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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 引きこもりを脱出する苦労を熱く語る第7話。確かに身を以て経験した事実っていうのは説得力があるんだろうけどさぁ、ああもあっさり掛け持ちでバイト出来るような人間は、学校に復帰するのは大して難しくないんじゃないかな。バイトするために動くのも、ものすごくエネルギーが必要なんだぞ。

 仁太が動き始めたおかげで、これまで渦巻いていた何となく暗い空気は薄れてきており、割と普通の青春物語になりつつある気がする。おかげで、鳴子も自分の気持ちに歯止めがかかっておらず、感情があんまり隠れておりませんがな。秘密基地での生活を満喫しているようだけど、結局ぽっぽとは共同生活なわけだよね……あんなエロい娘と一緒に生活なんてキツいことこの上ないぞ。カレギュウ買ってる場合じゃねぇよ。さらに、あんだけのことがあったにも関わらず、呼びかけたらゆきあつるこコンビも割とあっさり秘密基地に集合してくれるようになっているし、もう超平和バスターズ再結成を宣言してもいいんじゃないかと思えるレベル。ま、あんな状況でも颯爽と(?)スマートフォンを取り出して正論を吐いてみせるあたりがゆきあつのやらしい&素敵なところですけどね。

 しかし、そんな中でめんまを取り巻く状況にも少しずつ変化が。日記の手がかりから浮かび上がった「めんまの願い」の1つ、それがロケット花火。いささか怪しい目標ではあるのだが、形はどうあれ何か目指すものが出来たというのはメンバーにとってはプラスであったか。特に仁太はあまりハズレの可能性を疑っていないようで、一念発起のアルバイト大作戦で稼ぎをあげようと必死だ。まさか、こんなあやふやな手がかりでここまで大きく動き出すとは思ってもみませんでしたよ。そんな「リーダー」に触発されてか、鳴子・ぽっぽコンビも動きだし、この3人はすっかり同じテンションのアルバイタートリオである。距離が近くなって鳴子は嬉しいばかり、ついうっかりと「じんたん」の呼び方がこぼれてしまいます。

 他方、花火作戦の話を聞きながらも、独自の動きを見せるのが秀才コンビ。「問題となったあの日、めんまは仁太以外の人間を呼び出していた」という記憶を呼び起こしたが、それを仁太に告げることなく成り行きを窺っている。「仁太のめんま」と「現在の仁太」の関わり方を計りかねているのだろうか。難しいのは、「仁太のめんま」が未だに全幅の信頼を置ける存在になっていないという部分だ。常識で判断すれば、未だにめんまの存在は仁太の妄言であるはずなのだが、特にゆきあつは「ぱっちん」の件があるために、無下に「嘘」と断じるわけにもいかないのだ。めんまが見えないうちは、仁太以外を起点に謎の解明が進むとは思えないのであるが、それでも、学年2位と学年4位のコンビが何か新しい見解を生み出してくれるのではないか、という期待も無いではない。

 そして、「仁太のみる真実」である花火の可能性と、「ゆきあつが見守る現状」に加え、急転直下のもう1つの真実が現れることで、物語に激震が走る。めんまに携わるもう1つの存在、それが彼女の実母、本間イレーヌだ。仁太のめざましい努力を「ふざけている」と一蹴する不可解な視線。彼女の中にある「娘の真実」とは、一体何なのだろうか。予想外の方向に、物語は飛び始めている。

 今回も、メインシナリオ云々よりも女性陣の魅力にばかりびしばしやられておりました。鳴子は「近しさ」が魅力なので、仁太と気楽に話せるようになって以降、ストレートな魅力が出てきている。バイト先のカウンターでのやりとりがムズかゆくなるくらいに青春しておるわ。そして我らが知利子さん。いやぁ、あの髪留め、お勉強の時は普通に使ってたんですね……ツンデレが過ぎるとヤンデレに見えますがな。健気だなぁ……

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 世紀末のオカルトを僕たちは既に知っている第6話。あんな小さい画面なのに恐ろしいばかりのJKの存在感。どないやねん、と思ったら、A-1つながりでコンテ演出に伊藤智彦かよ。なんだか親族が死ぬ話ばっかり書いてるな!

 仁太の初登校という大きな大きなイベントを描いているにも関わらず、思ったほどそこに重点が置かれていなかったのが意外なエピソード。仁太自身もそのことについては肩すかしを食らっていたが、だからといって鳴子の援交騒動が取りざたされたかと言われるとそうでもない。最終的にスポットがあたったのは、「親子関係」という大きなくくりということになるんだろうか。「めんまの目的」という作中最大の謎に答えが得られていないために、何とも据わりの悪いお話にはなっている。一応、いつものように5人に分けて見ていくしかないかな。

 すっかりメインヒロイン然としております、鳴子。ラブホ顔認定を受けた彼女が今回得たものは、仁太の暴走による、さらなる仁太への憧れの気持ち。自分が窮地に陥り、周りには仲間がいない状態での旧友の暴走は、額面以上に頼りがいがありそうに見えてしまったことだろう。今回の騒ぎにより、「今の悪い友達」との関係性が弱まった鳴子は家にも帰れず、自然と落ち着くのは超平和バスターズの秘密基地。少しずつ「安城鳴子」が「あなる」に立ち戻りつつあることが分かりやすく示されている。仁太にしろぽっぽにしろ、外見があれだけ変わったというのに、鳴子の内面性については何も変わっていないことを疑っていないのである。そんな鳴子を見て、昔の空気に満たされて来たことを感じ取り、俄然元気になるぽっぽ。めんま宅を訪れるという打開策を提案し、相変わらずの行動力で突破口を見いだす。

 すっかり自分を取り戻して活き活きしているゆきあつ。「最近このあたり、変な奴いるから」って、あまりにレベルの高すぎる自虐ネタが清々しい。現実を全て受け入れたからこそ、仁太に対する微妙な感情も包み隠さずに口に出来るようになった。そんなゆきあつにさりげなく付き添う知利子。クラスメイトにやっかまれたり、面と向かって「ゆきあつが好きなのだろう」と指摘されたり、鉄面皮のお嬢さんも年相応に忙しい。他者にもバレバレなゆきあつへの感情だが、電車の中では決して彼の隣に座らずに距離を置き、チクチクと嫌みでせめるあたりが、流石の知利子さんである。

 そして、初登校イベントがよく分からない結果に終わってしまった仁太。鳴子を守る為の彼の活躍ぶりは、在りし日のバスターズのリーダーを思わせる立派なものだった。なんでここまでの行動力がある人間が引きこもりになってしまったのだろうかという疑問は残るが、なかなか華々しい登校デビューではないか。これでますます学校に行きづらくなってしまうのが今後の問題ではあるが……ただ、彼の目下の悩みはやはりめんまの存在そのものである。「見えることの意味」「他人に見えないことの意味」は、答えが出ないばかりに思い悩むしかない。

 「めんまという存在」。それこそがこの作品の最大の焦点である。今回初めてめんまの家を訪れた3人が見たものは、決して娘のことを忘れることが出来ない母イレーヌと、それに反し、跡形もなくなってしまっためんまの私室。「忘れられないこと」と「忘れなければならないこと」が同居するその空間は、まさに仁太たちの現状を表しているかのようである。当のめんま自身も、口では「忘れてもらわなければならない」と主張してはいるものの、仁太が指摘するように、「忘れられること」「存在できないこと」への寂しさはこれまで何度もこぼしていた。死者は「いないもの」であるから、いつかは記憶の中に埋もれる存在である。そんな摂理をねじ曲げて現れためんまは、一体何を伝えようとしているのだろうか。

