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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 アツい電気調理器へのネガキャン、第23話。「こんなんで美味しい料理なんて作れるのかァ〜!」とか言ってたので連載当時は「オイオイ、こんなひどいこと書いていいのかよ荒木先生」って思ってたのだが、あれから20年が経ち……、荒木先生、あんたの言うことはやっぱり正しいよ。使いにくいよ、アレ。まぁ、最先端の機器だったら随分使い勝手も改善されてるのかもしれないけどさ。

 シアーハートアタック戦の一本目。色々と衝撃的な展開がてんこ盛りで、リアルタイムで読んでた時にも大層ドキドキしたものだが、アニメ化された映像を見ているとあの当時と同じ気持ちもあり、全然関係無い気持ちもある。まず、同じ気持ちで言えば「承太郎、負けるのかよ〜!」という衝撃ね。かつて、あのDIOを相手にしてすら強さが揺らがなかった承太郎。そりゃ心臓を止めてまで戦ったのだから死闘だったのは事実なのだが、ラストバトルでは結局DIOを圧倒したのだし、「承太郎さんに任せておけば絶対に負けないぜ」という安心感は不動のものだった。さらに、この杜王町にはDIOのような化け物はいないはずなのだ。チート能力であるスタプラさえ使えば、常人レベルのスタンド使いなど屁みたいなもんである。しかし、このシアーハートアタックは違った。とにかく固い。ジョジョ史上ベスト5に入る圧倒的オラオラ数をたたき込むもせいぜい戦車(?)の履帯が外れる程度で、どこぞから「天下のクリスティ式なめんなよ!」という声が聞こえて来そうな余裕のドライブ感。そして死闘の果てについに爆弾が承太郎を捕らえ、承太郎さんは史上初の失神だ。あのホルホース・トラックアタックでさえ意識を失わなかった承太郎さんが、屈辱の初黒星を喫したのである(死神13戦はノーカンね)。

 しかしこのお話のすごいところは、完全敗北を喫したはずの承太郎が、別に格好悪くは見えないということ。「承太郎が負けたのは康一がヘマをやらかしたからですよ」というデザインになっており、「スタプラがあっても負ける理由」「負けてもしょうがない理由」がちゃんと用意されている。次週以降の反逆展開も含めて、別に承太郎の株は一切落ちていないのだ。世代を跨いで複数シリーズの主人公が共闘する作品において、この「承太郎の株の落ちない加減」は本当に見事(6部も同様)。

 しかし、今回見ていて1つ不思議だったのは、承太郎と康一のスタンド知識の差である。康一がポカをやらかしたのは、彼が「遠隔自動操縦」というスタンドのタイプを知らなかったから。そもそも彼がスタンドの強さと距離の関係を知っていたことも驚きではあるのだが、おそらく自分のスタンドやハーヴェストなどのタイプと、仗助らのスタンドを見比べて経験的に認識したものだろう。だとしたら、今まで遭遇したことがない遠隔自動操縦について知らないのはしょうがない。だがちょっと待て、それじゃ何故承太郎はその知識を持っていたのだろうか? これまでのシリーズに、承太郎が解説したような純粋な意味での遠隔自動操縦スタンドって、実は登場してないんだよね……。遠くから攻撃出来るスタンドはいくつかいたが、「恋人」はパワーがクッソ弱いだけだし、「ゲブ神」はンドゥールの超人的な聴覚によるサポートと、小回りの効くパワーによって実現したもの。「女教皇」もパワーに比例するようにしてちゃんと本体は近くにいた。つまり、承太郎も経験としては今回のSHアタックが初めての純正自動操縦スタンドなのだ。まぁ、SW財団との繋がりを密にしてDIOの後始末には奔走していたみたいだし、本編で描かれないところで色々とスタンド知識を蓄えていた可能性はあるのだけども。どこかに我々の知らない遠隔自動操縦スタンド使いがいるのかもしれません。

