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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ローナ姫の名前の由来ってもしかして「RPGでさらわれる姫」のパイオニア的存在であるロー○姫なんでしょうか、第8話。だとしたら最終回は延々ユーシャちゃんにお姫様抱っこされた状態で「ゆうべはおたのしみでしたね」とか言われることになるんだろうか。

 なんだかシリアスとギャグの間の、確実にギャグ側なんだけど微妙に隣の匂いもする不思議な領域を突いてくるようなお話。毎回そんな雰囲気を感じながら「まぁ、そんなはずないんだけどね」と思っているわけだが、一応「宿敵の魔王を倒すための存在である勇者」が主人公なので、いきなりまじバトルになる可能性もゼロではないんだよな。まぁ、その魔王が完全に指導者としての保護者責任を感じてしまっているので、もしラストバトルがあるとしたら誰と戦ったらいいのか分からないのだが(だからチビと戦ってほしい)。どこかに封印しごろの邪神でもいないのかしら。

 今回はどっちかというとユーシャパーティよりもマオの活躍が目立ったお話。ちゃんと手に職を持ち、人間としての規則を守って清く正しく生きるマオちゃん先生。やろうと思えばまさに魔王らしく「ほしいものは力づくで」奪えるとは思うのだが、そうはせずに労働から賃金を得て生活しているため、私室が質素でなぜかローナとの対話も木箱の上。先生なんだからもうちょっと内装には凝るくらいの収入があってもいいと思うのだが……むしろ帰って寝るだけの部屋にあまり興味が無いタイプなんですかね。こないだのお話だと冷蔵庫(?)の中も空だったし、仕事の後は酒場で管巻いて寝るだけなのかも。そしてローナの誘いには乗り気でなかったのに、積まれた金の額で心が揺らいでしまうという俗っぽさ。まぁ、どちらかというと王室の方が圧倒的に俗物だけど。この国の王室、大丈夫なんでしょうかね。四天王は優秀みたいだけどさ。

 そして、まさかのタイミングで実現してしまった「現時点でのユーシャVS魔王」の図式。戦闘と言っても完全なワンサイドゲームで、なんと開始数秒で3人を無力化。かつてマオが経験したユーシャ戦とはえらい違いだが、もしかしたらあの反省を活かしてユーシャたち4人が連携できないように処理しただけなのかもしれない。多分あのまま本気で攻撃してたら今のユーシャは太刀打ちできずにそのまま人類が滅ぶ可能性もあったのだが……マオちゃんは別にそういう部分に興味は無いのね。「どうせこいつを倒しても次の勇者が来るしなぁ」くらいの気持ちなのかもしれない。餌をぶら下げられても結局スルーしたのはマオもそうだし、ローナもそうだし。さて、勇者ってのはどれくらい実動する職業なのか……。

 次回は待ちに待った(?)メイのメイン回だろうか。今週はドヤるべきタイミングでどやってたので文句は無いんですが、カルタードの歴史について、もしかしたらマオちゃん先生はその成り立ちを知ってるかもしれないんだよな。実際のところ、あれってなんなんでしょうね。

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 エンドレス久野ちゃん地獄、第6話。久野ちゃん地獄は金朋地獄ほど精神に悪影響を及ぼすわけではないが、やはりどこか安定感を喪失したような危険な精神作用を伴う。長時間の服用には専門医の診断が必要です。

 このタイミングでマオちゃん先生の裏話が挿入された。展開としてはいつも通りのゆるゆるではあるのだが、なんだかどこか切なさを感じさせるような不思議な味わいのお話。幸い、基本の絵面がちょっと背伸びした幼女でしかないので全体的な可愛さは一切損なわれない。今作の絵で特徴的なのは目の描写かもしれないな。昨今の流行はディティールまで細かく描き込んだ線の細いデザインだが、今作はまるでパステル塗りのような淡い輪郭で、その実、手がかかっている不思議なデザイン。マオちゃん先生のように表情がコロコロ変わるキャラだとその目の魅力が一層伝わりやすい。

