ドラフト通信No.261 9/2

９月２日　ドラフト模様（EMN×2　SOI）

ピック順　【Sangriter】→【Alessi】→【Serra】→【Thraxi】→【Mei】→【Sea-chicken】→

 

　カラデシュが……カラデシュが来るぅ……やっぱり２ブロック制になったせいか、やたら回転が速い気がする。スポイラ急ピッチで仕上げるこっちの身にもなれよ！（自主的な活動です）　さらにモダン云々も計画してしまったため、９月はMagic関係だけで割と埋まりそう。ワーイ、趣味に没頭して生きられるって幸せだなー。

　モダンデッキについては、想定していた面子からはすでにレシピをもらったのでボチボチ準備を始めたいところですが、一応もう一週間くらいは受け付けておきます。黒が空いてるからオススメやで。

 

 

 

 

 

　　　　ＡＬ　ＳＥ　ＴＨ　ＳＡ　ＭＥ　ＣＨ

ＡＬ　　ー　　○　　×　　×　　◎　　×　　２ー３　５　○

ＳＥ　　×　　ー　　◎　　×　　×　　◎　　２ー３　４　○

ＴＨ　　○　　×　　ー　　×　　○　　×　　２ー３　６　○

ＳＡ　　◎　　◎　　◎　　ー　　×　　◎　　４ー１　１　○

ＭＥ　　×　　◎　　×　　○　　ー　　×　　２ー３　３　○

ＣＨ　　○　　×　　◎　　×　　○　　ー　　３ー２　２

 

 

１位　【Sangriter】　緑白　＜焼夷流　小村の隊長　古参の聖戦士＞

　というわけで今回の優勝はこちら。なんと異界月環境５戦目で、優勝者は５人目！　週替わりでチャンピオンフラッグが移動していくという、まるで誂えたような見事な戦績である。序盤の不調からはジワジワ勝率を上げていたが、今回のデッキでそれがようやく結実。結果が残せて一安心といったところか。「焼夷流」からスタートしてピックだったが、その後「単体騎手」→「絞首束縛」→「絞首束縛」の白の流れから１色確定。さらに６引き「首絞め」からの毎度お馴染み「不人気の緑」で緑も確定させ、幸い緑は「邪悪の使者」と「自然もどき」の現出コンビが確保出来たり、狼男についても「ラムホルトの平和主義者」「絡み爪の人狼」とそれなりに。押し込む手段に乏しいのは相変わらず緑の悩みどころではあるが、「未知との対決」が１２引きなど、不人気故のペイバックがあったおかげで押しきれるギリギリのデザインが成立したようだ。何とか肉の算段さえつけば、白を使っている人間には「恩寵借用」という手軽なフィニッシュがあるのでそこに繋げれば何とかなるっていう希望があるのはでかいよな。不人気ギミックのおかげで強くなったカードにはもう１つ「血茨」があり、これと「未知との対決」の手掛かりトークン、そして現出といった微妙なシナジーも良いアクセントになっていた。後で気付いたんだけど、「絞首束縛」も地味に「血茨」に影響を与えるんだな。

 

 

２位　【Sea-chicken】　白赤　＜折れた刃、ギセラ　魂の聖別者　首折れ道の乗り手＞

　ギセラ！　嗚呼ギセラ！　なんと、我々のパックから出た３枚のギセラは全てこの男がが開封、獲得している。何という天使憑き。何というビートの波長。しかし、実は今回は６人中５人が白ユーザーという泥沼のピック模様。前回は１人で独占カラーだったというのに、エラい温度差である。そんな中で、問答無用の１引きレア２枚で白を確定させているのがこちらなわけだが、上述の通り、下家に「絞首束縛」×２「単体騎手」と流しての白なわけで、なかなかの鬼畜ピックといえる。せめて「流電砲撃」は流しておけばもうちょっと綺麗な世界になったかもしれないのに。結果、当然白のカードは枯渇し、ボロスで攻め倒すにはクリーチャーがやや不足気味。「耕地這い」×２までぶっ込んで、何とか前のめり感を維持することが出来た。まぁ、やっぱり「恩寵借用」があれば何とかなる世界ですし……。世界的に「信条の香炉」と「聖騎士の盾」を握って臆面もなく殴ってくる「戦闘的な審問官」はすげぇ質が悪いことがよく分かった。しかし、これで「唯一優勝していない最後の１人」になってしまったわけで……もう、はっきり明文化して余計なプレッシャーかけたろ。これで来週優勝出来たらマジミラクルなんだが……。ちなみに、優勝回数は０だが、今回の戦績で勝率は２位まで浮上。なんとまぁ。

 

 