 そして、そんな無敵のSHアタックを前にもう1つの事件が起こるのが康一君ということに。今回のお話のネタっぷりを加速させるムカデ屋での彼の奮戦。アニメで見ると色々と妙なところが見えてきて、まず、ムカデ屋の間取り、絶対変だよな。あれって吉良はどこから侵入してきてたんだろう。奥が住居スペースってことは、吉良は店先じゃなくてムカデ屋のおっさんのおうちから攻めてきたことになるな。表で承太郎たちの姿を確認してぐるっと回ったのかもしれないが。ムカデ屋のおっさんに家族が居なくて良かったよな(ひょっとしたら吉良に始末されたのかしら?)。 あと、ムカデ屋のおっさんが「熱い飲み物」を飲んでいたのに、台所のポットにお湯が入ってなかったのも謎ではある。最後のお湯を使い切ったんでしょうかね。コンロの上には鍋が1つ、ヤカンもないし、店舗スペースの方にお湯が無いのは確実(SHアタックが破壊してない)。どこでお湯を沸かしたのかが謎なのだ。うん、どうでもいいな。

 照明にコンロ、色々な家財道具で最強のスタンドと戦うあたりがいかにも4部らしいバトルだが、最終的には自分のスタンド能力で(一時的に)問題解決出来た康一。あの尻尾文字って、文字の時点で熱を持ったり衝撃を放ったりしてるんだろうか。まぁ、あくまで概念の形なので、康一が熱いと思えば熱いのだろう。「自動操縦の弱点を突く」というスタンドバトルのお約束は、この康一の思いつきから、脈々と受け継がれることになるんですね。そしてこのバトルも遠い異国の地、ブラック・サバス戦で活かされるわけだ。康一も色々苦労の多い人生だなー。

 新しいスタンドの概念を導入したことで、ついでに新しくなったエコーズ Act3。突如として全然関係無い能力になっちゃうという節操の無い成長過程は連載当時も違和感があったが、改めて見ると、マジでなんでこんな進化を経たのだろうか。この謎については未だに疑問は解決してないのだが……まぁ、元々康一が「音のスタンド」を覚醒させた意味も分からないしね。あくまでエコーズに与えられたテーマは「成長」であって、変化を続けること以外には制限が無いと考えるのが自然なのかもしれない。スタンドのサイズがほぼ康一の身長と同じになったこのAct3で一旦成長は終了だが、最後に辿り付いたこの「重力操作」こそが康一の本当の力ということか。ちなみに、このエコーズの成長が流石に強引だと思ったのか、今後登場する成長型スタンドは一応元の能力から関係のあるもので繋げるようには意識されているみたいですね(Gエクスペリエンスとか、タスクとか)。

 「自分から話しかけてくるスタンド」っていうのも言及していくと興味深いテーマで、スタンド自体にキャラクター性を持たせるようになる4部以降にこのタイプは増えていく。その最たるものがチープ・トリックだが、あそこまでひどくなくとも、愉快なセックスピストルズのような多重の自我を持つスタンド、ヨーヨーマッのようにスタンドの持つ性格自体が武器になっているもの、ドラゴンズドリームのようにまさかの中立性を保っちゃうスタンドなど、元々「能力バトル漫画の能力の可視化」でしかなかったスタンドが、ジョジョワールドを象徴する独自の存在に育って行く過程がここで確認出来る。エコーズがしゃべっているのはあくまで新しいスタンドのインストのためなのだが、「新しく生まれたスタンド」が能力者自身にも使い方が分からず、スタンド本人が教えてくれるってのも1つのパターンか。スパイスガールズみたいに一から十まで全部親切に説明してくれるもの、ポコロコの「ヘイ・ヤー」のようにしゃべることそのものが能力だったりするもの(ある意味、あいつ嘘つきだしな)まで。ちなみにスタンドは本来「魂の形」なので、別にスタンドがしゃべらずとも本能的に使い方が理解出来るのが理想。ジャンケン小僧なんかはその模範的な例ですね。

 なんか今週は色々面白いトピックがあったのでスタンド大全集みたいな話になってしまったが、とにかく、このバトルにはジョジョのジョジョらしさがガッと詰まったものになっているということだ。次週、カフェ店員さんをいじめてしまったひどい男、吉良吉影が通りがかりのチンピラに悪戯され、その腹いせに康一をボコボコにする(これまたある意味ジョジョらしい)展開が見もの。みんな、靴下の裏表は確認しろよ。

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