 で、魔王熱という奇病(?)にかかってしまった不摂生なマオであったが、熱に浮かされながらこれまでの人生を振り返り、良いこと、悪いことを様々に思い出す。意外だったのは、CV玄田哲章バージョンがマオの完成形なのだとばかり思っていたが、あれもマオが勇者たちに気を利かせて(?)変身した姿だったという事実だ。確かに、考えてみりゃ討伐にきたユーシャたちの様子を見る限り、「現在」からそこまで未来の話ではないんだよな。いきなり久野ちゃんが玄田さんにまで成長するわけがないか。おそらく勇者に舐められないように精一杯強そうに見せた結果があれだったのだろう。いや、実際に強いんだろうけど。ユーシャが壊れだっただけでね。「現在」のユーシャの実力と、魔王と退治した時の実力でどれくらいレベルに差があるもんなのだろうか。少なくとも今はそこらへんの雑魚蜘蛛にも割と苦戦していたはずだが……(そのついでに邪神も封印してるが)。

 また、この手の世界のお約束として、勇者と魔王の因縁は何世代にもわたって続いているという面倒くさい事実も裏付けられている。王立で勇者学校があるのだから定期的に魔王の脅威が降りかかっているのは間違い無いのだろうが、どうも村人たちの様子を見る限りではあんまり危機感がないんだよな。ファイブテイルドラゴンに限らず、モンスターはそれなりに強そうにも見えるし、魔王が本気出せば確かに世界を壊滅くらいできそうなものなのだが……それだけ勇者ってのが絶対的な存在なのかしら。なんでこの世界はこんな面倒くさいマッチポンプを繰り返しているのだろう。マオだって、今の性格を考えれば進んで世界征服なんて望むような性格でもなさそうなのだが、歴代魔王の因縁の記憶に加え、外付け学習装置としてのメイドゴーレム(CVしゅが美)の尽力もあって、いつの間にか世界征服を人生目標に設定してしまってるのだなぁ。

 今回のお話は、そんな虚ろなマオの目的意識を根底から覆すためのお話なのだろう。ユーシャはこうして図らずも「魔王討伐」してしまうということなのかな。ただ、個人的にはやっぱりちびドラゴンの動向が気になってしょうがない。いや、Gを食ってたことではなくてね。その前に蜂蜜を舐めるくだり、結果的にはマオとちびの間接キスの形になっており、ちびは魔王の遺伝子を受け継ぐ機会を得ているんだよね。こないだの邪神吸収の流れといい、やっぱりちびがラスボスになるフラグが着々と立てられているような気が……。いや、絶対に取り越し苦労なんだろうけど。単に「ラスボス・西明日香」っていう構図が見たいだけなんだけど。

 今週のまとめ:メイの女子力が高いのはなんか釈然としない。

 

 

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 国家レベルで運用する百合、第5話。いざとなったら同性婚も可能なように法を捻じ曲げられる百合というのはなかなか強い。いや、そこまで強い感情がお姫様にあるのかどうかは定かでないが。

 満を辞しての新キャラ投入。パーティーは揃っており、魔王もいるのだから、なるほど残るポジションはお姫様である。これまでのキャラクター名は全部職業からの名付けだったが、ローナ姫は今の所「姫」要素はないな(フルネームだとローナ・プリシパ・オ・ラパネスタと名乗っているが、これって「ラパネスタの姫・ローナ」の意なのか、全然関係ない本名なのか)。小さい頃から勇者に憧れを抱いて育った生粋の勇者マニアであり、普通ならばユーシャを見てしまったら幻滅しそうなものなのに、正式に勇者認定がくだったことによって信頼感を不動のものとし、アホだろうが同性だろうが気にせず全力応援するという豪胆な人物である。初対面の時点でほとんど物怖じしてなかったし、マジでこの世の勇者であるならなんでもいいという潔さ。一体何が彼女をここまでのモンスターに仕立て上げたのであろうか。ちなみにCVはもちょなので、セイと合わせてもう1人いれば例の三人組が揃う。もう、いっそここは残ったポジションとして「女神」役を追加するべきなのでは。

 そうして参戦したローナを前に、ユーシャ御一行は基本的に肯定的な感情を持っている。何しろ前回あれだけの大冒険を繰り広げたというのにマオからボツを食らっており、「ちゃんと世界救ったのに」という承認欲求増し増しだったところに、狙ったように「認めてくれる人」がやってきたのだから、そりゃ手放しで喜ぶのも当然のことだろう。ただ、よくわからないのはこの世界において「勇者」は天命を受けた選ばれしものではあるが、果たして残り3人の「勇者パーティー」というのがどの程度の存在なのかということ。勇者が適当に選んだ人間が最終的に魔王退治に赴くことになるのだろうが、この時のパーティーもすでに運命として固定されているのか、それとも価値ある存在は勇者だけで、残りの面子は代用可能なのか。一応、ローナの対応を見る限りでは残りの3人も決して邪険に扱われてはおらず、「勇者が認めたお仲間ならそれも尊いものですよ」というスタンスにはなっているようだが。ローナが時たまパーティーの面々に苦い顔を見せていたのは、認めたくないわけではなく、単に愛しいユーシャと親しげにして横から取られそうだから嫉妬してただけなのかしら。