３位　【Mei】　青白　＜集団的努力　引きずり込み　ハンウィアーの民兵隊長＞

　ここから下は２勝３敗の４すくみ軍団。毎回こういうややこしい戦績になると順位の付け方が適当になるが、今回はもう、全員勝ち点で順位を決めています。次回はどうなるか分かりません。で、当然ここも白ユーザー。その理由は当然１引きレアだ。上家としてはあのパックから「ドラグスコルの盾仲間」２引きで白に行かれるとか思わないし、もうどうしようもないわ。一応ここのメインカラーは青で、今回はこの青が独占。その結果得られたものは「引きずり込み」×２「ただの風」「非実在化」という圧倒的バウンス力、そしてこれに加えて「疑惑の裏付け」「存在の否定」といったそこそこのカウンター力。相手を捌きながらの戦闘運びが出来れば良かったが……まぁ、やっぱり白が割れているおかげでそこまで安定した打撃力は稼げず。グダらせて「ネファリアの月ドレイク」まで辿り着ければなんとかなる、というくらいだろうか。なかなかカウンターは活かしにくい環境なのでなぁ。

 

 

４位　【Serra】　黒白　＜異端聖戦士、サリア　流城の死刑囚　信条の香炉＞

　ここも白レア１引きからのスタート。もう、こうしてみると泥沼不可避なんだよな。５人も使っていると全く意味はないかもしれないが、一応白についてはここが「上流」（唯一上家が白を使っていない）。そこの部分のペイは……あるかな？　もうよくわからねぇ。ただ、メインカラーの黒の方は確実に利益は出ている。今回は黒ユーザーが少なく、１パック目で「オリヴィアの竜騎兵」が９引き、「生命の危機」も８引き。白黒というデッキデザインに特にシナジーは見出せないが、個人的には「罪からの解放者」が「捨て身の歩哨」を見事に使いこなしていたのが何とも印象深かった。とりあえずサリア置いときゃなんとかなるだろ、みたいな感じもあるが。あと、このカラーリングだろうが何だろうが「信条の香炉」は正義ね。みんな知ってる。

 

 

５位　【Alessi】　緑赤　＜書庫の霊　ソンバーワルドの雄鹿　黄金夜の懲罰者＞

　今回唯一白を回避出来た人。ただ、その矛先を不人気カラーの緑に向けたものの、緑被りがよりによって上家だったっていう。まぁ、そこまで大きな不利益を被ったというわけでもないのだろうが（ピック表見たら全然ダメージ無いな）。むしろ問題は、この環境でも一番難しいと言われている緑赤のデッキデザインになってしまったことだろう。確かにこうしてみてみると、緑にろくな肉がいないと赤のサポートが火力などではなくクリーチャー戦力に割かれることになり、普通の環境の緑の下位互換みたいに見える部分はあるんだ。幸い今回は「孤独な狩人」２枚を手に入れられたのでそこまで不自由には見えないのだが、全体的に動きがもっさりしているのは事実だろう。土地が遅れてしまうとリカバリー出来るだけの柔軟性は無いのかもしれない。何しろ引けた火力は「ナヒリの怒り」だしな……これに加えて「黄金夜の懲罰者」とか、ダメージの計算が大雑把すぎるやろ。

 

 

６位　【Thraxi】　白黒　＜錬金術師の挨拶　生命の危機　不屈の聖戦士＞

　今回最後の白ユーザー。そして、唯一レアから始めていない白ユーザー。つまり、踏んだり蹴ったり。これ、何が救えないかっていうと、前回某氏と並びの席順でまるかぶりしてしまったため、「俺はそんなピックはしない！」ってんで空いている色を模索しながら全力で棲み分けるつもりのピックをしていた（はずだった）のに、気付いたら結局まるかぶり。挙げ句にその色が卓の一番人気という、どんだけ自分の眼が節ホールなのかということを嫌というほど見せつけられたガッカリピックなのだ。そんなわけでデッキの地力は他のデッキに比べて１段も２段も落ち……まぁ、２つ勝てただけでも御の字か。でもさぁ、見直してみても、別にピック間違ってるって気もしないんだよなぁ。そりゃ３パック目まで行ったらドン詰まりなのはしょうがないけど、１パック目段階ではこんな流れ読めるわけないしなぁ。今回浮いてた「熱錬金術師」の赤を白か黒のどっちかと入れ替えるのが多分正解だったと思うのだが、後の祭りだよ。え？　２パック目の「シガルダの助け」から明らかにピックがおかしくなってるって？　いや、ほら……夢って、あるじゃないですか（大量の装備品に埋もれながら）。

 

 

 

今回のピック表

 

　【Sangriter】（緑白）→【Alessi】（緑赤）→【Serra】（黒白）　

　　↑　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　【Sea-chicken】（白赤）←【Mei】（青白）←【Thraxi】（白黒）