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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「GANGSTA.」 6

 今期新番一発目。毎度一発目は角川枠とかだったんでスタートダッシュを切れないことが多かった気がするが、今期はなにやら楽しげにスタートしました。

 原作は漫画作品ですかね、一切見たことは無いのだが、初見で特にハードルもなく、すんなり入ってくる非常に分かりやすい設定。「ギャングもの」「マフィアもの」、もっと総じて「チンピラもの」でヨーロッパ圏(イメージの架空の町?)が舞台っていうと、今作と近いイメージなのは「GUNSLINGER GIRL」だろうか。また、「二人組の仕事人のお仕事日記」という意味では「NOIR」あたりも近いかもしれない。日本人がちょっと憧れる、欧米人のサバサバした感じ、ちょいとしたダンディズムやニヒリズムなんかを交えてばんばん荒事を描く爽快感(背徳感)は「BLACK LAGOON」にも通じるものがある。こうして類例を並べて見ると、ワシも単純だから割とこういう空気は好きですね。

 とはいえ、実は初見ではそこまで手放しで褒めることもないかな、という感じでもあった。今作の監督はなんと村瀬修功。最近は全然名前を見かけなかったのですっかり忘れていた存在だが、個人的には「Witch Hunter ROBIN」が好きな作品だったので、その監督という印象が強い。彼の描くちょいと淡泊な作劇は、簡単な言葉で言ってしまえばクール&スタイリッシュである。今作もそうしたスタイリッシュな演出方向は非常にマッチしているので、今後も楽しみにしたいとは思うわけだが、実際に1話目でそこまで引きこまれるようなものがあるというわけでもない。恐ろしく乱暴にまとめてしまえば筋立てだけなら「トリアージX」と似たようなもんだし、ここから毎週チンピラがドンパチやって「悪・即・斬!」っつって暴れてるだけなら大して面白い作品にもなるまい。期待感はあるが、余計な期待は裏切られた時にダメージがでかい。「うーん、5点と6点の間で悩むけど……安全策ならアベレージでいいか……」と思いながら見ていた。黒人エロ美女がCV能登麻美子であると判明した時点でちょっと心揺れるが、「いや、麻美子は大体年かさの女性をやると幸が薄くなるんや。どんだけエロいシチュエーションでも騙されてはいけない」と何とか自分を戒める。

 ニックがしゃべるまでは。

 もう、あのシーンで持っていかれたわ。単なるツダケン好き……なのかもしれない。いや、でもあの声は普通出ないって。あれは並大抵の役者じゃ作れないって。ディレクションもあっただろうけど、きちんと聾の人の発声の傾向を勉強して、精緻化してから出した声だぞ、あれ。それまでの時間で溜まりに溜まったニックの狂気や殺伐とした何とも言えない「気迫」みたいなものが、ツダケンの一言でぶわっとあふれ出すあの瞬間。そこで一気にやられた。ニックさん格好良すぎる。いや、もちろん相方のダンディ……違う、ウォリックさんも格好良いのだけども、まぁ、いうてしまえば「諏訪部だから知ってる」。まだ「ええやん」という程度でごまかせるキャラなんだ。でもニックはダメだ。彼はここでしか観られないキャラだ。来週以降しゃべるのかどうかも定かじゃないけど、彼の下卑たニヤニヤ笑いを観るためにも、しばらくはしっかり追いかけて行きたいと思いますよ。

 やっぱり「おっさんが格好良いアニメ」って素敵よね。

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