 そして、ついにその手がかりが1つ浮かび上がることで、物語は転がり始めた。めんまの家で手に入れた彼女の日記と、ゆきあつ達が思い出した「あの日」の記憶。めんまの過去が、6人の「今」をどう変化させていくのか。本当に、目が離せない。

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 コンビニ商品のディティールがやたら鮮明な第5話。全部実名商品で、しかもいちいちテクスチャで細かい部分まで再現してるのは、この作品なりの「リアリティ」なんだろうか(何故かポッキーだけ実名じゃないのは、許可が下りなかったからか? 「喰霊--」はわざわざ許可取ってたからな)。懐かしネタやワンピースとかも全部実名だし、本当に些細な部分から「生々しさ」が出てくるのがやらしいよね。

 さて、ゆきあつ騒動がひとまず収束。本当なら見た方にも見られた方にも一生もんのトラウマを植え付けかねない事件だったはずなのだが、やはり超平和バスターズの面々は、どこか幼馴染みどうしの気安さと優しさがある。仁太との対峙を経て、ゆきあつは何かを「堕とす」ことに成功したようだ。そして、そんなゆきあつの晴れやかな態度と対比されるその他の面々。今回も、面倒とは思うが11人の様子を見ていくしかなさそうである。

 主人公の仁太が「堕とす」べきは、ひとまずその生活態度ということになってしまうだろうか。「何故めんまは仁太のもとに現れたのか」というこの作品最大の謎もそうだが、今のところ、仁太は結局全てに流され流されここまで来ているだけで、過去の「リーダーらしさ」を垣間見せたのは勇気を振り絞って登校しようとした一瞬だけ。めんまは「じんたんは頑張ってくれているし」とフォローしてくれるが、内省した仁太の脳裏にフラッシュバックするのは、「寝る・起きる・食べる・ネット」の模範的ニート生活サイクルのみ。結局何一つ頑張れていないことは、本人が一番よく知っているのだ。

 そんな仁太の生活に一石を投じたのが、こちらはあまり「堕とす」ものが存在していない唯一の人間、ぽっぽである。彼は彼なりのロジックでめんまの存在を肯定するが、ゆきあつ、仁太という2人の「めんまに縛られた者」とは違い、彼にとってのめんまは過去であり、今ではない。だからこそ、彼は本当の善意から、めんまに対して「成仏」という言葉を使う。「多分良いコトじゃない」とはっきりと言ってのけた彼にとって、「堕とすべきもの」は「他者としてのめんま」に他ならない。自由の身であるからこそ、めんまを取り巻く一連の事態が、彼には「バスターズ」としてバスターすべきものに見えてしまうのである。

 彼の訴える「現状が良いモノではない」という訴えは、うじうじと思い悩む仁太の耳には手厳しい。「現状がおかしいことは分かっているし、解決出来ればいいのは知っているが、どうやって解決したらいいか分からないし、解決したいとも思わない」。それはめんまのことであるのと同時に、仁太の置かれた引きこもりとしての生活そのものでもある。サブタイトルにある長い長い「トンネル」は、彼の人生に訪れた失意の一時の暗喩になっており、それを奇妙なプラス要素に転化させつつ、解決を待つ身の体現者として、めんまが存在しているように見える。「めんまがそこにいること」は、めんまにとっても、仁太にとっても甘美であり、一時の充足である。だが、他者(ぽっぽ)の目から見たら、やはりそれはおかしいことであり、良くないことなのだ。ぽっぽの手によって鮮明に示された「めんまの存在」と「仁太の人生」の二面性は、そのトンネルに出口を見いだすことが出来るのか。

 最終的には、この物語は仁太が歩き始めるところで幕を閉じると思われる。そのため、メインボディとなるのはあくまで仁太のお話であるが、それを取り囲む周りの面々の悩みも、ちゃんと筆が割かれている。今回収束したゆきあつの「憑き物」もその一つ。奇行に走った彼を苛んでいたのは、過去にめんまと交わした会話にあった。彼女の死の直前、ゆきあつはめんまを押しとどめて告白するという冒険に出たが、幼い身どうしのこと、これは空振り。そのままめんまは帰らぬ人となった。そのことが彼をずっと悩ませており、「自分がめんまを殺した」という罪の意識が、自身をめんまに移し換える倒錯した行為に走らせていたのだ。

 しかし、それを解決させたのも、まためんまであった。「パッチンをありがとう」という言葉は、ゆきあつとめんましか知り得ない(と、少なくともゆきあつは思っている)事実であり、仁太の口からそれが漏れたことは、「仁太のめんま」が本物であることを示し、更にその「本当のめんま」が自分を責めていないことの証にもなった。これでまず罪の意識が「堕とされ」、さらに「仁太のめんま」が本物であることは、自分が仁太との争いに敗れ、めんまを受け渡したことを示す。これにより、めんまへの憧れの気持ちも、ある程度は片付くことになった。「堕とした」後のゆきあつはどこか清々しい面持ちになっており、これまで壁を作っていた知利子や鳴子との接し方も変化し、優等生としてのポテンシャルが前面に出てきている。これまで「劣等生」として斜に見ていた鳴子に「付き合ってみるか」と問うたのも素直な変化の表れであろうし、嘘を吐くときにとっさにでた仁太の名前も、彼との関係性が改善され、昔に立ち戻って幼馴染みを見られるようになったことを示している(その上で「あんな奴のどこがいいのか」と悪態をつけるのは、生来のものである)。

 一方で、なかなか「堕ちない」厄介なものを抱え込んでしまったのは鳴子だ。彼女の抱える「仁太への想い」は、友達づきあいとのアンビバレントの中で、その捻れを少しずつ増している。必死に取り繕うチャラチャラした外見は彼女の内面とどんどんかけ離れて行っているし、過去に立ち戻ろうにも、既に構築した今の関係性が邪魔をする。ゆきあつが作り上げた「歪んだ今」は荒療治によって払拭されたが、彼女の場合はそうもいくまい。「今」という呪縛と「めんま」という呪縛に苛まれる彼女が、「仁太」を堕とすことは叶うのだろうか。ゆきあつが、停車したトンネルの中でぼそりと漏らした「自分たちは取り残された」という言葉は、鳴子にとっては必要以上に重くのしかかっている。ゆきあつから見れば、「めんまが見えず、置いて行かれた」という寂しさに解釈されるのだろうが、鳴子に取ってみれば、居もしないめんまが、仁太の手をとってトンネルの先へ抜け出てしまった、文字通り「取り残された」状態。明々とライトをともして先行する特急列車のビジョンが、そんな鳴子たちの心境をダイレクトに表しているようだ。人ならざるものとの無謀な争いに、出口は見えるのだろうか。

