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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「伝説の勇者の伝説」 5

 新番組の評価ではあまり使いたくない言葉ではあるのだが、……普通。ただ、時代を10年かそこら間違っちゃった感じで、普通。最近のラノベっていうと学園が舞台でちょっとオタクじみたネタなんかをいれて自意識がばりばり過剰な主人公が鬱陶しい自分語りをいれて、というイメージなのだが、この作品はフツーに剣も魔法も使うし、フツーにロストロギアみたいな遺物と戦ってみたりする。本来ラノベってこういうイメージが強かった気がするんだけどね。

 冒頭部分のイメージはそんなに悪くなかった。画面が分かりやすいというのが最大のプラス要素だと思うのだが、頭を使わずとも主人公とヒロインの関係が理解出来て、それに「英雄王」も絡んできて、そのキャラクター性も至極単純で、今のところ捻りも何も無い。ヒロインの性格だけはちょっと面白いが、それでもあまりエゴイスティックな主張をするわけではなく、「とにかく台詞でキャラを立てないと駄目なんです!」と必死な面が見えないだけでもありがたい。

 ただ、シンプルだったのは隣国領に入って遺跡探索を行うシーンくらいまで。中盤以降は国王の回りで起こる出来事と主人公の遺跡探索、ガーディアン退治の場面がクロスするようになり、とたんにブツ切り感が強くなる。特に「妹を助ける−!」と叫んで突っ込んできた奴の行動なんかが非常に安易で説明くさく、要素として完全に浮いてしまっているのはいただけない。最後は回想シーンも混ざってきて余計に分かりにくくなるし、せっかくのシンプルな世界観設定が勿体ない気がする。この先どういう展開になるのか分からないが、1話目なんだから、大人しく主人公を巡るドタバタだけを描いとけばいいと思うのだが。徒に1話から登場キャラを増やして視聴者を混乱させるのは、あまり賢い選択とは言えないだろう。

 もう1つの難点は、主人公のキャラクターがお仕着せ臭いこと。終始「めんどくさいめんどくさい」と呟いているのだが、そこは別に連呼せずとも行動でキャラクターを見せてくれればいい部分だ。もう片方の金髪ヒロインの方は素っ気ない態度なんかでそれなりにキャラが立っているのだから、主人公も無駄に語らせずに画で表示してくれればいいと思うのだが。「怠け者だけどすげぇ能力を持った勇者です」というギャップを演出したいのは分かるのだが、ちょっと楽をしすぎだ。

 とまぁ、難点は散見されるが、最近のアニメにしては余計な捻りを用意していない、シンプルな仕上がりだからこそ見える問題とも言える。今後の視聴でキャラクターが馴染んでくれば気にならなくなる部分かもしれない。もちろん、このまま面白くなくてフェードアウトする可能性も充分にある。しばらくは中の人目当てで見る感じになるでしょうかね。あの金髪さんのキャラならもうちょっと声のトーンをあげてもいいような気もするのだが、そういうディレクションになってるんだろうかね。今期もメインヒロイン(だよね?)が多くて喜ばしい限りです。頑張れ彩陽。

 あと、今作は川崎逸朗が監督を務めているのだが、「あれ、BASARAの二期と同時期で大丈夫なんか?」と思ったら、BASARAは監督が替わっていたのね。むしろBASARAは大丈夫かしら? 

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