何がしたいのかよく分からない系除去。まぁ、5マナソーサリーの無制限除去なので、これまでなら「本質の吸収(M13)」がいたポジションと考えると割と使える。これだけ重いカードなのだから、出てきたマナを使えるタイミングもそこそこあるだろう。出来ることならばコストを支払わずに唱えて「リチュアル! これリチュアル!」とか言ってみたい。「イゼットの模範、メーレク」が唱えてくれるとマナが増えるし、「ニヴィックスのギルド魔道士」あたりで何か悪さ出来ないもんかな。いや、そこまでして使いたいカードじゃないけども。

 

 

Minotaur Abomination ミノタウルスの嫌悪者 (4)(B)(B) C

クリーチャー・ゾンビ、ミノタウルス

4/6

 黒の重たいコモン枠。「破滅小径の悪党」に絡めた公式のコラムでも書いていたが、黒は別にタフネス偏重のクリーチャーが似合わないわけじゃない。現在だって「地下墓地のナメクジ」さんが活躍したりそうでもなかったりするわけで、その発展形としての6マナクリーチャーとしてはなかなか。そもそもこのクラスのバニラというとセレズニアカラーの「鎧の狼乗り」が5マナなのだから、黒単色で6マナならかなり頑張った方である。まぁ、アーティファクトでも同じコストの奴がいる、という事実は気になるが(「黒曜石のゴーレム(6ED)」)、あちらはアンコモンなので気落ちする必要はないだろう。「通りの掃除機」と同じ、って言われるとちょっとテンションが下がるけどな。

 

 

Rise of the Dark Realms 闇の領域の隆盛 (7)(B)(B) M

ソーサリー

全ての墓地にある、全てのクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に出す。

 屍術士としてご高名な初代リリアナさんの最終奥義をカード化したもの。名前も彼女の称号に倣ったものとなっているぞ。なるほど、あの奥義は9マナのソーサリーだったわけか。流石リリアナさんやでぇ。まぁ、撃てば大体勝てるんじゃないでしょうか。どこぞの11マナもかかるのに撃っても勝てなくて、次のターンに自分が負ける神話とはエラい違いだ。めっちゃマナ加速させつつライブラリを削るディミーアとかないかな、と考えていたら、「門衛」+「斧折りの守護者」っていう防衛シナジーしか頭に残らなくなった。どんだけ好きやねん。

 

 

Shadowborn Apostle 影生まれの使徒 (B) C

クリーチャー・人間、クレリック

1/1

〜という名前のカードは、デッキに好きな枚数入れて良い。

(B)、〜という名前のクリーチャーを6体生け贄に捧げる:あなたのライブラリからデーモン・クリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。

 史上2枚目の、「デッキに5枚以上入れても怒られない」カードである。当然1枚目は「執拗なネズミ(M11)」だ。ただ、集まることで強くなったネズミと違って、こいつらはあんまり集めて並べてもワクワクしない。何せ、集まるだけ集まったらさっさと死ぬのがお仕事なのだから。そしてこれ一種類でデッキが成立しないっていうのもなんだかしょんぼりだ。どうせリミテッドでも6枚なんて無茶な数は実現しそうもないし、あくまでお遊び用のカードと割り切るべきだろう。サーチしてくるデーモンは、フレーバー的には下の「影生まれの悪魔」を呼ぶべきなのだろうが(そうすればデメリットも回避出来るが)、ぶっちゃけそこまで魅力があるわけでもないので、もし高速展開することが可能なのだとしたら、現在ならば「残虐の達人」や「虚無の王」あたり、もしくは巷で話題を集めている「狂気の種父」あたりに声をかけることになるだろうか。コイツの能力で相手ターンエンドに「狂気の種父」は割と洒落にならない効果がある、かもしれない。「残虐の達人」も相手にとどめを刺す1点をこいつらに与えさせることが出来て綺麗だし、「貪欲なる悪魔」も呼ばれ飛び出たあとに延々あまったこいつらを食い続けることが出来るのでデザインとしては綺麗。どこまでも「燃料」としか見られない寂しい奴らである。ちなみに「無限反射」を使えば(ry

 

 

Shadowborn Demon 影生まれの悪魔 (3)(B)(B) M

クリーチャー・デーモン

5/6 飛行

〜が戦場に出たとき、対象のデーモンでないクリーチャー1体を破壊する。

あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地のクリーチャーが6体未満ならば、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。