 そして一人我が道を行くのは、最後に残された知利子である。彼女に「憑いて」いるものは、「ゆきあつへの感情」という悩みと、ゆきあつ以上に膨れあがる自尊心だろうか。未だ隙を見せず、泰然とした彼女には悩みなどなさそうにも思えてくるのだが、彼女が自室の机にしまい込んだヘアピンが持つ意味は、思った以上に根深い。何しろ、あのヘアピンは過去のあのシーンを見ていなければ絶対に手に入らないものであるし、わざわざそれを見つけ出し、後生大事に取っておくという行為も、恐ろしく強い想いの表れである。にも関わらず、彼女はそれを一切表に出さず、淡々と自分の役割をこなす。ベンチで座席3つ分空いたゆきあつとの距離がそれを端的に表しているし、「取り繕うだけ」と非難した鳴子の服装や態度にしても、「変わらなきゃやりすごせない」と見下したような物言いだったが、それすらも「変われない」自分への自虐のように聞こえてしまう。他人に見えてこないだけに、この「憑き物」もかなり面倒なものであろう。

 勝手な展開予想だが、今後は真っ先に問題を解決させたゆきあつが、まずは鳴子を「堕として」みせるだろうか。その後は鳴子が知利子を、最終的に全員で仁太、つまりめんまを「堕とす」ことになるように思える。こうして書くと割と単純なシナリオになるように見えるが、特に女性の心理描写をおおっぴらに表さずに少しずつ間を埋めていく岡田麿里の憎たらしい演出方針は、終始緊張感を維持し続けるだけの求心力を持っている。本当に、このむずむずするようなやるせなさは他の作品では得られないものだ。

 それにしても……本当に会話の1つ1つが面白いし、キャラクターが良く出ているし、画面の取り方にいちいち見応えがある。今回でいうなら、見えないめんまを相手どって必死の説得を試みるぽっぽのシーンなんかが、嫌というほど胸にくるものがあった。面白展開ありつつのお話なのだが、毎話毎話、何故か妙なところを刺激するのである。他に細かいところでは、開き直ったゆきあつのさばさばしすぎた様子が楽しい。「あんた、めんまのことが好きなんじゃないの?!」って鳴子に聞かれて、「ま、そうだけど」ってしれっと答えるゆきあつさんが男前。故人(ロリ)への思いを遠慮せずに言えるのは素敵だと思います。

 そして、今回一気に株を上げてきた女性陣2人。必死で取り繕ってきたビッチスタイルが完全に破綻してしまった永遠の処女、鳴子。援交会社員に必死に抗う様子や、ゆきあつにいじられて慌てふためく様子が無闇に可愛い。エロ可愛いくせに公式処女認定を受けるビッチキャラ。阿漕過ぎて何も言えない。

 更に、知利子さんである。一人こっそりヘアピンを付けてみる知利子さん。「見えないわね」って、当たり前やん! ツッコミ待ちか! 天然過ぎる上に本人に一切自覚無しか! 守ってやりてー! そして一途! 変態相手でもその気持ちは変わらない! 素敵過ぎるだろ! しいたけ狩りとか誘いてー! 

 ……実は個人的にツボったのは、電車に間に合わなくてハァハァ肩で息をしてるシーンで、ほんの少しの間だけだけど、知利子さんが珍しく必死だったことが伺えるのが高ポイント。きっとゆきあつと同じ電車に乗らなきゃ、っていうので必死に走ったのだろう。そのくせ、間に合わなかったと見るとすぐに取り繕ってベンチで本を広げて、何事も無かったかのように振る舞うのである。いいなぁ、ポイント高いなぁ。彼女が読んでた文庫本、意外にもページの向き的に横書きなんですよね。解説書とかなのかしら。ひょっとして洋書? あのサイズで? 知利子さんマジかっけー。今後も二人の女子高生がもっともっと可愛らしくなることを期待しています。

 となると、やっぱり中の人のことも触れておきたくなるな。戸松遥・早見沙織というほぼ同年代の若手エース2人が、本当に見事なプレーを見せ続けてくれている。戸松はキョドらせても困らせてもはにかませても一級品。早見もちょっと珍しい知利子の配役にこれ以上ないベストマッチを見せている。本当に使われ方の幅に限界の無い2人。そして、そんな大器に挟まれる形ながらも色あせない茅野愛衣の存在感も注目に値する。今年は彼女がブーストしそうな予感ですな。

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 変態だー!(AA略)としか言いようがない第4話。すげぇ、この作品はレベルの高い負け犬が揃っている気がするぞ。

 30分まるまる、「ゆきあつの見ためんまの正体」を巡ってのあれこれが展開される今回のお話。もう、どこから突っ込んで良いか分からないので視聴後のテンションがどうにかなりそう。いや、アニメ視聴後にこんなにおろおろしたのは久し振りかもしれない……ゆきあつよぅ……

 今回も5人の関係性から描かれた要素を確認していくが、今作において最も重要なことは、(少なくとも視聴者の目線には)仁太の見ているめんまは実在しており、それが「本当」であるということだ。最終的に「あのめんま」が実際の「現象」であるのか「幻想」であるのかは分かれる部分であり、仁太が何度も自省しているように「追いつめられた仁太の妄想」である可能性は否定しきれないわけだが、それでも、仁太はそこに意図的な欺瞞を生み出す意図はなく、完全なる「第3者の意志」としてめんまが存在している。そのため、「めんまの声を聞くことが出来る」という立場において、仁太だけは他の4人とは違ったレベルに存在しているのである。

 今回それが最もよく分かったのは、仁太が蒸しパンを取り出して他の4人の説得を試みるシーン。下手くそな蒸しパンを取り出したところで、他の面々がめんまの存在を信じる理由にはならないだろうし、奇妙なものを持ち出したことにより、自分に対する不信感すら持ち上がるであろうことは、仁太も重々承知している。後日知利子が訪れた際に「信じられない」と言われて「だろうな」と独りごちたことからもそれは伺えるし、「めんまが自分にしか見えていない」ことは再三再四確認しているわけで、あんな突飛な手がかりでは他人の心を動かすことなど出来るはずもないと、それは理解している。しかし、仁太はその上で、めんまの気持ちを代弁しようと立ち上がった。それが自分を傷つけることになり、誰も得をしない結果に終わったとしても、言わずにはいられなかった。それが彼なりの、生来の強さである。

 その一言でめんまは救われたし、嘘偽りを含まず、純粋な気持ちから発した言葉だったからこそ、ぽっぽはそれを信じる気にもなった。お気楽ぽっぽは仁太の見ためんまも、ゆきあつの見ためんまも分け隔て無く信じるように振る舞っており、それだけに、「平等な二人のめんま」という事態に遭遇した際に、より発言力の強いゆきあつの言葉、「もうめんまのことを掘り返すのは良くない」という主張を飲み込みかけたわけだが、そんな「偽のめんま」の言葉を振り払い、本当の言葉を信じることが出来たのは、仁太が嘘を吐かなかったおかげだ。現時点では、相変わらず仁太以外の面々に「本当」を知る術は無い。その上で、少しでもめんまの望む方向に進むことが出来たのは、仁太が真っ直ぐだったため、そして、ぽっぽ達がどこかでめんまのことを理解していたおかげだろう。