 加えて、ローナは完全にマオの存在に気づいているというのも今後の展開で気になる部分である。今のところマオをどうにかしようとは思っていないようだが、今回のお祭りに代表されるように、彼女の最大の目的は勇者の威光を世間に広めることにある。もし勇者を勇者たらしめる必要があるのなら、やはり一番手っ取り早いのは魔王討伐の実績を作ることであろう。もし、今後もユーシャの扱いがよくならないようであれば、ローナは積極的にマオを魔王という敵キャラに仕立て上げ、一仕事してもらう可能性はありそう。まぁ、マオが元の姿に戻る手段があるかどうかはわからないが。

 ついでに、今回は冒険者学校が王立であるというなんかよくわからない設定も明らかになった。まぁ、魔王なんて一大事に対処するための機構なのだから国が管理するのは当然といえば当然なのだが、運営費が国費であるとするなら、ユーシャたちはすでに税金で食べさせてもらっていることになるのかしら。このまま国の主導で勇者としてデビューするなら、教師陣と同じように国家の犬であり、ある意味国家公務員みたいな存在である。そう考えるとなんか世知辛いな、勇者って仕事も大変である。まぁ、ユーシャはその辺の細かいことは全然気にしてないみたいだが。っつうか、気にするのなんてセイくらいのもんだろうが。ハンマーのイメージしかない聖者、かわいそう。

 

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 「働きたくない時だって人生にはあるっス」、第4話。メイさんはいつでも良いことをいうなぁ……魔法使い役なのに難しい言い回しがよくわからない頭の悪さも際立つなぁ……。

 すげぇ雑多な内容に無数のツッコミどころを散りばめた謎アニメになりつつある。どこが売りなのかは全然わからないけど、このゆるさが満遍なく何かを満たしてくれそうな、そうでもなさそうな。まずもって水着回だというのに別段エロくもないというのがな。まぁ、普段から水着並みの露出度の格好してるせいだけども……。なんでセイは今更ファイのおっぱいに引け目を感じてたんだろう。毎日嫌という程見せつけられてるやないか。

 浜辺でのモンスター観察、当然全てツッコミ待ち。ヒョウザンノイッカクガイは「氷山の一角」と「イッカク」をかけたダジャレだが、あんな生態の生き物が浜辺に埋まっている意味がわからない。そしてその擬態がもたらす効果が「蹴ろうとするとめっちゃ痛いっス」だけなのも謎である。そして最強生物であるスイカモドキ。なんの擬態にもなってねーのになぜか浜辺に生息していると言う謎。神が与えたもうた最強ステータスをメンタル面だけで台無しにしている謎。……メンタルってなんやねん。人語は解するのかよ。

 まぁ、どこまで言ってもネタでしかないのだが、さらにタンノ君みたいな半魚人(キモい)まで登場したので、多分パプワ島なみに突っ込み無用の世界であることがわかるな。あのデザインで泳ぐときは平泳ぎなんだもんな。魚のくせにCVは鳥ちゃんだしな。サバァ。そして海中深くには会いに行けるタイプのお手軽な邪神ちゃんまで完備。今期はなぜか海の中にいくアニメが多いよな(こっちのタイトルをバミューダトライアングルにしてしまうのはどうだろうか)。

 邪神との対決は一応シリアス要素もあるはずの戦闘シーンなのだが、「勇者の剣に選ばれしユーシャ」という要素だけであっという間にフラグを回収して終わってしまった。まぁ、すでに魔王討伐の実績がある(?)勇者なのだから当然なのだが、この世界における「運命」ってのはどの程度のものなのだろうか。邪神の無敵自慢は「魔王すら凌駕する」と言っていたわけだが……まぁ、これまた一瞬で食われたので単に死亡フラグだったという見方もできるわけだが。むしろ、そんな状態の邪神を食べても腹を壊さないチビがえらいってことなのかな。チビってフルネームは「ちびドラゴン」なのね。あいつ、もしかして最終的にラスボスポジに落ち着くのか? だとしたらちょっと面白いな。CV西明日香のラスボスなんて、史上初じゃないですか(結愛先輩を除く)。

 ほら、感想までとっちらかっちゃった。まぁ、可愛いからオールOKです。

 

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 なんやねんこのアニメ! 第5話! なんかもう、的確に性癖を突かれてる気がするわ! 可愛いなぁもう!

