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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 濡れるッ! 第9話。この作品には馬鹿とアクションとスリルを求めていたのですが、もう、馬鹿だけでいいです。やーい、馬鹿。

 Aパート、沙耶の家に向かおうとするもゾンビが邪魔してなかなか進めない孝と毒島先輩。途中でバイクショップに寄ったり、何でそんなもんが動く状態で置いてあるのか分からない水陸両用車にまたがったり、公園の噴水で策略を講じてみたりするが、正直言って特に面白味のない展開。なにせ、やってることの意味がよく分からないのだ。ゾンビが群がっている地域が多くてなかなか目標の高木家に到達出来ないという状況は分かるのだが、車を入手出来たらそのまま真っ直ぐGOでいいだろうに。なんで一旦川に下がったり、公園の噴水を利用して音のトラップを仕掛けてみたりしたんだろう。単なる遠回りにしか見えないのだが。そもそもゾンビは音で回りの状況を判断しているとのことなのだから、噴水トラップ設置後はどこか目立たないところに音を立てずに移動すればゾンビからは認識されなくなると思うんだけどな。ほんと、この世界のゾンビの行動原理がいつまで経っても分かりません。

 そして、そんな「もうどうでもいいや」なAパートで見るべき点を探すとしたら、それは毒島先輩のお色気シーンである。今回は水濡れプレイということで、裸エプロンならびくともしなかった先輩が、何故か水濡れすけすけ下着はちょっと恥じらった表情を見せてくれる。「私も一応女なのだぞ」っていうのはなかなかいい殺し文句じゃないですか。更にはエロ紳士レベルの高いTシャツ1枚の剣舞なども披露してくれたし、そういう見どころだけならばそれなりのもの。

 そして、そんな毒島アワーはBパートで最高潮を迎える。子供ゾンビを見て自分の黒さに気付かされる先輩。そのまま不抜けた彼女を神社に避難させた孝は、神前においてしめやかに彼女の昔語りを聞く。要約すると「暴力行為って楽しいんだよね!」という身も蓋もない告白について、孝は特に感想を述べるでもなく、あとの台詞で言うなら「彼女の闇を受け入れる」。ただ、世間的にいうとそれは「据え膳を食う」のと同義なんですけどね。正直彼女の懊悩とか、どうでも良さそうだもんね。

 しかし、男が彼女を「受け入れた」ことで、「毒島先輩」改め「冴子」さんは晴れやかな表情になり、最後の一押しである「乳鷲掴み告白」をトリガーに、「血に飢えた毒島冴子」モードが覚醒。これまで携えてきた木刀を御神刀に持ち替え、斬りも斬ったり無限のコンボ。悦楽に歪む表情は極限を超え、見事にエクスタシーに到達しました。ナイス変態性欲。もう、彼女はこの世界が終わらない方が良さそうだな。死ぬまでゾンビを斬り続ける人生ですよ。

 色気と大馬鹿のコラボレーションが、実に見事な毒島冴子というキャラクターを確立させました。今後彼女がどれだけ貞淑な女性を演じようと、その奥には今回発露したリビドーが渦巻いているかと思うと、なんだかもうたまりません。人間素直が一番ですよ。

 今回の盛り上がりを語る上で外すことが出来ないのは、やはり毒島先輩の中の人だろう。何かというと「え、何? 下ネタ?」と眉をひそめてみせる沢城みゆき25歳。毒島先輩のあり得ないキャラクターが生き生きと輝いています。今回みたいな芝居を見せられると、某ラジオで語っていた「いい音を出すんじゃなくて、感情ののった声を聞かせる芝居」というのが分かる気がします。

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