 奇しくもぽっぽと同じ判断を下したのは、知利子である。彼女の場合、今回の騒動以前から「ゆきあつの真実」は知っていたようであるから、彼女からしてみれば仁太の言うめんまは、ゆきあつにつぐ「2人目のめんま」であったはず。その上で、ゆきあつのめんまは完全にまがい物であり、彼のことを思えば打倒すべき存在であった。そんな状況に、更に仁太までもが「めんまを見た」と言い始めたのだから、彼女にとっては、過去の友人達が亡者に囚われて次々とおかしくなっているように見えても不思議ではない。しかし、意外にも彼女は仁太に「ゆきあつの打倒」を依頼してきた。毒をもって毒を制するつもりなのか、それとも「仁太のめんま」に一抹の真実をかぎ取ったのか。それはまだ分からないが、少なくともゆきあつの虚構を打ち破るのには充分な素材であると判断したようだ。また、面と向かって喧嘩になった2人を再び向き合わせて挑発するというとんでもないアイディアを思いつき、引きこもり相手にそれを提案してくるという図太さも彼女ならでは。どこまで仲間を思い、どこまでマイペースなのか、相変わらず知利子には謎が多いのだが、あそこまでしてゆきあつをボコボコにしているということは、彼女にとって、ゆきあつはきっと大切な存在なのだろう。

 そして、未だ立ち位置を決めかねるのが、鳴子である。前回までのエピソードで多少歩み依ることが出来たはずなのだが、今回は崖の上で仁太と一悶着あり、おかげでまた距離が開いてしまっている。鳴子が優先して考えているのは、仁太に対するほのかな恋心。しかし、仁太の目には「虚構」のめんましか見えていない。そんな現実に、彼女は未だ自分の立つべき位置を知らされていない。どうやら普段一緒にいる仲間内にも不穏な空気が漂い始めているようだし、次回以降、鳴子が辛い思いをしなければよいのであるが。

 そして、ゆきあつだ。……ゆきあつ……どうしてこうなった……以前知利子とショッピングにいくシーンがあり、あのときには「知利子以外に女がいるんだなぁ」くらいしか思わなかったのだが、まさか自分用を調達していたとは。秘密基地に颯爽と登場し、偽のめんま情報で旧友達を攪乱、最後には「目を覚ますんだ」と格好良く現実を語り、落ちぶれた引きこもり野郎は「調子に乗るんじゃねぇよ負け犬」と一蹴。格好良くメンバーの最先端を走っているのかと思ったら……一番の負け犬は自分だった。最も強くめんまの亡霊に囚われ続け、仁太と違って「無いものは作るしかない」という発想から、自らの手でめんまを生み出したバイタリティには感心するが、悲しいかな、人としては残念な結果に。ただ、あれだけの努力をして生み出した「自分用めんま」で悦に入っていたのに、心ない仁太が「俺のところに本物のめんまが来た」とか言い出したわけで、彼の焼け付くような胸の内も分からないではない。「負け犬が」という台詞は、「何故自分は勝てないのだ」という妬み嫉みの裏返しであるのだ。しかし、あんな姿を仲間に見られてしまっては、もう虚勢も虚構も役には立たない。次の引きこもり候補は、君しかいない。

 さて、もう何がどこに行くのか予想も付かないこのお話。1つだけ言えるのは、続きが気になってしょうがないということである。とにかく、ぐいぐい話に引き込むびっくりの連続と、それを下支えする丁寧な心情描写のバランスがたまらない。今回もめんまが百面相を見せて賑やかだったのだが、1つ1つの表情が全て意味を持っていて、見ている側にきゅんきゅん訴えてくるのである。

 また、実は細かいところのネタ仕込みがさりげない印象を引きあげており、今回上手いと思ったのは、知利子が仁太の家に上がるシーンで、少しだけ映った仁太が過去にとった賞状の描写。そこには仁太が過去にマラソン大会で2位をとったことが記されており、彼がドロップアウトする前の栄光が垣間見える。「あー、昔はスポーツも出来た子だったのになぁ」とか思っていたら、なんと後半のシーンでは林の中でゆきあつと追いかけっこを始めるのである。過去には賞状をもらえるくらいの実力があったが、引きこもって体力が落ちた仁太だが、最終的にはゆきあつに追いついた。直前のシーンで、ゆきあつがロードワークに出てトレーニングしていたにも関わらず、である。ゆきあつがロードワークをして体力作りをしようとしていたのも、「昔から全然認めていなかった」はずの仁太の背中を追いかけてのことだったのではないかと、そんな妄想が、1枚の賞状から出来てしまうのだ。いやぁ、面白い。

 次回は……どうなる?

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 安心の母親率、第3話。この半年だけで6本もの作品で母親役! 今回は既に故人、幸薄、病弱、人妻! もう、日本の母親声は井上喜久子についで大原さやかに確定した模様。繰り返す、さぁやは人妻である。

 あ、すみません、いきなり関係無いところから切り出しました。個人的な興味対象がそっちなもんでいきなりブレましたが、今回も全くペースを落とさない、文句のないエピソードでありました。見れば見るほど、やっぱりこの世界は「良いもの」が詰め込まれているなぁ、ということを実感します。

 めんまのおねだりに加え、鳴子の訴えを思い出して何とか登校しようと奮起する仁太。着替えて、玄関のドアを開けて、うだるような暑さの中通学路を歩く。短い間とはいえ引きこもりを経験した人間にとって、これだけの行動がどれほどのハードルになっているかを思えば、この段階で仁太はかなり変わってきている。家にいたらめんまがうるさい、っていうのもあるんだろうが、それだけで前を向いて歩く理由にはならなかっただろう。やはり、鳴子とのやりとりが彼の自尊心を揺り動かしていたのだ。だが、物事はそううまくいくものでもない。登校途中の道行きで鳴子に遭遇した仁太は、そのまま鳴子の友達連中に飲み込まれ、あえなく挫折。目標達成は次に持ち越した。

 その後、ぽっぽの話を聞いて「めんまの幽霊」についてのゴタゴタが発生し、相変わらず空気を一切読まない能力を持つぽっぽにより、数年ぶりに超平和バスターズが一堂に会することになった。めんまが見える者、めんまを見た気がしている者、めんまに合いたいと願う同性、そして、めんまを見たと言ってのけた者。それぞれの「今」は違っていても、一所に集まった理由は、全員同じく「めんま」である。現時点で、ゆきあつが「見た」と言ったことが真実なのかどうかが分からないし、ぽっぽが見かけた謎の後ろ姿の正体も判明していない。ひょっとしたら5人に5人分のめんまが存在しているのかもしれないし、やっぱりめんまは一人だけで、ぽっぽが人違い、ゆきあつが見栄、という可能性もある。どちらかといえば後者であろうが、その場合には、次に焦点となるのはゆきあつの存在になるだろう。知利子が比較的ニュートラルな立場で仁太たちに歩みよっていたことを考えれば、現時点で残された異分子はゆきあつのみ。彼の言動が、今後の物語を広げていきそうだ。

 さて、ゴタゴタしながらも順調に全員集合したバスターズの面々。1話でのギスギスした感じはそのまま残されているものの、やっぱり「めんまが好き」という共通部分を持つ幼馴染み集団である。かみ合わないように見える関係性の中にも、不可思議な信頼感が見て取れる気がする。