 使徒たちに呼ばれて飛び出る悪魔さん。ただ、こいつ自身が5マナとめちゃ軽いので、普通に出して殴りに行った方がよっぽど楽である。2マナも軽い「静穏の天使」ステータスって結構素敵。187で相手クリーチャー1体をぬっころしてくれるという「強奪する悪魔(MRD)」がブチ切れる性能も、非常に頼もしい。その後しばらくはごはんを要求してくるが、そのくらいは必要経費である。生き物を飼うということがどのような責任を生むのか、小さいお子さんに教えるのには丁度良い悪魔である。

 

 

Syphon Sliver 吸管スリヴァー (2)(B) R

クリーチャー・スリヴァー

2/2

あなたのコントロールするスリヴァーは絆魂を持つ。

 白が二段攻撃、青が飛行と、続々発表されるレアスリヴァーの秘めたる力。黒も期待を裏切らず、「持ってるだけで危ないキーワードランキング」上位に食い込む絆魂を手に入れた。黒ってのはなかなかスリヴァーのメジャーカラーになれず、タイムスパイラルでも1人だけアンチなスリヴァーを持ち込んだりしてたわけだが、今回はスリヴァー友達と手を組むことが出来るのだろうか。ただ、黒いスリヴァー今回こいつだけやな。

 

 

Tenacious Dead 執拗な死者 (1)(B) U

クリーチャー・骸骨、戦士

1/1

〜が死亡したとき、あなたは(1)(B)を支払っても良い。そうしたなら、〜をタップ状態で、そのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

 再生だけど再生じゃない骸骨の新型だが、先輩の「組み直しの骸骨(M12)」のほぼ下位互換じゃねぇか、としょんぼり。先輩はキャスティングコストこそ若干重かったが、墓地にあれば好きなタイミングで能力が起動出来たので、再生クリーチャーよりも使える局面も多いし、コンボの種としても重宝した。流石にそれはまずすぎるという注意が入ったのか、復活のタイミングが再生とほぼ同じに制限され、なーんか普通のクリーチャーになってしまった。まぁ、もしこれを餌にするコンボを使いたいなら使用感はそこまで変わらないのかもしれないが、やはり墓地からでもスタート出来るという強みが無くなるのはしんどい。リミテッドで壁役としてそこそこの出番があるくらいかね。

 

 

Undead Minotaur アンデッドのミノタウルス (2)(B) C

クリーチャー・ゾンビ、ミノタウルス

2/3

 今回の黒は、これに「ミノタウルスの嫌悪者」と、バニラが2枠もミノタウルスで占められている。種族の偏りはおそらく次の世界であるテーロスの傾向を示したものだろう。確かにギリシャ神話の世界ならミノタウルスが頑張っているのはなんの不思議もない。いっそ「迷宮のミノタウルス(5ED)」を再録して「うわ、青のミノタウルスとか、キモ!」って言われる世界になればいいと思う。ちなみにこいつはバニラだが、3マナ2/3は黒なら文句を言うものではない。「雇われ拷問者」が殴れるようになったカード、というと割と強そう。

 

 

Vampire Warlord 吸血鬼の大将軍 (4)(B) U

クリーチャー・吸血鬼、戦士

4/2

他のクリーチャーを生け贄に捧げる:〜を再生する。

 シンプルに他人を人とも思わない形の吸血鬼。再生能力やステータスだけを見るとそこそこ「ファルケンラスの貴種(DKA)」っぽく見えてくることもあるが、完全に気のせいである。リミテッドならば割と嫌なパンチャー。やっぱり赤と組んで人のクリーチャー踏み倒すのが基本だが、こいつ自身はアンコなのでそこまで狙うチャンスもないな。リミテッドでもそこそこクラスなのだから、「ヴァロルズ」さんと比べて見たりもしないように。

 

 

Xathird Necromancer ザスリッドの屍術師 (2)(B) R

クリーチャー・人間、ウィザード

2/2

〜か、あなたのコントロールする他の人間・クリーチャーが死亡するたび、2/2で黒のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体、タップ状態で戦場に出す。

 なんと、あの「腐れ肺の再生術師(ONS)」がより現代にフィットした形で復活。時流に乗ってゾンビトークンがタップ状態で出てくるようになってしまったが、その分反応するのが人間クリーチャーになったので、シナジーの構築はより簡単に。イニストラードが生きている間は白と手を組んだ人間デッキなどでは手軽に数を増すことが出来るキーパーツとしての活躍が期待出来るし、その後も人間ならば各色に満遍なく配置されているため、色々と新しいデッキを模索するのが楽しそうである。

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