 先々週の戸松回も心が揺らいだのだが、ギリギリ「戸松でこのキャラなら、まぁ、ギリ耐えられる」と踏ん張ったのだが、今週はもうダメだった。なんかさ、最近業界全体がサトリナの使い方を完全に把握して容赦無くファンを殺しに来てない? このキャラはもう、無理じゃない? なんで「筋肉バカの陸上部部長なのに分泌物を摂取させた結果ママみに目覚める」とかいうわけのわからない設定のキャラが存在してるの? イミワカンナイ。そしてなんでそれをサトリナにやらせようとしたの? 最近どんどん免疫力が低下してるからダイレクトアタックが効きすぎるねん。春原荘にしろ、逆転裁判にしろ! 無限に聞き続けてしまうわ!

 山下もどんどん可愛い面が出てくるしさー、13号の変な方言みたいな話し方もクセになるしさー、なんだよこのアニメー。あ、タモンも可愛い。

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 CV小澤亜李の生物は本能に忠実すぎる説、第3話。まぁ、本人も割と本能に忠実なので、その辺がにじみ出ているだけと言う話もある。

 ついに魔王ちゃんがリストラされて何もなくなった世界。それでもひたすら、ユーシャちゃんは理想の勇者を目指して頑張るのです。なろう系も含めて「最終的に勇者になることが約束された世界」ってのはいくつも見てきたが、こうして「ゴールがあるかどうかもよくわからないけど勇者」っていう不安定な存在はあんまり見たことがない気がする。作中でもちょっと触れられていたが、魔王というゴールがない勇者は単に民家に押し入って金品を強奪するだけの存在になってしまうわけで……その辺りのアイデンティティをユーシャちゃん本人はどう考えているのだろう。まぁ、彼女の場合は「人助けをするのが勇者である」というまっすぐな信念を持っているので大丈夫なのだろうけど。

 ハイパーラックと正義の心という属性を持つユーシャちゃんがこのパーティで一番地味であるという事実は覆しようがないのがちょっと残念だが、脇の面々が着実に、クドいくらいにキャラを押し出してくるのはすぐにクセになるな。今回はファイターのファイ、そして聖者のセイの2人がいい感じに押し強め。ファイの場合はとにかく能天気に、本能に任せているだけ。普段は天真爛漫なキャラだが、腹ペコだと文字通りに目の色が変わる。どうやら他の面々にも「腹ペコファイは危ない」ということは認識されているようで、今後は彼女のハングリー精神(意味が違う)が冒険のキーになることもあるのかもしれない。

 そして今回色々と補強してきたのがセイ。前回の時点で「パーティの常識人枠なのに女子力低くて使えない」という残念な属性が明かされたが、今回さらに「夢語りし始めると止まらず、この世界における厨二みたいな設定」とか「エルフだから弓の名手なんだけど、メガネが恥ずかしいから普段はハンマー」とか、斜め上の設定が実は割と情報過多。ツッコミ役でもこんだけいじりがいのある属性が付属しているというのは驚きである。ファンタジーの基礎設定がアレクラスト大陸準拠の私からすると、基本的にエルフってのは無信心なので聖者(僧侶)になることはないのだが、この世界ではエルフも神を信仰する様子。ついでに僧侶が剣を装備できないのは信教によっては刃物のついた武器での殺生を禁じているためであり、武器はメイスやハンマーなどになりやすいのだが、セイさんの場合にメインウェポンがハンマーなのはそういった理由があるからだろうか。基本的にエルフってSTR(筋力)低めだからハンマー系の武器は持たないもんだけどね。

 残るメイについては今回も「単なるカルタードオタク」というだけで終わっているが(あとダジャレ好き)、彼女の「激レアカルタード保持者」という設定は、一応あり得た未来の魔王討伐の時に役に立っていたわけで、今後も突拍子もないカルタードがパーティの運命を左右することがあるかもしれない。あと、もしかしたらこいつ自身が魔王になってしまう可能性もゼロではない。どうしても水瀬いのりボイスなのに単なるアホっていう時点で怪しい。いや、多分そういう作品じゃないんだけどさ。