 主人公の仁太は、めんまが見えているだけに最も影響力が大きい。受験の失敗という苦い記憶のおかげで他のメンバーとの間に隔たりを感じてしまっているが、過去にはバスターズの中心になっていた人物なのだ。なんとか心の傷さえ癒えるならば、彼の行動がメンバーを左右するのは間違い無い。バーベキューと聞いて、唯一彼だけが「バーベキューらしいもの」を持参できたことが、彼の持つ「普通さ」「配慮深さ」を暗示している。

 ぽっぽは本当に裏表がないので分かりやすい。思い立ったらすぐ行動、実際に今回メンバーを集められたのは、全て彼の力に依る。ただし、決定力にはなるものの、空気を読まない独自のスキルがあるために求心力にはなりえない。今回彼が会合を企画したのも仁太を思ってのことであるし、あくまで他者の行動の音量を大きくして、力を与えるのが彼の役回りだ。加えて、知利子と鳴子の喧嘩を仲裁しに入ったり、細かい部分でメンバー内の不和を事前防止する緩衝材としての意味合いも大きい。「こいつが関わってるなら細かいことなんかどうでもいいや」と思わせるだけの何かが、彼にはある。

 鳴子は、メンバーの中でも1人だけ異なる行動原理で動いている人間である。他の面々がめんまへの思いという「郷愁」に後押しされる中、鳴子だけは、仁太への思いという、リアルタイムの感情によって行動している。それ故に仁太を動かすきっかけとして働いたし、現在という時間軸に沿って、感情の微調整が可能な存在とも言える。ギクシャクしていた知利子との関係性も、今回鳴子の方から一方的に感情を吐露することにより、いくらか前向きに修正された。めんまが「過去」を体現するヒロインなら、鳴子は「今」を体現している。

 そして、今回ようやく出番が増えた知利子。進学校に所属している単なるお堅いおねーちゃんだと思っていたら、やっぱりこの面々で絡んでいるだけあって、ちょっとおかしい奴であった。空気を読まない度合いで言ったらぽっぽに負けず劣らずで、これだけ異様な状態においても、一切自分自身を曲げる様子がない。ただ、それ故に「曲がらない知利子であっても、めんまに会いたいという思いがある」という信念を思わせるキャラクターでもある。彼女が持ってきた大量のろうそくは、「オカルト的要素としてならめんまに会うという行動にも大義名分が立つ」という彼女のなりの折り合いの付け方だったのだろう。「めんまがいた」などというぽっぽの主張を信じてしまえばバカの仲間入りだが、降霊術のようなふざけたイベントに参加するお遊びだと理解すれば、それは高校生でも許される領域であるという処理である。加えて、そんな「理知的な」判断にも関わらず、鞄の中に大量のろうそくを詰め込んで参加しているあたりが、馬鹿正直というか、やっぱりバカというか。ちょっとズレた彼女のなりのコモンセンスのおかしさがうかがえる部分だろう。面白いとはいえ、山道に大量の火を放置して歩くのは危ないですよ。

 そしてゆきあつだ。最後に颯爽と登場した優等生は、何故か仁太に対抗意識を燃やし、「自分もめんまを見た」と主張した。この行為が真実なのか、妄言なのか、虚勢なのか、それはまだ分からないが、一筋縄でいかない彼の性格が垣間見える。ただ、ゆきあつは今回、知利子を連れて土産物を買いに行っている描写がある。その目的も謎のままだが、一つだけ分かるのは、そんな奇妙な行動に、何故か知利子を連れて歩いているということである。隠し立てすることならば一人で行くだろうし、プライドが高いのは間違い無いので、本当に自分の恋人に贈り物をする場合など、特に理由がなければおそらく一人で買い物に行くだろう。知利子を連れているというのは、彼なりの虚栄心から、知利子にその現場を見てもらいたいがため、もしくは、やはり一人では行動出来ないような、ゆきあつの内面の弱さの表れであると考えられる。連れ回すのが幼馴染みでいまいち空気を読まない知利子一人という時点で、彼の虚勢も推して知るべしであるとは思うが。

 とにかく五者五様、まだまだ気持ちの交わらない幼馴染み達の物語。それを離れて見ているめんまの涙に、今回ももらい泣きしそうになったのは本当に悔しい限りである。彼女の気持ちも、なんか分かるんだよなぁ。「どれだけ変わっても、みんな一緒なんだ」っていう安心感から、ついポロッと涙がこぼれてしまう気のゆるみ。あれだけお気楽なキャラに見えていためんまも、やっぱり昔の仲間達の関係性に心を痛めていたのは間違い無かったのだ。そりゃ視聴者だって、同じ気持ちですよ。

 最後に1つ。やっぱりあなる可愛い。髪おろしたバージョンはずるいな。あと、ビッチばっかで近寄りがたいと思っていた鳴子の友達連中だが、最初に仁太に声をかけていたのを見て「案外こういう連中の方が友達になったときに付き合いやすいのかもしれない」とも思えた。不登校復帰初日の人間に平気で声をかけて、しかも軽口で笑い飛ばすなんて、なかなか出来ることじゃないですよ。腫れ物に触るように接されるとかえって心苦しいし、案外こういう脳天気な連中の方がありがたい場合もあるんです。まぁ、仁太の心は折れたけど。

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 やっぱクるところにはクる、第2話。世間的には1話での鬱っぽい展開からの感動感想が多かったんですが、私の場合は、なんか2話の方が涙腺に来ました。これは見入ってしまうなぁ。

 超平和バスターズ最後の1人、ぽっぽ。他の面々が鬱々と悩みやしがらみを抱える中、1人だけ完全お気楽な彼の登場により、前話までのどうしようもない空気はガラリと変わっていた。秘密基地で久し振りに出会った弟分の姿を見て、仁太はぽろっとめんまのことを話してしまうが、これを欠片も疑わずに丸呑みするのも、ぽっぽの凄いところ。そのまま二人で「めんまの望みとは?」という難題を考え、その結果として、1本のゲームのレアキャラが心残りなのではないか、という答えに行き着く。そして、そのままゲームショップでアルバイトをしていた鳴子も巻き込み、久しぶりに集まった3人で、童心に返ってゲームに挑むことに。最終目的を果たした後もめんまには何の変化も無かったが、3人が3人とも「久し振りに楽しかった」と笑顔を見せたのだった。

 

 ぽっぽの登場のおかげで、主人公の仁太が持つくら〜い雰囲気はかなり緩和され、ついでに物語も無理矢理回り始めた。みんながみんな「大人になる」という現象がマイナス方向の力を持ちながらも、「大人になりきれない」仁太が情けない身の上なので、誰もが「大人になれないこと」を罪悪だと思ってしまう状況の中、ぽっぽはポジティブな意味合いを持ちながら「大人になりきらない」人物。奔放な彼の人生観を見ていれば、仁太の失敗も、そしてそれを敬遠する周りの仲間達の態度も、どこか滑稽なものに見えてくるのだ。

 そして、そんなぽっぽの力で最初に歩み寄ることが出来たのは、ずっと仁太のことを気にかけていたツンデレ少女、あなること鳴子であった。一度はゲームショップで仁太に出会い、更に自宅に押しかけてきた幼馴染み二人にも丸め込まれてしまう鳴子。流行を追う女子高生からすれば数年前に流行ったゲームをやるなんて馬鹿馬鹿しい提案には違いないが、昔の仲間達との交流は、案外悪くないものであると感じられたようだ。仁太への隠れた思いもあり、鳴子は、少しずつ素直になることが出来た。

 鳴子が案外早く打ち解けられたのは、仲間達の中でも、特にめんまに対しての強い想いがあったことも理由になるのだろう。幼い頃憧れた、「仁太が好意を寄せた」少女。そんなめんまのことが、羨ましくて、憎らしくて、それでも大好きで。知利子に一蹴されてしまったからこそ、そんな過去の想いはジクジクと漏れ出してしまっていた。そこに、ぽっぽが馬鹿正直にめんまの名前を出してくれたおかげで、彼女の想いを継ぐために、鳴子は動くことが出来た。思いの中心には仁太がいるのだろうが、それを形にしてくれたのはめんまである。ラストシーンでは、ゲームを攻略するために2人がハードを専用コネクタで繋ぐシーンがあるのだが、「ゲーム機を繋ぐ」ことが端的な二人の繋がりを象徴しており、仁太がそこで何気なく読み上げた「友達と交換」というフレーズが、鳴子にはとても大切に聞こえる。どれだけ時が経とうと、どれだけ強くあたろうと、仁太の中で、鳴子はずっと「友達」のままであった。

 今回のエピソードで、無事に鳴子は「こちら側」に加わってくれそうである。問題となるのは、残された優等生2人組。その温度差は今回「鳴子と知利子」、「ぽっぽとゆきあつ」という2人の関係性で表示されている。「死者からの依頼」というあまりに馬鹿げたミッションのために、幼馴染み達は、再び集うことが出来るのであろうか。

 それにしても……「懐かしさ」という1つの現象を表示するためのツールが色々と酷くて楽しい。「のけぞりモンスター」、略してノケモンなんかは非常に重要なツールなので笑って許せるが、最初にぽっぽが言ったサインの有名人、一瞬聞き間違いかと思ったら、やっぱりあの「ですよ。」なのか。うわぁ……時期的に微妙すぎね? 超平和バスターズが活動してたのが小学校低学年とすると、今から6〜8年くらい前ってことになるだろ。……一応つじつまは合うのか? ポケモンはあんまり詳しくないけど、金銀っていつ頃? ボーボボは連載が2001年から2007年らしいから大丈夫だな。何このチョイス! 岡田麿里のネタ選びが絶妙過ぎてどう突っ込んで良いかわからんわ! 確かに友達のうちでボーボボ見付けたら何となく読みそうな気がするしな! ラブベリーとかムシキングとかボーボボとか、律儀にとっておいてる鳴子が本当に可愛いな。今回のお話でも、やっぱり鳴子が一番素敵でした。

 ほんと、他の作品では絶対に刺激されない妙なところにザクザク刺さってくるこの作品。話の中身が少し上向きになったおかげで、逆に前回よりもしんみりして、すごく感情移入してしまいました。エンディング画面では本当に泣きそうになったり。なんだろうなぁ、あのエンディングはずるい……個人的に、ボロボロ泣きたい時には「とらドラ!」16話を見るようにしているので(もしくは「けいおん!!」20話)、今回も長井監督にしてやられそうなのはおっかないです。

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  学園都市の清涼飲料水事情が心配になる特別編。久し振りのレールガンでしたが、あらゆる面で健在でした。

 今回のエピソードは、アニメ本編で言うとレベルアッパー事件とテレスティーナ事件の合間のお話。都市伝説をベースにほんのちょっとした御坂の災難を描く。尺が30分ちょっとという制限された中での独立短編であるが、脚本の時間配分がうまいので、1本のエピソードとして過不足無く要素が詰め込まれており、元々クオリティの高さが目立っていた本作の追加要素としても、実に満足度の高い一本となっている。まぁ、だからといってOVAの値段は安いとは思わないが……こればっかりはこの業界の世知辛い現状に諦めるしかないだろう。

 基本的な筋立ては、「都市伝説」というテーマをそのままにしたホラー仕立て。この作品の魅力の一つはやはり御坂の分かりやすいヒーロー像であるのだが、アニメ本編で「強大な敵対勢力」とのバトルはさんざんやっているし、短めのシナリオで見せ場を作ろうとした時に、正面からの勝負ではなくてこうした絡め手系のトラップを持ってきたのは実に分かりやすくて正しい判断。「視線」という曰く言い難い対象の怖さがジワジワと御坂を蝕んでいく様子がテンポ良く描出されており、適度な緊張感がありつつも、きちんと敵を打破した時の爽快感も確保されている。あまり事件が大きすぎると本編のシナリオにも影響が出てしまうことになりかねないので、事件の規模としても絶妙なバランス加減であろう。メインキャラクターから水泳部コンビに到るまでずらりと顔を並べてオールスター総出演の趣もあり、お祭り騒ぎの特別編としての見栄えも良い。脚本は水上清資によるものだが、本当にそつのない出来である。

 コンテも長井龍雪監督自らが手がけており、限られた枠の中で必要な情報を切り出していくコンテワークは流石の一言。今回は特に「振り返る」という動作に絡めて小刻みにカットを繋いでいく、いかにもホラーらしい技法が頻繁に使われていたが、このスピード感が次第に高まっていく緊迫感を煽るのに一役買っている。次第に憔悴していく御坂と、それをサポートする回りの面々の意識のズレなんかもはっきり出すことが出来るし、目に見えない4人の「繋がり」が、時系列を刻むことで時間と場所を越えて感じられるという効果もある。学園都市の暗部である「能力開発の闇」と、それに負けじとたくましく生き抜く女子中学生4人の明るさ、活発さの対比が相変わらず見事だ。やっぱりこの作品の売りは「女の子の賑やかさ」であるから、それをそのままホラーの題材に溶け込ませて際立たせるのが最も効果的。本当に「書き出し方」を心得たクリエイターである。

 監督を絶賛するついでに触れておくと、今回のオープニングの映像がものすごく良い。御坂さんが8ミリビデオを撮る、という行為自体の意味はさっぱり分からないのだが、わずか1分半の間に詰め込まれた4人の撮影記録は、これだけで短編一本に匹敵するくらいの様々なファクターを妄想するに足るものになっている。ホームメイド風の画面は4人の家族的な親しさを表しており、その中に映し出された御坂は終始楽しそうである。自らの必殺技であるレールガンポーズを全員に指導したり、二つの中学の制服を交換してみたり、ちょっとてれながらゲコ太と手を繋いでみたり。普段の御坂さんならちょっと恥ずかしくて出来ないようなことも、友達と遊んでいる楽しさで我を忘れてしまっているかのように満喫している。他の3人もそんな彼女の勢いに歩調を合わせ、いつも以上に活き活きとした表情が眩しい。初春のスカートの中身は一体どうなっていたやら……

 次にキャラクター1人ずつ見ていくと、主人公の御坂さんは、今回はサスペンスものの被害者としての役割が大きいのだが、追い込まれた後の行動が単なる受け身でないのが流石。あくまでも前のめりに。それが常盤台の超電磁砲の揺るがぬ姿勢である。仲間達に囲まれて時折見せる優しい表情も見どころ。決め技のレールガンは今回軽めの扱いだったが、その前の電磁石吸着を利用した高速移動シーンなんかはなかなかのアクションですよ。