 でも、ところによりおっかない部分はあるんだよね。塔の前にいた男とか、あれが単なる「RPG的なよくわからんお約束ギャグ」なのか、今後に関わる何かの伏線なのか。森で倒した蜘蛛は宝箱を残して消滅したのに、塔のボス蜘蛛は倒されずに外に逃げたのも何か意味があるんだろうか。ないんだろうか。考えすぎだろうか。ほら、勇者って言われると、どうしても某神樹様がちらついてしまってな……。満開は、満開だけはやめて。

 冷静に考えて「女の子だけでルームシェアしつつ、CV西明日香の猫がいる世界」なのだから、どっちかっていうとこれって「ひもてはうす」の続編なのでは……。

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 悔しいけど嫌いじゃない、第2話。今期は無いと言われていたきらら枠だけど、実質これでいいんじゃないかな。

 本当にただ漠然と「なんか可愛い」を貫き通すだけのアニメ。個人的にはメインキャストの重なり具合が圧巻で、赤尾ひかるを筆頭にして夏川・小澤・水瀬(あと久野ちゃん)って、基本的にロリ役メンツがずらりと並んでいる。これだけ甘々なキャスティングでも誰一人被らずにしっかりメインパーティ4人の個性は出ており、わかりやすい大喜利展開ながらもそつなく、そして阿漕に萌えキャラっぷりを見せてくれるのだ。いわゆるテンプレ的なRPGのキャラ配置なんだけど、例えばおかんだと思われていた僧侶が実はゴミ部屋住まいの女子力低い系だったり、ちょっとしたところのひねりもあったりなかったり(まぁ、なかったり)。エルフっ子はナチュラルにユーシャ相手に頬を赤らめたりしてるんだけど、もう、ここ最近のアニメは「主人公の親友ポジ」の人間が全員自動的に百合傾向に進むように導線が敷かれているのだろうか。あのユーシャには果たして惚れるだけの要素があるのかどうか……。結城友奈さんもこんな世界だったら平和だったのだが……。

 他にもちっちゃいモンスターが可愛いとか、しつこいような小ネタでもなんか笑ってしまうとか、全般的に「なんか悔しいけど面白い」っていう段階なんですがね。これ、マンネリになって後半退屈になるか、どんどん癖になるかのどっちかのパターンだな。どうなるかなぁ。

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 狂瀾怒涛の最終話。「そうなれば、そうなるやろ」という気持ちと、「そこで終わってしまうのか」という気持ちと。

 前話からの展開はある意味必然。金田城が落ちてしまっては、もう対馬の民に拠り所は残されていない。逃げるにしても四方の海。あとは嵐のごとく蒙古軍が過ぎ去ってくれるのを頭を伏せて待つばかりだが、相手はまさかの「腕慣らし」としてこの島で暴れているというとんでもない状況。どこへ逃げようが敵にぶつかり、次々と猛者たちが打ち倒されていく。普通に考えたら(つまり史実を考えたら)全滅エンドしかないはずだが、さてどうしたものかと見てみれば、なるほどこういう終わり方。

 考えてみりゃ、これってハリウッド映画なんかではよく見るエンディングよね。パニックもの、ハザードのもののお約束として、最終回は美男美女の主人公カップルだけが生き残りエンド。なんでそうなるのかっていう過程はいろいろあるが、今回迅三郎は主人公補正というか、圧倒的なオレツエーっぷりを遺憾無く発揮し、最後は子安をねじ伏せて、堂々と敵軍の中をまかり歩いてみせた。さすがにどないやねんと思うような絵面だったが、迅三郎がこの逆境の中で生き残り、その生存をなんとなくでも「ありそうなもの」にするためには、こうして「有りえないような凄み」を出すしかないだろう。ここまで有無を言わさぬ状態なら、今後「幾ら何でもうまくいきすぎじゃね?」なんて文句も出ない。何しろ、本当に「さすがにやりすぎ」な展開を乗り越えてきたのだから。ちなみにもう一方の輝日姫の方は「味方がなんだかんだで助けてくれた」パターン。最後の最後まで「お前、足引っ張ってるやんけ」みたいな残念ポジションだったが、ラストはなんと忠臣の鹿乃が文字どおりに我が身を犠牲にして守り切ってしまった。どう考えてもあの後の鹿乃さんの展開の方が気になるのだが……まぁ、もし運が良ければ(?)どこかで薄い本が作られることもあるかもしれませんね。