 初春・佐天のコンビは、今回きちんと活躍の場が与えられているのが抜け目ない。本編の方でも色々と「見せ場」の難しかった佐天さんだが、「能力無しだから出来ること」という本編での見せ方以外にも、今回は「佐天涙子だから出来ること」をちゃんと示すことが出来ている。消耗した御坂を衒い無く励ますことが出来るのは彼女のキャラクターだからこそ出来ることであるし、御坂を思って動き出したジャッジメント2人をサポートする外からの目線も彼女ならではのもの。エピソード的にはレベルアッパー事件の傷も癒えていない頃だと思うのだが、やっぱり彼女は強い。

 初春は今回、主に「便利な検索装置」みたいな使われ方が主であるが、他にも「めくられ役」「オチへの誘導役」などのお仕事がある。そんなに苺が好きなのか……そういや、以前出ていたショートOVAでも苺フレーバーのオイルを使ってましたね。

 他にも、出番あたりの台詞数では群を抜いていた婚后さんは、短い登場シーンの中であらん限りの存在感を発揮していたし、固法先輩の「お前はどう考えても女子高生じゃなくて少し年季の入ったOLだろ」感はなかなか。あの短い時間にムサシノ牛乳2本って。巨乳アピールを自ら行う阿漕さも流石。やっぱりOVAに必要なのはサービスシーンなんでしょうね。たった1人だけ登場した男性キャラである当麻は……不幸でした。御坂さんのデレレベルがちょっと高すぎる気がしますので、もう少し抑えめでお願いします。中の人もラジオで「デレすぎたくない」って言ってたでしょ!

 そして、やはりこの作品を左右する真の主人公といえば、白井黒子その人である。今回は名実ともに黒子が主人公と言ってしまってもいいと思うんですよ。御坂が次第に追い込まれていく様子を見て、普通の「友人キャラ」だったら「あなた少し疲れているのよ」っていう反応もアリだと思うんだけど、黒子はお姉様に対して絶対にそんな反応はしない。御坂がそこに「いる」と言っているものは、「いる」のである。一切の疑念無しに御坂救出に心血を注ぐ黒子は実に頼もしかったし、ジャッジメントで鍛え上げた現場の勘なのか、ほとんど手がかりゼロに近い状態から、完璧な種明かしを披露してくれる敏腕さを発揮した。ま、多少ご都合主義のきらいはあるが、基本的にこの作品にすっきりした筋立てなんて求めてませんからね。これくらいの大味な「謎解き」の方が逆に安心します。

 また、細かい見せ場としては、クライマックスのレールガン射出の後のさりげなく傘を差し出すカットが印象的。本編最終話の見せ場同様、黒子は常に御坂の隣にいて、何も言わずとも彼女が望むことを理解して行動しているということが伝わってくる良演出。未だに24話のあのシーンは見るたびに鳥肌が立つんですよ。やっぱ黒子は格好いいなぁ。中学生とは思えないけどなぁ。

 そして、やっぱり一番大切なのはお約束度満点のオチ。4人が一堂に会してすごくいい雰囲気の会話なのに、「御坂が黒子の肩を後ろから抱いている」というロケーションの時点で、もうオチが見えるのがすごいよね。夜を徹して捜査に明け暮れていたはずなのに、さらなる欲求、欲望を発揮できる黒子のバイタリティには感服する他ない。この安心感が、白井黒子だ。

 ということで、今作のまとめも「新井里美の一人勝ち」とまとめてしまっていいと思うんですが、久し振りに観てて気付いたのは、佐天さんっていうのもかなり特別なキャラクターであるということ。出演作が増加してキャラを固めつつある伊藤かな恵の「主な」キャラクター像からは少し外れているんだよね(豊崎初春は本当に「いつも通り」だからね)。おかげで佐天さんのキャラクターの良さも引き立っている気がします。そしてきちんと一人で作品の看板を背負えるサトリナの安定感も言わずもがな。やっぱりこの4人の完成度の高さは他に類を見ない。あー、アニメスタッフのオリジナル脚本でシリーズ作品作ってくれないもんかなー。 

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 余すことなく、全てを注ぎ込んで駆け抜けた最終話。特に意外な部分もなく、予定通りの風呂敷のたたみ方だったわけだが、これがこの作品では最善の選択。正直、割と泣いてたりします。

 今回、動画部分で無駄に気合いが入っていたのがAパートで、なんと木山先生の車を使ったカーチェイスを交えた屋外バトルという、かなりのイロモノ展開。流石にそういう方向性で盛り上げてくるとは思ってなかった。婚后さんと黒子が真っ先に「ここは任せて先に行け」展開を見せ、固法先輩は大した能力でもないのにあの大爆発の単車からどうやって無事に着地したのかは気になるけどとにかく離脱。残されるのは、便利な張り付き能力を使い、車体の上という斬新なロケーションで巨大ボスと対峙する御坂。正直、テレスティーナさんの乗ってる巨大マシンは一体何なのかがさっぱり分からんし、どう見ても最終回を飾るのにふさわしい迫力があるとは言い難いのだが、そこは高速でかっ飛ばしながらの射撃戦という、難度の高い作画でカバーしている。
走り続ける車の上から応戦するというだけでも御坂が苦労するであろうことは想像出来るし、前半のクライマックスであるAIMバースト戦との差別化を図るという目的はおおかた成功している。ロケットパンチにしがみついてぶち壊すところから始まり、情報戦でリードしようとしたテレスティーナを出し抜いてレールガンをぶち込むシーンは文句の付けようのない名カットの連続。前回のエンディングカットからの引用に引き続き、今回は「吹き飛ばされて四つ足で着地する御坂」と「空中からテレポートして舞い降りる黒子」のカットがオープニングからの引用。こういう使われ方が本当にたまらない。また、窮地で御坂が叫んだ「黒子!」には、期待とか、願望といった意志が全く含まれておらず、叫んだ時点で「黒子がそこにいること」に一切の疑念の響きはない。そして黒子自身も、御坂が何を望み、自分が何をすべきなのかを理解し、何の躊躇もなく行動に移している。二人のあいだで全く言葉を交わすことなく、「やはり御坂が最も信頼しているのは黒子である」ということがひしひしと伝わってくる。今回期待していた黒子はっちゃけオチがなかったのは残念だったが、このシーンがあっただけでも充分でした。

 そしてBパートは一転して室内での戦闘。「解決かと思ったらキャパシティダウン」から「テレスティーナが真の目的を明かす」「学園都市の存在意義についての対立」「佐天さんホームラン」「テレスティーナさんブチ切れリーサルウェポン」「レールガン対決」と、わずか10分足らずでものすごい密度の展開となっており、少々詰め込み過ぎのきらいはあるのだが、それでもこの展開は大体予測できていたものであるし、ダラダラやるよりは一気に流された方がむしろ有難かったかもしれない。Aパートの御坂・黒子コンビの友情に続き、こちらは「瞬時に状況を判断し、無条件で佐天に全てを託す初春」と、「親友の傷つく姿を目の当たりにしながら、そこに割ってはいることをぐっと堪えて託されたミッションを遂行する佐天」という2人の友情パワーも確認出来るようになっている。初春は今回目立った活躍はしていないのだが、このくだりの判断だけでも見せ場といえるだろう。もちろん、ばっちり予想通りの働きを見せてくれた佐天さんもグッジョブである。まぁ、中央管理のシステムをぶっ壊したら枝先ちゃん達の保護装置とかも危ないんじゃないかって気もするのだが……大丈夫、佐天さんの判断に間違いはない。

 そして、最後はやはり主人公である御坂の見せ場。一度はモルモット扱いされた事に激昂した御坂だったが、佐天の魂の籠もったメッセージを聞いて今再びのクールダウン。最後に放ったレールガンを後押ししたのは、木山に対する贖罪の意識でも、テレスティーナに対する怒りや正義感でもなく、仲間達と過ごしてきた街への愛着。そして、かけがえのない友達のために。「女の子たちの友情を描いた物語である」というこの作品の根本部分をきちんと表明し、単に感情だけに振り回されず、きちんと地に足をつけて物事を見てくれる御坂さんのキャラクターもきちんと押し出してくれた実に印象深いシーンである。流れるBGMは、12話と同じく「only my railgun」。やっぱりこの作品はストレートなテーマ性ががっつり表現されるのがありがたいです。作画演出も文句なしで、先週から続く暑苦しいクライマックスとしては満点ではなかろうか。

 そして大団円は、ベタベタながらも木山先生を盛り上げる大集合エンド。プログラム起動で一瞬躊躇う木山先生も描写が細かいし、目覚めて真っ先に目の下のクマを指摘する枝先ちゃんが可愛いので万事OKではないでしょうか。婚后さんのスタンスは相変わらずだし、キャラクター総出演(インデックスさん!!)も嬉しいところ。ラストシーンでは御坂が「退屈しないわね、この街は」で締め。クライマックスのレールガン射出シーンでは、音としては聞こえないが、御坂は何かを叫んでいる。なんと叫んでいたのかは、視聴者のご想像にお任せされている。彼女はきっと、同じように叫んでいたんだろう。「この現実が好きだ」と。

 終わりよければ全て良し。とりあえず、現在のコメントはこのくらいで。 

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 あり得ない盛り上がり方を見せる、最終回前としては理想的すぎる第23話。ここ2週くらいダラダラと文句ばかり書き連ねてきた気がするが、今回のこの展開のためなら全部許す。長井監督、偉そうなことばっか言って本当にすみませんでした。そして今回のコンテは細田直人! 細田さん、あんたやっぱすごい人やで! 今回は短い中で何回か泣きそうなくらいキたシーンがあったので、それを中心にまとめたいと思います。

 色々と書かなければいけないことがある気がするが、個人的に最初に触れずにいられないのは、テレスティーナさん大変身だろう。作画の連中はどこまで遊べば気が済むんだというくらいにブサイクに大変身したテレスティーナ・木原さん。中の人もノリノリのゴミクズっぷりで、御坂との乱闘シーンは、あたかも1クール遅れでやってきたベアトリーチェvs縁寿の第2戦目のごとく。木山先生との対話の中で少しずつが切り替わって「キャリアウーマンから下衆野郎へ」という転換の演出が鳥肌もの。マーブルチョコで初春を茶化しつつ、ドサリとファイルを落とすシーンの絶望感がたまらない。今回ワンパンチ目を入れられたのがまずこのカットでした。もちろん、そこからの繋ぎで木山先生をボッコボコにするテレスティーナのシーンも細田節全開の見事なもの。はらりと落ちる髪の毛が彼女の悪辣さを否応なく際立たせる。

 そしてセンスの欠片も無いパワードスーツに身を包んだテレスティーナさんは絵面だけ見たら完全にギャグな上、実力的にもそう大したもんでもないと思うのだが、ここで登場するのは当然のキャパシティダウン。前半戦(レベルアッパー編)で御坂の全力バトルはやってしまっているので、当然後半のクライマックスはハンデ戦だ。能力者は全く戦えなくなるというチート兵器の投入がこうも自然なのは見事で、御坂の叫ぶ「スキルアウトはモルモットじゃない!」の台詞も、黒妻の存在がうまいこと御坂の怒りのモチベーションとして機能している。あのエピソードが無かったら、ここまで自然に御坂vsテレスティーナは演出出来なかったろう。また、キャパシティダウンが能力無しには何の影響もないという都合のいい設定もありがたいところ。もう、最終回は自慢のバットでキャパシティダウンをぶち壊す佐天さんの勇姿が楽しみですね! 佐天さん嘗めたらあかんで。彼女(の中の人)は東邦星華高等女学院の野球部で6番を打った実力者なんだからな! まぁ、アンチスキルの人達がやってくれるとは思うんだけど。

 2つ目のトピックスは、ここ2週間ずっともやもやしていた初春を中心とした関係不和のこと。ぐしゃぐしゃと身も世もなく泣き叫ぶ初春を止めたのは、決意を込めた黒子の一発。黒子が歩み寄るカットの時点で「行くね!」というのは分かるのだが、炸裂するのは史上最も爽快な平手打ちのシーン。そうだよ、黒子はいつでも正しかった。今週だってずっと正しかった。「早くジャッジメントの初春に戻れ」とは、中学生とは思えない含蓄に富む一言であります。もちろん、初春が起ちあがったあとにさりげなく挿入された右手を押さえるカット(そしてそれを見てほほえむ佐天さん)も実に意義深い。こういう細かい演出が入ってこその友情物語ですよ。殴ってすっきりするだけじゃないのが、黒子の本当の良さだと思います。ぐっと握る黒子の拳が、今回の2つ目のポイント。

 テレスティーナの暴走が学園都市を震撼させ、次第に集まり始める情報と意志の力。暴走しかけた御坂を止めたのは、力が無いからこそ全てを見渡すもの、佐天さん。普段は振り回されてばかりの彼女の一世一代の説得に、御坂は素直に応じることが出来た。そして自然に繋がりを取り戻す4人の関係性。黒子ビンタだけで物事を片付けないあたり、佐天さんの気遣いが伺える。また、上からの命令で動けないはずのアンチスキルすらも、佐天さんの一言で動き出す。まさか、ここであの補習エピソードが活きてくるとは。鉄装さんもなんだか嬉しそうです。婚后さんは……なんでこんなとこで出番が? 結局何したかさっぱり分からないあたりが流石ですけど。レベル4だから結構強いんでしょうねぇ。音もなく突如病室に現れたのが彼女の能力と関係しています。いや、嘘ですけど。そういや、固法先輩の役目って炊き出しだけなんだろうかね。

 そして全てが集うラストシーン。御坂さんのスタンバイのカットは、現在のエンディングで流れているワンカットに色をつけたもの。こういう阿漕な演出ってのは単純だが効果的で、一種のバンクの役割を果たす。キュッと引き揚げられる短パンにいいとこ持って行かれるとは思ってませんでした。2週続けてフェードからのエンディング入り。こういう盛り上げ方、大好きです。

 そして次回はいよいよもっての最終回。今週より盛り上がることが出来るか、っていうのが唯一の不安だけど、御坂がどれだけ格好良く締めてくれるのか、木山先生に幸せは訪れるのか、佐天さんは活躍出来るのか、黒子は最後にどんなオチを用意してくれるのか、テレスティーナさんはどれだけみっともない負けっぷりを披露してくれるのか。楽しみで仕方ないです。

 最終回のタイトルは「Dear My Friends」。1期エンディングが流れること確定で、半年見続けた視聴者に対する大団円のお約束演出。刮目して待つ! 

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