 とりあえず生き残った、というエンディングはなんとか出来上がった。それもこれも「史実だと大して記述がないから」という理由で成立している(?)ものだが、さて、迅三郎の生き様として、ここで終わってしまっていいものか。今回サブタイトルが「一所懸命」であり、回想シーンで娘さんが必死で主張していたのも武士の大義である「一所」の精神。迅三郎もこれまで幾度となくこの心構えを口にしてきたわけだが、今回生き残った迅三郎にとって、結局「一所」とは何だったのか。彼は対馬に特に縁もゆかりもなく、取り立てて愛着を抱く要素もないのだが、例えば宗助国の最期を看取ったことで対馬を自分の守るべきものとして受け入れたと解釈することもできる。しかしまぁ、おそらく彼が守り抜いたものは、どちらかというと「場所」ではなく「矜持」なのであろう。島流しに会い、流人の身に果てようとも最後には戦場で戦いながら死にたい。そうして戦場に生き続けた男は、戦いに身をおき続けることを「一所」と定めた。彼はこれから先も戦うことになるのだろうか。

 確認すれば、原作はまだ続いているという。はてさてここからどんな風に続けたらいいものかは見当もつかないが、単なる虐殺エンドだけで終わってしまうのもそれはそれで寂しいものだ。できることならば、この一風変わった絵巻のごとき軍記作品、「元寇」の終局までを見届けてほしいものだ。

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 とおかみえみため! とおかみえみためじゃないか!! 第10話! いやー、まさかこんなところでたほいやワードに出会えるなんて……そうか、ああいうワードって広辞苑に載ってるだけの嘘じゃなくて本当にあるんだな……。

 なんかもう、そこが聞けただけでも満足してしまったお話ですが、本編とは一切関係ないな。いや、一応サブタイトルが「凶兆」なので、トオカミエミタメも割と大事な要素ではあるのだが。ざっくりまとめると「ろくなことないし、やっぱり対馬勢絶望的じゃね?」というお話。いや、1話からこっち、一度たりとも優勢になったことなんてないけども。やっぱり「進撃の巨人」以上の無理ゲー作品なんだよなぁ。

 そんなマゾい状況になってしまったので、冒頭部分の白石の始末なんてのは本当に些事である。確かに彼は国を売り、味方を捨ててしまったわけだが、今となっては前回の戦で負けておいた方がさっさと死ねてよかったんじゃないかっていう印象すらある。有能な武士である白石を断罪しなきゃいけないってのもしんどいところだしなぁ。結局、単身迅三郎に挑みかかった白石もあっさりと打ち負けてしまい、彼の首も簡単にコロリと落ちた。裏切り者らしいあっさりとした最後ではあるが、夕日をバックにまるで舞台の緞帳ようにして落ちていった彼の命は、なんだか馬鹿にするのは憚られるような寂寥感がある。

 こうして一時の安寧を得たかに思われた金田城だが、残念ながらウリヤンエデイの撤退はあくまで一指揮官の判断にすぎない。蒙古は最終的には本土を襲うことが目的なわけで、対馬ごときで止まっているわけにはいかない。本気を出したらそりゃもう圧倒的な人数で攻められるわけで。ささやかな戦勝ムードなどぶち壊すかのような圧倒的「凶兆」。もう、兆しっていうか答え。さしもの迅三郎も今回ばかりは正面突破するわけにもいかず、輝日の提案もあって最終的な結論は「一旦隠れましょうか」で落ち着く。判官はもう少しゴネるかと思ったが、やはり長老の下した神託は結構効いているらしく、やばいもんはやばいと認識して渋々ながら城を明け渡すことに同意もした。

 でもまぁ、そんなわずかな希望を丁寧に潰していく作品なわけでね。絶妙なタイミングで逃げを打った鬼剛丸たちが海上で出会った大船団、それはもちろんネクスト蒙古。鬼剛丸たちもあの状態から逃げ戻ることができるかどうかは心配だが、島に残った人間たちもたまったもんじゃないだろう。時を同じくして博多では援軍の中止が言い渡されたりもしてるし、踏んだり蹴ったりで助かる見込みはゼロである。

 ねぇ、この作品ってどうやって終わったらいいの? 単なる全滅エンド?

 

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